JP3064552B2 - 演算制御シミュレーション方式 - Google Patents
演算制御シミュレーション方式Info
- Publication number
- JP3064552B2 JP3064552B2 JP3237578A JP23757891A JP3064552B2 JP 3064552 B2 JP3064552 B2 JP 3064552B2 JP 3237578 A JP3237578 A JP 3237578A JP 23757891 A JP23757891 A JP 23757891A JP 3064552 B2 JP3064552 B2 JP 3064552B2
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- JP
- Japan
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- control
- unit
- event
- calculation
- signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は演算制御シミュレーショ
ン方式に関するものである。
ン方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来演算制御シミュレーション方式は、
制御信号も通常の信号も区別なく1種類のイベントでシ
ミュレーションしていた。すなわち、以下のようにであ
る。
制御信号も通常の信号も区別なく1種類のイベントでシ
ミュレーションしていた。すなわち、以下のようにであ
る。
【0003】(1) 制御などに注目せずにモデルを作
成する。
成する。
【0004】(2) イベントの立っている1演算単位
を取り出す。
を取り出す。
【0005】(3) 演算単位を演算する。
【0006】(4) 接続先を接続情報格納場所より求
め、出力状態値を伝播させる。
め、出力状態値を伝播させる。
【0007】(5) 演算の必要な演算単位をすべて演
算していない時、次の演算単位を取り出し、(2)へ。
そうでなければ終了する。
算していない時、次の演算単位を取り出し、(2)へ。
そうでなければ終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の演算制
御シミュレーション方式では、多ファンアウトを持つ制
御信号がある際、制御信号が変化すると、条件とは関係
なくファンアウト先の演算単位にイベント伝播されるた
めに、実際に動きのない演算単位についてもシミュレー
ションを行い、実行速度が遅くなるという問題点があっ
た。
御シミュレーション方式では、多ファンアウトを持つ制
御信号がある際、制御信号が変化すると、条件とは関係
なくファンアウト先の演算単位にイベント伝播されるた
めに、実際に動きのない演算単位についてもシミュレー
ションを行い、実行速度が遅くなるという問題点があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の演算制御シミュ
レーション方式は、モデル構造を調べ、演算単位中の制
御信号を抽出する制御信号抽出手段と、制御信号抽出手
段で抽出された制御信号と、その制御に基づき演算が実
行される演算単位の間に、制御用演算単位を発生する制
御ノード発生手段と、生成されたモデルをシミュレーシ
ョンする演算単位のイベントに演算を抑制する制御用イ
ベントがある時には、その演算単位を演算させないよう
に抑制信号を出力する演算抑制通知手段と、演算を行う
単位が制御トード発生手段で発生した制御用演算単位
か、通常の演算単位か判別するノード判別手段と、ノー
ド判別手段から出力される判別信号により、制御用演算
単位を演算する制御演算実行手段と、同判別信号により
通常の演算単位の場合には、演算抑制通知手段から出力
される演算抑制信号が抑制指示していない時、演算実行
する演算実行手段と、制御演算実行手段から出力される
イベント種と実行結果より制御用イベントを発生もしく
は演算実行手段から出力されるイベント種と実行結果よ
りイベントを発生するイベント発生手段とを有する。
レーション方式は、モデル構造を調べ、演算単位中の制
御信号を抽出する制御信号抽出手段と、制御信号抽出手
段で抽出された制御信号と、その制御に基づき演算が実
行される演算単位の間に、制御用演算単位を発生する制
御ノード発生手段と、生成されたモデルをシミュレーシ
ョンする演算単位のイベントに演算を抑制する制御用イ
ベントがある時には、その演算単位を演算させないよう
に抑制信号を出力する演算抑制通知手段と、演算を行う
単位が制御トード発生手段で発生した制御用演算単位
か、通常の演算単位か判別するノード判別手段と、ノー
ド判別手段から出力される判別信号により、制御用演算
単位を演算する制御演算実行手段と、同判別信号により
通常の演算単位の場合には、演算抑制通知手段から出力
される演算抑制信号が抑制指示していない時、演算実行
する演算実行手段と、制御演算実行手段から出力される
イベント種と実行結果より制御用イベントを発生もしく
は演算実行手段から出力されるイベント種と実行結果よ
りイベントを発生するイベント発生手段とを有する。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の一実施例の構成図であり、
制御信号抽出手段1と、制御ノード発生手段2と、演算
抑制通知手段3と、ノード判別手段4と、制御演算実行
手段5と、演算実行手段6と、イベント発生手段7とか
ら構成されている。
制御信号抽出手段1と、制御ノード発生手段2と、演算
抑制通知手段3と、ノード判別手段4と、制御演算実行
手段5と、演算実行手段6と、イベント発生手段7とか
ら構成されている。
【0012】次に、本発明の動作について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0013】図2は本説明で使用するマシンの状態遷移
図であり、状態3で動作する演算単位として、図3に示
す2つの演算器をとりあげる。図3(a),図3(b)
の各機能記述分は以下のようである。
図であり、状態3で動作する演算単位として、図3に示
す2つの演算器をとりあげる。図3(a),図3(b)
の各機能記述分は以下のようである。
【0014】 先ずモデルを生成する。
【0015】(1)図3に示す制御信号抽出手段1によ
り、モデル構造を調べて、演算単位中の制御信号CL
K,AおよびBを抽出する。
り、モデル構造を調べて、演算単位中の制御信号CL
K,AおよびBを抽出する。
【0016】(2)図4に示す制御ノード発生手段2に
より、制御信号抽出手段1で抽出された制御信号CL
K,AおよびBと、制御信号CLK,AおよびBに基づ
き演算が実行される演算単位の間に、制御演算単位10
を出力する。制御演算単位10は、制御信号CLK,A
およびBに変化が起き、制御信号CLK,AおよびBの
演算条件が満たされない時、その制御に基づき演算が実
行される演算単位(この演算単位を、制御演算単位と区
別するために、通常の演算単位と称する)へ、演算を抑
制することを指示する制御用イベントを出力する。以上
の結果により、図4に示すように2つの演算単位20,
30に制御演算単位10が結合される。
より、制御信号抽出手段1で抽出された制御信号CL
K,AおよびBと、制御信号CLK,AおよびBに基づ
き演算が実行される演算単位の間に、制御演算単位10
を出力する。制御演算単位10は、制御信号CLK,A
およびBに変化が起き、制御信号CLK,AおよびBの
演算条件が満たされない時、その制御に基づき演算が実
行される演算単位(この演算単位を、制御演算単位と区
別するために、通常の演算単位と称する)へ、演算を抑
制することを指示する制御用イベントを出力する。以上
の結果により、図4に示すように2つの演算単位20,
30に制御演算単位10が結合される。
【0017】次に、このようにして生成されたモデルの
シミュレーションを実行する。
シミュレーションを実行する。
【0018】(3)演算抑制通知手段3は、シミュレー
ションする制御演算単位10のイベントに演算を抑制す
る制御用イベントがないので、制御演算単位10を演算
させないような抑制信号は出力しない。
ションする制御演算単位10のイベントに演算を抑制す
る制御用イベントがないので、制御演算単位10を演算
させないような抑制信号は出力しない。
【0019】(4)ノード判別手段4は、制御ノード発
生手段2で発生した演算単位が制御演算単位10である
と判別する。
生手段2で発生した演算単位が制御演算単位10である
と判別する。
【0020】(5)制御演算実行手段5は、ノード判別
手段4から出力される判別信号により、制御演算単位1
0を演算し、制御用イベントを発生することを指示す
る。
手段4から出力される判別信号により、制御演算単位1
0を演算し、制御用イベントを発生することを指示す
る。
【0021】(6)イベント発生手段7は、制御演算実
行手段5から出力されるイベント種より制御用イベント
を発生する。イベント種は、回路上の状態値の変化を伝
達するイベントと演算すべきかどうかの(演算抑止指示
を含む)制御を通達するイベント(すなわち制御用イベ
ント)とを含む。
行手段5から出力されるイベント種より制御用イベント
を発生する。イベント種は、回路上の状態値の変化を伝
達するイベントと演算すべきかどうかの(演算抑止指示
を含む)制御を通達するイベント(すなわち制御用イベ
ント)とを含む。
【0022】(7)演算抑制通知手段3は、シミュレー
ションする演算単位20のイベントに演算を抑制する制
御用イベントがあるので、その演算単位20を演算させ
ないように抑制信号を出力する。
ションする演算単位20のイベントに演算を抑制する制
御用イベントがあるので、その演算単位20を演算させ
ないように抑制信号を出力する。
【0023】(8)ノード判別手段4は、制御ノード発
生手段2で発生した演算単位が制御演算単位でない、通
常の演算単位であると判別する。
生手段2で発生した演算単位が制御演算単位でない、通
常の演算単位であると判別する。
【0024】(9)演算実行手段6は、ノード判別手段
4から出力される判別信号により、通常の演算単位の演
算が指示されるが、演算抑制通知手段3から出力される
演算抑制信号が抑制指示しているので、演算実行はしな
い。
4から出力される判別信号により、通常の演算単位の演
算が指示されるが、演算抑制通知手段3から出力される
演算抑制信号が抑制指示しているので、演算実行はしな
い。
【0025】(10)イベント発生手段7は、演算実行
手段6から出力されるイベント種と実行結果より、イベ
ントは発生しない。
手段6から出力されるイベント種と実行結果より、イベ
ントは発生しない。
【0026】(11)演算単位のシミュレーションがす
べて終了してなければ(3)以降の処理を繰り返す。
べて終了してなければ(3)以降の処理を繰り返す。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御用イ
ベントを用いて演算を行うことによい、多ファンアウト
を持つ制御信号がある回路で、制御信号が変化する時に
も、シミュレーションに関与しない演算をしないため、
処理時間を減少させることができる。
ベントを用いて演算を行うことによい、多ファンアウト
を持つ制御信号がある回路で、制御信号が変化する時に
も、シミュレーションに関与しない演算をしないため、
処理時間を減少させることができる。
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の動作説明に用いるマシンの状態遷移図
である。
である。
【図3】本発明の動作説明に用いる演算単位のモデル例
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本発明の動作説明上の図である。
1 制御信号抽出手段 2 制御ノード発生手段 3 演算抑制通知手段 4 ノード判別手段 5 制御演算実行手段 6 演算実行手段 7 イベント発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−142946(JP,A) 特開 平4−149677(JP,A) 特開 平4−98366(JP,A) 特開 平4−18677(JP,A) 特開 平2−252065(JP,A) 特開 昭63−198152(JP,A) 高橋隆一、”ブール式を要求駆動で評 価するRTレベルシミュレーション”、 情報処理学会研究報告(DA−51− 8)、情報処理学会、1990年2月、Vo l.90、No.14 高橋美夫、外2名、”BeSIM:動 作レベル・シミュレータ”、情報処理学 会研究報告(DA−55)、情報処理学 会、1990年12月、Vol.90、No. 100、p.25〜32 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)
Claims (1)
- 【請求項1】 シミュレーションする回路のモデル構造
を調べ、演算単位中の制御信号を抽出する制御信号抽出
手段と、 制御信号抽出手段で抽出された制御信号と、その制御に
基づき演算が実行される演算単位の間に、制御用演算単
位を発生する制御ノード発生手段と、 生成されたモデルをシミュレーションする演算単位のイ
ベントに、演算を抑制する制御用イベントがある時に
は、その演算単位を演算させないように抑制信号を出力
する演算抑制通知手段と、演算を行う単位が 制御ノード発生手段で発生した制御用
演算単位か、通常の演算単位か判別するノード判別手段
と、 ノード判別手段から出力される判別信号により、制御用
演算単位を演算する制御演算実行手段と、 前記判別信号により、通常の演算単位の場合には、演算
抑制通知手段から出力される演算抑制信号が抑制指示し
ていない時、演算実行する演算実行手段と、 制御演算実行手段から出力されるイベント種と実行結果
より制御用イベントを発生もしくは演算実行手段から出
力されるイベント種と実行結果よりイベントを発生する
イベント発生手段とを有する演算制御シミュレーション
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3237578A JP3064552B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 演算制御シミュレーション方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3237578A JP3064552B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 演算制御シミュレーション方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573638A JPH0573638A (ja) | 1993-03-26 |
JP3064552B2 true JP3064552B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17017396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3237578A Expired - Fee Related JP3064552B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 演算制御シミュレーション方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064552B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7925940B2 (en) * | 2007-10-17 | 2011-04-12 | Synopsys, Inc. | Enhancing speed of simulation of an IC design while testing scan circuitry |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3237578A patent/JP3064552B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
高橋美夫、外2名、"BeSIM:動作レベル・シミュレータ"、情報処理学会研究報告(DA−55)、情報処理学会、1990年12月、Vol.90、No.100、p.25〜32 |
高橋隆一、"ブール式を要求駆動で評価するRTレベルシミュレーション"、情報処理学会研究報告(DA−51−8)、情報処理学会、1990年2月、Vol.90、No.14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0573638A (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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