JP3075803B2 - エアーバッグにおけるエプロンの接合方法 - Google Patents

エアーバッグにおけるエプロンの接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアーバッグにおけ
る、ベントクロスとエプロン、および/またはエプロン
どうしを接合する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアーバッグは、ナイロン6、ナ
イロン6,6などの熱可塑性繊維からなる総繊度400
〜1,000デニールの高強力フィラメントを、平織組
織の織物に織成し、該織物にクロロプレンゴムを多量に
コーティングして、袋体に縫製したものが使用されてき
た。また、図4に示すような装置としても実用化されて
いる(特公昭48−30293号、実開昭48−815
43号公報、実開昭51−17936号公報など)。
【0003】すなわち、これらのエアーバッグ用織物
は、航空機や自動車が衝突事故を起こしたとき、図4に
示すようにインフレータ7の電源コード8に電流が流れ
インフレータ7が燃焼してエアーバッグ6が球状に膨張
する際、燃焼ガス噴射口9から噴出される高温の爆風と
火炎とに耐えることができるように設計されている。
【0004】しかしながら、従来のエアーバッグは、安
全基準をクリアするために、クロロプレンゴムなどのエ
ラストマーがかなり高い目付で被覆されており、このた
めエアーバッグが高重量で粗剛なものとなり、縫製時の
取り扱い性を著しく低下させているほか、折り畳んだと
きの容積が大きく、車両に取りつける際の障害となって
いる。
【0005】また、高温の燃焼ガスは、エアーバッグに
設けられたベントホールと呼ばれる直径約30mmの一
対の穴から外気へ一気に噴出するため火傷しやすいとい
う問題点もある。
【0006】この問題を解決するために、本発明者ら
は、軽量で厚みが薄くステアリングにコンパクトに収納
が可能であり、衝突の際にインフレータから噴出される
高温の爆風と火炎に耐え、さらにベントホールも必要と
しない、火傷の心配がない、エアーバッグ用織物および
この織物をベントクロスとして使用したエアーバッグを
先に提案した(特願平3−45328号明細書)。
【0007】すなわち、このエアーバッグは、単糸繊度
2デニール以下、強度16g/de以上、熱分解温度3
00℃以上のパラ系芳香族ポリアミド繊維のような高強
力耐熱性繊維を含む無コートの布帛をベントクロスとし
て、例えばボトム全面に用いて図3のように縫着したも
のを提案した。図3において、符号1はエアーバッグの
ステアリング側の袋体となるベントクロス、符号2はベ
ントクロスを補強するためのエプロン、符号3はインフ
レータの取り付け用中空部、符号4はベントクロスとエ
プロンを縫着しているミシン目である。このように、エ
プロン2は、インフレータから直接噴出される高温の燃
焼ガスからインフレータ付近のエアーバッグ本体を守る
耐熱補強の意味と、この際、インフレータの取り付け孔
5に発生する大きな応力からエアーバッグ本体の破損を
防止する強度補強の意味のあるもので、通常、2〜3層
のエプロン2がベントクロス1に縫着して使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エプロ
ンが縫着により接合されているため、ベントクロス用布
帛として上記高強力耐熱性繊維を含む牽切加工糸のよう
に伸度が小さく、低タフネスの糸からなる布帛を用いた
場合などは、縫着部のミシン目などの弱い部分に応力が
集中して比較的低圧力でエプロン部のミシン目から裂け
てしまうという問題があった。このため、織物強度を満
足していても、エアーバッグの破裂強度には反映されな
いという問題があり、縫着に代わるエプロン補強の接合
手段が求められていた。
【0009】一方、エプロンをベントクロスへ接合する
ための縫着をやめてしまうと、インフレータ取り付け孔
のネジ部より破裂する。いずれにしても、縫着によるベ
ントクロスの損傷部やネジ孔に応力が集中しやすい部位
が存在するためであり、革新的エプロンの接合方法が求
められていた。本発明は、前記従来技術の課題を背景に
なされたもので、衝突の際、インフレータから噴出され
る燃焼ガスによる爆風、圧力に充分耐え、高い破裂強度
を有するエアーバッグを得るためのベントクロスとエプ
ロンの接合方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベントクロス
の少なくとも片面のインフレータ周囲に補強のためのエ
プロンを接合する際、および/またはエプロンが複数枚
積層される場合にはエプロンどうしを接合する際、不織
布状の形態を有する熱可塑性接着剤を用いて接合するこ
とを特徴とするエアーバッグにおけるエプロンの接合方
法を提供するものである。
【0011】本発明において用いられるベントクロスと
しては、熱可塑性合成繊維糸条および/または耐熱性繊
維糸条から製織したものが挙げられる。ここで、熱可塑
性合成繊維としては、通常の繊維形成性熱可塑性合成樹
脂からなる繊維であり、ナイロン繊維、ポリエステル繊
維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維などが挙げられ
るが、このうちナイロン6,6繊維、ポリエステル繊維
が強度および耐熱性が大きいため特に好ましい。
【0012】また、耐熱性繊維としては、熱分解温度が
300℃以上の繊維であり、例えばメタ系あるいはパラ
系の全芳香族ポリアミド繊維、具体的にはポリメタフェ
ニレンイソフタルアミド、ポリパラフェニレンテレフタ
ルアミド、パラ系アラミドとメタ系アラミドとの共重合
体、例えば3,4′−ジアミノジフェニルエーテルを共
重合したパラ系アラミドであり、そのほかポリパラフェ
ニレンスルホン、ポリパラフェニレンスルフィド、ポリ
エーテルエーテルケトンなどからなる繊維、全芳香族ポ
リエステル繊維、ポリイミド繊維、ポリエーテルイミド
繊維、さらにはこれらの繊維の混合繊維が挙げられる。
【0013】ベントクロスとしては、前記耐熱性繊維の
なかでも、単糸繊度が2デニール以下の繊維を含む糸条
を製織したものが好ましい。また、前記耐熱性繊維と熱
可塑性合成繊維とを単繊維のオーダーで混繊して糸条と
なしたものを、経糸および緯糸に用いて製織したものも
好ましい。このような混繊糸条としては、単糸繊度が5
デニール以下、ヤング率1,300kg/mm2 以下の
熱可塑性合成繊維と、単糸繊度2デニール以下、熱分解
温度300℃以上の耐熱性繊維とを、90:10〜3
0:70の重量比率で混繊したものが好ましく用いられ
る。この混繊糸条を用いた織物に関しては、特願平2−
87485号明細書に詳細に記載されている。
【0014】本発明において用いられる熱可塑性接着剤
としては、例えばビニル系、ポリアミド系、ポリエステ
ル系、ポリウレタン系などの接着剤が挙げられる。熱可
塑性接着剤を用いると、加熱、加圧により容易に接合さ
せることができる。熱可塑性接着剤としては、特に共重
合ポリアミド系および/または共重合ポリエステル系の
接着剤が好ましい。熱可塑性接着剤は、融点が120〜
130℃と比較的低温であるため、アイロンの加熱温度
程度でもよく接合し、作業性の点においても良好で、か
つ強固な接合が可能となる。
【0015】また、この熱可塑性接着剤は、接合前の形
態が不織布状にしておくことにより、エアーバッグを形
成する際に本体の形状によく追随し、さらに均一に接合
させることができる。なお、接合は、エプロン全面に接
着剤を重ねて、ベントクロスとエプロン、あるいはエプ
ロンどうしを貼り合わせることにより容易に強固になさ
れるが、図1に示すように、インフレータ取り付け用の
中空部3近傍、すなわちインフレータ取り付け孔のさら
に内側のみにはさらにミシン糸により縫着しておくと、
高温の燃焼ガスの噴出時に、インフレータの取り付け孔
5から裂けた場合にも、この部分が堰の役目を果たし、
それ以上裂け目が広がらないという利点があり好ましい
ものである。また、中空部近傍以外のエプロン各部にお
いても、接着剤と縫着を併用することができる。この場
合の接着は、ごく簡単なものでもよい。縫着を併用する
ことで、ベルト付きエアーバッグの場合は、さらに信頼
性が向上する。
【0016】さらに、エプロンは、1層でもよいが、通
常、2〜3層に積層される。従って、エアーバッグの一
番内側は耐熱性のある材質の方がよいが、その他は前記
したエプロンの材質の範疇であればどのような素材でも
よい。しかしながら、接合性および強度補強という観点
より、エプロンの素材は、ベントクロスと同一の素材か
らなるか、あるいは同一の素材を含む複数の素材から構
成されているものが好ましい。さらに、エプロンをベン
トクロスと接合するに際しては、該エプロンをベントク
ロスの経緯方向と同一にすることにより、インフレータ
から発生する高温の燃焼ガスの噴出時に極めて高い応力
がかかっても、エプロンの強伸度曲線がベントクロスの
それに追随して引き裂かれる心配が少ない。
【0017】さらに、エプロンは、図2に示すように、
ベントクロスの両面からサンドイッチするように接合す
ると、より補強効果が大きいので好ましい。このエプロ
ンの直径は、エアーバッグの取り付け孔の対角距離より
少なくとも20mm以上大きいことが、補強効果の点で
好ましい。さらに、エアーバッグの内部の一番内側のエ
プロン、すなわちエアーバッグ内の表面にあたるエプロ
ンには、耐熱性を持たせるために、エアーバッグ内の表
面にあたる片面に、シリコンゴムをコートした、ポリエ
ステル織物あるいはナイロン6,6織物を用いること
が、耐熱性と軽量化、さらには高引裂強度の面から好ま
しい。この場合、シリコンゴムの付着量は、通常、20
〜60g/m2 程度である。また、シリコンゴムをコー
トした織物が、ポリエステル織物の場合にはこのエプロ
ンを接合するときは共重合ポリエステル系接着剤が、ま
たナイロン6,6織物の場合には共重合ポリアミド系接
着剤が好ましい。このコート織物からなるエプロンは、
前述のベントクロス近接のエプロンより直径が大きいこ
とが望ましい。
【0018】
【作用】本発明においては、エプロンとベントクロスを
接合するに際して、不織布状の形態を有する熱可塑性接
着剤を用いて接合したため、エアーバッグを形成する際
に本体の形状にこの接着剤がよく追随し、均一に面接合
させることができ、インフレータ爆発時の燃焼ガスの爆
風による高温ガスの圧力で従来のように縫着によるミシ
ン目からベントクロスが裂けるという問題が解決でき、
極めて破裂強度の大きいエアーバッグとすることができ
る。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。
【0020】実施例1 特願平2−87485号明細書第1図に示す装置を用
い、単糸繊度1.3デニール、強度7.5g/デニー
ル、全繊度3,900デニールのポリエステル繊維と、
単糸繊度0.75デニール、強度28g/デニール、全
繊度2,000デニールのパラ系芳香族ポリアミド〔帝
人(株)製、テクノーラ〕とを混繊して、ポリエステル
繊維とパラ系芳香族ポリアミド繊維との重量比率が6
6:34の牽切加工糸条を得た。次いで、この糸条に2
50T/mの撚りを施して、経70本/インチ、緯64
本/インチ(カバーファクター=2,321)の織密度
で平織に織成し、精錬、熱セット、カレンダー加工を施
し、ベントクロス用布帛とした。
【0021】次に、単糸繊度1.7デニール、強度9g
/de、伸度21%、全繊度420デニールのポリエス
テル繊維〔帝人(株)製、テトロン〕からなるフィラメ
ントを製織して1/1の平織物を得た。この織物の精
錬、熱セット、カレンダー加工後の織密度は、経48本
/インチ、緯47本/インチであった。次に、シリコン
ゴム〔東レダウコーニングシリコン(株)製〕を、得ら
れた織物の片面にコーティング加工し、シリコンゴムコ
ートポリエステル織物を得た。シリコンゴムの付着量は
40g/m2 、全目付量は230g/m2であった。
【0022】得られたシリコンゴムコートポリエステル
織物および前述のベントクロスを円形状に裁断し、その
円周に沿って縫着してトップ面全体がシリコンゴムコー
トポリエステル織物、ボトム面全体がベントクロスから
なる、容量60リットルのエアーバッグを作製した。こ
の際、ベントホールは作らなかった。この場合、エプロ
ンとして図2のように前述のベントクロス用布帛をサン
ドイッチ状にベントクロス両面へ接合した。接合は、不
織布状の共重合ポリエステル系接着剤〔呉羽テック
(株)製、ダイナックシートG0050〕をエプロンの
大きさに合わせてベントクロスとの間に挟み、130〜
150℃の加熱温度でアイロンをかけて行った。このと
き、ベントクロスとエプロンの経緯方向を同一になるよ
うにした。
【0023】さらに、エアーバッグ側の内側のエプロン
の上に、もう1枚、前記と同様のシリコンゴムコートポ
リエステル織物からなるエプロンをエアーバッグ側の内
表面にシリコンゴムコーティング面が現れるように前記
共重合ポリエステル系接着剤を用いて接合した。また、
インフレータ取り付けのための中空部の周辺は、あらか
じめミシン糸を用いて縫着した。
【0024】このようにして得られたエアーバッグにチ
ッ素ガスを約140Nリットル/秒で注入し、バースト
試験を実施した。この結果、エアーバッグの破裂はエプ
ロン部で発生せず、大きいバースト強度を発現できるこ
とが分かった。
【0025】比較例1 実施例1と同様のベントクロス、エプロンを用いて、同
様の構造となるように接着剤を用いずに従来の方法でミ
シン糸のみによる縫着により両者を接合した。このエプ
ロン補強されたベントクロスを用い、実施例1と同様に
して作製したエアーバッグについて、バースト試験を行
ったところ、縫着したエプロン最外周のミシン面から低
いバースト圧でエアーバッグが裂けてしまった。
【0026】実施例2 実施例1と同様の装置を用い、単糸繊度0.75デニー
ル、強度28g/デニール、全繊度2,000デニール
のパラ系芳香族ポリアミド〔帝人(株)製、テクノー
ラ〕より、130デニールの牽切加工糸条を得た。次い
で、この糸条に380T/mの撚りを施して、経95本
/インチ、緯90本/インチ(カバーファクター=2,
110)の織密度で平織に織成し、精錬、熱セット、カ
レンダー加工を施し、ベントクロス用布帛とした。
【0027】次に、単糸繊度6デニール、強度9g/d
e、伸度22%、全繊度420デニールのナイロン6,
6繊維からなるフィラメントを製織して1/1の平織物
を得た。この織物を用いて、実施例1と同様の方法でシ
リコンゴムコートナイロン6,6織物を得た。この織物
を用い、実施例1と同様の方法でエアーバッグを作製し
た。また、エプロンとして図2のように前述のベントク
ロス用布帛をサンドイッチ状にベントクロス両面へ接合
した。接合は、不織布状の共重合ポリアミド系接着剤
〔呉羽テック(株)製、ダイナックシートPA250〕
をエプロンの大きさに合わせてベントクロスとの間に挟
み、130〜150℃の加熱温度でアイロンをかけて行
った。このとき、ベントクロスとエプロンの経緯方向を
同一になるようにした。
【0028】さらに、エアーバッグ側の内側のエプロン
の上に、もう1枚、前記と同様のシリコンゴムコートナ
イロン6,6織物からなるエプロンをエアーバッグ側の
内表面にシリコンゴムコーティング面が現れるように前
記共重合ポリアミド系接着剤を用いて接合した。また、
インフレータ取り付けのための中空部の周辺は、あらか
じめミシン糸を用いて縫着した。このようにして得られ
たエアーバッグのバースト試験を実施例1と同様に実施
した。この結果、エアーバッグの破裂はエプロン部で発
生せず、大きいバースト強度を発現できることが分かっ
た。
【0029】比較例2 実施例2と同様のベントクロス、エプロンを用いて、同
様の構造となるように接着剤を用いずに従来の方法でミ
シン糸のみによる縫着により両者を接合した。このエプ
ロン補強されたベントクロスを用い、実施例2と同様に
して作製したエアーバッグについて、バースト試験を行
ったところ、縫着したエプロン最外周のミシン面から低
いバースト圧でエアーバッグが裂けてしまった。以上の
実施例1〜2と比較例1〜2のバースト試験の結果を表
1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明においては、エプロンとベントク
ロスを不織布状の形態を有する熱可塑性接着剤による接
合としたため、エアーバッグを形成する際に本体の形状
にこの接着剤がよく追随し、均一に面接合させることが
でき、従来から問題のあった縫着ミシン目からのバース
トを解決することができ、著しくバースト強度の高いエ
アーバッグを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合方法で得られるエアーバッグのボ
トム面の平面図である。
【図2】本発明の接合方法で得られるエアーバッグのボ
トム面の断面図である。
【図3】従来の接合方法により得られるエアーバッグの
ボトム面の平面図である。
【図4】エアーバッグ装置の概略図である。
【符号の説明】
1 ベントクロス 2 エプロン 3 インフレータ取り付け用中空部 4 ミシン目 5 インフレータの取り付け孔 6 折り畳まれたエアーバッグ 6′エアーバッグが膨張したときの形状 7 インフレータ 8 電源コード 9 燃焼ガス噴射孔 10 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06H 5/00 D06H 5/00 D06M 17/04 D06M 17/04 (56)参考文献 特開 平2−114035(JP,A) 特開 昭62−254701(JP,A) 実開 平2−143249(JP,U) 実開 昭52−97753(JP,U) 実開 平2−117243(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベントクロスの少なくとも片面のインフ
    レータ周囲に補強のためのエプロンを接合する際、およ
    び/またはエプロンが複数枚積層される場合にはエプロ
    ンどうしを接合する際、不織布状の形態を有する熱可塑
    性接着剤を用いて接合することを特徴とするエアーバッ
    グにおけるエプロンの接合方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性接着剤が共重合ポリアミド系お
    よび/または共重合ポリエステル系の接着剤である請求
    項1記載のエアーバッグにおけるエプロンの接合方法。
  3. 【請求項3】 エプロンがベントクロスと同一の素材あ
    るいは同一の素材を含む複数の素材から構成されたもの
    である請求項1〜2いずれか1項記載のエアーバッグに
    おけるエプロンの接合方法。
  4. 【請求項4】 エプロンをベントクロスの経緯方向と同
    一の経緯方向に接合してなる請求項1〜3いずれか1項
    記載のエアーバッグにおけるエプロンの接合方法。
  5. 【請求項5】 エプロンをベントクロスの両面に接合し
    てなる請求項1〜4いずれか1項記載のエアーバッグに
    おけるエプロンの接合方法。
  6. 【請求項6】 最も内側のエアーバッグの内表面のエプ
    ロンがシリコンゴムをコートした、ポリエステル織物あ
    るいはナイロン6,6織物である請求項1〜5いずれか
    1項記載のエアーバッグにおけるエプロンの接合方法。
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