JP3070197B2 - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JP3070197B2
JP3070197B2 JP3309855A JP30985591A JP3070197B2 JP 3070197 B2 JP3070197 B2 JP 3070197B2 JP 3309855 A JP3309855 A JP 3309855A JP 30985591 A JP30985591 A JP 30985591A JP 3070197 B2 JP3070197 B2 JP 3070197B2
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度測定装置に関し、詳
細には、潜水時に、最深水深の水温と水面水温とを自動
的に測定して記憶する温度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイバーが潜水する際、水温がダイビン
グにとって重要な問題となる。特に、ダイバーにとって
は、最深の水温(水底水温)と、水面の水温とが重要で
ある。そのため、従来、ダイバーは、水温計を携帯して
ダイビングし、水底に到達すると、水温計を見て、その
水温を自らの頭に憶え込ませたり、メモに記録する。そ
の後、上昇して、水面に到達すると、再度、水温計を見
て、憶えたり、メモに記録する。すなわち、従来の水温
計は、水温の検出を行って、その検出結果を表示出力し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の水温計にあっては、単に、水温を検出し、検
出した水温を表示出力するのみであったため、ダイバー
は、水底に到達したとき及び水面に到達したときに、い
ちいち水温計を見てその表示している水温を憶えるか、
メモに記録する必要があった。その結果、水温を憶えた
り、メモに記録するといった面倒な作業を行わなければ
ならず、ダイビング作業やダイビングの楽しみを妨げる
という問題があった。特に、水温を自ら憶えるだけのと
きには、ダイビングが終了したときに、忘れてしまうと
いう問題があった。そこで、本発明は、ダイビングが行
われると、水温検出手段の安定性を考慮して、まず最深
水深の温度を検出して、その検出結果を記憶し、その後
水面に到達すると、水面の温度を検出して、その結果を
記憶することにより、ダイバーが面倒な作業を行うこと
なく、水温を記憶できるようにすることを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、水深を検出する水深検出手段と、水温を
検出する水温検出手段と、前記水深検出手段の検出結果
に基づいて最深水深及び水面に到達したことを判別する
水深判別手段と、この水深判別手段により、最深水深に
到達したことが判別された後前記水面に到達したことが
判別された場合に前記水温検出手段で検出された水温を
水面水温として記憶する水温記憶手段と、を備えたこと
を特徴としている。前記水深検出手段は、例えば、請求
項2に記載するように、常時、水深の検出を行い、この
水深検出手段が所定の水深を検出する毎に、前記水温検
出手段が、水温の検出を行うようにしてもよく、また、
例えば、請求項3に記載するように、前記水深検出手段
及び前記水温検出手段が、所定時間間隔毎に水深及び水
温を検出するようにしてもよい。さらに、前記水温記憶
手段が、例えば、請求項4に記載するように、前記最深
水深が判別された後、水深が浅くなるに伴って所定水深
毎の水温を記憶するとともに、水面に到達したときの水
面水温を記憶してもよく、また、例えば、請求項5に記
載するように、前記水温記憶手段に記憶された前記水面
水温を表示出力する表示出力手段、を備えていてもよ
い。
【0005】
【作用】本発明によれば、ダイバーが潜水を行うと、ダ
イビング中の水温を水温検出手段により検出し、水深検
出手段により、水深を検出する。この水深検出手段の検
出結果に基づいて、水深判別手段が、最深水深及び水面
に到達したことを判別し、この水深判別手段により、前
記最深水深に到達したことを判別すると、この最深水深
時における水温検出手段で検出された最深水深水温を水
温記憶手段に記憶する。その後、水深判別手段が、前記
水面に到達したことを判別すると、前記水温検出手段で
検出された水面水温を水温記憶手段に記憶する。したが
って、最深水深水温(水底水温)と水面水温を自動的に
記憶させることができ、従来のようにダイバーが、水底
水温や水面水温を、いちいち水温計を見て憶えたり、メ
モに記録するという作業を省くことができ、ダイビング
作業の作業性を向上させることができ、またダイビング
の楽しみを向上させることができる。また、水面水温を
ダイビングの最後に水面浮上してきたときに検出して、
記憶しているので、水温検出手段が安定した状態で水面
水温を検出することができ、正確な水面水温を検出、記
憶することができる。また、前記水深検出手段が、常
時、水深の検出を行い、この水深検出手段が所定の水深
を検出する毎に、前記水温検出手段が、水温の検出を行
うようにすると、最深水深水温と水面水温を確実に検出
して、記憶することができる。さらに、前記水深検出手
段及び前記水温検出手段が、所定時間間隔毎に水深及び
水温を検出するようにすると、ダイビング時間に影響さ
れることなく、最深水深水温と水面水温を検出して、記
憶することができる。また、水温記憶手段が、前記最深
水深が判別された後、水深が浅くなるに伴って所定水深
毎の水温を記憶するようにすると、ダイビングにおける
各水深毎の水温を記憶することができ、より一層詳細な
水温データを自動的に得ることができる。さらに、水温
記憶手段に記憶された前記水面水温を表示出力手段に表
示出力すると、ダイビング中やダイビングが終了した
後、必要な水温データを速やかに確認することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図5は、本発明に係る温度測定装置の一
実施例を示す図である。図1は、温度測定装置1の外観
図であり、温度測定装置1は、その本体ケース2に圧力
センサー3及び温度センサー4が設けられている。ま
た、本体ケース2には、表示部5及びプリセットキー6
及びスタート/ストップキー7が設けられており、さら
に、バンド8が取り付けられている。
【0007】表示部5は、例えば、液晶表示装置が使用
されており、その表面はガラス等により覆われている。
この表示部5を含め、本体ケース2は、防水構造となっ
ている。
【0008】圧力センサー3は、通常の圧力センサー、
例えば、金属ストレンゲージや半導体ストレンゲージ等
が用いられており、圧力センサー3にかかる圧力、特に
水圧を検出する。
【0009】温度センサー(水温検出手段)4は、通常
の温度センサーが用いられており、環境温度、特に、水
温を検出する。
【0010】プリセットキー6は、プリセット圧力を設
定する際に投入するキーであり、このプリセットキー6
が投入されると、後述するように、投入時の圧力をプリ
セット圧力として記憶する。このプリセットキー6は、
ダイビングする直前に投入され、水面上の大気圧がプリ
セット圧力として記憶される。このプリセットキー6が
設けられているのは、標高の高い湖などでダイビングす
る際には、1気圧を基準にすることができないために、
プリセットキー6を投入することにより、標高の高い湖
などの水面上の大気圧をプリセット圧力として設定する
ためである。
【0011】スタート/ストップキー7は、最深水深水
温(通常、水底水温)と水面水温の測定の開始及び終了
時に投入する。
【0012】バンド8は、温度測定装置1をダイバーの
腕に装着するためのものであり、ダイバーは、このバン
ド8により温度測定装置1を腕に装着して、潜水する。
【0013】図2は、温度測定装置1の回路ブロック図
であり、CPU(Central Processing Unit)11、R
OM(Read Only Memory)12、RAM(Random Acces
s Memory)13、発振回路14、分周回路15、時刻計
数回路16、A/D変換回路17、18及びスイッチ部
19等を備えている。
【0014】A/D変換回路17には、上記圧力センサ
ー3が接続されており、A/D変換回路17は、圧力セ
ンサー3から入力されるアナログの検出信号をディジタ
ル信号に変換して、CPU11に出力する。
【0015】A/D変換回路18は、上記温度センサー
4に接続されており、A/D変換回路18は、該温度セ
ンサー4から入力されるアナログの検出信号をディジタ
ル信号に変換して、CPU11に出力する。
【0016】発振回路14は、所定の基本周波数のクロ
ック信号を生成して、分周回路15に出力し、分周回路
15は、発振回路14から入力される基本クロック信号
を分周して、所定周期、例えば、1Hzの計時信号とし
て時刻計数回路16に出力する。時刻計数回路16は、
時、分、秒のカウンタを備えており、分周回路15から
入力される計時信号を計数して、時、分、秒の時刻デー
タを生成する。時刻計数回路16は、時刻データと、一
定時間毎、例えば、1秒毎のキャリー信号aをCPU1
1に出力する。
【0017】スイッチ部19は、上記プリセットキー6
やスタート/ストップキー7及び図1に図示しないその
他のキーを総称したものであり、各キーの操作信号がス
イッチ部19からCPU11に入力される。
【0018】ROM12は、温度測定装置1としてのプ
ログラム、特に、最深水深や水面水深を判別する判別プ
ログラムや測定結果の水温データをRAM13に書き込
んだり、RAM13から水温データを読み出すためのプ
ログラム等を記憶しており、RAM13は、ワークメモ
リとして使用されるとともに、測定結果の水温データ等
を記憶する。すなわち、RAM13には、図3に示すよ
うに、水深記憶領域、水温記憶領域、水面水温記憶領
域、水底水温記憶領域、最大水深記憶領域、プリセット
圧力記憶領域及びワーク領域が形成されており、水深記
憶領域には、最新の水深データが記憶される。また水温
記憶領域には、温度センサー4が検出した最新の水温デ
ータが記憶され、水面水温記憶領域には、水面水温デー
タが記憶される。さらに、水底水温記憶領域には、水底
水温データが記憶され、最大水深記憶領域には、ダイビ
ング中の最大の水深データが記憶される。また、プリセ
ット圧力記憶領域には、上記プリセット圧力データが記
憶される。したがって、RAM13は、最深水深水温と
水面水温とを記憶する水温記憶手段として機能する。
【0019】CPU11は、このROM12内のプログ
ラムに従って温度測定装置1の各部を制御し、温度測定
装置としての処理、特に、圧力センサー3から入力され
る圧力データに基づいて水深を算出する水深算出処理、
最深水深と水面水深の判別処理、最深水深水温データや
水面水温データのRAM13への書き込み処理及びRA
M13からの各水温データの読み出し処理等を行う。ま
た、CPU11は、所定周期、例えば、10秒周期で測
定信号bをA/D変換回路17、18や圧力センサー3
及び温度センサー4に出力し、これらを作動させて所定
周期で圧力及び水温を測定させる。さらに、CPU11
は、RAM13から水温データや水深データを読み出
し、表示部5に駆動信号とともに出力して、水温や水深
を表示部5に表示出力させる。また、CPU11は、時
刻計数回路16からの時刻データに基づいて現在時刻の
計時処理やストップウォッチ処理等を行う。したがっ
て、CPU11は、最深水深と水面とを判別する水深判
別手段として機能し、また圧力センサー3とともに該圧
力センサー3の検出結果から水深を測定する水深検出手
段として機能する。
【0020】表示部5は、CPU11からの駆動信号及
び水温データ等により駆動し、種々の情報、例えば、水
温や水深等のデータを表示出力する。したがって、表示
部5は、RAM13に記憶された各水温を表示出力する
表示出力手段として機能する。
【0021】次に、作用を説明する。ダイビングに際
し、ダイバーは、温度測定装置1をバンド8により腕に
装着し、必要があれば、プリセットキー6を投入して、
プリセット圧力をセットする。
【0022】ダイビングを開始し、スタート/ストップ
キー7を投入する。温度測定装置1は、スタート/スト
ップキー7が投入されると、図4に示すように、イニシ
ャライズ処理を行う(ステップS1)。このイニシャラ
イズ処理では、RAM13のクリア処理を行い、特に、
RAM13の水深記憶領域、水温記憶領域、水面水温記
憶領域、水底水温記憶領域、最大水深記憶領域をクリア
する。
【0023】イニシャライズ処理が完了すると、CPU
11は、所定時間毎の測定信号bの出力タイミングかど
うかチェックし(ステップS2)、測定信号bの出力タ
イミングになると、測定信号bを出力して、水深及び水
温の測定を行う(ステップS3)。この水深は、上述の
ように、圧力センサー3で検出した圧力(水圧)及びプ
リセット圧力からCPU11が演算処理することにより
求める。測定した水深及び水温をRAM13に書き込む
と、RAM13に記憶されている最大水深と、現在測定
した水深とを比較し、現在測定した水深が最大水深かど
うかチェックする(ステップS4)。いま、測定を開始
した最初の水深であるから、現在の水深が最大水深とな
り、CPU11は、最大水深として現在の水深をRAM
13に書き込むとともに、水底温度として現在の水温を
RAM13に書き込む(ステップS5)。
【0024】その後、最大水深が0でなく、かつ現在水
深(図4では現水深)が0であるかどうか、すなわち、
一旦潜水を行い、その後上昇して水深が0(水面)にな
ったかどうかチェックする(ステップS6)。この時、
水面水温を潜水開始時の水温としないのは、水面附近の
気温と水温の温度差があると、陸上の気温に平衡した温
度センサーが水温に平衡するまで時間を要する。このた
め潜水開始時の計測温度は誤差が大きいと予想されるの
で、潜水終了時の水温を水面水温とする。なお、水面附
近の気温と水温が同じ場合、温度センサーは水中でも平
衡を保っているため誤差は生じないので、潜水開始時の
水温を水面水温としてもよいが、温度差があるときと温
度差がないときの2種類の処理プロセスを必要とする。
一般的に、温度差がある方が多い。このため、潜水終了
時の水温を水面水温とした方が処理プロセスの短縮にな
り、正確な水面水温を測定できる。
【0025】ステップS6で、潜水後に水面水深になっ
たときには、そのときの水面水温をRAM13に書き込
んで記憶する(ステップS7)。
【0026】ステップS6で、潜水後に水面水深に到達
したのでなければ、潜水を継続しているものと判断し
て、スタート/ストップキー7が投入されたかどうか判
断し(ステップS8)、スタート/ストップキー7が投
入されないときには、ステップS2に戻って、上記同様
に、測定信号bの出力タイミング毎に水深及び水温の測
定を行う(ステップS3)。測定した水深が最深水深の
ときには、RAM13の水底水温及び最大水深を更新し
て(ステップS4、S5)、一旦潜水を行った後上昇し
て水面に到達したかどうかチェックし(ステップS
6)、また、ステップS4において、測定した水深が最
深水深でないときには、RAM13のデータを更新する
ことなく、ステップS6に移行する。
【0027】上記処理を繰り返し、潜水して最深水深の
水温、すなわち水底水温を計測して記憶した後、水面に
到達すると、そのときに温度センサー4で検出した水温
を水面水温としてRAM13に記憶する(ステップS
7)。
【0028】すなわち、図5に実線矢印で示すようにダ
イビングの工程が進んだとすると、温度測定装置1は、
ダイビングを開始してから、順次水深及び水温を測定
し、RAM13に記憶するとともに、最深水深に到達し
たかどうかチェックする。図5に黒まる印で示す最深水
深に到達すると、そのときの水温を水底水温としてRA
M13に記憶し、同時に最深水深をRAM13に記憶す
る。その後、浮上して、図5に黒まる印で示す水面に到
達したことを検出すると、そのときの水温を水面水温と
してRAM13に記憶する。
【0029】その後、スタート/ストップキー7が投入
されて、測定の停止操作が行われると(ステップS
8)、CPU11は、測定処理を停止するとともに、R
AM13から最大水深、水底水温及び水面水温を読み出
して、表示部5に駆動信号とともに出力し、図6に示す
ように、水面の水深と水温及び水底の水深と水温を表示
出力させる(ステップS9)。なお、図6では、現在時
間の表示も同時に行っている。
【0030】このようにしてRAM13に記憶された各
水温データや水深データ等の測定データは、温度測定装
置1に設けられたコネクターにコードを接続することに
より、外部装置、例えば、パーソナルコンピュータ等
に、転送することができ、測定データを有効に利用する
ことができる。
【0031】このように、ダイバーは、潜水に際して、
スタート/ストップキー7を投入し、潜水終了時に再度
スタート/ストップキー7を投入するだけで、従来のよ
うに、ダイバーが水底水温や水面水温を水温計を見て憶
えたり、メモに記録することなく、最深水深の水温(水
底水深水温)と水面水温とを自動的に、RAM13に記
憶させることができ、またRAM13に記憶させた水底
水温や水面水温を表示部5に表示出力させることができ
る。その結果、水底水温や水面水温を憶えたり、記録し
たりする作業を省くことができ、ダイビングの作業性を
向上させることができるとともに、ダイビングの楽しみ
を増大させることができる。
【0032】また、水面水温を、潜水直後に測定せず
に、一旦潜水した後水面に浮上してきたときに測定して
いるので、温度センサー4が安定したときに水面水温を
測定することができ、正確な水面水温を測定することが
できる。
【0033】図7及び図8は、本発明の他の実施例を示
す図である。本実施例は、所定水深毎に水温の検出を行
うものであり、上記実施例と同様の温度測定装置1に適
用したものである。そこで、本実施例の説明にあたり、
上記実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0034】図7において、温度測定装置20は、圧力
センサー21を備えており、圧力センサー21は、スタ
ート/ストップキー7が投入されると、常時、圧力を検
出してA/D変換回路17に出力する。A/D変換回路
17は、上記同様に、圧力センサー21から入力される
アナログの圧力データをディジタル変換して、CPU2
2に出力する。
【0035】ROM23には、上記同様に、各種プログ
ラムを記憶しているが、特に、本実施例における所定水
深毎に水温を検出する水温検出処理プログラムを記憶し
ている。
【0036】CPU22は、このROM23内のプログ
ラムに従って温度測定装置20の各部を制御し、温度測
定装置20としての処理、特に、所定水深毎の水温検出
処理を行う。すなわち、CPU22は、圧力センサー2
1から入力される圧力データに基づいて水深を算出し、
一定水深毎に、測定信号bを温度センサー4に出力し
て、温度センサー4に水温の検出を行わせる。
【0037】時刻計数回路24は、上記同様に、時、
分、秒のカウンタを備えており、分周回路15から入力
される計時信号を計数して、時、分、秒の時刻データを
生成する。但し、時刻計数回路24は、上記実施例の時
刻計数回路16のように一定時間毎、例えば、1秒毎の
キャリー信号aのCPU11への出力は、行わない。
【0038】次に、作用を図8のフローチャートに基づ
いて説明する。本実施例の温度測定装置20において
も、スタート/ストップキー7が投入されると、まず、
イニシャライズ処理を行い、RAM13等をクリアする
(ステップP1)。イニシャライズ処理が完了すると、
一定水深毎の測定信号bの出力タイミングかどうかチェ
ックし(ステップP2)、一定水深毎の測定信号bの出
力タイミングになると、水温を検出するための測定信号
bを温度センサー4に出力して、水温及び水深を測定す
る(ステップP3)。
【0039】水温及び水深を測定すると、上記実施例と
同様に、測定した水深をRAM13の最大水深と比較し
て、現在の水深が最大水深かどうかチェックする(ステ
ップP4)。最大水深のときには、今回測定した水温を
水底水温としてRAM13に書き込むとともに、今回測
定した水深を最大水深としてRAM13に書き込み(ス
テップP5)、最大水深が0でなく、かつ現水深が0で
あるかをチェックする(ステップP6)。この時、水面
水温を潜水開始時の水温としないのは、水面附近の気温
と水温の温度差があると、陸上の気温に平衡した温度セ
ンサーが水温に平衡するまで時間を要する。このため潜
水開始時の計測温度は誤差が大きいと予想されるので、
潜水終了時の水温を水面水温とする。なお、水面附近の
気温と水温が同じ場合、温度センサーは水中でも平衡を
保っているため誤差は生じないので、潜水開始時の水温
を水面水温としてもよいが、温度差があるときと温度差
がないときの2種類の処理プロセスを必要とする。一般
的に、温度差がある方が多い。このため、潜水終了時の
水温を水面水温とした方が処理プロセスの短縮になり、
正確な水面水温を測定できる。また、ステップP4で、
最大水深でないときには、ステップP6に移行して、一
旦潜水した後、水面に上昇してきたかをチェックし、水
面に上昇してきたときには、今回測定した水温を水面温
度としてRAM13に書き込む(ステップP7)。一旦
潜水した後に水面に上昇してきたのでなければ、そのま
まステップP8に移行する。
【0040】ステップP8において、スタート/ストッ
プキー8が投入されたかどうかチェックし、スタート/
ストップキー8が投入されないときには、まだ測定が完
了していないと判断して、ステップP2に戻り、同様に
処理を繰り返す。
【0041】ステップP8で、スタート/ストップキー
8が投入されると、図6に示したように、RAM13に
記憶した水底水温、水面水温、水面水深及び水底水深を
表示出力し、処理を終了する(ステップP9)。
【0042】したがって、常時、水深を検出し、一定水
深毎に水温を検出することができる。その結果、最深水
温(水底水温)及び水面水温を、より一層確実に測定
し、記憶することができる。
【0043】なお、上記各実施例においては、水底水温
と水面水温とをRAM13に記憶するようにしている
が、これに限るものではなく、所定水深毎の水温を検出
して、RAM13に記憶するようにしてもよい。こうす
ることにより、より一層詳細な水温データを得ることが
できる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ダイビ
ングにおいて、最深水深水温(水底水温)と水面水温を
自動的に記憶させることができるので、従来のようにダ
イバーが、水底水温や水面水温を、いちいち水温計を見
て憶えたり、メモに記録するという作業を省くことがで
き、ダイビング作業の作業性を向上させることができ、
またダイビングの楽しみを向上させることができる。ま
た、水面水温を、潜水直後に測定せずに、一旦潜水した
後水面に浮上してきたときに測定しているので、水温検
出手段が安定したときに水面水温を測定することがで
き、正確な水面水温を測定することができる。この時、
水面水温を潜水開始時の水温としないのは、水面附近の
気温と水温の温度差があると、陸上の気温に平衡した水
温検出手段が水温に平衡するまで時間を要する。このた
め潜水開始時の計測温度は誤差が大きいと予想されるの
で、潜水終了時の水温を水面水温とする。なお、水面附
近の気温と水温が同じ場合、水温検出手段は水中でも平
衡を保っているため誤差は生じないので、潜水開始時の
水温を水面水温としてもよいが、温度差があるときと温
度差がないときの2種類の処理プロセスを必要とする。
一般的に、温度差がある方が多い。このため、潜水終了
時の水温を水面水温とした方が処理プロセスの短縮にな
り、正確な水面水温を測定できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、水深検出手
段が、常時、水深の検出を行い、この水深検出手段が所
定の水深を検出する毎に、水温検出手段が、水温の検出
を行っているので、最深水深水温と水面水温を確実に検
出して、記憶することができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、水深検出手
段及び水温検出手段が、所定時間間隔毎に水深及び水温
を検出しているので、ダイビング時間に影響されること
なく、最深水深水温と水面水温を検出して、記憶するこ
とができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、水温記憶手
段が、最深水深水温と水面水温を記憶するとともに、水
深が浅くなるに伴って所定水深毎の水温を記憶している
ので、ダイビングにおける各水深毎の水温を記憶するこ
とができ、より一層詳細な水温データを自動的に得るこ
とができる。
【0048】請求項5記載の発明によれば、水温記憶手
段に記憶された各水温を表示出力手段に表示出力するの
で、ダイビング中やダイビングが終了した後、必要な水
温データを速やかに確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る温度測定装置の外観
図。
【図2】本発明の一実施例に係る温度測定装置のブロッ
ク構成図。
【図3】図2のRAMのメモリマップを示す図。
【図4】本発明の一実施例に係る温度測定装置による測
定処理のフローチャート。
【図5】測定処理の作用説明図。
【図6】測定結果を表示する表示部の一例を示す図。
【図7】本発明の他の実施例に係る温度測定装置のブロ
ック構成図。
【図8】本発明の他の実施例に係る温度測定装置による
測定処理のフローチャート。
【符号の説明】
1、20 温度測定装置 2 本体ケース 3、21 圧力センサー 4 温度センサー 5 表示部 6 プリセットキー 7 スタート/ストップキー 8 バンド 11、22 CPU 12、23 ROM 13 RAM 14 発振回路 15 分周回路 16、24 時刻計数回路 17、18 A/D変換回路 19 スイッチ部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水深を検出する水深検出手段と、 水温を検出する水温検出手段と、 前記水深検出手段の検出結果に基づいて最深水深及び
    に到達したことを判別する水深判別手段と、 この水深判別手段により、最深水深に到達したことが判
    別された後前記水面に到達したことが判別された場合に
    前記水温検出手段で検出された水温を水面水温として
    憶する水温記憶手段と、 を備えたことを特徴とする温度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記水深検出手段が、常時水深の検出を
    行い、この水深検出手段が所定の水深を検出する毎に、
    前記水温検出手段が、水温の検出を行なうことを特徴と
    する請求項1記載の温度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記水深検出手段及び前記水温検出手段
    が、所定時間間隔で水深及び水温の検出を行なうことを
    特徴とする請求項1記載の温度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記水温記憶手段が、前記最深水深が判
    別された後、水深が浅くなるに伴って所定水深毎の水温
    を記憶する請求項1から請求項3のいずれかに記載の温
    度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記水温記憶手段に記憶された前記水面
    水温を表示出力する表示出力手段、を備えたことを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の温度測
    定装置。
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