JP3947446B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶製品等の容器製品物を包み込むように収納するいわゆるラップアラウンド式の紙製包装箱に関し、特に、店頭で中身の容器製品物を陳列する際、予め包装箱に形成された例えば切り取りライン(ミシン目状ジッパー)に沿って引裂き帯体を引裂くことによって紙箱を上下に分断し、トレーを形成する機能を有する包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平9−193923号公報
【特許文献2】
特開平10−101064号公報
【特許文献3】
特開平11−171172号公報
【特許文献4】
特開平9−309526号公報
【特許文献5】
特開平8−53127号公報
【0003】
いわゆるラップアラウンド式の包装箱による容器製品物の包装は一般に以下の要領で行われる。すなわち、一般に4枚の側板が連なって構成される帯状の胴部で容器製品物を包み込むように収納した後、その開口したままになっている胴部両端部をそれぞれ一対の内フラップおよび外フラップで順次塞ぐことにより、容器製品物が収納された包装箱が完成される。
【0004】
このように形成されたラップアラウンド式の包装箱の中には、店頭で中身の容器製品物を陳列する際に、予め包装箱に形成された例えば切り取りライン(ミシン目状ジッパー)に沿って引裂き帯体を引裂くことによって紙箱を上下に分断し、上蓋を取り外した後、下部に残った残余の下部箱をそのまま商品を載せる紙トレーとして利用できるタイプのものが存在する。
【0005】
従来より一般に用いられているこの種の包装箱の形態が図8に示される。
図8に示される従来の缶用ラップアラウンドカートンケース100のいわゆるジッパー機能は、側面120に予め帯状に施されたミシン目により構成されている。図の点線で描かれている状態が開封前の状態であるが、台形状の引裂き開始片のみミシン目カットされておりそれ以外は内側ライナーカットされていることが一般的である。
【0006】
側面中央部に形成されている一対の台形状の引裂き開始片121,125をそれぞれ、側面中央から両端(矢印方向)に向かって引き裂くことにより(開封している状態であり実線で描かれている)、最終的に箱体の上下がそれぞれトレー状に分断されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のラップアラウンドカートンケースのいわゆるジッパーは、店頭での陳列の際に、帯状に形成されつつ引き裂かれるカートン部位が引き裂き途中で断絶してしまったり、あるいは帯幅が漸減的に収束してくることによる引き裂き不完全が生じてしまったりして、安定かつ確実にトレーを形成することができない場合がある。
【0008】
このような状態で箱開封作業が中断した場合、新たに、何らかの手法を用いて、ジッパートレー作製の作業を継続する必要が生じる。このように一旦、帯体が切れてしまった後の作業は極めて煩雑な作業となり、また、作業の仕方次第では箱内部の内容物を傷つけるおそれが生じる。引裂き面の外観も悪くなる。さらに、発生するゴミの散在量も多くなりその後の片付け・廃棄処分にも多大な労力を要す。
【0009】
さらに、側面中央部から両端に向けて引き裂く作業は、肉体的にも負担が大きく、作業効率が良いとは決して言えない。
【0010】
さらに、引き裂き後に形成されるジッパー上部の上部蓋体も、ゴミとして処分されるが、このものは下部トレーとほぼ同様の形状をなし、嵩張っているために、見かけのゴミ処理量が増大するとともに、さらに処分のための取り扱いも不便である。
【0011】
このような実状のもとに本発明は創案されたものであり、その目的は、上記の問題点を解決し、トレー形成のための箱分断操作(帯体の引き裂き作業)が簡易かつ確実に行え、ゴミ散在量を減らせることができる包装箱を提供することにある。より具体的には、引裂き帯体を引裂く作業が簡単に行え、しかも引裂き帯体が引裂き途中で断絶することがなく比較的切り口がきれいで、なおかつ、発生するゴミの散在量を低減させることができるとともにその後のゴミ処理が容易に行える包装箱を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、上面板、底面板、およびこれらを連結する側面板を有して形成される帯状の胴部、ならびに内フラップおよび外フラップを備えてなるラップアラウンド式の包装箱において、前記上面板の胴部を構成する側には、対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記上面板の開口側の両端部にはそれぞれ上面側外フラップが連接して形成されおり、前記底面板の胴部を構成する側には、前記対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記底面板の開口側の両端部にはそれぞれ下面側外フラップが形成されており、前記側面板の開口側の両端部にはそれぞれ内フラップが実質的に連接して形成されるとともに、これらによって一体化側面部が構成されており、前記一体化側面部には、前記上面側外フラップを開封してから、内フラップの端部を把持して、側面板を介して反対側の内フラップの端部に至るまで途中分断することなく引き裂くことができる引裂き帯体が形成されており、前記引裂き帯体の上面板側の位置、上面板と側面板とが連接される実質的な接続部位であり、前記引裂き帯体の引き裂き開始端部には、引き裂きの開始を容易にするために、引裂き帯体と残るべく側面板の部分との境目に切り欠きが形成されており、前記上面板と側面板が連接されている実質的な接続部位には、切り取りを目的とする上部切り取りラインが形成されており、この上部切り取りラインと、この上部切り取りラインよりも下方に位置する内フラップおよび側面板に形成された下部切り取りラインとによって引裂き帯体が形成されるように構成される。
【0014】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の内フラップにおける底面板側の位置が、内フラップと下面側外フラップの糊付け面の上方位置よりも上側に存在してなるように構成される。
【0015】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の底面板側の位置が、内フラップと下面側外フラップの糊付け面の上方位置よりも上側に存在してなるように構成される。
【0016】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の幅が14.5mmを超えるように設定される。
【0017】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の幅が15〜60mmの範囲となるように設定される。
【0018】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の幅が、側面板の高さをHsとした場合に、1/2Hs±20mmの範囲となるように設定される。
【0019】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体は、前記一体化側面部に形成されたライナーカットにより形作られてなるように構成される。
【0020】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体は、前記一体化側面部の内側に形成された内側ライナーカットにより形作られてなるように構成される。
【0021】
また、本発明の好ましい態様として、前記引裂き帯体の引き裂き開始端部には、引き裂きの開始を容易にするためのミシン目ラインが形成されてなるように構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の包装箱の具体的実施の形態の一例について、図1〜図7を参照しつつ説明する。
【0025】
図1は、本発明の包装箱1の展開図の一例を示したものであり、図2は、図1に示される展開された箱オリジナル紙を組み立てた斜視図である。図3〜図7は、それぞれ、図2に示されるごとく組み立てられた包装箱(製品出荷箱)の側面に形成された引裂き帯体を引裂くことによって紙箱を上下に分断し、トレーを形成する状況を経時的に説明するための概略斜視図である。
【0026】
本発明の包装箱1は、図1に示される展開図および図2に示される組立図から容易に理解できるように、まず最初に、複数枚(本実施の形態では4枚)の板体11,21,15,25が連なって形成される帯状の胴部で容器製品物(缶ビールなどの缶製品群)を包み込むように収納した後、糊代片9で帯状の胴部を筒状に一体固着することにより筒状の胴部が形成される。
【0027】
その後、図1に示される折り目線61,65,81,85から4つの側片38(略長方形形状)が内側に折り込まれ、さらに折り目線62,66,82,86から4つの内フラップ31,31,35,35が内側に折り込まれる。
【0028】
次いで、この折り込まれた4つの内フラップ31,31,35,35の外面の所定位置に糊付けがなされる。
【0029】
次いで、この糊付け面に向けて、折り目線71,75,91,95から4つの外フラップ41,41,45,45が折り込まれ、図2に示されるような包装箱1が完成する。この状態は、いわゆる出荷箱に相当する。
【0030】
このような本発明の包装箱1は、例えば、店頭で中身の容器製品物を陳列する際に、予め包装箱に形成された例えば切り取りライン(ミシン目状ジッパー)に沿って引裂き帯体を引裂くことによって紙箱を上下に分断し、上蓋を取り外した後、下部に残った残余の下部箱をそのまま商品を載せる紙トレーとして利用できるようになっている。
【0031】
すなわち、図1の展開図および図2からも分かるように組み立て後の包装箱1は、上面板25の胴部を構成する側には、対向する一対の側面板11,15が連接して形成されており、上面板25の開口側の両端部にはそれぞれ上面側外フラップ45,45が連接して形成されている。
【0032】
同様に、底面板21の胴部を構成する側には、前述した一対の側面板11,15が連接して形成されており、底面板21の開口側の両端部にはそれぞれ下面側外フラップ41,41が形成されている。
【0033】
さらに、側面板11の開口側の両端部にはそれぞれ内フラップ31,31が実質的に連接して形成されるとともに、これらによって一体化側面部30が構成されている。
【0034】
同様に側面板15の開口側の両端部にはそれぞれ内フラップ35,35が実質的に連接して形成されるとともに、これらによって一体化側面部30が構成されている。ここで、『実質的な連接』と表現しているのは、直接的な連接のみならず間接的な連接をも含む趣旨である。すなわち、本実施の形態では、各側面板11,15は側片38を介して間接的に内フラップと連接している形態が示されている。このような側片38の形成により、内フラップが連接される胴部の角があたかも切り取られた形態をなしている(図1の符号H相当部分)。そのため、本実施の形態における上面板25からみた平面形状は、箱の角部が切り取られたような変形8角形となっている。
【0035】
本発明における一体化側面部30,30には、上面側外フラップ45,45をそれぞれ引き剥がし開封してから、内フラップの端部を把持して、側面板を介して反対側の内フラップに向かって引き裂くことができる引裂き帯体4,5がそれぞれ形成されている。
【0036】
引裂き帯体4は、実質的に図1におけるラインL1(上部切り取りラインL1)およびラインL2(下部切り取りラインL2)の部位により形成されており、引裂き帯体5は、図1におけるラインL3(上部切り取りラインL3)およびラインL4(下部切り取りラインL4)の部位により形成されている。
【0037】
このような引裂き帯体4,5の構成は本発明の要部となるものであり、この要部構成がより容易に理解できるように、図3〜7に示される経時的な引裂き動作と併せて、以下説明する。
【0038】
分断操作に基づくトレー形成
図2に示される包装箱1の分断開封に際し、まず、図3に示されるごとく上面板25に連接する一対の上面側外フラップ45,45が、矢印で示される外方向に向けて内フラップ31,35との糊付け面から引き剥がされる。これにより形成された開口部に作業者が手を突っ込むことができるようになるとともに内フラップの端部の把持が可能となる。
【0039】
なお、本発明でいう内フラップとは、未開封状態(出荷箱状態)で内側に位置するフラップをいい、外フラップ(上面側および下面側いずれも含む)45とは、未開封状態(出荷箱状態)で外側に位置するフラップをいう。
【0040】
次いで、図4に示されるごとく上面側外フラップ45,45の開口によって開口部が略半分開口された状態で持ち易くなった内フラップ31(35)の上側端部31a(35b)を把持して、側面板11(15)を通過させるように反対側の内フラップに向かって引き裂きを開始する。ここで、把持することができる内フラップ31,35の上側端部31a,35bは、引裂き帯体4,5の長手方向端部に該当する(実質的に同義)。
【0041】
ところで、図1や図3からも分かるように本実施形態における内フラップ31,35および側片38,38にも上部切り取りラインL1,L3が一応形成されている。しかしながら、上記引き裂きの開始に際しては、これらは殆ど機能しない場合が多く、本発明では、これらの部位に上部の切り取りラインはなくともよい。その理由は、内フラップおよび側片は上面板25と直接に接合されているものではなく、しかも、本発明における上部切り取りラインは、上面板と側面板とが連接される『実質的な接続部位』に形成されているからである。『実質的な接続部位』とは、上面板と側面板とが連接される接続部位±15mmの範囲をいう。
【0042】
次いで、このように切り取りが開始された引裂き帯体4,5は、図5および図6に示されるように、側面板11,15部分を経由して、最終的に反対側の内フラップまで引き裂かれ、図7に示されるごとく、4つの分断片に分けられる。
【0043】
図7において、底面板21を有するトレー形態のパーツには、図示していない缶容器等の容器製品物が立ったままその形態の少ないとも上部が見えるように収納されている。つまり、トレー形態のパーツに容器製品物を入れたまま陳列できるような状態になっている。
【0044】
図7における残余の引裂き帯体4,5および上面板25を有する蓋部分は、通常、廃棄ゴミとして処分される。この際、上面板25を有する蓋部分は、ほぼ平坦な紙パーツになっており、嵩張らず、廃棄処理の取り扱いも簡便なものとなる。さらに、これらの廃棄ゴミのパーツの数は、従来のトレー形成の開封状態と比べて、絶対数が少なく、処分が容易であるとともに、引裂き帯体4,5の切れ不良に基づく、細片ゴミの発生もほとんど生じない。
【0045】
ところで、本発明における引裂き帯体4,5の内フラップ31,31,35,35における底面板21側の位置(すなわち、下部切り取りラインL2,L4の位置)は、内フラップと下面側外フラップ41との糊付け面の上方位置よりも上側に存在するように構成される。下部切り取りラインL2,L4が糊付け面範囲内に形成されると、引裂き帯体4,5の引裂き初期動作が円滑に出来ないからである。
【0046】
また、側面板11,15に形成される引裂き帯体4,5の下部切り取りラインL2,L4(底面板21側に形成)は、特に、上記内フラップのごとく糊付け面範囲といった制約がない。そのため、内フラップの下部切り取りラインと連続しているものであれば、側面板11,15の下方側に形成することも可能である。例えば、内フラップの下部切り取りラインに連続しつつ、側面板11,15の中ほどで、底面板21側の折り目線52,53に漸近させるような湾曲ライン仕様とすることも可能である。
【0047】
しかしながら、好適には、引裂き帯体4,5の底面板21側の位置が、箱全体を通して内フラップと下面側外フラップの糊付け面の上方位置よりも上側に存在してなるように構成することが望ましい。さらには、引裂き帯体4,5の引裂き幅を一定にするように形成することが望ましい。
【0048】
また、引裂き帯体4,5の幅は、14.5mmを超えることが好ましく、特に、15〜60mm、さらには20〜50の範囲となるようにすることが望まれる。14.5mm以下となると、引裂きの安定性に欠け、場合によっては帯体が切断するおそれが生じる。
【0049】
また、側面板の高さHsを基準として、引裂き帯体4,5の幅を規定した場合、引裂き帯体4,5の幅は、引裂きの容易性や安定性の観点から1/2Hs±20mmの範囲となるように設定されることが望ましい。
【0050】
さらに、引裂き帯体4,5をそれぞれ潜在的に構成している上部切り取りラインL1および下部切り取りラインL2、並びに上部切り取りラインL3および下部切り取りラインL4は、以下の要領で作製されることが好ましい。すなわち、これらの各ラインは、前記一体化側面部30,30に形成されたライナーカット、特に、一体化側面部30,30の内側(裏側)に外側から見えないように形成された内側ライナーカットにより形作られることが望ましい。いわゆるダンボール紙は、波状形状の中芯を芯材として、この両面に外側ライナーおよび内側ライナーを貼り合わせることにより形成されるのであるが、ライナーを貼り合わせる前に、ライナーそのものに予め引裂き帯体に相当する所定形状のカット目を入れておく処理、つまりこれがライナーカットである。
【0051】
このようなライナーカットは、貼り合わせ後のダンボール紙を打ち抜いて形成されるミシン目(ミシン目ライン)よりも、箱の強度を保つためには、有利である。
【0052】
なお、箱強度を低下させない程度に、引裂き帯体の引き裂き開始端部(下部切り取りラインL2,L4の両端部)に、ミシン目ライン(図1におけるハッチライン部L2a,L4a)を形成しておいてもよい。引き裂きの開始を容易にするためである。さらに、引裂き帯体の引き裂き開始端部には、引き裂きの開始を容易にするために、引裂き帯体と残るべく側面板の部分との境目に微細な切り欠きPを形成しておいてもよい。
【0053】
【発明の効果】
上述してきたように本発明は、上面板、底面板、およびこれらを連結する側面板を有して形成される帯状の胴部で容器製品物を包み込むように収納した後、開口したままになっている胴部の両端の開口部をそれぞれ一対の内フラップおよび外フラップで順次塞いでなるラップアラウンド式の包装箱において、前記上面板の胴部を構成する側には、対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記上面板の開口側の両端部にはそれぞれ上面側外フラップが連接して形成されおり、前記底面板の胴部を構成する側には、前記対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記底面板の開口側の両端部にはそれぞれ下面側外フラップが形成されており、前記側面板の開口側の両端部にはそれぞれ内フラップが実質的に連接して形成されるとともに、これらによって一体化側面部が構成されており、前記一体化側面部には、前記上面側外フラップを開封してから、内フラップの端部を把持して、側面板を介して反対側の内フラップに向かって引き裂くことができる引裂き帯体が形成されるように構成されている。さらに、引裂き帯体の上面板側の位置は、上面板と側面板とが連接される実質的な接続部位とされているので、本発明のトレー形成可能な包装箱は、トレー形成のための箱分断操作(帯体の引き裂き作業)が簡易かつ確実に行え、ゴミ散在量を減らせることができるという極めて優れた効果が発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装箱の展開図の一例を示したものである。
【図2】図1に示されるように展開された箱オリジナル紙を組み立てた斜視図である。
【図3】トレー形成のための箱分断操作を経時的に示した概略斜視図である。
【図4】トレー形成のための箱分断操作を経時的に示した概略斜視図である。
【図5】トレー形成のための箱分断操作を経時的に示した概略斜視図である。
【図6】トレー形成のための箱分断操作を経時的に示した概略斜視図である。
【図7】トレー形成のための箱分断操作を経時的に示した概略斜視図である。
【図8】従来技術によるトレー形成のための箱分断操作を模式的に示した概略斜視図である。
【符号の説明】
1…包装箱
4,5…引裂き帯体
11,15…側面板
21…底面板
25…上面板
31,35…内フラップ
41…下面側外フラップ
45…上面側外フラップ

Claims (9)

  1. 上面板、底面板、およびこれらを連結する側面板を有して形成される帯状の胴部、ならびに内フラップおよび外フラップを備えてなるラップアラウンド式の包装箱において、
    前記上面板の胴部を構成する側には、対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記上面板の開口側の両端部にはそれぞれ上面側外フラップが連接して形成されおり、
    前記底面板の胴部を構成する側には、前記対向する一対の側面板が連接して形成されており、前記底面板の開口側の両端部にはそれぞれ下面側外フラップが形成されており、
    前記側面板の開口側の両端部にはそれぞれ内フラップが実質的に連接して形成されるとともに、これらによって一体化側面部が構成されており、
    前記一体化側面部には、前記上面側外フラップを開封してから、内フラップの端部を把持して、側面板を介して反対側の内フラップの端部に至るまで途中分断することなく引き裂くことができる引裂き帯体が形成されており、前記引裂き帯体の上面板側の位置、上面板と側面板とが連接される実質的な接続部位であり、
    前記引裂き帯体の引き裂き開始端部には、引き裂きの開始を容易にするために、引裂き帯体と残るべく側面板の部分との境目に切り欠きが形成されており、
    前記上面板と側面板が連接されている実質的な接続部位には、切り取りを目的とする上部切り取りラインが形成されており、この上部切り取りラインと、この上部切り取りラインよりも下方に位置する内フラップおよび側面板に形成された下部切り取りラインとによって引裂き帯体が形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記引裂き帯体の内フラップにおける底面板側の位置が、内フラップと下面側外フラップの糊付け面の上方位置よりも上側に存在してなる請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記引裂き帯体の底面板側の位置が、内フラップと下面側外フラップの糊付け面の上方位置よりも上側に存在してなる請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記引裂き帯体の幅が14.5mmを超えるように設定されてなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の包装箱。
  5. 前記引裂き帯体の幅が15〜60mmの範囲となるように設定されてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の包装箱。
  6. 前記引裂き帯体の幅が、側面板の高さをHsとした場合に、1/2Hs±20mmの範囲となるように設定されてなる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の包装箱。
  7. 前記引裂き帯体は、前記一体化側面部に形成されたライナーカットにより形作られてなる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の包装箱。
  8. 前記引裂き帯体は、前記一体化側面部の内側に形成された内側ライナーカットにより形作られてなる請求項7に記載の包装箱。
  9. 前記引裂き帯体の引き裂き開始端部には、引き裂きの開始を容易にするためのミシン目ラインが形成されてなる請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の包装箱。
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