JP3076815U - 積層緩衝部材 - Google Patents
積層緩衝部材Info
- Publication number
- JP3076815U JP3076815U JP2000007173U JP2000007173U JP3076815U JP 3076815 U JP3076815 U JP 3076815U JP 2000007173 U JP2000007173 U JP 2000007173U JP 2000007173 U JP2000007173 U JP 2000007173U JP 3076815 U JP3076815 U JP 3076815U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushioning
- laminated
- laminate
- sheet
- cushioning member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、シート状の緩衝材を複数枚重ねて
積層体とし、、該積層体の一部を融着することにより緩
衝材相互が連結一体化された積層緩衝部材を得ることに
関するものである。 【解決手段】 シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体
とし、該積層体の側面の一部或いは積層体を貫通する貫
通孔により上層から下層にわたり融着して緩衝材相互が
連結一体化された積層体としたことを特徴とする積層緩
衝部材。
積層体とし、、該積層体の一部を融着することにより緩
衝材相互が連結一体化された積層緩衝部材を得ることに
関するものである。 【解決手段】 シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体
とし、該積層体の側面の一部或いは積層体を貫通する貫
通孔により上層から下層にわたり融着して緩衝材相互が
連結一体化された積層体としたことを特徴とする積層緩
衝部材。
Description
【0001】
本考案は、シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体とし、その積層体相互を連 結することにより所定厚の緩衝部材を形成する積層緩衝部材に関するものである 。
【0002】
従来より、物品間に挿入して該物品相互が直接接触することを防止する緩衝手 段、或いは容器等内に収容した各種物品を外部からの衝撃により破損することを 防止するために該容器等と物品との間に配設する緩衝手段等の様々な緩衝手段が 採用されている。それらの緩衝材としては、発泡スチロール等のプラスチック成 形体によるもの、ダンボール等の紙製成形体による緩衝用部材、物品の輪郭に合 わせて成形した収納型を利用した緩衝材、或いは発泡緩衝シート、空気を封入し た合成樹脂製緩衝シート等のシート状の緩衝材等が採用されている。
【0003】
上記いずれの緩衝材に於いても、所定厚の緩衝部材を得るには厚手のある緩衝 部材を形成する必要があるが、厚手のある一体成形品は緩衝部材としては高価な ものであった。比較的安価なシート状の緩衝手段から所定の厚みを有する緩衝手 段を得るには、それらのシートを複数枚重ねて使用するか或いは該シートを重ね て連結した積層体として使用する手段等が採用されている。 上記前者にあっては、衝撃等によりバラバラに成ってしまうおそれがあり、後 者にあっては、シート相互を一枚一枚接着する必要があった。
【0004】
本考案は、従来より緩衝部材として使用していた上記のような所定厚の一体成 形品に変えてシート状の緩衝材を採用するものであるが、シート状の緩衝材より 成る合成樹脂製緩衝材を複数枚重ねて積層体とするに際して、当該緩衝材相互を 一枚一枚接着することなく、瞬時に、所定厚の有る連結された積層緩衝部材を得 ることができるようにしたものである。 上記緩衝材の連結手段を採用することにより、使用済みのシート状緩衝材を効 率的に再利用することも可能である。
【0005】 本考案は、上記手段を達成するために以下の構成を採用したもので、その具体 的構成として、シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体とし、該積層体の一部を 上層から下層にわたり融着することにより緩衝材相互が連結一体化された積層体 とした積層緩衝部材を特徴とする。
【0006】 また、シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体とし、該積層体を上層から下層 にわたり貫通する貫通孔に於いて融着して緩衝材相互が連結一体化された積層体 とした積層緩衝部材を特徴とする。
【0007】 更に、シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体とし、該積層体の側面の一部及 び積層体を貫通する貫通孔により上層から下層にわたり融着して緩衝材相互が連 結一体化された積層体とした積層緩衝部材を特徴とする。
【0008】
本考案は、合成樹脂製シート状緩衝材を複数枚重ねて積層状態とし、それらを 相互に連結することにより所定厚の緩衝部材を得るものである。 以下、実施例に従って説明する。
【0009】
【実施例1】 図1は、シート状の緩衝材を積層し、相互が連結一体化された本考案の積層緩 衝部材1の斜視図を示し、図2は、積層緩衝部材1の平面図を示している。 積層緩衝部材1の材料としては、空気を封じ込んだシート状のもの(商標名エ アーキャップ)等の空気層を形成した弾力性のある合成樹脂製シート状のもの、 或いは弾力性のある発泡材によるシート状のもの等のシート状で弾力性のあるシ ート状合成樹脂製緩衝材2を使用する。上記緩衝材2を複数枚重ねて積層し、そ の積層面が露出する側面を最上層部から最下層部にわたりその一部を該側面側か ら融着することにより連続的に連結している。上記緩衝材2は、合成樹脂製の軟 質シート状部材より形成されているので、加熱すると低温加熱でも簡単に融解す る溶融性があり、且つその溶融により周囲の溶融面が相互に連結され融着される ことになる。
【0010】 上記溶融手段としては、焼け火箸等の丸棒状等の適宜形状をした金属製品より 成る部材を加熱し、それを緩衝材2の積層された側面に押し当てる。上記部材が 押し当てられた緩衝材2は、当該部分が溶融し、該部材を押し当てた外形形状に 沿った形状の凹部3が形成されることに成る。同時に当該部分が溶融するので、 上下に重なっている緩衝材2が、その溶融により相互に連結され積層緩衝部材1 が形成されることに成る。 上記凹部3の形成は、重ねられた緩衝材2相互が連結一体化されれば十分なの で、図1、2に示すように数本の凹部3をその露出側面部に設ければ良い。 上記実施例1は、比較的小さな塊状の積層緩衝部材1に於いて特に有効である 。
【0011】
【実施例2】 図3は、シート状の緩衝材を積層し、相互が連結一体化された本考案の他の実 施例の積層緩衝部材4を示した斜視図、図4は、積層緩衝部材4の平面図を示し ている。 積層緩衝部材4の材料としては、上記実施例1と同様に、空気を封じ込んだシ ート状のもの(商標名エアーキャップ)等の空気層を形成した弾力性のあるシー ト状の合成樹脂製のもの、或いは弾力性のある発泡材によるシート状のもの等の シート状で弾力性のあるものを使用する。上記シート状合成樹脂製緩衝材5を複 数枚重ねて積層し、その最上層部から最下層部にわたり貫通する貫通孔に於いて 融着させることにより緩衝材相互が連結一体化された積層体としている。上記緩 衝材5は、合成樹脂製の軟質シート状部材より形成されているので、加熱すると 簡単に融解する溶融性があり、且つその溶融により溶融面が相互に連結され融着 されることになる。
【0012】 上記溶融手段としては、上記同様、焼け火箸等の丸棒状等の適宜形状をした金 属製品より成る部材を加熱し、その部材を緩衝材5の上面或いは下面側から反対 側へ、積層面に直交する上下方向に挿入させる。上記部材が挿入された緩衝材5 はその部分が溶融し、該部材の外形形状に沿った形状の貫通孔6が形成されるこ とに成る。同時に当該部分が溶融されることにより、その溶融面に沿った上下に 重なっている緩衝材5が、相互に連結されることに成る。 上記溶融箇所は重ねられた緩衝材5が相互に連結されれば十分なので、図3、 4に示すように数本の貫通孔6をバランス良く設ければよい。 上記実施例2は、その中心部が相互に連結されることになるので比較的大きな 塊状の積層緩衝部材4に於いて特に効果的である。
【0013】
【実施例3】 上記実施例1にあっては、焼け火箸等の丸棒状等の適宜形状をした金属製品よ り成る部材を加熱し、その部材を緩衝材2の積層された側面に押し当てて、当該 部分を溶融させることにより、上下に重なっている緩衝材2を相互に連結する。 一方、上記実施例2にあっては、上記同様の部材を加熱し、その部材を緩衝材5 の上面或いは下面側から反対側へ、積層面に直交する上下方向に挿入させ、上記 部材が挿入された貫通孔6に於いて緩衝材5が溶融し、上下に重なっている緩衝 材5が、その溶融によって相互に連結されることに成る。 比較的大きな積層緩衝部材の場合にあっては、上記実施例2のようにその中心 部が融着されることになるが、その周辺部は連結されていないため、当該周辺部 より積層面が剥がれる可能性がある。そこで上記実施例1の側面側相互を連結す る手段を併用することによりその危惧を防止することが可能と成る。 上記実施例3により、内側の中心部及び周辺部が連結一体化された積層緩衝部 材を得ることが可能と成る。
【0014】
上記のように、本考案は、従来より緩衝材として単独で使用されていたシート 状の緩衝材を複数枚或いは複数個重ね、それらを融着手段により瞬時に連結して 所定厚の柔軟性のある1個の積層緩衝部材とすることができ、厚みの有る積層緩 衝部材を安価に得ることを可能としたものである。 また、積層緩衝部材が大きくなっても、その中心部相互を瞬時に且つ簡単に連 結することができるので、どのような大きさの積層緩衝部材にも対応できるもの である。 更に、使用済みのシート状緩衝材等に於いて、その積層面に凹凸が有り接着し ずらいものであっても本考案の連結手段を採用することにより効率的に連結する ことが可能と成り、再利用が容易と成った。
【図1】本考案の積層緩衝部材の斜視図。
【図2】本考案の積層緩衝部材の平面図。
【図3】本考案の積層緩衝部材の他の実施例の斜視図。
【図4】本考案の積層緩衝部材の他の実施例の平面図。
1、積層緩衝部材 2、緩衝材 3、凹部 4、積層緩衝部材 5、緩衝材 6、貫通孔
Claims (3)
- 【請求項1】シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体と
し、該積層体の側面の一部を上層から下層にわたり融着
することにより緩衝材相互が連結一体化された積層体と
したことを特徴とする積層緩衝部材。 - 【請求項2】シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体と
し、該積層体を上層から下層にわたり貫通する貫通孔に
於いて融着して緩衝材相互が連結一体化された積層体と
したことを特徴とする積層緩衝部材。 - 【請求項3】シート状の緩衝材を複数枚重ねて積層体と
し、該積層体の側面の一部及び該積層体を貫通する貫通
孔により上層から下層にわたり融着して緩衝材相互が連
結一体化された積層体としたことを特徴とする積層緩衝
部材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007173U JP3076815U (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 積層緩衝部材 |
US09/834,692 US6742655B2 (en) | 2000-04-14 | 2001-04-13 | Cushioning material and container also serving for cushioning using the cushioning material as container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007173U JP3076815U (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 積層緩衝部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076815U true JP3076815U (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=43209862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007173U Expired - Lifetime JP3076815U (ja) | 2000-04-14 | 2000-10-05 | 積層緩衝部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076815U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247463A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kawakami Sangyo Co Ltd | 合成樹脂製気泡シート積層体の製造方法 |
-
2000
- 2000-10-05 JP JP2000007173U patent/JP3076815U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247463A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Kawakami Sangyo Co Ltd | 合成樹脂製気泡シート積層体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107010303A (zh) | 装卸用栈板 | |
JP3076815U (ja) | 積層緩衝部材 | |
JP3796824B2 (ja) | 包装箱 | |
JPH1149173A (ja) | 取り出し具付き容器 | |
JP7500596B2 (ja) | ボタン電池のためのブリスターカード小売り用電池包装 | |
JP5286993B2 (ja) | コーナーパッド | |
JP3181222U (ja) | 梱包材 | |
JP6234258B2 (ja) | 気泡ボードの接合構造、情報表示手段、知育玩具及び二重箱 | |
JPH09309560A (ja) | スプーン付被せ蓋 | |
JP2000255623A (ja) | 包装用のコーナーパッド、サイドパッドおよびそれらを使用した包装箱 | |
JPH0568876U (ja) | 包装用緩衝材 | |
JP3125716U (ja) | 運搬用スペーサー | |
JP3130317U (ja) | ジグソーパズル用収納具 | |
JP2017159950A (ja) | 緩衝性包装体及びその製造方法 | |
JPH0356550Y2 (ja) | ||
JPH0327458Y2 (ja) | ||
JPH0247007Y2 (ja) | ||
JPH0761471A (ja) | 包装体 | |
JP4518252B2 (ja) | 包装容器 | |
JPH0356567U (ja) | ||
JPS60193079U (ja) | 包装容器 | |
JP2554718Y2 (ja) | 梱包用緩衝材 | |
JP2022077090A (ja) | ラベル付き物品 | |
JPH072265U (ja) | スキンパツク包装物 | |
JP4726608B2 (ja) | 包装用組立緩衝体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |