JP2001290855A - 階層化設計の遅延計算方法 - Google Patents

階層化設計の遅延計算方法

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JP2001290855A
JP2001290855A JP2000108604A JP2000108604A JP2001290855A JP 2001290855 A JP2001290855 A JP 2001290855A JP 2000108604 A JP2000108604 A JP 2000108604A JP 2000108604 A JP2000108604 A JP 2000108604A JP 2001290855 A JP2001290855 A JP 2001290855A
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亙 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】階層境界で正しい遅延値を計算する。 【解決手段】全体連鎖T$01〜T$13を分割して第
1部分連鎖T$04〜T$10と第2部分連鎖T$01
〜T$03,T$11〜T$13とを生成し、第1部分
連鎖の第1遅延量TD(4−10)を計算し、第1部分
連鎖の端部領域の複数連鎖要素と第2部分連鎖とからな
る第3部分連鎖T$01〜T$05,T$09〜T$1
3を生成し、第3部分連鎖の第2遅延量TD(1−
5),TD(9−13)を計算し、第3部分連鎖から複
数連鎖要素T$04〜T$05,T$09〜T$10の
端部の連鎖要素T$05,T$09を切り離してそれら
の第3遅延量D5,D9を計算し、第2遅延量から第3
遅延量D5,D9を減算して第4遅延量TD(1−
4),TD(10−13)を計算し、第1遅延量に第4
遅延量を連鎖要素ごとに上書きして全体連鎖の遅延量を
計算する。不正確な値は消去され、全体連鎖と部分連鎖
の正しい遅延関係が成立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階層化設計の遅延
計算方法に関し、特に、部分連鎖の遅延量と全体連鎖の
遅延量の関係を正確に計算により求める階層化設計の遅
延計算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回路設計では、連鎖バッファの部分連鎖
バッファの遅延が計算される。全体の連鎖バッファに対
して回路部分連鎖バッファが下位階層として考えられ、
階層化設計が実行される。階層化設計の遅延計算は、図
5に示されるように知られている。全体である第0階層
は、Top階層又は上位階層と言われる。Top階層か
ら、その一部分の部分連鎖バッファがMacroAとし
て切り出される。MacroAは、下位階層又は第1階
層と言われる。Top階層は、連鎖部分T$01〜T$
03と、他の連鎖部分T$011〜T$13とから構成
されている。MacroAは、更に他の連鎖部分T$0
4〜T$10から構成されている。MacroAT$0
4〜T$10の遅延が計算され、その遅延量の第1アノ
テーションが実行される(ステップS1)。次に、To
p階層T$01〜T$03+T$011〜T$13の遅
延が計算され、その遅延量の第2アノテーションが実行
される(ステップS2)。最後に、第1アノテーション
と第2アノテーションとの和が計算され、全体の遅延量
が計算される。
【0003】このような計算は、図6に示されるClo
adとTrfとの存在を無視している。ここで、Clo
adとTrfは、回路素子に入力し出力する電圧波が、
その回路素子又は前後段の回路素子から影響を受けて遅
延する際に現れる波形なまりのような遅延因子を示して
いる。バッファI$01とバッファI$02との間に
は、バッファI$01とバッファI$02とが相互に動
的に作用しあうことによる遅延影響因子であるTrfが
存在する。バッファI$02とバッファI$03との間
には、バッファI$02とバッファI$03とが相互に
動的に作用しあうことによる遅延影響因子であるClo
adが存在する。MacroAとTopのとの間の境界
のバッファでは、切り出しにより分割された連鎖部分の
境界端部では、このような遅延影響因子が付加されてお
らずそれが次のバッファに伝播しないので、遅延影響に
基づくIOPATH、INTERCONNECTION
(以下、相互連関遅延)が計算されておらず、階層境界
で正しい遅延値が得られていない。
【0004】階層境界で正しい遅延値が計算されること
が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、階層
境界で正しい遅延値を計算することができる階層化設計
の遅延計算方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による階層化設計の遅延計算方法
は、全体連鎖(T$01〜T$13)を分割して第1部
分連鎖(T$04〜T$10)と第2部分連鎖(T$0
1〜T$03,T$11〜T$13)とを生成するこ
と、第1部分連鎖(T$04〜T$10)の第1遅延量
(TD(4−10))を計算すること、第1部分連鎖
(T$04〜T$10)の端部領域の複数連鎖要素(T
$04〜T$05,T$09〜T$10)と第2部分連
鎖(T$01〜T$03,T$11〜T$13)とから
なる第3部分連鎖(T$01〜T$05,T$09〜T
$13)を生成すること、第3部分連鎖(T$01〜T
$05,T$09〜T$13)の第2遅延量(TD(1
−5),TD(9−13))を計算すること、第3部分
連鎖(T$01〜T$05,T$09〜T$13)から
複数連鎖要素(T$04〜T$05,T$09〜T$1
0)の端部の連鎖要素(T$05,T$09)を切り離
して連鎖要素(T$05,T$09)の第3遅延量(D
5,D9)を計算すること、第2遅延量(TD(1−
5),TD(9−13))から第3遅延量(D5,D
9)を減算して第4遅延量(TD(1−4),TD(1
0−13))を計算すること、第1遅延量(TD(4−
10))に第4遅延量(TD(1−4),TD(10−
13))を連鎖要素ごとに上書きして全体連鎖の遅延量
(TD(1−13))を計算することとを含む。
【0008】第2遅延量(TD(1−5),TD(9−
13))の計算は、第3部分連鎖の複数連鎖要素の端部
の連鎖要素の計算の点で不正確であるが、この不正確さ
は、第3部分連鎖(T$01〜T$05,T$09〜T
$13)の複数連鎖要素の端部の連鎖要素(T$05,
T$09)の遅延量である第3遅延量(D5,D9)の
減算により、第4遅延量は正確になっている。第1部分
連鎖の端部領域(T$04,T$10)の遅延量は不正
確であるが、その不正確さは第1遅延量(TD(4−1
0))に第4遅延量(TD(1−4),TD(10−1
3))を上書きすることにより除去されている。このよ
うに、全体連鎖の中で部分連鎖の遅延量が正確に求めら
れ得る。その部分連鎖の遅延量は、シミュレーション過
程で何度も用いられ得る。特に、第4遅延量である部分
連鎖は何度も上書き使用のために利用され得る。
【0009】複数連鎖要素(T$04〜T$06,T$
08〜T$10)の端部の連鎖要素(T$05〜T$0
6,T$08〜T$09)は、複数でありうる。このよ
うな複数化は、遅延量の計算をより高精度化することが
できる。第1部分連鎖と第2部分連鎖とは、ともに全体
連鎖の部分であり、その上位階層と下位階層の定義によ
らず、全体連鎖は第1部分連鎖と第2部分連鎖の連鎖で
ある。第1部分連鎖は、切り出さた部分であり、又は、
切り出しにより残された部分である。
【0010】本発明による階層化設計の遅延計算方法
は、その表現が変更されて、全体連鎖(t$01〜t$
13)から第1部分連鎖(T$04〜T$10、又は、
T$01〜T$05)と第2部分連鎖(T$01〜T$
05、又は、T$04〜T$10)とを生成すること
と、ここで、第1部分連鎖と第2部分連鎖とは第1部分
連鎖と第2部分連鎖のそれぞれの端部領域の複数連鎖要
素が重複する重複部分(T$04〜T$05)を備えて
おり、第1部分連鎖の第1遅延量(TD(4−10)、
又は、TD(1−5))と第2部分連鎖の第2遅延量
(TD(1−5)、又は、TD(4−10))をそれぞ
れに計算することと、第1部分連鎖から重複部分の端部
の連鎖要素(T$05、又は、T$04)を切り離すこ
とと、連鎖要素(T$05、又は、T$04)の第3遅
延量(D5、又は、D4)を計算することと、第2遅延
量(TD(1−5)、又は、TD(4−10))から第
3遅延量(D5、又は、D4)を減算して第4遅延量
(TD(1−4)、又は、TD(5−9))を計算する
ことと、第1遅延量(TD(4−10)、又は、TD
(1−5))に第4遅延量(TD(1−4)、又は、T
D(5−9))を要素ごとに上書きすることとを含む。
ここで、上書きは、切り離された連鎖要素を除く重複部
分の連鎖要素について実行されている。
【0011】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
階層化設計の遅延計算方法の実施の形態は、連鎖バッフ
ァ群に関してその全体連鎖の遅延の計算が部分連鎖の切
り出しにより分割されてに実行される。その全体連鎖T
$01〜T$13は、図1に示されるように、順次に直
列に連鎖する13個のバッファから形成されている。全
体連鎖T$01〜T$13は、部分連鎖であるMacr
oAT$04〜T$10を含む。MacroAT$04
〜T$10は、順次に連鎖する7個のバッファから形成
されている。全体連鎖T$01〜T$13からMacr
oAT$04〜T$10が仮想的に抜き取られた残りの
部分は、Topと言われる。Topが上位階層といわ
れ、MacroAが下位階層と言われる。
【0012】電圧の伝播方向は、連鎖線上でT$01か
らT$13に向かう方向である。その方向の向きを前方
という。T$01の入力端に入ったパルス信号がT$0
1の出力端まで伝播する時間が、バッファT$01の遅
延時間として定義され、その定義による遅延量はD1で
表される。バッファT$12の出力端に出力されたパル
ス信号がバッファT$13の入力端からバッファT$1
3に入力しバッファT$13の出力端に出力するまでの
時間が、バッファT$13の遅延時間として定義され、
その定義による遅延量はD13で表される。バッファT
$sの出力端に出力されたパルス信号がバッファT$s
+1の入力端に入力しバッファT$s+1の出力端に出
力するまでの時間が、バッファT$13の遅延時間とし
て定義され、その定義による遅延量はDsで表される。
バッファT$jの出力端に出力されたパルス信号がバッ
ファT$k(k>j)の出力端に出力するまでの時間
が、プリミティブT$j〜T$kの合計遅延時間として
定義され、その定義による遅延量はTD(j−k)で表
される。
【0013】ステップS1:コンピュータの中に構築さ
れているシミュレータに全体連鎖T$01〜T$13の
物理情報が入力される。その物理情報は、任意の1個の
バッファT$sとそれに隣り合って連鎖するバッファT
$s+1の間の遅延量を計算するために十分である各回
路構成素子の物理パラメータ(例示:トランジスタの抵
抗R、その容量C、配線の抵抗、その容量)を含む。全
体連鎖T$01〜T$13から部分連鎖T$04〜T$
010が切り出される。Top階層は、第1プリミティ
ブT$01〜T$03と、第2プリミティブT$11〜
T$13とである。MacroAは、プリミティブT$
04〜T$10に一致している。
【0014】ステップS2:Top階層の第1プリミテ
ィブT$01〜T$03と第2プリミティブT$11〜
T$13とが、プリミティブT$04〜T$10の切り
出しにより分割される。全体から見て部分連鎖であるプ
リミティブT$04〜T$10の遅延量TD(4−1
0)が部分的に計算される: TD(4-10) = D'(4)+D(5)+D(6)+D(7)+D(8)+D(9)+
D'(10) ここで、’が付いたD’(4)とD’(9)とは、T$
04とT$05との間のTrfとT$09とT$10と
の間のCloadとが無視されそれらが考慮されずに計
算されているので、切り出されずに連鎖している場合の
現実の遅延量に比べてそれらの値が不正確であることを
示す。このように、バッファT$04からバッファT$
10までの部分連鎖の合計遅延量TD(4−10)のア
ノテーションが実行される。この遅延量TD(4−1
0)の計算では、T$04によってT$05にTrfが
与えられ、T$10によってT$09にCloadが与
えられて厳密に計算されているので、TD(5−9)は
正確な値である。D’(4)とD’(9)は不正確であ
るので、TD(4−10)はその分不正確である。
【0015】ステップ3:MacroAT$04〜T$
10の後方2段のバッファT&04,T$05と、Ma
croAT$04〜T$10の前方2段のバッファT&
09,T$10とが全体連鎖から切り出される。このよ
うに切り出された2つのバッファT&04,T$05
は、Top階層の第1プリミティブT$01〜T$03
に連鎖的に結合される。更に、このように切り出された
2つのバッファT&09,T$10は、Top階層の第
2プリミティブT$011〜T$13に連鎖的に結合さ
れる。このように2つの分割連鎖が形成され、その2つ
の分割連鎖は第3プリミティブT$01〜T$05と、
第4プリミティブT$09〜T$13とである。これら
のプリミティブの遅延量が、全体から見て部分的に計算
された場合、次の計算結果がネットリストとして得られ
る。 TD(1-5) = D(1)+D(2)+D(3)+D(4)+D'(5) TD(9-13) = D'(9)+D(10)+D(11)+D(12)+D(13) この計算結果のD’(5)、D’(9)は、切り離し前
の連鎖時のD(5)、D(9)とそれぞれに異なってい
て、不正確である。
【0016】ステップS4:第3プリミティブT$01
〜T$05の最後段T$05と、第4プリミティブT$
09〜T$13の最前段T$09が切り出される。この
切り出しによって、T$04とT$05の間、T$05
と端点cの間、端点dとT$09の間、T$09とT$
10の間の各間の相互連関遅延が削除され、且つ、T$
05とT$09のそれぞれのIOPATHが削除され
る。この切り出しが実行された後の計算結果は、次のよ
うになる: TD(1-4) = D(1)+D(2)+D(3)+D(4) TD(10-13) = D(10)+D(11)+D(12)+D(13)
【0017】T$04のCloadを求めるためにT$
05が切り出され、T$10のTrfを求めるためにT
$09が切り出されているので、TD(1−4)とTD
(10−13)は、正確な値である。このような計算に
より得られる遅延量のうちの{D(1)+D(2)+D(3)}は
もともとTrfとCloadの影響が考慮されて計算さ
れた正確な値であり、D(4)はそれ自体の遅延量が計
算されていて正確な値である。{D(10)+D(11)+D(12)
+D(13)}のうちの{D(11)+D(12)+D(13)}とD(1
0)も、それぞれに正確な値である。このように、TD
(1−4)とTD(10−13)のアノテーションが実
行される。
【0018】ステップS5:次に、アノテーションが実
行されたTD(4−10)に、アノテーションがそれぞ
れに実行されたTD(1−4)とTD(10−13)が
加算される。但し、次のような加算が実行される。
【数1】
【0019】この計算で、D’(4)にD(4)を足し
加える際、((D’(4)+D(4))が数学的に計算
されるのではなく、D(n)に対応してレジスタを構成
する各セル又はそのセルに対応するテーブルの位置で、
D’(4)がD(4)により上書きされ、D’(4)は
消去されるので、結果として正しいアノテーションが実
行される:D’(4)+D(4)=D(4)。
【0020】このような計算方法によれば、大規模な回
路の遅延計算を行う場合、過去の遅延計算の結果を簡単
に活用することができ、それぞれの階層ごとに異なる計
算機上で同時併行的にプリミティブごとの遅延量を計算
することができて、短TAT化が可能である。
【0021】図2は、本発明による階層化設計の遅延計
算方法の実施の他の形態を示している。 ステップS1:部分連鎖T$01〜T$05と部分連鎖
T$09〜T$13とから形成されるTop(上位)階
層と、部分連鎖T$06〜T$08であるMacroA
(下位)階層とに分離される。
【0022】ステップS2:部分連鎖T$01〜T$0
5と部分連鎖T$09〜T$13とから形成されるTo
p階層が、切り出される。本実施の形態は、Top階層
が切り出されている点で、既述の実施の形態と異なって
いる。DT(1−5)とDT(9−13)の遅延量が計
算される。
【0023】ステップS3:MacroAT$06〜T
$08と、Top階層T$01〜T$05の前段2段T
$04〜T$05と、Top階層T$09〜T$13の
後段2段T$09〜T$10とから形成される部分連鎖
であるプリミティブT$04〜T$10が切り出され
る。DT(4−10)が計算される。
【0024】プリミティブT$04〜T$10の両末端
のバッファT$04,T$10が削除され、バッファT
$04とバッファT$10とのそれぞれの遅延量が計算
され、DT(4−10)からD(4)とD(10)が減
算される。このように、プリミティブT$05〜T$0
9のアノテーションが行われる。
【0025】プリミティブT$05〜T$09と、To
p階層であるプリミティブT$01〜T$05と、To
p階層であるプリミティブT$09〜T$13とが合成
される。次の計算が実行される。 TD(1-13) = TD(1-5)+TD(5-10)+TD(9-13) この計算では、TD(5−10)のD(5)とD(9)
とがTD(1−5)とTD(9−13)のD(5)とD
(9)により上書きされている。TD(1−13)は正
確な値であり、その部分TD(4−10)も正確に計算
されている。
【0026】本実施の形態では、既述の実施の形態の効
果があり、更に、設計が多様化され、特に、トップダウ
ン設計が容易に可能である。
【0027】図3は、本発明による階層化設計の遅延計
算方法の実施の更に他の形態を示している。 ステップS1:Top階層として、プリミティブT$0
1〜T$03とプリミティブT$11〜T$13とが選
択される。部分連鎖T$04〜T$10が、下位階層と
して切り出される。部分連鎖T$01〜T$03と部分
連鎖T$11〜T$13とから形成されるTop(上
位)階層と、部分連鎖T$04〜T$10であるMac
roA(下位)階層とに分離される。
【0028】ステップS2:部分連鎖T$04〜T$1
0が、下位階層として切り出される。TD(4−10)
が計算され、全体の回路から見て部分的なアノテーショ
ンがMacroAについて実行される。
【0029】ステップS3:Top階層と、Macro
AT$04〜T$10のうち、前段側の3段分と後段側
の3段分とが切り出され、プリミティブT$01〜T$
06とプリミティブT$08〜T$13とが切り出され
ている。TD(1−6)とTD(8−13)とが計算さ
れる。
【0030】ステップS4:MacroAの前1段T$
05と後2段T$08,T$09とが切り出される。T
${TD(1−6)+TD(8−13)}から、{D
(6)+D(8)+D(9)}が既述の通りに減算され
る。アノテーションは、プリミティブT$01〜T$0
5とプリミティブT$10〜T$13とに関して実行さ
れる。
【0031】ステップS5:ステップS2のプリミティ
ブT$04〜T$10と、ステップS4のプリミティブ
T$04〜T$05と、ステップS4のプリミティブT
$10とが合成される。次の計算が、実行される。 TD(1-13) = TD(1-5)+TD(4-10)+TD(10-13) この計算では、TD(4−10)のD(4)とD(5)
と、TD(4−10)のD(10とが、TD(1−5)
のD(4)とD(5)と、TD(10−13)のD(1
0)とにより上書きされている。この計算では、図4に
示されるCloadとTrfとが考慮されている。図4
に示されるように、I$02の遅延値は、I$01のT
rfと、I$01のCloadと、I$03のCloa
dにのみ依存していて、前段側の正しいTrfとClo
adと、後段側のCloadが与えられているので、I
$02はその遅延値がより正しく計算されている。T$
04によってT$05にTrfが与えられ、T$05に
よってT$06にTrfとCloadとが与えられ、T
$10によってT$09にCloadがそれぞれに与え
られているので、TD(6−9)の計算は正確に行われ
ている。ステップS3で、T$04のCloadを求め
るためにT$05が切り出され、T$10のTrfを求
めるためにT&09が切り出されているので、TD(1
−4)とTD(10−13)は、それらの遅延値が正確
に計算されている。このように、TD(1−13)は正
確な値であり、その部分TD(4−10)もより正確に
計算されている。T$04とT$05とT$10の重複
は、既述の通りの上書きによって精算されている。
【0032】本実施の形態では、既述の実施の形態の効
果があり、更に、出力テーブルの関数の2次元化にも対
応しているので、階層遅延計算がより正確になる。
【0033】
【発明の効果】本発明による階層化設計の遅延計算方法
は、階層境界の遅延値を正確に求めることにより、多様
な階層の部分連鎖と全体連鎖の遅延関係をより正確にす
ることができ、既存計算値を設計過程で活用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による階層化設計の遅延計算方
法の実施の形態を示す回路図である。
【図2】図2は、本発明による階層化設計の遅延計算方
法の実施の多の形態を示す回路図である。
【図3】図3は、本発明による階層化設計の遅延計算方
法の実施の更に他の形態を示す回路図である。
【図4】図4は、遅延を解析する回路図である。
【図5】図5は、公知の階層化設計の遅延計算方法を示
す回路図である。
【符号の説明】
T$01〜T$13…全体連鎖 T$04〜T$10…第1部分連鎖 T$01〜T$03,T$11〜T$13…第2部分連
鎖 T$01〜T$05,T$09〜T$13…第3部分連
鎖 T$04〜T$05,T$09〜T$10…複数連鎖要
素 T$05,T$09…端部の連鎖要素 TD(4−10)…第1遅延量 TD(1−5),TD(9−13)…第2遅延量 D5,D9…第3遅延量 TD(1−4),TD(10−13)…第4遅延量 T$04,T$10…第1部分連鎖の端部領域 T$04〜T$05…重複部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体連鎖を分割して第1部分連鎖と第2部
    分連鎖とを生成することと、 前記第1部分連鎖の第1遅延量を計算することと、 前記第1部分連鎖の端部領域の複数連鎖要素と前記第2
    部分連鎖とからなる第3部分連鎖を生成することと、 前記第3部分連鎖の第2遅延量を計算することと、 前記第3部分連鎖から前記複数連鎖要素の端部の連鎖要
    素を切り離して前記連鎖要素の第3遅延量を計算するこ
    とと、 前記第2遅延量から前記第3遅延量を減算して第4遅延
    量を計算することと、 前記第1遅延量に前記第4遅延量を連鎖要素ごとに上書
    きして全体連鎖の遅延量を計算することとを含む階層化
    設計の遅延計算方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記複数連鎖要素の端部の前記連鎖要素は、複数である
    階層化設計の遅延計算方法。
  3. 【請求項3】全体連鎖から第1部分連鎖と第2部分連鎖
    とを生成することと、ここで、前記第1部分連鎖と前記
    第2部分連鎖とは前記第1部分連鎖と前記第2部分連鎖
    のそれぞれの端部領域の複数連鎖要素が重複する重複部
    分を備えており、 前記第1部分連鎖の第1遅延量と前記第2部分連鎖の第
    2遅延量をそれぞれに計算することと、 前記第1部分連鎖から前記重複部分の端部の連鎖要素を
    切り離すことと、 前記連鎖要素の第3遅延量を計算することと、 前記第2遅延量から前記第3遅延量を減算して第4遅延
    量を計算することと、 前記第1遅延量に前記第4遅延量を要素ごとに上書きす
    ることとを含む階層化設計の遅延計算方法。
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