JP3072824B2 - インクジェット用記録媒体及びこれを用いた画像形成方法 - Google Patents

インクジェット用記録媒体及びこれを用いた画像形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録画像の耐水性及び
耐光性に優れた記録媒体及びこれを用いた画像形成法法
に関する。とりわけインクジェット記録方式に好適な記
録媒体とそれを使用した画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録の高速
化、カラー化、高密度化が容易なことから注目されてお
り、インクジェット記録方式を用いた記録装置も普及し
ている。
【0003】現在オフィスに普及している電子写真方式
を用いた複写機等のトナー転写紙(PPC用紙)であっ
て、十分なインクジェット記録適性を有するものは、現
在のところ得られていない。
【0004】PPC用紙を用いたインクジェット記録の
問題点は、以下の5点である。すなわち、 1.インクの乾燥、定着が遅い。 2.インクが紙層内に吸収される際に、紙の繊維に沿っ
て滲むため、鮮明な文字、画像が得られない。 3.カラー画像を得ようとした場合には、異色の画像の
境界部分では色が滲んだり、不均一に混ざり合って満足
すべき画像が得られない。 4.水溶性の記録剤を用いるために記録画像の耐水性が
不十分である。 5.色剤の発色性が不十分である。
【0005】インクジェット記録方式は水溶性の記録剤
を用いるために、記録画像の耐水性が不十分であるとい
う点は、他の記録方式と比較しても大きな問題点であ
る。
【0006】一方で、例えば、特開昭59ー35977
号公報にあるような専用のコート紙を用いた場合には、
上記の1〜3の問題点は解消されるものの、記録画像の
耐水性が不十分であるという問題点がある。
【0007】記録画像の耐水性を高める手段として、特
開昭56−99693号公報には、ハロゲン化第4級ア
ンモニウム塩等を含有させたインクジェット記録用紙が
開示されている。しかし、このような耐水性のあるイン
クジェット記録用紙は、記録剤(染料等)の耐光性が著
しく低下するという欠点があった。
【0008】また、耐水性と耐光性を良好にする手段と
して、特開昭61−58788号公報には、ポリアリル
アミン塩を含有させた記録紙が開示されている。しか
し、特殊なコート層を設けず、ポリアリルアミン塩のみ
を含む記録紙は、少量では、画像の耐水性が不充分で画
像濃度が低く、色材の発色性が悪く、ブリーディングが
発生しやすいといった問題がある。ポリアリルアミン塩
を含むコート紙においても、少量では画像の耐水性が不
充分で、耐光性も不十分である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてその課題とするところは、記録画像形成の際に、
(1)良好な定着性を有しながら文字品位も良好である
こと、(2)十分な画像濃度が得られ、べた画像の均一
性が高いこと、また、カラー画像形成時において、
(3)記録画像の耐水性が良好であること、(4)耐光
性が良好であること、といった要件を兼ね備え、特に、
耐水性、耐光性に優れた記録媒体、さらにはこれを用い
た画像形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決すための手段及び作用】上記の目的は、以
下の本発明により達成される。
【0011】すなわち本発明は、乳酸アルミニウムを少
なくとも含有し、坪量が50〜200g/m2の範囲に
あることを特徴とする記録媒体であり、乳酸アルミニウ
ムが塩基性であり、更に、分子量2000以上の高分子
物質を併有し、前記乳酸アルミニウムを繊維物質及び填
料よりなる基材に含浸又は塗布してなり、前記乳酸アル
ミニウム及び分子量2000以上の高分子物質含有する
液を繊維物質及び填料よりなる基材に含浸又は塗布して
なり、繊維物質及び填料よりなる基材に含浸又は塗布し
てなり、顔料が存在する記録面を有し、前記乳酸アルミ
ニウム及び顔料を少なくとも含む塗工液を繊維物質及び
填料よりなる表面に塗布してなることを含む。
【0012】また、本発明は、上記記載の記録媒体に対
し、少なくともアニオン性基を有する水溶性染料を含有
するインクを付与し、画像を形成することを特徴とする
画像形成方法であり、前記インクを記録信号に従いオリ
フィスから液滴として吐出し、前記記録媒体に付与し、
前記インクがイエロー、シアン、マゼンタ及びブラック
の4色からなり、インクジェット方式を用いてインクを
記録媒体に付与し、インクジェット方式が、インクに熱
エネルギーを作用させてインクを吐出する方式であるこ
とを含む。
【0013】以下に本発明の作用及び効果を詳細に説明
する。
【0014】本発明の記録媒体は、必須成分として乳酸
アルミニウムを含有する。
【0015】乳酸アルミニウムとしては、塩基性乳酸ア
ルミニウムが好ましく、その化学式は、 Al(OH)3-X (CH3 CHOHCOO)X ・nH2
O で表され、ヒドロキシアクオアルミニウムイオンが重合
した多核錯体からなる高分子電解質であり、水に溶解
し、水中でプラスに荷電する。本発明で使用する塩基性
乳酸アルミニウムは、上記式中のXの範囲が0<X<3
であることが好ましい。
【0016】本発明の好ましい実施態様としては、以下
の2つが挙げられる。 (1)繊維状物質及び填量を主体とする記録紙であり、
塩基性乳酸アルミニウムを含む態様。 (2)基材上に顔料を有する記録面を設け、且つ塩基性
乳酸アルミニウムを含む態様。
【0017】本発明は、(1)、(2)のどちらの態様
の場合も、耐水性及び耐光性に優れるといった点で優位
である。
【0018】本発明の記録媒体における塩基性乳酸アル
ミニウムの量としては、0.01〜7g/m2 の範囲に
あることが好ましい。この量が0.01g/m2 未満で
あると耐水性が不十分であり、一方、7g/m2 より多
いと、発色性が悪くなる。当該成分の最も好ましい範囲
は0.1〜3g/m2 の範囲であり、3g/m2 でその
効果は充分得られる。
【0019】次に、前記記録媒体中に含まれるその他の
成分について具体的に述べる。
【0020】前記記録媒体に前述した塩基性乳酸アルミ
ニウムの他に、さらに高分子物質を加えてもよい。さら
に、本発明においては、分子量2000以上の高分子物
質を加えることによって、記録画像の耐水性及び耐光性
の向上により効果がある。
【0021】このような高分子物質の具体例としては、
ノニオン性の水溶性高分子であるポリアリルアミン、ポ
リアクリルアマイド、ポリビニルピロリドン、水溶性セ
ルロース、具体的には、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアセタ
ール、ポリビニルアルコール等が挙げられるが、これら
に限定されないことは言うまでもないことである。
【0022】また、上記高分子物質はカチオン性高分子
物質であることがより好ましい。これらのカチオン性高
分子物質は、例えばポリアリルアミン塩酸塩、ポリアミ
ンスルホン塩酸塩、ポリビニルアミン塩酸塩、キト酸酢
酸塩等を挙げることができるが、もちろんこれらに限定
されるわけではない。また塩酸塩型、酢酸塩型に限定さ
れるわけではない。
【0023】同様に、上記ノニオン性高分子物質の一部
をカチオン化しても良い。具体的には、ビニルピロリド
ンとアミノアルキルアルキレート4級塩との共重合体、
アクリルアマイドとアミノメチルアクリルアマイド4級
塩との共重合体等を挙げることができるが、もちろんこ
れらの化合物に限定されないことは言うまでもない。
【0024】さらに、上述した高分子物質及びカチオン
性の高分子物質は水溶性であれば申し分ないが、ラテッ
クスやエマルションの様な分散体であってもかまわな
い。
【0025】以上、高分子物質の例を挙げたが、本発明
で使用することのできる化合物は、必ずしもこれらに限
定されないことはいうまでもない。
【0026】本発明に使用する上記の高分子物質の分子
量は、2000以上であれば、本発明を実施する際にそ
の効果は充分であるが、さらに、好ましくは、2000
〜10000の範囲内であることが、画像の耐水性に関
して、最も効果的である。
【0027】この場合の塩基性乳酸アルミニウムと高分
子物質の比率は、重量比で好ましくは、10:0〜0.
5:9. 5の範囲であり、より好ましくは8:2〜1:
9である。上記の範囲よりも、塩基性乳酸アルミニウム
の量が多い場合には、耐水性がやや劣る。他方、高分子
物質が多い場合には、特に、(1)の態様の記録媒体に
おいて、耐水性、画像品位がやや不十分である。
【0028】上記の範囲より塩基性乳酸アルミニウムの
量が多いと、染料分子に対して、迅速に反応(会合)す
る塩基性乳酸アルミニウムの数が多すぎるため、結果と
して、高分子物質と染料分子、あるいはその会合体とが
反応する機会が少なくなり、会合体の凝集物の形成が少
なくなるために、耐水性は低下する。一方、塩基性乳酸
アルミニウムの量が少なすぎると、記録媒体上での、染
料分子と高分子物質との反応が迅速に進まないため、結
果として、染料分子が未反応のまま紙層中に浸透してし
まうために、耐水性が不十分となる。
【0029】また、必要に応じて、pH調整剤、防腐
剤、酸化防止剤等の添加剤を配合してもかまわない。
【0030】本発明に用いられる記録紙は、LBKP、
NBKP等に代表される化学パルプ、サイズ剤、填料を
主体とし、その他の抄紙助剤を必要に応じて用い、常法
により抄紙される。使用されるパルプ材としては、機械
パルプや古紙再生パルプを併用しても良く、また、これ
らを主体とするものであってもよい。
【0031】サイズ剤としては、ロジンサイズ、アルキ
ルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸、石油樹脂
系サイズ、エピクロルヒドリン、アクリルアミド等が挙
げられる。
【0032】填料としては、炭酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、二酸化チタン等が挙げられる。
【0033】表面サイズ剤としては、カゼイン、でんぷ
ん、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リアクリルアミド等、インクに対して膨潤性のある親水
性樹脂、SBRラテックス、アクリルエマルジョン、ス
チレン/アクリル酸共重合体等の親水性部分と疎水性部
分を分子内に有する樹脂、シリコンオイル、パラフィ
ン、ワックス、フッ素化合物等、撥水性を有する物質及
び前記のサイズ剤などが挙げられる。
【0034】本発明の記録紙は、水抽出pHが6以上、
より好ましくは7以上のものとして調整される。水抽出
pHとは、JIS−P−8133に規定された試験片約
1.0gを、蒸留水70mlに浸した際の抽出液のpH
をJIS−Z−8802に従って測定したものである。
pHが前記の範囲に満たない場合には、紙自体の長期に
わたる保存性の面で問題となっているほか、紙面上で染
料が十分な発色性を示さない場合がある。このようにし
て調整される記録紙のステキヒト・サイズ度は、低すぎ
ると付着したインク滴が滲み過ぎ、鮮明な画像、文字が
形成されにくくなり、また高すぎるとインクがいつまで
たっても紙層中に吸収されないため、付着したインクの
定着性、乾燥性が低下する。このためステキヒト・サイ
ズ度が0〜40秒の範囲内であることが好ましい。
【0035】本発明の(1)の態様の記録媒体を調整す
る方法としては、塩基性乳酸アルミニウム及び必要に応
じて、その他の物質を含む溶液を前記の表面サイズ剤と
混合して、原紙上に表面サイズプレスにより付与する方
法、上記の溶液を塗布又は含浸する方法、原紙の抄造時
に、上記の物質を混合する方法等が挙げられる。
【0036】本発明の(2)の態様の記録媒体を調整す
る方法としては、顔料、バインダー、塩基性乳酸アルミ
ニウム及び必要に応じて、その他の物質を含む溶液を原
紙上に塗布する方法、あるいは顔料層を設ける前、ある
いは設けた後に塩基性乳酸アルミニウム等を含む溶液を
塗布又は含浸する方法等が挙げられる。
【0037】上記のバインダーとしては、カゼイン、で
んぷん、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチ
ルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリアクリルアミド、SBRラテックス、アクリルエマ
ルジョン、スチレン/アクリル酸共重合体等があげられ
る。また顔料としては、シリカ、アルミナ、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸マグネシウム、ハイドロタルサイト、
炭酸カルシウム、酸化チタン、クレイ、タルク、(塩基
性)炭酸マグネシウム等の無機顔料、尿素樹脂、尿素ホ
ルマリン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等
のプラスチックピグメント等の有機顔料を代表例として
挙げることができるが、これに限定されない。
【0038】この塩基性乳酸アルミニウムは、塗工液の
pHによって、カチオンの荷数が変化するため、好まし
い塗工液のpHは12.0以下であり、pH12.0以
上であると、粘度が高くゲル化する。さらに、より好ま
しくは7.0以下であり、pH7.0以上であると水酸
化アルミニウムが析出し始める場合がある。
【0039】本発明の(1)の態様においては、紙以外
の基材として、布、不織布等や、従来公知の方法で多孔
質化したプラスチックフィルム、合成紙等も使用可能で
ある。
【0040】また本発明の(2)の態様においては、紙
以外の基材として、プラスチックフィルム、合成紙、金
属板等やこれらを従来公知の方法により多孔質化したも
の、あるいは、布、不織布等も使用することができる。
【0041】本発明の記録媒体を調整するに当たって
は、前記のごとき塗工液を、公知の方法、例えば、ロー
ルコーター法、ブレードコーター法、エアナイフコータ
ー法、ゲートロールコーター法、サイズプレス法、シム
サイザー法等により基材表面に塗工する。その後、例え
ば、熱風乾燥炉、熱ドラム等を用いて乾燥し本発明の記
録紙が得られる。さらに、表面を平滑化するため、ある
いは表面の強度を上げるために、スーパーカレンダー処
理を施してもよい。
【0042】本発明の記録紙は、最終的に坪量50〜2
00g/m2 の範囲にある。50g/m2 未満であると裏
抜け、コックリングが生じやすく、200g/m2 を超
えると記録装置内での記録紙の搬送性が悪くなる恐れが
ある。
【0043】つぎに、本発明の画像形成方法について詳
述する。
【0044】本発明の画像形成方法は、上述したような
記録媒体を用いる点で最も特徴的であるが、インクとし
て水溶性染料を含有するものを用いることが好ましい。
【0045】インクは、アニオン性基を含有する水溶性
染料と水、水溶性有機溶剤、及びその他の成分、例えば
粘度調整剤、pH調整剤、防腐剤、界面活性剤、酸化防
止剤等からなる。
【0046】本発明で使用するアニオン性基を含有する
水溶性染料としては、カラーインデックス(COLOU
R INDEX)に記載されている水溶性の酸性染料、
直接染料,反応性染料であれば特に限定はない。また、
カラーインデックスに記載のないものでも、アニオン性
基、例えばスルホン基、カルボキシル基等を有するもの
であれば特に制限はない。ここで言う水溶性染料の中に
は、溶解度のpH依存性があるものも当然含まれる。
【0047】インクに使用する水溶性有機溶剤として
は、水溶性有機溶剤としては、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン等のケト
ン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1、2、6−ヘキサントリオー
ル、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチ
レングリコール等のアルキレングリコール類、エチレン
グリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類、
エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、イソブチルアルコール等の1価アルコール類の
他、グリセリン、N−メチル−2−ピロリドン、1、3
−ジメチル−イミダゾリジノン、トリエタノールアミ
ン、スルホラン、ジメチルサルホキサイド等が用いられ
る。
【0048】上記水溶性の有機溶剤の含有量について特
に制限はないが、インク全重量の1〜50重量%、さら
に好ましくは、2〜30重量%が好適な範囲である。こ
の他、必要に応じて、粘度調整剤、pH調整剤、防腐
剤、界面活性剤、酸化防止剤、蒸発促進剤等の添加剤を
配合してもかまわない。界面活性剤の選択は、液体の浸
透性を調整する上で特に重要である。
【0049】また、インクの好適な物性範囲は25℃付
近で、pHが3〜12の範囲のもの、表面張力が10〜
60dyn/cmの範囲のもの、粘度が1〜30cps
の範囲のものである。
【0050】本発明の画像形成方法は、一般的な記録方
式に適用できるが、特にインクジェット記録方式に好適
である。
【0051】かかるインクジェット記録方法としては、
インクの小滴を種々の駆動原理を利用して、ノズルより
吐出して記録を行なわせる従来公知のインクジェット記
録方式のいずれのものにも、適用可能である。その代表
例として、特開昭54−59936号公報に記載されて
いる方法で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激
な体積変化を生じ、この状態変化による作用力によっ
て、インクをノズルから吐出させるインクジェット方式
を挙げることができる。
【0052】本発明のインクジェット記録方法に好適な
一例のインジェット記録装置を以下に説明する。その装
置の主要部であるヘッド構成例を図1、図2及び図3に
示す。
【0053】ヘッド13はインクを通す溝14を有する
ガラス、セラミックス又はプラスチック板等を、感熱記
録に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッドが示され
ているが、これに限定されるものではない)とを接着し
て得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成さ
れる保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−
2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層
19、アルミナ等の放熱性の良い基板20よりなってい
る。インク21は吐出オリフィス(微細孔)22まで来
ており、圧力Pによりメニスカス23を形成している。
【0054】今、電極17−1、17−2に電気信号が
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、記録シー
ト25に向かって飛翔する。図3には図1に示すヘッド
を多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘ
ッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図1に説
明したものと同様な発熱ヘッド28を密着して製作され
ている。尚、図1は、インク流路に沿ったヘッド13の
断面図であり、図2は図1の2−2’線での切断図であ
る。
【0055】図4に、かかるヘッドを、組み込んだイン
クジェット記録装置の1例を示す。図4において、61
はワイピング部材としてのブレードであり、その一端は
ブレード保持部材によって保持されて固定端となり、カ
ンチレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッドに
より記録領域に隣接した一に配設され、又、本例の場
合、記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持され
る。62はキャップであり、ブレード61に隣接するホ
ームポジションに配設され、記録ヘッドの移動方向と垂
直な方向に移動して吐出口面と当接し、キャッピングを
行う構成を備える。更に63はブレード61に隣接して
設けられるインク吸収体であり、ブレード61と同様、
記録ヘッドの移動経路中に突出した形態で保持される。
上記ブレード61、キャップ62、吸収体63によって
吐出回復部64が構成され、ブレード61及び吸収体
63によってインク吐出口面に水分、塵埃等の除去が行
われる。
【0056】65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐
出口を配した吐出口面に対向する記録媒体にインクを吐
出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を
搭載して記録ヘッド65の移動を行う為のキャリッジで
ある。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合
し、キャリッジ66の一部はモータ68によって駆動さ
れるベルト69と接続(不図示)している。これにより
キャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能とな
り、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した領
域の移動が可能となる。
【0057】51は記録媒体を挿入する為の給紙部、5
2は不図示のモータにより駆動される紙送りローラであ
る。これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向
する位置へ記録媒体が給紙され、記録が進行するにつれ
て排紙ローラ53を配した排紙される。
【0058】上記構成において記録ヘッド65が記録終
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の突出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中に突出する様に移動する。
【0059】記録ヘッド65がホームポジションから記
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。上述の記録ヘッドのホーム
ポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかり
でなく、記録ヘッドが記録の為の記録領域を移動する間
に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ
移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0060】カラー化する場合には、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローのインクがそれぞれ入っている
記録ヘッドをキャリッジ66上に並列に4色並べる。ま
た、記録ヘッドを並列に並べずに、1個の記録ヘッドを
縦列に4つに分割してもよい。さらに、インクは4色で
なく、シアン、マゼンタ、イエローの3色でもよい。
【0061】
【実施例】以下に、実施例を用いて、本発明を更に詳し
く説明する。
【0062】実施例1 (記録原紙の調製)原料パルプとしてのC.S.F.4
30mlに叩解した、LBKP80部、NBKP20部
の混合物に、カオリン10部(土屋カオリン製)、カチ
オン化でんぷん0. 4部、ポリアクリルアミド(ハリマ
化成製)0. 2部、さらに、中性ロジンサイズ剤(サイ
ズパインNT、荒川化学製)0.1部を配合して、常法
により坪量80g/m2 の記録原紙を抄造した。
【0063】この原紙に、下記の成分を混合溶解した
後、含浸し、120℃のオーブンで1分間乾燥させて、
本発明の記録紙1を得た。乾燥塗布量は、0.5g/m
2 であった。
【0064】(塗工液組成A) 塩基性乳酸アルミニウム 0.2部 (タキサラムG−17P、多木化学製) 水 99.8部
【0065】つぎに下記の成分を混合し、さらにポアサ
イズが0.22μmのメンブレンフィルター(商品名;
フロロポアフィルター、住友電工製)にて加圧濾過して
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのインク(1)
−Y、(1)−M、(1)−C、(1)−Kを得た。
【0066】(1)−Y C.I.ダイレクトイエロー86 2部 チオジグリコール 10部 尿素 4部 アセチレノールEH 0.1部 (川研ファインケミカル製、界面活性剤) 水 残部
【0067】(1)−M 染料をC.I.アシッドレッド35、2.5部に代えた
以外は(1)−Yと同じ組成
【0068】(1)−C 染料をC.I.ダイレクトブルー199、2.5部に代
えた以外は(1)−Yと同じ組成
【0069】(1)−K 染料をC.I.フードブラック2、3部に代えた以外は
(1)−Yと同じ組成
【0070】次に、上記のようにして得られた記録紙及
びインクを用いて、1mmあたり14本の割合で記録ノ
ズルを有する、熱の作用によりインク滴を吐出させるイ
ンクジェット方式の記録ヘッドを搭載した記録装置によ
りカラー画像を形成し、記録画像を評価した。
【0071】記録画像の評価は、次の方法で行なった。 1.画像濃度 100%デューティーのベタ画像をブラックインクで形
成し、12時間放置後の反射濃度を反射濃度計マクベス
RD−918(マクベス社製)にて測定した。 2.耐水性 100%ディーティの文字の上にスポイトで水を1滴た
らして自然乾燥させ、目視にて評価した.画像の流れを
生じないが文字太りを生じるものを○とした.特に、画
像の流れを生じず、且つ文字太りも生じないものを◎と
した。それ以外のレベルのものは×とした。 3.耐光性 画像濃度の評価で用いたものと同様のマゼンタのベタ印
字物を、アトラスフェードメーター(東洋精機)にて、
キセノンランプで30時間照射し、試験前後の印字物を
比較した。試験後の印字物の褪色が著しいものを×と
し、全く褪色していないものを○とした。さらに、その
中位のものを△とした。
【0072】実施例2、3及び比較例1、2 下記の組成の塗工液B〜Eを調整し、表1に示した原
紙、塗工液の組み合わせにて実施例1と同様にして、本
発明の記録紙2、3及び比較用の記録紙1、2を得た。
乾燥塗布量は、いずれも0.5g/m2 となるように調
整した。
【0073】 (塗工液組成B) 塩基性乳酸アルミニウム 0.2部 (タキサラムG−17P、多木化学製) ポリアリルアミン塩酸塩 0.8部 (PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡製) 水 99.0部
【0074】 (塗工液組成C) 塩基性乳酸アルミニウム 0.4部 (タキサラムG−17P、多木化学製) ポリアリルアミン 0.6部 (PAA−10C、日東紡製) 水 99.0部 ポリアリルアミンと水を混合し、水溶液のpHを6.5
に調製し、塩基性乳酸アルミニウムを加えて、塗工液C
を得た。
【0075】 (塗工液組成D) ポリアリルアミン塩酸塩 0.4部 (PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡製) 水 99.6部
【0076】(塗工液組成E) 水のみ(乾燥塗布量0g/m2
【0077】実施例4、5及び比較例3 下記の組成の塗工液F〜Hを調整し、表1に示した原
紙、塗工液の組み合わせにてバーコーター法にて塗工
し、本発明の記録紙4、5及び比較用の記録紙3を得
た。乾燥塗布量は、いずれも8.5g/m2 となるよう
に調整した。
【0078】 (塗工液組成F) 微紛シリカ(ミズカシルP−78D、水沢化学製) 10部 ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ製) 4部 塩基性乳酸アルミニウム 0.4部 (タキサラムG−17P、多木化学製) 水 85.6部
【0079】 (塗工液組成G) 微紛シリカ(ミズカシルP−78D、水沢化学製) 10部 ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ製) 4部 塩基性乳酸アルミニウム 0.4部 (タキサラムG−17P、多木化学製) ポリアリルアミン塩酸塩 0.6部 (PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡製) 水 85.0部
【0080】 (塗工液組成H) 微紛シリカ(ミズカシルP−78D、水沢化学製) 10部 ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ製) 4部 水 86.0部
【0081】実施例6及び7 下記の組成の塗工液I 、I ’を、原紙上にアプリケータ
ーにて乾燥固形分にて10g/m2 となるように塗布
し、次いで、ギ酸カルシウムの10%水溶液で処理し、
塗膜が湿潤状態にある間に、100℃に加熱したステン
レスロールに圧着し、乾燥して、表面に鏡面光沢を有す
る本発明の記録紙6、7を得た。
【0082】 (塗工液組成I ) 微紛シリカ(ミズカシルP−78D、水沢化学製) 6部 ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ製) 1部 スチレンブタジエンラテックス(住友ノーガタック製) 1部 塩基性乳酸アルミニウム 0.2部 (タキサラムG−17P、多木化学製) 水 91.8部
【0083】(塗工液組成I ’) (塗工液組成M)に、さらに、ポリアリルアミン塩酸塩
(PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡
製)を0.8部を加えたもの。
【0084】実施例8及び9 以下の塗工液を用いた以外は、実施例4と同様にして、
本発明の記録紙8、9を得た。
【0085】(塗工液組成J、J’) (塗工液組成F)、(塗工液組成G)の微紛シリカを、
微紛アルミナ(商品名;AKP−G015、住友化学
製)に変更したもの。
【0086】実施例及び比較例の結果をまとめて表1に
記載する。
【0087】
【表1】
【0088】表1から明らかなように,実施例により,
耐水性、耐光性ともに良好な画像が得られたのに対し,
乳酸アルミニウムを用いなかった比較例1〜3は、耐水
性に劣り、ポリアリルアミン塩酸塩PAA−HCl−3
Lを含む比較例3は、耐光性も劣る。また、塩基性乳酸
アルミニウムとポリアリルアミン塩酸塩PAA−HCl
−3Lを併用することにより、塩基性乳酸アルミニウム
のみを用いた場合に比べて、さらに耐水性が向上する。
【0089】実施例10 (記録シートの調製)下記の成分を混合、溶解した塗工
液Kをバーコーターを用いて、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム(厚さ100μm、商品名:ルミラー、東
レ製)に、乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し
た後、120℃のオーブンで3分間乾燥した。
【0090】(塗工液K) カチオン化ポリビニルアルコール 10部 (C−506、クラレ製) 塩基性乳酸アルミニウム (タキセラムG−17P、多木化学製) 0.2部 水 残部
【0091】このようにして得られた記録シートに、実
施例1と同様にしてカラー画像を形成し、下記の項目で
評価を行った。 1.画像濃度 実施例1の評価に同じ。 2.保存滲み イエローの100%デューティのベタ部の上にマゼンタ
にて文字を印字し、ファイルバインダー用透明袋(クリ
アポケットCL−303、ライオン製)に入れ、30℃
/80%RHの環境で10日間保存した後、透過型プロ
ジェクターM4000(住友スリーエム製)にて投影
し、投影された文字の品位で評価した。文字に流れがな
く、且つ文字太りがないものを◎、文字に流れはない
が、文字太りがあるものを○、それ以外のものを×とし
た。 3.耐光性 実施例1の評価に同じ。
【0092】実施例11、比較例4、5 下記組成の塗工液L〜Nを調製し、実施例10と同様に
して本発明の記録シート11及び比較用の記録シート
4、5を得た。
【0093】(塗工液L) カチオン化ポリビニルアルコール 10部 (C−506、クラレ製) 塩基性乳酸アルミニウム (タキセラムG−17P、多木化学製) 0.2部 ポリアリルアミン塩酸塩 0.8部 (PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡績
製) 水 残部
【0094】(塗工液M) カチオン化ポリビニルアルコール 10部 (C−506、クラレ製) 水 残部
【0095】(塗工液N) カチオン化ポリビニルアルコール 10部 (C−506、クラレ製) ポリアリルアミン塩酸塩 0.8部 (PAA−HCl−3L、分子量10000、日東紡績
製) 水 残部
【0096】実施例10、11及び比較例4、5の結果
を表2に示す。
【0097】
【表2】
【0098】表2から明らかなとおり、実施例10、1
1では保存滲み、耐光性共に良好な画像が得られたのに
対し、比較例4、5では保存滲みの劣る画像が得られ、
比較例5では画像の耐光性にも劣っていた。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、カラーインクジェ
ット記録を行なう場合に、本発明を実施した記録紙を使
用することで、高画像濃度、鮮明で、ブリードを生じな
い高精細な画像を形成することが可能となり、さらに、
耐水性、耐光性に優れるカラー画像が形成される。ま
た、本発明の記録紙の1実施態様においては、風合いは
普通紙と変わらず、鉛筆筆記性が良好であり、さらに、
インクジェット用紙としてだけでなく、電子写真用記録
用のトナー転写紙としても使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で使用するインクジェット記録装置
のヘッド部の縦断面図。
【図2】本発明方法で使用するインクジェット記録装置
のヘッド部の横断面図。
【図3】図1及び図2に示したヘッドをマルチ化したヘ
ッドの外観斜視図。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
61 ワイピング部材 62 キャップ 63 インク吸収体 64 吐出回復部 65 記録ヘッド 66 キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−155128(JP,A) 特開 平5−169789(JP,A) 特開 平6−183137(JP,A) 特開 平6−143797(JP,A) 特開 昭61−209190(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸アルミニウムを少なくとも含有し、
    坪量が50〜200g/m 2 の範囲にあることを特徴と
    するインクジェット用記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記乳酸アルミニウムが塩基性乳酸アル
    ミニウムである請求項1に記載のインクジェット用記録
    媒体。
  3. 【請求項3】 更に、分子量2000以上の高分子物質
    を併用する請求項2に記載のインクジェット用記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 高分子物質が分子量2000以上100
    00以下の高分子物質である請求項3に記載のインクジ
    ェット用記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記高分子物質がカチオン性物質である
    請求項3もしくは4に記載のインクジェット用記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 前記乳酸アルミニウムを繊維物質及び填
    料よりなる基材に含浸又は塗布した請求項1もしくは2
    に記載のインクジェット用記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記乳酸アルミニウム及び分子量200
    0以上の高分子物質含有する液を繊維物質及び填料より
    なる基材に含浸又は塗布した請求項1もしくは2に記載
    インクジェット用記録媒体。
  8. 【請求項8】 顔料が存在する記録面を有する請求項1
    に記載のインクジェット用記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記乳酸アルミニウム及び顔料を少なく
    とも含む塗工液を繊維物質及び填料よりなる基材の表面
    に塗布した請求項1もしくは2に記載のインクジェット
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載のインクジェット用
    録媒体に対し、少なくともアニオン性基を有する水溶性
    染料を含有するインクを付与し、画像を形成することを
    特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記インクを記録信号に従いオリフィ
    スから液滴として吐出紙、前記インクジェット用記録媒
    体に付与する請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記インクがイエロー、シアン、マゼ
    ンタ及びブラックの4色からなる請求項10に記載の画
    像形成方法。
  13. 【請求項13】 インクジェット方式を用いてインクを
    記録媒体に付与する請求項10に記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 インクジェット方式が、インクに熱エ
    ネルギーを作用させてインクを吐出する方式である請求
    13に記載の画像形成方法。
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