JP3072754B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造方
法に関する。更に詳しくは、LDD構造を有するMOS
トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタの高耐圧化とホット
キャリアを防止する対策として用いられるLDD構造
は、サブミクロン世代の主流であったが、最近のハーフ
ミクロン世代において、ゲート酸化膜の更なる薄膜化に
伴い、LDD構造を用いてもホットキャリアによる耐性
の劣化が生じることが判明している。
【0003】ホットキャリア耐性を向上させるためのト
ランジスタとして、ゲートオーバーラップ型トランジス
タが提案されている。ゲートオーバーラップ型トランジ
スタの形成方法には、連続斜め回転注入を用いた方法が
挙げられる(月刊Semiconductor World 1990,3,122〜12
8 )。しかしながら、この方法はトランジスタを量産す
るには不向きである。
【0004】また、逆T字型のゲートを使用したトラン
ジスタの構造も提案されている(特開平第3−8833
8号)が、オーバーラップ部のゲートの膜質は、エッチ
ャントに晒された膜であるため膜質が良くない。更に、
この構造を採用したトランジスタでは、オーバーラップ
部の容量をゲートに付加する場合、上記欠点によりスピ
ードが低下するという問題を生じている。
【0005】上記問題を改良するために、オーバーラッ
プ部の膜厚を厚くする方法が提案されている(特開平第
5−133435号)。以下に、Nチャネル型のトラン
ジスタを例にとり、その製造方法を簡単に説明する。 (a)基板上に一般的な方法(例えば、LOCOS法)
で酸化膜からなる素子分離領域41を形成し、全面を酸
化することにより、素子分離領域41間の活性領域42
にゲート酸化膜43を形成する。続いて、全面にポリシ
リコン及びSiN膜44を連続的に成長させ、所定のパ
ターンにパターニングしてゲート電極45を形成する
(図4(a)参照)。
【0006】(b)全面を酸化して、露出しているゲー
ト酸化膜43上とゲート電極45の側面に酸化シリコン
層46を形成する(図4(b)参照)。 (c)基板の表面層に活性領域42上の酸化シリコン層
46を通して、不純物のイオンを注入する(図4(c)
参照)。 (d)全面にポリシリコンを成長させ、異方性のエッチ
ングを行うことにより、ゲート電極45の側壁に酸化シ
リコン層46を介してポリシリコンからなるサイドウォ
ールスペーサー47を形成する(図4(d)参照)。
【0007】(e)基板の表面層に活性領域42上の酸
化シリコン層46を通して、不純物のイオンを注入する
(図4(e)参照)。 (f)ゲート電極45上のSiN膜44を除去する。続
いて、全面にTiをスパッタリングにより成膜し、所定
の温度でアニール処理することによりゲート電極45の
上部とサイドウォールスペーサー47の露出表面にTi
Si2 膜48を形成する。次いで、酸化膜上に形成され
たTiを選択的に除去することにより、連続斜め回転注
入を用いることなくゲートオーバーラップ型のトランジ
スタを製造することができる(図4(f)参照)。な
お、TiSi2 膜48は、ゲート電極45とサイドウォ
ールスペーサー47との電気的接続のためのシリサイド
ストラップとして機能する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記図4(a)〜
(f)に示した、ゲートオーバーラップ型トランジスタ
では、ゲート電極45のパターンニングの際、ゲート酸
化膜43とポリシリコンとの選択性を非常に大きく取る
必要がある。この選択性を大きくすることができない場
合には、ゲート電極45のパターンニングと同時にゲー
ト酸化膜43が除去されてしまい、ゲート電極45端部
の下部の基板に損傷を与えることになる。
【0009】また、ゲート電極45を形成した後の酸化
工程(図4(b)参照)により、ゲート電極45の端部
が酸化されてしまい、跳ね上がり49を生じることとな
る(図5参照)。この跳ね上がり49は、電流駆動能力
等のトランジスタ特性を著しく低下させる原因となる。
更に、サイドウォールスペーサー47をゲート電極45
と電気的接続をする場合には、シリサイドストラップ等
を設ける必要があり、そのために工程が増加することと
なる。
【0010】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、絶縁膜、ポリシリコン層、高融点金属又はその化合
物からなる第1の導電層をこの順で積層した半導体基板
を、ゲートパターン形成領域以外の第1の導電層とポリ
シリコン層を絶縁膜が露出しないようにエッチングして
除去し、第1の不純物注入を行い、次いで酸化処理に付
してゲートパターン形成領域以外に残存するポリシリコ
ン層を酸化シリコン層とし、更に第1の導電層と同一又
は異なる第2の導電層を積層し、ゲートパターンの側壁
のみに第2の導電層が残存するように異方性エッチング
で第2の導電層を除去し、次いで第2の不純物注入を行
い、ソース・ドレイン領域を形成すること特徴とする半
導体装置の製造方法が提供される。
【0011】以下本発明の製造方法を説明する。まず、
本発明に使用できる半導体基板は、特に限定されない
が、シリコン基板が好ましい。シリコン基板は、予めN
型或いはP型の導電性を有していてもよい。例えば、N
型の導電性を付与する不純物としては、リン、砒素等が
挙げられ、P型の導電性を付与する不純物としては、ホ
ウ素、インジウム等が挙げられる。本発明の半導体基板
には、絶縁膜、ポリシリコン層、高融点金属又はその化
合物からなる第1の導電層がこの順で積層される。な
お、半導体基板上にはLOCOS法等により予め素子分
離領域を形成しておくことも可能である。
【0012】ここで、絶縁膜は、例えば膜厚6〜12n
mの酸化シリコン、窒化シリコン又はこれらの積層膜で
もよい。絶縁膜の形成方法は、スパッタリング法、熱酸
化法等が挙げられる。ポリシリコン層は、層厚100〜
150nmで積層することができる。ポリシリコン層
は、導電性を向上させるために、N型或いはP型の不純
物を1×1020〜3×1020ion/cm3 の濃度で含んでい
てもよい。ポリシリコン層の形成方法は、例えばシラン
ガスを使用したCVD法が挙げられる。
【0013】また、第1の導電層は、層厚100〜20
0nmで形成することができる。第1導電層に使用でき
る高融点金属は、特に限定されず、Mo,W,Ta,T
i等が挙げられる。一方、高融点金属の化合物は、特に
限定されないが、前記高融点金属のシリサイド、即ちM
oSi,WSi,TaSi,TiSi等が挙げられる。
第1の導電層には、ポリシリコンとの接合性を考慮する
と、高融点金属のシリサイドを用いることが好ましい。
この第1の導電層は、スパッタリング法、CVD法等に
より形成することができる。
【0014】続いて、ゲートパターン形成領域以外の第
1の導電層とポリシリコン層を絶縁膜が露出しないよう
にエッチングして除去する。その際、第1の導電層上に
はレジスト層を形成し、所定のゲートパターンにした
後、このゲートパターンを有するレジスト層をマスクと
してエッチングが行われる。ゲートパターン下部に存在
する第1の導電層とポリシリコン層は、このエッチング
に付されることなく、露出した領域に存在する第1の導
電層とポリシリコン層がエッチングされる。このエッチ
ングは、絶縁層が露出しないように、換言すればポリシ
リコン層の適当な厚みを残すように異方性のプラズマエ
ッチャーにより、C2 Cl3 3 /SF6等のガスに
て、前記第1の導電層の層厚をエッチングレートからエ
ッチング時間を求めエッチングを行う。なお、上記のエ
ッチングでポリシリコン層を残存さす適当な層厚とは、
10〜20nmが好ましい。これによって、ゲートパタ
ーン端部の酸化処理による跳ね上がりを防止することが
できるからである。
【0015】次に、ゲートパターンをマスクとしてポリ
シリコン層を介して半導体基板に第1の不純物を注入す
る。この注入により、ゲートパターン下以外の半導体基
板の表面層に不純物が注入され、LDD構造である低濃
度不純物領域が形成される。第1の不純物としては、特
に限定されず、所望するチャネルの導電型に応じて選択
することができる。例えば、N型チャネル用の不純物と
しては、リン、砒素等、P型チャネル用の不純物として
は、ホウ素、インジウム等が挙げられる。不純物の注入
条件は、少なくとも活性領域上に残存するポリシリコン
層を通過する注入エネルギーを有する必要があり、不純
物の種類によっても相違するが、注入エネルギー120
〜150KeV、ドープ量1×1013〜5×1013ion/
cm2 が好ましい。
【0016】次いで酸化処理に付してゲートパターン形
成領域以外に残存するポリシリコン層を酸化シリコン層
とすると同時に、第1の導電層が高融点金属のシリサイ
ドの場合、その表面層のみが酸化され酸化シリコン層と
なる。この酸化は、残存するポリシリコン層が完全に酸
化シリコン層に置換する条件で行う必要がある。従っ
て、酸化方法は、800〜950℃、10〜30分の熱
酸化法が好ましい。ここで、第1の導電層の表面と、残
存するポリシリコン層及びゲートパターンのポリシリコ
ン層側壁とでは、酸化レートが異なるので層厚に差が生
じる。即ち、残存するポリシリコン層及びゲートパター
ンのポリシリコン層側壁では、20〜40nm、第1の
導電層の表面では、0〜10nmとなる。
【0017】ここで、第1の導電層の表面上に酸化シリ
コン層が形成されている場合は、その層厚分だけ、全面
に形成されている酸化シリコン層を除去する。この除去
により第1の導電層は露出し、ポリシリコン側壁及び活
性領域上に酸化シリコン層が残存する。除去方法は、特
に限定されないが、ウェット或いはドライエッチング法
のいずれも使用できる。ゲートパターン下の絶縁膜の膜
厚が6〜12nmであるのに対して、ポリシリコン側壁
の酸化シリコン層の層厚は10〜30nm、活性領域上
の酸化シリコン層の層厚は16〜42nmとすることが
できる。
【0018】次に、全面に、第1の導電層と同一又は異
なる第2の導電層を、層厚100〜200nmで形成す
る。形成方法は上記第1の導電層の場合と同じにするこ
とができる。次いで、RIE法等の異方性エッチングに
より、ゲートパターン側壁のみに第2の導電層を残存さ
せる。なお、ゲート電極はゲートパターン及び残存する
第2の導電層からなる。
【0019】次に、ゲート電極をマスクとして半導体基
板全面に第2の不純物を注入する。この注入により、ゲ
ートパターン及びその側壁に残存する第2の導電層下以
外の半導体基板の表面層にソース・ドレイン領域が形成
される。第2の不純物としては、特に限定されず、所望
するチャネルの導電型に応じて選択することができる。
例えば、N型の不純物としては、リン、砒素等、P型の
不純物としては、ホウ素、インジウム等が挙げられる。
不純物の注入条件は、少なくとも第1の不純物より高濃
度を有する必要があり、不純物の種類によっても相違す
るが、注入エネルギー30〜80KeV、ドープ量0.
5×1016〜1×1016ion/cm2 が好ましい。
【0020】この後、公知の方法により、基板全面にP
SG,BPSG等の絶縁膜を積層する。次いで、ソース
・ドレイン領域上の絶縁膜に開口を形成し、ソース・ド
レイン電極を形成することにより図2(h)に示すよう
な半導体装置を形成することができる。なお、本発明の
半導体装置の製造方法は、nMOS,pMOS及びこれ
らを組み合わせたCMOSの製造方法にも簡便に適用す
ることができる。
【0021】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法は、絶縁膜、ポ
リシリコン層、高融点金属又はその化合物からなる第1
の導電層をこの順で積層した半導体基板を、ゲートパタ
ーン形成領域以外の第1の導電層とポリシリコン層を絶
縁膜が露出しないようにエッチングして除去し、第1の
不純物注入を行い、次いで酸化処理に付してゲートパタ
ーン形成領域以外に残存するポリシリコン層を酸化シリ
コン層とし、更に第1の導電層と同一又は異なる第2の
導電層を積層し、ゲートパターンの側壁のみに第2の導
電層が残存するように異方性エッチングで第2の導電層
を除去し、次いで第2の不純物注入を行い、ソース・ド
レイン領域を形成すること特徴とするので、従来第1及
び第2ゲートパターン間の導電接続していたシリサイド
ストラップの形成工程が省略される。また、ゲート絶縁
膜の薄膜化が進んでも、ポリシリコン層がゲート絶縁膜
上に残存するので第1ゲートパターンのエッチングによ
り基板が受ける損傷が低減される。更に、残存するポリ
シリコン層を酸化するので、従来のように基板とポリシ
リコンの界面から酸素が入り込むことはなく、ゲート電
極端部での跳ね上がりが防止される。
【0022】
【実施例】
実施例1 以下、図1〜3に基づき本発明の半導体装置の製造方法
を説明するが、本発明は下記方法には限定されない。ま
ず、半導体基板上に極めて一般的な方法でP型ウエル
(図示せず)を形成し、次いで素子分離領域1を形成す
ることにより活性領域2を分離する。しきい値を制御す
るために、チャネル領域にP型不純物(ホウ素)を、注
入エネルギー20KeV、ドープ量1012ion/cm2 で注
入した。更に、基板全面に熱酸化処理を施すことによ
り、活性領域2上に膜厚10nmのゲート酸化膜3(絶
縁膜)を形成した(図1(a)参照)。
【0023】次に、絶縁膜上にN型不純物(リン)を1
20ion/cm3 の濃度で含むポリシリコン層を、CVD法
で基板全面に層厚150nmで積層した。更に、WSi
をCVD法でポリシリコン層上に層厚200nmで積層
した。続いてマスクを介してエッチングすることによ
り、ポリシリコン層4及びWSi5(高融点金属のシリ
サイド)からなるゲートパターン6を形成すると共に、
ゲートパターン6形成領域以外のゲート酸化膜3を露出
させない程度にポリシリコン層を除去し、層厚15nm
のポリシリコン層7を残存させた(図1(b)参照)。
エッチング条件は、異方性プラズマエッチャーを使用
し、C2 Cl3 3 /SF6 等のガスにより、積層した
WSi、ポリシリコン層厚とエッチングレートからエッ
チング時間を求めエッチングを行った。
【0024】次に、ゲートパターン6をマスクとしてポ
リシリコン層7を介して半導体基板にN型不純物(リ
ン)を注入した。この注入により、LDD構造となる低
濃度不純物領域12を形成した。不純物の注入条件は、
少なくともポリシリコン層7を通過する注入エネルギー
である120KeVとし、ドープ量1013ion/cm2 とし
た(図1(c)参照)。
【0025】次に、ポリシリコン層7を完全に950
℃、20分で酸化処理することにより酸化シリコン層8
を形成した。この酸化において、活性領域上及びポリシ
リコン側壁と、WSi5の表面とでは、酸化レートが異
なるので形成される酸化シリコン層の層厚に差が生じ
る。即ち、活性領域2上及びポリシリコン層4側壁で
は、25nm、WSi5の表面では、10nmとなっ
た。なお、活性領域2上の酸化シリコン層の層厚は、図
1(a)の工程において形成したゲート酸化膜3の膜厚
分だけ厚くなっている(図1(d)参照)。
【0026】次に、WSi5の表面上に形成された酸化
シリコン層8の層厚分だけ、全面に形成されている酸化
シリコン層8を除去した。この除去によりWSi5は露
出し、ポリシリコン層4側壁及び活性領域2上に層厚1
5〜20nmの酸化シリコン層9が残存した(図1
(e)参照)。次に、全面に、再度WSi(第2の導電
層)を、層厚200nmで形成した。次いで、異方性エ
ッチングにより、ゲートパターン側壁にWSiを残存さ
せてサイドウォールスペーサー10を形成した(図1
(f)参照)。なお、ゲート電極17は、ゲートパター
ン及び残存するWSi(6,10)からなる。
【0027】次に、ゲート電極17をマスクとして酸化
シリコン層9を介して半導体基板にN型不純物(ヒ素)
を注入した。この注入により、活性領域2にソース・ド
レイン領域13が形成された。不純物の注入条件は、第
1不純物より高濃度とし、注入エネルギー80KeV、
ドープ量1016ion/cm2 とした(図2(g)参照)。こ
の後、公知の方法により、基板全面にBPSGからなる
絶縁膜14を積層した。次いで、ソース・ドレイン領域
13上の絶縁膜14に開口15を形成し、ソース・ドレ
イン電極16を形成することにより半導体装置を形成す
ることができた(図2(h)参照)。
【0028】上記の方法により形成された半導体装置の
一部拡大図を図3に示した。この図より明らかなよう
に、本発明の製造方法ではポリシリコン4の端部におい
てゲート電極のエッジの跳ね上がりを防止することがで
きた。また、活性領域上にポリシリコン層を残存させる
ので、基板表面がエッチングにより損傷を受けることを
防止することができた。なお、図3中、Aはゲート酸化
膜3の層厚(10nm)、Cはポリシリコン4の側壁の
酸化シリコン層9の層厚(15nm)、Bは活性領域2
上の酸化シリコン層9の層厚(20nm)をそれぞれ示
している。
【0029】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法は、絶縁
膜、ポリシリコン層、高融点金属又はその化合物からな
る第1の導電層をこの順で積層した半導体基板を、ゲー
トパターン形成領域以外の第1の導電層とポリシリコン
層を絶縁膜が露出しないようにエッチングして除去し、
第1の不純物注入を行い、次いで酸化処理に付してゲー
トパターン形成領域以外に残存するポリシリコン層を酸
化シリコン層とし、更に第1の導電層と同一又は異なる
第2の導電層を積層し、ゲートパターンの側壁のみに第
2の導電層が残存するように異方性エッチングで第2の
導電層を除去し、次いで第2の不純物注入を行い、ソー
ス・ドレイン領域を形成することを特徴とするので、従
来第1及び第2ゲートパターン間の導電接続していたシ
リサイドストラップの形成工程を省略することができ
る。また、ゲート絶縁膜の薄膜化が進んでも、ポリシリ
コン層がゲート絶縁膜上に残存するので第1ゲートパタ
ーンのエッチングにより基板が受ける損傷を低減するこ
とができる。更に、残存するポリシリコン層を酸化する
ので、従来のように基板とポリシリコンの界面から酸素
が入り込むことはなく、ゲート電極端部での跳ね上がり
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の概略断面図で
ある。
【図2】図1の本発明の半導体装置の製造方法の続きを
示す概略断面図である。
【図3】本発明の方法により製造された半導体装置の一
部拡大断面図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法の概略断面図であ
る。
【図5】従来の方法により製造された半導体装置の一部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1、41 素子分離領域 2、42 活性領域 3、43 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン層 5 WSi 6 ゲートパターン 7 ポリシリコン層 8、9、46 酸化シリコン層 10、47 サイドウォールスペーサー 12 低濃度不純物領域 13 ソース・ドレイン領域 14 絶縁膜 15 開口 16 ソース・ドレイン電極 17、45 ゲート電極 44 SiN膜 48 TiSi2 膜 49 跳ね上がり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/28 301 H01L 21/3205 H01L 21/336

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜、ポリシリコン層、高融点金属又
    はその化合物からなる第1の導電層をこの順で積層した
    半導体基板を、ゲートパターン形成領域以外の第1の導
    電層とポリシリコン層を絶縁膜が露出しないようにエッ
    チングして除去し、第1の不純物注入を行い、次いで酸
    化処理に付してゲートパターン形成領域以外に残存する
    ポリシリコン層を酸化シリコン層とし、更に第1の導電
    層と同一又は異なる第2の導電層を積層し、ゲートパタ
    ーンの側壁のみに第2の導電層が残存するように異方性
    エッチングで第2の導電層を除去し、次いで第2の不純
    物注入を行い、ソース・ドレイン領域を形成すること特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の導電層が高融点金属のシリサイド
    からなり、ポリシリコン層の酸化シリコン層への酸化処
    理の際に、第1の導電層の表面層が酸化シリコン層に酸
    化され、その酸化シリコン層を第2の導電層を積層する
    前にエッチングして除去する請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 残存するポリシリコン層が、10〜20
    nmの層厚である請求項1又は2記載の製造方法。
JP06252322A 1994-10-18 1994-10-18 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3072754B2 (ja)

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