JP3064317B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP3064317B2 JP2029360A JP2936090A JP3064317B2 JP 3064317 B2 JP3064317 B2 JP 3064317B2 JP 2029360 A JP2029360 A JP 2029360A JP 2936090 A JP2936090 A JP 2936090A JP 3064317 B2 JP3064317 B2 JP 3064317B2
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    • H01J29/563Arrangements for controlling cross-section of ray or beam; Arrangements for correcting aberration of beam, e.g. due to lenses for controlling cross-section

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、(a) ネック、コーン及び表示窓を有す
る真空容器と、 (b) ネック部に位置し、軸線が共通面内にある中心
電子ビーム及び2本の外側電子ビームを発生させるビー
ム形成部と、動作中共働して主レンズを構成すると共に
附勢電圧を印加する手段に接続可能な第1及び第2の電
極系とを有する電子銃と、 (c) 電子銃内に位置し、電子ビームに非点収差の作
用を及ぼす非点収差素子と、 (d) 電子ビームを偏向するライン偏向磁界及びフィ
ールド偏向磁界を発生させる偏向ユニットとを具えるカ
ラー陰極線管に関するものである。
(従来の技術) 通常のカラー陰極線管は動作中に水平及び垂直偏向磁
場を発生させる自己集束型偏向ユニットを具え、電子銃
から発生し主レンズ系によって表示スクリーン上に集束
した3本の電子ビームを表示窓全体に亘って集束させて
いる。しかしながら、電子ビームは表示窓上において垂
直方向で過度に集束してしまう。この過集束性は、電子
銃内の静的な非点収差素子によって部分的に補償するこ
とができる。しかしながら、精細度に極めて厳格な要件
が課せられる用途、例えば高品位カラー画像表示管にお
いては十分でなくなる場合がある。欧州特許出願第231,
964号には、非点収差素子の強度を偏向磁界の強度とダ
イナミックに結合することにより垂直方向の過度な集束
性をほぼ完全に補正し得る電子銃の構造(いわゆるDAF
型電子銃)が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した構成では、偏向の際に生ずる
スポット拡大因子により水平方向のスポット拡大が一層
大きくなり、この拡大率は110゜のカラー陰極線管装置
の場合2倍以上になるおそれがある。スポットは、表示
スクリーン全体に亘って水平方向に合焦し又はほぼ合焦
している。既知の装置においては、この水平方向のスポ
ット拡大率が減少せず或いは微小量だけ減少するにすぎ
ない。特に高品位カラー陰極線管の場合や高品位テレビ
ジョン用のカラー陰極線管を用いる場合、画像の精細度
に極めて厳格な要件が課せられるため、水平方向のスポ
ット拡大率を減少させることが極めて重要である。従っ
て、本発明の目的は、冒頭部で述べたカラー陰極線管に
おいて偏向の際に生ずる水平方向のスポット拡大率を低
減させることにある。
(発明の概要) 上記目的を達成するため、本発明によるカラー陰極線
管は、前記電子銃のビーム形成部分と偏向ユニットとの
間にアンダコンバージェンスを発生させる素子を配置
し、この素子が各外側の電子ビームに対して、電子ビー
ムの軸と直交する面内で中心の電子ビームから離れるよ
うに作用する力を及ぼし、前記偏向ユニットを、前記ア
ンダコンバージェンスを補償するオーバコンバージェン
スを生じさせる偏向磁界を発生するように構成したこと
を特徴とする。
本発明は以下の認識に基づくものである。すなわち、
アンダコンバージェンス(underconvergence)を発生さ
せる素子により、中心の電子ビームから離れるように偏
向する力を受ける。通常の自己集束型の偏向装置と比較
して、本発明による偏向装置は、陰極線管が全体として
自己集束性をとるように構成されている。すなわち、偏
向装置は自己集束性となる要件を喪失し、実際には表示
窓上で電子ビームをオーバコンバージェンス(overconv
ergence)となるように作用する。本発明による偏向ユ
ニットの特徴は、少なくともライン偏向磁界がほとんど
非点収差特性を有しないことを意味する。すなわち、ラ
イン偏向磁界は弱い6極磁界成分を有し、或いは全く有
していない。偏向磁界の非点収差特性を減少させると、
外側の電子ビームは偏向磁界により一層中心の電子ビー
ムに向けて偏向される。本発明による電子ビームの集束
性に作用する2個の効果は互いに補償し合う。本発明の
目的は、少なくともライン偏向磁界の非点収差特性を低
減することにより水平方向のスポット拡大率を減少させ
ることにより達成される。
本発明は2個の認識に基づいている。
第1に、電子ビームが相互に離れるような力を受ける
区域がスクリーンから遠ざかるに従ってスポット拡大が
減少する。このため、少なくとも自己集束型ライン偏向
コイルを外側ビームにある程度のオーバコンバージェン
スを与えるライン偏向コイルによって置換すると共に、
偏向コイルと電子銃との間に配置したアンダコンバージ
ェンス発生素子を、外側の電子ビームが中心の電子ビー
ムから離れるように駆動する。実際には、この目的のた
め45゜4極磁界が極めて好適である。この4極磁界を駆
動する電流は、ライン偏向コイルの周波数で放物関数を
有するので有益である。
第2に、現在用いられている自己集束型の磁界の代わ
りに2極磁界を含む偏向磁界を用いても、OAFを電子銃
を用いる場合よりも良好に合焦したスポットを形成する
ことは不可能である。本発明による解決方法は、満足し
得る集束性を低減する欠点を生ずることなく、水平方向
のスポット拡大率を低減させることに関して2極偏向磁
界の利点をそのまま有している。この目的は、アンダコ
ンバージェンスを発生させる素子により、電子ビームと
直交する面内のパワーが自己集束型の偏向ユニットによ
って形成される磁界と同様に漸次変化する磁界を外側電
子ビームの位置に形成することにより達成される。集束
性は、漸次変化する磁界(この磁界は4極磁界により特
に形成される)により十分満足される。一方、磁界がビ
ーム間で階段状に変化する場合集束性は一層悪くなる。
前述したように、ライン偏向コイルを適切に構成し、
附勢したとき、ライン偏向コイルが自己集束するには弱
すぎる6極磁界成分を有し又は6極磁界成分を有しない
2極磁界を発生する。発生した2極磁界は、y方向のコ
ンバージェンス誤差を減少させる高次高調波磁界成分
(例えば10極成分、14極成分)を含むことができる。こ
れらのコンバージェンス誤差として、例えばyx3又はyx
形の誤差がある。しかしながら、このような偏向磁界を
発生するように適合した偏向コイルは、北極−南極ラス
タ誤差を補正するための電子回路を一般的に必要とす
る。
y方向のコンバージェンス誤差を減少させるため、本
発明による陰極線管装置においては、陰極線管の軸線に
同軸状にあり90゜4極磁界を発生するように適合する手
段を設ける。従って、本発明による偏向コイルは、北極
−南極ラスタ誤差を補正する電気回路が不要となるよう
に設計することができる。この設計の利点は、90゜4極
磁界を発生する手段を制御するために微小な電気信号で
十分となることであり、この電気信号は例えばフィール
ド偏向電流から取り出すことができる。この構成は、45
゜4極磁界を発生させる手段と同様であり、この手段は
例えばライン偏向電流から取り出すことができる微小な
電気信号により制御することができる。これとは対照的
に、北極−南極ラスタ補正回路を制御するためには強い
ダイナミックな信号が必要であり、この場合補正するた
めの構造が複雑化してしまう。
90゜4極磁界を発生する手段を、電子銃のビーム形成
部分と偏向ユニットとの間に配置する。
本発明の好適実施例は、上述した手段をアンダコンバ
ージェンスを発生させる素子例えば45゜4極磁界と軸線
方向の同一の位置に配置したことを特徴とする。このよ
うな構成は、例えば上記手段を同一の環状コア上に配置
したコイル(それぞれ4個)により構成することにより
達成される。この環状コアは電子銃の集束レンズに接近
して適切に位置決めすることができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明によるカラー陰極線管の一例の構成を
示す断面図である。ガラス容器1は表示窓2、コーン3
及びネック4を構成し、そのネック部4に電子銃5を収
納する。この電子銃から3本の電子ビーム6、7及び8
を発生し、これら電子ビームの軸は紙面内に位置する。
非偏向状態において、中央の電子ビーム7の軸は陰極線
管の軸9と一致する。表示窓2はその内側に設けた蛍光
素子から成る多数のトリプレットを有している。蛍光素
子は、例えば細条状又はドット状のもので構成する。本
例では細条状の蛍光素子を用いる。各トリプレットは緑
色発光体細条、赤色発光体細条及び青色発生細条を具え
る。これら発光体細条は紙面と直交する。シャドウマス
ク11を表示スクリーンの前面に配置する。このシャドウ
マスクは多数の伸長状の開口12を有し、電子ビーム6,7
及び8はこれら開口を通過しそれぞれ対応するカラー発
光体細条だけに入射する。共通の面内にある3本の電子
ビームは、偏向コイル装置13(ライン偏向用)及び13′
(フィールド偏向用)により偏向する。
本発明の重要な概念は、4極磁界を用いて自己集束性
(self−convgent)でないコイルの集束度補正を適正に
行ない、自己集束型コイルの場合よりスポット拡大を一
層小さくなるように構成することである。この4極磁界
は素子14により発生する(第2図も参照)。
図示の実施例において、素子14は磁化可能な材料から
成る環状コア15を具え、このコア上に4個のコイル16,1
7,18及び19を適切に巻回し、3本のビーム20,21及び22
に対して図示の向きの4極磁界を発生させる。4極磁界
は、第2B図に示すように、2個のコアを用いて発生させ
ることもできる。
4極の巻回部がヨークリング上に巻回されている以前
より用いられていた自己集束型偏向ユニットを具えるイ
ンライン型陰極線管と比較して、また本発明が自己集束
型でない偏向ユニットを用いることを考慮すると、本発
明による4極磁界は偏向ユニットの前側に位置し偏向ユ
ニットの偏向中心と一致していない点に差異がある。
コンバージェンス補正を行なうため2本の外側電子ビ
ームの各々に局部的な2極磁界が用いられている自己集
束型でない偏向ユニットを有する陰極線と比較して、こ
の陰極線管では、2個の磁界によりビーム間に段階状に
変化する磁界が形成され、前述した集束性が劣化する欠
点がある点において本発明は相違する。
第1図及び第2図に示す実施例は、偏向ユニットの前
側に位置し陰極線管内の“DAF"電子銃と共働する4極の
偏向ユニットを具える。
この4極の偏向ユニットを駆動する回路はコイル上に
配置することができる。別の特性は、局部的な2極磁界
により外側ビームを補正するための磁極片を用いないこ
とである。磁極片を用いれば、高いライン周波数を用い
る場合渦電流が発生する欠点がある。
本発明によるカラー陰極線管は、特に高解像力モニタ
装置や将来的なHDTV装置に用いるのが好適である。本発
明は、4:3以上のアスペクト比、例えば16:9のアスペク
ト比を有する表示窓を有する陰極線において特に有益で
ある。
本発明の概念を第3図〜第5図に基いてさらに説明す
る。第3図〜第5図はカラー陰極線管の線図的断面図で
ある。第3図は電子銃55及び偏向装置納53を示す。電子
ビームは表示窓の全域に亘って集束している。
第3図と比較して、第4図において偏向装置は、非点
収差補正特性をほとんど有しない磁界を発生させる偏向
装置54に変更した。電子ビームを偏向する際オーバコン
バージェンスが生じ電子ビームは表示窓の前方のD面で
互いに交差する。アンダコンバージェンス及びオーバコ
ンバージェンスを生じさせる作用は、画像に対して好ま
しくない作用であり、従って通常は回避され及び/又は
できるだけ最小になるように設定されている。
第5図は本発明によるカラー陰極線管の原理を示し、
電子銃55及び偏向装置54を具えている。偏向ユニット54
の前側に配置され外側ビームを互いに離れるように変位
させる素子14によってアンダコンバージェンスを発生さ
せ、偏向装置54によってオーバコンバージェンスを発生
させる。これらアンダコンバージェンスとオーバコンバ
ージェンスとが互いに適切に補償し合い、このカラー陰
極線管を自己集束形とする。これら素子及び偏向素子を
組み合わせて用いれば、これらの素子および偏向装置は
電子ビームの集束性に悪影響を及ぼさない。本発明の利
点は、偏向の際に生ずる水平方向のスポット拡大率が減
少されることである。けだし、ライン偏向磁界が非点収
差特性をほとんど有しないからである。
集束度に影響を与える素子によって生ずるアンダコン
バージェンスがより大きいため、本発明の効果を一層大
きくなる。最大のスポット拡大率すなわち表示窓の端部
におけるスポット径と表示窓の中央部におけるスポット
径との比は、既知の110゜カラー陰極線管において約2.2
である。本発明のカラー陰極線管の場合、この比率は少
なくとも2.0まで減少する。
少なくともライン偏向磁界が非点収差特性をほとんど
有しないことによる別の利点は、スポット形状が一層円
形になることである。既知の装置において、表示スクリ
ーンの端部におけるスポットの水平方向の寸法は、垂直
方向の寸法よりも相当大きい。しかしながら、より均一
なスポット形状が望ましく、特にデータ表示を行なう場
合一層均一なスポット形状が望ましい。しかも、垂直方
向の寸法が小さ過ぎると、モアレが生ずるおそれもあ
る。
第6図はアンダコンバージェンスを発生させる素子14
をライン偏向コイル13を有する回路内に組み込んだ回路
構成を示す。
第7図は第2A図及び第2B図の変形例であり、4極磁界
を発生させるいわゆるステータ構造を示す。
第8図に基いてDAF(Dynamic Astignatic Focus)型
電子銃の原理を詳細に説明する。
第8図は本発明によるカラー陰極線管装置に用いるの
に好適な電子銃の構成を示す長手方向断面図である。こ
の電子銃は3個の陰極21,22及び23が固定されている共
通のカップ状電極20とプレート状スクリーングリッド24
とを具える。共通の面にある3本の電子ビームは電極系
G3及びG4によって集束する。これら電極G3及びG4は3本
の電子ビームに対して共用する。電極系G3は、2個のカ
ップ状部材27及び28を具え、これらの端面は互いに対抗
する。主レンズは第1電極系G3及び第2電極系すなわち
陽極G4に適切な電圧を印加することにより形成される。
電極系G4は電極系G3と隣接する1個のカップ状部材29
と底部に開口部31が形成されている芯立てブッシング30
とを有し、開口部31を経て電子ビームを通過させる。電
極部材28は電極部材29に向けて延在する外側端部32を有
し、電極部材29は電極部材28に向けて延在する外側端33
を有している。電子ビーム6,7及び8の軸35,36及び37を
含む面と直交する凹部34は開口部38,39及び40を有して
いる。凹部34に平行に延在する凹部41は開口部42,43及
び44を有している。凹部34及び41はそれぞれ電極部材28
及び29を有する1個の組立体を構成する。所望の集束系
を得るため、凹部内の開口部は例えば円形とし、或はカ
ラーを設けることもできる。或は多角形としたり又はカ
ラーなしのものとすることもできる。開口部を多角形と
する場合、電子銃は多角形用の物とする。
本例において、非点収差素子は、電極部材27及び28の
開口端部に補助電極25及び26を形成することにより電極
系63内に形成される。これら補助電極25及び26は伸長状
(垂直方向に延在する)の開口45,46及び47と伸長状
(水平方向に延在する)開口48,49及び50をそれぞれ有
するフラットプレートの形態をしている。これらの開口
は、通過する電子ビームに対して4極磁界を形成するい
かなる形状のものとすることができ、例えば矩形、卵形
又はダイヤモンド形とすることができる。
動作中、電極27を一定の集束電圧Vfocを印加する手段
(図示せず)に結合することができる。
第9図は第8図の電極系の補助電極25及び26を正面図
として示す。電子ビーム6,7及び8の軸は十字線で図示
し、開口45,46及び47の重心位置(垂直方向)にほぼ一
致している。これら開口内に形成される4極磁界の中心
はビーム軸にほぼ一致する。補助電極は2個の平行な電
極プレートで構成することができ、一方のプレートはほ
ぼ垂直方向に延在する3個の開口を有し、他方のプレー
トはほぼ水平方向に延在する3個の伸長状開口を有する
ことができる。
本発明は図示の実施例だけに限定されるものではな
い。例えば、電圧Vfoc′で制御される補助電極1個だけ
を電極部27と28との間に配置して、制御電圧Vfoc+Vc
2個の電極27及び28に印加して制御することもできる。
より一般的には、スタティク又はダイナミックな非点収
差補正を行なういかなる型式の電子銃も本発明に適用す
ることができる。
本発明は、1個の4極磁界だけ(X方向の電子ビーム
についてだけ作用する)を用いる場合に限定されない。
水平方向のスポット拡大を低減するため、ビームの周
囲に形成した2個のダイナミックに制御される4極磁界
を用いてビーム集束することもできる(第11図参照)。
これら4極磁界を発生させるため、コイル装置56,57,5
8,59を配置することができ(第10図参照)或はコイル装
置56,57,58,59に加えて60,61,62,63を軸方向の異なる又
は同一の位置に配置することができる(第11図参照)。
第10図に示す実施例はx方向についてだけ集束補正する
ことができる4極磁界である。従って他の集束誤差はこ
のコイル装置では補正することができない。一方、この
ような装置は北極−南極ラスタ補正が必要である。第11
図に示す関連する実施例においては、特別なy方向4極
電界を用いてy方向のコンバージェンス誤差も補正され
る。この4極磁界の形態を第11図に示す。従って、いか
なる北極−南極ラスタ補正も必要としないコイル装置を
設計することができる。
上記技術思想の利点は電子回路の設計にも表われ
る。、第1図の装置は4極磁界用及び北極−南極ラスタ
補正用のダイナミック信号を必要とする。ラスタ補正と
は対照的に、4極磁界は微小な電気信号で制御すること
ができる。変形例の装置は2個の4極磁界制御を必要と
する。しかし、これらの両方は微小な電気信号によって
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンダコンバージェンスを発生させる素子14を
含む本発明によるカラー陰極線管装置の長手方向断面
図、 第2A図は第1図のカラー陰極作管装置のアンダコンバー
ジェンスを発生させる素子14の構成を示す上面図、 第2B図はアンダコンバージェンスを発生させる素子の変
形例を示す断面図、 第3図〜第5図は本発明による陰極線管の概念を説明す
るための線図的断面図、 第6図は素子14の接続構成の一例を示す回路図、 第7図は45゜4極磁界発生素子の変性例を示す線図、 第8図は本発明によるカラー陰極線管に好適な電子銃の
構成を示す長手方向断面図、 第9図は第8図の電子銃の2個の補助電極の構成を示す
正面図、 第10図は90゜4極磁界を発生する4個のコイル構成を示
す線図、 第11図は90゜4極磁界を発生するコイル構成と45゜4極
磁界を発生するコイル構成とを具えるコイル装置の構成
を示す線図である。 1……ガラス容器、2……表示窓 3……コーン、4……ネック 5,55……電子銃、6,7,8……電子ビーム 13,13′,54……偏向装置 14……アンダコンバージマンス発生素子 15……コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−269836(JP,A) 特開 昭61−99249(JP,A) 実開 昭60−21167(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/54 H01J 29/50 H01J 29/76

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ネック、コーン及び表示窓を有す
    る真空容器と、 (b) ネック部に位置し、軸線が共通面内にある中心
    電子ビーム及び2本の外側電子ビームを発生させるビー
    ム形成部と、動作中共働して主レンズを構成すると共に
    附勢電圧を印加する手段に接続可能な第1及び第2の電
    極系とを有する電子銃と、 (c) 電子銃内に位置し、電子ビームに非点収差の作
    用を及ぼす非点収差素子と、 (d) 電子ビームを偏向するライン偏向磁界及びフィ
    ールド偏向磁界を発生させる偏向ユニットとを具えるカ
    ラー陰極線管において、 前記電子銃のビーム形成部分と偏向ユニットとの間にア
    ンダコンバージェンスを発生させる素子を配置し、この
    素子が各外側の電子ビームに対して、電子ビームの軸と
    直交する面内において中心の電子ビームから離れるよう
    に作用する力を及ぼし、前記偏向ユニットを、前記アン
    ダコンバージェンスを補償するオーバコンバージェンス
    を生じさせる偏向磁界を発生するように構成したことを
    特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】前記アンダコンバージェンスを発生させる
    素子を、陰極線管の軸線に同軸状に形成され、45゜の4
    極磁界を発生させるように適合させている手段で構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記アンダコンバージェンスを発生させる
    素子の強度をライン偏向磁界の強度とダイナミックに結
    合する手段を有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記アンダコンバージェンスを発生させる
    素子の強度を偏向磁界の強度とダイナミックに結合する
    手段が、少なくとも1個のライン偏向磁界と同期して変
    化する電圧成分を有するダイナミックに変化する制御電
    圧を印加する手段を具えることを特徴とする請求項3に
    記載のカラー陰極線管。
  5. 【請求項5】前記電圧成分を放物状にしたことを特徴と
    する請求項4に記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】前記電子銃のビーム形成部分と偏向ユニッ
    トとの間に、陰極線管の軸線に同軸状に形成され、90゜
    の4極磁界を発生するように構成した手段を配置したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー陰極線
    管。
  7. 【請求項7】前記4極磁界を発生する手段を、フィール
    ド偏向電流から取り出した電流によりダイナミックに制
    御する手段を有することを特徴とする請求項6に記載の
    カラー陰極線管。
  8. 【請求項8】前記4極磁界を発生する手段を、アンダコ
    ンバージェンスを発生させる素子として軸線方向の同一
    の位置に配置したことを特徴とする請求項6に記載のカ
    ラー陰極線管。
  9. 【請求項9】電子に対する最大偏向角を55゜とした請求
    項1から8までのいずれか1項に記載のカラー陰極線管
    において、水平方向の最大スポット拡大率を2.0以下と
    したことを特徴とするカラー陰極線管。
  10. 【請求項10】請求項1に記載のカラー陰極線管装置に
    好適なアンダコンバージェンスを発生させる素子を含む
    偏向ユニット。
  11. 【請求項11】90゜4極磁界を発生する手段を含むこと
    を特徴とする請求項10に記載の偏向ユニット。
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