JP3074801B2 - 自動車用ドアガラスラン - Google Patents

自動車用ドアガラスラン

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JP3074801B2 JP03173202A JP17320291A JP3074801B2 JP 3074801 B2 JP3074801 B2 JP 3074801B2 JP 03173202 A JP03173202 A JP 03173202A JP 17320291 A JP17320291 A JP 17320291A JP 3074801 B2 JP3074801 B2 JP 3074801B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車ドアのドアフレー
ムに装着されるドアガラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、自動車ドアのフレー
ム1にはその内周に沿って、ドアフレーム1とドアガラ
ス2の外周との間をシールするドアガラスラン(以下、
ガラスランという)5が取付けられている。ガラスラン
5は、押出成形材5A、5B、5Cをコーナ部C1 、C
2 においてコーナ形状の型成形部5D、5Eで接続さ
れ、一連に構成されている。図4(図3のC1 部を示
す)に示すように、ガラスラン5は断面ほぼU字形の外
形を有しており、ドアフレーム1(図3)の内周側に形
成した同じく断面U字形のリテーナ(図示略)に嵌込ま
れる。
【0003】押出成形材5A、5B、5Cの両側面に
は、それぞれリテーナに係合して抜け止め作用をなす係
合リップ52が斜め外方向へ伸び出している。係合リッ
プ52は押出成形材5A、5B、5Cと一体に押出成形
される。型成形部5D、5Eにも、上記係合リップ52
に連なる部分に係合突起53が形成されている。
【0004】押出成形材を接続する型成形部の形成は、
図4に示す型成形部5Dを代表として説明すると、押出
成形材5A、5Bを、これ等の端末が金型キャビティの
両端に臨むように金型にセットし、キャビティに型成形
材料を注入することにより行なわれる。この場合、型成
形部5Dに、アンダーカットとなる方向に伸びる上記係
合リップ52のようなリップを形成することが困難であ
ることから、型成形時に押出成形材の本体51の側面に
係合リップ52の端末521を押付け、この押付けられ
た端末521を延長する形状の係合突起53を形成して
いる(実開平2−30725号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のガラスランの型成形部5D、5Eでは、係合突
起53が低いので、リテーナとの係合が充分でなく、ド
アガラス2を開閉するに際し、ドアガラス2が型成形部
5D、5Eから退出し、またこれに進入するときに型成
形部5D、5Eがドアガラス2に伴なわれて動き、リテ
ーナに対してずれたりする。また組付け時にリテーナに
対して正確な位置決めがしにくいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、型成
形部において上記のようなずれが生じず、かつ組付け作
業および位置決めも容易なガラスランを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスランは、
図1に例示するように、押出成形材5A、5Bを接続す
型成形5Dの側面に、押出成形材5A、5Bの側面
係合リップ52aの外面と共通の傾斜面を有する断面
山型の係合突起53aを押出成形材5A、5Bの係合リ
ップ52aと一連に形成する。但し、係合リップ52a
の端末521は側面へ押しつぶし状とし、係合突起53
aの係合リップ52aとの接続端531は上記端末52
1とほぼ同一断面形状とする。そして型成形部5Dの内
面側には上記係合突起53aの一般部532と対応する
位置に肉抜き部57を形成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1はガラスランの、ドアフレームの上部後
端コーナ部(図3のC1 部)に取付けられる部分を示す
ものである。
【0009】押出成形材5A、5Bはコーナ形状の型成
形部5Dにより接続されており、全長にわたりほぼ均一
な断面形状のU字形本体部51および本体部51の両端
から対向方向へ伸びるシールリップ56を備えている。
また、押出成形材5A、5Bはそれぞれ両側面から斜め
外方へ伸びる係合リップ52a、52bを備えている。
ガラスラン5は図1(B)(図1(A)のB−B線断面
図)に示すように、ドアフレーム1の内周に形成したリ
テーナ3に嵌着される。係合リップ52a、52bのう
ち、車内側の係合リップ52aの方が長く伸びる形状と
してある。
【0010】図1(A)および図1(C)(図1(A)
のC−C線断面図)に示すように型成形部5Dの一方の
面、即ち車内側の側面には押出成形材5A、5Bの係合
リップ52aの端末521間をつなぐように係合突起5
3aが形成してある。また型成形部5Dの車外側の側面
にも、押出成形材5A、5Bの係合リップ52bの端末
間をつなぐように係合突起53bが形成してある。
【0011】係合突起53a、53bはそれぞれ、係合
リップ52a、52bの外面と共通の傾斜面を持つ山型
断面形状としてある。但し、係合リップ52aと係合突
起53aとの接続部では、型成形部5Dを金型にて成形
するときに、注入成形材料が押出成形材5A、5B側へ
漏れるのを防止する必要上、係合リップ52aの端末5
21を本体部51の側面に押付けてつぶし形状とし、一
般部よりも低くなった端末521に、これとほぼ同一の
断面形状で係合突起53aの接続端531が接続してい
る。係合リップ52bと係合突起53bとの接続部も同
様の接続構造としてある。
【0012】更に、図1(C)に示すように、型成形部
5Dでは、張り出しの大きい係合突起53aの一般部5
32を形成した内面側に、肉抜き部57が形成してあ
り、係合突起53aの一般部532は薄肉となってい
る。
【0013】しかして上記実施例のガラスランは、型
成形部5Dに押出成形材5A、5Bの係合リップ52
a、52bとそれぞれ同一の張り出し形状とした係合突
起53a、53bを形成したから、型成形部5Dのリテ
ーナ3への保持力が向上し、ドアガラス開閉時に位置ず
れが生じることがなく、またリテーナ3への組付け時に
しっかりと位置決めできる。しかも、張り出しの大きい
係合突起53aの一般部532は、内側に肉抜き部57
を形成して、係合リップ52aと同様に、内側方向へ変
形しやすくしたので、型成形部5Dのリテーナ3への嵌
め入れは容易であり、組付性が良好である。
【0014】なお、本実施例においては、係合突起53
bは、係合突起53aに比べて張り出しが少なく、ガラ
スランの組付性への影響が少ないことから薄肉とされて
いないが、係合突起53b側にも肉抜きを設けて薄肉と
しても勿論よい。
【0015】図2はガラスランの、ドアフレーム前端コ
ーナ部(図3のC2部)に取付けられる部分を示すもの
である。
【0016】型成形部5Eの車内側の側面には、押出成
形材5Aの車内側の側面に形成された係合リップ52a
の延長方向に係合突起54aが形成してある。係合突起
54aは、係合リップ52aとの接続端541はつぶし
状とした係合リップ52aの端末521と同じ断面形状
で一般部542は係合リップ52aの一般部の外面と共
通の傾斜面をもつ山型断面形状をなしている。型成形部
5Eの車外側の側面には、係合リップ52bの延長方向
に同じく山型断面形状の係合突起(図略)が形成してあ
る。係合突起54aの一般部542の内面側には、図1
(C)に示す肉抜き部57と同種の肉抜き部(図略)が
形成してある。本実施例の型成形部5Eでは、押出成形
材5Cに接続する側においては両側面の係合突起55a
(図は一方の側面のみを示す)は従来のように押出成形
材5Cの係合リップ52a、52bを押しつぶした形状
を延長する低い形状としてある。
【0017】しかして本実施例の場合も、先の実施例と
同様の作用効果を奏する。なお本実施例では、係合突起
は押出成形材5A(ドアフレーム1の上部水平部分に取
付けられる)側の係合突起54aのみの張り出しを大き
くしている。ドアガラス昇降時におけるドアガラスラン
のリテーナへの保持力は主として水平側に要求されるか
ら、本実施においても充分な保持力が発揮する。
【0018】
【発明の効果】しかして本発明のガラスランでは、型成
形のコーナ部において、リテーナに対する保持が安定
で、ドアガラスを昇降させるときにずれが生じることが
なく、またリテーナに対する取付作業および位置決めも
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアガラスランの第1実施例のコーナ
部全体、およびその要部断面図である。
【図2】本発明のドアガラスランの第2実施例のコーナ
部を示す図である。
【図3】ドアガラスランが装着されたドアの正面図であ
る。
【図4】従来のドアガラスランのコーナ部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ドアフレーム 2 ドアガラス 3 リテーナ 5 ドアガラスラン 5A、5B、5C 押出成形材 5D、5E 型成形部 52、52a、52b 係合リップ521 端末 53、53a、53b、54a、55a 係合突起531、541 接続端 532、542 一般部 57 肉抜き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−306130(JP,A) 特開 昭63−78812(JP,A) 特開 平1−285419(JP,A) 特開 平3−38430(JP,A) 実開 平4−95519(JP,U) 特許2531311(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60J 1/16 B60J 5/00 501 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアフレーム(1)の内周に沿
    って形成したリテーナ(3)に嵌着されるドアガラスラ
    (5)であって、押出成形材(5A)、(5B)をコ
    ーナ形状の型成形部(5D)にて接続してなり、押出成
    形材(5A)、(5B)の側面から斜め外方へ伸びて上
    記リテーナ(3)と係合する係合リップ(52a)を有
    するドアガラスラン(5)において、型成形部(5D)
    の側面に、上記係合リップ(52a)と一連に連なり、
    上記係合リップ(52a)との接続端(531)が押出
    成形材(5A)、(5B)の側面へ押しつぶした上記係
    合リップ(52a)の端末(521)にこれとほぼ同一
    の断面形状で接続し、一般部(532)が上記係合リッ
    (52a)の一般部の外面と共通の傾斜面を有する山
    型断面をなす係合突起(53a)を形成し、型成形部
    (5の内面側には上記係合突起(53a)の一般部
    (532)と対応する位置に肉抜き部(57)を形成し
    たことを特徴とする自動車用ドアガラスラン。
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