JP3064774U - プレキャスト低μ路版用異型バサルトタイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能の自動車テストコース用低ミュー路面
用バサルトタイルを提供する。 【解決手段】 縦が２００ｍｍで横が１５０ｍｍ又は２
５０ｍｍの長方形状のプレキャスト低μ路版用異型バサ
ルトタイル。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、プレキャスト低ミュー路版に関し、とくに、その表面に貼付される バサルトタイルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

自動車テストコース用等の低μ路面を構築するのに、バサルトタイルを表面に 貼付したコンクリートプレキャスト版を用いることがある。バサルトタイルは、 通常約２００ｍｍ×約２００ｍｍの形状であり、バサルトタイル列を約５０ｍｍ ずつずらして貼付されるが、列の端部が不揃いとならないように、コンクリート や樹脂モルタルを充填したり、タイルを切断したりして製造している。しかし、 コンクリート等を充填する方法ではプレキャスト版端部のすべり抵抗値が変化し てしまい試験に有効なデータが得られないという問題がある。また、タイルを切 断する場合は、タイヤの破損を防止するため切断面を研磨しなければならず多大 な労力が費やされる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、摩擦抵抗が一様となるとともに、製作が容易であるプレキャスト低 μ路版を得るためのバサルトタイルを提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の第１は、縦が約２００ｍｍで横が約１５０ｍｍ又は約２５０ｍｍの長 方形状であることを特徴とするプレキャスト低ミュー路版用異型バサルトタイル である。 本考案の第２は、縦及び横が共に約２００ｍｍの正方形状のバサルトタイルを 隣接するバサルトタイル列を約５０ｍｍずつずらして表面に貼付したコンクリー トプレキャスト版のバサルトタイル列の隔列端に配して用いられる上記の異型バ サルトタイルである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に図面に基いて本考案を説明する。 図１は従来のバサルトタイルの使用態様を示す平面図である。 図２は本考案の縦が２００ｍｍで横が１５０ｍｍの異型バサルトタイルの使用 態様を示す平面図である。 図３は本考案の縦が２００ｍｍで横が２５０ｍｍの異型バサルトタイルの使用 態様を示す平面図である。 通常用いられるバサルトタイルは、２００ｍｍ×２００ｍｍの形状であり図１ のように列が５０ｍｍずれるように据え付けられて、低μ路面が構築される。プ レキャスト版とした場合も列をずらす必要があり、図１の隔列端部にみられるよ うな半端な部分が生ずる。しかしながら、本考案によれば、図２及び図３のよう に半端な部分は発生しない。なお、本考案によるバサルトタイルは、現場タイル 張りにも適用されるものであるが、その効果はプレキャスト版で著しい。

【０００６】

【考案の効果】

本考案により、均一なすべり抵抗性をもつ、プレキャスト版を用いた低μ路面 が得られ、スプリット試験やスラローム試験等一定路面性状が要求される試験に も対応することが可能となった。 また、バサルトタイルを切断してその切断部分を研磨する必要がないため、路 面構築費用を安価なものとする。 さらに、プレキャスト版製作時もタイルの収まりがよいため、製作工程が短縮 される。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のバサルトタイルの使用態様を示す平面図
である。

【図２】本考案の縦が２００ｍｍで横が１５０ｍｍの異
型バサルトタイルの使用態様を示す平面図である。

【図３】本考案の縦が２００ｍｍで横が２５０ｍｍの異
型バサルトタイルの使用態様を示す平面図である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 縦が約２００ｍｍで横が約１５０ｍｍ又
   は約２５０ｍｍの長方形状であることを特徴とするプレ
   キャスト低ミュー路版用異型バサルトタイル。
2. 【請求項２】 縦及び横が共に約２００ｍｍの正方形状
   のバサルトタイルを隣接するバサルトタイル列を約５０
   ｍｍずつずらして表面に貼付したコンクリートプレキャ
   スト版のバサルトタイル列の隔列端に配して用いられる
   請求項１記載の異型バサルトタイル。