JP3072173U - 収納用紙箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空箱を捨てる時簡単に嵩張らないようにして
塵芥として捨てることが出来るようにする。 【解決手段】 底板２と天板一方の両側に折曲線３にて
縦側板４を又他方の両側に折曲線５にて横側板６を設
け、横内板７を横側板６の側端に又縦内板９を縦側板４
の側端にそれぞれ折曲線８，１０にて設け、更に横抑板
１１を横内板７の側端に又縦抑板１３を縦内板９の側端
にそれぞれ設け、斜めに折曲線１９ａを設けた四角形か
らなる接続板１５を縦側板４と横側板６両端に折曲線１
７，１８にて縦側板４と横側板６の両端の接点に斜めの
折曲線１９ａ一端が位置するよう設け、抑板２０を縦内
板９の両端に折曲線２１にて設けて一枚物としてなる箱
体１と蓋体を組み合わせた紙箱において、接続板１６の
折曲線１７，１８と斜めの折曲線１６、更に抑板２０の
折曲線２１にミシン目による切込１９ａ，１９ｂ，２２
をそれぞれ設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は贈答品や土産品としての使用が終って捨てるときに簡単に破り嵩張ら ないで捨てることが出来る収納用紙箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

贈答品や土産品などの殆どは、販売業者が紙や金属の箱に商品を詰めて包装紙 で包装し、更に紙かビニール袋に入れて購入するお客に渡し、購入者はそのまま 贈物として贈っていた。 そして贈物として受け取った人は中の物を飾ったり或いは食べたりして紙箱が 空になって塵芥として捨てていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように贈物が空箱になって捨てる時、そのままでは嵩張るため箱を潰して 平たくするが、案外手間が掛かり面倒で空箱の廃棄上非常に不都合を感じていた 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような不都合を解消し、空箱の状態で簡単に嵩張らないように破 って捨てることが出来る収納用紙箱を提供せんとするものである。 底板と天板一方の両側に折曲線にて縦側板を又他方の両側に折曲線にて横側板 を設け、横内板を横側板の側端に又縦内板を縦側板の側端にそれぞれ折曲線にて 設け、更に横抑板を横内板の側端に又縦抑板を縦内板の側端にそれぞれ設け、斜 めに折曲線を設けた四角形からなる接続板を縦側板と横側板両端に折曲線にて縦 側板と横側板の両端の接点に斜めの折曲線一端が位置するよう設け、抑板を縦内 板の両端に折曲線にて設けて一枚物としてなる箱体と蓋体を組み合わせた紙箱に おいて、接続板の折曲線と斜めの折曲線更に抑板の折曲線にミシン目による切込 それぞれ設けたものである。

【０００５】

【作用】

使用に当っては、蓋体と蓋体の一枚物を接続板の斜めの折曲線と横抑板と縦抑 板の折曲線は外折とし、他の折曲線は内折として折曲線にて折り曲げて箱体と蓋 体とし、箱体に蓋体を蓋して紙箱として用いる。 そして紙箱が空箱になると箱体より蓋体を取り横側板と横内板、縦側板と縦内 板を持って互いに反対方向に引っ張ると、切込が破れ箱のままで嵩張らないよう に破って塵芥として捨てることが出来る。

【０００６】

【実施の形態】

以下本考案の実施例を図面について説明する。 図中１は箱体を示し、２は底板であって、対向する一方の両側に折曲線３おに て縦側板４を、又対向する他方の両側に折曲線５にて横側板６をそれぞれ設けて いる。 ７は横側板６の幅と略同幅とした横内板であって、横側板６側端に折曲線８に て設ている。 ９は縦側板４の幅と略同幅とした縦内板であって、縦側端４側端に折曲線１０ にて設けている。 １１は横抑板であって、横内板７の側端に折曲線１２にて設けている。

【０００７】 １３は縦抑板であって、縦内板９の側端に折曲線１４にて設けている。 １５は縦側板４と横側板６と同じ寸法の四角形からなる接続板であって、斜め に折曲線１６を設け、縦側板４と横側板６両端に折曲線１７，１８にて縦側板４ と横側板６の両端の接点Ｘに折曲線１６の一端が位置するよう設けると共に、折 曲線１６と縦側板４側の折曲線１７にミシン目による切込１９ａ，１９ｂを穿設 している。 ２０は抑板であって、縦内板９の両端に折曲線２１にて設け、ミシン目による 切込２２を該折曲線２１に穿設し一枚物としている。

【０００８】 図中２３は箱体１を蓋す蓋体を示し、２４は天板であって、対向する一方の両 側に折曲線２５にて縦側板２６を、又対向する他方の両側に折曲線２７にて横側 板２８をそれぞれ設けている。 ２９は横側板２８の幅と略同幅とした横内板であって、横側板２８側端に折曲 線３０にて設けている。 ３１は縦側板２６の幅と略同幅とした縦内板であって、縦側板２６側端に折曲 線３２にて設けている。 ３３は横抑板であって、横内板２９の側端に折曲線３４にて設けている。

【０００９】 ３５は縦抑板であって、縦内板３１の側端に折曲線３６にて設けている。 ３７は縦抑板２６と横側板２８と同じ寸法の四角形からなる接続板であって、 斜めに折曲線３８を設け、縦側板２６と横側板２８両端に折曲線３９，４０にて 縦側板２６と横側板２８の両端の接点Ｘに折曲線３８の一端が位置するよう設け ると共に、折曲線３８と縦側板２６側の折曲線３９にミシン目による切込４１ａ ，４１ｂを穿設している。 ４２は抑板であって、縦内板３１の両端に折曲線４３にて設け、ミシン目によ る切込４４を該折曲線４３に穿設し一枚物としている。

【００１０】 使用に当っては、まず箱体１の折曲線３，５，８，１０，１７，１８，２１に て内折、折曲線１２，１４，１６にて外折とし、図２に示すごとく折曲線１６に て折り曲げた接続板１５と抑板２０を横側板６と横内板７にて包み込み、横抑板 １１と縦抑板１３を横抑板１１両端を縦抑板１３の下にして重ねて組立て箱体１ を形成する。 同じように蓋体２３の折曲線２５，２７，３０，３２，３９，４０，４３にて 内折、折曲線３４，３６，３８にて外折とし、箱体１と同じ要領で組立て蓋体２ ３を形成し、前記箱体１に蓋して紙箱として使用する。 紙箱としての使用が終って空箱になると、箱体１より蓋体２３を取り箱体１の 横側板６と横内板７と、蓋体２３の横側板２８と横内板２９を持って反対方向に 引張ると、箱体１と蓋体２３の四隅の切込１９，２２と切込４１，４４が破れて 底板２と天板２４を破ることが出来、適当に破って捨てることが出来る。

【００１１】

【考案の効果】

上述の如く本考案の請求項１においては、空箱の状態で箱体と蓋体の四隅を切 込にて簡単に破り、嵩張らないで捨てることが出来る。 請求項２においては、箱体と蓋体の四隅をより手早く確実に破ることが出来る 。 このような特長があり実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の斜視図である。

【図２】本考案実施例の箱体の一部を開いている状態図
である。

【図３】本考案実施例の箱体の展開図である。

【図４】本考案実施例の蓋体の展開図である。

【符号の説明】

１ 箱体 ２ 底板 ３ 折曲線 ４ 縦側板 ５ 折曲線 ６ 横側板 ７ 横内板 ８ 折曲線 ９ 縦内板 １０ 折曲線 １１ 横抑板 １２ 折曲線 １３ 縦抑板 １４ 折曲線 １５ 接続板 １６ 折曲線 １７ 折曲線 １８ 折曲線 １９ 切込 ２０ 抑板 ２１ 折曲線 ２２ 切込 ２３ 蓋体 ２４ 天板 ２５ 折曲線 ２６ 縦側板 ２７ 折曲線 ２８ 横側板 ２９ 横内板 ３０ 折曲線 ３１ 縦内板 ３２ 折曲線 ３３ 横抑板 ３４ 折曲線 ３５ 縦抑板 ３６ 折曲線 ３７ 接続板 ３８ 折曲線 ３９ 折曲線 ４０ 折曲線 ４１ 切込 ４２ 抑板 ４３ 折曲線 ４４ 切込

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底板と天板一方の両側に折曲線にて縦側
   板を又他方の両側に折曲線にて横側板を設け、横内板を
   横側板の側端に又縦内板を縦側板の側端にそれぞれ折曲
   線にて設け、更に横抑板を横内板の側端に又縦抑板を縦
   内板の側端にそれぞれ設け、斜めに折曲線を設けた四角
   形からなる接続板を縦側板と横側板両端に折曲線にて縦
   側板と横側板の両端の接点に斜めの折曲線一端が位置す
   るよう設け、抑板を縦内板の両端に折曲線にて設けて一
   枚物としてなる箱体と蓋体を組み合わせた紙箱におい
   て、接続板の折曲線にミシン目による切込を設けたこと
   を特徴とする収納用紙箱。
2. 【請求項２】 抑板の折曲線にミシン目による切込を設
   けた請求項１記載の収納用紙箱。