JP3068768B2 - 連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装置 - Google Patents

連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装置

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JP3068768B2
JP3068768B2 JP7164401A JP16440195A JP3068768B2 JP 3068768 B2 JP3068768 B2 JP 3068768B2 JP 7164401 A JP7164401 A JP 7164401A JP 16440195 A JP16440195 A JP 16440195A JP 3068768 B2 JP3068768 B2 JP 3068768B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造−圧延直結ラ
インにおいて、鋳造速度と圧延速度との関係からライン
数が異なる場合に、各ライン間で鋳片をシフトする連続
鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造−圧延直結ラインにおい
て、連続鋳造速度と圧延速度とが一致せず、たとえば2
本の連続鋳造ラインに対して、1本の圧延ラインが接続
されて、設備の稼働効率が向上されている。
【0003】この連続鋳造ラインと圧延ラインに高低差
がある場合には、連続鋳造ラインにそれぞれ連続して配
置された2台のローラーコンベヤが昇降自在に配設さ
れ、このローラーコンベヤの昇降位置の延長線上と圧延
ラインの延長線上の間でシフト可能なエンドレスコンベ
ヤが配置される。
【0004】そして一方の連続鋳造ラインから送り出さ
れてきた鋳片が、一方のローラーコンベヤに搬入された
後、このローラーコンベヤが上昇または下降されてエン
ドレスコンベヤの延長線上に停止され、鋳片Wがローラ
ーコンベヤからエンドレスコンベヤに移載される。そし
てエンドレスコンベヤがシフトされて圧延ラインの延長
線上に停止された後、鋳片Wがエンドレスコンベヤから
圧延ラインに送り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ラインの移し替えに2台のコンベヤ装置を使用するとと
もに、昇降およびシフト時間も必要とすることから、多
くの時間を費やすることで、鋳片の温度低下を招き、加
工精度や鋳片の品質を低下させるおそれがあった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決して、複数の
ライン間で鋳片を短時間でシフトできて、鋳片の温度低
下を防止できる連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の第1の連続鋳造−圧延ライン用シフトテー
ブル装置は、同一方向に配置されて少なくとも一方が複
数本設けられた連続鋳造ラインの終端部と圧延ラインの
始端部の間で、ライン接続部に配置された架台上に、鋳
片搬送方向に沿う軸心回りに揺動自在な平行リンクを介
して支持されたテーブルと、このテーブル上に鋳片を移
動自在に支持するシフト用コンベヤ装置とを具備し、シ
フト用コンベヤ装置が全ての連続鋳造ラインおよび圧延
ラインの延長線上に平行移動可能に構成したものであ
る。
【0008】第2の連続鋳造−圧延ライン用シフトテー
ブル装置は、交差する方向に配置されて少なくとも一方
が複数本設けられた連続鋳造ラインの終端部と圧延ライ
ンの始端部の間で、ライン接続部に配置された架台上
に、垂直軸心回りに旋回自在に設けられた旋回テーブル
と、鋳片搬送方向に沿う軸心回りに揺動自在な平行リン
クを介して支持されたテーブルと、このテーブル上に鋳
片を移動自在に支持するシフト用コンベヤ装置とを具備
し、シフト用コンベヤ装置が全ての連続鋳造ラインおよ
び圧延ラインの延長線上に平行移動可能に構成した上記
構成の架台と平行リンクとの間に、垂直軸心回りに旋回
自在な旋回テーブルを介在させたものである。
【0009】
【作用】上記構成において、連続鋳造ラインから送り出
されてきた鋳片は、テーブル上のシフト用コンベヤ装置
に搬入され移載される。そして、平行リンクが回動され
てテーブルが平行移動され圧延ラインの延長上に停止さ
れると、シフト用コンベヤ装置が駆動されて鋳片が圧延
ラインに搬入される。これにより、単数または複数の連
続鋳造ラインから送り出される鋳片を、単数または複数
のラインに振り分けて次の圧延ラインに送り出すことが
できる。また、高低差のある場合でも平行リンクによる
1回の動作で鋳片を移し替えるとこができ、鋳片の移載
を迅速に行えて鋳片の温度低下を防止することができ、
設備を簡略化できて低コストに提供できる。
【0010】旋回テーブルを設けることにより、連続鋳
造ラインと圧延ラインが交差する場合でも鋳片を容易に
移載することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る連続鋳造−圧延ライン用
シフトテーブル装置の第1実施例を図1〜図3に基づい
て説明する。
【0012】このシフトテーブル装置は、図3に示すよ
うに、搬送装置を備えた2本の連続鋳造ラインA1.A
2と、搬送装置を備えた1本の圧延ラインBを接続する
もので、2本の連続鋳造ラインA1.A2は互いに平行
に同一レベルに配置され、圧延ラインBは連続鋳造ライ
ンA1.A2の中間位置の延長上で連続鋳造ラインA
1.A2より高い位置に配設されている。
【0013】このシフトテーブル装置は、図1,図2に
示すように、床面1に敷設されたガイドレール2に案内
される車輪3を備えた台車架台(架台)4と、この台車
架台4上に配置された平行リンク機構5と、平行リンク
機構5により平行移動自在に支持されたテーブル6と、
テーブル6上に配置されて各ラインA1.A2,Bと同
一方向にブルームWを搬送自在な溝付ローラ7aを有す
るシフト用ローラコンベヤ装置(シフト用コンベヤ装
置)7とで構成されている。
【0014】平行リンク機構5は、台車架台4に設けら
れたブラケット11,11にブルームWの搬送方向に沿
うピン12Aおよび駆動軸12Bを介して左右一対で4
組のリンク13,13の基端部がそれぞれ回動自在に支
持されており、リンク13,13の先端部がテーブル6
のブラケット14,14にそれぞれピン15,15を介
して連結されている。そして駆動軸12Bには中間部2
か所にシフト用アクチュエータ15,15が介装されて
おり、このシフト用アクチュエータ15,15によりリ
ンク13,13を介してシフト用ローラコンベヤ装置7
を連続鋳造ラインA1.A2に連続する左右受入れ位置
R,Lと圧延ラインBに連続する送り出し位置Sの間を
平行移動させることができる。
【0015】上記構成において、連続鋳造ラインA1か
ら送り出されてくるブルームWは、左受入れ位置Lに停
止されたシフト用ローラコンベヤ装置7上に搬入され
る。そしてシフト用アクチュエータ15によりリンク機
構5が駆動されてシフト用ローラコンベヤ装置7が送り
出し位置Sに平行移動され、ブルームWが連続鋳造ライ
ンA1の延長線上から圧延ラインBの延長線上に平行移
動される。そしてシフト用ローラコンベヤ装置7が駆動
されてブルームWが圧延ラインBに送り出される。また
もう一方の連続鋳造ラインA2から送り出されるブルー
ムWも同様にして圧延ラインに移送される。
【0016】上記実施例によれば、平行リンク機構5の
1回の動作で連続鋳造ラインA1の延長線上から圧延ラ
インB′の延長線上にブルームWを平行移動させて、短
時間でブルームWを連続鋳造ラインA1またはA2から
圧延ラインBに送り出すことができ、ブルームWの温度
低下を最小にすることができる。
【0017】図4および図5はシフトテーブル装置の第
2実施例を示す。このシフトテーブル装置は、工場など
の敷地の関係で、2本の連続鋳造ラインA1.A2と圧
延ラインB′が交差(図面では直交)する接続部に配設
されるものである。
【0018】すなわち、台車架台4上には、旋回用モー
タ21により連続鋳造ラインA1.A2の延長線上と圧
延ラインB′の延長線上の間で垂直軸心回りに旋回され
る旋回テーブル22が配設され、この旋回テーブル22
上に平行リンク機構5が設けられている。
【0019】上記構成において、連続鋳造ラインA1か
ら送り出されてくるブルームWは、左受入れ位置Lに停
止されたシフト用ローラコンベヤ装置7上に搬入され
る。そしてシフト用アクチュエータ15によりリンク機
構5が駆動されてシフト用ローラコンベヤ装置7が左右
受入れ位置R,Lの中間位置S1まで平行移動され停止
される。その後、旋回用モータ21により旋回テーブル
22が90°矢印C方向に旋回されてシフト用ローラコ
ンベヤ装置7上のブルームWが圧延ラインBの延長線上
の送り出し位置S2まで回動される。そしてシフト用ロ
ーラコンベヤ装置7が駆動されてブルームWが圧延ライ
ンB′に送り出される。なお、中間位置S1まで平行移
動と送り出し位置S2まで回動とを同時に行うこともで
きる。
【0020】したがって、先の実施例に旋回動作を加え
るだけで、ブルームWを連続鋳造ラインA1またはA2
からこれに交差する圧延ラインB′に迅速に移送するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の連続鋳造−
圧延ライン用シフトテーブル装置によれば、連続鋳造ラ
インから送り出されてきた鋳片は、テーブル上のシフト
用コンベヤ装置に搬入され移載される。そして、平行リ
ンクが回動されてテーブルが平行移動され圧延ラインの
延長上に停止されると、シフト用コンベヤ装置が駆動さ
れて鋳片が圧延ラインに搬入される。これにより、単数
または複数の連続鋳造ラインから送り出される鋳片を、
単数または複数のラインに振り分けて次の圧延ラインに
送り出すことができる。また、高低差のある場合でも平
行リンクによる1回の動作で鋳片を移し替えるとこがで
き、鋳片の移載を迅速に行えて鋳片の温度低下を防止す
ることができ、設備を簡略化できて低コストに提供でき
る。
【0022】旋回テーブルを設けることにより、連続鋳
造ラインと圧延ラインが交差する場合でも鋳片を容易に
移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続鋳造−圧延ライン用シフトテ
ーブル装置の第1実施例を示す正面図である。
【図2】同シフトテーブル装置の側面図である。
【図3】同シフトテーブル装置の動作を説明する斜視図
である。
【図4】本発明に係るシフトテーブル装置の第2実施例
を示す正面図である。
【図5】同シフトテーブル装置の動作を説明する平面図
である。
【符号の説明】
A1 連続鋳造ライン A2 連続鋳造ライン B 圧延ライン W ブルーム(鋳片) R 右受入れ位置 L 左受入れ位置 S 送り出し位置 4 台車架台(架台) 5 平行リンク機構 6 テーブル 7 シフト用ローラコンベヤ装置(シフト用コンベヤ
装置) 12B 駆動軸 15 アクチュエータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−197101(JP,A) 特開 昭57−152354(JP,A) 特開 昭55−133854(JP,A) 特開 平4−284954(JP,A) 特開 平4−228248(JP,A) 特開 昭62−54501(JP,A) 特開 昭61−169148(JP,A) 特開 昭52−93628(JP,A) 実開 平3−85101(JP,U) 実開 昭60−186955(JP,U) 実開 昭61−102301(JP,U) 実開 昭60−181201(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/12 B21B 1/46 B65G 47/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一方向に配置されて少なくとも一方が複
    数本設けられた連続鋳造ラインの終端部と圧延ラインの
    始端部の間で、ライン接続部に配置された架台上に、鋳
    片搬送方向に沿う軸心回りに揺動自在な平行リンクを介
    して支持されたテーブルと、このテーブル上に鋳片を移
    動自在に支持するシフト用コンベヤ装置とを具備し、シ
    フト用コンベヤ装置が全ての連続鋳造ラインおよび圧延
    ラインの延長線上に平行移動可能に構成したことを特徴
    とする連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装置。
  2. 【請求項2】交差する方向に配置されて少なくとも一方
    が複数本設けられた連続鋳造ラインの終端部と圧延ライ
    ンの始端部の間で、ライン接続部に配置された架台上
    に、垂直軸心回りに旋回自在に設けられた旋回テーブル
    と、鋳片搬送方向に沿う軸心回りに揺動自在な平行リン
    クを介して支持されたテーブルと、このテーブル上に鋳
    片を移動自在に支持するシフト用コンベヤ装置とを具備
    し、シフト用コンベヤ装置が全ての連続鋳造ラインおよ
    び圧延ラインの延長線上に平行移動可能に構成したこと
    を特徴とする連続鋳造−圧延ライン用シフトテーブル装
    置。
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WO2017143182A2 (en) 2016-02-17 2017-08-24 Becton, Dickinson And Company Automated sample preparation system for diagnostic testing of same

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