JP3065206U - 嵌挿実装式音響用及び直流電源用ジャック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い限られた空間を最大限有効利用し、実装
できるようにする。 【解決手段】 ジャック本体側面に印刷基板の厚みに合
わせて凹型の溝を設け、また、印刷基板には、ジャック
の幅寸法にあわせ、切り込みを入れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、短小軽薄化の要求が著しい電子・通信機械器具などの部品実装に於 て、限定された空間（場所）に実装できる従来品と同等の機能を有する音響用及 び直流電源用ジャックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のジャックは、挿入型と表面実装型がある。挿入型は印刷基板に何ヶ所か 穿設し、そこに端子を挿通し、突出した端子先端を加工・削成後ハンダで固定す る。また、表面実装型はあらかじめ回路印刷された基板表面に端子が線又は面で 着接するようにし、ハンダで固定する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記ジャックでは、いづれのジャックも基板の片側表面に実装するため、高さ の制約がある場合に製品本体のデザイン設計の変更を要する。基板の厚みも考慮 しなくてならない。ハンダ付け作業は技術の熟練を要し、ハンダは有害物質であ る。また、リサイクルについては、取り外しに際し、ハンダを溶解したり、端子 の形状が変形するため、事実上行なわれず廃棄されている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案に係わるジャック（１）は、以上のような課題を解決したもので、次 のようなものである。このジャック（１）は、あらかじめ回路印刷をした基板（ ３）に嵌挿実装後、接触する部分に回路数にあわせた端子を側部凹型溝（２）の 内壁に配する。ジャック（１）は嵌挿するだけで実装を完了するため、ハンダの 必要はなく、また製品本体の内壁をジャックの前面開孔部に合わせることにより プラグ着脱時の負荷にもジャックを固定することができる。また、ジャック（１ ）はハンダ付けを施していないので実装した印刷基板（３）から、引き抜いてと りはずすことができる。 ジャックの取り付け強度を上げる場合は、ジャック側部の溝幅の一部を基板の 厚みと同寸法にする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

ジャック（１）本体側面の凹型溝（２）に配置した端子位置と基板（３）に印 刷した回路端子の位置が一致するよう基板（３）にジャック（１）を嵌挿する。

【０００６】

【実施例】

ジャック（１）側部の凹型溝（２）に印刷基板（３）の切り込みを合わせ嵌挿 する。図１下部の斜視図は、装着時の状態。

【０００７】

【考案の効果】

本案は、限られた空間に於て、基板に切り込みを入れ、嵌挿という方法により 、ジャックの実装を可能にし、ハンダを使用しないため環境にもよく、またリサ イクルできるため、コストの軽減にもつながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例（嵌挿前及び実装後）を示す斜視図であ
る。

【図２】音響用ジャックの斜視図及び平面図である。

【図３】直流電源用ジャックの斜視図及び平面図であ
る。

【符号の説明】

１ ジャック ２ 側部凹型溝 ３ 印刷回路基板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ジャック本体の側面に印刷基板の厚みを
   合わせた凹型溝を設け、ジャックの幅に合わせた切り込
   みをいれた印刷基板に嵌脱自在を特徴とする音響用及び
   直流電源用ジャック。