JPS6013410Y2 - 敷ふとん - Google Patents

敷ふとん

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JPS6013410Y2
JPS6013410Y2 JP15855880U JP15855880U JPS6013410Y2 JP S6013410 Y2 JPS6013410 Y2 JP S6013410Y2 JP 15855880 U JP15855880 U JP 15855880U JP 15855880 U JP15855880 U JP 15855880U JP S6013410 Y2 JPS6013410 Y2 JP S6013410Y2
Authority
JP
Japan
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weight
fibers
futon
adhesive
polyester
Prior art date
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Expired
Application number
JP15855880U
Other languages
English (en)
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JPS5781669U (ja
Inventor
和則 相山
享 池畑
芳郎 花田
Original Assignee
東レ株式会社
みつる株式会社
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Publication date
Application filed by 東レ株式会社, みつる株式会社 filed Critical 東レ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は敷ふとんの要求性能である就寝姿勢、吸湿性、
扱い易さ、衛生性、風合のやわらかさ、見ばえ、耐久性
などを具備した性能を有する敷ふとんに関する。
従来より提案されている敷ふとんは、要求性能をすべて
満足するものはない。
たとえば、やわらかい中わたを使用しているため、就寝
時身体の沈みが大きく寝ぐるしいうえ、へたり易い敷ふ
とんとなったり、吸湿性を必要以上に持たせるため衛生
面が問題となるもの、また、身体の沈みを少なくするた
め硬い敷ふとんを作成したがため、風合、見ばえが悪く
なったりしたものが多かった。
本考案はこれらの問題を解決し、敷ふとんの要求性能を
すべて満足するものであり、その主旨とするところは、
約50〜8唾量%の、太さが10〜15デニールである
ポリエステルステープル繊維と、約20〜5唾量%の繊
維状接着剤とからなり、該繊維状接着剤がその繊維状形
態を実質的に保持して該敷ふとん用繊維を接合しており
、かつ0.010y/c11以上で0.050 y/C
Ilを越えない範囲の見掛密度を有したシートと、一方
、5唾量%を越えない範囲までのポリエステル繊維と5
0〜1叩重量%の吸湿性を有するステーブル繊維で構成
されるウェッブが層状に重合され、かつ両者の重量比が
、前者が約50〜9唾量%、後者が約10〜5唾量%で
あり、かつ中わたの総重量が約4.0koを越えない範
囲の中わたが、側地で包被されて適宜キルテイングがほ
どこされたものであり、さらにはこの敷ふとんの四辺を
テープ状布と、中わた層を形成するウェッブと側地の王
者が一体にとめられるよう接合されていることを特徴と
する敷ふとん。
である。
すなわち、本号素数ふとんを構成する中わたは、2つ以
上の層が重合されている。
1つは繊維状接着剤と非接着繊維が混合し接着されてい
るシートである。
非接着繊維はポリプロピレン、アクリル、ポリエステル
などの合成繊維、もめん、羊毛、麻などの天然繊維など
が考えられるが、本考案の主旨から、ポリエステル繊維
が最適である。
すなわち、該層を中心層として敷ふとんを作成する場合
、吸湿性のある天然繊維を使用すると、人体より発散さ
れる水分が中心層に吸収され、日光干しなどの乾燥作用
を加えた場合、水分の放出が非常に悪く、虫、カビなど
つき易く非衛生的である。
また、ポリプロピレン、アクリルなどは着用による性能
変化が大きく、特に厚さの保持率の点で問題があるため
である。
繊維状接着剤としては前記ポリエステル繊維に対して接
着性を有し、繊維状形態を示すものであればよく、たと
えば前記繊維よりも低融点の共重合ポリエステル系繊維
、ポリオレフィン系繊維、ポリビニールアルコール系繊
維などがある。
繊維状接着剤を使用する理由は、接着剤が繊維形態を有
すると前記ポリエステル繊維を接合でき、接合した後の
層の弾力性、圧縮の抵抗力などが向上するので有利であ
る。
しかも本考案においては繊維状接着剤は接合後において
その繊維形態を保持することが望ましく、繊維形態を保
持することにより、弾性、通気、透湿性などの低下を防
ぐことができるのである。
接着繊維の混合比率は20〜5唾量%がよい。
すなわち接着繊維が5重量%以上では、接着繊維の性能
がまさり、非接着繊維の良好なる耐久性の性能が発揮で
きなく好ましくない。
また2@量%以下では接着効果が少なく本考案の効果が
でない。
ポリエステル繊維の太さは太いほど耐久性がよいが15
デニ一ル以上は、繊維製造上、多くのケン縮の付与がむ
ずかしくなるうえ、構成繊維本数が少なくなり接着部分
が少なくなるので好ましくない。
また、本号において繊維シートの繊維密度は0.010
9 /crA以上であって0.0501/cIlを越え
ない範囲内であることが必要であり、好ましくは0.0
20〜0.0409 /alの範囲内である。
すなわち0.010y/c4より密度が低くなると、弾
性や圧縮抵抗力が少なくなり、本考案のかたさを保有し
なくなるので好ましくない。
一方、0.05097c11以上はかたすぎるためよく
ない。
該シートのみを使用した敷ふとんは表面の風合がかたく
、粗硬なタッチとなるばかりでなく、側地とのなじみが
悪く、あたかもウレタンシートが使用されている感じが
生じるので好ましくない。
したがって、本考案では該シートに他のウェッブを積層
重合するものであり、その構成繊維として吸湿性繊維が
必要であり、好ましくは就寝中に人体より発散される水
分を吸収するだけの繊維量が必要である。
吸湿性繊維はもめん、羊毛、麻などの天然繊維およびレ
ーヨン、またはポリエステル系、アクリル系などの合成
繊維が考えられるが、価格、吸湿量、側地とのなじみ易
さなどから、もめん繊維が好ましい。
さらに、やわらかい風合を生じる繊維はへたりが多い問
題があるため、耐へたり性のすぐれたポリエステル繊維
を混合させる。
吸湿性を阻害させない範囲での混合が必要で、最大50
重量%までにおさえなくてはならない。
該シート層とウェッブ層の重合は複数層以上が必要であ
るが、敷ふとんの着用し易さから接着層を中心に表・裏
面にウェッブ層を位置するのがよい。
さらにやわらかい風合を持たせるウェッブ層はあまり多
いと、人体の沈みが多くなるうえ、へたりの問題が発生
するため、吸湿量と合わせ考え、重量%で10〜50ま
でにすることが必要である。
10重量%以下では吸湿繊維量が少なく、十分な湿度を
吸収しなく、また5重量%以上になるとウェッブ層の性
能が強すぎ、衛生面、へたりなどの性能が阻害される。
中わたの総重量は少ないほど、毎日のふとんの上げおろ
しおよび日光干しなどの点、扱い易くよいが、耐久性を
持たせるためには4.0に9を越えないことが必要であ
る。
耐久性および、敷ふとんとしての折りたたみ易さを良好
にするためにはキルテイングをほどこす必要がある。
すなわち、着用中の中わたと側地の動き、および、従来
のふとんによく見られたとじ糸切れが防止できるばかり
でなく、かたく仕上げた敷ふとんに見られる折りたたみ
にくさなどが解決できるのである。
キルテイングはあまり多いと保温性が悪くなるばかりで
なく、厚さがなく、かたくなりすぎて折りたたみ性が悪
くなるので好ましくなく、多くとも洋掛ふとんに見られ
るキルテイングよりも少なくする必要がある。
さらに着用中の中わたの動き、および中わたの縮みを防
止するために四辺にわたって側地と固定しておく必要が
ある。
前記のシート層もふくめで止めるのがよいが、縫製上の
問題、および見ばえの問題から、少なくともやわらかい
ウェッブ層と固定する必要がある。
固定する方法は糸および接着が考えられるが、強度、作
業性、見ばえの点からミシンによる手段がよく、さらに
着用中の強度を増すためにテープ状の布を位置させるの
がよい。
次に本考案について図面にしたがい説明する。
第1図は従来の敷ふとんのとじ糸をほどこしてない状態
の一例断面図である。
中わた2は側地1で包まれ一体となされている。
第2図は本考案に係る一例断面図であり、繊維状接着剤
により接着され膠化されたシート6と、ウェッブ5が表
・裏面に積層され、側地3により包まれている。
さらにテープ布4が敷ふとんの四辺にわたり、ウェッブ
5、側地3と一体に縫製されている。
スチーム処理で接着性を有するオレフィン変性ポリビニ
ールアルコール繊維(9度6デニール、繊維長647m
)の5唾量%と、スチーム処理では接着性を有しないポ
リエチレンテレフタレート繊維(繊度15デニール、繊
維長767717N)の5唾量%を開綿機で混綿し、カ
ード機にかけてウェッブを作成し、繊維密度が0.03
01/c!になるようスチーム処理して、目付1500
y/d、大きさ200cm X 100cmなるシート
を作成した。
一方、ポリエチレンテレフタレート繊維7デニール、繊
維長701rrInを3唾量%と、もめん繊維用重量%
を開綿機で混綿し、カード機にかけて目付2509 /
lri、大きさ200cryt X 100cmなるウ
ェッブを作成した。
前者シートを中心に、両面に後者ウェッブを積層して、
サイズ200cm X 100ciのもめん側地に入れ
、四辺にテープ布を配置し、テープ布、側地、後者ウェ
ッブをミシンで止めたのち、特殊キルテイングミシンに
て適宜キルト加工し、来者素数ふとんを作成した。
一方、ポリエチレンテレフタレート繊維12デニール、
繊維長76mm50]i量%と、もめん繊維5唾量%を
開綿機で混綿し、カード機にかけてウェッブを作成し、
もめん側地内に日付が5に9/枚になるように入れて、
適宜和とじして従来の敷ふとんを作成した。
両者の性能を評価した結果は第1表のとおりである。
この結果かられかるように、本考案は、 (1) 一般的には寝易さは腰−尻の高低差で現わさ
れ、17〜25順がよいと言われ来者案品は最適である
また身体の全体の沈みも、沈み量でわかるように少なく
よい。
(2)水分の放湿も良好であり9吋間の乾燥によりほと
んど乾燥するため、着用時されやかであるうえ、衛生的
である。
(3)着用における性能移行が少ない。
(4)重量、厚さが少なく取扱い性がよい。
などのすぐれた性能がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来より提案されている敷ふとんの一例断面図
である。 第2図は本考案に係る一例断面図である。 第3図は従来品および来者案品の厚さ荷重曲線である。 1:側地、2:中わた、3:側地、4:テープ状布、5
:ウェッブ、6:シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 約50〜8唾量%の、太さが10〜15デニールで
    あるポリエステルステーブル繊維と、約20〜50重量
    %の繊維状接着剤とからなり、該繊維状接着剤がその繊
    維状形態を実質的に保持して該ポリエステルステープル
    繊維を接合しており、かろ0.0109 /cIN以上
    で0.0509 /−を越えない範囲の見掛密度を有し
    たシートと5唾量%を越えない範囲までのポリエステル
    繊維と50〜100重量%の吸湿性を有するステーブル
    繊維とで構成されるウェッブとが層状に複数層以上重合
    された中わたであって、かつ両者の重量比が、前者が約
    50〜叩重量%、後者が約10〜5唾量%であり、かつ
    該中わたの総重量が約4.0kgを越えない範囲の中わ
    たが、側地で包被されて適宜キルテイングがほどこされ
    ていることを特徴とする敷ふとん。 2 四辺がテープ状布で縫製されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の敷ふとん。
JP15855880U 1980-11-07 1980-11-07 敷ふとん Expired JPS6013410Y2 (ja)

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JP15855880U JPS6013410Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07 敷ふとん

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Publication Number Publication Date
JPS5781669U JPS5781669U (ja) 1982-05-20
JPS6013410Y2 true JPS6013410Y2 (ja) 1985-04-27

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ID=29517624

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