JPH04137954A - ボイススイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はボイススイッチに係わり、特に音声信号通過帯
域の部分の利得を増減して鳴音を防止できるボイススイ
ッチに関する。

［従来の技術］ 通常、拡声電話端末ＴＥ、は第４図に示すようにマイク
２１、上りボイススイッチ２２、上り音声信号検出回路
２３、下り音声信号検出回路２４、下りボイススイッチ
２５、スピーカ２６及びＣＰＵ２７で構成され、ＣＰＵ
２７はボイススイッチ切換え判定プログラムを内蔵する
。

マイク２１から出力される上り音声信号又は下り線路Ｌ
２から端子Ｔ４を介して受信する下り音声信号ｆ２はそ
れぞれ上り、下り音声信号検出回路２３．２４で検出さ
れ、一方の音声信号例えば下り音声信号が受信されなけ
ればＣＰＵ２７に内蔵したボイススイッチ切換判定プロ
グラムが起動され、上りボイススイッチ２２を閉成し、
端子Ｔ。

を介して上り線路り、へ上り音声信号を送信する。

上り、下り音声信号が同時に上り、下り音声信号検出回
路２３．２４で検出されると、検出された音声信号のレ
ベルによりいずれか一方の上り、下りボイススイッチ２
２．２５を閉成する。このようにして鳴音による通話不
能を防止している。

［発明が解決しようとする課題］ 上記構成の拡声電話端末ＴＥ２に設けたボイススイッチ
では上り、下り音声信号の単語の中にエネルギーの小さ
い子音から始まるものがあると、上り、下り音声信号検
出回路２３．２４が作動しないこともある。

また、上り、下り音声信号検出回路２３．２４か動作し
、ＣＰＵ２７に内蔵されたボイススイッチ切換判定プロ
グラムが起動されてから上り、下りボイススイッチ２２
．２５のいずれか一方を動作させるまでの処理時間は聴
感に対し無視できない程度の時間となるので所謂る頭切
れ現象が発生する難点がある。

［発明の目的］ 本発明は上述した難点に鑑みなされたもので、音声信号
の通過帯域の部分の利得を相補的に増減し、高いレベル
の音声信号に対しては通過帯域の大きなフィルタを設定
し通話音質を確保し、低いレベルの音声信号に対しては
通過帯域の小さなフィルタを設定するが、通話の意味を
伝えるのに問題のない程度の音声信号が出力できるよう
に構成することにより、ダブルトーク時の通話の不自然
さ及び鳴音を防止し、かつ入力レベルの低い側の音声信
号も途絶えることがないボイススイッチを提供すること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明のボイススイッチは
、マイクから上り伝送路へ出力される上り音声信号を検
出し上りレベル信号を出力する上り音声信号レベル検出
手段並びに下り伝送路からスピーカへ送出される下り音
声信号を検出し下りレベル信号を出力する下り音声信号
検出手段と、上り、下り音声信号検出手段で検出された
上り、下りレベル信号を入力されマイクと上り伝送路に
設けた上りフィルタ並びに下り伝送路とスピーカの間に
設けた下りフィルタによる音声信号通過帯域の部分の利
得を相補的に増減させる上り、下りフィルタ利得制御手
段で構成する。

［実施例］ 以下、本発明によるボイススイッチの一実施例を第１図
〜第３図にに従って詳述する。

本発明による拡声電話端末ＴＥ、に設けたボイススイッ
チは第１図に示すように、マイク１、上りフィルタ２、
上り音声信号検出回路３、下りフィルタ４、下り音声信
号検出回路５、スピーカ６及び上り、下りフィルタ利得
制御プログラムを内蔵したＣＰＵ７で構成される。

マイク１は上りフィルタ２の入側に接続され、上りフィ
ルタ２の出側は拡声電話端末ＴＥ、の端子Ｔ、を介して
上り線路Ｌ１に接続される。また、端子Ｔ１は上り音声
信号検出回路３の入側と接続され、上り音声信号検出回
路３の出側はＣＰＵ７と接続される。この上り音声信号
検出回路３で上り音声信号が検出されるとＣＰＵ７に上
りレベル信号を出力する。

下り線路り、が接続された拡声電話端末ＴＥ、の端子Ｔ
、は下りフィルタ４の入側と接続され、下りフィルタ４
の出側はスピーカ６と接続される。

また、下りフィルタ４の出側は下り音声信号検出回路５
の入側と接続され、下り音声信号検出回路５の出側はＣ
ＰＵ７と接続される。

上り、下りフィルタ２．４の制御側はＣＰＵ７と接続さ
れ、ＣＰＵ７に内蔵された上り、下りフィルタ利得制御
プログラムの制御により音声信号通過帯域の部分の利得
を相補的に増減される。

［発明の作用］ 上記構成の拡声電話端末ＴＥ、に設けられたボイススイ
ッチで例えばマイク１から出力される上り音声信号のレ
ベルが下り音声信号のレベルより大きいと、第２図に示
す音声信号の通過帯域の下限周波数ｆ、から上限周波数
ｆ８のうちの周波数ｆ２〜ｆ、の部分とｆ６〜ｆ、の部
分は、利得Ｇ　Ａ　＋の＋６ｄＢから利得ＧＡ、に減衰
される。この利得Ｇ　Ａ　ｓのレベルは、第１図に示す
スピーカ６とマイク１の間の音響帰還と、上り線路り、
と下り線路Ｌ２の間の音響帰還の和の利得ＧＡ、となり
、このＧ　Ａ　ｓを＋１５ｄＢとすれば第３図に示す下
限周波数ｆ１から上限周波数ｆ、のうち周波数ｆ３〜ｆ
、およびｆ６〜ｆ７の部分の利得ＧＡ、が＋１５ｄＢの
時（１）式 Ｇ　Ａ　ｓ　〈（Ｇ　Ａ　ｔ　＋　Ｇ　Ａ　ｓ　）　　
・・・・・・（１）に示すように一３０ｄＢ以下となる
。

また、上り音声信号のレベルより低い下り音声信号のレ
ベルが小さいと、第３図に示す音声信号の通過帯域の下
限周波数ｆ、から上限周波数ｆ８のうちの周波数ｆ４〜
ｆ、の部分は、利得Ｇ　Ａ　２の十１５ｄＢから利得Ｇ
Ａ、に減衰される。この利得ＧＡ、のレベルは前記Ｇ　
Ａ　ｓが＋１５ｄＢで、第２図に示す下限周波数ｆ、か
ら上限周波数ｆ、のうち周波数ｆ４〜ｆ５の部分の利得
ＧＡ、が＋６ｄＢの時（２）式 ％式％（２） に示すように一２１ｄＢ以下となる。

このように一方の音声信号のレベルが他方の音声信号の
レベルより高いときは一方の音声信号は音感を損うこと
のない部分の通過帯域を減衰させ、他方の音声信号は通
話の内容が判明できるように一方の音声信号で減衰した
部分の通過帯域に対応した部分の音声信号のレベルを高
くしている。

第２図に示す減衰した部分子、〜ｆ、とｆ、〜ｆ７と減
衰しない部分子４〜ｆ６の合計エネルギーは第３図に示
す増幅された部分子２〜ｆ、とｆ６〜ｆ７の部分と減衰
した部分子４〜ｆｌｌの合計エネルギーが等しくなるよ
う各部の利得が与えられている。

このように、上り、下り音声信号の通過帯域を制限しで
あるので、共鳴現象が防止できるだけでなく、自然の音
感を損うことなくダブルトーク時に起きる音声の途切れ
現象をなくすことができる。

上記実施例における通過帯域の部分は２つの部分に限定
されない。

上記実施例では拡声電話端末に組込まれたボイススイッ
チについて詳述したが、他のインターホン、ＰＢＸの拡
声トランク、無線機等の装置に組込んでもよい。

［発明の効果］ 本発明によるボイススイッチは、マイクから上り伝送路
へ出力される上り音声信号を検出し上りレベル信号を出
力する上り音声信号レベル検出手段並びに下り伝送路か
らスピーカへ送出される下り音声信号を検出し下りレベ
ル信号を出力する下り音声信号検出手段と、上り、下り
音声信号検出手段で検出された上り、下りレベル信号を
入力されマイクと上り伝送路に設けた上りフィルタ並び
に下り伝送路とスピーカの間に設けた下りフィルタによ
る音声信号通過帯域の部分の利得を相補的に増減させる
上り、下りフィルタ利得制御手段で構成されているので
、ダブルトーク時の通話の不自然さ及び鳴音を防止し、
かつ入力レベルの低い側の音声信号が途絶えない効果か
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるボイススイッチを設けた拡声電話
端末の一実施例を示すブロック図、第２図、第３図は第
１図の拡声電話機に設けたボイススイッチの音声信号の
通過帯域を示す構成図、第４図は従来のボイススイッチ
を設けた拡声電話端末のブロック図である。 １・・・・・・マイク ２・・・・・・上りフィルタ ３・・・・・・上り音声信号検出回路 ４・・・・・・下りフィルタ ５・・・・・・下り音声信号検出回路 ６・・・・・・スピーカ ７・・・・・・ＣＰＵ （上り、下りフィルタ利得制御手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マイクから上り伝送路へ出力される上り音声信号を検出
   し上りレベル信号を出力する上り音声信号レベル検出手
   段並びに下り伝送路からスピーカへ送出される下り音声
   信号を検出し下りレベル信号を出力する下り音声信号検
   出手段と、前記上り、下り音声信号検出手段で検出され
   た上り、下りレベル信号を入力され前記マイクと上り伝
   送路に設けた上りフィルタ並びに前記下り伝送路とスピ
   ーカの間に設けた下りフィルタによる音声信号通過帯域
   の部分の利得を相補的に増減させる上り、下りフィルタ
   利得制御手段とを設けたことを特徴とするボイススイッ
   チ。