JP3073067B2 - X線露光用マスク及びその製造方法 - Google Patents

X線露光用マスク及びその製造方法

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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線露光用マスク及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線露光用マスクの材料及び構成
に関する研究は数多く発表されている。図2は一般的な
X線露光用マスクの断面図を示しており、21はX線透
過膜支持用シリコン枠、22はX線透過膜、23はX線
吸収体である。X線透過膜としては、シリコン(S
i)、窒化シリコン(SiN)、炭化シリコン(Si
C)等が、X線吸収体としては、金(Au)、タンタル
(Ta)、タングステン(W)等が用いられる。図3に
X線吸収体としてAuめっき膜を用いた場合のX線マス
ク作成方法の一例を示す。1〜5mm厚のSi基板31
上にCVD法によりX線透過膜32を1〜3μm厚形成
する(図3a)。次いで裏面を水酸化カリウム水溶液等
によってエッチングを行い、窓開けを行う(図3b)。
X線透過膜上にめっき用電極35を形成した後レジスト
パターン34を形成する(図3c)。Auめっきを0.
7〜1.0μm行い、X線吸収体33を形成する(図3
d)。レジスト及びめっき電極を剥離し、X線マスクが
完成される(図3e)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】この様にして作製さ
れたX線マスクに対しては、第1にX線吸収体の位置ず
れが発生していないことが要求される。しかしながら、
これまではX線吸収体の内部応力を十分に制御すること
が出来なかった為、図4に示す如く、X線吸収体43と
X線透過膜42との間で反りが発生し、X線吸収体の位
置ずれを引き起こしていた。金めっき膜は、比較的応力
制御が容易で、低応力膜を形成し易いことが報告されて
いる[K.Suzuki,et al.,J.Vac.Sci.Technol.B4(1),221-
225,1986参照]。又、金めっき膜は、数十〜百数十℃程
度の熱処理で応力値を変化させられることが報告されて
いる[K.-H,Muller,et al.,J.Vac.Sci.Technol.B4,230-
234,1986参照]、[S.Kuniyoshi,et al.,SPIE Vol.923,
Electron-Beam,X-ray,and Ion-Beam Technology:Submic
rometer Lithgraphies II,188-196.1988参照]及び[曽
我 隆、他、第37回春季応用物理学会講演予稿集Vol.
2 p.489参照]。この数十〜百数十℃程度の熱処理によ
って応力が変化する原因としては、めっき時に吸蔵され
たH2の放出であろうという推理が為されている。更
に、金めっき膜は経時によっても応力が緩和していくこ
とが報告されている。
【0004】以上示した様に、金めっき膜はその他の金
属に比べ特に低応力膜を容易に形成することが出来ると
いう点で優れているとされていた。そこで本発明者等
は、金めっき膜を作成し熱処理又は経時によるめっき膜
の低応力化を試みた。本発明者等は、X線透過膜上30
mm角内にレジストパターンを形成した後金めっきを行
い、これを低応力化すると予想される温度で熱処理、例
えば、75℃〜100℃或いは経時による応力緩和を行
い、その後に金パターンの位置ずれの測定を行った。測
定は測長SEMにより行った。その結果、以上の処理に
よって作成したパターンの位置歪は、全体的には比較的
良好な位置精度を示したが、一部に大きな位置ずれが生
じていた。例えば、30mm□内を400点(20×2
0)測定した場合、殆どの点は0.03μm以内の位置
ずれであったが、一部(実験毎に異なるが5〜10%程
度)は0.05〜0.12μmと大きくずれていた。X
線マスクを使用するX線リソグラフィーは、0.25μ
mの解像を目指している為、X線マスクに対しても0.
25μmの解像度と共に30mm□内で0.03μm以
内のパターン位置精度が要求されている。従って、前述
の30mm□内で〜0.12μmの位置ずれは大きな問
題である。
【0005】そこで、本発明者等はその原因について検
討を行った。亜硫酸系金めっき液を用いてSiウエハー
上に形成された金或いは銅等の電極上に金めっきを行っ
た場合、金めっき膜は、図5に示した如く(111)配
向膜となった。この時めっき膜の厚さはX線マスクに最
適な0.7μmである。応力は−6E+8dyn/cm
2(圧縮)であった。図6にめっき条件とめっき膜の応
力の関係を測定した結果を示した。めっき膜の応力はめ
っき条件によって引張から圧縮まで制御することが出
来、±5E+7dyn/cm2以下の非常に低い応力膜
も形成することが出来る。ここで圧縮応力を有する膜を
形成したのは、金めっき膜の良好な膜厚分布を得る為で
ある。図7に応力値と膜厚分布の関係を測定した実験結
果を示した。0に近い応力或いは引っ張り応力の膜は膜
厚分布が悪化し、X線マスクとして好ましくない。図6
及び図7から、X線マスクの作成において適しためっき
条件はパルス電流のオフタイムが長い方がよいことが分
かる。一方、パルスのピーク電流密度は低過ぎても(<
5mA/cm2)、高過ぎても(>20mA/cm2)め
っき表面が荒れてくる。従って、好適にはパルスめっき
時のめっき条件は、パルスオフタイムが≧10mse
c.でパルスピーク電流密度が3mA/cm2以上20
mA/cm2以下が望ましく、最適にはパルスオフタイ
ムが≧15msec.でパルスピーク電流密度が5mA
/cm2以上15mA/cm2以下が望ましい。
【0006】圧縮応力を有する膜の応力を緩和させる為
に熱処理を行ったところ、図8に示した如く、結晶の配
向が(111)から(200)に変化した。この時、応
力は5E+7dyn/cm2以下の非常に小さい応力値
を示した。次に走査型電子顕微鏡(SEM)でこの膜の
観察を行った。図9に熱処理前のSEM像を、図10及
び図11に熱処理後のSEM像を示した。熱処理前にお
いては、全面に渡って図9に示した如くめっき膜は粒子
状を呈していた。一方、熱処理後においては、図10及
び図11に示した如く2種類の像が混在し、図10中に
図11が島状に存在しているのが観察された。しかも、
その分布は均一ではなく局在していた。この2種類の像
は、図10が(111)配向膜、図11が(200)配
向膜であった。そこで、約−6E+8dyn/cm2
応力を有する膜を同一条件で複数枚作成し、全て100
℃でアニール処理を行った後、X線回折試験を行った。
X線回折試験の結果、夫々めっき膜の(200)面と
(111)面のピーク強度比は、(200)面のピーク
強度比1に対して(111)面の強度が0.8〜2.0
内であった。又、(200)配向部分の分布も一様でな
かった。
【0007】この熱処理による結晶と応力の変化を合わ
せて考えてみる。本発明者等においても、又、[K.-H.M
uller,et al.,J.Vac.Sci.Technol.B4,230-234,1986参
照]、[S.Kuniyoshi,et al.,SPIE Vol.923,Electron-B
eam,X-ray,and Ion-Beam Technology:Submicrometer Li
thgraphies VII,188-193,1988参照]及び[曽我 隆、
他、第37回春季応用物理学会講演予稿集Vol.2 p.489
参照]においても、めっき膜の応力測定は、基板、例え
ば、Siウエハー等にめっきを行い、その反り量を利用
して応力を算出している。つまり、めっき膜全体の応力
の平均値で考えている。しかしながら、X線マスクにお
ける応力制御では平均値での低応力というのは意味を持
たず、各領域での低応力化でなければならない。本発明
者等の結果から、従来行われてきた低応力化の為の熱処
理は結晶構造から考えると、決してめっき膜全体が均一
に低応力化したのではない事が明らかとなった。即ち、
熱処理による応力緩和は(111)配向から(200)
配向へと結晶構造が変化することによって発生するが、
この変化は膜内で不均一に発生する為、(111)配向
が比較的多く残留している領域において大きな位置ずれ
が発生したと考えられる。従って、本発明の目的は、上
記従来技術の問題を解決し、位置ずれの少ないX線吸収
体パターンを有するX線マスクを提供することである。
【0008】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、X線吸収体とX
線透過膜とX線透過膜支持枠を有するX線露光用マスク
において、前記X線吸収体が、X線回折試験における
(200)面のピーク強度1に対して(111)面のピ
ーク強度が0.5以下である結晶配向を有する金で構成
されていることを特徴とするX線露光用マスク及びその
製造方法である。
【0009】
【作用】本発明では、前述問題点は、結晶の配向性を膜
内で均一にさせた吸収体を用いることにより解決され
る。本発明では、X線吸収体が、X線回折試験における
ピーク強度1に対して(111)面のピーク強度が0.
5以下である結晶配向を有する金で構成されるようにし
ている。以下に述べる実施例では、X線吸収体を繰り返
し加熱および冷却処理して(111)配向の膜を(20
0)結晶配向に十分飽和するまで変化させて配向性の不
均一性をなくすことによって、吸収体の局所的な位置
れを無くす様にしたものである。加熱処理は、X線マス
クの使用温度より高ければよいが、高すぎれば金が基板
中に拡散してしまい、低過ぎれば長い時間がかかってし
まう為、好ましくは30〜300℃位が用いられる。一
方、冷却は加熱温度より低ければよいが、高すぎれば結
晶構造変化量が小さくなる為、処理の繰り返し回数が非
常に多くなってしまう。従って好ましくは、0℃以下が
用いられる。アニール処理は加熱することが出来ればど
の様なものでもよく、通常ホットプレート、オーブン等
で行う。冷却処理は空気、窒素、アルゴン等のガスを通
常の方法によって冷却し、このガスを媒体としてX線マ
スクを冷却する。又、媒体として、アルコール、アセト
ン等の溶媒を用いてもよい。又、液体窒素を用いれば、
冷却時間の大幅な短縮が図れる。
【0010】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明者等の研究によれ
ば、金めっき膜の経時及び熱処理時の応力変化は、従来
云われていた様な元素の放出或いは反応等による元素の
吸収等は関係なく、基板との力関係によってのみ発生す
ることが明らかになった。又、熱も応力変化の直接的原
因とはなってはいなかった。経時変化時の金めっき膜及
び基板の動きを図12に示した。経時変化では、初期応
力が圧縮である膜、引っ張りである膜共に基板からの応
力により金めっき膜は結晶構造を一部(111)から
(200)配向に変化させながら、応力緩和を示した。
【0011】この時、初期応力が圧縮であった膜は経時
により応力はほぼ0となった。一方、初期応力が引っ張
りであった膜は、0まで応力緩和することはなかった。
熱処理時の金めっき膜及び基板の動きを図13に示し
た。熱処理時は、金と基板の熱膨張率が異なる為(バル
ク値では、Au:15E−6,Si:2.4E−6)、
例えば、加熱直後は初期応力が圧縮であった膜は、更に
大きい圧縮応力となる。しかしながら、この直後に金め
っき膜は、経時変化で観察されたのと同様な応力緩和を
起こし、応力値は加熱温度において0に近づく。この
後、冷却して室温に戻すと、金めっき膜は熱応力により
引っ張り応力となる。(111)からの(200)配向
への結晶構造変化は、加熱時の応力緩和時に発生し、冷
却時には殆ど変化しなかった。一方、初期応力が引っ張
り応力であった膜は、100℃程度の加熱では初期の引
っ張り応力が弱い圧縮応力に変化する程度である為、金
めっき膜への応力の影響は初期応力が圧縮であった膜に
比べて小さい。従って、(111)から(200)配向
への結晶構造の変化量も非常に小さかった。図14に応
力変化量と結晶構造変化量の関係を示した。縦軸は金め
っき膜の(111)と(200)のX線回折ピーク強度
比、横軸はアニール時の応力変化量である。図14から
初期においては応力のみの変化であり、更に応力変化し
た場合のみ結晶構造変化することがわかった。従来例で
の応力を0にする為のアニール処理では、応力変化量は
大きくても1E+9dyn/cm2程度であった。加熱
時の基板の動きは基板を冷却してもそのまま当てはまっ
た。金めっきされた基板を液体窒素中に入れてその動き
を観察したところ、初期応力が引っ張りであった膜は、
液体窒素冷却処理後は圧縮応力膜へと変化していた。一
方、初期応力が圧縮であった膜は更に強い圧縮応力膜と
なっていた。この時の(111)から(200)配向へ
結晶構造の変化量は、初期応力が引っ張りであった膜の
ほうが大きかった。
【0012】以上の結果から次のことが明らかとなっ
た。金めっき膜は外部からの応力によって容易に応力変
化すると共に、結晶構造を変化させる。この結晶構造変
化は熱のみによっては発生しない。前記「解決しようと
する問題点」の項で、「熱処理による応力緩和は(11
1)から(200)配向への変化の過程において発生す
るが、この変化は膜内で不均一に発生する為、変化量の
少ない局所的な領域において大きな位置ずれが発生し
た。」と指摘した。このことは、(111)から(20
0)変化を十分に行わせて、(111)を十分少なくす
ると共に、存在していたとしても膜内に均一に分布させ
れば、局所的な位置ずれは抑えられることを意味してい
る。
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例1 2mm厚のSi基板上にCVD法により窒化シリコン膜
を2μm厚形成した。次いで裏面の窒化シリコン膜をド
ライエッチング法により所定の形状にエッチングする。
続いて、裏面の窒化シリコン膜をマスクとして水酸化カ
リウム水溶液でSiをエッチングし、窓開けを行った。
X線透過膜上(窒化シリコンの表面)にめっき用電極と
してCr(5nm)及びAu(50nm)をEB蒸着に
より連続製膜した。次に、電極上にレジストパターンを
形成した。このレジストパターンをステンシルとしてA
uめっきを0.7μm行い、X線吸収体を形成した。こ
の時、X線回折試験によれば、金めっき膜は−5E+8
dyn/cm2(圧縮圧力)の内部応力を有する(11
1)結晶配向膜であった。
【0014】レジストを剥離しX線マスクとした。次
に、このX線マスクを120℃で1時間加熱した。室温
に冷却後、X線回折試験を行ったところ、金めっき膜は
+10E+8dyn/cm2の内部応力を有し、結晶配
向は(200)のピーク強度1に対して(111)は
2.5であった。続いて、このX線マスクを液体窒素中
で1時間冷却した。室温に加熱後、X線回折試験を行っ
たところ、金めっき膜は−2E+8dyn/cm2の内
部応力を有し、結晶配向は(200)のピーク強度1に
対して(111)は1.1であった。この操作を更に2
回繰り返したところ、金めっき膜の結晶配向は(20
0)のピーク強度1に対して(111)は0.2になっ
た。これ以後は操作を繰り返しても、強度比は殆ど変化
しなかった(図1)。内部応力は最後の操作の後、70
℃で0.5時間加熱したところ、−0.5+8dyn/
cm2の応力値となった。このX線マスクの位置歪みを
測定したところ、30mm□内(400点の全ての測定
点において)0.03μm以下で、装置の測定精度以下
であった。尚、測定装置は測長SEM(EM−100
0、日立製作所製)を用いた。
【0015】実施例2 実施例1と同様な実験を温度及び処理回数を変えて行っ
た。その結果を下記表1に示した。
【表1】
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、X線吸収体が、X線回折試験におけるピーク強度
1に対して(111)面のピーク強度が0.5以下であ
る結晶配向を有する金で構成されるようにしていること
により、位置ずれの少ないパターンを作成することが出
来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線露光用マスクの金吸収体のX線回
折図
【図2】X線露光用マスクの断面図
【図3】X線マスクの一般的製造方法
【図4】歪んだX線露光用マスクの断面図
【図5】金吸収体のX線回折図
【図6】めっき条件とめっき膜の応力との関係図
【図7】応力値と膜厚分布との関係図
【図8】熱処理(応力緩和)と結晶配向変化との関係図
【図9】熱処理前のSEM像
【図10】熱処理後のSEM像
【図11】熱処理後のSEM像
【図12】金めっき膜と基板の応力の経時変化
【図13】熱処理時の金めっき膜と基板の動き
【図14】応力変化量と結晶構造変化量との関係図
【符号の説明】
21,31,41:支持枠 22,32,42:X線透過膜 23,33,43:X線吸収体 34:レジストパターン 35:めっき用電極

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線吸収体とX線透過膜とX線透過膜支
    持枠を有するX線露光用マスクにおいて、前記X線吸収
    体が、X線回折試験における(200)面のピーク強度
    1に対して(111)面のピーク強度が0.5以下であ
    る結晶配向を有する金で構成されていることを特徴とす
    るX線露光用マスク。
  2. 【請求項2】 X線透過膜の線膨張係数が、X線吸収体
    の線膨張係数の1/2以下である請求項1に記載のX線
    露光用マスク。
  3. 【請求項3】 X線吸収体がめっき法によって作成され
    た金である請求項1に記載のX線露光用マスク。
  4. 【請求項4】 X線吸収体とX線透過膜とX線透過膜支
    持枠を有する請求項1に記載のX線露光用マスクの製造
    方法において、X線吸収体形成後にX線吸収体を所定時
    間加熱する工程を含むことを特徴とするX線露光用マス
    クの製造方法。
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