JP3063465B2 - 記録再生方法 - Google Patents

記録再生方法

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JP3063465B2
JP3063465B2 JP5176444A JP17644493A JP3063465B2 JP 3063465 B2 JP3063465 B2 JP 3063465B2 JP 5176444 A JP5176444 A JP 5176444A JP 17644493 A JP17644493 A JP 17644493A JP 3063465 B2 JP3063465 B2 JP 3063465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像(ビデオ)、音
声、データなどの情報をサブコードとともにテープに記
録し、その記録情報を再生する記録再生方法に関し、特
に編集可能なサブコードを記録する記録再生方法に関す
るものである。ここで編集とは、所定の記録領域の書き
換え、所定の記録領域の消去、所定の記録領域以降への
連続追加記録などを含む記録内容の変更機能である。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)などテープを媒体とした記録再生装置が実用化さ
れ普及している。また、より一層の高密度記録による装
置の小型化、ディジタル化の開発が行われている。
【0003】通常、情報信号を記録する場合はサブコー
ドを含めて記録する。ここでサブコードとは、データの
記録開始位置を示す頭出しID、テープ上での絶対位置
を示す絶対タイムコード、ユーザーが決定するユーザー
タイムコードなど、情報信号に付帯するコードである。
このようなサブコードを記録する例としてはDAT(Di
gital Audio Tape recorder)、8mmVTRなどが挙
げられる。DATや8mmVTRの規格においては、記
録されたビデオ信号またはオーディオ信号は保存したま
まで、サブコードのみを再記録するような編集が可能で
あることは周知の通りである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来からある
サブコード、特に頭出し用情報の書き換え方法において
は、以下に述べるような不都合があった。
【0005】例えば、テープ上のある箇所に9秒間頭出
しIDがセット記録されていたとする。ここで、頭出し
IDのセット記録時間は、高速サーチ時の検出能力を考
慮して決定され、当然のことながら長時間記録した方が
検出能力が高くなる。特に傾斜トラックの一部に頭出し
IDを記録する場合には、その傾向が顕著である。そし
て、その頭出しIDセット記録区間の途中(例えば、頭
出しIDセット記録開始から4秒経過後の位置)に、新
たに頭出しをする必要性が生じた情報が記録されていた
として、その箇所から新たな頭出しIDを9秒間セット
記録する編集動作を考える。この場合、従来の方法で
は、4秒に加えてさらに9秒間セット記録することによ
り、合計13秒間連続して頭出しIDがセット記録され
てしまい、すなわち、新たに記録した頭出しIDの正確
なセット記録開始位置が判別できないという問題があっ
た。
【0006】また、新たに頭出しIDを9秒間セット記
録しようとしたときに、その該当区間内に、以前に記録
された頭出しIDのセット記録開始ポイントが存在して
いた場合を想定する。例えば、新たに頭出しIDをセッ
ト記録開始しようとする位置から4秒経過後の位置に、
以前に記録された頭出しIDのセット記録開始位置があ
った(以前に記録された頭出しIDも9秒間セット記録
されていた)場合を考える。この場合、従来の方法で
は、以前にセット記録されていた区間の手前4秒間に追
加して頭出しIDをセット記録することになり、合計1
3秒間連続して頭出しIDがセット記録されてしまう。
すなわち、以前に記録されていた頭出しIDの正確なセ
ット記録開始位置が判別できないという問題があった。
【0007】以上2つの問題は、頭出しIDの記録開始
位置が重要な意味をもつ場合(例えば、シーンの切り替
わりなどを示している場合など)に、そのIDの位置に
応じて編集を行う場合に不都合が生じる。
【0008】本発明の目的は、頭出し用情報が記録され
るサブコード領域を設けた記録再生方法において、以前
にどのような区間に頭出し用情報がセット記録されたい
たとしても、頭出し用情報のセット書き換え後において
も、以前に記録されたセット記録開始位置と新たに記録
したセット記録開始位置の両方を識別できるように工夫
した記録再生方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の記録再生方法は、テープ上の傾斜トラック内
の一部に頭出し用情報の記録されるサブコード領域を設
けた記録再生方法であって、前記サブコード領域内の
頭出し用情報のセット書き換え時には、まず、書き換
え該当区間内での前記頭出し用情報のセット信号記録開
始ポイントの有無を検出し、前記セット信号記録開始ポ
イントが有る場合には前記サブコード領域内の前記頭出
し用情報として所定区間にわたりリセット信号を記録
し、その後に前記セット信号記録開始ポイントの手前ま
でセット信号を記録することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、セット書き換え該当区間内に
以前に記録された頭出し用情報のセット記録開始ポイン
トが有る場合においても、以前に記録された頭出し用情
報のセット記録開始ポイントを識別することが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1は本発明の記録再生方法を適用しうる
磁気記録再生装置の記録動作を表す図である。
【0013】図1において、1は磁気テープ、2a,2
bはシリンダ(図示せず)に取り付けられた回転ヘッド
であり、24_0〜24_9はそれぞれ磁気テープ1上
に形成されたトラックである。7はテープ走行器であ
り、キャプスタンモータ4、ピンチローラー5、キャプ
スタン制御回路6により構成されている。8はビデオ信
号生成器、9はクロック生成器、10はセグメント化回
路、11はフレーム同期信号生成器、12はトラッキン
グ信号生成器である。21はサブコード生成器であり、
IDデータ1生成器13、IDデータ2生成器14、サ
ブデータ1生成器15、サブデータ2生成器16、シン
ク生成器17、合成器20により構成される。さらに、
22は記録器、23は回転ヘッド制御器である。本実施
例は、回転ヘッド2a,2bによって2本のトラックを
ほぼ同時に記録再生する例である。図2は本実施例にお
けるシリンダ上の回転ヘッドの配置を示す図であり、3
はシリンダである。
【0014】図1の磁気テープ上の各トラックにおいて
は、トラック先頭に形成されたトラッキング信号領域2
8の一部に位置決め信号領域27が設けられ、位置決め
信号が記録される。この位置決め信号は隣のトラックの
影響を受けにくい比較的高い周波数が選ばれる。また、
トラッキング信号領域28にはトラッキング用のパイロ
ット信号が周波数多重されて記録される。このパイロッ
ト信号は1トラックおきに異なる2種類の周波数f1,
f2で交互に記録されている。この2種類のパイロット
信号の周波数は、回転ヘッド2a,2bのアジマスロス
の影響を受けにくい比較的低い周波数が選ばれる。ま
た、ビデオ信号領域25にはビデオ信号が、サブコード
領域26にはサブコードが記録される。
【0015】次に、図1における記録の動作について説
明する。記録時において磁気テープ1は、キャプスタン
制御回路6により回転速度を制御されるキャプスタンモ
ータ4とピンチローラー5とにより走行する。
【0016】ビデオ信号生成器8では、毎秒30フレー
ム相当(1フレームはテレビの1画面)の信号が作成さ
れる。セグメント化回路10では1フレームの信号を1
0セグメントに分割する。最終的には1フレームのビデ
オ信号が10トラックに分割されて記録されることにな
る。セグメント化されたビデオ信号(セグメント化ビデ
オ信号)はセグメント番号を含んで記録器22に入力さ
れる。
【0017】クロック生成器9では、入力されたビデオ
信号に同期したクロックを作り出す。ここでは、毎秒3
0フレームのビデオ信号が入力され、ビデオ信号に同期
した150Hzのクロックが作り出される。
【0018】トラッキング信号生成器12は、クロック
生成器9のクロックに応じて異なる2種類の周波数f
1,f2のパイロット信号と位置決め情報信号とを含む
トラッキング信号が生成される。このトラッキング信号
は記録器22に入力される。
【0019】フレーム同期信号生成器11では入力され
たビデオ信号のフレームに同期した30Hzのフレーム
同期信号を生成する。
【0020】IDデータ1生成器13では、ブロック識
別コードと頭出しID(以後、SRIDと略す)とプロ
グラム番号を含んだIDデータ1が生成される。詳細な
内容については後述する。IDデータ1は合成器20に
入力される。
【0021】IDデータ2生成器14では、ブロック識
別コードとアプリケーションID(以後、APIDと略
す)とコントロールID(以後、COIDと略す)を含
んだIDデータ2が生成される。詳細な内容については
後述する。IDデータ2は合成器20に入力される。
【0022】サブデータ1生成器15では、絶対位置情
報(テープカウンタや絶対タイムコードなど)を含んだ
サブデータ1が生成される。詳細な内容については後述
する。サブデータ1は合成器20に入力される。
【0023】サブデータ2生成器16では、ユーザ情報
(記録年月日や記録時分秒など)を含んだサブデータ2
が生成される。詳細な内容については後述する。サブデ
ータ2は合成器20に入力される。
【0024】シンク生成器17では、シンク信号が生成
される。詳細については後述するが、1トラック内のサ
ブコード領域において、サブコードは、複数、例えば1
2個の小領域に分けて記録される。なお、以後この小領
域をシンクブロック(SB)と呼ぶ。さて、シンク信号
とはシンクブロックの記録開始位置を示す信号である。
シンク信号は合成器20に入力される。
【0025】合成器20では、まず、クロック生成器9
のクロックとフレーム同期信号生成器11のフレーム同
期信号とにより、記録器22に入力されているセグメン
ト化ビデオ信号の1フレーム内でのセグメント番号(0
〜9)を認識する。そして、セグメント番号に応じて記
録器22に入力するIDデータとサブデータの組み合わ
せを切り換える。具体的には、セグメント番号が0,
1,2のときはシンク信号とIDデータ1とサブデータ
1を合成したサブコードを、セグメント番号が3,4の
ときはシンク信号とIDデータ2とサブデータ1を合成
したサブコードを、セグメント番号が5,6のときはシ
ンク信号とIDデータ2とサブデータ2を合成したサブ
コードを、セグメント番号が7,8,9のときはシンク
信号とIDデータ1とサブデータ2を合成したサブコー
ドを記録器22に入力する。
【0026】IDデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,7,8,9のときに記録器22に入力される
が、セグメント番号にかかわらず1フレーム内において
は同一内容のIDデータである。
【0027】IDデータ2はセグメント番号が、3,
4,5,6のときに記録器22に入力されるが、セグメ
ント番号にかかわらず1フレーム内においては同一内容
のIDデータである。
【0028】サブデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,3,4のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0029】サブデータ2はセグメント番号が、5,
6,7,8,9のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0030】したがって、本実施例においては、IDデ
ータ1,IDデータ2,サブデータ1,サブデータ2は
それぞれ連続する複数(4以上)のセグメント番号にお
いてサブコードに含まれるようになる。
【0031】記録器22はクロック生成器9のクロック
出力に応じて、セグメント化ビデオ信号とサブコードと
トラッキング信号がそれぞれ領域を分け記録するような
記録信号を回転ヘッド2a,2bに出力する。
【0032】回転ヘッド制御器23は、クロック生成器
9のクロック出力に同期するように回転ヘッド2a,2
bが搭載されているシリンダ3の回転速度を制御する。
【0033】以上の動作の結果、図1に示すようなトラ
ックが磁気テープ1上に形成される。ここで、1トラッ
ク内におけるサブコード領域26の詳細な構成を図3
(a)に、サブコードの1SBの詳細な構成を図3
(b)に示す。
【0034】まず、図3(a)に示すように1トラック
内のサブコード領域は、12SBからなっている(SB
0〜SB11)。図3(b)に示すように、1SBはシ
ンク部100とID部110とデータ部120からなっ
ている。シンク部100には前述したように、SBの記
録開始位置を示す信号が2バイト記録される。ID部1
10は、IDデータ111が2バイト(ID0とID1
がそれぞれ1バイト)、IDP112が1バイト記録さ
れる。すなわち、ID部110は3バイト記録される。
IDデータ111についての詳細は、後ほど図4を用い
て説明する。IDP112にはパリティ信号が記録され
る。このIDP112は、SBにおいてシンク部100
からID部110までの信号の読み取り誤りを検出(さ
らには訂正)するための信号である。1SBにおいて、
この位置にIDP112を記録することにより、シンク
部100からID部110までを読めればID0,ID
1として記録されたIDデータ111を読み取ることが
できる。このとき、1SB全体(シンク部100からデ
ータ部120まで)を読み取る必要はない。このこと
は、高速サーチ時など回転ヘッドの走査軌跡がテープ上
のトラックを斜めに横切るときのデータ再生に有利に働
く。さて、データ部120には、サブデータ121が5
バイト、DP(DATA_PARITY)122が2バ
イト記録される。サブデータ121についての詳細は、
後ほど図4を用いて説明する。DP122にはパリティ
信号が記録される。このDP122はSBにおいてシン
ク部100からデータ部120までの信号の読み取り誤
りを検出(さらには訂正)するための信号である。シン
ク部100からデータ部120までの信号が読み取れた
ときに、データ部120のサブデータを読み取ることが
できる。
【0035】図4に、サブコードのIDデータ111と
サブデータ121の内容と配置を示す。図4におけるト
ラック番号はセグメント番号と同一であり、すなわち記
録されたトラックにおいては、トラック番号に応じてI
Dデータ111の内容がIDデータ1とIDデータ2を
切り換えて記録され、さらにサブデータ121の内容が
サブデータ1とサブデータ2が切り換えて記録される。
【0036】トラック番号0,1,2,7,8,9に
は、IDデータとしてIDデータ1が記録される。1フ
レーム内では分割されているが、隣接フレームも含めて
考えれば、6トラック連続してサブコード領域のID部
にはIDデータ1が記録される。ここで、この同一ID
データが記録される、隣接するトラックのID部をID
ブロックと呼ぶ。同様にして、同一サブデータが記録さ
れる隣接トラックのデータ部をサブデータブロックと呼
ぶ。
【0037】さて、IDデータ1が記録される(IDブ
ロック1)のID部110をヘッド走査される順に説明
すると、まずSB番号113が4ビット記録される。こ
れは、1トラック内のサブコード領域26でのSB0〜
SB11のいずれかを識別するためのものである。次
に、ブロック識別コード114が2ビット記録される。
図4からも明らかなように、1フレーム内においてID
データ1,2とサブデータ1,2の組み合わせてできる
ブロックは4通りある。そのブロックを識別するための
ものである。そして、SRID115が1ビット記録さ
れる。さらに、プログラム番号PN2〜PN0(11
6)が合計9ビットで記録される。1フレーム内におい
てはSRID115とプログラム番号PN2〜PN0
(116)は同一のものが記録される。
【0038】また、トラック番号0,1,2のブロック
識別コード114はb’00’であり、トラック番号
7,8,9のブロック識別コード114はb’11’で
ある。また、SB番号113は0〜11が記録される。
【0039】トラック番号3,4,5,6のID部11
0にはIDデータ111としてIDデータ2が記録され
る(IDブロック2)。ヘッド走査される順に説明する
と、まずIDデータ1のときと同様の意味を持つSB番
号113が4ビット記録される。次に、同じくIDデー
タ1のときと同様の意味を持つブロック識別コード11
4が2ビット記録される。そして次の2ビット117は
b’00’を記録しておく。そして、APID118を
2ビット記録し、COID119を6ビット記録する。
APID118はID部110やデータ部120の記載
内容を指示するID情報である。この信号を記録するこ
とにより、例えば、ユーザーテープの場合とソフトテー
プの場合とでID部またはデータ部に記録する内容を変
えることができる。また、COIDとしてはスキップ操
作に関するIDや、TOC IDなどが記録される。こ
こで、TOCとはテープ上に記録されたビデオ信号のプ
ログラムメニューであり、TOC IDはTOCが記録
されている区間か否かを示す。なお、このTOCは通常
ビデオ信号とともに記録する。さて、1フレーム内にお
いては、APID118とCOID119は同一のもの
が記録される。また、トラック番号3,4のブロック識
別信号114はb’01’であり、トラック番号5,6
のブロック識別コード114はb’10’である。ま
た、SB番号113は0〜11が記録される。
【0040】次に、データ部120のサブデータ121
について説明する。トラック番号0〜4のデータ部12
0には、サブデータとして絶対位置情報(サブデータ
1)が記録される(サブデータブロック1)。また、ト
ラック番号5〜9のデータ部120には、サブデータと
してユーザー情報(サブデータ2)が記録される(サブ
データブロック2)。図5にサブデータ121の配置と
内容を示す。図5においては、サブコード領域26の各
SBにおいて記録するデータ部120のサブデータ12
1のみを示している。トラック番号0〜4には絶対位置
情報として絶対タイムコード(ATC123)とテープ
カウンタ値(TC124)を1SBごとに交互に記録す
る。また、トラック番号5〜9には記録年月日(T1
(125))と記録時分秒(T2(126))を同じく
1SBごとに交互に記録する。ただし、ATC123,
TC124,T1(125),T2(126)は必要に
応じてITEM識別ヘッダーと一緒に記録され、再生時
に識別ヘッダーにより内容を識別できるようにする。
【0041】以上のように、ビデオ信号にサブコードを
付帯させて同時に記録するようにするならば、編集時や
サーチ時に有効に利用できる。
【0042】また、本実施例に示すように、1トラック
内のサブコード領域26は、複数(本実施例においては
12個)のシンクブロック(SB)に分割され、全トラ
ックのサブコード領域のID部110のIDデータ11
1にブロック識別コード114が含まれて記録されてい
る。このブロック識別信号114を全てのシンクブロッ
クに記録することにより、トラックを横切ってサブコー
ドのシンクブロックが再生検出されるサーチ時におい
て、シンクブロック内のデータの内容を判読することが
できる。したがって、サブコードの高速サーチが可能と
なる。
【0043】また、IDデータブロック2にはAPID
118を記録しているが、このIDを記録することによ
りサーチ中に読んで、サブコードの情報配置を判読する
ことができる。これは、APIDに応じてユーザ情報の
内容や配置を変えた場合、APIDに応じてコントロー
ルID(COID)の意味づけを変えた場合に有効であ
る。
【0044】なお、ブロック識別コード114とAPI
D118はともにシンクブロック内のID部110に記
録されている。ID部110に記録されたものはデータ
部120に記録されたものより高速サーチ時の検出確率
が高くなる。前述したようにID110部に記録したも
のは、データ部120に記録したデータより、読み取る
ための再生区間が短くてもよい。したがって、トラック
を横切って再生する高速サーチ時の検出確率が高くな
る。
【0045】さらに、上述してきたようなトラックの構
成にするならば、IDデータ1,IDデータ2,サブデ
ータ1,サブデータ2をそれぞれ個別に編集できるよう
になる。ここで、個別に編集できるとは、例えばIDデ
ータ1を書き換えるような編集を行う場合に、IDデー
タ2,サブデータ1,サブデータ2はそのまま保存でき
るということである。もちろん他の項目(IDデータ2
またはサブデータ1またはサブデータ2)を書き換える
場合も同様である。VTRにこのような機能が備わって
いるならば、非常に使い勝手のよいものとなる。IDデ
ータ1としては頭出しIDとプログラム番号を記録して
いるが、この頭出しIDは記録後に任意の箇所に挿入す
ることができるならば、見たい場面をサーチする場合に
非常に有効である。しかしながら、この場合、他のサブ
コード情報(APID,COID,絶対位置情報,ユー
ザー情報)は保存しておく必要がある。すなわち、サブ
コードの個別編集が可能であることは非常に有効な機能
である。
【0046】次にその編集動作について図6を用いて説
明する。図6において、29は編集点切り換えスイッ
チ、30はトラッキングエラー検出器、31は位置決め
情報信号検出器、32は編集タイミング生成器、33は
編集指示器、34はセグメント番号検出器、35はID
データ1検出器、36はIDデータ2検出器、37はサ
ブデータ1検出器、38はサブデータ2検出器である。
【0047】ここでは、記録済みテープに頭出しID
(SRID)をテープ上に5秒間(150フレーム)セ
ット書き換えする場合を説明する。一般的に、SRID
セット記録区間においてプログラム番号が変化するよう
なことはありえないので、ここではSRIDを書き換え
る区間のプログラム番号が分かっていれば、SRIDと
プログラム番号を同時に書き換えても問題はない。
【0048】まず、図7に示す場合について説明する。
図7(a)に示すようにSRIDが記録されており、新
たにポイントP2を頭出しするためにSRIDを書き換
える場合である。ここでは、SRIDをセット記録する
ときは、150フレーム連続してセット記録するものと
している。この長さは高速サーチ時の検出能力を考慮し
て決定される。ポイントP2からポイントP8までの区
間L4(150フレーム)が書き換え該当区間となる
が、その途中に以前に記録されていたSRIDのセット
記録開始ポイントP4,P7が存在する。このような場
合のSRIDの書き換えについて説明する。
【0049】まず、動作の概略について説明する。 (1)ポイントP2から始まる区間L4を再生し、その
区間のSRIDのセット記録開始ポイントの有無を検出
する。なお、この例においては区間L4にSRIDのセ
ット記録開始ポイントが有る場合を説明する。SRID
のセット記録開始ポイントが無い場合については後ほど
図10を用いて説明する。 (2)区間L4を再生し終えたならば、テープを巻き戻
す。このときの巻き戻し量は以下のような条件を満たす
ように決定される。
【0050】1.巻き戻し終了ポイントP5は、ポイン
トP1(P1はSRIDリセット記録開始ポイントであ
り詳細は後述する)よりもテープ上の位置が手前であ
り、巻き戻し終了ポイントP5からポイントP1までを
走行する間にトラッキング引き込みは完了し、さらにサ
ブコード領域に記録されたデータを1フレーム以上再生
するのに十分な量であること。
【0051】2.巻き戻し量が大きすぎると編集動作に
要する時間が長くなってしまうため、可能な限り小さい
値であること。 (3)テープを再生し、SRIDを書き換えるときに必
要なサブコード領域のデータを検出する。 (4)ポイントP1から始まる区間L1にSRIDをリ
セット記録する。なお、区間L1は10フレーム相当の
長さであり、すなわち、ポイントP1はポイントP2よ
りも10フレーム分だけ手前である。 (5)ポイントP2から始まる区間L2にSRIDをセ
ット記録する。なお、区間L2はポイントP2から始ま
りポイントP3までの区間であり、ポイントP3は以前
に記録されていたSRIDのリセット記録開始ポイント
である。 (6)ポイントP3からポイントP4までの区間L3に
SRIDをリセット記録する。なお、ポイントP4は以
前に記録されていたSRIDのセット記録開始ポイント
である。 (7)ポイントP4からポイントP6までの区間L5に
SRIDをセット記録する。なお、ポイントP6は以前
に記録されていたSRIDのリセット記録開始ポイント
である。 (8)ポイントP6からポイントP7までの区間L6に
SRIDをリセット記録する。なお、ポイントP7は以
前に記録されていたSRIDのセット記録開始ポイント
である。 (9)ポイントP7からポイントP8間での区間L7に
SRIDをセット記録する。
【0052】以上のように、ポイントP2から始まる1
50フレーム相当の区間に頭出しIDをセット書き換え
する場合には、まず、その区間におけるSRIDのセッ
ト記録開始ポイントの有無を検出し(この場合、SRI
Dのセット記録開始ポイントが有る)その後、まず、ポ
イントP1から始まる区間L1にリセット記録した後、
ポイントP3までにセット記録し、その後は以前に記録
されていた状態が保存されるようにSRIDを記録する
ようにする。
【0053】次に、上述した(1)〜(9)の動作につ
いて詳細に説明する。 (1)SRIDセット記録開始ポイントの有無の検出 まず、装置全体の動作について説明する。いま、編集指
示器33が外部からの入力により、図7におけるポイン
トP2にSRIDをセット記録することを認識したとす
る。編集指示器33は、編集点切り替えスイッチ29を
端子29bに接続することを指示する。クロック生成器
9では150Hzの信号がつくられ、回転ヘッド制御器
23は、クロック生成器9のクロック出力に同期するよ
うに回転ヘッド2a,2bが搭載されているシリンダ3
の回転速度を制御する。編集点切り換えスイッチ29は
端子29bに接続されているので、再生信号が回転ヘッ
ド2aから出力される。また、この出力信号によりトラ
ッキング制御が行われる。なお、キャプスタン制御回路
6は編集指示器33によりトラッキング制御を行うこと
を指示されている。
【0054】ここで、トラッキングの方法について説明
する。前述の方法で記録されたトラックのトラッキング
信号領域28には、1トラックおきに異なる2種類の周
波数f1,f2のパイロット信号が周波数多重されて記
録されている。いまここでは、トラック24_0から順
にf0トラック,f1トラック,f0トラック,f2ト
ラック,f0トラック,f1トラック,…と記録されて
いるものとする。ここで、f0トラックにはパイロット
信号が記録されていない。f1トラックには周波数f1
のパイロット信号が周波数多重されて記録されている。
f2トラックには周波数f2のパイロット信号が周波数
多重されて記録されている。また、トラッキングは回転
ヘッド2aが常にf0トラックを走査するように制御さ
れる。例えば図6においては、トラック24_10を走
査するようにトラッキングが行われる。いま、回転ヘッ
ド2aがトラック24_10のトラッキング信号領域2
8を走査したときに、その両隣接トラック24_9,2
4_11に記録されている異なるパイロット信号成分f
1,f2のもれ成分が含まれて検出される。この信号か
らトラッキングエラー検出器30によりトラッキングエ
ラー情報が検出され、キャプスタン制御回路6では入力
されたトラッキングエラー情報によりキャプスタンモー
タを制御する。ここで、トラッキングエラー検出器30
にはf1成分の大きさとf2成分の大きさを比較してそ
の差に比例したトラッキングエラー情報を出力する周知
の検出器が利用される。ここで、トラッキングエラー情
報は常に先行トラックに含まれているパイロット成分か
ら後方トラックに含まれているパイロット成分の差を出
力するようになっている。例えば、回転ヘッド2aがト
ラック24_10を走査しているときは、トラック24
_11のトラッキング信号領域に含まれているパイロッ
ト成分からトラック24_9のトラッキング信号領域に
含まれているパイロット成分の差に比例した値が出力さ
れる。回転ヘッド2bは回転ヘッド2aとごく近傍に配
置され正確に回転ヘッド2aとの相対位置関係を確保で
きるため、回転ヘッド2aとトラック24_10とのト
ラッキングを行うことにより、回転ヘッド2bとトラッ
ク24_11とのトラッキングも同時に達成することが
できる。
【0055】以上説明したようにトラッキングを行い、
回転ヘッド2aからの再生信号はIDデータ1検出器3
5に入力される。そして、ポイントP2から150フレ
ーム相当の区間(区間L4)、再生状態でテープを走行
させ、SRIDとしてリセット信号が記録されているか
セット信号が記録されているかを検出する。ここで説明
する場合においては、リセット信号記録開始ポイントP
3,P6とセット信号の記録開始ポイントP4,P7が
検出できたとする。上述したように、本発明の記録再生
装置においてはサブコード領域にサブデータ1として絶
対位置情報を記録している。再生中にサブデータ1検出
器37で絶対位置情報を検出し、それぞれのポイントに
おける絶対位置情報は、編集指示器33内のメモリに格
納される。
【0056】また、ポイントP2から150フレーム相
当の区間の終わりの位置(ポイントP8)も絶対位置情
報から判断することが可能であり、その位置にテープが
到達したら(2)の動作を行う。 (2)テープの巻き戻し動作 編集指示器33は、キャプスタン制御回路6にテープの
巻き戻し動作をすることを指示する。一般的には記録時
または再生時のテープ速度よりも大きい速度で巻き戻せ
ばよい。当然のことながらこの場合トラッキングは行わ
ない。ここでは、記録時の3倍の速度で巻き戻す(−3
倍速)ものとする。さて、巻き戻しの終了は、巻き戻し
ながらテープ上に記録されたサブコード領域の情報を再
生し、サブデータ1検出器37により絶対位置情報を検
出し、ポイントP1に相当する絶対位置から所定区間だ
け余分に巻き戻した後停止させればよい。ここではポイ
ントP1よりも10フレーム相当の区間だけ余分に巻き
戻すものとし、そのポイントは、図7におけるポイント
P5である。 (3)テープの再生 (1)の動作の時と同様の方法でトラッキングを行い、
テープを再生状態で走行させる。回転ヘッド2aからの
再生信号はIDデータ1検出器35に入力される。ID
データ1生成器13ではIDデータ1検出器35で検出
されたプログラム番号と同一のプログラム番号を作成し
ている。 (4)SRIDのリセット記録1 テープを再生状態で走行させポイントP1に到達したな
らば、編集指示器33からの指示によりIDデータ1を
書き換えていく。なおポイントP1は、再生信号により
サブデータ1検出器37で検出された絶対位置情報から
判別する。なお区間L1においては、IDデータ1のS
RIDをリセット記録する。
【0057】IDデータ1を書き換えていく場合、後述
する方法で決定されるタイミングで、記録器22で作成
される記録信号を記録するモードと回転ヘッド2a,2
bからの信号を再生するモードとが編集点切り換えスイ
ッチ29により切り換えられる。すなわち、IDデータ
1が記録されていたトラックのサブコード領域を走査す
るときは、記録信号を記録するモードであり、その他の
領域を走査するときは回転ヘッド2a,2bからの信号
を再生するモードとなる。
【0058】まず、IDデータ1生成器13では、編集
指示器33からの指示信号により、新たなIDデータ1
を作成する。ただし、プログラム番号に関しては、書き
換え開始前にIDデータ1検出器35で検出されたプロ
グラム番号と同一のプログラム番号を保持している。ま
た、ブロック識別コードについては、所定のブロック識
別コードが作成されるものとする。言うまでもなく、こ
こではSRIDはリセット信号が作成される。そして、
作成されたIDデータ1は合成器20に入力される。
【0059】さて、IDデータ1を書き換えるときは、
トラック番号が0,1,2,7,8,9のトラックのサ
ブコード領域をヘッドが走査するときだけ信号が新たに
記録される。このタイミングの決定方法については後述
する。しかし、トラック番号3〜6のトラックのサブコ
ード領域をヘッドが走査するときは、再生状態であるの
で、トラック上のデータを読むことができる。トラック
0,1,2に記録されたサブコード領域の各シンクブロ
ックのID部のIDデータ1を書き換える場合、同一シ
ンクブロックのデータ部に記録されているサブデータ1
(絶対位置情報)も同時に書き換える必要がある。ただ
し、サブデータ1は以前に記録されていたデータが保持
されなければならない。ここで同一のサブデータ1は、
トラック0,1,2に加えてトラック3,4にも記録さ
れている。従って、トラック0,1,2に記録するサブ
データ1は、1フレーム前のトラック3,4を再生して
得られるサブデータ1から1フレーム相当分だけ換算す
ることにより作成することができる。
【0060】また、トラック7,8,9に記録されたI
Dデータ1を書き換える場合には、同一シンクブロック
内のデータ部に記録されているサブデータ2(ユーザー
情報)も同時に書き換える必要がある。ただし、サブデ
ータ2は以前に記録されていたデータが保持されなけれ
ばならない。ここで、同一のサブデータ2は、トラック
7,8,9に加えてトラック5,6にも記録されてい
る。従って、トラック7,8,9に記録するサブデータ
2は、同一フレーム内のトラック5,6を再生して得ら
れるサブデータ2と同一であり、作成することは容易で
ある。
【0061】ここで、新たなサブデータ1はサブデータ
1検出器37とサブデータ1生成器によって作成され
る。また、新たなサブデータ2はサブデータ2検出器と
サブデータ2生成器によって作成される。作成されたサ
ブデータ1とサブデータ2は合成器19に入力される。
【0062】なお、ここではIDデータ2は書き換えを
行わないので、IDデータ2(APID,COID)の
作成について詳細なことは言及しない。
【0063】合成器20は、セグメント番号検出器34
により検出されたセグメント番号に応じて、シンクとI
Dデータ1または2とサブデータ1または2を合成す
る。ここで、セグメント番号検出器34は回転ヘッド2
a,2bからの再生信号を復調することによってビデオ
信号領域25のビデオ信号に含まれているセグメント番
号(1フレーム内のトラック番号)を検出する。例え
ば、図6においてトラック24_10のセグメント番号
は0である。また、検出されるセグメント番号は、1走
査前のセグメント番号であり、また2ch同時記録を行
っているので、同一ヘッドが現在走査中のトラックと1
走査前のトラックとではセグメント番号は2だけ違って
いる。そして、セグメント番号検出器34で検出された
1走査前のセグメント番号から判断して、現在走査中の
トラックのセグメント番号が0,1,2ならば、合成器
20はシンクとIDデータ1とサブデータ1を合成して
出力する。同様にして現在走査中のトラックのセグメン
ト番号が3,4ならば、シンクとIDデータ2とサブデ
ータ1を合成して出力する。現在走査中のトラックのセ
グメント番号が5,6ならばシンクとIDデータ2とサ
ブデータ2を合成して出力する。現在走査中のトラック
のセグメント番号が7,8,9ならば、シンクとIDデ
ータ1とサブデータ2を合成して出力する。
【0064】合成器20より出力された信号は記録器2
2に入力される。記録器22は、回転ヘッド2a,2b
の制御基準となっているクロック生成器9のクロック出
力に応じて、サブコードがサブコード領域に記録される
ような記録信号を編集点切り換えスイッチ29に出力す
る。このような動作により記録電流が作成される。
【0065】この後の動作については図8,図9を用い
て説明する。図8は編集タイミング生成器の構成図であ
り、また図9はインサート編集時の各信号のタイムチャ
ートである。
【0066】編集指示器33は、IDデータ1を書き換
えることを指示する信号を出力する。すなわち、セグメ
ント番号が0,1,2,7,8,9の場合にサブコード
領域を書き換えることを指示する信号を編集タイミング
生成器32に入力する。なお、この指示信号は(150
+10)フレーム相当の区間(図7における(L1+L
4)の区間出力される。つまり、(4)〜(9)の動作
を行っている間に出力されることになる。
【0067】編集点切り換えスイッチ29が端子29b
に接続されている間は、回転ヘッド2aからの信号は別
に位置決め情報信号検出器31に入力される。そして位
置決め情報信号検出器31は、トラック上のトラッキン
グ信号領域の一部の位置決め情報信号領域27に記録さ
れている位置決め情報信号を検出し、図9(b)に示す
ように位置決め信号の位置を表すパルス信号を発生す
る。このパルス信号は編集タイミング生成器32に入力
される。
【0068】セグメント番号検出器34は再生信号を復
調することによりビデオ信号領域25のビデオ信号に含
まれているセグメント番号(1フレーム内のトラック番
号)を検出する。この検出されたセグメント番号は編集
タイミング生成器32に入力される。
【0069】さて、1フレーム内の特定のトラックのサ
ブコード領域を書き直すには、書き直すトラック(セグ
メント)番号とトラック上の開始位置と終了位置を指定
しなければならない。編集タイミング生成器32は、編
集指示器33の出力信号と位置決め情報信号検出器31
の出力パルス信号とセグメント番号検出器34の出力セ
グメント番号とにより、編集点切り換えスイッチ29の
接続を端子29aと29bとを切り換えるタイミング信
号を作成する。次に編集タイミング生成器32の動作に
ついて詳細に説明する。編集指示器33の出力信号とセ
グメント番号検出器34の出力信号は、編集タイミング
生成器32の比較演算器32aに入力される。そして、
比較演算器32aではセグメント番号検出器34の出力
により、次回のヘッド走査でトラッキングされるトラッ
ク番号が検出される。そのトラック番号が、編集指示器
33から入力されているトラック番号と一致するなら
ば、比較演算器32aはその出力TrsをTrs=”
H”に、一致しないならばTrs=”L”にセットす
る。ここで、セグメント番号検出器34ではビデオ信号
領域25に記録されているビデオ信号に含まれているセ
グメント番号を検出するので、回転ヘッド2aがサブコ
ード領域26、または、トラッキング信号領域28を走
査しているときに保持されているセグメント番号は1回
前の走査時のセグメント番号である。
【0070】位置決め情報信号検出器31の出力パルス
信号は第1の遅延回路32bと第2の遅延回路32cに
入力される。各遅延回路では図9(a)に示す記録再生
装置のもつ内部クロックのカウントを始め、規定遅延時
間t1,t2に相当するだけ内部クロックをカウントす
ることにより各遅延回路の遅延信号を作り出す。そし
て、それらの信号をR−S FF(Flip Flo
p)32dに図8に示すように入力することで図9
(c)に示すようなサブコード編集タイミング信号を生
成する。このサブコード編集タイミング信号は、比較演
算器32aの出力TrsとともにAND回路32eに入
力されその演算結果がIDデータ1編集タイミング信号
として編集点切り換えスイッチ29に入力される。
【0071】以上のようにして作成されたIDデータ1
編集タイミング信号が”H”のときのみ、編集点切り換
えスイッチ29は端子29bから端子29aに切り換え
られ、新たな記録信号が回転ヘッド2aに加えられ、I
Dデータ1が記録されているトラックのサブコード領域
に新規のIDデータ1に書き換えられる。なお、ここで
の動作は、ポイントP2に至るまで行う。 (5)SRIDのセット記録1 (4)の動作においてポイントP2に到達したならば、
編集指示器33からの指示によりIDデータ1のSRI
Dとしてセット信号を記録するようにする。なおポイン
トP2は、トラック3,4からの再生信号によりサブデ
ータ1検出器37で検出された絶対位置情報から判別す
る。ここでの動作の(4)の動作との相違点は、IDデ
ータ生成器13においてSRIDとしてリセット信号が
作成される代わりにセット信号が作成されることだけで
あり、他の動作については全く同じであるので重複して
の説明は行わない。 (6)SRIDのリセット記録2 (5)の動作においてポイントP3に到達したならば、
編集指示器33からの指示によりIDデータ1のSRI
Dとしてリセット信号を記録するようにする。ここで、
ポイントP3の判別方法は(5)の動作におけるポイン
トP2の判別方法と同じである。なお、ここでの動作は
(4)の動作と同じであり、ポイントP4に到達するま
で行う。 (7)SRIDのセット記録2 (6)の動作においてポイントP4に到達したならば、
編集指示器33からの指示によりIDデータ1のSRI
Dとしてセット信号を記録するようにする。ここで、ポ
イントP4の判別方法は(5)の動作におけるポイント
P2の判別方法と同じである。なお、ここでの動作は
(5)の動作と同じであり、ポイントP6に到達するま
で行う。 (8)SRIDのリセット記録3 (7)の動作においてポイントP6に到達したならば、
編集指示器33からの指示によりIDデータ1のSRI
Dとしてリセット信号を記録するようにする。ここで、
ポイントP6の判別方法は(5)の動作におけるポイン
トP2の判別方法と同じである。ここでの動作は(4)
のでの動作と同じであり、ポイントP7に到達するまで
行う。 (9)SRIDのセット記録3 (8)の動作においてポイントP7に到達したならば、
編集指示器33からの指示によりIDデータ1のSRI
Dとしてセット信号を記録するようにする。ここで、ポ
イントP7の判別方法は(5)の動作におけるポイント
P2の判別方法と同じである。なお、ここでの動作は
(5)の動作と同じであり、ポイントP8に到達するま
で行う。その後、テープ走行を停止し、インサート編集
を終了する。
【0072】以上説明した方法で記録電流が作成され、
書き直しのタイミングが決定されることにより、本発明
の実施例においてはIDデータ2,サブデータ1,サブ
データ2を保存しながらIDデータ1を書き直すインサ
ート編集を行うことができる。そして、テープ上には図
7(c)に示すような頭出しID(SRID)が結果と
して記録される。このようにSRIDが記録されるなら
ば、新たに記録したSRIDのセット記録開始位置と以
前に記録されていたSRIDのセット記録開始位置は必
ず検出または識別することが可能となる。すなわちセッ
ト書き換え後のSRIDの記録開始位置においても必ず
SRIDがリセットからセットに切り替わることになる
ので、そのようなポイントを検索することにより書き換
え後のSRIDのセット記録開始位置を検索することが
できる。これは書き換え後のSRIDのセット記録開始
位置を正確に判別する必要がある場合には非常に有効な
方法となる。
【0073】なお、以上示した例においては、以前に記
録されていたSRIDのリセット信号の記録開始ポイン
トP3,P6も保存される例を示したが、必ずしもその
必要はない。(1)の動作においてはセット信号の記録
開始ポイントP4,P7のみを検出するようにし、リセ
ット信号記録開始ポイントは、ポイントP4またはP7
から所定区間手前(例えば10フレーム)としておけば
よい。とにかく、セット信号記録開始位置が保存されれ
ばよい。
【0074】次に、図10に示す場合について説明す
る。この場合は図10(a)に示すように、以前にポイ
ントP11から始まる区間L11(区間L11は150
フレーム相当)にSRIDがセット記録されていて、そ
の途中のポイントP13に新たに頭出しを行いたいとい
う要望が発生し、そのポイントP13を頭出しするため
にSRIDをセット記録する場合である。ただし、ポイ
ントP13から150フレーム相当の区間(図10にお
いては区間L13)が書き換え該当区間となり、その途
中に以前に記録されていたSRIDのセット記録開始ポ
イントは存在しない。このような場合のSRIDのセッ
ト書き換えについて説明する。なお、図7に示した場合
と異なるのは、SRIDとしてセット記録する区間とリ
セット記録する区間だけであり、その他については図7
に示した場合と同じであるので詳細な説明は省略する。
従って動作の概略のみを説明する。 (11)ポイントP13から始まる区間L13を再生
し、その区間のSRIDのセット記録開始ポイントの有
無を検出する。なお、この例においては区間L13にS
RIDの記録開始ポイントが無い場合を説明する。SR
IDのセット記録開始ポイントが有る場合についてはす
でに図7を用いて説明した。 (12)区間L13を再生し終えたならば、テープを巻
き戻す。このときの巻き戻し量は以下のような条件を満
たすように決定される。 1.巻き戻し終了ポイントP14は、ポイントP12
(P12はSRID書き換え開始ポイントであり詳細は
後述する)よりもテープ上の位置が手前であり、巻き戻
し終了ポイントP14からポイントP12までを走行す
る間にトラッキング引き込みは完了し、さらにサブコー
ド領域に記録されたデータを1フレーム以上再生するの
に十分な量であること。 2.巻き戻し量が大きすぎると編集動作に要する時間が
長くなってしまうため、可能な限り小さい値であるこ
と。 (13)テープを再生し、SRIDを書き換えるときに
必要なサブコード領域のデータを検出する。 (14)ポイントP12から始まる区間L12にSRI
Dをリセット記録する。なお、区間L12は10フレー
ム相当の長さであり、すなわち、ポイントP12はポイ
ントP13よりも10フレーム分だけ手前である。 (15)ポイントP13から始まる区間L13にSRI
Dをセット記録する。なお、区間L13は150フレー
ムに相当する。また、区間L11も150フレームに相
当する。
【0075】以上のような動作により、テープ上には図
10(c)に示すような頭出しID(SRID)が結果
として記録される。なお、図7を用いて説明した場合と
同様の動作原理により、この場合においてもIDデータ
2,サブデータ1,サブデータ2は保存される。このよ
うにSRIDが記録されるならば、新たに記録したSR
IDのセット記録開始位置と以前に記録されていたSR
IDのセット記録開始位置は必ず検出または識別するこ
とが可能となる。すなわちセット書き換え後のSRID
の記録開始位置においても必ずSRIDがリセットから
セットに切り替わることになるので、そのようなポイン
トを検索することにより書き換え後のSRIDのセット
記録開始位置を検索することができる。これらの効果は
前述の図7に示した場合と同様である。そして、書き換
え後のSRIDのセット記録開始位置を正確に判別する
必要がある場合には非常に有効な方法となる。
【0076】次に、SRIDの書き換えの他の方法につ
いて図11を用いて説明する。図11(a)に示すよう
にSRIDが記録されており、新たにポイントP2を頭
出しするためにSRIDを書き換える場合である。これ
は、図7(a)に示した場合と全く同じ状態である。ポ
イントP2からポイントP8までの区間L4(150フ
レーム)が書き換え該当区間となるが、その途中に以前
に記録されていたSRIDのセット記録開始ポイントP
4,P7が存在する。このような場合のSRIDの書き
換えについて説明する。なお、図7に示した場合と異な
るのは、SRIDとしてセット記録する区間とリセット
記録する区間だけであり、その他については図7に示し
た場合と同じであるので詳細な説明は省略する。従って
動作の概略のみを説明する。 (21)ポイントP2から始まる区間L4を再生し、そ
の区間のSRIDのセット記録開始ポイントの有無を検
出する。なお、この例においては区間L4にSRIDの
セット記録開始ポイントが有る場合を説明する。SRI
Dのセット記録開始ポイントが無い場合についてはすで
に図10を用いて説明した。 (22)区間L4を再生し終えたならば、テープを巻き
戻す。このときの巻き戻し量の決定方法は前述の場合と
同様であり、巻き戻し終了ポイントはポイントP5であ
る。 (23)テープを再生し、SRIDを書き換えるときに
必要なサブコード領域のデータを検出する。 (24)ポイントP1から始まる区間L1にSRIDを
リセット記録する。なお、区間L1は10フレーム相当
の長さであり、すなわち、ポイントP1はポイントP2
よりも10フレーム分だけ手前である。 (25)ポイントP2から始まる区間L2にSRIDを
セット記録する。なお、区間L2はポイントP2から始
まりポイントP3までの区間であり、ポイントP3は以
前に記録されていたSRIDのリセット記録開始ポイン
トである。
【0077】以上のように、ポイントP2から始まる1
50フレーム相当の区間に頭出しIDをセット書き換え
する場合には、まず、その区間におけるSRIDのセッ
ト記録開始ポイントの有無を検出し(この場合、SRI
Dのセット記録開始ポイントが有る)その後、まず、ポ
イントP1から始まる区間L1にリセット記録した後、
ポイントP3までにセット記録し、そこで編集動作を終
了する。
【0078】以上のような動作により、テープ上には図
11(c)に示すような頭出しID(SRID)が結果
として記録される。なお、図7を用いて説明した場合と
同様の動作原理により、この場合においてもIDデータ
2,サブデータ1,サブデータ2は保存される。このよ
うにSRIDが記録されるならば、新たに記録したSR
IDのセット記録開始位置と以前に記録されていたSR
IDのセット記録開始位置は必ず検出または識別するこ
とが可能となる。すなわちセット書き換え後のSRID
の記録開始位置においても必ずSRIDがリセットから
セットに切り替わることになるので、そのようなポイン
トを検索することにより書き換え後のSRIDのセット
記録開始位置を検索することができる。これらの効果は
前述の図7に示した場合と同様である。そして、書き換
え後のSRIDのセット記録開始位置を正確に判別する
必要がある場合には非常に有効な方法となる。さらに、
本実施例においては図7の場合よりも動作が大幅に簡略
化されている。
【0079】次に、SRIDの書き換えの他の方法につ
いて図12を用いて説明する。図12(a)に示すよう
にSRIDが記録されており、新たにポイントP31を
頭出しするためにSRIDを書き換える場合である。さ
て、ポイントP31から150フレーム相当の区間L3
2が書き換え該当区間となるが、その途中に以前に記録
されていたSRIDのセット記録開始ポイントP34が
存在する。このような場合のSRIDの書き換えについ
て説明する。なお、図7に示した場合と異なるのは、S
RIDとしてセット記録する区間とリセット記録する区
間だけであり、その他については図7に示した場合と同
じであるので詳細な説明は省略する。従って動作の概略
のみを説明する。 (31)ポイントP31から始まる区間L32を再生
し、その区間のSRIDのセット記録開始ポイントの有
無を検出する。なお、この例においては区間L32にS
RIDのセット記録開始ポイントが有る(ポイントP3
4)場合を説明する。SRIDのセット記録開始ポイン
トが無い場合についてはすでに図10を用いて説明し
た。 (32)区間L32を再生し終えたならば、テープを巻
き戻す。このときの巻き戻し量の決定方法は前述の場合
と同様であり、巻き戻し終了ポイントはポイントP33
である。 (33)テープを再生し、SRIDを書き換えるときに
必要なサブコード領域のデータを検出する。 (34)ポイントP32からポイントP31までの区間
L31にSRIDをリセット記録する。なお、区間L3
1は10フレーム相当の長さであり、すなわち、ポイン
トP32はポイントP31よりも10フレーム分だけ手
前である。
【0080】以上のように、ポイントP31から始まる
150フレーム相当の区間に頭出しIDをセット書き換
えする場合には、まず、その区間におけるSRIDのセ
ット記録開始ポイントの有無を検出し(この場合、SR
IDのセット記録開始ポイントが有る)、その後、ポイ
ントP32からポイントP31間での区間L31にリセ
ット記録して編集動作を終了する。
【0081】以上のような動作により、テープ上には図
12(c)に示すような頭出しID(SRID)が結果
として記録される。なお、図7を用いて説明した場合と
同様の動作原理により、この場合においてもIDデータ
2,サブデータ1,サブデータ2は保存される。このよ
うにSRIDが記録されるならば、新たに記録したSR
IDのセット記録開始位置と以前に記録されていたSR
IDのセット記録開始位置は必ず検出または識別するこ
とが可能となる。すなわち、セット書き換え後のSRI
Dの記録開始位置においても、必ずSRIDがリセット
からセットに切り替わることになるので、そのようなポ
イントを検索することにより書き換え後のSRIDのセ
ット記録開始位置を検索することができる。これらの効
果は前述の図7に示した場合と同様である。そして、書
き換え後のSRIDのセット記録開始位置を正確に判別
する必要がある場合には非常に有効な方法となる。さら
に、本実施例においては図7,図11の場合よりも動作
が大幅に簡略化されている。
【0082】図13にサブコードのIDデータ111と
サブデータ121の内容と配置の他の例を示す。この場
合、1フレーム内のすべてのトラックにおいて同一内容
のIDデータが記録されている。サブデータの記録につ
いては図4に示した場合と同一であるので説明は省略す
る。
【0083】次に、本実施例におけるIDデータについ
て説明する。IDデータ111をヘッド走査される順に
説明すると、まず、SB番号113が4ビット記録され
る。これは図4に示した実施例の場合と同じである。次
にブロック識別コード114が2ビットで記録される。
この場合にはIDデータブロックは1つしかなく、また
サブデータブロックは2つあるので、IDデータブロッ
クとサブデータブロックの組み合わせは2通りである。
すなわち、ブロック識別コードは114は、サブデータ
1が記録されているブロック(サブデータブロック1)
とサブデータ2が記録されているブロック(サブデータ
ブロック2)が識別できればよい。そこで、ここではサ
ブデータ1が記録されるトラック0〜4にはブロック識
別コードとしてb’00’を記録する。また、サブデー
タ2が記録されるトラック5〜9にはブロック識別コー
ドとしてb’10’を記録する。そして、SRID11
5を1ビット、PHID131を1ビット記録する。S
RID115は前述の実施例の場合と同じく頭出しID
である。また、PHID131は所望の画像が記録され
ている区間をサーチするためのIDである。ここでは、
SRIDは記録したプログラムの開始位置に記録し、ま
た、PHIDはプログラムの途中に存在するサーチする
必要がある所望の画像(動画または静止画)が記録され
ている区間にセット記録する。さらに、前述のAPID
118を4ビット、さらにPN0(132)を4ビット
記録する。
【0084】いま、SRIDとPHIDは同時にセット
記録されることはないものとする。そのとき、PN0
(132)として、SRIDがセット記録される区間に
おいてはプログラム番号を記録し、PHIDがセット記
録される区間においては、その区間に記録されている画
像データに対応する番号を記録するようにすることが可
能である。そのようにするならば、サーチ機能に優れた
VTRを実現することができる。すなわち、プログラム
番号を確認しながらSRIDをサーチしたり、または画
像データ番号を確認しながらPHIDをサーチすること
ができる。もちろん、この場合、プログラム番号と、画
像データ番号を別々に領域を設けて記録する場合よりも
サブコード領域を効率よく使うことができることは言う
までもない。
【0085】次に、図13に示したようにIDデータを
記録した場合のSRIDまたはPHIDの書き換え動作
について説明する。ここではPHIDを書き換える場合
について説明する。本実施例においてPHID(または
SRID)を書き換える場合には、その区間のすべての
トラックのサブコード領域を書き換えることになる。し
かしながらPHID以外の項目の内容については、以前
に記録されていた内容が保存される必要がある。ここ
で、前述の実施例の場合とは、全体の動作タイミング等
は同じである。すなわち、記録済みテープにPHIDを
新たにセット記録する場合には、上述の(1)〜(9)
または(11)〜(15)または(21)〜(25)ま
たは(31)〜(34)の動作を行う。しかしながら、
(4)〜(9)または(14),(15)または(2
4),(25)または(34)における、新たなサブデ
ータ1,サブデータ2,そしてIDデータに含まれるS
RID,APID,PN0の作成の方法が前述の場合と
は異なる。
【0086】前述の実施例(図4に示した場合)におい
ても説明したように、インサート編集動作においては、
テープを再生状態で走行させている状態((3)または
(13)または(23)または(33))が、あるタイ
ミングから、サブコード領域を書き換えていくモード
((4)〜(7)または(14),(15)または(2
4),(25)または(34))に変化することにな
る。本実施例においては新たなサブデータ1は、再生状
態で走行中にサブデータ1検出器37で検出されたサブ
データ1(絶対位置情報)を書き換えモードに替わった
瞬間(すなわちサブデータ1検出器37からサブデータ
が入力されなくなった瞬間)からサブデータ1生成器1
5でインクリメントしていくことにより作成する。同様
にしてサブデータ2(ユーザー情報)は、サブデータ2
検出器38とサブデータ2生成器16とにより作成す
る。
【0087】また、SRIDについては再生状態で走行
中にIDデータ1検出器35において検出できた情報と
同一の内容を記録するようにする。もし、SRIDがセ
ット記録されていた場合、所定の記録区間よりも長い区
間にわたって記録されてしまう場合もあるが、実用上の
問題は全くない。
【0088】APIDについても再生状態で走行中にI
Dデータ1検出器において検出できた情報と同一の内容
を記録するようにする。APIDに関してはその性質
上、このようにして作成しても以前に記録されていた情
報を完全に保存できる。
【0089】PN0に関しては新たにセット記録するP
HIDに応じた番号を記録する。ここでは、所望の番号
がIDデータ1生成器13において作成されるものとす
る。
【0090】さらに、ブロック識別コードについては、
そのトラックに記録するサブデータ(サブデータ1また
はサブデータ2)に応じた番号が作成される。
【0091】以上のようにして、PHID書き換え区間
(リセット記録する区間とセット記録する区間の両方)
においてのPHID以外の情報を作成する。
【0092】なお、SRIDを書き換える場合について
もその動作は原理的には同一である。新たなPHIDに
ついては再生状態で走行中にIDデータ1検出器におい
て検出できた情報と同一の内容を記録するようにする。
【0093】書き換えを行うPHIDまたはSRID以
外の情報に関しては以上に示したような方法により、新
たに作成するならば、書き換え区間においても以前に記
録されていた内容を保存することができる。もちろん、
PHIDまたはSRIDは、前述の実施例の場合と同様
に図7または図10または図11または図12を用いて
説明したように記録される。従って、記録済みテープに
新たにPHIDまたはSRIDをセット記録した場合に
おいても、その記録開始位置を検出することは常に可能
であることは前述の実施例の場合と同様である。ただ
し、PHIDを書き換える場合において、PN0(PH
IDを記録する区間においては画像番号を示す)の保存
を考慮するならば、書き換え該当区間にPHIDのセッ
ト記録開始ポイントがある場合には、図11で示した方
法により書き換えるのが好ましい。
【0094】なお、本実施例においては2ch同時記録
の場合の例を示したが、回転ヘッドの組み合わせ、配置
は本実施例に限定されず他の場合においても同様に応用
できる。
【0095】さらに、本実施例においてはトラッキング
信号領域とビデオ信号領域の間にサブコード領域を設け
る例を示したが、サブコード領域を設けるトラック上の
位置には限定されない。例えば、ヘッド走査方向にみて
ビデオ信号領域の後のトラック後半部分に設けてもよ
く、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0096】また、本実施例においては、毎秒30フレ
ームのビデオ信号が作成される場合を示したが、このフ
レーム数には限定されない。また、1フレームのビデオ
信号を10セグメントに分割して10トラックに記録す
る場合を示したが、この分割するセグメント数にも限定
されない。
【0097】さらに、本実施例においては、ビデオ信号
を記録する装置の場合を示したが、オーディオ信号も含
めて記録するようにした場合も本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0098】また、本実施例においてはトラッキング用
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmVT
Rで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはDATのようにパイロッ
ト信号の記録場所を換えて種類のパイロット信号を記録
する方式でもかまわず、パイロット信号の入れ方には限
定されない。
【0099】また、本実施例ではトラックの先頭のトラ
ッキング信号領域に周波数多重したパイロット信号を用
いてトラッキング制御を行う場合を示したが、トラッキ
ング信号領域には編集時の位置決め情報信号のみを記録
し、トラッキング制御に関しては従来のVHS方式のV
TRで行われているようなテープ端部のリニアトラック
に記録したコントロール信号を用いた制御を行ってもよ
い。
【0100】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以前に頭
出し用情報がセット記録されていた区間の途中からセッ
ト書き換えを行う場合、または、新たに頭出し用情報を
セット記録しようとする区間に、以前に記録された頭出
し用情報のセット記録開始ポイントがある場合において
も、書き換え前と書き換え後の両方のセット記録開始ポ
イントを識別することが可能となる。これにより、本発
明の記録再生方法を用いてVTRを実現するならば、頭
出し用情報の書き換え編集機能が優れたVTRとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生方法を適用しうる磁気記録再
生装置の記録時の動作を表す図
【図2】本発明の実施例におけるシリンダ上の回転ヘッ
ドの配置図
【図3】本発明の実施例におけるサブコード領域の構成
【図4】本発明の実施例におけるサブコードのID部と
データ部の内容と配置を示す図
【図5】本発明の実施例における、サブコードのデータ
部に記録するサブデータの詳細な内容と配置を示す図
【図6】本発明の記録再生方法を適用しうる磁気記録再
生装置のインサート編集時の動作を表す図
【図7】本発明の実施例におけるインサート編集時の動
作のフローとトラック位置を示す図
【図8】図6に示した編集タイミング生成器の一例を示
す構成図
【図9】本発明の実施例におけるインサート編集時の各
信号のタイムチャート
【図10】本発明の実施例におけるインサート編集時の
動作のフローとトラック位置を示す図
【図11】本発明の実施例におけるインサート編集時の
動作のフローとトラック位置を示す図
【図12】本発明の実施例におけるインサート編集時の
動作のフローとトラック位置を示す図
【図13】本発明の一実施例における、サブコードのI
D部とデータ部の内容と配置の他の例を示す図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2a,2b 回転ヘッド 3 シリンダ 4 キャプスタンモータ 5 ピンチローラー 6 キャプスタン制御回路 7 テープ走行器 8 ビデオ信号生成器 9 クロック生成器 10 セグメント化回路 11 フレーム同期信号生成器 12 トラッキング信号生成器 13 IDデータ1生成器 14 IDデータ2生成器 15 サブデータ1生成器 16 サブデータ2生成器 17 シンク生成器 20 合成器 21 サブコード生成器 22 記録器 23 回転ヘッド制御器 24_0〜24_9 トラック 25 ビデオ信号領域 26 サブコード領域 27 位置決め情報信号領域 28 トラッキング信号領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/087 101 G11B 27/02 - 27/08 G11B 27/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ上の傾斜トラック内の一部に頭出
    し用情報の記録されるサブコード領域を設けた記録再生
    方法であって、 前記サブコード領域内の前記頭出し用情報のセット書き
    換え時には、まず、書き換え該当区間内での前記頭出し
    用情報のセット信号記録開始ポイントの有無を検出し、 前記セット信号記録開始ポイントが有る場合には前記サ
    ブコード領域内の前記頭出し用情報として所定区間にわ
    たりリセット信号を記録し、その後に前記セット信号記
    録開始ポイントの手前までセット信号を記録することを
    特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 テープ上の傾斜トラック内の一部に頭出
    し用情報の記録されるサブコード領域を設けた記録再生
    方法であって、 前記サブコード領域内の前記頭出し用情報のセット書き
    換え時には、まず、書き換え該当区間内での前記頭出し
    用情報のセット信号記録区間を検出し、セット書き換え開始位置が前記セット信号記録区間の途
    中であるならば、前記サブコード領域内の頭出し用情報
    として所定区間にわたりリセット信号を記録する記録再
    生方法であり、 前記所定区間は前記セット信号記録区間よりも短い こと
    を特徴とする記録再生方法。
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