JP3070061B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP3070061B2
JP3070061B2 JP7103290A JP7103290A JP3070061B2 JP 3070061 B2 JP3070061 B2 JP 3070061B2 JP 7103290 A JP7103290 A JP 7103290A JP 7103290 A JP7103290 A JP 7103290A JP 3070061 B2 JP3070061 B2 JP 3070061B2
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昌司 石田
章 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の属する技術分野 この発明は、例えば、自動預金支払い機、自動両替
機、あるいは、銀行窓口に係員専用として設備される入
出金機のように、入金機能、出金機能または、入出金機
能を備えた紙幣処理装置に関し、さらに詳しくは、着脱
可能なカートリッジから紙幣の補充や、あるいは、この
カートリッジに紙幣を回収するような機能を備えた紙幣
処理装置に関する。
(ロ)従来の技術 例えば、銀行業務における自動預金支払い機、自動支
払い機、自動両替機等の紙幣処理装置に対する紙幣の補
充や回収は、一般的にカートリッジによって行われる
が、このカートリッジを利用して、金種別収納部が満杯
になった場合、あるいは、入金量が多く金種別収納部へ
の分配に時間がかかる場合、入金紙幣を上述のカートリ
ッジに直接一括して収納する一括収納モードを設定し、
運用することができる。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、上述の一括収納モードの場合、運用時に電源
が切入りされた場合、あるいは、カートリッジが取り外
された場合、紙幣処理装置側では営業終了、または、紙
幣回収によるカートリッジの交換と判定してしまうの
で、電源切断前と同じカートリッジが装着されていて
も、また、取り外された同じカートリッジが再び装着さ
れても、紙幣処理装置側ではこれを判別することができ
ず、したがって、カートリッジ内の紙幣が、入金された
紙幣か、または、新たに補充される紙幣かが判定でき
ず、この状態で前述の一括収納モードを継続すると、紙
幣処理装置が計数し、管理している確定金と、未計数の
管理していない未確定金(カートリッジに装填された未
補充の紙幣)とがカートリッジに混入する恐れがあり、
営業終了時に現金精査時に、紙幣処理装置の管理金額
と、実際にカートリッジに収納されている紙幣の金額と
が一致しない問題点が発生する。
そこで、この発明は、前述の一括収納モードにおい
て、確定金と未確定金とがカートリッジに混入しない紙
幣処理装置の提供を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、紙幣を収納可能なカートリッジを着脱自
在に装着し、該カートリッジからの紙幣の補充処理また
は該カートリッジへの紙幣の収納処理等の処理制御を実
行する制御手段を備えた紙幣処理装置であって、シャッ
タまたは開閉扉が、こじ開けられたか否かを検出する検
出手段を設け、前記カートリッジに、現在装填されてい
る金種、金額、数量のデータおよび前記検出手段によっ
て検出された結果を記憶する記憶手段を設け、上記カー
トリッジへの紙幣収納時に、装置が管理している金種、
金額、数量の収納データと前記記憶手段の金種、金額、
数量の収納データを比較し、収納データに変化があった
か否かまたは前記検出手段によって検出があったかどう
かを判定し、収納データに変化または検出があった場合
は紙幣の収納を禁止する禁止手段を設けた紙幣処理装置
であることを特徴とする。
(ホ)作用 この発明の紙幣処理装置は、紙幣の補充や回収処理目
的でカートリッジに紙幣を一括して収納するとき、例え
ば前述の一括収納モードのようにカートリッジに多数枚
の紙幣を直接一括して収納するとき、カートリッジの記
憶手段に記憶されている金種、金額、数量の現在装填し
ている紙幣のデータと、装置が管理している金種、金
額、数量の収納データとを比較して一致したか否か、ま
た検出手段によって検出したシャッタまたは開閉扉が、
ごじ開けられたか否かの判定結果とから、収納データに
変化(金種、金額、数量が一致しない場合)があったか
否かの収納履歴変化またはカートリッジのシャッタや開
閉扉に対する不正を検出したか否かの検出信号に変化が
なければ、制御手段の紙幣の収納処理を許容するが、収
納履歴変化または検出信号に変化があると判定したとき
は、禁止手段が制御手段の紙幣収納処理を禁止する。
(ヘ)発明の効果 上述の結果、この発明によれば、カートリッジの現在
装填している紙幣に収納履歴変化があったとき、または
カートリッジ自体に対する不正があると判定した場合
は、カートリッジに対する紙幣の収納を禁止するので、
カートリッジが取り外され、入金された紙幣と新たに補
充された紙幣が混入されるなどの恐れを確実に防止し、
紙幣処理装置の現金管理が明瞭化され、正確な現金精査
ができる。
さらに、カートリッジを取り外して不正を働いた後、
装着された場合、あるいは、偽造カートリッジを取付け
たとしても、前述のように紙幣の収納履歴変化またはカ
ートリッジのシャッタや開閉扉に対する検出信号の変化
が確認されると、禁止手段がカートリッジへの収納を禁
止して紙幣を収納することがないので、このような不正
をも防止することができ、カートリッジの第3者運用に
よる安全性が向上する。
(ト)発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は紙幣処理装置の例として自動預金支払い機を示
し、第1図は該自動預金支払い機に内蔵される入出金機
構10を示し、該入出金機構10の入出金口11は利用客が紙
幣の投入や取出しする位置と、紙幣を内部に取込んだ
り、または、紙幣を内部から受入れたりする位置とに回
動可能に構成している。
上述の入出金口11は搬送ラインaを介して、真偽判
別、金種判別、および表裏判別をする鑑別部12に接続
し、該鑑別部12は搬送ラインb,cを介して、紙幣を表裏
の一方に揃える表裏反転部13に接続し、この表裏反転部
13から紙幣を一時的に保留する一次保留部14に接続して
いる。
前述の搬送ラインbは搬送ラインdを介して直列に接
続した2個の第1および第2の一括保留部15,19に接続
し、これらの一括保留部15,19はそれぞれ保留した紙幣
を一括して放出する機能と、搬送された紙幣を通過する
機能とを有し、搬送ラインeを介して入出金口11に接続
している。
上述の搬送ラインeは搬送ラインfを介して前述の搬
送ラインaに接続し、さらにまた、前述の一時保留部14
は搬送ラインgを介して搬送ラインdに接続している。
前述の鑑別部12からの搬送ラインbは入金用の搬送ラ
インhを介して、各金種毎に設けられる金種別収納部16
…に接続し、さらに、これらの搬送ラインhは出金用の
搬送ラインiを介して前述の搬送ラインaに接続し、こ
れらの搬送ラインa,b,h,iはループをなしている。
そして、搬送ラインiから分岐する搬送ラインjは搬
送ラインeに接続することで、入出金口11に接続し、さ
らにまた、搬送ラインhより分岐される搬送ラインkを
介して回収箱17を接続し、この回収箱17は出金時の繰出
しエラーや、取忘れの紙幣を回収する。
前述の搬送ラインbから搬送ラインdに接続される部
分には、随時紙幣の補充および回収をするために紙幣の
補充機能および回収機能を有する随時紙幣収納箱20を接
続し、該随時紙幣収納箱20は収納している紙幣を搬送ラ
インdに送出し、また、搬送ラインbからの紙幣を回収
する。そして、この随時紙幣収納箱20は入出金機構10の
外壁に着脱可能に装着する。
なお、前述の搬送ラインa〜kは搬送ベルト、ガイド
ローラ、ガイド板、振分け板等を適宜組合せて構成して
いる。
前述の一時保留部14の底部側には、紙幣の補充機能お
よび回収機能を有するカートリッジ18を、入出金機構10
の後部よりスライドして着脱可能に装着している。
すなわち、一時保留部14の内部には紙幣を集積するセ
パレータ21を有し、このセパレータ21は上下方向の移動
と、外部への出退を可能に設けて、適宜の駆動源で上下
方向および出退方向に駆動される。
さらに、前述のカートリッジ18の内部には、収納した
紙幣を上方に押上げたり、または、上方からの紙幣を受
入れるために下動する押圧板22を有し、この押圧板22は
後述の押圧板上下駆動部39により上下動される。
上述のカートリッジ18に収納された紙幣を入出金機構
10側に繰出す場合、また、該機構10側の紙幣を該カート
リッジ18に収納する場合は、上方の一時保留部14の取込
み繰出し機構を利用して実行する。
このとき、上部の一時保留部14のセパレータ21は外部
に引き出されて退避される。
第2図および第3図にも示すように、上述のカートリ
ッジ18には、上面の紙幣の出入りするための開口部22に
シャッタ24を、また、側面に紙幣の装填および取出しの
ための施錠可能な開閉扉25とを設け、上述のシャッタ24
は閉鎖したときロックがかかるように適宜構成してお
り、入出金機構10に装着されると、該機構10側のシャッ
タ開口機構(図示省略)でロックが外されると共に、シ
ャッタ24も引出されるように構成される。
また、前述のシャッタ24および開閉扉25はそれぞれ閉
鎖状態を検知するシャッタ閉センサ26と、扉閉センサ27
を備えている(第1図に図示)。
また、カートリッジ18の前面には液晶で構成した表示
器28とテンキーおよびファンクションキーからなるキー
ボード29を配設し、キーボード29は紙幣を装填したと
き、その金種、金額、その数量(枚数)を入力し、表示
器28は入力内容を表示する。
上述のカートリッジ18の裏面側には、その上部にシャ
ッタ24を入出金機構10側から開放するための開閉部30
と、下部に入出金機構10の制御部に電気的に接続するコ
ネクタ31を形成している。
そして、カートリッジ18の内部の底部には制御ユニッ
ト32を備え(第1図に図示)、バッテリで電源がバッグ
アップされる。
第4図は上述のカートリッジ18の制御ユニット32の回
路構成を示し、SCPU33はROM34に格納されたプログラム
に沿って各回路装置をインタフェース35を介して駆動制
御し、RAM36は装填紙幣の金種、金額、数量(枚数)、
また、カートリッジ18のロックフラグや、その他必要な
データを記憶する。
この場合、上述の装填紙幣のデータは第3者による誤
取扱いや不正行為を考慮して装填内容の有効性を確認す
るための確認データの一つとして用いられる。
加速度センサ37はカートリッジ18に必要以上の衝撃が
与えられたとき、すなわち、収納紙幣を抜き取るために
破壊させようとする衝撃を検知する。
そして、前述のシャッタ閉センサ26はシャッタ24がこ
じ開けられたことを検知し、扉閉センサ27は開口扉25が
こじ開けられたことを検知するので、これらのセンサ2
6,27,37は不正行為を検出する不正行為検出手段を構成
している。
この場合、該検出手段の不正行為の検出は、カートリ
ッジ18のシャッタ24または開閉扉25が、こじ開けられた
ことを検出するセンサ26,27,37の検出信号の変化を確認
したとき得られるものであり、このときカートリッジ自
体に対する不正行為を検出したことになる。
カートリッジロックスイッチ38は前述のキーボード29
の一部のファンクションキーを利用して設定し、このス
イッチ38はカートリッジ18に紙幣の所定量が装填され
て、開閉扉25が施錠され、さらに、キーボード29からの
金種、金額および数量(枚数)の入力が完了した時、こ
のカートリッジロックスイッチ38を操作すると、それ以
後のキーボード29からの入力が禁止され、入力されたデ
ータの変更が不可能となる。
また、このカートリッジロックスイッチ38が操作され
ると、RAM36にはロックフラグがセットされ、このロッ
クフラグは前述の各種センサ26,27,37の1つが不正行為
を検出したときリセットされる。
そのため、このカートリッジ18が自動預金支払い機に
装着されて、該機側でロックフラグが確認できたとき
は、このカートリッジ18が正常でその後の紙幣の収納履
歴およびシャッタ24や開閉扉25を検知するセンサ26,27,
37の検出信号に変化がないことが判定できるが、しか
し、ロックフラグが確認できないときは、このカートリ
ッジ18に不正行為があったものと判定される。
したがって、カートリッジロックスイッチ38によるロ
ックフラグは、カートリッジ18が正常でその容態に変化
がないことを確認する確認データの一つとなる。
押圧板上下駆動部39はカートリッジ18内の押圧板22の
上下移動を駆動制御する。
なお、上位インタフェース40はカートリッジ18が自動
預金支払い機側に装着されたとき、該機の制御部にSCPU
33を接続する。
第5図は自動預金支払い機の入出金機構10の制御回路
を示し、MCPU41はROM42に格納されたプログラムに沿っ
て各回路装置を駆動制御し、RAM43は必要なデータの記
憶および読出しを行う。
入出金口機構部44は入出金口11の回転倒伏および回転
起立の駆動制御と、投入された紙幣の内部取込みの駆動
制御を実行する。
搬送ライン駆動部45は各搬送ラインa〜kの駆動およ
び切換えを実行する。鑑別部12は紙幣の真偽判別、金種
判別、損傷判別、表裏判別を実行し、表裏反転部13は上
述の鑑別部12の表裏判別に基づいて反転する必要のある
紙幣の搬入切換え、必要のない紙幣の通過の制御を実行
する。
係員パネル制御部46は、例えば、液晶による表示器と
複数のキーによる入力部を形成し、これらで必要なデー
タの表示や必要なデータの入力を実行する。
一時保留部14は紙幣の集積および集積した紙幣の繰出
しの制御を実行し、一括保留部15,19は、それぞれ保留
した紙幣の一括送出し、あるいは各一括保留部15,19部
分の通過の処理制御を実行する。
金種別収納部16…は、それぞれの金種の入金紙幣の取
り込みおよび出金紙幣の送出しを実行し、回収箱17は繰
出しエラーや出金紙幣として不良な紙幣の回収を実行す
る。
さらに、カートリッジ18はインタフェース47を介して
接続し、該カートリッジ18はこれに収納した紙幣を入出
金機構10側への補充、または該機構10側からの紙幣の収
納の制御を実行するが、このカートリッジ18を駆動する
ときは、前述の一時保留部14をも同時に駆動制御する。
また、随時紙幣収納箱20もこれに収納した紙幣を入出
金機構10側への補充、または該機構10側からの紙幣の回
収の制御を実行するが、この制御は自動預金支払い機の
稼動中随時に実行される。
また、モデム48はこのMCPU41を備えた自動預金支払い
機を、該機を監視するセンタに接続する。
このように構成した自動預金支払い機において、ま
ず、カートリッジ18の処理について説明する。
カートリッジ18に対して紙幣を装填したとき、装填し
た紙幣の金種、金額、数量(枚数)をキーボード29から
入力し、その装填データをRAM36の指定された記憶エリ
アにストアし、さらにキーボード29のカートリッジロッ
クスイッチ38を操作し、ロックフラグをRAM36の記憶エ
リアにセットして、それ以降のキーボード29からの入力
を禁止する。
一方、シャッタ24や開閉扉25がこじ開けられると、シ
ャッタ閉センサ26や扉閉センサ27がこれを検出し、さら
に、カートリッジ18を破壊するために、これに振動が加
えられると、加速度センサ37がこれを検出し、これらの
センサ26,27,37から検出信号が生じると、この検出信号
に基づいて、RAM36に記憶されているロックフラグがリ
セットされて、確認データが解除され、カートリッジ18
のシャッタ24や開閉扉25に対するセンサ26,27,37の検出
信号が変化して不正行為がなされたことを検出する。
上述のようにして紙幣を装填したカートリッジ18は、
例えば、警備会社等の第3者によって自動預金支払い機
まで運搬され、そして、該自動預金支払い機にセットさ
れる。
カートリッジ18が入出金機構10の後部よりスライドさ
れて一時保留部14の下部に装着されると、カートリッジ
18のコネクタ31が本体側に接続されて、該カートリッジ
18側のSCPU33と自動預金支払い機側のMCPU41とが接続さ
れ、紙幣補充の処理動作を許容されて、補充を開始し、
所定量の紙幣が補充されると、その補充量がSCPU33側の
RAM36に記憶されている装填量より減算して、現在装填
されている量を記憶する。
この装填量のデータはこのカートリッジ18が他のカー
トリッジ18と取換えられたか否かを確認するための確認
データとなる。
次に、自動預金支払い機の入金紙幣をカートリッジ18
に一括収納する場合のMCPU41の処理動作を、第6図のフ
ローチャートを参照して説明する。
入出金口11に一括して入金紙幣が投入されると、入出
金口機構部44は入出金口11を内側に倒伏して投入された
紙幣を1枚ずつ内部に取込み、搬送ラインaを介して鑑
別部12に搬送し、鑑別部12は紙幣の印刷パターンを読取
って、真偽判別、金種判別、表裏判別を行う(ステップ
n1,n2,n3)。
鑑別の結果、偽造と判別された場合は、搬送ラインb,
dを介して一括保留部15に集積し、真券と判別した紙幣
は金額をカウントすると共に、搬送ラインb,cを介し
て、表裏判別で裏と判別した紙幣は表裏反転部13で表に
反転した後、一時保留部14に集積する(ステップn4,n5,
n6,n7,n8,n9)。
上述のような紙幣の鑑別および一時保留部14での集積
は、入出金口11に投入された紙幣がなくなるまで繰返し
実行し、紙幣がなくなると、次に、一括保留部15に保留
した紙幣があるかを判定し、該保留部15に保留紙幣があ
る時は、これを入出金口11に返却して、ステップn1〜n9
で実行した紙幣の鑑別を再度実行する(ステップn10,n1
1,n12)。
次に、投入された紙幣全ての一時保留部14での集積が
終了すると、入金の取消し返却があるかが判定され、入
金が中止された場合は、一時保留部14から1枚ずつ紙幣
を繰出し、これを搬送ラインg,d,eを介して入出金口11
に返却し、一時保留部14の紙幣の全てが返却されると、
入出金口11は起立反転して、紙幣の取出し可能な状態と
なり、動作は終了する(ステップn13,n14,n15,n16)。
前述のステップn13で、入金処理の確定が判定される
と、カートリッジ18が装着されていることを確認して、
一時保留部14にある紙幣を金種別収納部16に分配収納す
るか、あるいはカートリッジ18に直接収納するかを判定
する(ステップn17,n18)。
この判定は現在、一括収納モードか、または分配モー
ドかで実行し、金種別収納部16…が満杯であるとき、ま
たは、入金量が多く、その分配に時間がかかるときは一
括収納モードに設定し、各金種別収納部16…への収納が
可能なときは分配モードに設定している。
そして、前述のステップn18で、分配モードが判定さ
れると、一時保留部14から紙幣が1枚ずつ繰出され、搬
送ラインg,d,f,aを介して鑑別部12で再鑑別を行い、こ
の鑑別で金種判別のほか、出金用の紙幣として使用する
ときの品質が良好かを判別し、不良紙幣は搬送ラインb,
h,kを介して回収箱17に回収し、良好で適切な紙幣はそ
の金種に対応した金種別収納部16…に収納し、このよう
な振分け収納が一時保留部14に集積された紙幣がなくな
るまで実行し、該紙幣がなくなれば処理を終了する(ス
テップn19,n20,n21,n22,n23,n24)。
前述のステップn18で、一括収納モードであると判定
されると、次に、カートリッジ18の紙幣収納履歴に変化
がないかを判定する(ステップn25)。
この判定は、カートリッジ18側の確認データを読込む
ことによって実行する。すなわち、SCPU33側のRAM36か
らロックフラグと収納紙幣の金種、金額、数量(枚数)
で示す収納データを読出し、ロックフラグがないとき
は、カートリッジ18の紙幣収納履歴に変化があった(不
正な行為があった)ものと判定し、また、収納データが
MCPU41で管理しているデータ(RAM43で記憶している金
種、金額、数量等)と不一致のときは、該カートリッジ
18の紙幣収納履歴に変化があり、一旦取り外されて他の
ものと取換えられたと判定する。
このように確認データでカートリッジ18の紙幣収納履
歴に変化が認められて正常でない(異常)と判定された
場合は、この状態で一時保留部14の紙幣をカートリッジ
18に収納すると、紙幣量の管理が不可となるので、この
場合は一括収納を禁止する。
同時に、分配モードに切換えてステップn19側にスキ
ップして、一時保留部14の紙幣を各金種別収納部16…に
分配する。
なお、収納先の金種別収納部16が満杯の場合は分配処
理も禁止される。
しかし、前述のステップn25の判定で、カートリッジ1
8の紙幣収納履歴に異常なく正常であることが、確認デ
ータで確認できた場合は、一括収納モードを継続し、一
時保留部14の集積していた紙幣を直接下部のカートリッ
ジ18に収納する(ステップn26)。
すなわち、一時保留部14のセパレータ21を該一時保留
部14より外部に引出すことで、このセパレータ21上に集
積していた紙幣は下部に落下し、下部の押圧板22上に集
積される。
以上説明したように、この実施例の場合、カートリッ
ジ18の紙幣収納履歴に変化がなく、またカートリッジに
対する不正のない正常な確認データが判定できない場合
は、カートリッジ18に対する紙幣の収納を禁止するの
で、カートリッジに自動預金支払い機が管理する確定金
と、管理していない未確定金とが混入する恐れを確実に
防止し、自動預金支払い機の現金管理が明瞭化され、正
確な現金精査ができる。
さらに、カートリッジ18を取り外しても不正を働いた
後装着された場合、あるいは、偽造カートリッジを取付
けたとしても、前述のように正常な確認データが確認さ
れない限り、紙幣を収納することがないので、このよう
な不正をも防止することができ、カートリッジ18の第3
者運用による安全性が向上する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、 この発明の紙幣処理装置は、実施例の入出金機構10を
備えた自動預金支払い機に対応し、 以下同様に、 制御手段は、MCPU41に対応し、 記憶手段は、SCPU33側のRAM36に対応し、 禁止手段は、MCPU41のステップn25に対応するも、 この発明は他の構成を含めて、上述の実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図は入出金機構の機能構成図、 第2図はカートリッジの前面側からの斜視図、 第3図はカートリッジの後面側からの斜視図、 第4図はカートリッジの制御回路ブロック図、 第5図は入出金機構の制御回路ブロック図、 第6図は入金処理の動作を示すフローチャートである。 10……入出金機構 18……カートリッジ 33……SCPU 36……RAM 41……MCPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−285482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 9/00 B65H 7/06 G06F 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を収納可能なカートリッジを着脱自在
    に装着し、該カートリッジからの紙幣の補充処理または
    該カートリッジへの紙幣の収納処理等の処理制御を実行
    する制御手段を備えた紙幣処理装置であって、 シャッタまたは開閉扉が、こじ開けられたか否かを検出
    する検出手段を設け、前記カートリッジに、現在装填さ
    れている金種、金額、数量のデータおよび前記検出手段
    によって検出された結果を記憶する記憶手段を設け、上
    記カートリッジへの紙幣収納時に、装置が管理している
    金種、金額、数量の収納データと前記記憶手段の金種、
    金額、数量の収納データを比較し、収納データに変化が
    あったか否かまたは前記検出手段によって検出があった
    かどうかを判定し、収納データに変化または検出があっ
    た場合は紙幣の収納を禁止する禁止手段を設けた紙幣処
    理装置。
JP7103290A 1990-03-20 1990-03-20 紙幣処理装置 Expired - Lifetime JP3070061B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7103290A JP3070061B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 紙幣処理装置

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JP7103290A JP3070061B2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 紙幣処理装置

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