JP3071330B2 - 音響効果付加装置 - Google Patents

音響効果付加装置

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JP3071330B2 JP5034708A JP3470893A JP3071330B2 JP 3071330 B2 JP3071330 B2 JP 3071330B2 JP 5034708 A JP5034708 A JP 5034708A JP 3470893 A JP3470893 A JP 3470893A JP 3071330 B2 JP3071330 B2 JP 3071330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響効果付加装置に係わ
り、例えば、音響効果を付加する機能を備えた電子機器
やエフェクター等の音響効果付加装置に用いて好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、電子楽器においてはリバー
ブ、コーラスなどの音響効果を付加することが、音楽性
豊かな演奏を行う上で重要な要素となっている。ところ
で、電子鍵盤楽器、あるいはそのモジュールでは、1つ
のシステムの中で色々な音色の楽音を同時に奏でるマル
チサウンドシステムが一般的となっている。
【0003】上述のようなマルチサウンドシステムにお
いては、本来、個々の音色には個々の音響効果が必要で
ある。しかし、コスト面などの制約があるので、個々の
音色のそれぞれに音響効果を付加するのが困難であり、
従来は必要最小限の音響効果を付加するように構成する
のが一般的であった。
【0004】しかし、エフェクター等の専用機になると
種々の音響効果が必要となるので、多チャンネル入力
で、かつ音響効果を多重に付加できるように構成しなけ
ればならないが、このようにするとシステムの構成が大
掛かりとなり、高価になってしまう問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、本願の
出願人は先に、複数の楽音系列に優先度を持たせて、そ
の優先度に応じて多重の音響効果を付加するようにした
音響効果付加装置を先に開発して提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記音響効果付加装置
の場合は、音響効果を付加する優先度が固定であった。
しかしながら、音響効果付加装置を実際に使用する場合
には、優先度が固定的でない場合がある。すなわち、1
つ1つの系列の優先度がその時々で変わるという場合が
あった。
【0007】本発明は上述の問題点にかんがみ、可変的
な優先度を持つ楽音系列を最適に対応させることのでき
る音響効果付加装置を提供できるようにすることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の音響効果付加装
置は、音色が異なる複数の楽音をそれぞれ出力するため
の楽音系列出力端子群が設けられている楽音発生源と、
上記楽音系列出力端子群を構成する各出力端子からそれ
ぞれ出力される複数系列の楽音信号を内部に導入するた
めの配置系列入力端子群、及び上記配置系列入力端子群
の各端子に対応して配設され、入力される複数系列の楽
音信号に対して、予め設定された優先度付きの音響効果
を付加する音響効果付加回路をシリアルに複数個接続し
て成る音響効果付加部と、上記楽音系列出力端子群と上
記配置系列入力端子群との間に介設され、マイクロプロ
セッサユニットのデータバスを介して与えられるデータ
に応じて、上記楽音系列出力端子群を構成する複数の出
力端子と上記配置系列入力端子群を構成する複数の入力
端子とを任意に1対1に接続する接続回路網とを具備
し、上記楽音系列出力端子群から出力される異なる音色
系列の楽音信号を上記複数の音響効果付加回路にそれぞ
れ与え、上記各音響効果付加回路により、上記異なる音
色系列の楽音に対応した優先度付きの音響効果を上記各
楽音系列の楽音信号にそれぞれ付加するようにしたこと
を特徴としている。
【0009】また、本発明の音響効果付加装置の他の特
徴とするところは、音色がそれぞれ異なる複数の楽音を
出力するための複数の出力端子からなる楽音系列出力端
子群が設けられている楽音発生源と、上記楽音系列出力
端子群を介して出力される複数系列の楽音信号に対し
て、予め設定された優先度付きの音響効果を付加する音
響効果付加回路がシリアルに複数個接続されて成る音響
効果付加部と、上記楽音発生源と上記音響効果付加部と
の間に介設され、マイクロプロセッサユニットのデータ
バスを介して与えられるデータに応じて、上記楽音系列
出力端子群の各出力端子と上記音響効果付加回路のそれ
ぞれに設けられている配置系列入力端子とを任意に1対
1に接続する接続回路網とを具備し、上記音響効果付加
回路のそれぞれには、上記配置系列入力端子と、上記音
響効果付加回路によって所定の音響効果が付加された楽
音信号を出力する楽音信号出力端子と、優先度がより高
い系列の楽音信号入力端子に対して配置されている音響
効果付加回路に設けられている楽音信号出力端子から出
力される楽音信号を内部に導入するための上位系列入力
端子とが設けられていて、上記楽音系列出力端子群から
出力された異なる音色系列の楽音信号を上記音響効果付
加回路のそれぞれに入力して、上記異なる音色系列の楽
音に対応した優先度付きの音響効果を付加するようにし
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】入力側と出力側とを任意に1対1に接続する接
続回路網が設けられることにより、固定的な優先度を持
つ音響効果付加部と可変的な優先度を持つ楽音系列出力
端子とを所望の優先度に応じて1対1で接続することが
できるようになるので、楽音系列出力端子を一々入れ換
える手間をかけることなく、種々のパターンの音響効果
を付加させることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の音響効果付加装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施例を
示し、音響効果付加装置の概略構成図である。図1にお
いて、1は楽音発生源、2は接続回路網、3は音響効果
付加部、4はマイクロプロセッサユニット、5はD/A
変換器、6はスピーカである。
【0012】楽音発生源1は、所定数の楽音系列出力端
子群1a〜1dを有している。また、音響効果付加部3
は、楽音発生源1の楽音系列出力端子群1a〜1dにそ
れぞれ対応させて配置系列入力端子群3a〜3dが配置
されていて、各楽音系列出力端子群1a〜1dから入力
された楽音信号に所定パターンの音響効果を付加する音
響効果付加回路13a〜13d(図2参照)が設けられ
ている。
【0013】接続回路網2は、楽音系列出力端子群1a
〜1dと上記配置系列入力端子群3a〜3dとの間に配
設されていて、上記配置系列入力端子群3a〜3dの各
入力端子と上記楽音系列出力端子群1a〜1dの各出力
端子とを任意に1対1に接続する機能を有している。
【0014】本実施例の音響効果付加部3の場合、配置
系列入力端子群3a〜3dは楽音発生源1から供給され
る複数系列(音色が異なる複数の楽音系列、またはメロ
ディ、コード、ベース等の各パート)の楽音信号を入力
するためのものであり、これらの楽音信号入力端子3a
〜3dは、3a→3b→3c→3dの順番に高い優先度
が与えられている。
【0015】これらの楽音信号入力端子群3a〜3dに
は、音響効果付加回路12A,12B,12C,12D
がそれぞれ接続されている。これらの音響効果付加回路
12A〜12Dには、図2の構成図に示すように、配置
系列入力端子Ta、上位系列入力端子Tb、楽音信号出
力端子Tcがそれぞれ設けられていて、各楽音信号入力
端子3a〜3dから入力されるデジタル楽音発生部1か
らのデジタル楽音信号は、配置系列入力端子Taを介し
て音響効果付加回路12A,12B,12C,12Dの
内部にそれぞれ導入される。
【0016】音響効果付加回路12の内部には、デジタ
ル効果付加部が設けられているとともに、加算器および
乗算器が設けられている。そして、配置系列入力端子T
aおよび上位系列入力端子Tbを介して入力された楽音
信号は、入出力特性に応じて効果付加部により所定の音
響効果を付加されて楽音信号出力端子Tcから外部に導
出されるようになされている。そして、外部に導出され
た楽音信号は、D/A変換器5でアナログ楽音信号に変
換され、増幅器およびスピーカ6等からなる楽音発生部
に供給される。
【0017】このように構成された本実施例の音響効果
付加装置において、第1の楽音信号入力端子3aに入力
された系列の楽音信号には、A+B+C+Dの音響効果
が付加される。また、第2の楽音信号入力端子3bに入
力された系列の楽音信号には、B+C+Dの音響効果が
付加される。
【0018】同様に、第3の楽音信号入力端子3cに入
力された系列の楽音信号には、C+Dの音響効果が付加
され、第4の楽音信号入力端子3dに入力された系列の
楽音信号には、Dの音響効果が付加される。
【0019】本実施例の音響効果付加装置においては、
楽音発生源1と音響効果付加部3との間に接続回路網2
を設けているので、複数の楽音系列の優先度が固定的で
あっても、希望の優先度に応じて、楽音系列出力端子群
1a〜1dと配置系列入力端子群3a〜3dとを自由に
接続することができる。
【0020】すなわち、図2に示したように、接続回路
網2はラッチ回路7、デコーダ8およびパルチプレクサ
9によって構成されており、マイクロプロセッサユニッ
ト4のデータバス4aを介して与えられるデータに応じ
て、楽音系列出力端子群1a〜1dと配置系列入力端子
群3a〜3dとを24のパターンで接続する。この24
のパターンは、音響効果付加部3のアルゴリズムと楽音
系列出力端子群1a〜1dの優先度に応じて自由に変え
られる。
【0021】図3は、接続回路網2の具体的な構成の一
例を示す回路図である。この接続回路網2は、4つの入
力端子I1〜I4、ラッチ信号入力端子Gおよび4つの
出力端子O1〜04を有している。5つのデータ入力端
子D0〜D4、およびラッチ回路7に設けられており、
これらのデータ入力端子D0〜D4がデータバス4aを
介してマイクロプロセッサユニット4に接続されてい
る。
【0022】そして、ラッチ回路7に与えられた5ビッ
トのデータがラッチ回路7にラッチされるとともに、所
定のタイミングで出力端子Q0〜Q4からデコーダ8に
出力され、この5ビットのデータに応じて楽音系列出力
端子群1a〜1dと配置系列入力端子群3a〜3dとが
24のパターンで接続される。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述したように、音響効果付加
部と楽音系列出力端子との間に接続回路網を設けたの
で、固定的な優先度を持つ上記音響効果付加部と可変的
な優先度を持つ上記楽音系列出力端子とを希望の優先度
に応じて任意に1対1で接続することができる。しか
も、マイクロプロセッサユニットのデータバスを介して
与えられるデータに応じて、上記希望の優先度に応じた
任意の接続を行うことができるようにしたので、楽音系
列出力端子を一々入れ替える手間をかけることなく、種
々のパターンの音響効果を付加させることが可能とな
る。これにより、簡単な構成にもかかわらず、同時に発
音されている異なる音色系列の楽音に対して、各楽音系
列に与えられた優先度に応じて多重の音響効果を付加す
ることが可能となり、音楽性豊かな演奏を行うことがで
きる。また、各音響効果付加回路をシリアルに複数個接
続したので、内部に受け入れた複数系列の楽音信号を上
記音響効果付加回路において加算しながら種々の音響効
果を付加するようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す音響効果付加装置の構
成図である。
【図2】接続回路網および音響効果付加部の具体的な構
成例を示す構成図である。
【図3】接続回路網の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 楽音発生源 2 接続回路網 3 音響効果付加部 4 マイクロプロセッサユニット 4a データバス 5 D/A変換器 6 スピーカ 7 ラッチ回路 8 デコーダ 9 マルチプレクサ 12 音響効果付加回路 1a〜1d 楽音系列出力端子 3a〜3d 配置系列入力端子 Ta 配置系列入力端子 Tb 上位系列入力端子 Tc 楽音信号入力端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音色が異なる複数の楽音をそれぞれ出力
    するための楽音系列出力端子群が設けられている楽音発
    生源と、 上記楽音系列出力端子群を構成する各出力端子からそれ
    ぞれ出力される複数系列の楽音信号を内部に導入するた
    めの配置系列入力端子群、及び上記配置系列入力端子群
    の各端子に対応して配設され、入力される複数系列の楽
    音信号に対して、予め設定された優先度付きの音響効果
    を付加する音響効果付加回路をシリアルに複数個接続し
    て成る音響効果付加部と、 上記楽音系列出力端子群と上記配置系列入力端子群との
    間に介設され、マイクロプロセッサユニットのデータバ
    スを介して与えられるデータに応じて、上記楽音系列出
    力端子群を構成する複数の出力端子と上記配置系列入力
    端子群を構成する複数の入力端子とを任意に1対1に接
    続する接続回路網とを具備し、 上記楽音系列出力端子群から出力される異なる音色系列
    の楽音信号を上記複数の音響効果付加回路にそれぞれ与
    え、上記各音響効果付加回路により、上記異なる音色系
    列の楽音に対応した優先度付きの音響効果を上記各楽音
    系列の楽音信号にそれぞれ付加するようにしたことを特
    徴とする音響効果付加装置。
  2. 【請求項2】 音色がそれぞれ異なる複数の楽音を出力
    するための複数の出力端子からなる楽音系列出力端子群
    が設けられている楽音発生源と、 上記楽音系列出力端子群を介して出力される複数系列の
    楽音信号に対して、予め設定された優先度付きの音響効
    果を付加する音響効果付加回路がシリアルに複数個接続
    されて成る音響効果付加部と、 上記楽音発生源と上記音響効果付加部との間に介設さ
    れ、マイクロプロセッサユニットのデータバスを介して
    与えられるデータに応じて、上記楽音系列出力端子群の
    各出力端子と上記音響効果付加回路のそれぞれに設けら
    れている配置系列入力端子とを任意に1対1に接続する
    接続回路網とを具備し、 上記音響効果付加回路のそれぞれには、上記配置系列入
    力端子と、上記音響効果付加回路によって所定の音響効
    果が付加された楽音信号を出力する楽音信号出力端子
    と、優先度がより高い系列の楽音信号入力端子に対して
    配置されている音響効果付加回路に設けられている楽音
    信号出力端子から出力される楽音信号を内部に導入する
    ための上位系列入力端子とが設けられていて、 上記楽音系列出力端子群から出力された異なる音色系列
    の楽音信号を上記音響効果付加回路のそれぞれに入力し
    て、上記異なる音色系列の楽音に対応した優先度付きの
    音響効果を付加するようにしたことを特徴とする音響効
    果付加装置。
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