JP3069874B2 - 軟弱地盤の改良装置 - Google Patents
軟弱地盤の改良装置Info
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- JP3069874B2 JP3069874B2 JP4106067A JP10606792A JP3069874B2 JP 3069874 B2 JP3069874 B2 JP 3069874B2 JP 4106067 A JP4106067 A JP 4106067A JP 10606792 A JP10606792 A JP 10606792A JP 3069874 B2 JP3069874 B2 JP 3069874B2
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- rotary shaft
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は土木工事の内、地中に
固化材等の地盤改良材を混入し、該固化材と土とを練合
わせて固結させ地盤の改良を行う軟弱地盤の改良装置に
関するものである。
固化材等の地盤改良材を混入し、該固化材と土とを練合
わせて固結させ地盤の改良を行う軟弱地盤の改良装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の軟弱地盤の改良工法及びその装置
は、図３に示す様に改良対象地盤Ｅ中に回転上下機構Ａ
の支柱Ｂで回転上下動可能に支持された回転軸Ｃを挿入
し、土壌撹拌翼Ｄで水平、または垂直に回転させるとと
もに土壌改良材を吐出し、改良対象地盤の土との撹拌混
合を行っている。
は、図３に示す様に改良対象地盤Ｅ中に回転上下機構Ａ
の支柱Ｂで回転上下動可能に支持された回転軸Ｃを挿入
し、土壌撹拌翼Ｄで水平、または垂直に回転させるとと
もに土壌改良材を吐出し、改良対象地盤の土との撹拌混
合を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の工法及び装置に
於いて、改良対象土が粘性の高い土の場合、撹拌翼Ｄと
土とが共回りすることによって混合精度が悪くなり、固
結土の強度にバラツキが大きくなるなどの欠点がある。
於いて、改良対象土が粘性の高い土の場合、撹拌翼Ｄと
土とが共回りすることによって混合精度が悪くなり、固
結土の強度にバラツキが大きくなるなどの欠点がある。
【０００４】そのため土と撹拌翼との共回り現象の発生
を防止するために、共回り防止板や複数の撹拌翼の回転
方向や回転速度を変える対策方法が提案されている。し
かしどの方法も土と撹拌翼との共回り現象の発生を完全
に防止することができず、土質によっては余り効果を発
揮できない場合がある。
を防止するために、共回り防止板や複数の撹拌翼の回転
方向や回転速度を変える対策方法が提案されている。し
かしどの方法も土と撹拌翼との共回り現象の発生を完全
に防止することができず、土質によっては余り効果を発
揮できない場合がある。
【０００５】この発明は、土と撹拌翼との共回り現象に
よって土と地盤改良材との混合精度が悪くなるといった
問題点を解決することを目的とし、また従来の撹拌混合
工法では撹拌翼を回転方向に動かす方式のために一旦共
回り現象が発生した場合には外部からの力で強制的に撹
拌翼から土を引き剥すしかない問題点がある。 この発明
は上述の問題点を解決することを目的とするものであ
る。
よって土と地盤改良材との混合精度が悪くなるといった
問題点を解決することを目的とし、また従来の撹拌混合
工法では撹拌翼を回転方向に動かす方式のために一旦共
回り現象が発生した場合には外部からの力で強制的に撹
拌翼から土を引き剥すしかない問題点がある。 この発明
は上述の問題点を解決することを目的とするものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、昇降自在に
支持された中空回転軸の外周面に、上下動可能な外管を
設けて二重管構造とし、前記外管の下端部に土押板を設
け、一方、中空回転軸の先端に地盤の掘削機能及び土と
地盤改良材との撹拌混合を行うための撹拌棒を放射状に
少なくとも一段以上設け、また、前記撹拌棒と撹拌棒と
の間に中空回転軸の地盤改良材供給路と連通する地盤改
良材の吐出口を設けた軟弱地盤の改良装置としたことで
ある。
支持された中空回転軸の外周面に、上下動可能な外管を
設けて二重管構造とし、前記外管の下端部に土押板を設
け、一方、中空回転軸の先端に地盤の掘削機能及び土と
地盤改良材との撹拌混合を行うための撹拌棒を放射状に
少なくとも一段以上設け、また、前記撹拌棒と撹拌棒と
の間に中空回転軸の地盤改良材供給路と連通する地盤改
良材の吐出口を設けた軟弱地盤の改良装置としたことで
ある。
【０００７】
【作用】 改良対象地盤中を中空回転軸を回転させながら
削孔を行い、所定の深度に削孔が達した後は作業地盤面
又は土中に土押板を固定し、撹拌棒と撹拌棒との間に設
けた吐出口から地盤改良材を注入しながら、土押板は回
転させずに固定したまま、中空回転軸のみを低速で回転
させつつ高速で上下に動かすと、改良対象土の上下面が
固定された状態の中で撹拌棒を上下方向に動かすので、
撹拌棒との共回り現象を発生することなく地盤中に改良
効果の高い改良杭を造設することが可能となる。
削孔を行い、所定の深度に削孔が達した後は作業地盤面
又は土中に土押板を固定し、撹拌棒と撹拌棒との間に設
けた吐出口から地盤改良材を注入しながら、土押板は回
転させずに固定したまま、中空回転軸のみを低速で回転
させつつ高速で上下に動かすと、改良対象土の上下面が
固定された状態の中で撹拌棒を上下方向に動かすので、
撹拌棒との共回り現象を発生することなく地盤中に改良
効果の高い改良杭を造設することが可能となる。
【０００８】
【実施例】 図１はこの発明の地盤改良装置の１実施例で
あり、図２はこの装置を使用しての地盤改良工法の説明
図である。図１において１は中空回転軸で、該中空回転
軸の下端胴部に撹拌棒２、２ａを放射状に２段設ける。
下方位置にある撹拌棒２は先端に掘削刃３を有してい
る。一方中空回転軸１の上端部は回転していないがベー
スマシーンの昇降装置に支持され、かつ駆動装置により
回転し、地中に貫入し、また上昇可能に構成する。中空
回転軸１の中空部の地盤改良材供給路１ａに連通する地
盤改良材吐出口６を前記掘削刃 ３を有する撹拌棒２と
その上部に放射状に設けた撹拌棒２ａ間に穿設する。上
記撹拌棒２ａの上方の中空回転軸１の外周面に、上下動
可能に外管４を設けて二重管構造に形成し、外管４の下
端にスクリュー形状の土押板５を設け、土質や改良範囲
に応じ上下動可能とする。
あり、図２はこの装置を使用しての地盤改良工法の説明
図である。図１において１は中空回転軸で、該中空回転
軸の下端胴部に撹拌棒２、２ａを放射状に２段設ける。
下方位置にある撹拌棒２は先端に掘削刃３を有してい
る。一方中空回転軸１の上端部は回転していないがベー
スマシーンの昇降装置に支持され、かつ駆動装置により
回転し、地中に貫入し、また上昇可能に構成する。中空
回転軸１の中空部の地盤改良材供給路１ａに連通する地
盤改良材吐出口６を前記掘削刃 ３を有する撹拌棒２と
その上部に放射状に設けた撹拌棒２ａ間に穿設する。上
記撹拌棒２ａの上方の中空回転軸１の外周面に、上下動
可能に外管４を設けて二重管構造に形成し、外管４の下
端にスクリュー形状の土押板５を設け、土質や改良範囲
に応じ上下動可能とする。
【０００９】 図２は上記の軟弱地盤の改良装置を使用し
ての地盤改良工法の説明図であり、図２の（ａ）のよう
に中空回転軸１と外管４を回転させながら改良対象地盤
Ｅの削孔７を行い任意の深度で外管４の回転を止め土押
板５を固定する。中空回転軸１は図２の（ｂ）のように
先端部が所定の深度に達するまで回転させ削孔を行う。
その際外管４の回転は停止し土押板５を固定する。
ての地盤改良工法の説明図であり、図２の（ａ）のよう
に中空回転軸１と外管４を回転させながら改良対象地盤
Ｅの削孔７を行い任意の深度で外管４の回転を止め土押
板５を固定する。中空回転軸１は図２の（ｂ）のように
先端部が所定の深度に達するまで回転させ削孔を行う。
その際外管４の回転は停止し土押板５を固定する。
【００１０】 削孔完了後は図２の（ｃ）のように吐出口
６から地盤改良材を吐出させながら中空回転軸１を低速
で回転させつつ上下に高速で動かし、中空回転軸１の先
端部に設けられた撹拌棒２、２ａで撹拌混合を行う。
６から地盤改良材を吐出させながら中空回転軸１を低速
で回転させつつ上下に高速で動かし、中空回転軸１の先
端部に設けられた撹拌棒２、２ａで撹拌混合を行う。
【００１１】
【発明の効果】 本発明は中空の回転軸の先端部に、放射
状に配設した複数の撹拌棒をすくなくとも一段以上設け
ると共に撹拌棒と撹拌棒との間に地盤改良材の吐出口を
設けた地盤改良装置を用い、中空回転軸を回転させなが
ら削孔を行い、所定の深度に削孔が達した後は、作業地
盤面または土中に土押板を固定し、撹拌棒と撹拌棒の間
に設けた吐出口から地盤改良材を注入しながら中空回転
軸を低速で回転させつつ高速で上下に動かすことによ
り、土と地盤改良材の撹拌混合を行うものである。
状に配設した複数の撹拌棒をすくなくとも一段以上設け
ると共に撹拌棒と撹拌棒との間に地盤改良材の吐出口を
設けた地盤改良装置を用い、中空回転軸を回転させなが
ら削孔を行い、所定の深度に削孔が達した後は、作業地
盤面または土中に土押板を固定し、撹拌棒と撹拌棒の間
に設けた吐出口から地盤改良材を注入しながら中空回転
軸を低速で回転させつつ高速で上下に動かすことによ
り、土と地盤改良材の撹拌混合を行うものである。
【００１２】 その際改良対象土の上下面が固定された状
態の中で撹拌棒を上下方向に動かす方式なので、土と撹
拌棒との共回り現象が発生することなく、地盤中の改良
効果の高い改良杭を造設することが可能である。また、
土押板の形状を図示されているスクリュー形状に構成す
ることにより、中空回転軸の貫入時の抵抗が減少される
とともに、該土押板を削孔の上部で固定できるので、撹
拌棒の上下動に伴う土の盛り上がり及び共回りを防止で
きる。
態の中で撹拌棒を上下方向に動かす方式なので、土と撹
拌棒との共回り現象が発生することなく、地盤中の改良
効果の高い改良杭を造設することが可能である。また、
土押板の形状を図示されているスクリュー形状に構成す
ることにより、中空回転軸の貫入時の抵抗が減少される
とともに、該土押板を削孔の上部で固定できるので、撹
拌棒の上下動に伴う土の盛り上がり及び共回りを防止で
きる。
【図１】この発明の軟弱地盤の改良装置の一実施例を示
す図ある。
す図ある。
【図２】同上の装置を使用しての地盤改良工法の説明図
である。
である。
【図３】
従来の地盤改良装置を示す図である。
１ 中空回転軸 １ａ 地盤改良材供給路 ２ 撹拌棒 ２ａ 撹拌棒 ３ 掘削刃 ４ 外管 ５ 土押板 ６ 吐出口 ７ 削孔 Ｅ 改良対象地盤
Claims (1)
- 【請求項１】 昇降自在に支持された中空回転軸の外周
面に上下動可能な外管を設けて二重管構造とし、該外管
の下端部に土押板を設け、一方、中空回転軸の先端に地
盤の掘削機能および土と地盤改良材との混合撹拌を行う
ための撹拌棒を放射状に少なくとも一段以上設け、また
前記撹拌棒と撹拌棒との間に前記中空回転軸の地盤改良
材供給路と連通する地盤改良材の吐出口を設けたことを
特徴とする軟弱地盤の改良装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106067A JP3069874B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 軟弱地盤の改良装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4106067A JP3069874B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 軟弱地盤の改良装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05280035A JPH05280035A (ja) | 1993-10-26 |
| JP3069874B2 true JP3069874B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=14424263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4106067A Expired - Fee Related JP3069874B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 軟弱地盤の改良装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3069874B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4740571B2 (ja) * | 2003-09-24 | 2011-08-03 | 小野田ケミコ株式会社 | 地盤改良工法 |
| JP2005307524A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Taiyo Kiso Kogyo Kk | 土壌掘削工具 |
| JP4693102B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2011-06-01 | ライト工業株式会社 | 地盤改良装置及びそれを用いた地盤改良工法 |
| JP4566805B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2010-10-20 | エポコラム機工株式会社 | 地盤改良装置及び地盤改良工法 |
| JP2014159691A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Ogata Jutaku Kiban Kk | 地盤改良機、地盤改良方法及び孔口閉塞体 |
| KR102437030B1 (ko) * | 2021-12-08 | 2022-08-26 | (주)삼일이엔씨 | 확대선단보강부가 구비된 회전관입형 복합 강관말뚝 및 이의 시공 방법 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4106067A patent/JP3069874B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05280035A (ja) | 1993-10-26 |
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