JP3074283B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3074283B2
JP3074283B2 JP02312612A JP31261290A JP3074283B2 JP 3074283 B2 JP3074283 B2 JP 3074283B2 JP 02312612 A JP02312612 A JP 02312612A JP 31261290 A JP31261290 A JP 31261290A JP 3074283 B2 JP3074283 B2 JP 3074283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、画データに応じて画像の記録を行う、例え
ば電子写真記録装置、熱記録装置等の記録装置に関す
る。
(従来の技術) 記録装置の一種であるレーザプリンタでは、画データ
に応じてレーザダイオードによる発光/非発光を制御し
つつ、このレーザダイオードから発せられたレーザ光を
感光体面上に走査することにより露光動作を行う。
ここで画データは第9図にS1で示すように、1画素分
の走査期間T1毎に当該期間の全域にわたって「H」また
は「L」レベルとなる信号である。そして従来は、レー
ザダイオードの駆動信号は第9図にS2で示すように画デ
ータS1のタイミングをそのまま利用する。従って、レー
ザダイオードの発光/非発光の制御は、1画素分の走査
期間T1を1単位として行われ、発光時にはこのT1の期間
中全域にわたってレーザダイオードが発光する。
ところで、感光体は入射光量に応じてその電気抵抗値
が変化するものであり、従って光の入射時間に応じて電
荷の減衰量が変化する。そして前述したような駆動信号
S2でレーザダイオードの駆動を行った場合、第10図
(a)に示すような画素が形成される。ここで斜線で示
した円形の領域が記録される画素であり、また破線で示
した正方形の領域が1画素の領域である。
このように、1画素分の走査期間T1中と全域にわたっ
てレーザダイオードが発光すると、1画素領域をすべて
覆う画素を記録することができ、この画素によれば、第
10図(b)示すようなベタ黒画像を隙間無く記録でき、
良好なベタ黒濃度を得ることができる。しかし、例えば
ベイヤータイプのディザなどを適用した画像を記録する
場合において、例えば第10図(c)示すような記録パタ
ーンを得ようとした場合、第10図(a)に示す1画素領
域からはみ出した画素であると、良好な階調再現が行え
なくなってしまう。また、細かい文字などを記録すると
きにおいても、つぶれなどが生じる。
そこで、レーザダイオードの駆動信号を、第9図にS3
で示すように信号が「H」レベルとなる期間を1画素分
の走査期間T1よりも短い期間T2とすることが考えられ
る。このようにすると、例えば第11図(a)に示すよう
に1画素領域内に収まる画素となり、ベイヤータイプの
ディザなどを適用した画像を記録する場合には第11図
(b)に示すような記録パターンを得られ、良好な中間
調再現が行える。しかし、この場合には、ベタ黒画像の
記録を行うと、第11図(c)に示すように各画素の間に
隙間が生じ、十分なベタ黒濃度が得られなくなってしま
う。
また、このように1画素のサイズを小さくすると、斜
め方向の線を構成する画素どうしの間隙が大きくなって
しまい、なめらかな線を形成することができなくなって
しまう。すなわち画素はマトリクス状に配置されている
ため、画素どうしの間隙は縦横方向に比べて斜め方向の
方が大きくなっているのであり、画素を小さくすること
による間隙の増大は斜め方向の方が顕著なのである。
以上説明した不具合は、発光ダイオード(LED)プリ
ンタ、液晶(LCD)プリンタなどの他の電子写真記録装
置、サーマルプリンタ、熱転写プリンタなどの熱記録装
置、インクジェット記録装置あるいは静電記録装置など
においても同様である。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように従来の記録装置では、離散的に配置され
た画素により形成される擬似中間調(ディザなど)画像
や文字などの画像と、集中的に配置された画素により形
成されるベタ黒画像などの画像との両方を良好に記録す
ることが困難であった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであ
り、その目的とするところは、擬似中間調画像や文字な
どの画像およびベタ黒画像、さらには斜めの線をいずれ
も良好に、しかもたとえ1枚の画像中にそれらの画像が
混在していたとしてもそれらのいずれも良好に記録でき
る記録装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) それぞれ画素の形成/非形成を示した画素データの配
列である画データに応じて、画素形成手段により画素を
形成することによって記録を行う記録装置において、前
記画データのうちの注目画素データについて、当該注目
画素データが示す画素の斜方向にのみ並んだ所定の複数
の画素の状態を認識し、この認識した状態に基づいて当
該注目画素データに応じて形成される画素の大きさを3
種類以上の所定の画素サイズのいずれかに設定する処理
を前記画データのうちの各画素データを注目画素データ
としてそれぞれ行い、前記画データのうちの各画素デー
タに応じて画素の形成を行う際、例えば1画素の形成を
行う形成時間または1画素の形成を行う形成エネルギー
量を変化させることにより、各画素データについて設定
された画素サイズの画素を形成するよう画素形成手段を
制御するようにした。
(作 用) このような手段を講じたことにより、画データに基づ
いて画素の配列、すなわち集中度が識別され、この識別
された画素の集中度に応じて各画素の記録に係る形成時
間または形成エネルギー量が多段階に変更設定される。
従って、画素の集中度に応じて各画素の大きさが多段
階に可変されることになり、必要に応じた大きさの画素
が適宜記録される。
(第1の実施例) 以下、図面を参照して本発明の第1の実施例に付き説
明する。
第1図は本発明に係る記録装置を適用して構成された
レーザプリンタの要部構成を示す図である。このレーザ
プリンタは、インタフェース部1、制御部2、画像メモ
リ3、シフトレジスタ4a,4b,4c、発光時間設定部5、レ
ーザスキャナユニット(以下、LSUと称する)6および
感光体ドラム7を具備して構成される。
インタフェース部1は、図示しない装置外部または装
置内の他の部分(例えば、本レーザプリンタはファクシ
ミリ装置の記録部に適用されるが、この場合には例えば
送受信装置に当たる)より画データを取り込む。このイ
ンタフェース部1で取り込まれた画データは制御部2を
介して画像メモリ3に格納される。画像メモリ3は、少
なくとも1ページ分の画データを記憶可能なメモリであ
る。画像メモリ3に格納された画データは、1ページ分
の画データが蓄積される毎に当該1ページ分が制御部2
によって順次読出され、シフトレジスタ4aに入力され
る。
シフトレジスタ4a〜4cは、それぞれ画データのクロッ
クを転送クロックとしてシフト動作を行う。シフトレジ
スタ4a〜4cは、それぞれ1ライン分の画データに含まれ
る画素データと同数のビット数を有している。シフトレ
ジスタ4a〜4cは、シフトレジスタ4aの最上位出力QAがシ
フトレジスタ4bへ、またシフトレジスタ4bの最上位出力
QBがシフトレジスタ4cへとそれぞれ入力されるよう直列
的に接続されている。そしてシフトレジスタ4aの最上位
より2つ下位の出力QE、シフトレジスタ4bの最上位より
1つ下位の出力QDおよびシフトレジスタ4cの再上位出力
QCが発光時間設定部5へと入力されている。従って、発
光時間設定部5へと入力されるQC,QD,QEは、第3図に示
すように斜方向に連続する3画素の画素データである。
発光時間設定部5は例えばROM(図示せず)を備えて
なり、シフトレジスタ4a〜4cのそれぞれの出力QC,QD,QE
を受けて、これらの各出力の状態から、記録しようとす
る画素(シフトレジスタ4bから出力QDとして出力される
画素データに対応する画素)を中心としての斜方向に連
続する3つの画素の配列状態を識別し、その配列状態に
応じた発光時間設定信号SAをLSU6へと出力する。
LSU6は、レーザ光61を発するレーザダイオード62、レ
ーザダイオード62から発せられたレーザ光61を所定径の
光とするコリメータレンズ63、ポリゴンモータ64により
所定速度で等速回転し、レーザ光61を感光体ドラム7の
感光面に走査せしめるポリゴンミラー65、ポリゴンミラ
ー65で反射したレーザ光61を感光体ドラム7の感光面に
等速走査させるf−θレンズ66および、シフトレジスタ
4bから出力された画データSBに応じてレーザダイオード
62を駆動するための駆動信号SCを発生する発光駆動部67
からなる。発光駆動部67は、発光時間設定部5から出力
された発光時間設定信号SAに基づき、レーザダイオード
62の発光時間を可変制御する機能を有する。なお、感光
体ドラム7の周辺には、図示は省略しているが、帯電、
現像、転写、定着、クリーニング、除電などの電子写真
方式における露光以外のプロセスを実行する装置が配さ
れ、反転現像方式の電子写真記録装置を構成している。
次に以上のように構成されたレーザプリンタの動作を
説明する。まず記録動作時には、画像メモリ3に格納さ
れた画データが制御部2によって順次読出され、シフト
レジスタ4aに入力される。そしてシフトレジスタ4aに入
力された画データは、シフトレジスタ4a内、シフトレジ
スタ4b内およびシフトレジスタ4c内を順次転送される。
ここで、シフトレジスタ4a〜4cは初期状態では内容がク
リアされている。従って、シフトレジスタ4aに3ライン
目の画データの入力が開始された時点にシフトレジスタ
4bからは1ライン目の画データが出力され、発光駆動部
67への画データの入力が始まる。
発光駆動部67は、シフトレジスタ4bの出力データに基
づいてレーザダイオード62の発光/非発光の制御を行う
のであるが、この状態において発光時間設定部5では次
のような処理が行なわれている。
発光時間設定部5には、第2図に示すデータテーブル
が設定されている。そして発光時間設定部5は、シフト
レジスタ4aの出力QE、シフトレジスタ4bの出力QDおよび
シフトレジスタ4cの出力QCを3ビットのデータとして取
り込み、これに対応したデータをデータテーブルから取
り出して発光時間設定信号SAとして発光駆動部67へと与
える。すなわち、シフトレジスタ4a〜4cで抽出された斜
方向に連続する3つの画素の状態を識別する。そして、
この識別した状態に応じてA,B,Cの3状態のうちのいず
れかを選択決定し、この選択決定した状態を示すデータ
を発光時間設定信号SAとして発光駆動部67へと与える。
ここでシフトレジスタ4bの出力QDは発光駆動部67に画デ
ータSBとして入力されているから、発光時間設定部5は
レーザダイオード62が発光される状態においてA,B,Cの
3状態のうちのいずれかを選択決定する。
具体的には、シフトレジスタ4a〜4cで抽出された斜方
向に連続する3つの画素の中央の画素が「黒」であると
き、当該連続する3つの画素の状態は第3図に(a)〜
(d)で示す4状態が考えられる。
すなわち、 第3図(a)に示すように中央の画素のみが「黒」
である状態。
第3図(b)に示すように中央の画素の他に1つ前
のラインの画素(図中では上側の画素)が「黒」である
状態。
第3図(c)に示すように中央の画素の他の1つ後
ろのラインの画素(図中では下側の画素)が「黒」であ
る状態。
第3図(d)に示すようにすべての画素が「黒」で
ある状態。
の4状態である。
そして発光時間設定部5は、上記のケースでは状態
「A」を、上記またはのケースでは状態「B」を、
また上記のケースでは状態「C」を選択決定し、これ
を発光時間設定信号SAで発光駆動部67へ通知する。
これに応じて発光駆動部67は、第4図に示すように、
状態「A」であるときには1画素走査期間T1中のTA期間
に、状態「B」であるときには1画素走査期間T1中のTB
期間に、そして状態「C」であるときには1画素走査期
間T1中のTC期間にそれぞれ駆動信号SCを「H」レベルと
する。ここで、TA,TB,TCは、[TA<TB<TC≦T1]なる関
係が成り立つように任意に設定されている。なお本実施
例では、TCについては[TC=T1]となっている。
かくして、斜方向について1画素独立の黒画素は小さ
な発光時間での露光が行われ、例えば第5図(a)に示
すように1画素領域に内接する小さな画素が記録され
る。また斜方向について2画素連続の黒画素は中間の発
光時間での露光が行われ、例えば第5図(b)に示すよ
うに1画素領域から若干はみだす程度の画素が記録され
る。さらに斜方向について3画素以上連続の黒画素は長
い発光時間での露光が行われ、例えば第5図(c)に示
したような1画素領域に外接する大きな画素が記録され
る。ただし、斜方向について3画素以上連続の黒画素の
場合、両端に位置する画素は2画素連続の場合と同じ大
きさとなる。
これにより、離散的に画素が配置された部分、すなわ
ちベイヤータイプのディザなどの擬似中間調画像や文字
などの領域では、1画素領域に内接する小さな画素が形
成され、良好な中間調の再現および繊細な文字の記録が
行える。また集中的に画素が配置された部分、すなわち
ベタ黒画像などの領域では、1画素領域を覆う程度の大
きな画素が形成され、十分なベタ黒濃度を得られる。
さらに、斜めの線の中間に位置する画素は、大きな画
素とされるので、その斜めの線に沿って隣接する画素ど
うしの間隔が小さくされることとなり、なめらかな斜め
の線が形成されることになる。
なお、本実施例では斜方向に連続する3つの画素の状
態を認識しているため、3画素以上連続の黒画素であっ
ても両端部の1画素ずつは2画素連続の黒画素として判
定され、やや小さい画素(1画素領域から若干はみだす
程度の画素)が記録されるものとなっている。すなわ
ち、ベタ黒画像は第6図に示すような状態で記録される
ものとなっているが、このようにベタ黒画像の端部の1
画素ずつが小さめの画素となっていることにより、視覚
上はこのベタ黒画像部分と白地部分との境界がはっきり
と表れ、より理想に近い記録状態が得られる。
(第2の実施例) 以下、本発明の第2の実施例につき説明する。
第7図は本発明に係る記録装置を適用して構成された
サーマルプリンタの要部構成を示す図である。このサー
マルプリンタは、ヘッドコントローラ10、イネーブル信
号発生回路20、画データ処理部30、ヘッドドライバ40お
よびサーマルヘッド50を具備して構成される。
ヘッドコントローラ10は、図示しない装置外部または
装置内の他の部分(例えば、本サーマルプリンタはファ
クシミリ装置の記録部に適用されるが、この場合には例
えば送受信装置に当たる)より出力された画データを受
け、この画データに同期して、イネーブル信号の生成に
供するタイミング信号と、ラッチ信号と、クロック信号
とを生成する。
イネーブル信号発生回路20は、ヘッドコントローラ10
で生成されたタイミング信号に基づき、後述するイネー
ブル信号を生成し、ヘッドドライバ40へと与える。
画データ処理部30は、シフトレジスタ31a,31b,31c、
通電時間設定部32、ラインメモリ33および出力制御回路
34から構成される。
シフトレジスタ31a〜31cは、それぞれ画データのクロ
ックを転送クロックとしてシフト動作を行う。シフトレ
ジスタ31a〜31cは、それぞれ1ライン分の画データに含
まれる画素データと同数のビット数を有している。シフ
トレジスタ31a〜31cは、シフトレジスタ31aの出力がシ
フトレジスタ31bへ、またシフトレジスタ31bの出力がシ
フトレジスタ31cへとそれぞれ入力されるよう直列的に
接続されている。そしてシフトレジスタ31aの最上位よ
り2つ下位の出力QE、シフトレジスタ31bの最上位より
1つ下位の出力QDおよびシフトレジスタ31cの再上位出
力QCが通電時間設定部32へと入力されている。従って、
通電時間設定部32へと入力されるQC,QD,QEは、第3図に
示すように斜方向に連続する3画素の画素データであ
る。通電時間設定部32は例えばROMよりなり、シフトレ
ジスタ31a〜31cのそれぞれの出力QE,QD,QCを受けて、こ
の出力QE,QD,QCで示されるデータに応じた3ビットデー
タを出力する。ラインメモリ33は、通電時間設定部32で
1画素に付き3ビットとされた画データを1ライン分記
憶する。出力制御回路34は、ヘッドコントローラ10から
出力されたクロック信号およびラッチ信号に基づいて後
述する手順でラインメモリ33内のデータを記録データと
して出力させる。
ヘッドドライバ40は、シフトレジスタ41、ラッチ回路
42、アンドゲート43−1,43−2…,43−nおよびスイッ
チアンプ44−1,44−2…,44−nからなる。
シフトレジスタ41は、nビットシフトレジスタ(nは
記録する画像の1ライン中の画素数)であり、ラインメ
モリ33から出力された記録データを転送・保持し、パラ
レルに出力する。ラッチ回路42は、ヘッドコントローラ
10から出力されるラッチ信号に同期してシフトレジスタ
41のnビットの出力を取り込み、保持する。ラッチ回路
42のnビットの出力は、それぞれアンドゲート43−1,43
−2…,43−nの一方の入力端に入力される。アンドゲ
ート43−1,43−2…,43−nの他方の入力端にはイネー
ブル信号発生回路20で生成されたイネーブル信号が入力
されており、このイネーブル信号が「H」レベルである
ときのみラッチ回路42の出力をスイッチアンプ44−1,44
−2…,44−nにそれぞれ与える。スイッチアンプ44−
1,44−2…,44−nはそれぞれ、サーマルヘッド50を構
成するn個の発熱抵抗体R−1,R−2…,R−nのそれぞ
れに接続されており、入力が「H」レベルであるときに
のみ+24Vの駆動電圧を対応する発熱抵抗体に印加す
る。
次に以上のように構成されたサーマルプリンタの動作
を説明する。まず記録動作時に画データが入力される
と、ヘッドコントローラ10がこの画データを取り込み、
画データ処理部30へと与える。画データ処理部30では、
シフトレジスタ31a〜31cで斜方向に連続する3つの画素
データが抽出され、出力される。そしてこのシフトレジ
スタ31a〜31cから出力された3つの画素データに応じた
3ビットのデータが通電時間設定部32から出力される。
つまり、任意の画素データ(以下、注目画素データと称
する)が示す画素(注目画素)の斜方向両端に位置する
画素の状態に基づいて、注目画素データが3ビットデー
タに変換される。このように1画素に付き3ビットとさ
れる画データは、ラインメモリ33に記憶される。なお、
通電時間設定部32が出力する3ビットのデータは、例え
ば次のように設定されている。
第3図(a)に示すように中央の画素のみが「黒」
である状態、すなわちQC,QD,QEがそれぞれ「0」、
「1」、「0」である状態では「001」。
第3図(b)に示すように中央の画素の他に1つ前
のラインの画素(図中では上側の画素)が「黒」である
状態、すなわちQC,QD,QEがそれぞれ「1」、「1」、
「0」である状態では「010」。
第3図(c)に示すように中央の画素の他に1つ後
ろのラインの画素(図中では下側の画素)が「黒」であ
る状態、すなわちQC,QD,QEがそれぞれ「0」、「1」、
「1」である状態では「010」。
第3図(d)に示すようにすべての画素が「黒」で
ある状態、すなわちQC,QD,QEがそれぞれ「1」、
「1」、「1」である状態では「100」。
中央の画素が「白」である状態、すなわちQD
「0」である状態では「000」。
以上の処理が行われ、ラインメモリ33に1ライン分の
画データが記憶されると、出力制御回路34は、ラインメ
モリ33に記憶された1ライン分の画データのうちの、各
画素データの第1ビット(最下位ビット)のみを順次ラ
インメモリ33から出力させる。このようにしてラインメ
モリ33から出力された記録データは、ヘッドドライバ40
へと入力される。ヘッドドライバ40では、この入力され
た記録データをシフトレジスタ41に順次に取込む(第8
図中の期間イ)。
一方、ヘッドコントローラ10は、シフトレジスタ41へ
の第1ビットのデータの取り込みが終了したのちに、ラ
ッチ信号LAとして所定時間幅のパルスを出力する(第8
図中のロで示されるパルス)。これにより、シフトレジ
スタ41に保持されているデータがラッチ回路42に取り込
まれ、保持される。
シフトレジスタ41に保持されているデータがラッチ回
路42に取り込まれたのち、出力制御回路34は、ラインメ
モリ33に記憶された1ライン分の画データのうちの、各
画素データの第2ビットのみを順次ラインメモリ33から
出力させる。このようにしてラインメモリ33から出力さ
れた記録データは、前述したのと同様にシフトレジスタ
41に順次取込まれる。(第8図中の期間ハ)。
ところで、イネーブル信号発生回路20では、ヘッドコ
ントローラ10から与えられるタイミング信号に基づき、
ラッチ信号LAのパルスから所定期間後にパルスを発生し
ている。ここでイネーブル信号発生回路20からは、それ
ぞれ異なるパルス幅TA,TB,TC(TA<TB<TC)を有するパ
ルスが順次、すなわちパルス幅TAのパルス→パルス幅TB
のパルス→パルス幅TCのパルス→TAのパルス…の順で出
力される。つまり、イネーブル信号発生回路20が発生す
るイネーブル信号ENは、第8図に示すような信号であ
る。
ここでまず、第8図にニで示すパルス幅TAのパルスが
イネーブル信号としてイネーブル信号発生回路20から出
力されると、ヘッドドライバ40のアンドゲート43−1〜
43−nがこのTAの期間だけON状態となる。このとき、ラ
ッチ回路42には1ライン分の画データのうちの、各画素
データの第1ビットが保持されているから、このデータ
がスイッチアンプ44−1〜44−nのそれぞれにTAの期間
だけ入力される。かくしてスイッチアンプ44−1〜44−
nは、1ライン分の画データのうちの、各画素データの
第1ビットに基づいて、TAの期間だけ発熱抵抗体R−1
〜R−nへの電圧印加の制御を行う。
こののち、シフトレジスタ41への第2ビットのデータ
の取り込みが終了し、ラッチ信号LAとして第8図にホで
示すパルスがヘッドコントローラ10から出力されると、
ラッチ回路42はシフトレジスタ41に保持されているデー
タを取り込み、保持する。続いて、シフトレジスタ41に
保持されているデータがラッチ回路42に取り込まれたの
ち、出力制御回路34は、ラインメモリ33に記憶された1
ライン分の画データのうちの、各画素データの第3ビッ
トのみを順次ラインメモリ33から出力させる。このよう
にしてラインメモリ33から出力された記録データは、前
述したのと同様にシフトレジスタ41に順次取込まれる。
(第8図中の期間ヘ)。
ラッチ信号LAとして第8図にホで示すパルスがヘッド
コントローラ10から出力されてから若干の時間の経過
後、イネーブル信号発生回路20からはイネーブル信号と
してパルス幅TBのパルス(第8図にトで示すパルス)が
出力される。これにより、アンドゲート43−1〜43−n
がこのTBの期間だけON状態となる。このとき、ラッチ回
路42には1ライン分の画データのうちの、各画素データ
の第2ビットが保持されているから、このデータがスイ
ッチアンプ44−1〜44−nのそれぞれにTBの期間だけ入
力される。かくしてスイッチアンプ44−1〜44−nは、
1ライン分の画データのうちの、各画素データの第2ビ
ットに基づいて、TBの期間だけ発熱抵抗体R−1〜R−
nへの電圧印加の制御を行う。
さらに、シフトレジスタ41への第3ビットのデータの
取り込みが終了し、ラッチ信号LAとして第8図にチで示
すパルスがヘッドコントローラ10から出力されると、ラ
ッチ回路42はシフトレジスタ41に保持されているデータ
を取り込み、保持する。
ラッチ信号LAとして第8図にチで示すパルスがヘッド
コントローラ10から出力されてから若干の時間の経過
後、イネーブル信号発生回路20からはイネーブル信号と
してパルス幅TCのパルス(第8図にリで示すパルス)が
出力される。これにより、アンドゲート43−1〜43−n
がこのTCの期間だけON状態となる。このとき、ラッチ回
路42には1ライン分の画データのうちの、各画素データ
の第3ビットが保持されているから、このデータがスイ
ッチアンプ44−1〜44−nのそれぞれにTCの期間だけ入
力される。かくしてスイッチアンプ44−1〜44−nは、
1ライン分の画データのうちの、各画素データの第3ビ
ットに基づいて、TCの期間だけ発熱抵抗体R−1〜R−
nへの電圧印加の制御を行う。
以降上述の処理を次ライン以降のラインの画データに
ついて繰り返し行う。
ここで、通電時間設定部32から出力される3ビットの
データは前述したように、抽出した3つの画素のうちの
中央の画素のみが「黒」である場合には「001」、中央
の画素とその両端のいずれかの画素が「黒」である場合
には「010」、全ての画素が「黒」である場合には「10
0」、そして中央の画素が「白」である場合には「000」
としてある。すなわち、抽出した3つの画素のうちの中
央の画素のみが「黒」である場合には第1ビットのみ
が、中央の画素とその両端のいずれかの画素が「黒」で
ある場合には第2ビットのみが、そして全ての画素が
「黒」である場合には第3ビットのみがそれぞれ「1」
となっている。
従って、抽出した3つの画素のうちの中央の画素のみ
が「黒」である場合には、この中央の画素は発熱抵抗体
のTA期間の電圧印加による発熱によって記録される。中
央の画素とその両端のいずれかの画素が「黒」である場
合には、中央の画素は発熱抵抗体のTB期間の電圧印加に
よる発熱によって記録される。また全ての画素が「黒」
である場合には、中央の画素は発熱抵抗体のTC期間の電
圧印加による発熱によって記録される。なお、中央の画
素が「白」である場合には得られる3ビットのデータは
「000」であるので、当然の事ながら発熱抵抗体への電
圧印加はなく、画点は形成されない。
かくして、斜方向について1画素独立の黒画素は小さ
な通電時間での記録が行われ、例えば第5図(a)に示
すように1画素領域に内接する小さな画素が記録され
る。また斜方向について2画素連続の黒画素は中間の通
電時間での記録が行われ、例えば第5図(b)に示すよ
うに1画素領域から若干はみだす程度の画素が記録され
る。さらに斜方向について3画素以上連続の黒画素は長
い通電時間での記録が行われ、例えば第5図(c)に示
したような1画素領域に外接する大きな画素が記録され
る。ただし、斜方向について3画素以上連続の黒画素の
場合、両端に位置する画素は2画素連続の場合と同じ大
きさとなる。
これにより、離散的に画素が配置された部分、すなわ
ちベイヤータイプのディザなどの疑似中間調画像や文字
などの領域では、1画素領域に内接する小さな画素が形
成され、良好な中間調の再現および繊細な文字の記録が
行える。また集中的に画素が配置された部分、すなわち
ベタ黒画像などの領域では、1画素領域を覆う程度の大
きな画素が形成され、十分なベタ黒濃度を得られる。さ
らに、斜めの線の中間に位置する画素は、大きな画素と
されるので、その斜めの線に沿って隣接する画素どうし
の間隙が小さくされることとなり、なめらかな斜めの線
が形成されることになる。
なお本発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、次のような変更実施が可能である。
上述のようにベタ黒画像の端部の1画素ずつが小さ
な画素となることが不都合である場合には、シフトレジ
スタの数を例えば5個に増やし、発光時間設定部5また
は通電時間設定部32で状態識別する範囲を広げればよ
い。
上記各実施例では、画素の大きさを発光時間および
発熱抵抗体への電圧印加時間(発熱時間)により変化さ
せるものとしているが、発光光量および発熱抵抗体への
印加電圧値(発熱量)やその他の要素あるいはそれらの
組み合わせによっても良い。
上記各実施例ではレーザダイオード62の発光時間お
よび発熱抵抗体R−1〜R−nの電圧印加時間を3段階
としているが、4段階以上としても良い。
上記各実施例では、本発明に係る記録装置をレーザ
プリンタおよびサーマルプリンタに適用しているが、例
えばインクジェットプリンタ、LEDプリンタやLCDプリン
タなどの他の電子写真記録装置および静電記録装置等に
も適用可能である。このとき、インクジェットプリンタ
であれば、第1の実施例と同様な手法が適し、またLED
プリンタやLCDプリンタなどの他の電子写真記録装置お
よび静電記録装置であれば、第2の実施例と同様な手法
が適する。
上記第1の実施例では、反転現像方式のレーザプリ
ンタを例示して説明しているが、論理を逆に考えれば容
易に正転現像方式にも適用可能である。
上記各実施例では、右上がりの斜方向に隣接する画
素の状態を認識しているが、左上がり斜方向に隣接する
画素の状態を認識しても良いし、右上がりおよび左上が
りの両方としても良い。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形実施が可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、それぞれ画素の形成/非形成を示し
た画素データの配列である画データに応じて、画素形成
手段により画素を形成することによって記録を行う記録
装置において、前記画データのうちの注目画素データに
ついて、当該注目画素データが示す画素の斜方向にのみ
並んだ所定の複数の画素の状態を認識し、この認識した
状態に基づいて当該注目画素データに応じて形成される
画素の大きさを3種類以上の所定の画素サイズのいずれ
かに設定する処理を前記画データのうちの各画素データ
を注目画素データとしてそれぞれ行い、前記画データの
うちの各画素データに応じて画素の形成を行う際、例え
ば1画素の形成を行う形成時間または1画素の形成を行
う形成エネルギー量を変化させることにより、各画素デ
ータについて設定された画素サイズの画素を形成するよ
う画素形成手段を制御するようにしたので、疑似中間調
画像や文字などの画像およびベタ黒画像、さらには斜め
の線をいずれも良好に、しかもたとえ1枚の画像中にそ
れらの画像が混在していたとしてもそれらのいずれも良
好に記録できる記録装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の第1の実施例を説明する図
であり、第1図は本実施例に係る記録装置を適用して構
成されたレーザプリンタの要部構成を示す図、第2図は
第1図中の発光時間設定部5に設定されたデータテーブ
ルを模式的に示す図、第3図は第1図中の発光時間設定
部5での画素配列の認識を説明する図、第4図は第1図
中の各部の信号図、第5図は画素の記録例を示す図、第
6図はベタ黒画像の記録例を示す図、第7図および第8
図は本発明の第2の実施例を説明する図であり、第7図
は本実施例に係る記録装置を適用して構成されたサーマ
ルプリンタの要部構成を示す図、第8図は動作タイムチ
ャート、第9図乃至第11図はそれぞれ従来技術を説明す
る図である。 1……インタフェース部、2……制御部、3……画像メ
モリ、4a,4b,4c……シフトレジスタ、5……発光時間設
定部、6……レーザスキャナユニット(LSU)、61……
レーザ光、62……レーザダイオード、67……発光駆動
部、10……ヘッドコントローラ、20……イネーブル信号
発生回路、30……画データ処理部、31a,31b,31c……シ
フトレジスタ、32……通電時間設定部、33……ラインメ
モリ、34……出力制御回路、40……ヘッドドライバ、50
……サーマルヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南日 俊彦 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (72)発明者 寺崎 政則 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (72)発明者 村野 勝巳 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (72)発明者 木下 晴喜 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (72)発明者 藍原 政芳 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (56)参考文献 特開 平2−89073(JP,A) 特開 昭58−150978(JP,A) 特開 昭63−265642(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の画素を2次元的に配列してなる画像
    を記録するものであり、それぞれ画素の形成/非形成を
    示した画素データの配列である画データに応じて、画素
    形成手段により画素を形成することによって記録を行う
    記録装置において、 前記画データのうちの注目画素データについて、当該注
    目画素データが示す画素の斜方向にのみ並んだ所定の複
    数の画素の状態を認識し、この認識した状態に基づいて
    当該注目画素データに応じて形成される画素の大きさを
    3種類以上の所定の画素サイズのいずれかに設定する処
    理を前記画データのうちの各画素データを注目画素デー
    タとしてそれぞれ行う画素サイズ設定手段と、 前記画データのうちの各画素データに応じて画素の形成
    を行う際、前記画素サイズ設定手段で各画素データにつ
    いて設定された画素サイズの画素を形成するよう画素形
    成手段を制御する画素形成制御手段とを具備したことを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】画素形成制御手段は1画素の形成を行う形
    成時間を変化させることにより画素のサイズを制御する
    ことを特徴とする請求項(1)記載の記録装置。
  3. 【請求項3】画素形成制御手段は1画素の形成を行う形
    成エネルギー量を変化させることにより画素のサイズを
    制御することを特徴とする請求項(1)記載の記録装
    置。
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