JPH11292066A - Ppc用紙用段ボール箱 - Google Patents
Ppc用紙用段ボール箱Info
- Publication number
- JPH11292066A JPH11292066A JP10110099A JP11009998A JPH11292066A JP H11292066 A JPH11292066 A JP H11292066A JP 10110099 A JP10110099 A JP 10110099A JP 11009998 A JP11009998 A JP 11009998A JP H11292066 A JPH11292066 A JP H11292066A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- lid
- tear
- cardboard box
- substantially parallel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
チック製のカットテープを使用しない構成で、開封した
際に取り外される蓋部の廃棄処理操作を簡単且つ速やか
に行えるPPC用紙用段ボール箱を提供する。 【解決手段】 開封した際に取り外される蓋部2を上方
にして縦長に立てた状態の段ボール箱の上部に、段ボー
ル箱を蓋部2と箱部3とに分割する開封部分7を区画す
るため全外周に沿って水平に走る略平行な二列の引裂き
用切り込み4を設け、段ボール箱内に収納される包装P
PC用紙のエッジ面が位置する側の相対する面に位置す
る略平行な二列の引裂き用切り込み4間に指穴5が貫通
穿設し、好ましくは蓋部2の各角隅部の折目線に沿って
引裂き用切り込み4側から蓋部2の折目線の1/3乃至
1/2の長さの切れ目8を設ける。
Description
としてのリサイクル性も良好であり、更に好ましくは開
封した際に取り外した上部の蓋部の廃棄処理操作が簡単
であるPPC(普通紙複写紙)用紙用段ボール箱に関す
るものである。
製の箱が用いられており、PPC用紙は取扱いの点から
一般に500枚が1束となるようにポリラミネート紙又
はプラスチックフィルムで包装された包装PPC用紙の
5束又は10束がPPC用紙用段ボール箱に収納されて
販売されている。
長に立てた状態の上端部から3〜5cm程度の位置の箱
の内側の略全周に延伸ポリプロピレンテープ等の強靭な
カットテープが貼着されていると共に段ボール箱を構成
する段ボールの端縁が露出する一端のみにこのカットテ
ープを跨ぐ状態に水平な略平行な二列の短い引裂き開始
用切り込みが設けられており、この引裂き開始用切り込
みを引裂きの開始位置としてカットテープに沿って段ボ
ールを引き裂いてカットテープが貼着されている開封部
分を取り去ることにより、蓋部と箱部とに分割して開封
する構造のものが一般的であった。
紙用段ボール箱においては、収納されている包装PPC
用紙を取り出すために蓋部と箱部とに分割して開封しよ
うとすると、段ボールの端縁が露出する一端に設けられ
ている短い引裂き開始用切り込みを掴んで引張り、この
短い引裂き開始用切り込みが無くなった後の部分ではカ
ットテープの強度により段ボールを引き裂いて開封部分
を蓋部と箱部との間から取り去るのであるが、この引き
裂きは表裏面間に波形の中芯が存在する三層構造の段ボ
ールについて一気に行わなければならないのでかなりの
力が必要であるため開封が困難であり、往々にしてこの
部分で裂き損じて蓋部と箱部とにきれいに分割できない
ことがあった。
PPC用紙用段ボール箱の下部の箱部は適当な大きさで
あるから、屑箱や簡単な保管箱として利用されることが
多いのであるが、分割されて除去されたトレー状の蓋部
は全く用途がないため専ら廃棄されていた。しかしこの
蓋部は結構頑丈であって、折ったり曲げたりすることも
容易ではないため、嵩張ってその取扱いや処分に困るも
のであった。またPPC用紙用段ボール箱を蓋部と箱部
とに分割するために引き裂かれて取り去られる開封部分
は延伸ポリプロピレンテープ等の強靭なプラスチック製
のカットテープが貼着されているため、回収してもリサ
イクル性に問題があった。
来の欠点を解消し、開封が容易でリサイクル性を阻害す
るプラスチック製のカットテープを使用しない構成であ
り、更に好ましくは開封した際に取り外される上部の蓋
部の廃棄処理操作を簡単且つ速やかに行えるように平面
状に展開することができるPPC用紙用段ボール箱を提
供することを課題とする。
た結果、PPC用紙用段ボール箱を、開封した際に取り
外される蓋部を上方にして縦長に立てた状態の段ボール
箱の上部に、該段ボール箱を蓋部と箱部とに分割する開
封部分を区画するため全外周に沿って水平に走る略平行
な二列の引裂き用切り込みを設けると共に、包装収納さ
れるPPC用紙のエッジ面が位置する側の相対する面に
位置する略平行な二列の該引裂き用切り込み間に指穴を
貫通穿設すれば、開封が容易でリサイクル性を阻害する
プラスチック製のカットテープを使用しない構成とする
ことができ、また指穴の両側の引裂き用切り込みを他の
部分の引裂き用切り込み間の幅と略等しい幅の直線状の
切り線とし該指穴の大きさが該切り線間の幅より小さい
場合に該指穴に該切り線と繋ぐ連結切り線を設ければ、
引裂き用切り込みでの開封作業をより容易に開始するこ
とができ、箱部と略平行な二列の引裂き用切り込みによ
って分割されている蓋部の各角隅部の折目線に沿って該
引裂き用切り込み側から該蓋部の折目線の1/3乃至1
/2の長さの切れ目を設けておけば、開封した際に箱部
や包装PPC用紙から取り外した蓋部を平面状に展開す
る廃棄処理操作を簡単且つ速やかに行えることも究明し
たのである。
PPC用紙用段ボール箱について詳細に説明する。図1
は本発明に係るPPC用紙用段ボール箱の1実施例を示
す斜視図、図2はPPC用紙用段ボール箱を蓋部と箱部
とに分割する開封部分を区画するために全外周に沿って
水平に走る略平行な二列の引裂き用切り込みの形状の1
実施例を示す拡大説明図、図3は引裂き用切り込みによ
って開口され開封部分と蓋部とを取り去った箱部のみの
斜視図、図4は引裂き用切り込みによって引き裂かれた
開封部分の形状を示す図、図5は引裂き用切り込みによ
って開口され蓋部を取り外して収納されている包装PP
C用紙を頭出しした状態を示す斜視図、図6は引裂き用
切り込みによって開口され箱部から取り外されたトレー
状の蓋部の斜視図、図7は取り外された蓋部を平面状に
展開した状態を示す図である。
ボール箱であり、図1に示す如く開封した際に取り外さ
れる蓋部2を上方にして縦長に立てた状態の段ボール箱
の上部(通常、上端より3〜5cm程度の位置)に、そ
の段ボール箱を蓋部2と箱部3とに分割する開封部分7
を区画するため全外周に沿って水平に走る略平行な二列
の引裂き用切り込み4が設けられていると共に、収納さ
れる包装PPC用紙のエッジ面が位置する側の相対する
面に位置する略平行な二列の引裂き用切り込み4間に指
穴5が貫通穿設されている。
封した際に取り外される蓋部2を上方にして縦長に立て
た状態で段ボールの裏面に達するように切り込まれて全
外周に沿って水平に走る略平行な二列の引裂き用切り込
み4を上部(上端より通常3〜5cm程度の位置)に設
ける理由は、あまりに上端に近い位置に引裂き用切り込
み4を設けると段ボール箱の上部を閉塞するためにフラ
ップ部を折り曲げるときに引裂き用切り込み4の位置で
折れ曲がる恐れがありばかりか蓋部2の位置でPPC用
紙用段ボール箱1の強度が低下してしまうからであり、
またあまりに下方に設けると蓋部2を取り外した後の箱
部3の利用性が低下すると共に、上部の蓋部2の平面状
の展開が困難になり廃棄性が低下するからである。
即ち開封部分の幅は、2〜3cm位が適当であり、広過
ぎると引き裂く際の引張りに力が要り、細過ぎると開封
部分が引き裂き中に破断してしまう恐れがある。
は、図2に示す如く平行な直線状の直線状部とその両側
にあって直線状部の端部から互いに対向する引裂き用切
り込み4側に折曲されている折曲部とから成り、その折
曲部の端部同士を所定間隔だけ離して設けたものが一般
的であるが、指穴5の両側の引裂き用切り込み4は他の
部分の引裂き用切り込み4の幅と略等しい幅の直線状の
切り線6であっても良い。
を入れて引張る引張り開始部とできる大きさであれば円
形,楕円形,半円形,方形など任意の形状が採用できる
が、PPC用紙用段ボール箱1の強度を低下させないた
めに略平行な二列の引裂き用切り込み4の幅と略等しい
か又は小さいことが好ましく、指穴5の両側の引裂き用
切り込みが他の部分の引裂き用切り込み4の幅と略等し
い幅の直線状の切り線6であり且つ指穴5の大きさがそ
の切り線6間の幅より小さく且つ指穴5に切り線6とを
繋ぐ連結切り線6aが設けられている態様であることが
指穴5に指を入れて引裂き開始用切り込みを引き起こす
ことができるのでより好ましい。
9のエッジ面が位置する側の相対する面の略平行な二列
の引裂き用切り込み4間、即ち開封部分7に相当する位
置に貫通穿設されているのであり、このように収納され
る包装PPC用紙9のエッジ面が位置する側の相対する
面に設けられているのでこの開口している指穴5に対向
する位置に位置する包装PPC用紙9は剛性が大きいか
ら開口している指穴5が存在していても運搬中に損傷す
ることが少なく、また従来段ボールの端縁が露出する一
端の一ヵ所のみにしか設けられていなかった引裂き開始
用切り込みが相対する面の二ヵ所に設けられているの
で、引き裂き方向が限定されないばかりか、従来のよう
に引裂き開始用切り込みが一ヵ所だけでは引裂き用切り
込みによって引き裂かれる開封部分の長さが長すぎて強
靭なプラスチック製のカットテープが接着されていなけ
れば途中で破断してしまう現象が生じてしまうという問
題も無くなるのである。
の引裂き用切り込み4によって箱部3と分割されている
蓋部2の各角隅部の折目線に沿って、引裂き用切り込み
4側から蓋部2の折目線の1/3乃至1/2の長さに設
けられていることが好ましい切れ目であり、PPC用紙
用段ボール箱1を蓋部2と箱部3とに分割して開封し箱
部3から蓋部2を取り外した際にこの蓋部2の廃棄処理
を簡単且つ速やかに行えるように平面状に展開すること
ができるようにするためのものである。
1を開封するには、図1に示す如く開封した際に取り外
される蓋部2を上方にして縦長に立てた状態で、その全
外周に沿って水平に走る略平行な二列の引裂き用切り込
み4間に貫通穿設されている指穴5に指を挿入してこの
指穴5を起点として蓋部2と箱部3との間に略平行な二
列の引裂き用切り込み4によって区画されている開封部
分7をその全外周に沿って引き裂いて除去することによ
って開封して図3に示すような箱部3と図6に示すよう
な蓋部2とに分割し、蓋部2を取り外すと図5に示す如
く収納されていた包装PPC用紙9を頭出しできるの
で、簡単に取り出すことができる。
る略平行な二列の引裂き用切り込み4に沿って引き裂い
て除去する際に、指穴5は相対する二面に設けられてい
るから、指穴5が存在する位置を起点とさえすれば何れ
の方向に引き裂くかは自由である。そして、指穴5の両
側の引裂き用切り込みが他の部分の引裂き用切り込み4
の幅と略等しい幅の直線状の切り線6であり、指穴5の
大きさが切り線6間の幅より小さく且つ指穴5に切り線
6とを繋ぐ連結切り線6aが設けられていると、この連
結切り線6aの位置で開封部分7を引張って引き裂く引
張り開始部を容易に構成できるのである。
な二列の引裂き用切り込み4に沿って引き裂いて除去さ
れた開封部分7は、図4に示す如き形状であって、カッ
トテープの如き強靭なプラスチックテープが貼着されて
いないので、そのままリサイクル可能材料として処理す
れば良い。
二列の引裂き用切り込み4に沿って引き裂いて除去され
る開封部分7によって箱部3から分割されて取り外され
る蓋部2に、その各角隅部の折目線に沿って引裂き用切
り込み4側から蓋部2の折目線の1/3乃至1/2の長
さの切れ目8が設けられていれば、取り外した蓋部2に
ついて、切れ目8の部分を手で破ったり内側から各角隅
部に外側に押す押圧力を加えると図7に示すように容易
に平面状に展開することができる。この場合、切れ目8
が長過ぎると強度が低下し、短か過ぎると展開が困難に
なるので、蓋部2の折目線の1/3〜1/2程度が好適
である。かくして取り外された蓋部2を平面状に展開す
ることにより、折り曲げも容易となり、廃棄等の後処理
も簡単になる。
C用紙用段ボール箱は開封が容易で、蓋部と箱部とを分
割するために引き裂いて除去される開封部分も合わせて
全体がリサイクル性に優れており、更に蓋部の各角隅部
の折目線に沿って引裂き用切り込み側から蓋部の折目線
の1/3乃至1/2の長さの切れ目が設けられていると
取り外された蓋部を容易に廃棄性できるように平面状に
展開することも可能であり、かかる効果を有する本発明
の工業的価値は非常に大きなものである。
例を示す斜視図である。
する開封部分を区画するために全外周に沿って水平に走
る略平行な二列の引裂き用切り込みの形状の1実施例を
示す拡大説明図である。
蓋部とを取り去った箱部のみの斜視図である。
分の形状を示す図である。
外して収納されている包装PPC用紙を頭出しした状態
を示す斜視図である。
り外されたトレー状の蓋部の斜視図である。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 開封した際に取り外される蓋部(2)を上
方にして縦長に立てた状態の段ボール箱の上部に、該段
ボール箱を蓋部(2)と箱部(3)とに分割する開封部分
(7)を区画するため全外周に沿って水平に走る略平行な
二列の引裂き用切り込み(4)が設けられていると共に、
該段ボール箱内に収納される包装PPC用紙(9)のエッ
ジ面が位置する側の相対する面に位置する略平行な二列
の該引裂き用切り込み(4)間に指穴(5)が貫通穿設され
ていることを特徴とするPPC用紙用段ボール箱(1)。 - 【請求項2】 指穴(5)の両側の引裂き用切り込みが他
の部分の引裂き用切り込み(4)間の幅と略等しい幅の直
線状の切り線(6)であり、該指穴(5)の大きさが該切り
線(6)間の幅より小さく且つ該指穴(5)に該切り線(6)
とを繋ぐ連結切り線(6a)が設けられている請求項1に
記載のPPC用紙用段ボール箱(1)。 - 【請求項3】 箱部(3)と略平行な二列の引裂き用切り
込み(4)によって分割されている蓋部(2)の各角隅部の
折目線に沿って、該引裂き用切り込み(4)側から該蓋部
(2)の折目線の1/3乃至1/2の長さの切れ目(8)が
設けられている請求項1又は2に記載のPPC用紙用段
ボール箱(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110099A JPH11292066A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | Ppc用紙用段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110099A JPH11292066A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | Ppc用紙用段ボール箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292066A true JPH11292066A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14527020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10110099A Pending JPH11292066A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | Ppc用紙用段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292066A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016216107A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP10110099A patent/JPH11292066A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016216107A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱 |
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