JP3065781U - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JP3065781U
JP3065781U JP1999005261U JP526199U JP3065781U JP 3065781 U JP3065781 U JP 3065781U JP 1999005261 U JP1999005261 U JP 1999005261U JP 526199 U JP526199 U JP 526199U JP 3065781 U JP3065781 U JP 3065781U
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reflecting mirror
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reflecting
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Inventor
泰樹 八重樫
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有限会社日映光学工業所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間において後続車のヘッドライトの眩しさ
を極力抑え、且つ白昼の反射像が明確に見え、更に高級
感溢れる製品を市場に提供する。 【解決手段】 単層乃至複層の板ガラスの大部分を球面
様に湾曲してある反射鏡Aにおいて、前記板ガラス層1
0は可視光線透過率が80乃至88%の着色ガラスとし
てある。前記ガラス層10の凹曲面11にクロ−ムが真
空蒸着して反射膜12が形成してあることを特徴とする
反射鏡Aとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は車両用、主として自動車用の反射鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の反射鏡の一種たる自動車用反射鏡は透明なガラスの内面に、ア ルミニウムを真空蒸着して反射膜が形成して、更にこの層の外に、暗色の剥離防 止の保護膜を施してあるものが殆どである。ところが、アルミニウムを真空蒸着 して反射膜が形成してあるものは、それ自体の反射率は約90%程度と高く、反 射鏡として使用した場合、夜間など後続車のヘッドライトの光線が当たると、そ の反射光が眩しく、運転に支障を来すおそれがある。 そこで、前記ガラス内面に予め透明シリコ−ンと弗化マグネシウムを交互に数 回真空蒸着して、透明着色層を形成し、その背面に黒色ペンキを塗布して反射層 とし、着色した反射率の低下させた反射鏡としている。 また前述の、着色層の成形には何度もの真空蒸着工程を必要とし、製品コスト を著しく高くし、高級車用以外には採用し難い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は市販の自動車用ウインドガラスを用い、しかも自動車用反 射鏡として使用したとき、前述の後続車のヘッドライトの眩しさを極力抑え、且 つ白昼の反射像が明確に見え、更に高級感溢れる製品を市場に提供することを目 的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は前記の課題を達成するために、単層乃至複層の板ガラスの大部分を 球面様に湾曲してある反射鏡において、ガラス層は可視光線透過率が80乃至8 8%の着色ガラスとしてあり、前記ガラス層の凹曲面にクロ−ムが真空蒸着して 反射膜が形成してあることを特徴とする反射鏡とする。
【0005】 また、前記の課題を達成するために、この考案の反射鏡の前記ガラス層が複層 ガラスの場合において、着色ガラスはそのうち、少なくとも一層のガラスで形成 されていることを特徴とする場合いもある。 また、この考案は前記の課題を達成するために、この考案の反射鏡の前記着色 ガラスの色彩は青、緑、褐色、グレ−のうちの一種であり、ガラス層全体の厚み は1.8mm乃至3mmとしてあることを特徴とすることが好ましい。 また、前記の課題を達成するために、この考案の反射鏡の前記反射鏡の反射率 は42乃至49%としてあることを特徴とすることが好ましい。
【0006】 考案の作用 全ての請求項記載の考案に於いては、前述の通りに構成であるから、反射鏡面 は若干暗色となり、眩しさがなく反射像が見易く、前記暗色反射面は一種の高級 感を見るものに与える。また夜間においても、後続車のヘッドライトによる眩し さのために、運転者の運転に支障を与えない作用をなす。 また、反射面のクロム膜よりなる反射膜がガラス内面に直接形成してあり、こ れらの結合は強固であり、またクロム面は固く傷付き難く、耐久性がある。 殊に、請求項3記載のガラスは自動車用、建築用の窓ガラスとして市販されて いるガラスを利用することが可能となり、資材が入手しやすい。 また前記の色彩は前述の透過率と相俟って、多少暗色となるだけで、反射像の 色彩は自然に近い状態となる作用をなす。 更に、褐色又は青色又は緑色の場合は見るものに、高級感を与え、製品の販売 力を高める。
【0007】
【考案の実施の形態】
実施の形態1 図1に示すものであって、全ての請求項記載の考案を含むものであり、ガラス 層10としては、通常自動車用の窓ガラスとして市販されている色付きの板ガラ スの内、厚さ1.8mm乃至3mm好ましくは2.3mmのものを用いる。 その他建築用の窓ガラスの熱線吸収板ガラスを用いる場合もある。 ガラス層10の色としては、青、緑、褐色、グレ−のうちの一種を用いるが、 特にこれら色彩に限定されるわけではない。可視光線透過率は80乃至88%の ものを用いる。前記の可視光線透過率に代え直射日光の透過率で示せば71%乃 至81%となる。 前述の自動車用の窓ガラスはガラス層10が単層の場合もあるが、二層以上の ガラス層のもの、若しくはその境界面、又は表面に紫外線遮断皮膜を被覆したも のもあり、またこれら複層のガラス層10の場合、そのうちの少なくとも単層に 前記着色が施してあるものあるものも、この考案のガラス層10に含まれ、この 場合は請求項2記載の考案の実施の形態となる。
【0008】 先ず前記のガラス板を真空成形により目的の局面に成形する。而して後、前記 凹曲面11側に真空蒸着によりクロム膜乃至層よりなる反射膜12を形成し、鏡 枠13に収め固定する。 この様にして形成されたこの考案の反射鏡Aは全体として、その反射率は42 %乃至49%としてある。
【0009】 実施の形態1の作用 以上のように構成しているこの実施の形態においては、太陽光線下乃至日陰で この反射鏡Aの鏡面を見れば、多少暗色の反射像が見られ、特に青、緑のガラス のものに於いては、多少暗青色乃至暗緑色の落ち着いた色調の反射像がみられる 。 また、この製品を自動車に実装して、夜間走行した場合も、後続車のヘッドラ イトが反射鏡面を照らしても、42%乃至49%の光量に減殺した反射光となり 、運転者は眩しくなく、運転に支障を来さない。 また、ガラスの厚みが1.8mmより薄いときは、強度が不足するし、3mm より厚い場合、熱吸収により割れるおそれもあるが、透過率が前述の範囲であれ ば、前記の3mmを多少越えても、熱歪で割れるおそれはないが、重くなること は否めない。
【0010】 実施の形態2 図2及び図3に示すものであり、実施の形態1に加え、反射鏡A自体の形状が 特定の形状のものであって、反射鏡の大部分は単一曲率半径Cの球面15であっ て、その少なくとも一側縁部16は、横軸方向のみ前記球面の単一曲率半径Cか ら次第に曲率半径が小さくなる曲面としてあり、縦軸方向は球面15の曲率半径 Cと同一の曲率半径としてある。 この実施の形態2において、反射鏡の下縁部17は前記球面15から滑らかに 連なり、縦軸方向の曲率半径が次第に小さく形成したものもこの実施の形態に含 まれる。
【0011】 実施の形態2の作用 実施の形態2においては、実施の形態2の作用に加え、前述の側縁部16が設 けてあるものにおいては、真横に並ぶ車両、バイク、自転車が見え、前記下縁部 17が設けてあるものは、自己の車両の真横に並ぶ背の低いバイク、歩行者等も よく見える作用をなす。 前述の例においては、主として自動車用のドアミラ−、フェンダ−ミラ−、及 びル−ムミラ−に就いて説明したが、交差点や車庫出入口等に使用される反射鏡 であっても各請求項記載の考案の実施の形態である。
【0012】
【考案の効果】
全ての請求項記載の考案においては、反射鏡の反射面は若干暗色となり、眩し さがなく反射像が見易く、前記暗色反射面は一種の高級感を見るものに与える。 また夜間においても、後続車のヘッドライトによる眩しさのために、運転者の運 転に支障を与えない効果を奏する。 また、反射膜のクロム膜がガラス内面に直接形成してあり、これらの結合は強 固であり、またクロム膜は固く傷付き難く、耐久性に富み、特にその外側に保護 膜を形成する必要性がない。 請求項1記載の考案においては、硝子層の透過率は前述の通りであり、クロム の反射率と相俟って、反射率は42乃至49%となり、反射光は眩しくない。
【0013】 請求項2記載の考案においては、前記の少なくとも一層を前記の着色ガラスと し、他は強靱な強化ガラスとすることもでき、高価な強化ガラスに着色する必要 性がない。 請求項3記載の考案においては、前記着色ガラスは一般自動車用の窓ガラスと して、市販されているものでよく、入手し易く、単にこれを必要曲率半径に形成 し、反射膜として、クロムを真空蒸着すればよく、製造しやすく、品質が一定し 、加工方法も簡単であり価格も廉価に製造できる。 殊に反射像が多少青味、又は緑味に見えるものにおいては、高級感を見るもの に与え、購買意欲をあふる効果を奏する。また反射鏡の厚みも薄く、熱吸収によ ってもガラスが割れるおそれがなく、全体としての重量も軽く自動車部品として 優れている。 請求項4記載の考案においては、反射鏡全体として42乃至49%の反射率と したものであるから、反射像は充分に認識でき、且つ後続車のヘッドライトも眩 しくない。 また、各請求項記載の考案において、自動車用以外の狭い路の交差点、カ−ブ 道路の路肩、車庫の出入口等の反射鏡とても活用しても、同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の反射鏡の一部破断斜視図であ
る。
【図2】実施の形態2の反射鏡の斜視図である。
【図3】図2の3−3線縦断側面図である。
【符号の説明】
10 ガラス層 11 凹曲面 12 反射膜 13 鏡枠 15 単一曲率球面 16 側縁部 17 下縁部 A 反射鏡

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】単層乃至複層の板ガラスの大部分を球面様
    に湾曲してある反射鏡において、ガラス層は可視光線透
    過率が80乃至88%の着色ガラスとしてあり、前記ガ
    ラス層の凹曲面にクロ−ムが真空蒸着して反射膜が形成
    してあることを特徴とする反射鏡。
  2. 【請求項2】前記ガラス層が複層ガラスよりなる場合に
    おいて、着色ガラスはそのうち、少なくとも一層のガラ
    スで形成されていることを特徴とする請求項1記載の反
    射鏡。
  3. 【請求項3】前記着色ガラスの色彩は青、緑、褐色、グ
    レ−のうちの一種であり、ガラス層全体の厚みは1.8
    mm乃至3mmとしてあることを特徴とする請求項1又
    は2記載の反射鏡。
  4. 【請求項4】前記反射鏡の反射率は42乃至49%とし
    てあることを特徴とする請求項1、2又は3記載の反射
    鏡。
JP1999005261U 1999-07-14 1999-07-14 反射鏡 Expired - Lifetime JP3065781U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012501904A (ja) * 2008-09-12 2012-01-26 メクラ・ラング・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー ミラー部品

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