JP3072898U - 自動車内簡易シートカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】海水浴帰りなどで自動車へ乗車する際、通常タ
オルや防水フラットシートなどを利用して車両シート面
を砂や汚れから保護しようとしていたが、走行中移動し
たりずれたりする事がよくあり、結局車両シートを汚す
事になる。また車両フロア部やドア面部、シートの隙間
やシートとドアの隙間などはどうしても砂や汚れが付着
する事がある。さらにツードアタイプの車両に関しては
後部座席部を清掃するにもなかなかし辛く煩わしいもの
であり、また通常のシートカバーは一度設置すれば取外
しに手間がかかり乗車する度に脱着はせず少々シートカ
バーが汚れていてもそのまま放置しておく事が多く不衛
生でもあった。 【解決手段】自動車内シート全体を一枚の簡易シートカ
バー１で覆い、またフロントシート側面ドア側とバック
シート側面に橋渡すサイドカバー２を設ける事により自
動車内後部全体を袋状にし自動車内後部フロアや隙間に
砂や汚れなどが落ちる事を防止している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は海水浴などレジャーを過ごした後、砂や汚れを気にせず乗車する為に、 自動車内をナイロン素材の撥水シートカバーで簡易に覆いシートを汚れから保護 するものであり、又そのシートカバーそのもの自体をコンパクトに収納する専用 収納鞄３に直に装着された収納鞄付き自動車内簡易シートカバーに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、海水浴帰りなどで自動車へ乗車する場合には、タオルや防水フラットシー ト又は毛布を敷くかして砂や汚れから車両シートを保護しようとしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながらタオルや防水フラットシートではシート面を完全に保護することは できずシートカバー間の空間、すなわちフロア部やドア面部、シートの隙間やシ ートとドアの隙間などはどうしても砂や汚れが付着する事がある。また走行中こ れらのタオルや防水フラットシートなどは移動したり、ずれたりする事がよくあ り、結局車両シートを汚す事になる。さらにツードアタイプの車両に関しては後 部座席部を清掃するにもなかなかし辛く煩わしいものであり、また通常のシート カバーは一度設置すれば取外しに手間がかかり乗車する度に脱着はせず少々シー トカバーが汚れていてもそのまま放置しておく事が多く不衛生でもあった。

【０００４】 本考案はこの様な点を考慮し自動車内シート全体を簡易のシートカバーで覆うと 共に汚れたシートカバーを容易に脱着でき、そのままそのもの自体をコンパクト に収納できる収納鞄付きの自動車内簡易シートカバーを提供することを目的とし ている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 上記の課題をクリアする為に本考案は左右のフロントシート座席下部よりバック シートのヘッドレストまでを隙間なく一つにつなげられた簡易シートカバー１に より自動車内シート全体を簡易に覆う事を特徴とするものである。

【０００６】 又フロントシート側面ドア側とバックシート側面に橋渡すサイドカバー２を設け る事により自動車内後部全体を袋状に覆い自動車内後部フロアや隙間に砂や汚れ などが落ちることを防止している。

【０００７】 後席に乗車、降車する際に本考案の簡易シートカバーはドア面部のサイドカバー ２が邪魔になるが、フロントシートバックのドア側端にあたるサイドカバーの接 合部を両面ファスナー等で接合すれば開閉自在になり乗り降り可能である。

【０００８】 本考案は簡易シートカバー１の一部分がこれを収納する専用鞄３の内側に直に装 着されており、シートカバー部を自動車内に設置する際には専用鞄３の取手をヘ ッドレストに掛けることにより専用鞄部自体が固定され、そこを起点として鞄内 部に収納されている簡易シートカバーを一人でも容易に引出せ装着できる。

【０００９】 又全て一体型である為、簡易シートカバー１の脱着が容易である。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について図を用いて説明する。

【００１１】 本考案のシートカバーは一枚の撥水簡易シートカバー１とファスナー４で開閉す るサイドカバー２、本体簡易シートカバー１を収納し装着時には起点となる専用 収納鞄３にて構成されている。（図１）

【００１２】 上記の簡易シートカバー１に設けられたサイドカバー２は自動車内後部全体をシ ートカバーで袋状に構成する為のものである。（図１、２）

【００１３】 本考案のシートカバー全体はリクライニング時等を考慮し車両シートに対してゆ とりを持った寸法で構成している。

【００１４】 フロントシート側面ドア側とバックシート側面に橋渡ししたサイドカバー２のト ップにはゴム６が縫い込まれてあり（図３）、フロントシートがリクライニング しても常時サイドカバー２が弛みにくく構成されている。

【００１５】 後部座席に乗車する為にフロントシートバックドア側端に当たるシートカバー部 とサイドカバー２の接合部を両面ファスナーにし開閉自在にしてある。（図４）

【００１６】 上記のファスナーは外からでも内からでも開閉し易い様にマジックテープ等にし てもよい。

【００１７】 専用収納鞄３に簡易シートカバー１をコンパクトに収納し持ち運びに容易にでき ている。（図５）

【００１８】 上記の専用収納鞄３の取手の長さはフロントシートヘッドレストに掛けて固定す る事を目的としている為ヘッドレストを潜らせる長さにしている。

【００１９】 本考案の簡易シートを車両に装着時に固定させる為、後部にはいくつかの吸盤５ が取り付けられ車両の窓ガラスを利用して固定される。

【００２０】

【考案の効果】

本考案によれば、自動車内シート全体を一枚の簡易シートカバー１が覆う事にな り汚れたまま乗車しても自動車内シートを汚されたりする事を防げる。又、自動 車内後部全体を袋状したことにより砂や汚れ等もシートやドアの隙間に落ちるこ とも防止できる。

【００２１】 さらに本考案はシートカバーが一体型である為、取付け取外しが容易で乗車する 度に使用し易い。

【００２２】 本考案はその簡易シートカバー１そのもの自体をコンパクトに収納する専用収納 鞄３に直に装着されている為、収納時には持ち運びが容易である。

【００２３】 本考案はレジャー帰りの際、自動車内のシートの汚れ防止のみでなく、ドライブ 中の自動車内を幼児の食べこぼし等の汚れから防止することもできる。

【００２４】 又、犬などのペットを乗車させる場合にも、ペットの抜け毛や汚れから車両シー トを保護する事もできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のシートカバーの一実施例を展開状態
に描写した斜視図である。

【図２】上記の簡易シートカバー１を車両に設置し、自
動車内後部全体をシートカバーで袋状に構成した、車体
左前側部から描写した斜視図である。

【図３】フロントシート側面ドア側とバックシート側面
に橋渡ししたサイドカバー２のトップにゴム６が縫い込
まれた状態を示した断面図である。

【図４】後部座席に乗車する為にフロントシートバック
ドア側端に当たるシートカバー部とサイドカバー２の接
合部を両面ファスナーにし開口した斜視図である。

【図５】専用収納鞄３に自動車内簡易シートカバー１を
コンパクトに収納した後の鞄の斜視図である。

【図６】専用収納鞄３の本体ファスナーを開口し中より
簡易シートカバー１を取り出した状態の斜視図である。

【図７】簡易シートカバー１と専用収納鞄３を縫合した
箇所の拡大図。

【図８】は簡易シートカバー１を展開した展開図であ
る。は専用収納鞄３の展開図である。

【符号の説明】

１は本体簡易シートカバー ２はサイドカバー ３は専用収納鞄 ４はファスナー ５は吸盤 ６はゴム １０はフロントシート １１はバックシート １２はシートクッション １３はシートバック １４はヘッドレスト １５は車両ガラス面 １６はサイドブレーキ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】左右のフロントシートの座席下部よりバッ
   クシートのヘッドレストまでを隙間なく一つにつなげら
   れた一枚の簡易シートカバー１であり、またフロントシ
   ート側面ドア側とバックシート側面に橋渡すサイドカバ
   ー２を設け、自動車内後部全体をこの簡易シートカバー
   で袋状にし、さらに簡易シートカバーそのもの自体を収
   納する専用収納鞄３に直に装着されていることを特徴と
   する自動車内簡易シートカバー。