JP3069368U - バ―ベキュ―コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 コンロ本体は従来と同じ大きさであっても、
より高い位置にコンロ本体をセットすることができ、し
かも収納時のコンパクトさを失わないようにする。 【解決手段】 内部に炭が収納可能なコンロ本体１００
と、このコンロ本体１００に着脱可能な脚部３００とを
備えており、前記脚部３００は、コンロ本体１００に収
納可能な大きさに分割できるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、バーベキューコンロに関する。

【０００２】

【従来の技術】

昨今のアウトドアブームにより、数多くのバーベキューコンロが開発、創案さ れてきた。その代表的なものは、上部が開放された略直方体状のコンロ本体と、 このコンロ本体の内部にセットされる炭置きであるロストルと、コンロ本体の上 部にセットされる焼き網（鉄板）と、コンロ本体に着脱可能に取り付けられる脚 部とを有している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、脚部は収納性を考慮してコンロ本体の内部に収まるような長さ に設定されている。従って、コンロ本体が小さいと脚部の長さも短くなり、バー ベキューコンロの高さが低くなる。例えば、幅３０ｃｍ、長さ４５ｃｍの開口部 を有するコンロ本体を用いるバーベキューコンロであれば、４０〜４５ｃｍの長 さの脚部しか収納できないため、コンロ本体の高さも４０〜４５ｃｍになってし まう。コンロ本体の位置が低いバーベキューコンロは、使用時に腰を屈めなけれ ばならず使い勝手がよくないものである。

【０００４】 逆に、脚部を単に長くすれば、腰を屈めなくとも使用することが可能になるが 、コンロ本体に収納できなくなり、収納時のコンパクトさを失ってしまう。

【０００５】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、コンロ本体は従来と同じ大きさ であっても、より高い位置にコンロ本体をセットすることができ、しかも収納時 のコンパクトさを失わないバーベキューコンロを提供することを目的としている 。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るバーベキューコンロは、内部に炭が収納可能なコンロ本体と、こ のコンロ本体に着脱可能な脚部とを備えており、前記脚部は、コンロ本体に収納 可能な大きさに分割できるようになっている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は本考案の実施の形態に係るバーベキューコンロの使用状態を示す概略的 斜視図、図２は本考案の実施の形態に係るバーベキューコンロの収納状態を示す 概略的斜視図である。

【０００８】 本考案の実施の形態に係るバーベキューコンロは、内部に炭が収納可能なコン ロ本体１００と、このコンロ本体１００に着脱可能な脚部２００とを備えており 、前記脚部２００は、コンロ本体１００に収納可能な大きさに分割できるように なっている。

【０００９】 前記コンロ本体１００は、図１に示すように、鉄板やステンレス鋼板等の素材 から構成された上方が開放された直方体状のものである。具体的には、一枚の鉄 板やステンレス鋼板を略Ｕ字形状に折曲し、開放されている２側面を板材でカバ ーすることで上方が開放された直方体状に形成しているのである。このコンロ本 体１００の正面、背面及び２つの側面には複数個の空気孔１１０が開設されてい る。このコンロ本体１００には、炭を受けるロストル１２０がセットされる。前 記ロストル１２０は、コンロ本体１００の正面及び背面との間に空間を設けるた めに、鉄板やステンレス鋼板等を逆台形型に成形したものである。このロストル １２０にも空気孔（図示省略）が開設されている。なお、このロストル１２０に よってコンロ本体１００の正面との間に空間を設けるのは、ロストル１２０の上 で炭を燃やした時の熱が直接コンロ本体１００の正面及び背面に伝わらないよう にするためである。

【００１０】 また、このコンロ本体１００の上部には、食材に応じて焼き網（図示省略）や 鉄板（図示省略）がセットされる。

【００１１】 前記脚部３００は、コンロ本体１００の左右両側面に取り付けられる逆Ｕ字形 状の一対のベース部３１０と、このベース部３１０に差し込み可能となった４本 の脚体３２０とを有している。前記ベース部３１０は、下端部がコンロ本体１０ ０の下端縁部から突出しないように設定されている。これは、脚部３２０を取り 外した収納時の大きさをできるだけコンパクトにするためである。

【００１２】 前記４本の脚体３２０は、コンロ本体１００の高さ調整と収納のコンパクト化 とを考慮して前記ベース部３１０に接続される上側脚体３２１と、この上側脚体 ３２１に接続される下側脚体３２２との２個に分割できるようになっている。し かも、上側脚体３２１と下側脚体３２２とは、コンロ本体１００の内部に収納可 能な長さに設定されている。例えば、コンロ本体１００が幅３０ｃｍ、長さ４５ ｃｍの開口部を有するものであれば、上側脚体３２１及び下側脚体３２２の長さ をそれぞれ４０〜４５ｃｍに設定することができる。このため、両脚体３２１、 ３２２を用いた場合には、コンロ本体１００の高さを８０〜９０ｃｍに設定する ことができる。

【００１３】 前記下側脚体３２２の下縁部には、合成樹脂等からなる石突き３２２Ａが取り 付けられている。

【００１４】 このような部材から構成されたバーベキューコンロの使用について説明する。 まず、最も背高のバーベキューコンロとして使用する場合には、図１に示すよ うに、コンロ本体１００にセットされる脚体３００は、ベース部３１０に上側脚 体３２１と下側脚体３２２とを接続する。また、椅子に座った状態でバーベキュ ーコンロを使用する場合には、ベース部３１０に下側脚体３２２を直接接続する とよい。このようにして脚部３００をセットするとともに、ロストル１２０及び 焼き網等をセットする。

【００１５】 バーベキューが終了してバーベキューコンロをしまう場合には、図２に示すよ うに、脚部３００を構成する上側脚体３２１及び下側脚体３２２をベース部３１ ０から取り外し、これらをロストル１２０や焼き網等とともに、コンロ本体１０ ０の内部に収納する。

【００１６】 なお、脚体３２０は、上側脚体３２１と下側脚体３２２との２つに分割される ことに限定されるものではなく、３つ以上に分解されるようにしても、分割され たものがコンロ本体に収納可能であればよい。

【００１７】

【考案の効果】

本考案に係るバーベキューコンロは、内部に炭が収納可能なコンロ本体と、こ のコンロ本体に着脱可能な脚部とを備えており、前記脚部は、コンロ本体に収納 可能な大きさに分割できるようになっている。

【００１８】 このため、従来のものよりもコンロ本体を高い位置にセットすることが可能と なるので、使い勝手のよいバーベキューコンロとすることができる。実施の形態 の欄で説明したように、従来と同じ大きさのコンロ本体を用いる場合でも、コン ロ本体の高さ位置を少なくとも２倍にすることができる。しかも、収納時のコン パクトさは失っていない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態に係るバーベキューコンロ
の使用状態を示す概略的斜視図である。

【図２】本考案の実施の形態に係るバーベキューコンロ
の収納状態を示す概略的斜視図である。

【符号の説明】

１００ コンロ本体 ３００ 脚部 ３２０ 脚体 ３２１ 上部脚体 ３２２ 下部脚体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に炭が収納可能なコンロ本体と、こ
   のコンロ本体に着脱可能な脚部とを具備しており、前記
   脚部は、コンロ本体に収納可能な大きさに分割できるこ
   とを特徴とするバーベキューコンロ。