JP2006103605A - 自動車用日よけ - Google Patents
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Abstract
【課題】 駐車場に容易に常設することができ、また使用や収納が簡便で、効率良く日光を遮る自動車用日よけを提供する。
【解決手段】 先端に取付具4を持つ日よけシート2と、この日よけシート2を収納する筐体3とより成っている自動車用日よけシート1は、地面に独立してまたは既設の車止めに取付ける。日よけシート2は巻き取り装置10により巻き込まれ、使用時に引き出して使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 先端に取付具4を持つ日よけシート2と、この日よけシート2を収納する筐体3とより成っている自動車用日よけシート1は、地面に独立してまたは既設の車止めに取付ける。日よけシート2は巻き取り装置10により巻き込まれ、使用時に引き出して使用する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、自動車に用いられる日よけに関する。
自動車用の日よけ装置は、特許文献1に示すように、布地から成る本体1の一面に、自動車のフロントガラス等のガラス4の内面に吸着させる多数の吸着カップ2を取付けたものがあり、日光を遮断してハンドルや運転席、助手席が暖まるのを防いでいる。また、特許文献2に示すように、アコーディオン式に折り畳み自在になった日よけ本体1と、日よけ本体1の端部に取付られた結束バンド3を巻回させて結束保持できるようなもので、同じく前記と同様な日光を遮断する効果を有すると共に、折り畳んでおけるようにしたものである。
また、特許文献3に示すように、ほぼ自動車の巾に等しい巾をそなえて長手方向の前後端にそれぞれ心棒3を挿通した長方形の可撓性をそなえるシート状のカバー本体1と、上記心棒3に両端と車体の前後端との間を継ぐための懸止片と、該懸止片4と車体の前後端との間に介装される伸縮性中介体とをそなえ、カバー本体1は自動車の屋根の上面に張設された状態で両側に突出した端縁部が自重により垂下しない程度の剛性をそなえ、上記心棒の両端を被覆材6で被覆して成るものである。即ち、自動車のフロント及びリアに懸止片4,4を引っ掛けてカバー本体1を固着して日よけを作っている。
実開平1−172910
実開平1−67120
実開昭63−172722
しかしながら、前記特許文献1及び2にあっては、自動車とともに携帯し、車体内部に設置するものであり、ハンドル等へ日光が当たるのが防がれるが、熱が外部へ逃げるものでなく、内部に滞留して車内気温を上昇させる不都合があった。また、前記特許文献3にあっては、自動車の外部に設けられる点からは、車内気温を上昇させる欠点は排除されるものの、自動車とともに携帯し、しかも、取り回しや日よけシートの収納場所が考えられておらず、トランク室内のスペースを取る不都合があった。
このため、この発明は、自動車に携帯せずとも、駐車場に容易に設置することができ、使用や日よけシートの収納が簡便で、車体の全体を覆う効率の良い自動車用の日よけを提供する。
この発明に係る自動車用日よけは、先端に取付具を持つ日よけシートと、この日よけシートを収納する筐体とより成り、この筐体を固定手段により地面に固定されることにある(請求項1)。これにより、車両が駐車場に停止後に車両の後方(又は前方)の地面に固定した筐体から日よけシートを引き出し、車両の屋根を覆いながら、前方(又は後方)に至って、取付具にて車両に取付ける。これにより、日よけシートで車両の全体を覆うことができる。なお、自動車用日よけは地面に設置するため車止めとしての利用もできる。
前記日よけシートは、その基端側から筐体内へ巻き取られるように巻き取り装置を筐体内に有している(請求項2)。即ち、不使用時には、日よけシートは筐体内に巻き取られていて、収納の問題の解決が図られている。また、日よけシートの巻き取りのための巻き取り装置は、日よけシートの車止め用の筐体内に巻き込むシャフトと、このシャフトを回転させるコイルばねより成っていたり(請求項3)、また日よけシートを巻き込むシャフトと、このシャフトを回転させる手動ハンドルより成っている(請求項4)。これにより、コイルばねの使用時には、引き出し力によって生じる巻込み力によって、日よけシートは自動的に筐体内に巻き込まれ、また、手動にて巻き込むようにしても良い。
前記取付具は、フックであるのが好ましい(請求項5)。これにより、車両のバンパーなどに容易に係止することができる。
前記の筐体に防塵手段を備えたことにある(請求項6)。これにより、日よけシートの収納時にごみにより汚れることが防がれる。
以上のように、この発明によれば駐車場に設置され、筐体から、日よけシートを引き出して、車体に覆えば、この日よけシートにより完全に日光を遮り、車両内の温度上昇を抑えることができる(請求項1)。また、日よけシートは筐体内に巻き取られることから、不使用時の収納の問題の解決が図られる(請求項1)。その筐体内への収納は、コイルばね又は手動の巻き取り装置により行われ、巻き取りも便利である(請求項2,3,4)。この発明は日よけを課題としているが、冬場の霜付防止にも利用できる。
以下、この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
図1において、この発明の実施例が示され、自動車用日よけ1の使用例が示されている。即ち、日よけシート2が筐体3から引き出され、自動車Cの屋根R上を添って通ってフロントバンパ13に又は地面に設置したアンカー(図示せず)に取付具4を介して係止している。これにより、日光がどのような位置にあっても、フロントガラス及びリアガラス面は日よけシート2により覆われ、車室内に日光が入らず、温度上昇を抑えることができる。
この自動車用日よけ1は、先端にフック等の取付具4を持つ日よけシート2と、この日よけシート2を収納する筐体3とから成り、図2には、筐体3の分解図が、図3にはその拡大断面が示され、説明すると、上側の蓋部7と下側の箱部8とよりなり、両者は嵌合している。この筐体3は、車止めに耐える強化プラスチックスか又は金属材にて製造され、図4に示すように、筐体3が既設の車止め24と固定するための固定金具25を備えている。また車止めを有していない場合には、図示しないが地面と固定する接着テープや杭などを筐体3の下面に取付られる。また、この筐体3内に、前記日よけシート2を収納するための巻き取り装置10が収納されている。
この巻き取り装置10は、中心に固定のシャフト11が設けられ、一方端にこのシャフト11の回転を阻止する固定具12が固装されている。この固定金具12は、下側の箱部8に係止している。また、前記シャフト11に援嵌する径の大きな日よけシート2を巻き取るためのシャフト14が設けられ、その一端に回転自在に支持するプーリ15が固装されている。そしてこのシャフト14と前記シャフト11との間にコイルばね16が介在され、それぞれの端がそれぞれのシャフト14,11に固定されている。
この構造により、日よけシートを巻き取るためのシャフト14に日よけシート2は巻き取られていて、この日よけシート2の先端に固装のフックなどの取付具4を持って引き出すことで、日よけシート2は筐体3内から手にて引き出される。その際にコイルばね16は巻き込まれて、反発力が生じることになり、日よけシート2を離すと、コイルばね16の戻し反発力により引き込まれて日よけシート2は筐体3内に収納される。
日よけシート2の先端は、実施例では、押えゴム18が巾方向に取付られ、前記筐体3を構成する蓋部7と箱部8とから日よけシート2の引き出し口1に係止されている。これにより、引き出し口1は押えゴム18にて閉塞され、内部にごみや、雨水が入るのを防止される。前記した押えゴム18には、伸縮紐22を介してフック4が取付られ、車体や図示しない地面のアンカーに係止される。20はガイドローラである。
上述の構成において、自動車用日よけ1を使用するには、車両の駐車場の既設の車止め24に予め固定金具25を介して設置され、または単独で設置されており、車両が停止された後に、フック4を手に持って日よけシート2を筐体3から引き出し、車体Cの上から覆ってフロントまで持ってきて、車体CのフロントバンパーBに係止することで、日よけシート2が自動車に被され、フロント及びリアガラスを日光から遮断することができる。
日よけシート2を取り外すには、フック4の係止を外すことで、該日よけシート2は巻き取り装置10のコイルばね16に引かれてシャフト14に巻き込まれる。最後に押えゴム18が引き出し口19に密着して閉じられて完了する。
なお、前記日よけシート2は、この実施例では自動的にコイルばね16により筐体3内へ引き込まれて収納されるが、コイルばね16を用いずに手動ハンドルを介してシャフト14を回転して日よけシート2を巻き取るようにしても良いことは勿論である。
1 自動車用日よけ
2 日よけシート
3 筐体
4 取付具(フック)
7 蓋部
8 箱部
10 巻き取り装置
11 シャフト
12 固定金具
14 シャフト
15 プーリ
16 コイルばね
18 押えゴム
19 引き出し口
2 日よけシート
3 筐体
4 取付具(フック)
7 蓋部
8 箱部
10 巻き取り装置
11 シャフト
12 固定金具
14 シャフト
15 プーリ
16 コイルばね
18 押えゴム
19 引き出し口
Claims (6)
- 先端に取付具を持つ日よけシートと、この日よけシートを収納する筐体とより成り、この筐体を固定手段により地面に固定されることを特徴とする自動車用日よけ。
- 前記日よけシートは、その基端側から車止め用の筐体内へ巻き取られる巻き取り装置を筐体内に有していることを特徴とする請求項1記載の自動車用日よけ。
- 前記巻き取り装置は、日よけシートを筐体内に巻き込むシャフトと、このシャフトを回転させるコイルばねより成ることを特徴とする請求項2記載の自動車用日よけ。
- 前記巻き取り装置は、日よけシートを巻き込むシャフトと、このシャフトを回転させる手動ハンドルより成ることを特徴とする請求項2記載の自動車用日よけ。
- 前記取付具はフックであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車用日よけ。
- 前記筐体に防塵手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の自動車用日よけ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295601A JP2006103605A (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 自動車用日よけ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295601A JP2006103605A (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 自動車用日よけ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006103605A true JP2006103605A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36373791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004295601A Pending JP2006103605A (ja) | 2004-10-08 | 2004-10-08 | 自動車用日よけ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006103605A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016088238A (ja) * | 2014-11-03 | 2016-05-23 | 堀井 正也 | 自動車用日よけ展開装置 |
CN110901356A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-24 | 潘俊勇 | 一种专用于停车场的汽车遮阳装置 |
-
2004
- 2004-10-08 JP JP2004295601A patent/JP2006103605A/ja active Pending
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