JPH0718935B2 - 水深計付電子時計 - Google Patents
水深計付電子時計Info
- Publication number
- JPH0718935B2 JPH0718935B2 JP4519886A JP4519886A JPH0718935B2 JP H0718935 B2 JPH0718935 B2 JP H0718935B2 JP 4519886 A JP4519886 A JP 4519886A JP 4519886 A JP4519886 A JP 4519886A JP H0718935 B2 JPH0718935 B2 JP H0718935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- water pressure
- circuit
- water depth
- function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水深計付電子時計に関する。
〔従来の技術〕 従来の水深計付電子時計は水深を測定し水深表示する方
式として次の２通りの方式がある。
式として次の２通りの方式がある。
第１の方式は、水圧センサからの出力を直接水深値とし
て水深表示する絶対圧測定方式。
て水深表示する絶対圧測定方式。
第２の方式は、初期の水圧センサの出力を基準値として
記憶し、この値を水深0mの基準値として以後の水深測定
データを算出して行く方式であり、具体的には次回測定
値より基準値を引いて水深値として水深表示する相対圧
測定方式である。
記憶し、この値を水深0mの基準値として以後の水深測定
データを算出して行く方式であり、具体的には次回測定
値より基準値を引いて水深値として水深表示する相対圧
測定方式である。
第１の方式の場合では測定環境が異なる場合が問題にな
る。例えば海で潜水する時と山の上の湖では大気圧が異
なるため同じ水深に対して異なる水深値を表示する結果
となり、場合によってはダイバーの生命に係わる問題が
生ずる。
る。例えば海で潜水する時と山の上の湖では大気圧が異
なるため同じ水深に対して異なる水深値を表示する結果
となり、場合によってはダイバーの生命に係わる問題が
生ずる。
これに対して第２の方式は測定場所毎にオフセット条件
を切替えるために常に正しい測定値が得られるという利
点があり現在広く使われているものである。しかしこの
方式においては水圧センサ、増幅回路等に故障があった
場合基準値として記憶される初期のセンサ信号が異常な
値となり、この異常な基準値に基づいて演算された水深
値は実際の値と大幅に狂う結果となり信頼性上の問題だ
けでなく場合によってはダイバーが危険にさらされる問
題があった。
を切替えるために常に正しい測定値が得られるという利
点があり現在広く使われているものである。しかしこの
方式においては水圧センサ、増幅回路等に故障があった
場合基準値として記憶される初期のセンサ信号が異常な
値となり、この異常な基準値に基づいて演算された水深
値は実際の値と大幅に狂う結果となり信頼性上の問題だ
けでなく場合によってはダイバーが危険にさらされる問
題があった。
本発明の目的は上記第２の方式の問題点を解決するもの
であり初期の水圧センサの出力を検出してその値が適切
であるか判定し、予め定めた設定値の設定範囲外である
場合には故障と判断して水深計機能の選択を中止するこ
とにより正確で安全な水深計付電子時計を提供するもの
である。
であり初期の水圧センサの出力を検出してその値が適切
であるか判定し、予め定めた設定値の設定範囲外である
場合には故障と判断して水深計機能の選択を中止するこ
とにより正確で安全な水深計付電子時計を提供するもの
である。
上記の目的を達成させるため、本発明は次の様な構成と
している。水圧センサからの出力信号を水圧測定値に変
換する水圧測定回路、該水圧測定回路の測定値を表示装
置にて水深表示する水深機能を有し、該水深機能と時計
機能を選択する機能選択回路を備えた電子時計におい
て、測定条件に基づいて測定記憶された設定値を備えた
水圧検出回路を設け、該水圧検出回路は前記水圧測定回
路の初期の測定値を入力するとともに、該初期の測定値
と前記設定値とを比較し、前記初期の測定値が設定範囲
外の場合に機能制御信号を出力して前記機能選択回路を
強制的に時計機能に復帰させることを特徴とする。
している。水圧センサからの出力信号を水圧測定値に変
換する水圧測定回路、該水圧測定回路の測定値を表示装
置にて水深表示する水深機能を有し、該水深機能と時計
機能を選択する機能選択回路を備えた電子時計におい
て、測定条件に基づいて測定記憶された設定値を備えた
水圧検出回路を設け、該水圧検出回路は前記水圧測定回
路の初期の測定値を入力するとともに、該初期の測定値
と前記設定値とを比較し、前記初期の測定値が設定範囲
外の場合に機能制御信号を出力して前記機能選択回路を
強制的に時計機能に復帰させることを特徴とする。
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明に於ける水深計付電子時計の回路ブロッ
ク線図である。
ク線図である。
１は水晶振動子を基準信号とする発振器であり、２は発
振器１からの発振信号を入力として1Hz信号を出力する
分周回路である。３は計時回路であり前記分周回路２か
らの1Hz信号を入力として計時動作を行い計時情報Pkを
出力する。
振器１からの発振信号を入力として1Hz信号を出力する
分周回路である。３は計時回路であり前記分周回路２か
らの1Hz信号を入力として計時動作を行い計時情報Pkを
出力する。
４はダイヤフラム型半導体よりなる水圧センサであり、
水圧の変動に応じて電気的なセンサ信号を出力する。５
は水圧測定回路であり、増幅回路及びＡ−Ｄ変換回路で
構成されており、前記センサ信号を入力とし、後述する
機能選択回路８から出力される機能選択信号Dvが“H"レ
ベルのとき動作し、水深情報Psを出力する。６は水圧検
出回路であり、前記機能選択信号Dvが“H"になった直後
に前記水圧測定回路５から出力される水深情報Psの初期
値を入力して記憶し、この記憶した初期値を後述する測
定条件に基づいて予め設定記憶された設定値との比較を
行う。そして前記初期値が設定値の設定範囲外であれ
ば、前記機能選択回路８に水深計機能を停止するための
機能制御信号CCを出力する。又前記水深情報Psの初期値
が前記設定値の設定範囲内であれば記憶した初期値をオ
フセット値Poとして出力する。
水圧の変動に応じて電気的なセンサ信号を出力する。５
は水圧測定回路であり、増幅回路及びＡ−Ｄ変換回路で
構成されており、前記センサ信号を入力とし、後述する
機能選択回路８から出力される機能選択信号Dvが“H"レ
ベルのとき動作し、水深情報Psを出力する。６は水圧検
出回路であり、前記機能選択信号Dvが“H"になった直後
に前記水圧測定回路５から出力される水深情報Psの初期
値を入力して記憶し、この記憶した初期値を後述する測
定条件に基づいて予め設定記憶された設定値との比較を
行う。そして前記初期値が設定値の設定範囲外であれ
ば、前記機能選択回路８に水深計機能を停止するための
機能制御信号CCを出力する。又前記水深情報Psの初期値
が前記設定値の設定範囲内であれば記憶した初期値をオ
フセット値Poとして出力する。
前記水圧検出回路６における前記設定値の設定範囲の決
め方は、“水深計付電子時計が使用される環境の違いに
よる測定条件の違い”すなわち海辺における大気圧によ
って前記水圧センサから発生する水深情報Psの値Phと高
山の湖における大気圧によって前記水圧センサから発生
する水深情報Psの値Plとによって定められその設定範囲
としてはPh＞Ps＞Plとなる。７は水深値演算回路であ
り、前記水深情報Ps及びオフセット値Poを入力し、水深
情報Psとオフセット値Poにもとずく演算を行い水深値情
報Pdを出力する。８は機能選択回路であり、外部操作部
材に連動して動作するスイッチKsの動作に基づき、機能
選択信号Tk、Dvを交互に“H"レベルとして出力する。又
リセット端子Ｒには前記機能制御信号CCが入力されてい
る。
め方は、“水深計付電子時計が使用される環境の違いに
よる測定条件の違い”すなわち海辺における大気圧によ
って前記水圧センサから発生する水深情報Psの値Phと高
山の湖における大気圧によって前記水圧センサから発生
する水深情報Psの値Plとによって定められその設定範囲
としてはPh＞Ps＞Plとなる。７は水深値演算回路であ
り、前記水深情報Ps及びオフセット値Poを入力し、水深
情報Psとオフセット値Poにもとずく演算を行い水深値情
報Pdを出力する。８は機能選択回路であり、外部操作部
材に連動して動作するスイッチKsの動作に基づき、機能
選択信号Tk、Dvを交互に“H"レベルとして出力する。又
リセット端子Ｒには前記機能制御信号CCが入力されてい
る。
９は表示制御回路であり、計時情報Pk、水深値情報Pdを
入力とし、機能選択信号Tk、Dvの信号に応じてどちらか
１つを表示情報Pxとして出力する。表示情報Pxはデコー
ダ・ドライバ10を介して表示装置11により表示される。
入力とし、機能選択信号Tk、Dvの信号に応じてどちらか
１つを表示情報Pxとして出力する。表示情報Pxはデコー
ダ・ドライバ10を介して表示装置11により表示される。
次に上記構成に於ける電子時計の動作を説明する。
通常の時計機能状態に於いては、前記機能選択回路８は
スイッチKsが操作されていないので、機能選択信号Tkが
“H"レベルとなっており、前記表示制御回路９は計時回
路３からの計時情報Pkを表示情報Pxとして出力し、デコ
ーダ・ドライバ10を介して表示装置11に時刻表時を行っ
ている。又このとき機能選択信号Dvは“L"レベルになっ
ているので水圧測定回路５は非動作状態となっており同
時に水圧検出回路６から出力される機能制御信号CCは
“H"レベルを出力している。
スイッチKsが操作されていないので、機能選択信号Tkが
“H"レベルとなっており、前記表示制御回路９は計時回
路３からの計時情報Pkを表示情報Pxとして出力し、デコ
ーダ・ドライバ10を介して表示装置11に時刻表時を行っ
ている。又このとき機能選択信号Dvは“L"レベルになっ
ているので水圧測定回路５は非動作状態となっており同
時に水圧検出回路６から出力される機能制御信号CCは
“H"レベルを出力している。
次に水深計機能動作について説明する。前記スイッチKs
を押すと水深計機能が選択されることにより機能選択回
路８から出力される機能選択信号Dvが“H"レベルにな
り、水圧測定回路５が動作状態となる。同時に表示制御
回路９は水深値演算回路７からの水深値情報Pdを表示情
報Pxとして選択出力し、デコーダ・ドライバ10を介して
表示装置11に水深値を表示する状態となる。そして前記
水圧センサ４が大気圧におけるセンサデータを出力する
ことによって前記水圧測定回路５より水圧検出回路６に
対して最初に供給される水深情報Psが、前記設定値の測
定範囲を満足していなければ前記水圧センサ４か前記水
圧測定回路５が故障しているものと判断し機能制御信号
CCを“H"レベルとして出力し前記機能選択回路８を強制
的にリセットする。この結果機能選択回路８の機能選択
信号Dvが“L"レベル、Tkが“H"レベルとなり前記水深計
機能が強制的に中止され時計機能状態に復帰される。又
この時水深計機能が異常であることを示すマークを表示
することも可能である。しかし前記水圧測定回路５より
水圧検出回路６に対して最初に供給される水深情報Ps
が、前記設定値の設定範囲を満足していれば前記水圧セ
ンサ４、前記水圧測定回路５が正常に動作しているもの
と判断し、記憶した水深情報Psをオフセット値Poとして
水深値演算回路７に供給する。この状態においてダイバ
ーが潜水を行なうと前記水圧センサ４が水圧を検出する
ことによって水圧測定回路５から出力される水深情報Ps
が水深値演算回路７に入力される。この結果前記水深値
演算回路７は水深情報Psとオフセット値Poから水深値情
報Pdを算出し、表示情報Pxとして表示装置11に水深値表
示を行なう。
を押すと水深計機能が選択されることにより機能選択回
路８から出力される機能選択信号Dvが“H"レベルにな
り、水圧測定回路５が動作状態となる。同時に表示制御
回路９は水深値演算回路７からの水深値情報Pdを表示情
報Pxとして選択出力し、デコーダ・ドライバ10を介して
表示装置11に水深値を表示する状態となる。そして前記
水圧センサ４が大気圧におけるセンサデータを出力する
ことによって前記水圧測定回路５より水圧検出回路６に
対して最初に供給される水深情報Psが、前記設定値の測
定範囲を満足していなければ前記水圧センサ４か前記水
圧測定回路５が故障しているものと判断し機能制御信号
CCを“H"レベルとして出力し前記機能選択回路８を強制
的にリセットする。この結果機能選択回路８の機能選択
信号Dvが“L"レベル、Tkが“H"レベルとなり前記水深計
機能が強制的に中止され時計機能状態に復帰される。又
この時水深計機能が異常であることを示すマークを表示
することも可能である。しかし前記水圧測定回路５より
水圧検出回路６に対して最初に供給される水深情報Ps
が、前記設定値の設定範囲を満足していれば前記水圧セ
ンサ４、前記水圧測定回路５が正常に動作しているもの
と判断し、記憶した水深情報Psをオフセット値Poとして
水深値演算回路７に供給する。この状態においてダイバ
ーが潜水を行なうと前記水圧センサ４が水圧を検出する
ことによって水圧測定回路５から出力される水深情報Ps
が水深値演算回路７に入力される。この結果前記水深値
演算回路７は水深情報Psとオフセット値Poから水深値情
報Pdを算出し、表示情報Pxとして表示装置11に水深値表
示を行なう。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば圧力セン
サや水圧測定回路の破壊又は温度等の使用環境により何
らかの異常を検出したら水深計機能を中止して時計機能
に強制的に戻してしまう構成にしたことにより、従来の
様に異常値を示すことなく正確でかつ安全なダイビング
ができる水深計付電子時計の製品化に大なる効果があ
る。
サや水圧測定回路の破壊又は温度等の使用環境により何
らかの異常を検出したら水深計機能を中止して時計機能
に強制的に戻してしまう構成にしたことにより、従来の
様に異常値を示すことなく正確でかつ安全なダイビング
ができる水深計付電子時計の製品化に大なる効果があ
る。
第１図は本発明に於ける電子時計の回路ブロック線図で
ある。 ３……計時回路、４……水圧センサ、 ５……水圧測定回路、６……水圧検出回路、 ７……水深値演算回路、９……表示制御回路。
ある。 ３……計時回路、４……水圧センサ、 ５……水圧測定回路、６……水圧検出回路、 ７……水深値演算回路、９……表示制御回路。
Claims (1)
- 【請求項１】水圧センサ、該水圧センサからの出力信号
を水圧測定値に変換する水圧測定回路、該水圧測定回路
の測定値を表示装置にて水深表示する水深機能を有し、
該水深機能と時計機能を選択する機能選択回路を備えた
電子時計において、測定条件に基づいて設定記憶された
設定値を備えた水圧検出回路を設け、該水圧検出回路は
前記水圧測定回路の初期の測定値を入力するとともに、
該初期の測定値と前記設定値とを比較し設定範囲外の時
制御信号を出力して前記機能選択回路を強制的に時計機
能に復帰させることを特徴とする水深計付電子時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4519886A JPH0718935B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 水深計付電子時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4519886A JPH0718935B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 水深計付電子時計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62203090A JPS62203090A (ja) | 1987-09-07 |
| JPH0718935B2 true JPH0718935B2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=12712569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4519886A Expired - Lifetime JPH0718935B2 (ja) | 1986-03-04 | 1986-03-04 | 水深計付電子時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718935B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5519671A (en) * | 1993-03-12 | 1996-05-21 | Citizen Watch Co., Ltd. | Electronic equipment with depth measuring function |
| JPH0868873A (ja) * | 1994-05-10 | 1996-03-12 | Seiko Epson Corp | 水深計測装置及びダイバーズウォッチ |
-
1986
- 1986-03-04 JP JP4519886A patent/JPH0718935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62203090A (ja) | 1987-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |