JP3067902U - 自動車フロント窓ガラス用台形巻き取り、巻き戻し式遮光カ―テン。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題 】 夏の露天駐車は暑い太陽熱に晒され自動
車のフロント窓からもろに容赦なく差し込む太陽熱は灼
熱地獄である。迂闊にハンドルを握ると火傷する位に熱
く焼けている。最近フロントウィンドウに色つきの断熱
ガラスが使用されているがあまり効果は期待できない。
やはり日陰を作るにはカ−テンやその他の日除けが優
れ、必要である以上、日除けやカ−テンの着脱が簡単に
素早く完了出来る事が重大な課題である。それを解決し
たのが本台形巻き取り巻き戻し式遮光カ−テンであり、
ロ−コストで提供する事が出来る。 【解決手段】 本カ−テンは台形に裁断されたカ−
テンの上端部に懸吊具（９）を設けた緊張桁（１０）を
取りつけ、下端部には巻き取り巻き戻し具を取りつけて
構成したことを特徴とする巻き取り、巻き戻し式遮光カ
−テン。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は自動車が真夏の露天駐車中にフロント窓ガラスから差し込む太陽熱で 、車内がサウナ状態になる事を、防止する事に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のフロント窓ガラス用カ−テンは実在しないが日除けには極厚紙を縦縞折に して左右に伸縮させ、ル−ムミラ−に持たせ掛けたり、フロントガラスに吸盤で 張り付けたり、網やスポンジシ−トを使用しているが台形であるフロント窓ガラ スに楕円形をした日除けや矩形をしたものは角角が突っ張り、隙間を作り太陽熱 熱の透過率が高く密閉度が悪い為に車内が高温とになり易く、吸盤が外れ脱落し 、その他隙間風により、折角取りつけた日除けが脱落したり、傾いてずれたりし て、日陰効果を果たせないものが、かなり見受けられる。以上に記載した日除け は、その都度取りつけたり、収納したりするために、折畳んだり、移動したり、 時間を要し大変に煩わしい。

【０００３】 最近公開公報に次のような情報があり、特開昭６１−１２４４１５号公報の場合 は車両の窓ガラスに接近するル−フ部の内側にガイドレ−ルが装着されて、上記 サンバイザに上記ガイドレ−ルと摺動自在に嵌合部を設けたので、大型のル−ム ミラ−でもサンバイザとは干渉せず、サンバイザが窓ガラスの上部内側に沿う使 用位置え摺動出きる。 特開６２−１５２８１８の場合は電動と手動による操 作にて車体天井外板と車室内天井内張りの間に設けられたサンバイザ２枚が引き 込み格納され、出し入れをコントロ−ルし、サンバイザの濃淡を適切に組み合わ せて使用でき、ガイドレ−ル上を個々にスライドさせる事が出来るので、室内え の入射光量をコントロ−ル出来る。

【０００４】

【考案が解決使用とする課題】

自動車のフロント窓ガラスは曲形で、台形でもあり更に勾配があり、昔からカ −テンは矩形又は四角形であり左右横開きが常識であり、便利であるがこのタイ プは自動車のフロント窓ガラスには死角が増大し危険で採用出来ないが側面やリ ヤ−ウインドウには使用可能であり、便利であり又安価でもある。台形のカ−テ ンは現在においても実在せず、台形のカ−テンの必要性が無かったが自動車の普 及により、必然性に迫られ早々に開発を要する。他方着色ガラスも採用されて来 たが断熱効果はまだまだ不十分であるが、より以上に濃くすると安全運転に支障 を及ぼし危険であり、どうしても日除けやカ−テンが必要である。従来のフロン ト窓ガラス用の日除けは極厚紙や網、スポンジ材で作られルウムミラ−やサンバ イザ等に持たせ掛けたり、吸盤で張り付けたりの手法のものが殆どで、熱や隙間 風により傾いたり下がったり、脱落したり充分な機能を果たしていない自動車を 多く見かける。電動による日除け設備は完璧であると考えられるが高価になると 思われる。実用的には課題があると考えられ、カ−テンの開閉操作は緩慢になら ざるを得ない。本考案は上記ニ件の文献に比べロ−コストで制作出来、操作が簡 単であり、瞬時に終了する事が出来る。その要旨は巻き取り巻き戻し式カ−テン を常時フロントデッキに設置してある為で、従来の日除けとは比較にならない便 利さと早さ、遮光熱、効率は完璧である。フロントデッキに設置した本カ−テン は安全運転の障壁にならない様に配慮済みであり、本カ−テンは台形でありフロ ント窓ガラスに沿った形とサイズによって、太陽熱を効率よく遮蔽し熱や隙間風 等では絶対に脱落しない自動車フロント窓ガラス用台形巻き取り巻き戻し式遮光 カ−テンを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

本カ−テンは台形状に裁断されたカ−テンの上端部に懸吊具（９）を設けた緊張 桁（１０）を取り付け、下端部には巻き取り、巻き戻し、具を取りつけて構成し た事を特徴とする台形巻き取り巻き戻し式遮光カ−テン。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施形態を実施に基ずいて図面を参照しながら詳細に説明する。 図１は本考案の全体を示したものでカ−テンは台形である。カ−テンの上端部に は極力細い硬質緊張桁（１０）を設けカ−テンに使用出来る生地は柔らかく堅い 桁により補強され緊張の為、両側に懸吊具（９）を儲け曲がったり折れたりせず 直線になるように保つ必要がある。下端部には図２に示す起動部パイプ型ロ−ラ −（２）を設け該起動部の直形は極力小さくする事で前方の視界を良くするため であり、下部のパイプ型ロ−ラ−（２）等（起動部）は自動車のフロントデッキ の格子フウドの手前に格子を介して設置固定する事が出来る。図２は起動部の構 造で透視及び断面、斜視図である。パイプ型ロ−ラ−（２）は割り込み溝を保有 し断面はＣ字型でその中えカ−テン下部を固定したカ−テン止め具（桟）（１） と共に貫通しカ−テンが抜けでないように桟（１）が楔の役割を果たす。その他 パイプロ−ラ−（２）の外周にフックを適当に設けカ−テン下部をひっかけて固 定したり、又はフックを設けない場合にはボンドで張り付ける事も出来るがその 場合はロ−ラ−に溝を貫通する必要はなく両端に楔を差し込むだけの長さで良い 。又は固めの樹脂シ−ト等の物では逆Ｔ字型にカ−テン下端部を止めてロ−ラ（ ２）の中に貫通する事も出来る。本カ−テンは無限に巻き取り巻き戻しを繰り返 す事が可能である。カ−テン生地は織り布、不織布、レ−ス、刺繍、絣、網、襖 紙、樹脂シ−ト、等、遮光性の材質であれば可能である。コイルバネ（３）は一 端をバネ保護棒（６）の右先端に固定し他端を固定具（８a)の突起部に被せ固定 する。該固定具はフランジと楔を保有しているが（８b)とは互いに機能が違い（ ８b)はロ−ラ−の回転を保護する為に丸軸であり、固定具(8a)はコイルバネが空 転しないように圧縮させる役割を果たし、バネ保護棒（６）は角軸を保有しパイ プ型ロ−ラ−（２）の両端に溝を介して固定具（８ａ，８ｂ）をそれぞれ結合す る。キャップ（７a)に樋型ケ−ス（４）を結合し、該固定具（８ａ）と（８ｂ） はパイプ型ロ−ラ−（２）の両端にパイプの溝を介して固定し、樋型ケ−ス（４ ）にキャップ（７ａ）を結合し、バネ保護棒軸（６）もキャップ（７ａ）に結合 する。次にロ−ラ−（２）を限度いっぱい回転させカ−テン下端部をロ−ラ−の 溝を介して貫通しキャップ（７ｂ）で固定具（８ｂ）と樋型ケ−ス（４）を同時 に結合するとロ−ラ−は回転を開始するのでカ−テンを巻き取らせる事が出来る 。図３はキャップ（７）、ロ−ラ−（２）、樋型ケ−ス（４）等の結合構造部を 示した結合前の側面図である。図４は樋型ケ−ス（４）の構造で長方半円形をし た物で両端に凹部と角穴を設けキャップ（７）の突起部と結合し固定する事が出 来る。該ケ−ス（４）には固定具（５）を設けフロントデッキの格子フウドを介 して簡単に設置固定する事が出来る。その他ロ−ラ−（２）、固定具（８）の構 造拡大図で結合前の物である。図５は起動部の断面図である。カ−テン下端部を 固定した止具（１）がロ−ラ−（２）の中に納まり、該ロ−ラ−を保護する樋型 ケ−ス（４）に支えられカ−テンは自由な角度で上下巻き取り巻き戻しサンバイ ザア−ムに素早い着脱操作が得られる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効 果を湊する。真夏の露天駐車は出来るだけ避けたいがやむお得ず駐車す際は可能 な限り太陽を背にして窓を透かして止めるように心がけているが、営業で日に何 度も運転、駐車、の繰り返しには日除けの着脱が煩わしい。でも暑さには叶わな い。無駄な時間とエヤコン掛けて燃料費、更に環境汚染と最悪である。この状態 を解決するにはワンタッチで日除けやカ−テンの着脱が出来たら、このような無 駄は随分と改善改善される事に気付き研究を開始した結果、本カ−テンに到達し た。カ−テンは上から下に下ろすのが常識であるが本カ−テンは台形であり一般 常識は通用しない技術である。従って本カ−テンは下から上に懸吊する事で課題 を解決した。近年不況にも係わらず自動車の高級化が促進されそのような自動車 にマッチしたイメイジのカ−テンであり、該カ−テンは常時フロントデッキに設 置されているので瞬時に着脱が出来て、自動巻き取りで収納される。他の日除け のように折り畳み、持ち運んで収納したり、取り付けに時間ヲ要する煩わしさは 一切無し、更に脱落も無し、カ−テンの常時設置は安全運転の障壁には全く支障 がない事を実証済みである。自動車のフロント窓サイズは大型、中、普通、小、 軽自動車の５種類で殆ど網羅する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体を示した全体図である。

【図２】起動部の構造を示した透視斜視図である。

【図３】起動部の結合状態を示した側面図である。

【図４】起動部、部品の形状を示した拡大斜視図であ
る。

【図５】起動部の構造を示した断面図である。

【符号の説明】 １ カ−テン止具 ２ パイプ型ロ−ラ− ３ コイルバネ ４ 樋型ケ−ス ５ 樋型ケ−ス固定具 ６ バネ保護棒 ７ キャップa b ８ 固定具 a b ９ 懸吊具 １０ 緊張桁 １１ 樋型ケ−ス結合部 １２ 保護棒結合部 １３ 補強杭

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本カ−テンは台形に裁断されたカ
   −テンの上端部に懸吊具（９）を設けた緊張桁（１０）
   を取り付け、下端部には巻き取り、巻き戻し具を取りつ
   けて構成したことを特徴とする台形巻き取り、巻き戻し
   式遮光カ−テン。