JPH0114238Y2 - - Google Patents

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JPH0114238Y2
JPH0114238Y2 JP1981130207U JP13020781U JPH0114238Y2 JP H0114238 Y2 JPH0114238 Y2 JP H0114238Y2 JP 1981130207 U JP1981130207 U JP 1981130207U JP 13020781 U JP13020781 U JP 13020781U JP H0114238 Y2 JPH0114238 Y2 JP H0114238Y2
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JP
Japan
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layer
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cotton
thickness
padding
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JP1981130207U
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JPS5836898U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
従来敷布団の中入れ綿として木綿もしくは木綿
と合繊綿の混合したものを嵩高に加工して用いら
れてきた。この中入れ綿の嵩高性は良好な保温性
を維持し冬期には好適である反面夏期には非常に
暑苦しい感じを与える欠点がある。又、布団のク
ツシヨン性を良くするために発泡ウレタン等から
成る弾性体を布団の下敷として重ねて使用する例
が多いが、これは布団えの身体の沈みが大きく健
康上好ましくないとの評価もあるが適当な代替品
が見当らない状況である。 本考案の目的は一枚の敷布団の中入れ綿を嵩係
数を異にする少くとも2層構造とし、冬期は嵩高
な層を上側として使用することにより良好な保温
性を利用し、夏期には密度の高い層を上側とする
ことにより涼感の得られる、健康的で適度な弾力
感を持たせた敷布団用中入れ綿を提供するにあ
る。 本考案を図面によつて説明する。第1図におい
て1は嵩係数0.015以下の繊維から成る第1層、
2は嵩係数0.02〜0.06の繊維から成る第2層、3
は前記各層の境界面、4は布団の側生地である。 第1層は保温効果を目的とする層であり、出来
るだけ嵩高で繊維間に空気の含有量が多いことが
好ましく、この目的のためには嵩係数が0.015以
下である必要がある。このような繊維層を得るに
は、木綿、化合繊繊維あるいはこれらの混合繊維
を梳綿機等公知の方法で開綿したウエツブを積重
ねて得ることができる。 第2層は保温効果を抑制し弾力効果を与えるこ
とを目的とした層であり、この層を表側として使
用することにより夏期に涼感を与えることができ
る。また、この第2層が存在することにより布団
に健康に弊害を与えることのない適度な弾力性を
与えるものである。上記第2層は、熱接着性繊維
もしくは熱接着性繊維を20重量%以上含有する他
繊維との混合繊維を梳綿機によつてウエツブと
し、熱接着性繊維の熱接着により構造を安定化さ
れた繊維層であり、その嵩係数は0.02〜0.06、厚
さは10mm以上で、かつ、第1層の厚さの3分の1
以下である。第2層の嵩係数を0.02〜0.06と限定
する理由は、嵩係数が0.02未満となると使用時の
涼感に欠け、又、0.06を超すと嵩高性を抑えたこ
とにより涼感は充分となるが、弾力感に欠け身体
に硬さを感じさせるようになる為である。第2層
の厚さが10mm未満では布団に充分な弾力性を与え
ることが出来ず、第1層の厚さの3分の1を超す
と布団としての硬さが目立ち、折畳み等の取扱い
に支障をきたし、いずれも好ましくない。 本考案で用いられる熱接着性繊維としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル等の繊維があるが、熱
接着の容易さから融点、軟化点の比較的低いポリ
プロピレン、ポリエチレン、低融点ポリエステル
等の繊維を有効に用いる事が出来る。更には融点
を異にする成分を組み合せて成る熱接着性繊維等
を用いることができる。この様な繊維は、熱処理
時に複合成分の1部のみが熱可塑化されるだけで
あるから、繊維形状を消失することがなく、出来
上つた繊維層は単一繊維より良好な風合と弾性を
有し、更に好ましく用いられるものである。この
様な複合繊維としては、比較的融点の低いポリマ
ーを低融点側の複合成分とする複合繊維、例えば
ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体や
その鹸化物等を低融点側成分とし、ポリプロピレ
ンを高融点側成分とする複合繊維は熱接着加工が
特に容易で好ましい。特公昭55−17807、特公昭
55−26209に示される様な繊維は好適に用いられ
るものの例である。なお、熱接着性繊維は他の繊
維と混合して用いることができる。この際の他の
繊維の混入量は80重量%以下であり、他の繊維と
しては、綿、羊毛、麻等の天然繊維、レーヨン、
アセテート等の半合成繊維、ポリエステル、ポリ
プロピレン、ナイロン等の合成繊維等が使用可能
である。この他繊維に対する唯一の限定は、熱接
着を目的として用いる熱接着性繊維の融点以上、
好ましくは該融点より20℃以上高い融点を有する
ことである。 第2層を成す繊維層は熱接着性繊維の熱接着に
よりその構造が安定化されている為へたりにく
く、長期にわたつて安定した嵩係数、弾力性を維
持することができる。 本考案の中入れ綿において、第1層と第2層の
層間に第1層と第2層の中間の嵩係数を有する層
【表】 ここで繊維比重は混合繊維を構成するそれぞれ
の繊維の比重に構成の割合を掛合せた値の和で示
した。また嵩係数とは繊維層の嵩比重をその繊維
比重で除した値である。 このようにして得られた中入れ綿を用いた敷布
団は、発泡ポリウレタン弾性体を下敷として使用
しない場合であつても、充分な弾力感を与え、第
1層を表側として使用するときは充分な保温性
を、又、第2層を表側として使用するときは適当
な涼感を与えるものであつた。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の中入れ綿を用いた布団の断面の説
明図である。図中で1は第1層、2は第2層、3
は両層の境界面、4は布団の側生地を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中入れ綿が少くとも二つの層から成り、第1の
    層が嵩係数0.015以下である木綿、化合繊繊維あ
    るいはこれらの混合繊維から成り、第2の層が嵩
    係数0.02〜0.06であり熱接着性繊維の熱接着によ
    り形態を安定化された該熱接着性繊維あるいは該
    熱接着性繊維を20重量%以上を含有する他繊維と
    の混合繊維から成り、上記第2層の厚みが10mm以
    上でかつ前記第1層の厚みの3分の1以下である
    ことを特徴とする密度勾配を有する敷布団用中入
    れ綿。
JP13020781U 1981-09-01 1981-09-01 敷布団用中入れ綿 Granted JPS5836898U (ja)

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JP13020781U JPS5836898U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 敷布団用中入れ綿

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JP13020781U JPS5836898U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 敷布団用中入れ綿

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Publication Number Publication Date
JPS5836898U JPS5836898U (ja) 1983-03-10
JPH0114238Y2 true JPH0114238Y2 (ja) 1989-04-25

Family

ID=29923848

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JP13020781U Granted JPS5836898U (ja) 1981-09-01 1981-09-01 敷布団用中入れ綿

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JP (1) JPS5836898U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710615Y2 (ja) * 1979-12-07 1982-03-01

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Publication number Publication date
JPS5836898U (ja) 1983-03-10

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