JP3069572B2 - 拡声電話機 - Google Patents

拡声電話機

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JP3069572B2 JP4297743A JP29774392A JP3069572B2 JP 3069572 B2 JP3069572 B2 JP 3069572B2 JP 4297743 A JP4297743 A JP 4297743A JP 29774392 A JP29774392 A JP 29774392A JP 3069572 B2 JP3069572 B2 JP 3069572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡声電話機に関し、特
に音声スイッチを用いて、交互切り換えによって通話を
行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の拡声電話機としては、例え
ば、図2に示すようなものがある。これは、スピーカ1
0と、マイクロホン12とを有し、スピーカ10には、
図示しない電話回線及び2線−4線変換回路(ハイブリ
ッド回路)14を介して、他の電話機から送話された音
声信号が、音声スイッチ16及び増幅器18からなる受
話経路を介して供給される。一方、マイクロホン12に
よって収音された音声信号(周辺雑音を含む。)は、増
幅器20、音声スイッチ22からなる送話経路を介して
ハイブリッド回路14に供給され、これより電話回線を
介して他の電話機に供給される。
【0003】ハイブリッド回路14からの他の電話機か
らの音声信号は、自動レベル調整回路24に供給され、
その音声レベルが検出される。同様に、増幅器20の出
力信号は自動レベル調整回路26に供給され、その音声
レベルが検出される。なお、両自動レベル調整回路2
4、26は、入力された音声信号のレベルが予め定めた
レベルに到達するまでは、入力された音声信号のレベル
に比例したレベルの出力信号を発生し、上記予め定めた
レベルを超えたときには、出力レベルが飽和するもので
ある。
【0004】これら両自動レベル調整回路24、26の
レベル信号は、比較回路30に供給される。比較回路3
0は、自動レベル調整回路24の出力レベルが、自動レ
ベル調整回路26の出力レベルよりも大きいとき、音声
スイッチ16を閉成し、音声スイッチ22を開放する。
反対に、自動レベル調整回路24の出力レベルが自動レ
ベル調整回路26の出力レベルよりも小さいとき、音声
スイッチ16を開放し、音声スイッチ22を閉成する。
【0005】従って、音声信号のレベルの大きい経路が
優先されることになり、マイクロホン12とスピーカ1
0との間にループが形成されることがなく、ハウリング
の発生を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような拡
声電話機では、音声スイッチの切り換えは、自動レベル
調整回路24、26の出力レベルの比較によって行われ
ているので、例えば自動レベル調整回路24の出力レベ
ルが大きすぎると、音声スイッチ16が閉成状態、音声
スイッチ22が開放状態を維持し、この拡声電話機から
の音声信号を他の電話機に送信することができなくな
る。逆に、自動レベル調整回路26の出力レベルが大き
すぎると、音声スイッチ22が閉成状態、音声スイッチ
16が開放状態を維持し、他の電話機からの音声信号を
全く受信することができなくなる。さらに、この拡声電
話機の周辺の雑音のレベルが、他の電話機からの音声信
号のレベルよりも大きいと、やはり音声スイッチ22が
閉成状態、音声スイッチ16が開放状態が維持され、正
常な通話ができなくなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、他の電話機
からの送話された音声信号を出力するハイブリッド回路
とスピーカとの間に、受話側音声スイッチが設けられて
いる。マイクロホンと他の電話機への音声信号を供給す
る前記ハイブリッド回路との間に、送話側音声スイッチ
が設けられている。前記受話側音声スイッチに前記ハイ
ブリッド回路から供給される音声信号のレベルを検出す
る受話側レベル検出手段が設けられている。前記送話側
音声スイッチに前記マイクロホンから供給される音声信
号のレベルを検出する送話側レベル検出手段が設けられ
ている。前記両レベル検出手段のレベル検出信号が制御
手段に供給される。制御手段は、前記受話側及び送話側
音声スイッチのうち、前記レベル検出信号が大きいレベ
ル検出手段に対応するものを閉成し、残りの音声スイッ
チを開放する。前記マイクロホンと前記送話側レベル検
出手段との間または前記ハイブリッド回路と前記受話側
レベル検出手段との間にレベル調整手段が設けられてい
る。前記制御手段が、前記両音声スイッチの一方を閉成
したとき、この閉成に応じて表示手段が動作する。前記
レベル調整手段は、前記マイクロホンから前記送話側音
声スイッチ及び前記送話側レベル検出手段への経路に設
けられた可変利得増幅器とすることが可能である。
【0008】
【作用】本発明によれば、送話側または受話側レベル検
出手段に供給される音声信号のレベルをレベル調整手段
が調整する。従って、例えば周囲ノイズの影響で送話側
の音声スイッチが閉成していることを表示手段が表して
いる場合に、この表示手段が動作し続けていると、送話
側の音声スイッチが閉成されたままであることが分かる
ので、レベル調整手段を調整し、送話側レベル検出手段
に供給される音声信号のレベルを小さくするか或いは受
話側レベル検出手段に供給される音声信号のレベルを大
きくして、受話側音声スイッチが閉成される状態にでき
る。特に、周囲ノイズのレベルが、他の電話機からの音
声信号のレベルよりも大きい場合でも、確実に他の電話
機からの音声信号をスピーカに供給することができる。
また、送話側の音声スイッチが開放されたままであるこ
とを表示手段が表示している場合には、レベル調整手段
を調整して、送話側レベル検出手段に供給される音声信
号のレベルを大きくするか或いは受話側レベル検出手段
に供給される音声信号のレベルを小さくして、送話側音
声スイッチが閉成される状態にできる。また、レベル調
整手段を、前記マイクロホンから前記送話側音声スイッ
チ及び前記送話側レベル検出手段への経路に設けられた
可変利得増幅器とすると、マイクロホンからの微弱な音
声信号を減衰させるだけでなく、増幅することが可能で
あり、ハイブリッド回路を介して他の電話機に音声信号
を送出するために、別途に増幅器を設ける必要がなく、
付加回路を少なくすることができる。
【0009】
【実施例】この実施例は、図1に示すように、従来のも
のと同様にスピーカ、マイクロホン12、ハイブリッド
回路14、音声スイッチ16、22、増幅器18、レベ
ル調整回路24、26、比較回路30を有している。
【0010】従来のものと異なるのは、比較回路30か
ら音声スイッチ22にこれを閉成するための信号が供給
されたときに点灯する表示ランプ32を設けた点と、マ
イクロホン12からの音声信号を増幅して、自動レベル
調整回路26及び音声スイッチ22に供給する増幅器2
0aが、可変抵抗器34の調整によって利得が調整され
るものとされている点である。
【0011】このように増幅器20aの利得を調整する
ことによって、マイクロホン12の感度を調整すること
ができる。また、表示ランプ32が点灯しているときに
は、音声スイッチ22が閉成され、音声スイッチ16が
開放され、マイクロホン12からの音声信号を他の電話
機に送話できることが判明する。
【0012】従って、マイクロホン12に向かって送話
していても、表示ランプ32が点灯していないときに
は、通話相手には、こちらからの送話内容が伝わってい
ないことが速やかに分かる。また、表示ランプ32が点
灯したままの状態が継続している場合には、例えば周辺
雑音が大きい等の理由により、レベル調整回路26にマ
イクロホン12から供給される音声信号のレベルが大き
すぎることが判明するので、可変抵抗器34を調整し
て、増幅器20aの利得を下げて、レベル調整回路26
に供給される音声信号のレベルを下げ、相手側から送話
があった場合には、音声スイッチ16が閉成され、音声
スイッチ22が開放されるようなレベルに増幅器20a
のレベルをする。
【0013】また、逆にいくらマイクロホン12に向か
って送話しても、表示ランプが点灯しない場合には、相
手側から送信されている音声信号のレベルが大きすぎ
て、音声スイッチ16が閉成され、音声スイッチ22が
開放された状態が継続していることが分かるので、可変
抵抗器34を調整して、増幅器20aの利得を上げ、マ
イクロホン12に向かって通話したときには、音声スイ
ッチ16が開放され、音声スイッチ22が閉成されるレ
ベルに増幅器20aのレベルをする。
【0014】上記の実施例では、利得調整可能な増幅器
をマイクロホン12と自動レベル調整回路26との間に
設けたが、これに代えて、ハイブリッド回路14と自動
レベル調整回路24との間に設けて、他の電話機から送
話される音声信号のレベルを調整するようにしても良い
し、利得調整可能な増幅器を、マイクロホン12と自動
レベル調整回路との間およびハイブリッド回路14と自
動レベル調整回路24との間の双方に設けるようにして
も良い。また、上記の実施例では、表示ランプ32を音
声スイッチ22を閉成する信号で点灯するように構成し
たが、音声スイッチ16を閉成する信号によって点灯す
るように構成しても良い。また、上記の実施例では、音
声信号のレベル検出に、或る一定レベル以上の入力信号
が入力されると、出力信号のレベルが飽和する自動レベ
ル調整回路24、26を用いたが、必ずしも飽和しない
型のレベル検出回路を使用しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイク
ロホンから送話側レベル検出手段に、又はハイブリッド
回路から受話側レベル検出手段に供給される音声信号を
レベル調整手段によって調整可能とすると共に、制御手
段が一方の音声スイッチを閉成したときに、これに応じ
て表示手段を動作させるように構成したので、表示手段
の動作状態を観察することによって、レベル検出手段か
ら制御手段に供給されている音声信号レベルが適切であ
るか否かを確認することができる。この確認結果に応じ
てレベル調整手段を調整することによって、制御手段に
供給される送話側または受話側の音声信号レベルを適切
にかつ容易に調整することができる。従って、マイクロ
ホンが収音する周辺ノイズの影響を受けて、相手側から
の音声信号を受話できないようなことを確実に防止する
ことができる上に、この拡声電話機から他の電話機側
に、この拡声電話機からの送話ができないような事態の
発生を未然に防止することができる。しかも、レベル調
整手段を、可変利得増幅器とし、かつこの可変利得増幅
器で増幅された音声信号を送話側音声スイッチと送話側
レベル検出手段との双方に供給するように構成した場
合、マイクロホンからの微弱な音声信号を、別途増幅す
るための増幅回路を設ける必要がなく、回路構成を簡略
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による拡声電話機の1実施例のブロック
図である。
【図2】従来の拡声電話機の一例のブロック図である。
【符号の説明】
10 マイクロホン 12 スピーカ 16 22 音声スイッチ 20a 利得調整可能な増幅器(レベル調整手段) 24 26 自動レベル調整回路(レベル検出手段) 30 比較回路(制御手段) 32 表示ランプ(表示手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の電話機からの送話された音声信号を
    出力するハイブリッド回路と、スピーカとの間に設けら
    れた受話側音声スイッチと、 マイクロホンと、他の電話機への音声信号を供給する前
    記ハイブリッド回路との間に設けられている送話側音声
    スイッチと、 前記受話側音声スイッチに前記ハイブリッド回路から供
    給される音声信号のレベルを検出する受話側レベル検出
    手段と、 前記送話側音声スイッチに前記マイクロホンから供給さ
    れる音声信号のレベルを検出する送話側レベル検出手段
    と、 前記両レベル検出手段のレベル検出信号が供給され、前
    記受話側及び送話側音声スイッチのうち、前記レベル検
    出信号が大きいレベル検出手段に対応するものを閉成
    し、残りの音声スイッチを開放する制御手段と、 前記マイクロホンと前記送話側レベル検出手段との間ま
    たは前記ハイブリッド回路と前記受話側レベル検出手段
    との間に設けられたレベル調整手段と、 前記制御手段が、前記両音声スイッチの一方を閉成した
    とき、この閉成に応じて動作する表示手段とを、 具備する拡声電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の拡声電話機において、 前記レベル調整手段は、前記マイクロホンから前記送話
    側音声スイッチ及び前記送話側レベル検出手段への経路
    に設けられた可変利得増幅器である拡声電話機。
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