JP3134840B2 - 波形サンプルの補間装置 - Google Patents

波形サンプルの補間装置

Info

Publication number
JP3134840B2
JP3134840B2 JP10115631A JP11563198A JP3134840B2 JP 3134840 B2 JP3134840 B2 JP 3134840B2 JP 10115631 A JP10115631 A JP 10115631A JP 11563198 A JP11563198 A JP 11563198A JP 3134840 B2 JP3134840 B2 JP 3134840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
waveform
sample number
interpolation
samples
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10115631A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10293588A (ja
Inventor
正忠 和智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP10115631A priority Critical patent/JP3134840B2/ja
Publication of JPH10293588A publication Critical patent/JPH10293588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3134840B2 publication Critical patent/JP3134840B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、波形サンプルの
補間装置関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の波形データを、それぞ
れ、サンプル番号の順番で1つの波形メモリに記憶さ
せ、かかる波形メモリから複数の波形データを時分割に
て読み出すとともに、これら読み出した波形データの各
々にしたがって、複数チャンネルにて楽音を合成する楽
音合成装置が知られている。ここで、波形メモリには、
マスクROMが用いられ、波形データは、その製造段階
で書き込まれるようになっている。
【0003】かかる波形データは、音色毎に用意され、
その音色を特徴付ける基本的な波形の所定周期分の振幅
値がデータとして時系列的に記憶される一方、読み出し
時には、発生すべき音高(ピッチ)に対応して、読み出
し間隔を変化させ、再生波形の周期が音高に合致するよ
うになっている。この際、求めるべきサンプル番号は、
ピッチを考慮して求められるため、記憶時のサンプル番
号とは本来的に一致しない。このため、求めるべきサン
プル番号に対応する波形データは、エリアシング・ノイ
ズ(折り返し雑音)を防止するべく、その前後に位置す
るアドレスで記憶された波形データから、補間されて求
められるようになっている。
【0004】ところで、マスクROMのアクセスタイム
は、高速のものでも100〜120ns(ナノ秒)程度
である。ここで、かかるアクセスタイムを154〜15
6nsと設定し、サンプリング周波数を50kHzとす
ると、1サンプリング周期内で128回ものアクセスが
可能である。補間のために1音あたりに読み出し(アク
セス)する回数を2回とすると、1サンプルあたりの最
大チャンネル数は64となる。この最大チャンネル数
は、補間精度を向上させるべく、1音あたりのアクセス
回数を増やせば当然のことながら比例して減少する。
【0005】ここで、最大チャンネル数が64というこ
とは、64音もの異なる音色を同時に合成することが可
能であることを意味する。フル・オーケストラを再現す
る場合でもこれで十分と考えられていたのではあるが、
近年では、同時発音数をさらに増やして欲しい、あるい
は同時発音数はこれで十分だけど、補間回数を増やして
品質を上げて欲しい、というユーザサイドからの要求が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような要求を解決
するには、1サンプリング周期におけるROMへのアク
セス回数を増やせば良いが、上述したように、2点補間
・64音同時発音は、ROMにおけるアクセスタイムの
限界近くで行なわれており、これ以上、アクセス回数は
増やせない。したがって、このままでは、ユーザサイド
の要求に応えることができない。
【0007】この発明は、上述した問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、波形メモリやRO
Mなどの記憶効率を損なうことなく、そのアクセスタイ
ムを見掛け上、短縮した波形サンプルの補間装置提供
することにある。
【0008】この発明は、上述した問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、波形メモリやRO
Mなどの記憶効率を損なうことなく、そのアクセスタイ
ムを見掛け上、短縮した波形サンプルの補間装置および
楽音合成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明にあっては、複数の波形サンプ
ルからなる波形データのうち、サンプル番号が偶数であ
る波形サンプルを、該サンプル番号にしたがって順番に
記憶する第1の記憶手段と、前記波形データのうち、サ
ンプル番号が奇数である波形サンプルを、該サンプル番
号にしたがって順番に記憶する第2の記憶手段と、整数
部および小数部からなるサンプル番号を1サンプル周期
毎に発生するサンプル番号発生手段と、前記第1および
第2の記憶手段に対し、1サンプル周期当たり2回のタ
イムスロットの各々にて並列にアクセスする読出手段で
あって、各タイムスロット毎に、前記サンプル番号発生
手段によるサンプル番号の整数部に応じて、サンプル番
号の連続する2つの波形サンプルを読み出して、1サン
プル周期でサンプル番号が連続する4つの波形サンプル
を読み出す読出手段と、前記1サンプル周期における
回のアクセスにより読み出されたサンプル番号が連続
する4つの波形サンプルを、前記サンプル番号発生手段
によるサンプル番号の小数部に応じて補間して、該サン
プル番号に対応する波形サンプルを求める補間手段とを
具備することを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明にあっては、
複数の波形サンプルからなる波形データのうち、サンプ
ル番号が偶数である波形サンプルを、該サンプル番号に
したがって順番に記憶する第1の記憶手段と、前記波形
データのうち、サンプル番号が奇数である波形サンプル
を、該サンプル番号にしたがって順番に記憶する第2の
記憶手段と、整数部および小数部からなるサンプル番号
1サンプル周期毎に発生するサンプル番号発生手段
と、前記第1および第2の記憶手段に対し、1サンプル
周期当たり2回のタイムスロットの各々にて並列にアク
セスする読出手段であって、各タイムスロット毎に、
記サンプル番号発生手段によるサンプル番号の整数部に
応じて、サンプル番号の連続する2つの波形サンプルを
読み出して、1サンプル周期でサンプル番号が連続する
4つの波形サンプルを読み出す読出手段と、前記第1の
記憶手段から読み出された波形サンプルを1タイムスロ
ット分、一時記憶する第1のラッチ回路(L1)と、前
記第2の記憶手段から読み出された波形サンプルを1タ
イムスロット分、一時記憶する第2のラッチ回路(L
2)と、前記第1および第2のラッチ回路の一方に一時
記憶された波形サンプルを、前記1タイムスロットをさ
らに2分割した前半期間および後半期間の一方の期間に
おいて、前記サンプル番号発生手段によるサンプル番号
の整数部に応じて選択する一方、前記ラッチ回路の他方
に一時記憶された波形サンプルを、前記前半期間および
後半期間の他方の期間において選択するゲート回路(G
1、G2)と、前記サンプル番号発生手段によるサンプ
ル番号に応じた補間係数を、前記前半期間および後半期
間のそれぞれにおいて生成する補間係数発生手段(C
G)と、前記ゲート回路により選択された波形サンプル
と、前記補間係数発生部による補間係数とを、前記前半
期間および後半期間毎に乗算する乗算手段(M)と、前
記乗算手段による乗算結果を、1サンプル周期に対応す
る2タイムスロット分累算して、前記サンプル番号発生
手段によるサンプル番号に対応する波形サンプルとして
出力する累算手段(AA)とを具備することを特徴とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】
<1:要部構成>この発明の実施の形態をする前に、本
願の要部構成について図1を参照して説明する。この図
において、符号11、12は、それぞれ別個に構成され
たROMであるが、このうちROM11にはサンプル番
号が偶数番目の波形データが、ROM12には奇数番目
の波形データが、それぞれサンプル番号の若い順に記憶
されている。ここで、波形データのサンプル番号がm番
である波形データをD(m)と一般に表記した場合、R
OMのアドレスn番地においては、ROM11には波形
データD(2n)が、ROM12には波形データD(2
n+1)がそれぞれ記憶される(図2参照)。すなわ
ち、ROM11、12には、波形データが、そのサンプ
ル番号の順番にして交互に記憶されていることになる。
これらROM11、12には、アクセス部1が接続され
る。このアクセス部1は、ROM11、12にそれぞれ
アドレスを供給するとともに、双方から読み出された波
形データの処理をする読出制御部21、22から構成さ
れる。
【0012】かかる構成において、読出制御部21、2
2が、キーオン信号KON1あるいはKON2にしたが
って、例えば、ROM11、12の同一アドレスn番地
を同時にアクセスすれば、1度のアクセスにおいて連続
する2つの波形データD(2n)およびD(2n+1)
を読み出すことができる。そして、同期信号SYNCに
したがって、次のタイミングにおいて、次のアドレス
(n+1)番地にアクセスすることにより、これに続く
波形データD(2n+2)、D(2n+3)を読み出す
ことができる。このように、ROM11あるいは12か
らは、1度のアクセスにおいて2つの異なる波形データ
を読み出すことができる。この結果、見掛け上、アクセ
スタイムが半減したのと同等の効果が得られる。また、
ROM11、12には、それぞれサンプル番号が偶数、
奇数番目となる波形データが記憶されて、別個の記憶内
容となるので、記憶効率が損なわれるということない。
以上が本願の要部構成である。
【0013】<1−1:補間>次に、補間(2点)を行
なう場合の構成について考える。この場合、図1におけ
る読出制御部21、22の各々は、それぞれROM1
1、12から読み出された波形データに基づき補間を行
なう補間部も有する。このため、ROM11、12から
読み出された波形データは読出制御部21、22の双方
に供給されるようになっている。ここで、読出制御部2
1、22には、それぞれ図示しないCPU等の制御ユニ
ットが接続されて、発音すべき音高情報等の情報が供給
される。そして、読出制御部21、22は、これら情報
等に基づき求めるべき波形データのサンプル番号を計算
する。このとき計算されるサンプル番号は、上述した理
由により必ずしも記憶時のアドレスとは一致せず、小数
部を伴う。そこで、このサンプル番号の整数部をiと
し、小数部をjとする。
【0014】この場合、読出制御部21、22は、整数
部iが偶数ならばROM11、12へのアドレスを双方
とも(i/2)番地とする一方、整数部iが奇数ならば
ROM11へのアドレスを(i/2+1/2)番地と
し、ROM12へのアドレスを(i/2−1/2)番地
とする。すなわち、整数部iが奇数ならばROM11へ
のアドレスは、iを2で除算した商を「1」だけインク
リメントしたものとなる一方、ROM12へのアドレス
はiを2で除算した商(余りは無視)そのものとなる
(図3参照)。かかるアドレスを、それぞれ読出制御部
21、22がそれぞれROM11、12へ供給すること
によって、求めるべきサンプル番号の前後に位置する2
つの波形データが同時に読み出されるようになってい
る。
【0015】なお、図1では、読出制御部21、22が
ROM11、12へアドレスを別個に生成する構成とな
っているが、求めるべきサンプル番号が偶数であれば、
両者のアドレスは同一であるし、奇数であっても、RO
M11へのアドレスはROM12へのそれよりも「1」
だけ歩進させたものに過ぎない。したがって、アドレス
に関しては、どちらか一方であるいは別個で生成する構
成として、サンプル番号の偶・奇数に応じて生成するこ
とが可能である。が、この構成については、後述する。
【0016】次に、読出制御部21、22の各補間部
は、このようにして読み出した2つの波形データにした
がい次のような計算を行なって、求めるべきサンプル番
号に対応する補間結果x(i、j)を得る。すなわち、
補間部は、整数部iが偶数であるならば、
【数1】 とする一方、整数部iが奇数ならば、
【0017】
【数2】 とする。ここで、Da(i)という表記は、ROM11
を説明の便宜上aとして、このROMから読み出された
波形データであって、サンプル番号がi番の波形データ
(のサンプル)を意味する一方、Db(i)という表記
は、ROM12を説明の便宜上bとして、このROMか
らから読み出された波形データであって、サンプル番号
がi番の波形データ(のサンプル)を意味する。このよ
うにして計算した補間の内容を図4に示す。この図に示
すように、求めるべき補間結果は、その前後に記憶され
た波形データの各々を小数部jにしたがって内分したも
のである。すなわち、線形補間近似である。なお、この
図は、整数部iが偶数の場合を示すが、奇数の場合につ
いては、ROM11へのアドレスが「1」だけ先行する
点に注意する以外、説明を要しないのであろう。
【0018】このように、2点補間を行なう場合であっ
ても、1回のいわば並列的なアクセスにおいて、すでに
補間結果を求めることが可能な状態である。このため、
1サンプルあたりのアクセス回数の限界が128回であ
っても、2点補間・128音同時発音が可能となるので
ある。また、仮に4点補間を行なう場合であっても、2
回の並列アクセスで補間結果を求めることが可能な状態
となるので、4点補間・64音同時発音が可能となるの
である。
【0019】なお、本願は、波形データを別個のROM
の2つに分けて記憶したが、それ以上、例えば、4個に
分けて記憶することも可能である。この場合でも、波形
データのサンプル番号を、4を法とする剰余類(剰余
系)に分け、これら4つの分類にそれぞれ4個のRAM
を対応させ、それぞれサンプル番号順に記憶する必要は
ある。例えば、ROMをA、B、C、Dの4つから構成
し、Aには、データD(0)、D(4)、……、D(4
n)を、Bには、データD(1)、D(5)、……、D
(4n+1)を、Cには、データD(2)、D(6)、
……、D(4n+2)を、Dには、データD(3)、D
(7)、……、D(4n+3)を、それぞれ記憶させ
る。この場合、時分割発音チャンネル毎に、並列アクセ
スを1回行なえば、連続する波形データを4個得られる
ので、その時点で4点補間を行なうことが可能である。
また、並列アクセスを2回行なえば、波形データを8個
得られるので、その時点で8点補間を行なうことも可能
である。
【0020】さて、波形データを3個以上に分けて記憶
するような場合であって、2点補間を行なう場合には、
求めるべきサンプル番号の前後に位置する少なくとも2
つの波形データを読み出せば、補間を行なうことができ
る。したがって、個々のROMからすべての波形データ
を読み出す必要はなく、2個以上、ROMの個数以下の
数だけの波形データを(同時に)読み出せば足りるので
ある。
【0021】<2:実施形態>ところで、本願を具体的
に構成・製造する場合において、上述した読出制御部2
1、22をセル化して集積した方が、生産効率や、実装
上のスペース等の観点からは都合が良い。しかしなが
ら、前述したように、一般に同時発音数は64音もあれ
ば十分であり、本願のようにそれ以上の128音も要求
される場合等は、従来に比べれば少ない。したがって、
本願が集積化による大量生産、低コストという恩恵を受
けるには、このままでは難がある。そこで、従来のよう
に1つのROMに記憶され、そのサンプル番号が連続す
る波形データの読み出しを行なう構成と、本願のような
読み出しを行なう構成とを、構成自体については変更を
せずに、外部からの簡単な指令や結線のみによって切り
換え可能としてチップの共通化を図れば、従来の需要に
対応して製造が可能となり、本願を低コストで製作する
ことも可能となる。以下、これを可能にした実施形態に
ついて、実際の電子楽器に適用したものを例にとって説
明する。
【0022】<2−1:実施形態の構成>図5は、この
電子楽器の構成を示すブロック図である。この図におい
て、符号100はCPUであり、バス101を介して接
続された各部を、ROM102に記憶された制御プログ
ラムで制御し、その際、必要なレジスタやフラグ等の変
数をRAM103に設定する。
【0023】符号104は鍵盤であり、各鍵の操作状態
を検出してその検出情報を出力する機能も有する。符号
105はパネルインジケータであり、例えば、液晶パネ
ルやLED等で構成され、この電子楽器の設定状態など
を表示する。符号106はパネルスイッチであり、各種
スイッチや操作子から構成され、この電子楽器の各種設
定や、楽音に付与する効果の設定を行なう。パネルスイ
ッチ106は、設定の状態についてバス101を介して
CPU100に供給し、CPU100は、この設定状態
に対応してレジスタやフラグ等を書き換えるとともに、
その設定状態をパネルインジケータ105に表示させる
ようになっている。
【0024】符号200は本願発明に係る楽音合成装置
であり、楽音信号の波形データを、押下された鍵に対応
する音高で、そのときの押鍵速度に応じた大きさで、パ
ネルスイッチ106等により設定された音色に対応して
合成等するものであるが、詳細については後述する。符
号107はD/A変換器であり、楽音合成装置200に
より出力されたディジタルの楽音信号をアナログ信号に
変換する。符号108はサウンドシステムであり、アン
プ、スピーカ等から構成され、アナログ信号に変換され
た楽音信号を、実際に発音させるものである。なお、こ
の電子楽器は、外部機器と接続することが可能である。
接続された場合には、例えば、MIDI規格の信号の供
給を受けて、鍵盤104以外の指令によって楽音信号の
波形データが生成されることとなる。
【0025】<2−1−1:楽音合成装置の構成>次
に、楽音合成装置200の構成について説明する。この
楽音合成装置200は、128音同時発音(2点補間)
を行なう場合には、図6(a)に示すように、2つのR
OM211、212と、2つの読出制御部221、22
2とから構成される一方、128音同時発音を行なわ
ず、同時発音数が64音(2点補間)で十分である場合
には、図6(b)に示すようにROM213と読出制御
部223との1組のみから構成される。
【0026】前者の場合、ROM211、212には、
図1におけるROM11、12と同様に、波形データ
が、そのサンプル番号の順番を交互にして順次記憶され
る。読出制御部221、222は、それぞれROM21
1、212から波形データの同時読出を交互に行なう。
この実施形態では、偶数スロットにおいては読出制御部
211が、奇数スロットにおいては読出制御部212
が、それぞれROM211、212から2つの波形デー
タを読み出すものとする。さらに、読出制御部211、
212の各々は、読み出した2つの波形データに対して
補間処理を行なって、サンプル番号に対応する波形デー
タを求める。すなわち、1度のスロット(1度のアクセ
ス)において、2つの波形データが読み出されて補間処
理が行なわれる結果、サンプル番号に対応する1つの波
形データが出力されるようになっている。一方、後者の
場合、ROM213には、従来と同様に、波形データが
サンプル番号順に連続して記憶される。読出制御部22
3は、ROM213から波形データを読み出し、2回読
み出したならば、補間処理をして、サンプル番号に対応
する波形データを求める。すなわち、2つのスロットタ
イムにおいて、2つの波形データが読み出されて補間処
理が行なわれる結果、サンプル番号に対応する1つの波
形データが出力されるようになっている。なお、この場
合の、読出制御部221〜223の構成それ自体は、後
述するように互いに同一である。
【0027】<2−1−1−1:128音同時発音(2
点補間)>次に、前者の場合、すなわち128音同時発
音を行なう場合の詳細構成について図7を参照して説明
する。この場合、読出制御部221は、同222と同期
して動作を行なう必要があるので、同期信号SYNCが読出
制御部222に供給される。まず、読出制御部221に
ついて説明する。この図において、符号221aはバス
101(図5参照)に接続される音源レジスタであり、
楽音生成に必要な各種パラメータをCPU100から受
信する。符号221bは、128チャンネル分のアドレ
スを個々に生成する能力を有するアドレスカウンタであ
り、発音すべき楽音の情報から、求めるべき波形データ
のサンプル番号をチャンネル毎に求める。このサンプル
番号の整数部をi、小数部をjとする。
【0028】このうち小数部jは、補間処理に必要とな
るので、補間部211dと読出制御部222側の補間部
222dとに供給される。また、整数部iは、アドレス
加工部221cに供給されて、アドレス加工部221c
による出力結果の最下位ビットLSBを間引いたものが
ROM211のアドレスとして供給される一方、整数部
iそのものの最下位ビットLSBを間引いたものがRO
M212のアドレスとして供給される。なお、厳密に言
えば、補間処理においては、整数部iが奇数であるか整
数部であるかの情報が必要となるため、整数部iの最下
位ビットLSBは補間部221d、222dに供給され
るが、この図では省略してある。ここで、アドレス加工
部221cは、図8に示すように、整数部i全体を被加
算入力とし、整数部iのLSBを桁上入力端子Cinとし
た半加算器HAにより構成されるものである。これによ
り、整数部iは、奇数である場合のみ「1」だけ歩進し
て出力されるようになっている。
【0029】前述した補間処理で説明したように、RO
M211へのアドレスは、整数部iが偶数ならば整数部
iをそのまま2で除算した商とする一方、整数部iが奇
数ならば整数部iを2で除算した商を「1」だけインク
リメントしたものとする必要がある。これは、整数部i
が奇数であるならば「1」だけインクリメントして2で
除算した商と同義である。また、ROM212へのアド
レスは、整数部iをそのまま2で除算した商とする必要
がある。しかし、これは整数部iを十進で考えた場合で
あって、整数部iが二進で表記される場合においては、
アドレス加工部211cによる歩進と、最下位ビットL
SBの間引きとによって簡単に作成できる。すなわち、
整数部iが奇数ならば「1」だけインクリメントさせる
のは、アドレス加工部221cによる歩進で構成でき、
また、2で除算するのは、最下位ビットLSBを間引く
ことによって構成できるのである。
【0030】次に、ROM211および212から読み
出された2つの波形データは、読出制御部211の補間
部221dに供給される。ここで、補間部221dの構
成について図9を参照して説明する。この図において、
ラッチ回路L1は、ROM211から読み出された波形
データを偶数スロットのみにおいてラッチするものであ
り、ゲート回路G1は、1つのスロットをさらに2つの
タイミングにわけ、そのタイミングのいずれか一方にお
いて、整数部iが偶数/奇数にしたがって開くものであ
る。同様に、ラッチ回路L2は、ROM212から読み
出された波形データを偶数スロットのみにおいてラッチ
するものであり、ゲート回路G2は、2つのタイミング
のいずれか一方において、ゲート回路G1とは排他的に
開くものである。詳細には、整数部iが偶数ならば、最
初のタイミングにおいて、ゲート回路G1は開き、ゲー
ト回路G2は閉じ、次のタイミングにおいて、逆に、ゲ
ート回路G1は閉じ、ゲート回路G2は開く。一方、整
数部iが奇数ならば、最初のタイミングにおいて、ゲー
ト回路G1は閉じ、ゲート回路G2は開き、次のタイミ
ングにおいて、逆に、ゲート回路G1は開き、ゲート回
路G2は閉じる。また、補間係数発生部CGは、小数部
jから(1−j)を求めるとともに、スロットを2つに
分けた初めのタイミングにおいて小数部jを、次のタイ
ミングにおいて(1−j)を、それぞれ乗算係数として
乗算器Mの他方の入力端に供給するものである。補間用
累算器AAは、乗算器Mによる2つのタイミングにおけ
る各乗算結果を累算するものである。
【0031】再び、図7に戻る。補間用累算器AAによ
る累算結果は、すなわち補間部221dの補間結果は、
フィルタ221eに供給されフィルタリングされる。こ
のフィルタ221eは、CPU100からのパラメータ
FCPによりその特性、例えば、カットオフ周波数など
が音色に対応して変化するものである。フィルタ221
eの出力結果は、エンベロープ付与器221fによっ
て、パラメータEGPにより規定されるエンベロープが
付与されて、発音後の減衰特性が模倣するようになって
いる。なお、パラメータFCP、EGPともに、CPU
100からバスを介して音源レジスタ221aに供給さ
れたものである。そして、エンベロープ付与器221f
によりエンベロープが付与されたデータは、アキュムレ
ータ221gによって時分割状態が解かれて、読出制御
部221による偶数スロットの出力として、読出制御部
222に供給される。
【0032】次に、読出制御部222の構成について説
明する。この読出制御部222は、図7を見ても判るよ
うに、読出制御部221に比べて、アドレスカウンタ2
21bおよびアドレス加工部221cが省略されている
点以外共通である。逆に言えば、読出制御部222は、
アドレスカウンタおよびアドレス加工部が冗長的とはな
るが、構成的には、読出制御部221と同一のものが利
用できる。読出制御部222は、読出制御部221と同
様な構成であるが、全体としてみれば、奇数スロットの
出力を担当している。このため、補間部222d(図9
と同構成)におけるラッチ回路L1、L2は、奇数スロ
ットにおいてのみ、ROM211、212から読み出さ
れた波形データをぞれぞれラッチする。アキュムレータ
222gは、読出制御部221による偶数スロットの出
力と、エンベロープ付与器222fによる出力とを累算
し、この累算結果を、楽音合成装置200の出力として
D/A変換器107に供給する。
【0033】<2−1−1−2:64音同時発音>次
に、図6(b)に示すように、64音同時発音を行なう
場合の構成について説明する。この場合、図7におい
て、ROM212および読出制御部222を省略し、R
OM211に、サンプル番号順に連続する波形データが
記憶され(これをROM213とする)、アキュムレー
タ221gの出力がそのままD/A変換器107に供給
される、と考える。また、ROM213へのアドレス
は、アドレス加工部221cにおける桁上入力端子Cin
の入力が遮断された半加算器HAの出力のフルビットで
あり、このため、アドレスカウンタ221bによる整数
部iが、そのままROM211のアドレスとして供給さ
れる。すなわち、ROMの記憶態様が変更するだけで、
図6(b)における読出制御部223の構造そのものは
読出制御部221と全く同一である。
【0034】ここで、アドレスカウンタ221bは、発
音すべき楽音の情報から、求めるべき波形データのサン
プル番号を求める点では128音同時発音する場合と同
じであるが、2つのスロットタイムを用いて(補間し
て)1つの波形データを得る構成となるために、次のよ
うなアドレスを生成する。すなわち、アドレスカウンタ
211bは、生成したサンプル番号のうちの整数部i
を、偶数スロットにおいて供給し、次に、当該整数部i
を「1」だけインクリメントしたものを、当該偶数スロ
ットの次の奇数スロットにおいて供給する。これによ
り、小数部jを含むサンプル番号の前後に位置する2つ
の波形データが、偶数スロットと次の奇数スロットにお
いて読み出されることとなる。
【0035】この場合、補間部221dでは、各スロッ
トにおいてラッチ回路L1がラッチを行ない、ゲート回
路G1が開く。また、補間係数発生部CGは、小数部j
から(1−j)を求めるのは、128音同時発音と同様
であるが、整数部iが偶数、奇数である場合にかかわら
ず、はじめの偶数スロットにおいて係数(1−j)を供
給し、次の奇数スロットにおいて係数jを供給する。そ
して、補間用累算器AAは、偶数スロットにおける乗算
結果と、その次の奇数スロットの乗算結果とを累算し
て、この累算結果を、楽音合成装置200の出力として
D/A変換器107に供給する。
【0036】<2−2:実施形態の動作>次に、上述し
た実施形態の動作について説明する。図5において、鍵
盤104が押下されると、当該鍵の音高や押鍵速度など
が検出され、CPU100は、検出された音高に対応す
る楽音の発生を開始すべく、発音割り当てを行ない、楽
音合成装置200による発音チャンネル(全128ある
いは64チャンネル)のうちのいずれかの発音チャンネ
ルを確保する。さらに、パネルスイッチ106により選
択された音色に関し、押鍵速度に応じた大きさで振幅を
規定するべく、また、押下力の変化によって当該発音の
音色に変化を付けるべく、押鍵速度や鍵圧力に応じてE
GP、FCP等のパラメータが生成される。これらパラ
メータは、CPU100によって生成され、発音の開始
を指示する発音トリガ信号とともに、確保された楽音合
成装置200の発音チャンネルに供給される。また、外
部機器に接続される場合も同様であり、MIDI規格の
ノートオンの受信に応じて、パラメータEGP、FCP
等の情報が生成され、発音トリガ信号とともに、楽音合
成装置200への割当てにより確保された発音チャンネ
ルに供給される等の処理が行なわれる。
【0037】<2−2−1:楽音合成装置の動作>上述
のように1サンプル周期におけるROMへの最大アクセ
ス回数は128回であるから、1サンプル周期における
スロットを、図11(a)に示すように「0」〜「12
7」の128個に分けることができる。かかる構成で
は、1つスロットが、128個の各発音チャンネルにお
ける各1つの音色を生成するために割り当てられ、1回
の読出が行なわれるようになっている。まず、押鍵によ
り、ある1つの音色を発音させる旨の情報(ノートオ
ン)が生成されると、あるいは外部機器から、ある1つ
の音色を発音させる旨の情報が供給されると、CPU1
00は、その音色の生成のために、空いている発音チャ
ンネルのいずれか1つに割り当てる。この際、すべての
発音チャンネルに発音がすでに割り当てられているよう
な場合には、例えば、発音開始指示から時間が経過して
減衰が最も進行している発音チャンネルに強制的に割り
当てるような処理を行なっても良い。
【0038】<2−2−1−1:128音同時発音>1
28音同時発音の場合には、上述したように、読出制御
部221、222の各々が、各発音チャンネル毎のRO
M211、212の同時読出をそれぞれ偶数スロット、
奇数スロットにおいて交互に行なう。さて、その発音
(音色)に割り当てられた発音チャンネルにおいて、楽
音合成装置200におけるアドレスカウンタ221b
は、ノートオンによって当該発音に対応して求めるべき
波形データのサンプル番号を求める。なお、このカウン
トでは、再生波形を音高に応じて時間的に伸張させるた
め、音高を示すピッチも参照される。
【0039】ここで、1サンプル周期間の各スロットに
おいて、いかなるデータが読み出されて供給されるかを
示すタイムテーブルを図11(a)に示す。同図におい
て、「Ax」(xは数字)という表記は、ROMから読
み出された波形データのサンプルが、(Aを意味する)
読出制御部211に供給されて、x番目のチャンネルに
おける補間サンプルの演算に用いられることを意味し、
「Bx」という表記は、ROMから読み出された波形デ
ータのサンプルが、(Bを意味する)読出制御部212
に供給されてx番目のチャンネルにおける補間サンプル
の演算に用いられることを意味する。すなわち、ROM
211および212から読み出された2つの波形データ
のサンプルは、偶数スロットでは読出制御部211に供
給され、奇数ロットでは読出制御部212に供給され
て、次のような補間処理が交互に行なわれる。
【0040】すなわち、整数部iが偶数であれば、1つ
のスロットにおける初めのタイミングにおいて、ゲート
回路G1のみが開き、また、補正係数発生部CGが係数
(1−j)を供給するので、乗算器Mでは、式(1)の
右辺第1項の演算が行なわれる。次のタイミングにおい
ては、ゲート回路G2のみが開き、また、補正係数発生
部CGが小数部jを供給するので、乗算器Mでは、式
(1)の右辺第2項の演算が行なわれる。そして、補間
用累算器AAが、初めと次のタイミングにおける乗算結
果を累算することにより、式(1)に示される補間結果
が得られる。また、整数部iが奇数であれば、初めのタ
イミングにおいて、ゲート回路G1のみが開き、また、
補正係数発生部CGが小数部jを供給するので、乗算器
Mでは、式(2)の右辺第1項の演算が行なわれる。次
のタイミングにおいては、ゲート回路G2のみが開き、
また、補正係数発生部CGが係数(1−j)を供給する
ので、乗算器Mでは、式(2)の右辺第2項の演算が行
なわれる。そして、補間用累算器AAが、初めと次のタ
イミングにおける乗算結果を累算することにより、式
(2)に示される補間結果が得られる。
【0041】このように、補間部221dにおいては、
整数部iが偶数、奇数に応じて式(1)、(2)のどち
らか一方の計算が行なわれ、偶数スロットで2つの波形
データのサンプルから小数部jを考慮した補間結果を得
るようになっている。同様に、補間部222dにおいて
は、奇数スロットでの補間結果を得るようになってい
る。これら各スロット(発音チャンネル)の補間結果
は、それぞれフィルタ処理、エンベロープ処理の後、生
成された各発音チャンネルの楽音サンプルは、アキュム
レータ221g、222gによって、偶数スロット、奇
数スロット毎にD/A変換器107のサンプリング周期
にわたって累算されるので、結局、アキュムレータ22
2gの累算結果は、128もの各スロット毎に生成され
た128チャンネルの楽音1サンプルとなる。ただし、
該サンプリング周期にわたる累算の初期値としてアキュ
ムレータ221gはゼロを設定する一方、アキュムレー
タ222gは、アキュムレータ221gによる(サンプ
リング周期の)直前の偶数スロットの楽音結果を設定す
る。
【0042】<2−2−1−2:64音同時発音>次
に、64音同時発音を行なう場合のタイムテーブルを、
図11(b)に示す。この場合では、ROM213(2
11)および読出制御部223(221)のみの構成と
なるので、データBxという概念はない。このため、2
つのスロットにおいて2つの波形データのサンプルが読
み出されて、その2サンプルの間で補間処理が行なわれ
る。この際、ROM213から読みだされた波形データ
は、ラッチ回路L1(図9参照)にのみに供給されるの
で、偶数スロットにおいて、整数部iのアドレスに対応
する1つめ波形データがラッチされて、係数(1−j)
が乗算され、その次の奇数スロットにおいて、整数部
(i+1)のアドレスに対応する2つめの波形データが
ラッチされ、他方の係数jが乗算される。そして、補間
用累算器AAにより、双方のスロットにおける乗算結果
が累算されて、次の式(3)の補間結果が得られる。
【0043】
【数3】
【0044】このように、補間部221dにおいては、
式(3)の計算が行なわれ、偶数スロットと次の奇数ス
ロットとで読み出された2つの波形データサンプルから
各発音チャンネルの補間結果を得るようになっている。
この各発音チャンネルの補間結果は、フィルタ処理、エ
ンベロープ処理の後、該処理によって生成された各発音
チャンネルの楽音サンプルは、アキュムレータ221g
によって、D/A変換器107のサンプリング周期にわ
たり(64チャンネル分)累算されるので、結局、アキ
ュムレータ221gの累算結果は、64チャンネルの楽
音1サンプルとなる。
【0045】かかる実施形態によれば、波形データの連
続したサンプルを交互に記憶した2つのROM211、
212と、同一の構成を有する2つの読出制御部22
1、222とによって、D/A変換器107のサンプリ
ング周期あたりのアクセス回数が128回であっても、
128音同時発音(2点補間)を行なうことが可能であ
る。しかも、記憶内容を変更した1つのROM213
と、1つの読出制御部223(221)とによって、サ
ンプル番号が連続する波形データを読み出し、補間を行
なうことも可能である。
【0046】なお、アキュムレータ221g、222g
から入出力される楽音サンプルについては、D/A変換
器107の1サンプリング周期あたりに1サンプルだけ
受け渡しできればよいので、各読出制御部からは複数ビ
ットで構成されるサンプルをシリアルデータに変換し
て、1ビットのシリアルデータとして入出力するように
構成している。128音発音の場合は、偶数スロットに
て読み出された波形データに基づく64チャンネル分の
楽音サンプルの累算値が、アキュムレータ221gから
シリアルデータとして出力される。該累算値を受け取っ
たアキュムレータ222gは、その値をパラレルデータ
に戻し、該パラレルデータを初期値として、奇数スロッ
トで読み出された波形データに基づく残りの64チャン
ネル分の楽音サンプルを累算し、得られた全128チャ
ンネル分の累算値を後段のD/A変換器107に出力す
る。一方、64音発音の場合、偶数スロットと奇数スロ
ットを1つずつ使用して読み出された波形データに基づ
く64チャンネル分の楽音サンプルがアキュムレータ2
21gで累算され、累算結果が該アキュムレータ221
gから1ビットのシリアルデータとしてD/A変換器1
07に送出される。
【0047】上述した実施形態は、読出制御部221、
222を互いに異なる構成とし、全128発音チャンネ
ル分のアドレスカウンタ221bを、読出制御部221
側にまとめた構成をとっている。かかる構成によれば、
読出制御部222側にはアドレス線が無くなり、接続端
子の少ない、小さなLSIにより読出制御部222を構
成することが可能となる。しかしながら、この構成を変
更し、読出制御部221、222の回路を同一の構成と
することも可能である。回路を共通化すれば、それぞれ
のために専用のLSIマスクパターンを作成する必要が
なくなり、設計が簡易化される。
【0048】<2−3:応用例>そこで、この点を考慮
した応用例について説明する。図10にその構成のブロ
ック図を示す。なお、この図は、128音同時発音を行
なう場合の構成であり、図7と同一の構成には、同一の
符号を付与し、その説明を省略する。この図に示す構成
が、図7と相違する点は、主に、読出制御部の双方にア
ドレスカウンタ221s、222sを設けた点にある。
このアドレスカウンタ221s、222sは、それぞれ
64チャンネル分のアドレスを個々に生成する能力を有
するものであり、それぞれ偶数スロット、奇数スロット
において、発音すべき楽音の情報から、求めるべき波形
データのサンプル番号をチャンネル毎に求める。
【0049】ここで、補間制御部221uは、図7では
図示しなかったが、整数部iが偶数であるか奇数である
かに応じて、補間部221d(222d)におけるゲー
ト回路G1、G2の開閉タイミングを制御するものであ
る(既述)。また、ゲート221t、222tは、それ
ぞれ偶数スロット、奇数スロットにおいて互いに排他的
に開く。これにより、偶数スロットにおいては、アドレ
スカウンタ221sによる整数部iを2で除算した商が
ROM212のアドレスとして供給される一方、整数部
iが奇数である場合のみ当該整数部iを「1」だけイン
クリメントしたものを2で除算した商がROM211の
アドレスとして供給されることとなる。また、奇数スロ
ットにおいては、アドレスカウンタ222sによる整数
部iを2で除算した商がROM212のアドレスとして
供給される一方、整数部iが奇数である場合のみ当該整
数部iを「1」だけインクリメントしたものを2で除算
した商がROM211のアドレスとして供給されること
となる。すなわち、この図ではROM211、212が
図7に示した構成と比べて場所的には入れ替わっている
が、構成的には全く同一のアドレス動作が行なわれる。
したがって、この応用例でも、上述した実施形態と同様
に、求めるべきサンプル番号の前後に位置する2つの波
形データを読み出して補間を行なう動作が、偶数スロッ
トにおいては読出制御部231によって、奇数スロット
においては読出制御部232によって、それぞれ交互に
行なわれる。
【0050】次に、かかる応用例において、64音同時
発音(2点補間)を行なう場合には、読出制御部232
の構成に、サンプル番号の順番で波形データを記憶する
ROM213が接続される。この際、ゲート221tは
開きぱなっしとすることによって、上述した実施形態と
同一構成となることが判る。したがって、この場合で
も、サンプル番号が連続する波形データを読み出し、補
間を行なうことも可能である。
【0051】この応用例では、128音同時発音を行な
う構成と、64音同時発音を行なう構成とでは、読出制
御部231、232をほぼ同一とすることができるの
で、図7に示した読出制御部221のままで同一構成化
した場合の実施形態のようにアドレスカウンタが一方に
おいて冗長的となる点が解決される。ただし、この応用
例においては、該実施形態と比べると、次のような欠点
も有する。すなわち、この応用例では、読出制御部23
1側から読出制御部232側へアドレスを供給し、さら
に、その途中においてROM212へアドレスを供給す
る構成となるため、LSIの外部におけるアドレス線の
引き回しパターンが複雑化するのである。
【0052】なお、上述した実施形態および応用例で
は、128音同時発音(2点補間)を行なう場合におい
て、求めるべきサンプル番号の前後に位置する2つの波
形データを同スロットにおいて読み出すようにしたが、
例えば、図12(a)に示すように、スロットと求める
べきROMとを千鳥足状にして読み出す構成としても良
い。ただし、この場合には、一方のROMに供給するア
ドレスを、1スロット分遅延させたり、補間部における
ラッチ回路L1、L2、ゲート回路G1、G2の各動作
タイミングを適切にする必要はある。
【0053】また、上述した実施形態および応用例にお
ける補間処理は、2点補間を行なう場合に例にとって説
明したが、本願はこれに限られない。現時点では、12
8音同時発音を行なうという要求よりも、64音同時発
音でもかまわないから、むしろ4点補間を行なって品質
の高い波形データが欲しいという要求の方が多い。この
場合には、求めるべきサンプル番号の前後に位置する4
つの波形データが、例えば、図12(b)に示すよう
に、2つのスロットにまたがってROM211、212
から読み出される。そして、当該2スロットの間におい
て、補間部における各部(ラッチやゲート)の動作タイ
ミングと、小数部j等の供給タイミングとを適切に一致
させて、当該2スロット終了時において、補間用累算器
AAに累算結果すなわち補間結果を出力させる構成とす
れば良い。この場合でも、各部の構成に変更はない。
【0054】上述した実施形態および応用例では、記憶
手段として波形データが予め記憶された読出専用のRO
Mを例にとって説明したが、本願はこれにとらわれな
い。例えば、DRAMのような書込も可能なメモリでも
良い。ただし、この場合、書込時において本実施形態の
ようにサンプル番号の順に、2個あるいはそれ以上の個
数のDRAMに波形データを順次記憶する必要はある。
くわえて、上述した実施形態における補間については、
線形補間近似を例にとって説明したが、本願ではこれに
限られることなく、例えば6点ラグランジュ補間のよう
な複数点補間システムでも適用が可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、波形メモリやROMなどの記憶効率を損なうことな
く、そのアクセスタイムを見掛け上、短縮することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における要部構成を示すブロック図
である。
【図2】 同構成におけるROMの記憶内容を示す図で
ある。
【図3】 同構成における補間内容を示す図である。
【図4】 同構成における補間処理の内容を説明するた
めの図である。
【図5】 この発明の実施形態にかかる電子楽器の構成
を示すブロック図である。
【図6】 (a)は、同実施形態において128音同時
発音を行なう場合の構成を示すブロック図であり、
(b)は、同実施例において64音同時発音を行なう場
合の構成を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態の構成を示すブロック図である。
【図8】 同実施形態におけるアドレス加工部の構成を
示すブロック図である。
【図9】 同実施形態における補間部の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 同実施形態の応用例の構成を示すブロック
図である。
【図11】 (a)は、同実施形態において128音同
時発音を行なう場合の動作を説明するためのタイムテー
ブルであり、(b)は、同実施形態において64音同時
発音を行なう場合の動作を説明するためのタイムテーブ
ルである。
【図12】 (a)は、同実施形態において128音同
時発音を行なう場合の別動作を示すタイムテーブルであ
り、(b)は、同実施形態において4点補間・64音同
時発音を行なう場合の動作を説明するためのタイムテー
ブルである。
【符号の説明】
11、12、211、212……ROM(記憶手段)、
221、222……読出制御部(読出手段)、221b
……アドレスカウンタ(サンプル番号発生手段)、22
1d、222d……補間部(補間手段)、221g、2
22g……アキュムレータ(楽音発生手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の波形サンプルからなる波形データ
    のうち、サンプル番号が偶数である波形サンプルを、該
    サンプル番号にしたがって順番に記憶する第1の記憶手
    段と、前記波形データのうち、サンプル番号が奇数である波形
    サンプルを、該サンプル番号にしたがって順番に記憶す
    る第2の記憶手段と、 整数部および小数部からなるサンプル番号を1サンプル
    周期毎に発生するサンプル番号発生手段と、 前記第1および第2の記憶手段に対し、1サンプル周期
    当たり2回のタイムスロットの各々にて並列にアクセス
    する読出手段であって、各タイムスロット毎に、前記サ
    ンプル番号発生手段によるサンプル番号の整数部に応じ
    、サンプル番号の連続する2つの波形サンプルを読み
    出して、1サンプル周期でサンプル番号が連続する4つ
    波形サンプルを読み出す読出手段と、 前記1サンプル周期における回のアクセスにより読
    み出されたサンプル番号が連続する4つの波形サンプル
    を、前記サンプル番号発生手段によるサンプル番号の小
    数部に応じて補間して、該サンプル番号に対応する波形
    サンプルを求める補間手段とを具備することを特徴とす
    る波形サンプルの補間装置。
  2. 【請求項2】 複数の波形サンプルからなる波形データ
    のうち、サンプル番号が偶数である波形サンプルを、該
    サンプル番号にしたがって順番に記憶する第1の記憶手
    段と、前記波形データのうち、サンプル番号が奇数である波形
    サンプルを、該サンプル番号にしたがって順番に記憶す
    る第2の記憶手段と、 整数部および小数部からなるサンプル番号を1サンプル
    周期毎に発生するサンプル番号発生手段と、 前記第1および第2の記憶手段に対し、1サンプル周期
    当たり2回のタイムスロットの各々にて並列にアクセス
    する読出手段であって、各タイムスロット毎に、前記サ
    ンプル番号発生手段によるサンプル番号の整数部に応じ
    、サンプル番号の連続する2つの波形サンプルを読み
    出して、1サンプル周期でサンプル番号が連続する4つ
    波形サンプルを読み出す読出手段と、前記第1の記憶手段から読み出された波形サンプルを1
    タイムスロット分、一時記憶する第1のラッチ回路(L
    1)と、 前記第2の記憶手段から読み出された波形サンプルを1
    タイムスロット分、一時記憶する第2のラッチ回路(L
    2)と、 前記第1および第2のラッチ回路の一方に一時記憶され
    た波形サンプルを、前記1タイムスロットをさらに2分
    割した前半期間および後半期間の一方の期間において、
    前記サンプル番号発生手段によるサンプル番号の整数部
    に応じて選択する一方、前記ラッチ回路の他方に一時記
    憶された波形サンプルを、前記前半期間および後半期間
    の他方の期間において選択するゲート回路(G1、G
    2)と、 前記サンプル番号発生手段によるサンプル番号に応じた
    補間係数を、前記前半期間および後半期間のそれぞれに
    おいて生成する補間係数発生手段(CG)と、 前記ゲート回路により選択された波形サンプルと、前記
    補間係数発生部による補間係数とを、前記前半期間およ
    び後半期間毎に乗算する乗算手段(M)と、 前記乗算手段による乗算結果を、1サンプル周期に対応
    する2タイムスロット分累算して、前記サンプル番号発
    生手段によるサンプル番号に対応する波形サンプルとし
    て出力する累算手段(AA)と を具備する ことを特徴と
    する波形サンプルの補間装置。
JP10115631A 1998-04-24 1998-04-24 波形サンプルの補間装置 Expired - Fee Related JP3134840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115631A JP3134840B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 波形サンプルの補間装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10115631A JP3134840B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 波形サンプルの補間装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6317210A Division JP2877012B2 (ja) 1994-12-20 1994-12-20 楽音合成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10293588A JPH10293588A (ja) 1998-11-04
JP3134840B2 true JP3134840B2 (ja) 2001-02-13

Family

ID=14667438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10115631A Expired - Fee Related JP3134840B2 (ja) 1998-04-24 1998-04-24 波形サンプルの補間装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3134840B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10293588A (ja) 1998-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0547839B2 (ja)
JPH0772829B2 (ja) 電子楽器におけるパラメ−タ供給装置
JP2921376B2 (ja) 楽音発生装置
US4681007A (en) Sound generator for electronic musical instrument
JP3134840B2 (ja) 波形サンプルの補間装置
JP2877012B2 (ja) 楽音合成装置
JP2559209B2 (ja) 楽音信号発生装置
JP4070347B2 (ja) 楽音信号発生装置
US5218155A (en) Tone signal processing apparatus for PCM waveform interpolation and filtering
JP3087744B2 (ja) 楽音発生装置
JPS61260295A (ja) 電子楽器
JPS58137898A (ja) 電子楽器
JP2642092B2 (ja) デジタルエフェクト装置
JPH09269779A (ja) 効果付加装置
JP3543203B2 (ja) 電子楽器
JP3610759B2 (ja) ディジタル信号処理装置
JP3094759B2 (ja) 楽音信号分配処理装置
JPH03174592A (ja) 電子楽器の音源回路
JP3651675B2 (ja) 電子楽器
JP3674154B2 (ja) 楽音合成装置
JP2560276B2 (ja) デジタルエフエクト装置
JP4503275B2 (ja) 波形再生装置
JP2970372B2 (ja) 音源パラメータ供給装置
JP2970570B2 (ja) 楽音発生装置
JP3176901B2 (ja) 楽音情報処理装置及び楽音情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081201

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees