JP3072286B2 - 濃淡燃焼装置 - Google Patents

濃淡燃焼装置

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JP3072286B2
JP3072286B2 JP10362732A JP36273298A JP3072286B2 JP 3072286 B2 JP3072286 B2 JP 3072286B2 JP 10362732 A JP10362732 A JP 10362732A JP 36273298 A JP36273298 A JP 36273298A JP 3072286 B2 JP3072286 B2 JP 3072286B2
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愛隆 谷村
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃混合気を燃焼するた
めの濃用炎口を備える複数個の濃燃焼部と、淡混合気を
燃焼するための淡用炎口を備える複数個の淡燃焼部とを
交互に並設し、前記濃燃焼部に燃料ガスを供給する濃用
ガス供給路と、前記淡燃焼部に燃料ガスを供給する淡用
ガス供給路とを設けてある濃淡燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスを燃料とする濃淡燃焼装置にあって
は、5Cや6Aなどの低ウォッベ指数のガスから13A
などの高ウォッベ指数のガスに転換されたような場合、
ガスノズルを取り替えたり、ガス供給路の流動抵抗を変
えるなど、何らかの対応をする必要がある。その場合、
ガスノズルを取り替えるよりも、ガス供給路の流動抵抗
を変える方がより簡単であるため、従来、流動抵抗を変
更する対応策が多用されており、この流動抵抗変更のた
めの部品として、一般にオリフィスが用いられている。
【0003】従来、オリフィスをガス供給路内に介装す
る場合、予め所定のオリフィスを組み込んだ供給管を準
備しておいて、この供給管を既設の供給管の途中に介装
したり、既設の供給管内にオリフィスを組み付けたりし
ていた。さらに、供給管内に前もって流動抵抗を変える
ことのできる可変オリフィスを組み付けておき、ガス転
換時に可変オリフィスを操作して流動抵抗を変更する対
応策も知られているが、いずれにせよ、従来において
は、オリフィスによる流動抵抗の変更をシール用のパッ
キンと無関係に行っていた。
【0004】また、上述のような濃淡燃焼装置は、濃用
炎口において空気混合率が小さくて安定した燃焼の可能
な濃混合気を燃焼させ、この濃混合気の燃焼炎による保
炎作用によって、淡用炎口における空気混合率の大きな
淡混合気を安定的に継続燃焼させ、燃焼装置全体として
NOxの発生を極力抑えながら安定した燃焼を行わせる
ためのもので、主として13AやLPGのような高ウォ
ッベ指数のガス、つまり、燃焼温度が高くてNOx発生
量の多いガスに適している。このような濃淡燃焼装置に
おいても、ガス転換時においてオリフィスによる対応策
が多用されるが、やはりシール用パッキンとは無関係に
処理していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来技術において、予め所定のオリフィスを組み込んだ供
給管を準備する場合には、供給管そのものが多少大がか
りなものとなり、既設の供給管内にオリフィスを組み付
ける場合には、オリフィスを供給管に固着するための手
段が必要となり、また、供給管内に前もって可変オリフ
ィスを組み付けておく場合には、高価な可変オリフィス
が必要となるなど、従来技術にあっては、オリフィスに
よる対応が高価なものとなる欠点があった。
【0006】本発明は、このような従来の欠点を解消す
るために、濃淡燃焼装置に不可欠なシール用のパッキン
に着目したもので、その目的は、濃淡燃焼装置に不可欠
なパッキンをそのまま利用して、ガス転換の際などに必
要となるオリフィスを燃料ガス供給管などに安価に組み
付けることのできる実用的な濃淡燃焼装置の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による濃淡燃焼装置の特徴構成は、濃混合気
を燃焼するための濃用炎口を備える複数個の濃燃焼部
と、淡混合気を燃焼するための淡用炎口を備える複数個
の淡燃焼部とを交互に並設し、前記濃燃焼部に燃料ガス
を供給する濃用ガス供給路と、前記淡燃焼部に燃料ガス
を供給する淡用ガス供給路とを設けてある濃淡燃焼装置
であって、前記濃用ガス供給路に介装する濃用パッキン
と前記淡用ガス供給路に介装する淡用パッキンとを互い
に連結する状態で一体的に形成し、かつ、前記濃用パッ
キンの開口部にその濃用パッキンとは異なる材料から形
成したオリフィスを固着して介装した点にある。
【0008】
【作用】本発明による濃淡燃焼装置の特徴構成によれ
ば、濃混合気を燃焼するための濃用炎口を備える複数個
の濃燃焼部と、淡混合気を燃焼するための淡用炎口を備
える複数個の淡燃焼部とを交互に並設し、前記濃燃焼部
に燃料ガスを供給する濃用ガス供給路と、前記淡燃焼部
に燃料ガスを供給する淡用ガス供給路とを設けてある濃
淡燃焼装置の前記濃用ガス供給路に介装する濃用パッキ
ンと前記淡用ガス供給路に介装する淡用パッキンとを互
いに連結する状態で一体的に形成し、かつ、前記濃用パ
ッキンの開口部にその濃用パッキンとは異なる材料から
形成したオリフィスを固着して介装するものであるか
ら、例えば、現在低ウォッベガスであるが、後日高ウォ
ッベガスに転換されるような場合、ガス転換時にパッキ
ンを取り替えるだけで対応することが可能となる。
【0009】つまり、高ウォッベガスに適した濃淡燃焼
装置を低ウォッベガス用として使用するには、何らかの
手段で淡用ガス供給路を遮断しておいて、濃燃焼部のみ
を燃焼させることにより使用可能となる。そして、高ウ
ォッベガスに転換された際、濃用ガス供給路にオリフィ
スを取り付けたり、あるいは、濃用ガス供給路のオリフ
ィスを取り替えることで、ガスノズルを取り替えること
なく対応可能であるが、オリフィス付き濃用パッキンと
淡用パッキンを一体的に取り扱うことができ、オリフィ
スの取り付けや取り替え作業を簡単、容易、かつ、安価
に行うことができる。そして、このパッキンとオリフィ
スとは材料が異なるものであるから、パッキンはシール
に適したゴム材などで形成しながら、オリフィスの方は
精度的に優れた金属や樹脂などで形成することができ、
このオリフィス本来の目的である流動抵抗の変更を所望
通りに行うことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明による濃淡燃焼装
置の特徴構成によれば、濃燃焼部と淡燃焼部とを交互に
並設し、濃燃焼部に燃料ガスを供給する濃用ガス供給路
と、淡燃焼部に燃料ガスを供給する淡用ガス供給路とを
設けてある濃淡燃焼装置の前記濃用ガス供給路に介装す
る濃用パッキンと前記淡用ガス供給路に介装する淡用パ
ッキンとを互いに連結する状態で一体的に形成し、か
つ、前記濃用パッキンの開口部にその濃用パッキンとは
異なる材料から形成したオリフィスを固着して介装する
ことで、低ウォッベガスから高ウォッベガスへのガス転
換時にパッキンの取り替えだけで対応することが可能と
なる。しかも、パッキンはシールに適したゴム材などで
形成しながら、オリフィスの方は精度的に優れた金属や
樹脂などで形成することができ、このオリフィス本来の
目的である流動抵抗の変更を所望通りに、かつ、安価に
行うことができる。
【0011】
【実施例】本発明による濃淡燃焼装置の実施例を図面に
基づいて説明する。図1から図3に示すように、長方形
のバーナケース1の内側に同じく長方形の燃焼室ケース
2が内装され、この燃焼室ケース2の内部に偏平状の濃
燃焼部としての濃燃焼用バーナ3が所定間隔を置いて多
数並設されて収納されている。このバーナケース1の下
方には、燃焼用空気と冷却用空気とを供給するためのフ
ァン4が位置され、このファン4の吐出口4aがバーナ
ケース1の底部に開口されて、このバーナケース1の底
部と燃焼室ケース2の底部を形成する多孔板からなる整
風板5との間に空気室6が形成されている。
【0012】前記濃燃焼用バーナ3は、一次空気混合率
の小さい濃混合気を上方に吐出させる偏平な濃用炎口7
と、この濃用炎口7に連通する濃用混合室8と、この濃
用混合室8に濃混合気生成用の燃料ガスと燃焼用空気と
を導入する濃用導入口9などから構成されている。この
濃燃焼用バーナ3は、1枚の金属製の板状体から形成さ
れ、板状体が濃用炎口7の部分で折曲されて張り合わさ
れ、前記濃用混合室8や濃用導入口9を形成するととも
に、濃用混合室8の下方には、後述する淡燃焼用バーナ
10の淡用ガス導通路11と、この淡用ガス導通路11
に燃料ガスと燃焼用空気とを導入する断面形状楕円形の
淡用導入口12が、同じ板状体で一体的に形成されて周
囲がスポット溶接で接合されている。
【0013】このようにして形成した偏平な濃燃焼用バ
ーナ3を所定間隔を置いて燃焼室ケース2内に16個並
設収納することで、隣合う濃燃焼用バーナ3同士の間に
は15個の偏平な間隔空間ができ、これら15個の間隔
空間が淡燃焼部としての淡燃焼用バーナ10の形成に利
用されている。具体的には、濃燃焼用バーナ3の濃用炎
口7同士の間は、一次空気混合率の大きい淡混合気を上
方に吐出させる淡用炎口13に構成され、この淡用炎口
13に連通する下方の間隔空間が淡用混合室14として
構成されていて、この淡用混合室14内に前記淡用ガス
導通路11に形成の複数個の噴出口15から混合気を噴
出するように構成されるとともに、濃燃焼用バーナ3に
固着の複数枚の整流板16が各淡用炎口13に位置する
ように構成されている。
【0014】前記濃燃焼用バーナ3の濃用導入口9と淡
燃焼用バーナ10の淡用導入口12との前部には、燃料
ガスの供給部材としての鋳造製のガスヘッダ17が配設
されていて、このガスヘッダ17は、図4に示すよう
に、仕切り壁18aによって、濃用ガスヘッダ19と淡
用ガスヘッダ20とに分割され、濃用ガスヘッダ19の
方は、別の仕切り壁18bによって、第一濃用ガスヘッ
ダ19aと第二濃用ガスヘッダ19bとに区画されてい
る。濃用ガスヘッダ19には、例えば5Cや6Aなどの
低ウォッベガス用の濃用ガスノズル21がひとつ置きに
第一濃用ガスヘッダ19aと第二濃用ガスヘッダ19b
とに分けて合計16個取り付けられ、淡用ガスヘッダ2
0には、例えば13AやLPGのような高ウォッベガス
用の淡用ガスノズル22が合計15個取り付けられてい
る。
【0015】前記ガスヘッダ17には、図5および図6
に示すように、第一濃用ガス供給路23aと第二濃用ガ
ス供給路23bとからなる2本の濃用ガス供給路23
と、1本の淡用ガス供給路24との合計3本のガス供給
路を有する供給部材としての鋳造製のガス連結管25
が、これらガスヘッダ17とガス連結管25との間にシ
ール用のパッキン26を挟み込んだ状態で、複数本のボ
ルト27によって取り外し可能に固着され、この固着状
態において、第一濃用ガス供給路23aは第一濃用ガス
ヘッダ19aに、第二濃用ガス供給路23bは第二濃用
ガスヘッダ19bに、淡用ガス供給路24は淡用ガスヘ
ッダ20に、それぞれ連通可能に構成されている。前記
第一濃用ガス供給路23aと第二濃用ガス供給路23b
には、燃料ガスの流通を断続する第一濃用電磁弁28a
と第二濃用電磁弁28bとが設けられ、淡用ガス供給路
24には、同じく燃料ガスの流通を断続する淡用電磁弁
29が設けられている。
【0016】前記第一と第二の濃用電磁弁28a,28
bおよび淡用電磁弁29は、ひとつの弁ブロック30に
組み込まれていて、この弁ブロック30が前記ガス連結
管25に固着されるとともに、第一濃用ガス供給路23
a、第二濃用ガス供給路23b、ならびに、淡用ガス供
給路24の分岐箇所より上流側のメインガス供給路31
には、供給する燃料ガスの総量を調整する電磁比例弁3
2と安全弁33とが設けられている。そして、これら第
一濃用電磁弁28a、第二濃用電磁弁28b、淡用電磁
弁29、電磁比例弁32、安全弁33、ならびに、ファ
ン4などは、制御部Hによってその動作が制御されるよ
うに構成されている。
【0017】前記パッキン26は、図7および図8に示
すように、原則として、第一濃用ガス供給路23aに連
通する開口部を有する第一濃用パッキン26a、第二濃
用ガス供給路23bに連通する開口部を有する第二濃用
パッキン26b、ならびに、淡用ガス供給路24に連通
する開口部を有する淡用パッキン26cの3個のパッキ
ンからなり、これら3個のパッキン26a,26b,2
6cがゴム材によって一体的に形成されている。これら
3個のパッキン26a,26b,26cのうち、第一濃
用パッキン26aと第二濃用パッキン26bの各開口部
には、金属あるいは合成樹脂からなる濃用オリフィス3
4が、また、淡用パッキン26cの開口部には、同じく
金属あるいは合成樹脂からなる淡用オリフィス35が、
それぞれインサート成形によって固着されている。
【0018】前記濃用オリフィス34と淡用オリフィス
35は、ガス転換などによって使用するガスの種類が変
わった場合に、いちいち濃用ガスノズル21や淡用ガス
ノズル22を取り替えなくて済むように、第一と第二の
濃用ガス供給路23a,23bの流動抵抗、および、淡
用ガス供給路24の流動抵抗をそれぞれ変更して、これ
ら濃用ガス供給路23a,23bや淡用ガス供給路24
への燃料ガスの供給量や供給量の比率を調整するための
もので、そのため、図7および図8に示したパッキン2
6以外に、何種類かのパッキン26が予め用意されてい
る。
【0019】それを示したのが図9で、この図9の
(イ)に示すものは、第一濃用パッキン26aと第二濃
用パッキン26bの各開口部にオリフィスがなく、淡用
パッキン26cの開口部が閉塞されたパッキン26であ
る。(ロ)に示すものは、第一濃用パッキン26aと第
二濃用パッキン26bの各開口部に濃用オリフィス34
がインサート成形によって固着され、淡用パッキン26
cの開口部にオリフィスのないパッキン26である。
(ハ)に示すものは、第一濃用パッキン26aと第二濃
用パッキン26b、ならびに、淡用パッキン26cの開
口部の全てにオリフィスのないパッキン26であり、こ
のように何種類かのパッキン26が予め用意されてい
る。
【0020】前記濃用ガスノズル21は各濃用導入口9
に臨んでいて、この濃用ガスノズル21からの燃料ガス
の吹き込みによって、バーナケース1と燃焼室ケース2
との間を流通する冷却用空気の一部をエゼクタ作用によ
り所定の割合で濃用導入口9に吸引し、濃用混合室8の
通過過程で混合して濃混合気を生成し、この濃混合気を
濃用炎口7から吐出させる。同様に、前記淡用ガスノズ
ル22は各淡用導入口12に臨んでいて、この淡用ガス
ノズル22からの燃料ガスの吹き込みで、同じく冷却用
空気の一部をエゼクタ作用により所定の割合で淡用導入
口12に吸引し、淡用ガス導通路11の通過過程で予め
混合し、その混合気を淡用ガス導通路11の噴出口15
から淡用混合室14に噴出させる。そして、この淡用混
合室14において、噴出口15からの混合気と整風板5
を介して空気室6から供給される燃焼用空気とを混合し
て淡混合気を生成し、この淡混合気を淡用炎口13から
吐出させる。
【0021】このようにして生成した淡混合気を淡用炎
口13から吐出させて燃焼させ、かつ、これら淡用炎口
13に隣接する濃用炎口7から濃混合気を吐出させて燃
焼させることによって濃淡燃焼を実行するのであるが、
この濃淡燃焼は、使用ガスが高ウォッベ指数のガスで、
かつ、高負荷燃焼の際にのみ実行され、その他、使用ガ
スが低ウォッベ指数のガスの場合などには、濃混合気の
みを燃焼させる濃燃焼が実行される。
【0022】この燃焼状態を示したのが図10で、使用
ガスが5Cや6Aなどの低ウォッベガスの場合、高負荷
燃焼時においては、第一と第二の濃用電磁弁28a,2
8bが開弁し、16個の濃燃焼用バーナ3の全てが燃焼
し、低負荷燃焼時においては、第一濃用電磁弁28aが
開弁し第二濃用電磁弁28bが閉弁して、8個の濃燃焼
用バーナ3のみが燃焼する。なお、この低ウォッベガス
使用の場合には、後述するように、淡用ガス供給路24
は閉じられたままとなる。使用ガスが13AやLPGの
ような高ウォッベガスの場合、高負荷燃焼時において
は、第一と第二の濃用電磁弁28a,28bと淡用電磁
弁29とが開弁し、16個の濃燃焼用バーナ3と15個
の淡燃焼用バーナ10の全てのバーナが燃焼し、低負荷
燃焼時においては、第一濃用電磁弁28aが開弁し、第
二濃用電磁弁28bと淡用電磁弁29が閉弁して、8個
の濃燃焼用バーナ3のみが燃焼し、低負荷と高負荷との
中間においては、淡用電磁弁29が閉弁し第一と第二の
濃用電磁弁28a,28bが開弁して、16個の濃燃焼
用バーナ3が燃焼するのである。
【0023】そして、例えば、現在5Cや6Aの低ウォ
ッベガスを使用していて、後日13Aの高ウォッベガス
に転換される仕様において、本発明による濃淡燃焼装置
を低ウォッベガスによる濃燃焼専用の燃焼装置として使
用するには、濃用ガスヘッダ19に5Cや6A用の濃用
ガスノズル21を取り付け、淡用ガスヘッダ20に13
A用の淡用ガスノズル22を取り付けるとともに、図9
の(イ)に示すパッキン26を取り付けて使用するので
ある。この図9の(イ)に示すパッキン26は、淡用パ
ッキン26cの開口部が閉塞されているので、淡用ガス
供給路24が閉鎖されて、上述のような濃燃焼が実行さ
れる。
【0024】その後、13Aへの転換時には、今まで使
用していたパッキン26を取り外し、新たに図9の
(ロ)に示すパッキン26と取り替えるのである。この
新たなパッキン26には、第一と第二の濃用パッキン2
6a,26bの開口部に、濃用ガスノズル21が低ウォ
ッベガス用であるにもかかわらず、13Aに適した流動
抵抗を付与する高ウォッベガス用の濃用オリフィス34
が固着されているので、第一と第二の濃用ガス供給路2
3a,23bへの燃料ガスの供給量が、13Aに適した
量に調整される。また、淡用パッキン26cの開口部に
はオリフィスがないが、前もって淡用ガスヘッダ20に
13A用の淡用ガスノズル22が取り付けられているの
で、淡用ガス供給路24への燃料ガスの供給量も適正な
量に調整され、したがって、ガス転換の際に、濃用ガス
ノズル21や淡用ガスノズル22を取り替える必要がな
く、パッキン26の取り替えだけでガス転換に対応する
ことができる。
【0025】その他、パッキン26のみを選択使用する
ことにより、例えば、13A用の濃淡燃焼装置と、LP
G用の濃淡燃焼装置とを提供することも可能となる。す
なわち、パッキン26を除く他の部品を全て共通部品で
製作し、かつ、濃用ガスヘッダ19に13A用の濃用ガ
スノズル21を取り付け、淡用ガスヘッダ20にも13
A用の淡用ガスノズル22を取り付けるのである。そし
て、図9の(ハ)に示すパッキン26を取り付ければ、
13A用の濃淡燃焼装置となり、図7および図8に示す
パッキン26を取り付ければ、濃用オリフィス34と淡
用オリフィス35とによって、第一と第二の濃用ガス供
給路23a,23bへの燃料ガスの供給量と淡用ガス供
給路24への燃料ガスの供給量が調整されて、LPG用
の濃淡燃焼装置となるのであり、ほとんど全ての部品を
共通化して、13A用とLPG用の濃淡燃焼装置を製作
することも可能となる。
【0026】〔別実施例〕上述の実施例においては、第
一濃用パッキン26a、第二濃用パッキン26b、なら
びに、淡用パッキン26cの3個のパッキンを一体的に
形成したものを示したが、使用する燃焼装置のガス供給
路の数に応じて4個以上のパッキンを一体的に形成して
実施することもできる。また、オリフィス34,35を
各パッキン26a,26b,26cの開口部に固着する
のは、インサート成形によって固着する以外、接着剤に
よって接着してもよいし、ビスなどの固着具を用いて固
着することもできる。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】濃淡燃焼装置の右側面視断面図
【図2】濃淡燃焼装置の一部切り欠き斜視図
【図3】濃淡燃焼装置の正面視拡大断面図
【図4】濃淡燃焼装置の正面視における概略構成図
【図5】ガスヘッダとガス連結管との一部切り欠き背面
【図6】ガスヘッダとガス連結管との断面図
【図7】パッキンの平面図
【図8】パッキンの断面図
【図9】別のパッキンの断面図
【図10】濃淡燃焼装置の燃焼状態を示す概略図
【符号の説明】
3 濃燃焼部 7 濃用炎口 10 淡燃焼部 13 淡用炎口 23 濃用ガス供給路 24 淡用ガス供給路 26a,26b 濃用パッキン 26c 淡用パッキン 34 オリフィス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−151317(JP,A) 特開 昭58−99570(JP,A) 特開 昭58−99572(JP,A) 特開 平6−159628(JP,A) 特開 平6−272823(JP,A) 実開 昭63−36800(JP,U) 実開 昭63−166794(JP,U) 実開 昭63−190713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/02 - 14/08 F16L 55/00 F23C 5/02 F23C 11/00 329 - 330

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃混合気を燃焼するための濃用炎口
    (7)を備える複数個の濃燃焼部(3)と、淡混合気を
    燃焼するための淡用炎口(13)を備える複数個の淡燃
    焼部(10)とを交互に並設し、前記濃燃焼部(3)に
    燃料ガスを供給する濃用ガス供給路(23)と、前記淡
    燃焼部(10)に燃料ガスを供給する淡用ガス供給路
    (24)とを設けてある濃淡燃焼装置であって、 前記濃用ガス供給路(23)に介装する濃用パッキン
    (26a),(26b)と前記淡用ガス供給路(24)
    に介装する淡用パッキン(26c)とを互いに連結する
    状態で一体的に形成し、かつ、前記濃用パッキン(26
    a),(26b)の開口部にその濃用パッキン(26
    a),(26b)とは異なる材料から形成したオリフィ
    ス(34)を固着して介装してある濃淡燃焼装置。
JP10362732A 1998-12-21 1998-12-21 濃淡燃焼装置 Expired - Fee Related JP3072286B2 (ja)

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