JP3074526U - 鉄骨製階段 - Google Patents
鉄骨製階段Info
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- JP3074526U JP3074526U JP2000002789U JP2000002789U JP3074526U JP 3074526 U JP3074526 U JP 3074526U JP 2000002789 U JP2000002789 U JP 2000002789U JP 2000002789 U JP2000002789 U JP 2000002789U JP 3074526 U JP3074526 U JP 3074526U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既設の鉄骨製階段に改造を加えて昇降時に生
じる金属特有の高サイクル振動を減衰させて騒音の発生
を効果的に防止でき、耐食性に優れる鉄骨製階段。 【解決手段】 縞鋼板よりなり幅寸法が段板の幅寸法よ
りも数mm短く水平面部6A1が既設の鉄骨製階段の段
板4の踏み面部4aに被さり、かつ昇降方向の両縁6A
2,6A3が、蹴り上げ面部4bの全部又は一部に被さる
とともに段鼻面部4cに密着して被さるようにケコミ角
θを有して折れ曲がり四隅の適宜位置に取り付け孔6A
4を穿たれどぶ漬け亜鉛めっきしてなる踏板6と、該踏
板6の裏面全面に重ねて粘着されかつ踏板6の取り付け
孔に合致して取り付け孔が穿たれた板状消音体6Bとか
らなる段板消音ユニット6を、前記既設の鉄骨製階段の
段板4に対応する取り付け孔を穿ってから該段板4の踏
み面部と蹴り上げ面部と段鼻面部に密着して被せて締結
具により固定され、次いで、板状消音体6Bの前記既設
の鉄骨製階段の段板4及びささら桁3に密着する端面に
コーキング9を設けてなる。
じる金属特有の高サイクル振動を減衰させて騒音の発生
を効果的に防止でき、耐食性に優れる鉄骨製階段。 【解決手段】 縞鋼板よりなり幅寸法が段板の幅寸法よ
りも数mm短く水平面部6A1が既設の鉄骨製階段の段
板4の踏み面部4aに被さり、かつ昇降方向の両縁6A
2,6A3が、蹴り上げ面部4bの全部又は一部に被さる
とともに段鼻面部4cに密着して被さるようにケコミ角
θを有して折れ曲がり四隅の適宜位置に取り付け孔6A
4を穿たれどぶ漬け亜鉛めっきしてなる踏板6と、該踏
板6の裏面全面に重ねて粘着されかつ踏板6の取り付け
孔に合致して取り付け孔が穿たれた板状消音体6Bとか
らなる段板消音ユニット6を、前記既設の鉄骨製階段の
段板4に対応する取り付け孔を穿ってから該段板4の踏
み面部と蹴り上げ面部と段鼻面部に密着して被せて締結
具により固定され、次いで、板状消音体6Bの前記既設
の鉄骨製階段の段板4及びささら桁3に密着する端面に
コーキング9を設けてなる。
Description
【0001】
本願考案は、既設の鉄骨製階段に改造を加えて昇降時に生じる金属特有の高サ イクル振動を減衰させて騒音の発生を効果的に防止でき、耐食性に優れる鉄骨製 階段に関する。
【0002】
特開平6−146518の明細書の従来の技術の記載欄に鋼製階段に関する。 問題点が記載されている。 要約すると、鋼製階段は、耐火性を有すると共に、比較的軽量にて高い構造強 度が得られ、かつ施工性に優れることから広く用いられている。特にマンション 、ビル等の非常階段を兼ね耐食性を求められる屋外階段等では、鋼製ささら桁に 縞鋼板からなる踏板を溶接接合して一体の階段構造体に組立後、どぶ漬け亜鉛め っきを施して耐食性を高める鋼製階段が採用されている。どぶ漬け亜鉛めっき” による一体型の鋼製階段は、単層の縞鋼板を踏板に用いている。 従って、鋼製階段の欠点は騒音である。昇降に際して発生する高いレベルの騒 音を防止するために、鋼製ささら桁に粘弾性樹脂層を中間に介在させた制振鋼板 を溶接接合して一体の階段構造体に組立て、これを“どぶ漬け亜鉛めっき”する ものは目的を達成できないので、特開平6−146518では、鋼製のささら桁 に単層鋼板からなる踏板を溶接接合して一体に組立てると共に、全面に溶融亜鉛 めっきが施された階段本体の各踏板の踏面部の裏面に制振鋼板を接着してなる鋼 製階段を提案している。
【0003】
しかしながら、既設の鋼製階段について各踏板の踏面部の裏面に制振鋼板を接 着しても十分な消音効果は得られない。
【0004】 本願考案は、上記従来技術の問題点を解消すべくなされたもので、既設の鉄骨 製階段に改造を加えて昇降時に生じる金属特有の高サイクル振動を減衰させて騒 音の発生を効果的に防止でき、耐食性に優れる鉄骨製階段を提供することを目的 とする。
【0005】
本願考案は、縞鋼板よりなり幅寸法が段板の幅寸法よりも数mm短く水平面部 が既設の鉄骨製階段の段板の踏み面部に被さり、かつ昇降方向の両縁が、蹴り上 げ面部の全部又は一部に被さるとともに段鼻面部に密着して被さるようにケコミ 角を有して折れ曲がり四隅の適宜位置に取り付け孔を穿たれどぶ漬け亜鉛めっき してなる踏板と、該踏板の裏面全面に重ねて粘着されかつ踏板の取り付け孔に合 致して取り付け孔が穿たれた板状消音体とからなる段板消音ユニットを、前記既 設の鉄骨製階段の段板に対応する取り付け孔を穿ってから該段板の踏み面部と蹴 り上げ面部と段鼻面部に密着して被せて締結具により固定され、次いで、板状消 音体の前記既設の鉄骨製階段の段板及びささら桁等に密着する端面にコーキング を設けてなることを特徴とする、鉄骨製階段を提供することにある。
【0006】
本願考案の鉄骨製階段を図面を参照して説明する。 本願考案の鉄骨製階段は、図1及び図2に示すように、例えば、建物の外壁面 の躯体である図示しない鉄骨ブラケットと図示しない支柱等に溶接により固定設 置されるか、又はボルト・ナット等の締結具で連結されて強固に固定設置される 下側の踊り場1及び上側の踊り場2に対して、上下端を溶接により固定設置され るか、又はボルト締めされて固定されるどぶ漬け亜鉛メッキされた両側のささら 桁3,3を有し、両側のささら桁3,3間に下段から順番に段板4,4,・・が 溶接固定され、さらにささら桁3に手摺り5,5が溶接固定されて成る。
【0007】 そして、図3に示すように、既設の鉄骨製階段の段板4に対応する取り付け孔 7,7,・・を穿ってから、踏板6Aと板状消音体6Bとからなる段板消音ユニ ット6を、該段板4の踏み面部4aと蹴り上げ面部4bと段鼻面部4cに密着し て被せて締結具8,8,・・により段板4に固定し、雨水の侵入防止・錆の発生 防止、化粧仕舞いのために、板状消音体6Bの端面にコーキング9を設けてなる 。
【0008】 踏板6Aは、幅寸法が段板の幅寸法よりも数mm(例えば3〜8mm)短く、 水平面部6A1が既設の鉄骨製階段の段板4の踏み面部4aに被さり、かつ昇降 方向の両縁6A2,6A3が、蹴り上げ面部4bの全部又は一部に被さるとともに 段鼻面部4cに密着して被さるようにケコミ角θを有して折れ曲がり四隅の適宜 位置に取り付け孔6A4, 6A4,・・を穿たれてなる。
【0009】 板状消音体6Bは、例えば、必要十分な耐久性があるゴムプレート或いは軟質 合成樹脂から成り、昇降方向の垂直断面形状が踏板6Aに対応するように該踏板 6Aに密着して粘着されていて、踏板6Aの取り付け孔6A4, 6A4,・・に合 致して取り付け孔孔6B1, 6B1,・・が穿たれている。
【0010】 締結具8,8,・・は、ボルト・ナット或いはアブデロック等リベット接合式 若しくはボルト接合式の締結具を使用できて、踏板6Aに表面より突出する部分 の高さが小さくかつリベットの頭部の形状にようになるものを使用する。
【0011】 コーキング9は、板状消音体6Bの前記既設の鉄骨製階段の段板4及びささら 桁3に密着する端面にを設けて雨水の進入を防止して錆び止めを図る。
【0012】 本願考案の鉄骨製階段は、既設の廻り階段が、段板の蹴り上げ面部が短く段鼻 面部が長くて、一段上の段板の長い段鼻面部の下縁部が一段下の段板の短い蹴り 上げ面部の前側に近接して被さるように垂下する構成であり、該段板に踏板と板 状消音体とからなる段板消音ユニットを被せてボルト・ナット等の締結具により 固定し、板状消音体の端面にコーキングを設けてなる場合も含むものである。 又、本願考案の鉄骨製階段は、既設の廻り階段が、螺旋の中心に設けられる支 柱と、螺旋の周辺に設けられる縦桟状のルーバーと、支柱及びルーバーに直接に 溶接されているか、或いは支柱及びルーバーに設けたブラケットにボルト締め固 定された概略扇形状の段板と、ルーバーにブラケットを介して支持される螺旋状 の手摺りとからなる構成であり、該構成の既設の廻り階段の概略扇形状の段板に 形状に合わせて製作する踏板及び板状消音体とからなる段板消音ユニットを被せ てボルト・ナット等の締結具により固定し、板状消音体の端面にコーキングを設 けてなる場合も含むものである。
【0013】
本願考案の鉄骨製階段は、上述した構成であるので、 (1) 踏板6Aが踏み面部6A1の両縁に下側へ垂下する段鼻部6A3と上に立ち上 がる蹴り上げ部6A2が延在していて踏み込み力により撓まない強度を確保して 踏み込み力を板状消音体6Bに分散して伝達するので消音が効果的にできてかつ 既設の段板4が広い面積で踏み込み力を受承することができるので十分な防音性 を備えていて、又、踏板6Aがどぶ漬け亜鉛めっきされていて耐食性を備えてい る。 (2)段板消音ユニット6を階段裏、すなわち既設の段板4の裏面に設けるもので はなく、表面に被せて少なくとも四隅をボルト・ナット等の締結具で連結固定し 、コーキングを施すので、雨水の侵入防止・錆の発生防止、化粧仕舞いされて板 状消音体6Bの劣化防止も図られ、階段を上り下りするときに目障りにならない 。
【図1】本願考案の実施の形態にかかる鉄骨製階段を説
明するための既設の鉄骨製階段の平面図。
明するための既設の鉄骨製階段の平面図。
【図2】図1におけるll-ll断面図。
【図3】図1の鉄骨製階段に改良を加えた本願考案の実
施の形態にかかる鉄骨製階段の断面図。
施の形態にかかる鉄骨製階段の断面図。
1,2 既設の踊り場 3 既設のささら桁 4 既設の段板 4a 踏み面部 4b 蹴り上げ面部 4c 段鼻面部 θ ケコミ角 5 既設の手摺り 6 段板消音ユニット 6A 踏板 6A1 水平面部 6A2,6A3 段板消音ユニットの昇降方向の両縁 6A4 取り付け孔 6B 板状消音体 6B1 取り付け孔 7 取り付け孔 8 締結具 9 コーキング
【0012】
Claims (1)
- 【請求項1】 縞鋼板よりなり幅寸法が段板の幅寸法よ
りも数mm短く水平面部が既設の鉄骨製階段の段板の踏
み面部に被さり、かつ昇降方向の両縁が、蹴り上げ面部
の全部又は一部に被さるとともに段鼻面部に密着して被
さるようにケコミ角を有して折れ曲がり四隅の適宜位置
に取り付け孔を穿たれどぶ漬け亜鉛めっきしてなる踏板
と、該踏板の裏面全面に重ねて粘着されかつ踏板の取り
付け孔に合致して取り付け孔が穿たれた板状消音体とか
らなる段板消音ユニットを、前記既設の鉄骨製階段の段
板に対応する取り付け孔を穿ってから該段板の踏み面部
と蹴り上げ面部と段鼻面部に密着して被せて締結具によ
り固定され、次いで、板状消音体の前記既設の鉄骨製階
段の段板及びささら桁等に密着する端面にコーキングを
設けてなることを特徴とする、鉄骨製階段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002789U JP3074526U (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 鉄骨製階段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002789U JP3074526U (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 鉄骨製階段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074526U true JP3074526U (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=43207695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002789U Expired - Lifetime JP3074526U (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 鉄骨製階段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074526U (ja) |
-
2000
- 2000-04-27 JP JP2000002789U patent/JP3074526U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A623 | Registrability report |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623 Effective date: 20031217 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |