JP3071330U - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JP3071330U JP3071330U JP2000001052U JP2000001052U JP3071330U JP 3071330 U JP3071330 U JP 3071330U JP 2000001052 U JP2000001052 U JP 2000001052U JP 2000001052 U JP2000001052 U JP 2000001052U JP 3071330 U JP3071330 U JP 3071330U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録済の磁気テープを用いて録画予約を行っ
た場合でも、機構的に複雑な動作をさせることなく、新
たに記録する映像音声信号の最初の部分にビート妨害が
発生しないようにする。 【解決手段】 システムコントロール16は、録画予約
時、磁気テープ3に記録されているコントロール信号の
有無を検出し、コントロール信号有りを検出した場合に
は、録画開始時刻より一定時間前から、すなわち、全幅
消去ヘッドEの位置から記録ヘッド2の位置まで磁気テ
ープ3が移動する時間だけ前から、録画動作モードを開
始する。このとき、録画開始時刻より一定時間前から全
幅消去ヘッド11と記録ヘッド2とを共に動作させるモ
ード、または録画開始時刻より一定時間前から全幅消去
ヘッド11のみを動作させ、一定時間経過時に記録ヘッ
ド2も併せて動作させるモードのいずれかを、録画動作
モードとして実行する。
た場合でも、機構的に複雑な動作をさせることなく、新
たに記録する映像音声信号の最初の部分にビート妨害が
発生しないようにする。 【解決手段】 システムコントロール16は、録画予約
時、磁気テープ3に記録されているコントロール信号の
有無を検出し、コントロール信号有りを検出した場合に
は、録画開始時刻より一定時間前から、すなわち、全幅
消去ヘッドEの位置から記録ヘッド2の位置まで磁気テ
ープ3が移動する時間だけ前から、録画動作モードを開
始する。このとき、録画開始時刻より一定時間前から全
幅消去ヘッド11と記録ヘッド2とを共に動作させるモ
ード、または録画開始時刻より一定時間前から全幅消去
ヘッド11のみを動作させ、一定時間経過時に記録ヘッ
ド2も併せて動作させるモードのいずれかを、録画動作
モードとして実行する。
Description
【0001】
本考案は、主に録画予約時の録画動作モードの考案に係り、特に記録済テープ の途中から録画予約を行う場合に有効な磁気記録装置に関する。
【0002】
一般の磁気記録装置の基本的構成、特にローディング機構部周辺の構成を図1 に示す。
【0003】 図1において、符号1は回転シリンダであり、この回転シリンダ1に記録ヘッ ド2が搭載されている。また、符号3は図示しないビデオデッキに装填されたテ ープカセット4から引き出された磁気テープであり、ローディングポスト5,6 によってテープカセット4から引き出され、回転シリンダ1に巻き付けられた状 態を示している。すなわち、この磁気テープ1は、供給側リール7から引き出さ れ、インピーダンスローラ8、一方のローディングポスト5を介して回転シリン ダ1に巻き付けられ、他方のローディングポスト6、キャプスタン9を介して巻 取側リール10に巻き取られるようになっている。そして、磁気テープ3を回転 シリンダ1に巻き付けた状態での一方のローディングポスト5とインピーダンス ローラ8との間に全幅消去ヘッド11が配置され、他方のローディングポスト6 とキャプスタン9との間にコントロールヘッド12が配置されている。
【0004】 そして、テープカセット4の供給側リール7および巻取側リール10は、リー ルモータ駆動回路15によって駆動制御されており、リールモータ駆動回路15 は、本装置全体を制御するシステムコントローラ16からの制御信号に基づいて 駆動制御を行うようになっている。システムコントローラ16は、録画予約が設 定された場合には、その録画予約に基づく録画動作を制御する。なお、システム コントローラ16は、ローディングポスト5,6の駆動制御や、記録ヘッド2に よる記録制御、全幅消去ヘッド11による消去制御、およびコントロールヘッド 12によるコントロール(CTL)信号の検出および記録制御等も行うが、これ らの制御系については図示を省略している。
【0005】 このような構成の従来の磁気記録装置において、録画予約時の録画動作は次の ようになる。 すなわち、録画予約された日時になると、システムコントローラ16は、リー ルモータ駆動回路15を制御して、回転シリンダ1に巻き付けられた状態の磁気 テープ3を走行させ、その磁気テープ3にすでに記録されている映像音声信号を 全幅消去ヘッド11で全て消去しつつ、後段にある回転シリンダ1の記録ヘッド 2で新しい映像音声信号を記録して行く(これを従来技術1という)。
【0006】 このような従来技術1の録画動作では、記録ヘッド2で記録を開始する位置R に対して、全幅消去ヘッド11で消去を開始する位置Eが、記録開始位置Rの手 前にあるため、この状態で録画を開始すると、このR位置からE位置までの間の 磁気テープ3aに記録されている映像音声信号は、全幅消去ヘッド11によって 消去されないことになる。そのため、記録ヘッド2は、この間(R位置からE位 置までの間)の磁気テープ3aに新たな映像音声信号を重ね書きする形で記録す ることになる。そのため、この重ね書きされた新たな映像音声信号の部分(2〜 3秒程度)にビート妨害が発生するといった問題があった。
【0007】 そこで、このようなビート妨害の発生を解決する一手段として、特開平10− 49807号公報に記載の磁気記録装置が提案されている。 この磁気記録装置は、全幅消去ヘッド11による消去開始位置Eに予約記録開 始位置(残しておく映像音声信号の記録終了位置)がくるように磁気テープ3を 巻き戻した後、全幅消去ヘッド11を動作させて磁気テープ3を走行させ、全幅 消去ヘッド11による消去開始位置Eから記録ヘッド2による記録開始位置Rま での距離以上の長さを走行させて、記録済の映像音声信号をあらかじめ消去し、 消去終了後に、磁気テープ3の予約記録開始位置が記録ヘッド2による記録開始 位置Rにくるよに再度巻き戻して、予約録画による録画開始時刻まで待機状態に するようになっている(これを従来技術2という)。
【0008】 これにより、録画予約による録画開始時には、前の映像音声信号が完全に消去 された磁気テープ3に、新たな映像音声信号の記録を開始することができるので 、重ね書きによるビート妨害の発生を防止し得るようになっている。
【0009】
しかしながら、従来技術2による録画予約では、磁気テープ3を一旦巻き戻し 、次に走行させて全幅消去ヘッド11により前の映像音声信号を消去し、消去後 に再び巻き戻して待機状態に移行するといった機構的に複雑な動作を行うことに なる。そのため、機構部分の耐久性等に問題があった。
【0010】 また、従来技術2においても、録画予約による録画開始時からいきなり映像音 声信号の記録を開始することはできず、まず再生モードにして磁気テープ3に記 録されているコントロール信号をコントロールヘッド12で再生し、コントロー ル信号の同期をとってから、記録動作を開始することになる。そのため、この同 期をとる間(1秒程度)は、磁気テープ3が走行しているにも係わらず、記録は 行われていないので、すでに記録されている映像音声信号の最後と、新たに記録 しようとする映像音声信号の最初とが完全にはつながらず、同期をとる間の1秒 程度は空白部分(無記録部分)が発生している。つまり、複雑な動作をさせて、 記録済の映像音声信号を消去した後、磁気テープ3の予約記録開始位置と記録ヘ ッド2による記録開始位置Rとの位置合わせを行っても、記録された映像音声信 号は必ずしも完全にはつながらず、若干の空白部分ができてしまうことになる。
【0011】 本考案はかかる実情に鑑みて創案されたもので、その目的は、記録済の磁気テ ープを用いて録画予約を行った場合でも、機構的に複雑な動作をさせることなく 、新たに記録する映像音声信号の最初の部分にビート妨害が発生しないように考 慮した磁気記録装置を提供することにある。
【0012】
上記課題を解決するため、本考案の磁気記録装置は、録画予約時、記録媒体に 記録されているコントロール信号の有無を検出する検出手段を備え、この検出手 段によってコントロール信号有りが検出された場合には、録画開始時刻より一定 時間前から録画動作モードを開始することを特徴とする。また、この一定時間は 、記録済の映像音声信号を消去する全幅消去ヘッドから、新たな映像音声信号を 記録する記録ヘッドまで、前記記録媒体である磁気テープが移動する時間に設定 されている。
【0013】 このような特徴を有する本考案によれば、録画開始時刻より一定時間前から録 画動作モードを開始するので、録画開始時刻には、全幅消去ヘッドによって前の 映像記録信号が完全に消去された磁気テープが、記録ヘッドの位置にきているこ とになる。そのため、録画開始時には、前の映像音声信号が完全に消去された磁 気テープに新たな映像音声信号を記録することになるので、従来技術1のような 重ね書きによるビート妨害は発生しない。
【0014】 また、本考案の磁気記録装置は、上記構成において、録画動作モードは、録画 開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘッドと記録ヘッドとを共に動作させるモ ードであることを特徴とする。
【0015】 このような特徴を有する本考案によれば、上記と同様、録画開始時刻には、全 幅消去ヘッドによって前の映像記録信号が完全に消去された磁気テープが、記録 ヘッドの位置にきていることになる。そのため、録画開始時には、前の映像音声 信号が完全に消去された磁気テープに新たな映像音声信号を記録することになる ので、記録された新たな映像音声信号の最初の部分で従来技術1のような重ね書 きによるビート妨害は発生しない。
【0016】 ただし、録画開始時刻より一定時間前から録画動作モードを開始するので、こ の一定時間の間は、残っている前の映像音声信号の上に新たな映像音声信号を重 ね書きすることになり、この重ね書きの部分ではビート妨害が発生する。しかし ながら、この部分に重ね書きされる映像音声信号は、ユーザが設定した録画開始 時刻前の映像音声信号であり、本来不要な部分の信号であるため、ビート妨害が 発生していても、録画した部分をユーザが視聴することに関して不具合は発生し ない。すなわち、従来技術2との関係で見れば、本考案ではビート妨害自体は発 生するものの、その部分は録画予約を行った映像音声信号部分ではないので、録 画予約を行って録画した映像音声信号の最初から良好な再生画像が視聴できると いう点では同じである。つまり、本考案によれば、従来技術2のような複雑な動 作(機構的な動作)を行わなくても、従来技術2の目的と同様の目的、つまり録 画予約を行った映像音声信号部分のビート妨害を解消することが可能となってい る。
【0017】 また、本考案の磁気記録装置は、上記構成において、録画動作モードは、録画 開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘッドのみを動作させ、一定時間経過時に 記録ヘッドも併せて動作させるモードであることを特徴とする。
【0018】 このような特徴を有する本考案によれば、録画開始時刻より一定時間前から全 幅消去ヘッドによって前の映像音声信号の消去を開始し、一定時間が経過して、 前の映像音声信号の消去された部分が記録ヘッドの記録開始位置にきたとき、記 録ヘッドによって記録動作を開始することになる。そのため、録画開始時には、 前の映像音声信号が完全に消去された磁気テープに新たな映像音声信号を記録す ることになるので、記録された新たな映像音声信号の最初の部分で従来技術1の ような重ね書きによるビート妨害は発生しない。この場合、録画開始時刻より一 定時間前から消去動作のみを開始しているので、全幅消去ヘッドと記録ヘッドと の間に位置している磁気テープ部分に記録されている前の映像音声信号は消去さ れないまま残ることになる。すなわち、従来技術2との関係で見れば、本考案で は記録済の映像音声信号の最後の部分と、新たに記録された映像音声信号の最初 の部分との間に、不要な映像音声信号が若干残るものの、録画予約を行って録画 した映像音声信号の最初から良質の再生画像が視聴できるという点では同じであ る。つまり、本考案によれば、従来技術2のような複雑な動作(機構的な動作) を行わなくても、従来技術2の目的と同様の目的、つまり録画予約を行った映像 音声信号部分のビート妨害を解消することが可能となっている。
【0019】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 本考案の磁気記録装置の基本的構成については、図1に示す機能ブロック図と 同様であるので、ここでは同図に示す機能ブロック図を用いて説明を行う。
【0020】 システムコントローラ16は、録画予約時、磁気テープ3が記録済の磁気テー プである場合には、以下に示す2種類の録画動作のうちのいずれかの録画動作を 行うようになっている。すなわち、録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘ ッド11と記録ヘッド2とを共に動作させる録画動作モード(動作例1)、また は録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘッド11のみを動作させ、一定時 間経過時に記録ヘッド2も併せて動作させる録画動作モード(動作例2)のいず れかのモードである。 以下、それぞれの録画動作モードについて、図2および図3に示すフローチャ ートを参照して説明する。
【0021】 [動作例1] 録画予約時、システムコントローラ16は、録画動作を開始する所定時間前に 、リールモータ駆動回路15を制御して、ローディングされている(図1に示す 状態の)磁気テープ3を若干巻き戻して再生し(ステップS1)、磁気テープ3 にコントロール信号が記録されているか否かをコントロールヘッド12によって 検出する(ステップS2)。その結果、コントロール信号が検出されなかった場 合(ステップS2でNoと判断された場合)には、従来通り通常の録画予約動作 に移行する(ステップS3)。すなわち、録画予約された録画開始時刻になると 、システムコントローラ16は、リールモータ駆動回路15を制御して磁気テー プ3を走行させ、全幅消去ヘッド11で消去しつつ、記録ヘッド2で新しい映像 音声信号を記録して行く。
【0022】 一方、コントロール信号を検出した場合(ステップS2でYesと判断された 場合)には、録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘッド11と記録ヘッド 2とを共に動作させて録画動作を開始する(ステップS4)。ここで、一定時間 は、全幅消去ヘッド11で消去が開始される位置Eから記録ヘッド2で記録が開 始される位置Rまで磁気テープ3が移動する時間に設定されている。つまり、ユ ーザが設定した本来の録画開始時刻には、全幅消去ヘッド11によって前の映像 記録信号が完全に消去された磁気テープ3が、記録ヘッド2の記録位置Eにきて いることになる。そのため、本来の録画開始時には、前の映像音声信号が完全に 消去された磁気テープ3に新たな映像音声信号を記録することになるので、新た な映像音声信号の記録部分ではビート妨害は発生しない。
【0023】 ただし、本来の録画開始時刻より一定時間前から録画動作を開始するので、こ の一定時間の間は、残っている前の映像音声信号の上に新たな映像音声信号を重 ね書きすることになり、この重ね書きの部分ではビート妨害が発生する。しかし ながら、この部分に重ね書きされる映像音声信号は、ユーザが設定した本来の録 画開始時刻前の映像音声信号であり、本来不要な部分の信号であるため、ビート 妨害が発生していても、録画した部分をユーザが視聴することに関して不具合は 発生しない。すなわち、この動作例1ではビート妨害自体は発生するものの、そ の部分は録画予約を行った映像音声信号部分ではないので、録画予約を行って記 録した映像音声信号の最初から良好な再生画像が視聴できる。つまり、この動作 例1によれば、従来技術2のような複雑な動作(機構的な動作)を行わなくても 、録画予約を行って記録した映像音声信号部分のビート妨害を解消することが可 能となっている。
【0024】 [動作例2] 録画予約時、システムコントローラ16は、録画動作を開始する所定時間前に 、リールモータ駆動回路15を制御して、ローディングされている(図1に示す 状態の)磁気テープ3を若干巻き戻して再生し(ステップS11)、磁気テープ 3にコントロール信号が記録されているか否かをコントロールヘッド12によっ て検出する(ステップS12)。その結果、コントロール信号が検出されなかっ た場合(ステップS12でNoと判断された場合)には、従来通り通常の録画予 約動作に移行する(ステップS13)。すなわち、録画予約された録画開始時刻 になると、システムコントローラ16は、リールモータ駆動回路15を制御して 磁気テープ3を走行させ、全幅消去ヘッド11で消去しつつ、記録ヘッド2で新 しい映像音声信号を記録して行く。
【0025】 一方、コントロール信号を検出した場合(ステップS12でYesと判断され た場合)には、録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘッド11のみを動作 させ、一定時間経過時に記録ヘッド2も併せて動作させて記録動作を開始する( ステップS14)。ここで、一定時間は、全幅消去ヘッド11で消去が開始され る位置Eから記録ヘッド2で記録が開始される位置Rまで磁気テープ3が移動す る時間に設定されている。つまり、ユーザが設定した本来の録画開始時刻には、 前の映像音声信号が完全に消去された磁気テープ3に新たな映像音声信号を記録 することになるので、新たな映像音声信号の記録部分ではビート妨害は発生しな い。
【0026】 ただし、録画開始時刻より一定時間前から消去動作のみを開始しているので、 全幅消去ヘッド11と記録ヘッド2との間に位置している磁気テープ3a部分に 記録されている前の映像音声信号は消去されないまま残ることになる。すなわち 、この動作例2では記録済の映像音声信号の最後の部分と、新たに記録された映 像音声信号の最初の部分との間に、不要な映像音声信号が若干残るものの、録画 予約を行って録画した映像音声信号の最初から良質の再生画像が視聴できる。つ まり、この動作例2によれば、従来技術2のような複雑な動作(機構的な動作) を行わなくても、録画予約を行った映像音声信号部分のビート妨害を解消するこ とが可能となっている。
【0027】
本考案の磁気記録装置は、録画予約時、記録媒体に記録されているコントロー ル信号の有無を検出する検出手段を備え、この検出手段によってコントロール信 号有りが検出された場合には、録画開始時刻より一定時間前から録画動作モード を開始する構成としている。また、この一定時間は、全幅消去ヘッドから記録ヘ ッドまで記録媒体である磁気テープが移動する時間としている。このような構成 とすることにより、録画開始時には、前の映像音声信号が完全に消去された磁気 テープに新たな映像音声信号を記録することになるので、記録済の磁気テープを 用いて録画予約を行った場合でも、新たな映像音声信号の最初の記録部分で重ね 書きによるビート妨害が発生しない。
【0028】 また、本考案の磁気記録装置は、録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘ ッドと記録ヘッドとを共に動作させる構成としたので、ユーザの希望する本来の 録画開始時刻には、全幅消去ヘッドによって前の映像記録信号が完全に消去され た磁気テープが、記録ヘッドの位置にきていることになる。そのため、本来の録 画開始時には、前の映像音声信号が完全に消去された磁気テープに新たな映像音 声信号を記録することになるので、記録された新たな映像音声信号の最初の記録 部分で重ね書きによるビート妨害が発生しない。この場合、重ね書きによるビー ト妨害は発生するものの、重ね書きされる映像音声信号は、ユーザが設定した録 画開始時刻前の映像音声信号であり、本来不要な部分の信号であるため、ビート 妨害が発生していても、録画した部分をユーザが視聴することに関して不具合は 発生しない。すなわち、本考案の磁気記録装置によれば、従来技術2のような複 雑な動作(機構的な動作)を行わなくても、録画予約を行った映像音声信号部分 のビート妨害を解消することができるものである。
【0029】 また、本考案の磁気記録装置は、録画開始時刻より一定時間前から全幅消去ヘ ッドのみを動作させ、一定時間経過時に記録ヘッドも併せて動作させる構成とし たので、ユーザの希望する本来の録画開始時刻には、前の映像音声信号が完全に 消去された磁気テープに新たな映像音声信号を記録することになるので、記録さ れた新たな映像音声信号の最初の部分で重ね書きによるビート妨害は発生しない 。この場合、録画開始時刻より一定時間前から消去動作のみを開始しているので 、全幅消去ヘッドと記録ヘッドとの間に位置している磁気テープ部分に記録され ている前の映像音声信号は消去されないまま残ることになるが、録画予約を行っ て録画した映像音声信号の最初から良質の再生画像を視聴することができる。す なわち、本考案の磁気記録装置によれば、従来技術2のような複雑な動作(機構 的な動作)を行わなくても、録画予約を行った映像音声信号部分のビート妨害を 解消することができるものである。
【図1】磁気記録装置の基本的構成を示す機能ブロック
図である。
図である。
【図2】本考案の磁気記録装置の動作例1の動作を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
【図3】本考案の磁気記録装置の動作例2の動作を説明
するためのフローチャートである。
するためのフローチャートである。
1 回転シリンダ 2 記録ヘッド 3 磁気テープ 4 テープカセット 11 全幅消去ヘッド 12 コントロールヘッド 16 システムコントローラ(検出手段を含む)
Claims (4)
- 【請求項1】 録画予約時、記録媒体に記録されている
コントロール信号の有無を検出する検出手段を備え、こ
の検出手段によってコントロール信号有りが検出された
場合には、録画開始時刻より一定時間前から録画動作モ
ードを開始することを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項2】 前記一定時間が、記録済の映像音声信号
を消去する全幅消去ヘッドから、新たな映像音声信号を
記録する記録ヘッドまで、前記記録媒体である磁気テー
プが移動する時間に設定されていることを特徴とする請
求項1に記載の磁気記録装置。 - 【請求項3】 前記録画動作モードは、録画開始時刻よ
り一定時間前から全幅消去ヘッドと記録ヘッドとを共に
動作させるモードである請求項2に記載の磁気記録装
置。 - 【請求項4】 前記録画動作モードは、録画開始時刻よ
り一定時間前から全幅消去ヘッドのみを動作させ、一定
時間経過時に記録ヘッドも併せて動作させるモードであ
る請求項2に記載の磁気記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001052U JP3071330U (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 磁気記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001052U JP3071330U (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 磁気記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071330U true JP3071330U (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=43204680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001052U Expired - Lifetime JP3071330U (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071330U (ja) |
-
2000
- 2000-02-28 JP JP2000001052U patent/JP3071330U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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