JP3069018B2 - 空調制御装置 - Google Patents

空調制御装置

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JP3069018B2
JP3069018B2 JP7072115A JP7211595A JP3069018B2 JP 3069018 B2 JP3069018 B2 JP 3069018B2 JP 7072115 A JP7072115 A JP 7072115A JP 7211595 A JP7211595 A JP 7211595A JP 3069018 B2 JP3069018 B2 JP 3069018B2
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克巳 水野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば温水または冷水
を流すコイル(熱交換器)および送風機からなるファン
コイルユニット等の空調負荷の冷房、暖房の切り替えを
制御する空調制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空調制御装置は、室温検出用セ
ンサで検出した室温と設定値とを比較して、室温が設定
値に近づくように空調負荷を制御するものである。この
場合、図4に示すように、一点に定められた設定値SP
で空調負荷を例えばON/OFF動作させると、チャタ
リングが生じるので、図5に示すように一定の動作隙間
(ヒステリシス)を設けている。
【0003】一般に冷房運転と暖房運転では、図6、図
7に示すように動作が反対になる。図8は上記のような
反転動作を行う回路例を示すもので、図8において、1
10はコンパレータであり、このコンパレータ110に
は室温検出用センサ(図示せず)を一方の入力端子に接
続し固定抵抗器R111、R112の接続点Pを固定抵
抗器R113を介して他方の入力端子に接続し、出力端
子と前記他方の入力端子とを接続するヒステリシス回路
に固定抵抗器R114を接続した構成である。
【0004】この構成によると、固定抵抗器R114で
決まる動作隙間Tは設定値SPを中心にして+側−側均
等になる。この場合、動作隙間Tが小さいと、頻繁に空
調負荷のON/OFFが繰り返されて該空調負荷の寿命
を短くすることになるので、動作隙間Tを大きくするこ
とになる。しかし、動作隙間Tを大きくすると、図9、
図10に示すように、設定値SPと空調負荷のOFF動
作値が大きく異なってしまい、冷房時には冷えすぎにな
り、暖房時には暖めすぎになってしまう。
【0005】そこで、図11に示すように、コンパレー
タ110のヒステリシス回路に固定抵抗器R114と直
列にダイオードDを接続すると、設定値SPで空調負荷
がOFF動作することとなる。ところが、この構成では
図12、図13に示すように、暖房時は設定値SPで空
調負荷はOFF動作となるが、冷房時は設定時SPでO
N動作となり、暖房時、冷房時ともに設定値SPでOF
F動作になるという希望の動作特性が得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調制御装置は
以上のように構成されているので、上記のように希望の
動作特性を得ることができない。そこで、マイクロコン
ピュータを用い、プログラムを組んで希望の動作特性を
得るようにしているが、マイクロコンピュータを用いる
と、装置が高価になるという問題点があった。
【0007】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、高価なマイクロコンピュータを用いる
ことなく、暖房時、冷房時のいずれにおいても設定値S
Pで空調負荷をOFF動作させることのできる空調制御
装置を安価な構成で得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る空調制御装置は、設定値と室温との比較結果を出力す
るコンパレータと、このコンパレータの出力を入力側へ
フィードバックして動作隙間を設けるヒステリシス回路
と、このヒステリシス回路に設けられた第1のスイッチ
手段と、空調負荷回路に設けられた第2のスイッチ手段
とを備え、冷暖房判定手段は前記コンパレータの出力信
号と冷暖房切り替え信号に基づいて前記第1、第2のス
イッチ手段を断続制御するものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る空調制御装置
は、設定値と室温との比較結果を出力するコンパレータ
と、このコンパレータの出力を入力側へフィードバック
して動作隙間を設けるヒステリシス回路に直列に接続し
た第1のスイッチ手段および固定抵抗器と、前記コンパ
レータの出力端子を一方の入力端子に接続し、一定の電
圧供給端子に接続した冷房・暖房切り替えスイッチの端
子を他方の入力端子に接続し出力信号で空調負荷回路に
設けられた第2のスイッチ手段を制御するEXORと、
このEXORの出力端子の信号を反転して前記第1のス
イッチ手段を制御する反転回路とを備えたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明における冷暖房判定回路
は、設定値と室温との比較結果を出力するコンパレータ
の出力信号と冷暖房切り替え信号に基づいて、コンパレ
ータのヒステリシス回路の第1のスイッチ手段と空調負
荷回路の第2のスイッチ手段を開閉制御することによ
り、マイクロコンピュータを用いることなく、冷房、暖
房のいずれの場合においても、設定値で空調負荷をOF
F動作することができる安価な空調制御装置を得ること
ができる。
【0011】請求項2記載の発明における冷暖房判定回
路は、設定値と室温との比較結果を出力するコンパレー
タの出力信号と冷暖房切り替え信号に基づいて、空調負
荷回路の第2のスイッチ手段を閉じた時には、コンパレ
ータのヒステリシス回路の第1のスイッチ手段を開くこ
とにより、空調負荷回路の開閉制御とヒステリシス回路
を開閉制御を確実に同期して行うことができ、冷房、暖
房のいずれの場合においても、設定値で空調負荷を確実
にOFF動作させることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、電源供給端子Vccと接地間に直
列に接続された固定抵抗器R1、R2の接続点P1は、
基準電位として固定抵抗器R3を介してコンパレータ1
の非反転入力端子に接続されている。また、電源供給端
子Vccと接地間に固定抵抗器R5、設定値SPを設定
する可変抵抗器VR1、室温検出用センサ2と固定抵抗
器R6の並列接続体が直列に接続され、その可変抵抗器
VR1と並列接続体の接続点P2は、固定抵抗器R7を
介して上記コンパレータ1の反転入力端子に接続されて
いる。なお、コンパレータへの入力部分の構成として
は、一方の入力端子にSP値を入力し、他方の入力端子
にPV値を入力するようにしてもよい。
【0013】このコンパレータ1の出力端子と上記非反
転入力端子とを接続するヒステリシス回路には、第1の
スイッチ手段3と固定抵抗器R4が直列に接続され、こ
のコンパレータ1の出力端子を一方の入力端子に接続し
た第1のEXOR4の他方の入力端子には冷房・暖房切
り替えスイッチ5が接続されている。この冷房・暖房切
り替えスイッチ5は固定抵抗器R8を介して電源供給端
子Vccに接続されている。また、上記第1のEXOR
4の出力端子を一方の入力端子に接続した第2のEXO
R6の他方の入力端子には、固定抵抗器R9を介して電
源供給端子Vccが接続され、この第2のEXOR6の
出力信号に応答して第1のスイッチ手段3を開閉制御す
る。なお、EXOR6の代わりにNOTを用い、第1の
EXOR4の出力を反転して第1のスイッチ手段3へ入
力してもよい。また、上記第1のEXOR4の出力信号
に応答して空調負荷回路を開閉制御する第2のスイッチ
手段7は、固定抵抗器R10を介して電源供給端子Vc
cに接続されている。そして、上記冷房・暖房切り替え
スイッチ5、第1のEXOR4、第2のEXOR6、固
定抵抗器R8、R9により冷暖房判定手段10を構成し
ている。
【0014】次に動作について説明する。設定値SPは
可変抵抗器VR1によって任意に設定する。この設定値
が高いと可変抵抗器VR1の短絡部分が多くなり、コン
パレータ1の反転入力端子の入力電位Bが高くなる。室
温計測値PVはサーミスタ等の室温検出用センサ2で計
測される。この計測値が高いと室温検出用センサ自体の
抵抗値が低くなり、コンパレータ1の反転入力端子の入
力電位Bが低くなる。すなわち、設定値SPと室温計測
値PVとが一致したときに、入力Aの電位が、入力Bの
基準電位と等しくなる。
【0015】コンパレータ1の非反転入力端子の入力A
は、フィードバック回路が閉じている場合と開いている
場合、つまり動作隙間を得るように動作している場合と
得ないように動作している場合の2種類の値を持ってい
る。
【0016】図1は冷房・暖房切り替えスイッチ5を冷
房端子に投入した冷房運転の場合であって、室温が高く
なりコンパレータの入力電圧がB<Aとなると、コンパ
レータ1の出力は0となり、第1のEXOR4の出力は
1となる。このため、第2のスイッチ手段7が閉じて空
調負荷を電源供給端子Vccに接続して冷房運転を行
う。またこのとき、第2のEXOR6は両入力端子とも
入力が1のため、出力は0となり、第1のスイッチ手段
3は図示の状態に開いている。従って、コンパレータ1
の非反転入力端子には設定値SPが印加されているの
で、動作隙間Tを得ないように動作している。
【0017】この冷房運転によって室温が低下し、室温
検出用センサ2の計測値が下がり、コンパレータ1の両
入力端子の入力電位A、BがB>Aになると、つまり設
定値SPにおいて、コンパレータ1の出力電位が反転し
て1となる。このため、第1のEXOR4の出力は0と
なり、図3に示すように第2のスイッチ手段7が開き、
空調負荷を電源供給端子Vccから切り離して冷房動作
を停止させる。そして、第2のEXOR6の出力を1と
して、第1のスイッチ手段3を閉じて、コンパレータ1
の非反転入力端子にはフィードバックがかかる。このた
め、入力電圧が設定値SPとは異なった値となり、動作
隙間Tを得るように動作する。
【0018】空調負荷の動作が停止すると、つまり冷房
運転が停止すると、やがて室温計測値PVが設定値SP
よりも高くなるが、フィードバックによってコンパレー
タ1の非反転入力端子の電位Aが固定抵抗器R4で決ま
る動作隙間だけ引き上げられているので、コンパレータ
1の出力は変化しない。そして、室温計測値PVが設定
値SV+動作隙間Tを越えたとき、コンパレータ1の出
力は0に変化する。これによって、第1のEXOR4の
出力が再び1となって第2のスイッチ手段7を閉じ、空
調負荷を作動させて上記の負荷運転状態になる。
【0019】一方、冷房・暖房切り替えスイッチ5を暖
房端子に切り替えると、第1のEXOR4の他方の入力
端子は電源供給端子から電圧の供給を受けて、入力は1
となり、上記とは動作が逆転するのみで、図2に示すよ
うに冷房運転時と同様に、設定値SPで空調負荷の動作
が停止することになる。なお、第2のEXOR6を用い
ることなく、第1のEXOR4の出力を第1のスイッチ
手段3に入力すれば、SP値で負荷をONさせるように
運用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、設定値と
室温計測値との比較結果を出力するコンパレータの出力
と冷暖房切り替え信号に基づいて、空調負荷の動作を断
続制御するように構成したので、高価なマイクロコンピ
ュータを用いることなく安価な構成で冷房、暖房のいず
れの場合においても、設定値で空調負荷をOFF動作す
ることのできる空調制御装置を得ることができる効果が
ある。
【0021】請求項2記載の発明によれば、空調負荷の
動作を断続制御する信号に基づいて、設定値と室温計測
値との比較結果を出力するコンパレータのヒステリシス
回路を開閉制御するように構成したので、空調負荷の動
作制御とヒステリシス回路の開閉制御を確実に同期して
制御することができ、前記請求項1記載の発明の効果を
より確実に得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による空調制御装置の構成
を示す回路図である。
【図2】この発明の一実施例による空調制御装置の暖房
時における動作説明図である。
【図3】この発明の一実施例による空調制御装置の冷房
時における動作説明図である。
【図4】従来の空調負荷の動作説明図である。
【図5】従来の空調負荷の動作説明図である。
【図6】従来の空調負荷の暖房時における動作説明図で
ある。
【図7】従来の空調負荷の冷房時における動作説明図で
ある。
【図8】空調負荷の動作において動作隙間を得る従来の
回路図である。
【図9】図8の回路による暖房時の動作説明図である。
【図10】図8の回路による冷房時の動作説明図であ
る。
【図11】空調負荷の動作において動作隙間を得る従来
の回路図である。
【図12】図11の回路による暖房時の動作説明図であ
る。
【図13】図11の回路による冷房時の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コンパレータ 2 室温検出用センサ 3 第1のスイッチ手段 4 第1のEXOR 5 冷房・暖房切り替えスイッチ 6 第2のEXOR 7 第2のスイッチ手段 10 冷暖房判定手段 VR1 可変抵抗器 P1,P2 接続点 R1〜R10 固定抵抗器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定値と室温との比較結果を出力するコ
    ンパレータと、このコンパレータの出力を入力側へフィ
    ードバックして動作隙間を設けるヒステリシス回路と、
    このヒステリシス回路に設けられた第1のスイッチ手段
    と、空調負荷回路に設けられた第2のスイッチ手段と、
    前記コンパレータの出力信号と冷暖房切り替え信号に基
    づいて前記第1、第2のスイッチ手段を断続制御する冷
    暖房判定手段を備えた空調制御装置。
  2. 【請求項2】 設定値と室温との比較結果を出力するコ
    ンパレータと、このコンパレータの出力を入力側へフィ
    ードバックして動作隙間を設けるヒステリシス回路に直
    列に接続した第1のスイッチ手段および固定抵抗器と、
    前記コンパレータの出力端子を一方の入力端子に接続
    し、一定の電圧供給端子に接続した冷房・暖房切り替え
    スイッチの端子を他方の入力端子に接続し出力信号で空
    調負荷回路に設けられた第2のスイッチ手段を制御する
    EXORと、このEXORの出力端子の信号を反転して
    前記第1のスイッチ手段を制御する反転回路とを備えた
    空調制御装置。
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