JPH0650347B2 - 圧力センサ付電子機器 - Google Patents

圧力センサ付電子機器

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JPH0650347B2
JPH0650347B2 JP2720886A JP2720886A JPH0650347B2 JP H0650347 B2 JPH0650347 B2 JP H0650347B2 JP 2720886 A JP2720886 A JP 2720886A JP 2720886 A JP2720886 A JP 2720886A JP H0650347 B2 JPH0650347 B2 JP H0650347B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は高度および水深を測定可能な圧力センサ付電
子機器に関する。
[従来技術およびその問題点] 従来、圧力センサ付電子機器として水深を測定する水深
計付電子腕時計が実用化されている。
この種の水深計付電子腕時計では圧力センサは水深を測
定するためにだけに使用されていて、通常の時計使用時
には何ら役にたたず、圧力センサの機能及び実装スペー
スが無駄であった。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、1つの圧力センサを効率よく利用
できる圧力センサ付電子機器を提供しようとするもので
ある。
[発明の要点] この発明は上述した目的を達成するために、単一の圧力
センサの出力に基づいて高度データ、水深データを夫々
算出して表示するようにしたことを要旨としている。
[第1実施例] 以下、この発明を図面に示す一実施例に基づいて具体的
に説明する。なお、本実施例は圧力センサ付電子腕時計
に適用した例を示している。
構 成 第2図はこの電子腕時計の外観図である。図中1は時計
ケースで、この時計ケース1には圧力センサ2が設けら
れている。この場合、時計ケース1の上面右側部には円
形の開口部1aが形成され、この開口部1aから圧力セ
ンサ2の上面が露呈するように時計ケース1の内部に圧
力センサ2が取り付けられている。
ここで、圧力センサ2は第3図に示す如く構成されてい
る。即ち、圧力センサ2を構成する外部ケース2−1は
全体が有底円筒形を成し、その底板部2−2の内面が時
計ケース1の上面から露呈するように取り付けられてい
る。そして、底板部2−2はその上方(矢印A方向)か
ら圧力が加わると、底板部2−2(受圧部)に歪みが生
じるようになっている。この底板部2−2の歪みが底板
部2−2の下方に液体部2−3を介して設けられた半導
体圧力センサ2−4に伝達されるようになっている。半
導体圧力センサ2−4は金属あるいはシリコンゴムから
なるダイヤフラム上に拡散、プラズマCVD等の半導体
製造技術によって4っの歪みゲージが作られ、それらが
後述するホイーストンブリッジ回路を形成している。そ
して、半導体圧力センサ2−4の端子はその下方に設け
られた保護基板2−5の端子にAu(金)のワイヤ2−
6でボンディグされている。なお、保護基板2−5には
リード線2−7、2−7が半田付けされている。そして
これらの接続部が設けられている保護基板2−5の下面
は樹脂2−8でモールドされている。なお、外部ケース
2−1の下部には筒体2−9が一体的に設けられ、この
筒体2−9の内部に半導体圧力センサ2−4、保護基板
2−5が収納されている。このように構成された圧力セ
ンサ2は防水構造を成している。
また、時計ケース1の前面には第2図に示す如く、時
刻、高度、水深等を表示する液晶表示装置3、回転ベゼ
ル4が設けられ、また時計ケース1の側面には押ボタン
スイッチS1、S2、S3、S4が設けられている。こ
こで、押ボタンスイッチS1は時計モードと圧力測定モ
ードとを切換える基本モード切換スイッチ、また押ボタ
ンスイッチS2は圧力測定モードにおいて更に3種類の
測定モード(高度/水深自動切換モード、水深モード、
高度モード)に切換える測定モード切換スイッチであ
る。また、押ボタンスイッチS3は圧力測定を開始する
際にその時の測定値をプリセットするプリセットスイッ
チ、押ボタンスイッチS4は水深モードにおいて真水か
海水かに応じて測定値を補正する補正スイッチである。
第4図は第2図A−A線断面図を示している。圧力セン
サ2はそのリード線2−7、2−7が時計モジュール5
内の回路基板に電気的に接続されている。そして、時計
ケース1には裏蓋6が取り付けられ時計ケース1内の気
密性が保持される。なお、保護ガラス7は液晶表示装置
3を覆う保護ガラスである。
次に、第1図を参照してこの電子腕時計の回路構成につ
いて説明する。図中11は発信回路で、その出力は分周
回路12で1Hzの刻時クロックに分周されたのち時刻
計数回路13に与えられて計数される。時刻計数回路1
3は1Hzの刻時クロックを計数することにより時刻情
報を得るもので、時刻情報は表示切換回路14を介して
液晶表示装置3に供給される。
液晶表示装置3は第1図に示す如く、日の字形セグメン
トを6桁備えたデジタル表示部Dと、このデジタル表示
部Dの上方に並設されたTIMEモード(時計モード)
表示体M1、AUTOモード(高度/水深自動切換モー
ド)表示体M2、水深モード表示体M3、高度モード表
示体M4と、デジタル表示Dの下方に測定値の単位(メ
ートル)を表示するメートル表示体Uとを有する構成と
なっている。
また、基本モード切換スイッチS1の出力はワンショッ
ト回路15からパルス信号を出力させて型フリップフロ
ップ(T−FF)6のT入力端子に与えられ、その出力
を反転させる。このT−FF16は基本モード切換回路
を構成し、そのQ出力がハイレベル(“1”)のときに
は測定モード、出力がローレベル(“1”)のときに
は時計モードを指定するもので、そのQおよび出力は
表示切換回路14に切換指定信号として入力される。ま
た、測定モード切換スイッチS2の出力はワンショット
回路17からパルス信号を出力させて3進カウンタ18
の内容を歩進させる。この3進カウンタ18は3種類の
測定モードを切換る測定モード切換回路を構成し、その
内容が10進数の「0」のときには高度/水深自動切換
モード、「1」のときには水深モード、「2」のときに
は高度モードを指定する為の信号(ハイレベル)を夫々
出力する。この場合、3進カウンタ18からその内容
「0」、「1」、「2」に対応して出力されるモード指
定信号“0”、“1”、“2”は、対応するアンドゲー
ト18a、18b、18cに与えられる。なお、アンド
ゲート18a,18b,18cはT−FF16のQ出力
に応じて夫々開成されるもので、アンドゲート18aか
ら出力されるモード指定信号“0”は比較回路19、ア
ンドゲート18bから出力されるモード指定信号“1”
は水深変換処理回路20、アンドゲート18cから出力
されるモード指定信号“2”は高度変換処理回路21に
夫々動作指令信号として供給される。また、プリセット
スイッチS3の出力はワンショット回路22からパルス
信号を出力させ、プリセット圧力記憶部23に書き込み
指令として与えられる。また、補正スイッチS4の出力
はワンショット回路24からパルス信号を出力させてT
−FF25のT入力端子に与え、T−FF25の出力状
態を反転させる。このT−FF25は水深測定の対象が
海水か真水かを指定するもので、海水の場合には真水に
対して比重が異なるからそのQ出力からハイレベルの測
定値補正信号を出力し、水深変換処理回路20に与え
る。
時刻計数回路13からは10秒信号が出力され、圧力検
出部26に動作指定信号として与えられる。圧力検出部
26は上述した圧力センサ2を含み、圧力センサ2から
出力される電圧をデジタル量の圧力測定値(kg/cm2)に
変換するもので、その圧力測定値は比較回路19、水深
変換処理回路20、高度変換処理回路21に夫々供給さ
れる。比較回路19は圧力検出器26からの圧力測定値
と基準圧力記憶部27に設定されている1気圧(1.033
kg/cm2)とを比較するもので、その結果、圧力測定値が
1.033 kg/cm2未満の場合には高度変換処理回路21に動
作指定を与え、また1.033 kg/cm2以上の場合には水深変
換処理回路20に動作指令を与える。第5図は圧力セン
サ2の出力電圧(V)と絶対圧力kg/cm2との関係を示し
た特定図で、絶体圧力1.033 kg/cm2を境にして測定圧力
値がそれ未満であれば高度計、それ以上であれば水深計
として圧力センサ2が用いられることを示している。
水深変換処理回路20は基準圧力記憶部27からアンド
ゲート28、オアゲート29を介して供給される1.033
kg/cm2あるいはプリセット圧力記憶部23からアンドゲ
ート30、オアゲート29を介して供給される設定圧力
とに基づいて圧力検出部26からの測定圧力を水深デー
タ(単位:m)に変換するものである。また、高度変換
処理回路21は基準圧力記憶部27からアンドゲート2
8、オアゲート31を介して出力される1.033 kg/cm2
るいはプリセット圧力記憶部23から、アンドゲート3
2、オアゲート31を介して供給される設定圧力とに基
づいて圧力検出部26からの測定圧力を高度データ(単
位:m)に変換するものである。しかして、水深変換処
理回路20で得られた水深データおよび高度変換処理回
路21で得られた高度データは夫々オアゲート33を介
して表示切換回路14に送られ、液晶表示装置3のデジ
タル表示部Dに切換表示される。プリセット圧力記憶部
23はワンショット回路22の出力に応じて圧力検出部
26で得られたデータが書き込まれるものである。
次に、液晶表示装置3の各モード表示体M1〜M4に入
力される表示駆動信号について説明する。基本モード切
換回路を構成するT−FF16の出力はTIMEモー
ド表示体M1に与えられる。また、3進カウンタ18か
らアンドゲート18aを介して出力されるモード指定信
号“0”はAUTOモード表示体M2、アンドゲート1
8bから出力されるモード指定信号“1”はオアゲート
34を介して水深モード表示体M3、アンドゲート18
cから出力されるモード指定信号“2”はオアゲート3
5を介して高度モード表示体M4に与えられる。また、
比較回路19から水深変換処理回路20に動作指令とし
て入力される信号は、アンドゲート18aからのモード
指定信号“0”と共にアンドゲート36にも入力され、
そしてアンドゲート36の出力はオアゲート34を介し
て水深モード表示体M3に与えられる。また比較回路1
9から高度変換処理回路21に動作指令として入力され
る信号はアンドゲート18aからのモード指定信号
“0”と共にアンドゲート37にも入力され、そして、
アンドゲート37の出力はオアゲート35を介して高度
モード表示体M4に与えられる。
第6図は圧力検出部26の構成を示した回路図である。
ホイーストンブリッヂ回路38は歪み検出回路(半導体
圧力センサ2−4)を構成するもので、トランスファゲ
ートTがオンされる毎に動作する。このホイーストンブ
リッヂ回路38から圧力に応じて出力される電圧信号
は、増幅回路39、サンプルホールド回路40を介して
A/D変換器41に入力され、10ビットのデジタルデ
ータに変換されて圧力検出部26から測定圧力値として
出力される。なお、時刻計数回路13から出力される1
0秒信号は、トランスファゲートTをオンさせホイース
トンブリッヂ回路38を10秒毎に動作させると同時に
サンプルホールド回路40、A/D変換器41を10秒
毎に動作させる。
動 作 <時計モード> 先ず、時計モードではT−FF16の出力がハイレベ
ルにセットされている。この結果、時刻計数回路13で
計算された時刻情報は表示切換回路14からデジタル表
示部Dに供給されてデジタル表示され、また、TIME
モード表示体M1が、T−FF16の出力で点灯され
る。第7図aはこの時計モードでの表示例を示し、時刻
情報「10時35分20秒」がデジタル表示されている
状態を示している。
<高度/水深自動切換モード> 時計モードにおいて、基本モード切換スイッチS1を1
回操作すると、T−FF16の出力状態が反転されてそ
のQ出力がハイレベルとなり、圧力測定モードに切換わ
る。この場合、3進カウンタ18の内容が「0」にセッ
トされているときにはアンドゲート18aからモード指
定信号“0”が出力され、これによって、高度/水深自
動切換モードに切換わる。この場合、アンドゲート18
aの出力でAUTOモード表示体M2が点灯され、その
モードに切換ったことが明示されると共に、比較回路1
9が動作可能状態となる。また、高度/水深自動切換モ
ードではアンドゲート18aからのモード指定信号
“0”でアンドゲート28が開成される為、基準圧力記
憶部27の内容がアンドゲート28から出力され、オア
ゲート29を介して水深変換処理回路20に供給されて
いると共にオアゲート31を介して高度変換処理回路2
1に供給されている。一方、圧力検出部26は時刻計数
回路13からの10秒信号にしたがって10秒毎に1回
ずつ動作し、時計ケース1の開口部1aから圧力センサ
2に伝達される圧力でその受圧部が歪み、半導体センサ
2−4(ホイーストンブリッヂ回路38)に伝達され、
圧力に応じた電圧信号を出力している。この出力電圧が
増幅回路39、サンプルホールド回路40を介してA/
D変換器41に印加され、デジタル量の圧力測定値(kg
/cm2)が比較回路19に入力される。しかして、比較回
路19は圧力検出部26、基準圧力記憶部27からのデ
ータを比較し、その結果、測定値が1.033 kg/cm2未満の
場合には高度変換処理回路21を動作させ、1.033 kg/c
m2以上の場合には水深変換処理回路20を動作させる。
これにより、水深変換処理回路20、高度変換処理回路
21では次式にしたがった動作が行なわれる。
A=測定圧力(kg/cm2) (1)A<1.033kg/cm2……高度変換処理回路2 1動作 高度(h)=18410.0×(log1013.25(m bar) −logP(m ber))(m) P=9.80665×102×A(m bar) (2)A≧1.033kg/cm2……水深変換処回路 20動作 (i)真水……T−FF25のQ出力ローレベル 10m相当の圧力=0.998kg/cm2 (ii)海水……T−FF25のQ出力ハイレベル 10m相当の圧力=1.025kg/cm2 このようにして水深変換処理回路20で得られた水深デ
ータまたは高度変換処理回路21で得られた高度データ
は表示切換回路14を介してデジタル表示部Dに送られ
る。したがってデジタル表示部Dには時刻表示に切換わ
り、測定圧力がデジタル表示される。この場合、比較回
路19の比較結果に応じて水深モード表示体M3、高度
モード表示体M4のいずれかが点灯され、これによっ
て、デジタル表示されている測定圧力が高度であるか水
深であるかの識別表示が行なわれる。即ち、第7図bは
高度/水深自動切換モードにおいて、測定圧力に応じて
水深モードに自動切換された場合の表示例を示し、AU
TOモード表示体M2、水深モード表示体M3の双方が
点灯され、測定圧力10.35mは水深であることが明示さ
れる。同様に、高度/水深自動切換モードにおいて高度
モードに自動切換された場合にはAUTOモード表示体
M2、高度モード表示体M4の双方が点灯され、測定圧
力は高度であることが明示される。このように高度/水
深自動切換モードにおいては、1気圧(1.033 kg/cm2
を境にして高度、水深が求められるので、これによって
求められた高度、水深は1気圧の地点を基準とした測定
値となる。
<水深モード> いま、標高の高い湖の水深を測定するような場合には1
気圧を基準とすることはできない。したがって、このよ
うな場合には、先ず、潜水を開始する前にプリセットス
イッチS3を操作する。すると、ワンショット回路22
からパルス信号が出力され、プリセット圧力記憶部23
に書き込み指令として与えられるので、プリセット圧力
記憶部23にはプリセットスイッチS3を操作したとき
の測定圧力が圧力検出部26からプリセットされる。こ
のようにしてプリセット圧力記憶部23にプリセットさ
れた値は、現時点の標高に対する気圧(kg/cm2)とな
る。しかして、圧力測定モードにおいて測定モード切換
スイッチS2を操作すると、測定モード切換スイッチS
2が操作される毎にワンショット回路17から出力され
るパルス信号で3進カウンタ18の内容が順次歩進され
ると共に、3進カウンタ18の内容に応じてAUTOモ
ード表示体M2、水深モード表示体M3、高度モード表
示体M4が択一的に点灯されるので、この表示内容を確
認して水深モード表示体M3を点灯させると、3進カウ
ンタ18の内容は「1」となり、水深モードにセットさ
れる。すると、水深変換処理回路20が動作可能状態に
セットされると共に、アンドゲート30が開発される。
これによって、水深変換処理回路20には圧力検出部2
6からの測定圧力と共にプリセット圧力記憶部23から
のプリセット圧力が供給される。この場合、水深変換処
理回路20は次式にしたがった演算を実行する。
A=測定圧力(kg/cm2) B=プリセット圧力(kg/cm2) (1)真水……T−FF25のQ出力ローレベル (2)海水……T−FF25のQ出力レベル このようにして得られた水深は、デジタル表示部Dに表
示される。第7図Cはこの場合の表示状態を示し、この
場合、水深は、プリセット圧力記憶部23の値を基準と
するものであるから標高を無視した実際の水深となる。
なお、この水深モードでは上述のような水深を測定する
場合に限らず、他の使い方も可能である。例えば、ある
深さ潜った時点でプリセットスイッチS3を操作すれ
ば、その時の水深を基準として現在の深さまでの距離を
測定することができる。
<高度モード> いま、海抜0m以下の高度、低気圧通過時の高度は1気
圧を基準とすることができないので、このような場合に
は、先ず高度測定開始時点にプリセットスイッチS3を
操作してプリセット圧力記憶部23にその時の測定圧力
をセットしておく。そして、圧力測定モードで測定モー
ド切換スイッチS2を操作し高度モード表示体M4を点
灯させると、3進カウンタ18の内容は「2」となり、
高度モードにセットされる。これによって高度変換処理
回路21が動作可能状態にセットされると共に、アンド
ゲート32が開成されるので、高度変換処理回路21に
は圧力検出部26からの測定圧力と共にプリセット圧力
記憶部23からのプリセット圧力が供給され、これに基
づいて高度変換処理回路21では次式にしたがった演算
が実行される。
高度=18410.0×(log1013.25-logP) (m) P=9.80665×102×A′(m bar) A′=A+1,033-B A=測定圧力(kg/cm2) B=プリセット圧力(kg/cm2) このようにして得られた高度データはデジタル表示部D
に表示される。第7図Dはこの場合の表示状態を示し、
この場合、高度はプリセット圧力記憶部23の値を基準
とするものであるから、海抜0m以下であっても正確な
高度が得られる。なお、この高度モードにおいて上述し
た水深モードで説明したような使い方も可能である。即
ち、ある高さに登った時点でプリセットスイッチS3を
操作すれば、その時の標高を基準として現在の高さまで
の距離を測定することができる。しかして、この高度モ
ードにおいて測定モード切換スイッチS2を1回操作す
ると、3進カウンタ18の値は「1」となり、第7図b
に示す高度/水深自動切換モードに戻る。そして、この
圧力測定モードにおいて、基本モード切換スイッチS1
を操作すると、第7図aの時計モードに戻る。
[第2実施例] 本実施例は上記第1実施例に温度保障機能を付加して測
定高度を補正しようとしたものである。即ち、第1図の
点線で示した部分が本実施例で付加された温度、検出部
51を示し、この温度検出部51で検出された温度は高
度変換処理回路21に供給される。第8図は本実施例を
適用した電子腕時計の外観図で、時計ケースス1には圧
力センサ2と並設して温度センサ52が設けられてい
る。この温度センサ52は温度検出部51に設けられた
もので、温度センサ52の出力がデータ量の温度データ
として温度検出部51から出力される。なお、その値は
第1実施例と同様に構成されているので、その説明を省
略する。
しかして、本実施例において高度変換処理回路21は、
次式にしたがった演算を実行する。
高度(h)=h0+0.0036610+tu×h0は上記第1実施例に
おいて高度/水深自動切換モードあるいは高度モードで
求められた高度を示している。tuは温度検出部51で検
出された高度測定値の温度を示している。
[発明の効果] この発明は、以上詳細に説明したように、単一の圧力セ
ンサの出力に基づいて高度データ、水深データを夫々算
出して表示するようにしたから1つの圧力センサと高度
計と水深計として夫々使用することができる等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の一実施例を示し、第1図は
この発明を適用した圧力センサ付電子腕時計のブロック
回路図、第2図はこの電子腕時計の外観図、第3図は第
2図で示した圧力センサ2の断面図、第4図は第2図A
−A線断面図、第5図は圧力センサ2を高度計として使
用するか水深計として使用するかを説明する為の図、第
6図は第1図で示した圧力検出部26の詳細図、第7図
は表示状態図、第8図は他の実施例を示した電子腕時計
の外観図である。 2……圧力センサ、3……液晶表示装置、20……水深
変換処理回路、21……高度変換処理回路、26……圧
力検出部。
フロントページの続き (72)発明者 山田 亨 東京都西多摩郡羽村町栄町3丁目2番1号 カシオ計算機株式会社羽村技術センター 内 (56)参考文献 特開 昭60−53874(JP,A) 特開 昭58−206998(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力を検出する圧力センサと、 この圧力センサの検出出力が所定値より大きいか否かを
    判別する判別手段と、 この判別手段で前記圧力センサの検出出力が前記所定値
    より大きいと判別された場合に前記検出出力を水深デー
    タに変換し、大きくないと判別された場合に前記検出出
    力を高度データに変換する変換手段と、 この変換手段で得られた前記水深データ及び前記高度デ
    ータを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする圧力センサ付電子機器。
JP2720886A 1986-02-05 1986-02-10 圧力センサ付電子機器 Expired - Lifetime JPH0650347B2 (ja)

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JP2720886A JPH0650347B2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10 圧力センサ付電子機器
US07/010,162 US4835716A (en) 1986-02-05 1987-02-02 Compact measuring apparatus capable of measuring two different data with a single pressure sensor

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CN116818178B (zh) * 2023-08-25 2023-11-17 深圳市微克科技有限公司 一种基于智能手表的水深与水压监测方法、系统及介质

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