JP3089003U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3089003U JP2002001809U JP2002001809U JP3089003U JP 3089003 U JP3089003 U JP 3089003U JP 2002001809 U JP2002001809 U JP 2002001809U JP 2002001809 U JP2002001809 U JP 2002001809U JP 3089003 U JP3089003 U JP 3089003U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの記録情報を再生させながら直ぐ
に消去可能とすることにより、煩瑣な操作を省略してユ
ーザーの負担を軽減し得る磁気記録再生装置を提供す
る。 【解決手段】 ビデオカセット2から引き出されたビデ
オテープ5が巻き付けられる回転ヘッドシリンダ8を備
えた磁気記録再生装置1を構成する場合において、前記
ビデオテープ5の再生時の走行方向であって前記回転ヘ
ッドシリンダ8の下流側に設けられた全幅消去ヘッド2
0aと、前記ビデオカセット2に誤記録防止爪があるか
否かを検出する検出手段25と、前記ビデオテープ2の
再生時に記録情報を消去させる指令信号を発する特殊消
去手段24と、前記ビデオテープ5の装着時に前記検出
手段25から爪有の検出信号が送出されてきた後、前記
ビデオテープ2が再生方向へ走行するとき、前記特殊消
去手段24からの消去指令に従い前記全幅消去ヘッド2
0aを動作させて前記ビデオテープ5の記録情報を消去
させる制御手段30と、を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオテープレコーダー(VTR)等の磁気記録再生装置に係り、 特に、ビデオテープの再生時にも記録情報を消去可能とし得る磁気記録再生装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカセットのテープに記録された情報を消去するVTRの一例として、磁気 テープを高速で巻き戻しつつ消去させる磁気記録再生装置が知られている(特開 平8−69604号公報参照)。 この装置は、情報記録時における磁気テープの走行方向での回転ヘッドシリンダ よりも下流側の位置に、高速消去ヘッドが配置されている。そして、磁気テープ が記録時と逆方向へ高速走行するときに、高速消去ヘッドにより磁気記録内容を 消去させる構成となっている。
【0003】 また、この種の磁気記録再生装置を含め、従来の消去法ではテープに記録の残存 部分が生じる不具合があることから、これを解消するためのビデオテープ5レコ ーダーも提案されている(特開平6−162411号公報参照)。 このものは、主要部として全幅消去ヘッド、音声コントロールヘッド、これに併 設されたテープ始端消去ヘッドおよび残存映像信号消去手段等を備えている。 そして、テープ巻き戻しが完了した状態のテープ上の全幅消去ヘッド位置とテー プ始端位置との間をテープ始端消去ヘッドが往復可能とし、全幅消去ヘッド位置 とテープ始端位置との間におけるテープ上に消去されずに残存する映像信号を前 記テープ始端消去ヘッドにより消去させる構成となっている。 これにより、同一のテープに何度も録画を繰り返したときに生じる残存信号を消 去することができるから、再生したときに最初に映し出される見苦しい画像を消 去できるというものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ビデオカセットの所有本数が多くなると、最近のことであっても自分 がどれを再生したかの区別がつかなくなることがよくある。 通常、ビデオカセットには、タイトルを表示してあるが、このテープの内容を消 去してよいかどうかを判別する場合、前者、後者および従来一般のVTRは、何 れも一度再生し記録内容を確かめてから、消去ヘッドを動作させて記録情報を消 去する構成となっている。 従って、ビデオカセットの何れかの記録内容を消去したい場合、まず、再生操作 を行い、CRTに映し出される画像を見てから消去すべきか否かを判別した後、 消去操作をする必要があった。 しかし、このような再生および消去操作は、甚だ煩瑣なものであり、たとえ1本 のビデオカセットであっても、記録内容の消去はユーザーにとって負担になって いた。 特に、重ね録画の結果、何れがブランクで何れが録画の重なり部分であるかが 不明な場合、再生してこれを消去するのが面倒ために放置されることがよくあり 、ビデオカセットを有効利用できないという不具合もあった。
【0005】 本考案は、上記課題に鑑みて創案されたもので、磁気テープの記録情報を再生さ せながら直ぐに消去可能とすることにより、煩瑣な操作を省略してユーザーの負 担を軽減し得る磁気記録再生装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のうち請求項1に記載の考案は、ビデオカセ ットから引き出されたビデオテープが巻き付けられる回転ヘッドシリンダを備え た磁気記録再生装置において、前記ビデオテープの再生時の走行方向であって前 記回転ヘッドシリンダの下流側に設けられた全幅消去ヘッドと、前記ビデオカセ ットに誤記録防止爪があるか否かを検出する検出手段と、前記ビデオテープの再 生時に記録情報を消去させる指令信号を発する特殊消去手段と、前記ビデオカセ ットの装着時に前記検出手段から爪有の検出信号が送出されてきた後、前記ビデ オテープが再生方向へ走行するとき、前記特殊消去手段からの消去指令に従い前 記全幅消去ヘッドを動作させて前記ビデオテープの記録情報を消去させる制御手 段と、を設けたことを特徴としている。
【0007】 また、請求項2に記載の考案は、カセットから引き出された磁気テープが摺接 する再生ヘッドを備えた磁気記録再生装置において、前記磁気テープの再生時の 走行方向であって前記再生ヘッドの下流側に設けられた全幅消去ヘッドと、前記 カセットに誤記録防止爪があるか否かを検出する検出手段と、前記磁気テープの 再生時に記録情報を消去させる指令信号を発する特殊消去手段と、前記カセット の装着時に前記検出手段から爪有の検出信号が送出されてきた後、前記磁気テー プが再生方向へ走行するとき、前記特殊消去手段からの消去指令に従い前記全幅 消去ヘッドを動作させて前記磁気テープの記録情報を消去させる制御手段と、を 設けたことを特徴としている。
【0008】 また、請求項3に記載の考案は、前記再生ヘッドが、ビデオテープレコーダの 回転ヘッドシリンダであり、この回転ヘッドシリンダと前記全幅消去ヘッドとの 間に、オーディオコントロールヘッドが設けられていることを特徴としている。 また、請求項4に記載の考案は、前記制御手段が、前記特殊消去手段からの消 去指令を受けた後に操作手段より早送り再生指令が送られてきたとき、あるいは この早送り再生指令を受けた後に前記消去指令が送られてきたとき、前記磁気テ ープを早送り走行させて前記記録情報を消去させることを特徴としている。 また、請求項5に記載の考案は、前記制御手段が、前記磁気テープの再生消去 開始後、検索手段からインディックス検出信号が送出されてきたとき、表示手段 に対し未消去情報有りを示す表示を行わせることを特徴としている。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。 図1は、本考案の実施の形態に係る磁気記録再生装置の概要構成を示す平面図で ある。 この磁気記録再生装置は、普及型のビデオテープレコーダ(VTR)に適用され たもので、テレビジョン受像機(TV)と接続され、リモコン22により遠隔操 作される構成となっている。 このVTR1は、ビデオカセット(カセット)2が挿入されたとき、搬送機構が 動作し供給側リール軸と巻取側リール軸とにカセット2の供給側テープリール3 および巻取側テープリール4が嵌合して装着されるようになっている。 そして、この装着に伴いローディング機構が動作し、ローディングポスト6と 7によりビデオテープ5がカセット2から引き出され、回転ヘッドシリンダ8に 巻き付けられる。
【0010】 この回転ヘッドシリンダ8は、記録・再生時におけるビデオテープ5の走行方向 (F方向)を基準とした上流側に、ガイドローラ9、テンションアーム10が設 けられている。 このテンションアーム10は、基部が回動自在に支持されており、先端側にテン ションポスト11が設けられている。また、このテンションアーム10は、一端 がフレーム13に、他端がテンションアーム10に掛止されたスプリング12に よりビデオテープ5側へ圧接する方向に押圧力を付勢されている。 ビデオテープ5がF方向へ走行するときに張力の変動があると、テンションポス ト11の位置が変位し、その変位量が検出されて供給側テープリール3のリール 軸の負荷が増減調整される。 これにより、F方向へ走行するビデオテープ5の張力がほぼ一定になるよう制御 される。 一方、巻取側テープリール4が、反時計方向へ駆動され、ビデオテープ5が巻き 戻し方向(R方向)へ走行するときは、テンションポスト11がビデオテープ5 から離反するようになっている。 また、回転ヘッドシリンダ8の下流側には、ガイドポスト14、ピンチローラ1 5およびキャプスタン16等が配設されている。
【0011】 そして、回転ヘッドシリンダ8の上流側に第1全幅消去ヘッド17aが配され、 下流側に音声消去ヘッド18a、音声コントロールヘッド19aおよび第2全幅 消去ヘッド20aが配置されている。 17aは、第1全幅消去ヘッドであり、ビデオテープ5の幅方向全長をカバー可 能な磁気ギャップが形成されていて、ローディングポスト6とテンションポスト 11との間に設けられている。 この第1全幅消去ヘッド17aは、第1全幅消去回路17と接続されており、こ の第1全幅消去回路17の出力信号を受けて、記録時に回転ヘッドシリンダ8の 上流側でビデオテープ5の記録内容を全幅消去する。 18aは、音声消去ヘッドであり、磁気ギャップが形成されていて、回転ヘッド シリンダ8とキャプスタン14との間に設けられている。 この音声消去ヘッド18aは、音声消去回路18と接続されており、この音声消 去回路18の出力信号を受けて、回転ヘッドシリンダ8の下流側でビデオテープ 5の音声トラックの記録内容を消去する。
【0012】 19aは、音声コントロールヘッドヘッドであり、音声の記録・再生用磁気ギャ ップと、コントロール信号の記録・再生用磁気ギャップとが設けられている。 この音声コントロールヘッド19aは、音声コントロール回路(音声CTL回路 )19と接続されており、この音声コントロール回路19の出力信号を受けて、 記録時に音声消去ヘッド18aで消去された音声トラックに対し、記録・再生用 の磁気ギャップにより音声記録を行う。 20aは、第2全幅消去ヘッドであり、前記第1全幅消去ヘッド17aと同じく ビデオテープ5の幅方向全長をカバー可能な磁気ギャップが形成されていて、音 声コントロールヘッド19aとキャプスタン14との間に設けられている。 この第2全幅消去ヘッド20aは、第2全幅消去回路20と接続されており、こ の第2全幅消去回路20の出力信号を受けて、再生時に回転ヘッドシリンダ8の 下流側でビデオテープ5の記録内容を全幅消去する構成になっている。
【0013】 図2は、磁気記録再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。 同図において、17は第1全幅消去回路であり、制御部30の制御信号が導か れていて、前記第1全幅消去ヘッドにビデオテープ5の消去指令信号を出力する 。 21は記録再生回路であり、制御部30とは双方向性に接続されていて、制御部 30からの映像信号を記録再生ヘッド21aに送出しビデオテープ5の記録エリ ヤ5aに記録させる。 また、この記録再生ヘッド21aで再生された映像信号を制御部30側に伝送す るようになっている。 18は音声消去回路であり、制御部30の制御信号が導かれていて、前記音声 消去ヘッド18aにビデオテープ5の音声消去指令信号を出力する。 19は音声・コントロール回路であり、制御部30とは双方向性に接続されてい て、制御部30からのコントロール信号を音声コントロールヘッド19aに送出 しビデオテープ5のコントロールエリヤ5bに記録させる。 また、この音声コントロールヘッド19aが、コントロールエリヤ5bから読み 出したコントロール信号を制御部30側に伝送する。 なお、このコントロール信号には、ビデオテープ5の記録エリヤ5aに映像・音 声信号を記録開始するとき、また記録を終了する毎にコントロールエリヤ5bへ き込まれるインディックス検出信号も含まれる。 20は第2全幅消去回路であり、制御部30の制御信号が導かれていて、前記 第2全幅消去ヘッド20aにビデオテープ5の消去開始信号を出力する。
【0014】 22はリモコン送信機(リモコン)であり、キー入力部にパワーキー、メニュ ーキー、切換キー等を設けるとともに、PLAY、FF、REW、STOPおよ びRECキーといった機能キーを配設している。 また、このキー入力部には、特殊消去キー23が設けられている。この特殊消 去キー23は、押圧操作によりビデオテープ5の再生時に記録情報を消去させる 指令信号を発するものである。 なお、この特殊消去キー23に代えて、メニューキーの操作により特殊消去指 令を出力させる構成としてもよい。この場合は、メニューキーを押圧操作したと き、TVのCRT画面にメニュー項目を表示させ、その中の「特殊消去」を選択 操作すると、リモコン22から特殊消去の指令信号が送信されるようにしておく 。 また、制御部30が、この特殊消去信号を受けた時点で再生中に消去モードに 入り、記録内容を消去可能な構成とする。
【0015】 24は受信部であり、リモコン22からの赤外線信号を受けて伝送信号を制御 部30側に送出する。 25は爪検出回路であり、図示省略した爪検出スイッチの出力が導かれ、制御部 30に接続されている。爪検出スイッチは、ビデオカセット2がカセット装着部 に装着されたとき、このカセット2に誤記録防止爪があるとオン信号を爪検出回 路に出力する。 この爪検出回路25は、アナログのオン信号をディジタル信号に変換して制御部 30側に送出する。 26はメカ制御回路であり、図示省略したサーボ回路、テープ走行機構およびロ ーディング機構等に接続されており、制御部30とも接続されている。 このメカ制御回路26は、制御部30からの制御信号に基づいて、サーボ回路や テープ走行機構等を含む記録系および再生系の動作を制御し、録画や再生処理を 行う構成になっている。
【0016】 27は再生処理部であり、合成部29と制御部30とに接続されていて、この制 御部30の指令に従い、ビデオテープ5から再生された映像信号を処理して合成 部29側に送出する。 28はOSD回路(ON SCREEN DISPLAY)であり、合成部29と制御部30とに 接続されていて、この制御部30の指令に基づき、予めメモリに記憶された表示 用データ等を信号化して合成部29に出力する。 なお、この合成部29は、映像信号出力端子に接続されており、映像信号をTV 側に送出するようになっている。 また、この合成部29は、再生処理部27の出力信号とOSD回路28の出力信 号とを合成して所定の画像処理を施した後、TV側に送出してCRTの画面にビ デオテープ5の再生画像やメニューの項目等を表示させるようになっている。
【0017】 30はマイコンからなる制御部であり、タイマやメモリを備えていて、前記回 路各部とその機能に応じて一方向または双方向性に接続されている。 なお、メモリには、CRT4の画面にメニュー項目を文字やサインで表示するた めの表示データが予め記憶されている。 この表示データは、例えば、「このテープには、他の記録が残されています。」 といった未消去情報が有ることを示すテキストデータである。 前記制御部30は、リモコン22からの指令信号に基づいてVTR1の動作を制 御し、ビデオテープ5に映像・音声信号を記録させ、あるいは記録された信号を 再生する動作制御を行う。 また、ビデオテープ5の装着時に前記爪検出回路25から爪有の検出信号が送 出されてきた後、ビデオテープ5が再生方向(F方向)へ走行するとき、特殊消 去キー24からの消去指令に従い第2全幅消去ヘッド20aを動作させてビデオ テープ5の記録情報を消去させるといった制御を行う構成になっている。
【0018】 次に、上記VTRの動作について、図1、図2を参照しつつ説明する。 ユーザーが、多数あるビデオカセット2のうち、誤記録防止爪を有した何れか 1本を再生してみて記録内容が不用か否かを判別したい場合、そのビデオカセッ ト2を挿入口に挿入する。 すると、このビデオカセット2が搬送機構によって装着位置に搬送される。そ して、定位置に装着されると、爪検出スイッチがオン動作して爪検出回路25か ら爪有りの検出信号が制御部30側に出力される。 ここで、ユーザーがリモコン22によりPLAYキーを操作すると、再生指令 が送出されるので、制御部30がメカ制御回路に再生開始の制御信号を出力する 。 これに応じて、再生系が動作を開始しビデオテープ5がF方向に走行する。こ れに伴い、映像・音声信号がVTR側からTV側へ送出され、CRTの画面に再 生画像が映し出されるとともに、スピーカより音声が放音される。
【0019】 ユーザーが、この再生画像を見始めたとき、不用な内容であると判断した時点 でリモコン22の特殊消去キーを操作する。 すると、リモコン22から特殊消去指令信号が送出され、制御部30に入力す る。この制御部30は、特殊消去指令を受けると第2全幅消去回路20に消去制 御信号を出力する。これに伴い、第2全幅消去ヘッド20aが動作することから 、再生時に回転ヘッドシリンダ8の下流側でビデオテープ5の記録内容が全幅消 去される。 この後、最初の記録内容が終了すると、CRTの画面には何も映し出されなく なるので、ユーザーは適当な時間にSTOPキーを操作する。これにより、ビデ オテープ5に記録された情報の再生消去が終了する。
【0020】 しかし、このビデオテープ5が、重ね録画で複数の情報が記録されている場合 、前述のように最初の消去が終わった後、次の情報の記録箇所に達すると音声コ ントロールヘッド19aがコントロール信号に含まれるインディックス信号を読 み取る。すると、音声・コントロール回路19からインディックス検出信号が制 御部30に出力される。 この制御部30は、インディックス検出信号を受けると、新たな記録内容が検出 されたと判断し、メモリから表示データを読み出してOSD回路28に送出する 。 このOSD回路28は、表示用データを信号化して合成部29に出力するので、 CRTの画面に「このテープには、他の記録が残されています。」という文字が 表示される。 ユーザーは、この表示を見て他にも記録があることを知り、続いて映し出され る内容を視認することで記録内容を消去すべきか、残すのが良いかを判断するこ とができる。 ユーザーが、この記録内容を残しておきたいとき、リモコン22のSTOPキ ーを操作すると、停止指令信号が送出されるため、制御部30が再生系の動作を 停止させる。これに伴い、消去動作も終了するので、以後の記録内容は残存する 。
【0021】 なお、ユーザーが再生を開始した後、記録の途中から再生していることに気づ き、ビデオテープ5の始端より消去したいと判断したときは、リモコン22のR EWキーを操作する。 すると、制御部30がメカ制御回路26に巻き戻し開始の制御信号を出力する ので、ビデオテープ5がR方向に走行して巻き戻され、始端が検出された時点で 停止する。 この時点で、ユーザーがリモコン22のPLAYキーおよび特殊消去キーを操 作すると、前述のごとく記録内容が再生されつつ消去されてゆく。これにより、 ビデオテープ5の始端に戻って記録の先頭から消去される。
【0022】 ところで、上記実施の形態では、標準の速度で消去する例について説明したが 、早送り再生でも消去可能である。 この場合は、リモコン22のFFキーを使用するとともに、メモリのワークエ リヤを利用し、制御部30がワークエリヤに消去指令信号のデータを記憶したり 、消去動作が停止する毎にこの記憶データをクリヤする構成にしておく。 まず、前述のように、記録内容および特殊消去キー24を操作し、CRTの画 面に再生画像を映し出しながら記録内容を消去しているとき、もっと早くしたい ときはFFキーを操作する。 すると、リモコン22から早送り指令が送出されてくるので、制御部30がこ れに応じて再生系に制御信号を送出し、ビデオテープ5をF方向に早送り走行さ せる。 これにより、CRTの画面に再生画像が早送りで映し出されながら記録内容が 消去されてゆく。
【0023】 このような早送り消去中、ユーザーが記録内容を確かめたいときは、PLAY キーを操作する。すると、制御部30がこれに応じて再生系に制御信号を送出し 、ビデオテープ5をF方向に定速走行させる。 これに伴い、CRTの画面に再生画像が標準速度で映し出されるから、以後の 記録内容を消去すべきか残す方が良いかを適正に判断できる。 つぎに、ユーザーが始めから早送り消去したい場合は、特殊消去キー24を操 作した後、PLAYキーおよびFFキーを操作する。 制御部30は、リモコン22から早送り指令が送出されてくると、この早送り 指令データをメモリに記憶させるとともに、再生系に対し早送り再生動作を開始 させる。
【0024】 また、この早送り再生開始と同時に第2全幅消去回路20に消去制御信号を出 力して第2全幅消去ヘッド20aを動作させる。 これにより、CRTの画面に再生画像が早送りで映し出されながら記録内容が 消去されてゆく。 この後、ユーザーが早送り消去を停止させるか、記録内容の終了とともに消去 動作が自動的に停止すると、制御部30はメモリの消去指令データをクリヤする 。これにより、次の再生動作が開始されたときに、記録内容が消去されることは ない。 なお、上記実施の形態においては、磁気記録再生装置をVTR1に適用する場合 について説明したが、TV一体型VTRやオーディオテープレコーダー等にも採 用し得ることは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のうち請求項1に記載の考案は、爪有のビデオテ ープが装着された後、記録情報が再生されるとき、特殊消去手段からの消去指令 に従い全幅消去ヘッドを動作させてその記録情報を消去させるので、ユーザーは 記録内容を表示画面で見ながら消去するか否かを判断することができる。 よって、多数本のビデオカセット2のうちどれを見たか不明となった場合でも 、このビデオカセット2を再生させると記録内容を確認しながら直ぐに消去する ことができるから、従来のように、一度再生させた後で新たに消去を行うといっ た煩瑣な操作が解消される効果がある。 また、請求項2に記載の考案は、爪有の磁気テープが装着された後、記録情報 が再生されるとき、特殊消去手段からの消去指令に従い全幅消去ヘッドを動作さ せてその記録情報を消去させるので、ユーザーは記録内容を表示画面で見ながら 消去するか否かを判断することができる。 よって、多数本の磁気テープのうちどれを見たか不明となった場合でも、この 磁気テープを再生させると記録内容を確認しながら直ぐに消去することができる から、従来のように、一度再生させた後で新たに消去を行うといった煩瑣な操作 が解消される効果がある。
【0026】 また、請求項3に記載の考案は、再生ヘッドがビデオテープレコーダの回転ヘ ッドシリンダであり、この回転ヘッドシリンダと全幅消去ヘッドとの間に、オー ディオコントロールヘッドが設けられているので、回転ヘッドシリンダの下流側 でビデオテープ5の記録内容を検出でき、再生画像を表示させつつ消去が可能に なる利点がある。 また、請求項4に記載の考案は、制御手段が特殊消去手段からの消去指令を受 けた後に操作手段より早送り再生指令が送られてきたとき、あるいはこの早送り 再生指令を受けた後に消去指令が送られてきたとき、磁気テープを早送り走行さ せて記録情報を消去させるから、ユーザーは表示画面で早送り画像を見ながら効 率良く記録内容を消去することができる利点がある。 また、請求項5に記載の考案は、制御手段が磁気テープの再生消去開始後、検 索手段からインディックス検出信号が送出されてきたとき、表示手段に対し未消 去情報有りを示す表示を行わせるので、ユーザーはこの表示を見て他にも記録が あることを知り、その記録内容を消去すべきか残すのが良いかを容易に判断する ことができる。 また、重ね記録の結果、従来は何れがブランクで何れが記録の重なり部分であ るかが不明なために、磁気テープを有効利用できなかったが、表示内容を順次消 去できるので、1本の磁気テープを有効に再利用できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本考案の実施の形態に係る磁気記録再生装置
の概要構成を示す平面図である。
【図 2】同磁気記録再生装置の電気的構成を示すブロ
ック線図である。
【符号の説明】
1 磁気記録再生装置 2 ビデオカセット 5 ビデオテープ 8 回転ヘッドシリンダ 20a 全幅消去ヘッド

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカセットから引き出されたビデオ
    テープが巻き付けられる回転ヘッドシリンダを備えた磁
    気記録再生装置において、 前記ビデオテープの再生時の走行方向であって前記回転
    ヘッドシリンダの下流側に設けられた全幅消去ヘッド
    と、 前記ビデオカセットに誤記録防止爪があるか否かを検出
    する検出手段と、 前記ビデオテープの再生時に記録情報を消去させる指令
    信号を発する特殊消去手段と、 前記ビデオカセットの装着時に前記検出手段から爪有の
    検出信号が送出されてきた後、前記ビデオテープが再生
    方向へ走行するとき、前記特殊消去手段からの消去指令
    に従い前記全幅消去ヘッドを動作させて前記ビデオテー
    プの記録情報を消去させる制御手段と、を設けたことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 カセットから引き出された磁気テープが
    摺接する再生ヘッドを備えた磁気記録再生装置におい
    て、 前記磁気テープの再生時の走行方向であって前記再生ヘ
    ッドの下流側に設けられた全幅消去ヘッドと、 前記カセットに誤記録防止爪があるか否かを検出する検
    出手段と、 前記磁気テープの再生時に記録情報を消去させる指令信
    号を発する特殊消去手段と、 前記カセットの装着時に前記検出手段から爪有の検出信
    号が送出されてきた後、前記磁気テープが再生方向へ走
    行するとき、前記特殊消去手段からの消去指令に従い前
    記全幅消去ヘッドを動作させて前記磁気テープの記録情
    報を消去させる制御手段と、を設けたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生ヘッドが、ビデオテープレコー
    ダの回転ヘッドシリンダであり、この回転ヘッドシリン
    ダと前記全幅消去ヘッドとの間に、オーディオコントロ
    ールヘッドが設けられていることを特徴とする請求項2
    に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、前記特殊消去手段から
    の消去指令を受けた後に操作手段より早送り再生指令が
    送られてきたとき、あるいはこの早送り再生指令を受け
    た後に前記消去指令が送られてきたとき、前記磁気テー
    プを早送り走行させて前記記録情報を消去させることを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載の磁気記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、前記磁気テープの再生
    消去開始後、検索手段からインディックス検出信号が送
    出されてきたとき、表示手段に対し未消去情報有りを示
    す表示を行わせることを特徴とする請求項2または請求
    項4の何れかに記載の磁気記録再生装置。
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