JP3004739U - 自動車 - Google Patents

自動車

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JP3004739U
JP3004739U JP1994007229U JP722994U JP3004739U JP 3004739 U JP3004739 U JP 3004739U JP 1994007229 U JP1994007229 U JP 1994007229U JP 722994 U JP722994 U JP 722994U JP 3004739 U JP3004739 U JP 3004739U
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JP
Japan
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piece
long
velvet fastener
top plate
locking tool
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Application number
JP1994007229U
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English (en)
Inventor
照夫 薗部
Original Assignee
株式会社三協総業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小物類をインストルメントパネルの天板部や
後部座席の後方天板部に対し、その所要範囲内の任意の
部位に簡単に止着すること。その小物類が自動車の走行
中の振動や傾斜によっても天板部上を移動するとか滑落
することのないようにすること。 【構成】 インストルメントパネルbの天板部7または
後部座席の後方天板部の比較的長い範囲にわたり、長尺
係止具aを止着するとともに、その長尺係止具aの任意
の部位に小物類を、該長尺係止具aと係止する被係止片
cにより、着脱自在に取り付けるようにしてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内に各種の小物類を着脱自在に装着できるようにした自動車に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ドライバーや同乗者の各種小物類の収納には、自動車のインストルメン トパネル(ダッシュボード)の前面、座席の周囲、ドアの内側等に装備された函 型または袋状の収納部が主として使用されている。また、これらの小物類を置く のには、インストルメントパネルの天板部や後部座席の後方天板部も利用されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、特に、助手席対向部のインストルメントパネル前面は、そこに助手席 同乗者の安全のためのエアバッグの収納部を設置するような場合には、小物類の ための収納部を確保するスペースが無くなる。 また、インストルメントパネルの天板部や後部座席の後方天板部に単に置いた 小物類は、自動車の走行中の振動や傾斜によって、その天板部上を移動するとか 滑落してしまうことがある。
【0004】 本考案の目的は、小物類をインストルメントパネルの天板部や後部座席の後方 天板部に対して着脱自在に装着し、これにより、インストルメントパネル前面に 収納部を装備するスペースを確保できない不利を改善するとともに、その小物類 が自動車の走行中の振動や傾斜によっても天板部上を移動するとか滑落すること のないようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案自動車は、インストルメントパネルbの天板部7または後部座席の後方 天板部の比較的長い範囲にわたり、長尺係止具aを止着するとともに、その長尺 係止具aの任意の部位に小物類を、該長尺係止具aと係止する被係止片cにより 、着脱自在に取り付けるようにしてなる。
【0006】 上記において、長尺係止具aとして、所要の幅員と長さを有する細長なベルベ ットファスナー雌片4を、また、被係止片cとして、ベルベットファスナー雄片 4′を採用することが、経済的にも使用勝手の上からしても好適である。
【0007】 さらに、長尺係止具aは、所要の幅員と長さを有するスポンジ等の細長な弾性 芯体1を、皮革,合成皮革または布地等の柔軟性材料2で被覆し形成した長尺基 体3の表面にベルベットファスナー雌片4を重合縫着するとともに、裏面に、同 じくスポンジ等の弾性裏板5を介しまたは介することなく両面貼着テープ6を重 合接着して形成し、これをインストルメントパネルbの天板部7の辺縁に沿いし かも助手席に対向する位置に装着しておくと、急ブレーキをかけたときや追突さ れたときにおいて、助手席同乗者が前のめりになったり、手をついたりした場合 に緩衝体として機能するので有益である。
【0008】 ベルベットファスナー雄片4′を可撓性ホルダーdの外面に貼着し、その可撓 性ホルダーdを、小物類に巻き付け、その状態で、長尺係止具aのベルベットフ ァスナー雌片4に係止できるようにすると、小物類の各々にベルベットファスナ ー雄片4′を取り付けて使用するのにくらべて楽である。
【0009】
【作用】
長尺係止具aの長さの範囲内ではあるが、各種の小物類を被係止片cを利用す ることにより、自由に取り付けることができるもので、天板部に係止具を点状に 設けておいて、それに小物類の被係止片を正確に一致させて取り付けなければな らないような場合とは異なり、取付け作業が極めて容易である。
【0010】
【実施例】 以下図示の実施例について説明する。 aは長尺係止具で、それは、所要の幅員と長さを有するスポンジ等の細長な弾 性芯体1を、皮革,合成皮革または布地等の柔軟性材料2で被覆し形成した長尺 基体3の表面にベルベットファスナー雌片4を重合縫着するとともに、裏面に、 同じくスポンジ等の弾性裏板5を重合接着し、さらに、その弾性裏板5の裏面に 両面貼着テープ6を重合接着してなる。
【0011】 bは自動車のインストルメントパネルで、それの天板部7の前側辺縁部に沿っ て比較的長い範囲にわたり、上記長尺係止具aを、両面貼着テープ6によって剥 離自在に貼着している。なお、図1の符号6′は両面貼着テープ6の下面の剥離 紙である。
【0012】 cは長尺係止具aに係止する被係止片で、それは、具体的には上記ベルベット ファスナー雌片4と係止するベルベットファスナー雄片4′であり、このベルベ ットファスナー雄片4′は、小物類、例えばメモホルダー8の裏面に直接貼着し ておき(図5)、該メモホルダー8を長尺係止具a、さらに正確には、それのベ ルベットファスナー雌片4に取り付けるのに使用するものである(図2)。
【0013】 ベルベットファスナー雄片4′は、上記のように、小物類に直接貼着しておい て使用するほかに、図6,7に示すような可撓性ホルダーdの外面に貼着してお き、その可撓性ホルダーdにより小物類、例えば、飲料缶9(図8),タバコケ ース10(図9)等に巻き付けておき、その状態において、長尺係止具a、さら に正確には、それのベルベットファスナー雌片4に取り付けるようにすることも できる(図2)。
【0014】 上記可撓性ホルダーdは、横長方形の皮革,合成皮革または布地等の柔軟性材 料11,12を、それらの間に同じく横長方形の枠形に折曲した銅線13を介在 させて重合縫着してなるものであり、その外面にベルベットファスナー雄片4′ を縫着している。
【0015】 上記においては、長尺係止具aとしてベルベットファスナー雌片4を、また、 被係止片cとしてベルベットファスナー雄片4′を、それぞれ例示したが、これ に限るものではなく、長尺係止具aとして、例えば永久磁石入りまたは導磁性材 製の長尺物を、被係止片cとして、導磁性材製または永久磁石入りのものを採用 するようなこともできる。
【0016】 このように、長尺係止具aを自動車のインストルメントパネルbの天板部7の 前側辺縁部に沿って比較的長い範囲にわたり貼着しておけば、その範囲内ではあ るが、各種の小物類を被係止片cを利用することにより、自由に取り付けること ができるもので、天板部に係止具を点状に設けておいて、それに小物類の被係止 片を正確に一致させて取り付けなければならないような場合とは異なり、取付け 作業が極めて容易である。
【0017】 また、長尺係止具aとして、上記のようにスポンジ等の弾性芯体1を柔軟性材 料2で被覆してなる長尺基体3を採用し、これをインストルメントパネルbの天 板部7の辺縁に沿いしかも助手席に対向する位置に装着しておくと、急ブレーキ をかけたときや追突されたときにおいて、助手席同乗者が前のめりになったり、 手をついたりした場合に緩衝体として機能するので、安全のためにも役立つもの である。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案によれば次の効果を奏する。
【0019】 小物類をインストルメントパネルの天板部や後部座席の後方天板部に対して止 着できるので、特にインストルメントパネル前面に収納部を備えていない場合の 不便を解消できる。 すなわち、長尺係止具をインストルメントパネルの天板部または後方天板部に 比較的長い範囲にわたり貼着しているにより、その長さの範囲内ではあるが、各 種の小物類を被係止片を利用して自由に取り付けることができるもので、天板部 に係止具を点状に設けておいて、それに小物類の被係止片を正確に一致させて取 り付けなければならない場合とは異なり、取付け作業が極めて容易である。
【0020】 また、長尺係止具として、上記のようにスポンジ等の弾性芯体を柔軟性材料で 被覆してなる長尺基体を採用し、これを上記天板部の辺縁に沿いしかも助手席に 対向する位置に装着しておくと、急ブレーキをかけたときや追突されたときにお いて、助手席同乗者が前のめりになったり、手をついたりした場合に緩衝体とし て機能するので、安全のためにも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、長尺係止具をイ
ンストルメントパネルの天板部に装着しようとしている
状態の斜視図である。
【図2】長尺係止具を上記天板部に装着するとともに、
それに小物類を止着した状態の斜視図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】長尺係止具の拡大斜視図である。
【図5】裏面に被係止片を取り付けた小物類であるメモ
ホルダーの斜視図である。
【図6】外面に被係止片を取り付けた可撓性ホルダーの
拡大斜視図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】飲料缶に可撓性ホルダーを巻き付けた状態の斜
視図である。
【図9】タバコケースに可撓性ホルダーを巻き付けた状
態の斜視図である。
【符号の説明】
a 長尺係止具 b インストルメントパネル c 被係止片 d 可撓性ホルダー 1 弾性芯体 2 柔軟性材料 3 長尺基体 4 ベルベットファスナー雌片 4′ ベルベットファスナー雄片 5 弾性裏板 6 両面貼着テープ 6′ 剥離紙 7 天板部 8 メモホルダー 9 飲料缶 10 タバコケース 11 柔軟性材料 12 柔軟性材料 13 銅線

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルの天板部または後
    部座席の後方天板部の比較的長い範囲にわたり、長尺係
    止具を止着するとともに、その長尺係止具の任意の部位
    に小物類を、該長尺係止具と係止する被係止片により、
    着脱自在に取り付けるようにしてなることを特徴とする
    自動車。
  2. 【請求項2】長尺係止具が所要の幅員と長さを有する細
    長なベルベットファスナー雌片であり、被係止片がベル
    ベットファスナー雄片であることを特徴とする請求項1
    記載の自動車。
  3. 【請求項3】長尺係止具が、所要の幅員と長さを有する
    スポンジ等の細長な弾性芯体を、皮革,合成皮革または
    布地等の柔軟性材料で被覆し形成した長尺基体の表面に
    ベルベットファスナー雌片を重合縫着するとともに、裏
    面に、同じくスポンジ等の弾性裏板を介しまたは介する
    ことなく両面貼着テープを重合接着してなるものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動車。
  4. 【請求項4】ベルベットファスナー雄片が、可撓性ホル
    ダーの外面に貼着し、さらに、その可撓性ホルダーが小
    物類に巻き付けられるように形成されていることを特徴
    とる請求項2または3記載の自動車。
  5. 【請求項5】可撓性ホルダーが、皮革,合成皮革または
    布地等の2枚の柔軟性材料を、それらの間に銅線を介在
    させて重合縫着してなることを特徴とする請求項4記載
    の自動車。
JP1994007229U 1994-05-30 1994-05-30 自動車 Expired - Lifetime JP3004739U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364538U (ja) * 1989-10-26 1991-06-24
JPWO2021100820A1 (ja) * 2019-11-20 2021-05-27

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