JPH0729242A - 記録再生方法 - Google Patents

記録再生方法

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JPH0729242A
JPH0729242A JP5171419A JP17141993A JPH0729242A JP H0729242 A JPH0729242 A JP H0729242A JP 5171419 A JP5171419 A JP 5171419A JP 17141993 A JP17141993 A JP 17141993A JP H0729242 A JPH0729242 A JP H0729242A
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JP
Japan
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recorded
data
recording
signal
sub
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Application number
JP5171419A
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English (en)
Inventor
Akihiko Nakamura
昭彦 中村
Makoto Goto
誠 後藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0729242A publication Critical patent/JPH0729242A/ja
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 頭出し用情報がアクティブ記録されたディジ
タル画像情報のうち所望の画像情報に対しては、サーチ
した後に所定の動作をさせることが可能となるように工
夫した記録再生装置を提供する。 【構成】 テープ上の傾斜トラック内に頭出し用IDを
含むサブコードとディジタル映像信号を記録する。この
際、頭出し用IDのアクティブ部分に付随する付随指令
情報、例えばプリントマークをサブコード内に記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号をサブコー
ドとともにテープに記録し、その記録情報を再生する記
録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)などテープを媒体とした記録再生装置が実用化さ
れ普及している。また、より一層の高密度記録による装
置の小型化、ディジタル化の開発が行われている。ここ
で、ビデオ情報をディジタル記録することのメリット
は、言うまでもなく再生画像の高画質化を図れることで
ある。このような高画質のディジタルVTRにおいて
は、静止画を記録ために用いられる機会も多くなる。そ
の静止画は、ディスプレイだけではなく、ビデオプリン
タに出力されたり、また、他の記録媒体に対して転送さ
れたりする。
【0003】一方、ビデオに限らず、情報信号を記録す
る場合は、通常、サブコードを含めて記録する。ここで
サブコードとはデータの記録開始位置を示す頭出しI
D、テープ上での絶対位置を示す絶対タイムコード、ユ
ーザーが決定するユーザータイムコードなど、情報信号
に付帯するコードである。このようなサブコードを記録
する例としては、DAT(Digital Audio
Tape recorder)、8mmVTRなどが
あげられる。サブコードはヘッド走査がトラックを斜め
に横切る高速サーチ時にも検出できるように考慮して記
録される。
【0004】さて、ディジタルVTRが、静止画の記録
用としての用途が増えることを想定するならば、その静
止画に関連したサブコードも記録されることが好まし
い。静止画に関連するサブコードとしては、静止画記録
部分を頭出しするためのID、複数の静止画を記録する
場合ならば、静止画番号などを記録するならば、所望の
静止画の高速サーチを行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録再生方法においては、頭出しをするためのIDに付
随した指令情報をサブコードとして記録することは行わ
れていない。ここで、頭出しをするためのIDに付随し
た指令情報とは、例えば、頭出しIDを記録したディジ
タル画像のうち所望のディジタル画像をビデオプリンタ
に出力することを示すID、または、他の記録媒体に記
録するために出力することを示すIDなどである。従っ
て、頭出しIDにより所望のディジタル画像をサーチす
ることはできても、画像をサーチした後に更なる動作を
させるためには、操作者がいちいちキー操作を行う必要
があった。
【0006】本発明の目的は、頭出し用情報とともに記
録されたディジタル映像信号のうち所望の映像信号に対
しては、サーチした後に所定の動作をさせることが可能
となるように工夫した記録再生方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の記録再生方法は、テープ上の傾斜トラック内
に頭出し用情報を含むサブコードとディジタル映像信号
を記録する記録再生方法であって、頭出し用情報のアク
ティブ部分に付随する付随指令情報をサブコード内に記
録することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、頭出し用情報のアクティブ部
分に付随する付随指令情報を記録するようにしているの
で、頭出し用情報がアクティブ記録されたディジタル映
像をサーチするとともに、付随指令情報で示された動作
をさせることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の実施例における記録再生方
法の記録動作を表す図である。図1において、1は磁気
テープ、2a,2bはシリンダ(図示せず)に取り付け
られた回転ヘッドであり、24_0〜24_9はそれぞ
れ磁気テープ1上に形成されたトラックである。7はテ
ープ走行器であり、キャプスタンモータ4、ピンチロー
ラー5、キャプスタン制御回路6により構成されてい
る。8はディジタルビデオ信号生成器、9はクロック生
成器、10はセグメント化回路、11はフレーム同期信
号生成器、12はトラッキング信号生成器である。21
はサブコード生成器であり、IDデータ1生成器13、
IDデータ2生成器14、サブデータ1生成器15、サ
ブデータ2生成器16、シンク生成器17、合成器20
により構成される。さらに、22は記録器、23は回転
ヘッド制御器である。本実施例は、回転ヘッド2a,2
bによって2本のトラックをほぼ同時に記録再生する例
である。図2は本実施例におけるシリンダ上の回転ヘッ
ド2a、2bの配置を示す図であり、3はシリンダであ
る。
【0011】図1に示した磁気テープ1上の各トラック
においては、トラック先頭に形成されたトラッキング信
号領域28の一部に位置決め信号領域27が設けられて
おり、この領域に位置決め信号が記録される。この位置
決め信号は隣接トラックからの信号の影響を受けにくい
比較的高い周波数が選ばれる。また、トラッキング信号
領域28にはトラッキング用のパイロット信号が周波数
多重されて記録される。このパイロット信号は1トラッ
クおきに異なる2種類の周波数f1,f2で交互に記録
されている。この2種類のパイロット信号の周波数は、
回転ヘッド2a,2bのアジマスロスの影響を受けにく
い比較的低い周波数が選ばれる。また、ビデオ信号領域
25にはディジタルビデオ信号が、サブコード領域26
にはサブコードが記録される。
【0012】次に、図1における記録の動作について説
明する。記録時において磁気テープ1は、キャプスタン
制御回路6により回転速度を制御されるキャプスタンモ
ータ4とピンチローラー5とにより走行する。
【0013】ディジタルビデオ信号生成器8では、毎秒
30フレーム相当(1フレームはテレビの1画面)のデ
ィジタルビデオ信号が作成される。なお、ここで作成さ
れるディジタルビデオ信号は静止画情報であり、6秒
(180フレーム)ごとに異なる静止画が作成される。
セグメント化回路10では1フレームの信号を10セグ
メントに分割する。最終的には1フレームのビデオ信号
が10トラックに分割されて記録されることになる。セ
グメント化されたビデオ信号(静止画信号)はセグメン
ト番号を含んで記録器22に入力される。
【0014】クロック生成器9では入力されたディジタ
ルビデオ信号に同期したクロックを作り出す。ここで
は、毎秒30フレームのディジタルビデオ信号が入力さ
れ、そのディジタルビデオ信号に同期した150Hzの
クロックが作り出される。
【0015】トラッキング信号生成器12は、クロック
生成器9のクロックに応じて異なる2種類の周波数f
1,f2のパイロット信号と位置決め情報信号とを含む
トラッキング信号が生成される。このトラッキング信号
は記録器22に入力される。
【0016】フレーム同期信号生成器11では入力され
たビデオ信号のフレームに同期した30Hzのフレーム
同期信号を生成する。
【0017】IDデータ1生成器13では、ブロック識
別コードと頭出しID(以後、SRIDと略す)とプリ
ントマーク(以後、PRMと略す)と画像番号を含んだ
IDデータ1が生成される。さて、SRIDの生成につ
いて説明する。前述したように、ディジタルビデオ信号
生成器8では6秒(180フレーム)ごとに異なる静止
画に切り替えて出力される。IDデータ1生成器13で
は、ディジタルビデオ信号生成器8からの信号が異なる
静止画に切り替わるのを検出したならば、SRIDとし
てセット信号の生成が開始される。その後、フレーム同
期信号生成器11のフレーム同期信号によりフレーム数
をカウントし、所定フレーム数(ここでは150フレー
ムとする)だけセット信号を生成し続ける。その後さら
に所定のフレーム数以上の間(ここでは30フレームと
する)リセット信号を生成する。以上のようにしてSR
IDは生成される。次にPRMについて説明する。PR
Mは、画像をプリンタ出力するか否かを示すIDであ
る。すなわち、プリンタ出力をすべき画像データの記録
位置に対して所定の区間にセット記録される。ここで
は、プリンタ出力すべき画像データのSRIDセット記
録区間においてPRMをセット記録するものとする。詳
細については後述する。IDデータ1は合成器20に入
力される。
【0018】IDデータ2生成器14では、ブロック識
別コードとアプリケーションID(以後、APIDと略
す)とコントロールID(以後、COIDと略す)を含
んだIDデータ2が生成される。詳細な内容については
後述する。IDデータ2は合成器20に入力される。
【0019】サブデータ1生成器15では、絶対位置情
報(テープカウンタや絶対タイムコードなど)を含んだ
サブデータ1が生成される。詳細な内容については後述
する。サブデータ1は合成器20に入力される。
【0020】サブデータ2生成器16では、ユーザ情報
(記録年月日や記録時分秒など)を含んだサブデータ2
が生成される。詳細な内容については後述する。サブデ
ータ2は合成器20に入力される。
【0021】シンク生成器17では、シンク信号が生成
される。詳細については後述するが、1トラック内のサ
ブコード領域において、サブコードは、複数、例えば1
2個の小領域に分けて記録される。なお、以後この小領
域をシンクブロック(SB)と呼ぶ。さて、シンク信号
とはシンクブロックの記録開始位置を示す信号である。
シンク信号は合成器20に入力される。
【0022】合成器20では、まず、クロック生成器9
のクロックとフレーム同期信号生成器11のフレーム同
期信号とにより、記録器22に入力されているセグメン
ト化ビデオ信号の1フレーム内でのセグメント番号(0
〜9)を認識する。そして、セグメント番号に応じて記
録器22に入力するIDデータとサブデータの組み合わ
せを切り換える。具体的には、セグメント番号が0,
1,2のときはシンク信号とIDデータ1とサブデータ
1を合成したサブコードを、セグメント番号が3,4の
ときはシンク信号とIDデータ2とサブデータ1を合成
したサブコードを、セグメント番号が5,6のときはシ
ンク信号とIDデータ2とサブデータ2を合成したサブ
コードを、セグメント番号が7,8,9のときはシンク
信号とIDデータ1とサブデータ2を合成したサブコー
ドを記録器22に入力する。
【0023】IDデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,7,8,9のときに記録器22に入力される
が、セグメント番号にかかわらず1フレーム内において
は同一内容のIDデータである。
【0024】IDデータ2はセグメント番号が、3,
4,5,6のときに記録器22に入力されるが、セグメ
ント番号にかかわらず1フレーム内においては同一内容
のIDデータである。
【0025】サブデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,3,4のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0026】サブデータ2はセグメント番号が、5,
6,7,8,9のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0027】よって、本実施例においては、IDデータ
1,IDデータ2,サブデータ1,サブデータ2はそれ
ぞれ連続する複数(4以上)のセグメント番号において
サブコードに含まれるようになる。
【0028】記録器22はクロック生成器9のクロック
出力に応じて、セグメント化ビデオ信号とサブコードと
トラッキング信号がそれぞれ領域を分け記録するような
記録信号を回転ヘッド2a,2bに出力する。
【0029】回転ヘッド制御器23は、クロック生成器
9のクロック出力に同期するように回転ヘッド2a,2
bが搭載されているシリンダ3の回転速度を制御する。
【0030】以上の動作の結果、図1に示すようなトラ
ックが磁気テープ1上に形成される。ここで、1トラッ
ク内におけるサブコード領域26の詳細な構成を図3
(a)に、サブコードの1SBの詳細な構成を図3
(b)に示す。
【0031】まず、図3(a)に示すように1トラック
内のサブコード領域は、12SBからなっている(SB
0〜SB11)。図3(b)に示すように、1SBはシ
ンク部100とID部110とデータ部120からなっ
ている。シンク部100には前述したように、SBの記
録開始位置を示す信号が2バイト記録される。ID部1
10は、IDデータ111が2バイト(ID0とID1
がそれぞれ1バイト)、IDP112が1バイト記録さ
れる。すなわち、ID部110は3バイト記録される。
IDデータ111についての詳細は、後ほど図4を用い
て説明する。IDP112にはパリティ信号が記録され
る。このIDP112は、SBにおいてシンク部100
からID部110までの信号の読み取り誤りを検出(さ
らには訂正)するための信号である。
【0032】1SBにおいてこの位置にIDP112を
記録することにより、シンク部100からID部110
までを読めればID0,ID1として記録されたIDデ
ータ111を読み取ることができる。このとき、1SB
全体(シンク部100からデータ部120まで)を読み
取る必要はない。このことは、高速サーチ時など回転ヘ
ッドの走査軌跡がテープ上のトラックを斜めに横切ると
きのデータ再生に有利に働く。
【0033】さて、データ部120には、サブデータ1
21が5バイト、DP(DATA_PARITY)12
2が2バイト記録される。サブデータ121についての
詳細は、後ほど図4を用いて説明する。DP122には
パリティ信号が記録される。このDP122はSBにお
いてシンク部100からデータ部120までの信号の読
み取り誤りを検出(さらには訂正)するための信号であ
る。シンク部100からデータ部120までの信号が読
み取れたときに、データ部120のサブデータを読み取
ることができる。
【0034】図4に、サブコードのIDデータ111と
サブデータ121の内容と配置を示す。図4におけるト
ラック番号はセグメント番号と同一であり、すなわち記
録されたトラックにおいては、トラック番号に応じてI
Dデータ111の内容がIDデータ1とIDデータ2を
切り換えて記録され、さらにサブデータ121の内容が
サブデータ1とサブデータ2が切り換えて記録される。
【0035】トラック番号0,1,2,7,8,9には
IDデータとしてIDデータ1が記録される。1フレー
ム内では分割されているが、隣接フレームも含めて考え
れば6トラック連続してサブコード領域のID部にはI
Dデータ1が記録される。ここで、この同一IDデータ
が記録される隣接するトラックのID部をIDブロック
と呼ぶ。同様にして、同一サブデータが記録される隣接
トラックのデータ部をサブデータブロックと呼ぶ。
【0036】さて、IDデータ1が記録される(IDブ
ロック1)のID部110をヘッド走査される順に説明
すると、まずSB番号113が4ビット記録される。こ
れは、1トラック内のサブコード領域26でのSB0〜
SB11のいずれかを識別するためのものである。次
に、ブロック識別コード114が2ビット記録される。
図4からも明らかなように、1フレーム内においてID
データ1,2とサブデータ1,2の組み合わせてできる
ブロックは4通りある。そのブロックを識別するための
ものである。そして、SRID115,PRM133が
1ビットづつ記録される。さらに、画像番号PN1,P
N0(116)が合計8ビットで記録される。1フレー
ム内においてはSRID115とPRM133と画像番
号PN1,PN0(116)は同一のものが記録され
る。
【0037】また、トラック番号0,1,2のブロック
識別コード114はb’00’であり、トラック番号
7,8,9のブロック識別コード114はb’11’で
ある。また、SB番号113は0〜11が記録される。
【0038】トラック番号3,4,5,6のID部11
0にはIDデータ111としてIDデータ2が記録され
る(IDブロック2)。ヘッド走査される順に説明する
と、まずIDデータ1のときと同様の意味を持つSB番
号113が4ビット記録される。次に、同じくIDデー
タ1のときと同様の意味を持つブロック識別コード11
4が2ビット記録される。次の2ビット117はb’0
0’を記録しておく。そして、APID118を2ビッ
ト記録し、COID119を6ビット記録する。API
D118はID部110やデータ部120の記載内容を
指示するID情報である。この信号を記録することによ
り、例えば、ユーザーテープの場合とソフトテープの場
合とでID部またはデータ部に記録する内容を変えるこ
とができる。また、COIDとしてはスキップ操作に関
するIDや、TOC IDなどが記録される。ここでT
OCとは、テープ上に記録されたビデオ信号のプログラ
ムメニューであり、TOC IDはTOCが記録されて
いる区間か否かを示す。なお、このTOCは通常ビデオ
信号とともに記録する。
【0039】さて、1フレーム内においてはAPID1
18とCOID119は同一のものが記録される。ま
た、トラック番号3,4のブロック識別信号114は
b’01’であり、トラック番号5,6のブロック識別
コード114はb’10’である。また、SB番号11
3は0〜11が記録される。
【0040】次に、データ部120のサブデータ121
について説明する。トラック番号0〜4のデータ部12
0には、サブデータとして絶対位置情報(サブデータ
1)が記録される(サブデータブロック1)。また、ト
ラック番号5〜9のデータ部120には、サブデータと
してユーザー情報(サブデータ2)が記録される(サブ
データブロック2)。
【0041】図5にサブデータ121の配置と内容を示
す。図5においては、サブコード領域26の各SBにお
いて記録するデータ部120のサブデータ121のみを
示している。トラック番号0〜4には絶対位置情報とし
て絶対タイムコード(ATC123)とテープカウンタ
値(TC124)を1SBごとに交互に記録する。ま
た、トラック番号5〜9には記録年月日(T1(12
5))と記録時分秒(T2(126))を同じく1SB
ごとに交互に記録する。ただし、ATC123,TC1
24,T1(125),T2(126)は必要に応じて
ITEM識別ヘッダーと一緒に記録され、再生時に識別
ヘッダーにより内容を識別できるようにする。
【0042】次に、図6にテープ上のトラックに記録さ
れる静止画情報、SRID、PRMの対応を示す。図6
(a)に示すように、静止画1〜静止画8の8種類の静
止画が記録されており、そのうち静止画2,静止画5,
静止画6をプリンタ主力したい場合を示す。そのときに
記録されるSRIDを図6(b)に、PRMを図6
(c)に示す。各画像データに対してSRIDがセット
記録される区間(SRIDのアクティブ部分)がある
が、そのうち、プリンタ出力したい画像データのSRI
Dセット記録区間にPRMはセット記録される。
【0043】以上のように、ビデオ信号にサブコードを
付帯させて同時に記録するようにするならば、編集時や
サーチ時に有効に利用できる。
【0044】また、本実施例に示すように、1トラック
内のサブコード領域26は、複数(本実施例においては
12個)のシンクブロック(SB)に分割され、全トラ
ックのサブコード領域のID部110のIDデータ11
1にブロック識別コード114が含まれて記録されてい
る。このブロック識別信号114を全てのシンクブロッ
クに記録することにより、トラックを横切ってサブコー
ドのシンクブロックが再生検出されるサーチ時におい
て、シンクブロック内のデータの内容を判読することが
できる。したがって、サブコードの高速サーチが可能と
なる。
【0045】また、IDデータブロック2にはAPID
118を記録しているが、このIDを記録することによ
りサーチ中に読んで、サブコードの情報配置を判読する
ことができる。これは、APIDに応じてユーザ情報の
内容や配置を変えた場合、APIDに応じてコントロー
ルID(COID)の意味づけを変えた場合に有効であ
る。
【0046】なお、ブロック識別コード114とAPI
D118はともにシンクブロック内のID部110に記
録されている。ID部110に記録されたものはデータ
部120に記録されたものより高速サーチ時の検出確率
が高くなる。前述したようにID110部に記録したも
のは、データ部120に記録したデータより、読み取る
ための再生区間が短くてもよい。したがって、トラック
を横切って再生する高速サーチ時の検出確率が高くな
る。
【0047】さらに、上述したようにプリントマーク
(PRM)を記録するならば、テープ上に記録されたデ
ィジタル画像情報を次から次へと連続的にプリンタ出力
する場合に非常に有効である。次にそのプリンタ出力の
方法について図7,図8を用いて説明する。図7は本実
施例の記録再生方法において、テープ上に記録された画
像をプリンタ出力するために必要な構成のみを示した図
である。図8はそのときの動作順序を示す図である。こ
の動作は、図7中のコントローラ41によって制御され
る。
【0048】図7において、30はトラッキングエラー
検出器、35はIDデータ1検出器、40は再生回路、
41はコントローラ、42はプリンタである。IDデー
タ1検出器35はIDデータ1に含まれているPRMを
検出し、コントローラ41に出力する。再生回路40は
ヘッド2a,2bからの再生信号をディジタルビデオ信
号に復調する。そして、コントローラ41の指令により
ディジタルビデオ信号をプリンタ42に転送する。プリ
ンタ42では1フレームのディジタルビデオ信号が転送
されたならば、その画像をプリンタ出力する。
【0049】コントローラ41の動作については図8を
用いて説明する。今この時点から操作を開始するとす
る。
【0050】(1)PRMサーチ コントローラ41はキャプスタン制御回路6に対して、
早送り指令を出力する。それにより、テープは通常再生
時よりも速い速度で走行する(例えば通常再生時の3倍
の速度)。この間、IDデータ1検出器35では、再生
信号からSRID,PRMを検出している。
【0051】(2)トラッキング引き込み IDデータ1検出器35において、PRMがセット記録
されている区間を検出したならば、コントローラ41
は、キャプスタン制御回路6に対して、通常再生指令を
出力する。それにより、ヘッドとトラックのトラッキン
グが行われる。再生回路40ではヘッドからの再生信号
を復調し、ビデオ信号を作成している。
【0052】(3)テープ再生&データ転送 トラッキング引き込みが完了したならば、コントローラ
41からの指令により、再生回路40のディジタルビデ
オ信号がプリンタ42に対して転送される。プリンタ4
2は、1フレームのディジタルビデオ信号が入力された
ならば、その画像をプリンタ出力する。その後、(1)
の動作に復帰する。
【0053】以上のような動作により、テープ上に記録
された画像データのうち所望のデータが連続的にプリン
タ出力される。このように、サブコードとしてプリント
マークを記録するならば、以上のようなプリント出力動
作が可能となる。さらに、プリンタ出力した画面にはI
Dがセット記録されており、後の編集時にも有効であ
る。
【0054】ここで、トラッキング制御について補足し
ておく。前述の方法で記録されたトラックのトラッキン
グ信号領域28には、1トラックおきに異なる2種類の
周波数f1,f2のパイロット信号が周波数多重されて
記録されている。いまここでは、トラック24_0から
順にf0トラック,f1トラック,f0トラック,f2
トラック,f0トラック,f1トラック,…と記録され
ているものとする。ここで、f0トラックにはパイロッ
ト信号が記録されていない。f1トラックには周波数f
1のパイロット信号が周波数多重されて記録されてい
る。f2トラックには周波数f2のパイロット信号が周
波数多重されて記録されている。また、トラッキングは
回転ヘッド2aが常にf0トラックを走査するように制
御される。例えば図7においては、トラック24_10
を走査するようにトラッキングが行われる。
【0055】いま、回転ヘッド2aがトラック24_1
0のトラッキング信号領域28を走査したときに、その
両隣接トラック24_9,24_11に記録されている
異なるパイロット信号成分f1,f2のもれ成分が含ま
れて検出される。この信号からトラッキングエラー検出
器30によりトラッキングエラー情報が検出され、キャ
プスタン制御回路6では入力されたトラッキングエラー
情報によりキャプスタンモータを制御する。ここで、ト
ラッキングエラー検出器30にはf1成分の大きさとf
2成分の大きさを比較してその差に比例したトラッキン
グエラー情報を出力する周知の検出器が利用される。こ
こで、トラッキングエラー情報は常に先行トラックに含
まれているパイロット成分から後方トラックに含まれて
いるパイロット成分の差を出力するようになっている。
例えば、回転ヘッド2aがトラック24_10を走査し
ているときは、トラック24_11のトラッキング信号
領域に含まれているパイロット成分からトラック24_
9のトラッキング信号領域に含まれているパイロット成
分の差に比例した値が出力される。回転ヘッド2bは回
転ヘッド2aとごく近傍に配置され正確に回転ヘッド2
aとの相対位置関係を確保できるため、回転ヘッド2a
とトラック24_10とのトラッキングを行うことによ
り、回転ヘッド2bとトラック24_11とのトラッキ
ングも同時に達成することができる。
【0056】なお、プリンタ出力する方法は上述した例
に限定されるものでない。SRIDのアクティブ部分
(セット記録区間)に付随したプリントマークがセット
記録されているディジタル画像をプリンタ出力できれば
よい。
【0057】図9にサブコードのIDデータ111とサ
ブデータ121の内容と配置の他の例を示す。この場
合、1フレーム内のすべてのトラックにおいて同一内容
のIDデータが記録されている。サブデータの記録につ
いては図4に示した場合と同一であるので説明は省略す
る。
【0058】次に、本実施例におけるIDデータについ
て説明する。IDデータ111をヘッド走査される順に
説明すると、まず、SB番号113が4ビット記録され
る。これは図4に示した実施例の場合と同じである。次
にブロック識別コード114が1ビットで記録される。
この場合にはIDデータブロックは1つしかなく、また
サブデータブロックは2つあるので、IDデータブロッ
クとサブデータブロックの組み合わせは2通りである。
すなわちブロック識別コードは114は、サブデータ1
が記録されているブロック(サブデータブロック1)と
サブデータ2が記録されているブロック(サブデータブ
ロック2)が識別できればよい。そこで、ここではサブ
データ1が記録されるトラック0〜4にはブロック識別
コードとしてb’0’を記録する。またサブデータ2が
記録されるトラック5〜9にはブロック識別コードとし
てb’1’を記録する。そして、SRID115を1ビ
ット、PRM133を1ビット、INID131を1ビ
ット記録する。SRID115は前述の実施例の場合と
同じく頭出しIDである。また、INID131は所望
の画像が記録されている区間をサーチするためのIDで
ある。ここでは、SRIDはプログラムの途中に存在す
るサーチする必要がある所望の画像(動画または静止
画)が記録されている区間にセット記録し、INID
は、記録したプログラムの開始位置に記録する。また前
述した場合と同様に、PRMはプリントマークである。
【0059】さらに、前述のAPID118を4ビッ
ト、さらにPN0(132)を4ビット記録する。い
ま、SRIDとINIDは同時にセット記録されること
はないものとする。そのとき、PN0(132)とし
て、SRIDがセット記録される区間においては、その
区間に記録されている画像データに対応する番号を記録
するようにし、INIDがセット記録される区間におい
ては、プログラム番号を記録するようにすることが可能
である。そのようにするならば、サーチ機能に優れたV
TRを実現することができる。すなわち、画像データ番
号を確認しながらSRIDをサーチしたり、またはプロ
グラム番号を確認しながらINIDをサーチすることが
できる。もちろん、この場合、プログラム番号と、画像
データ番号を別々に領域を設けて記録する場合よりもサ
ブコード領域を効率よく使うことができることは言うま
でもない。
【0060】図10にテープ上のトラックに記録される
静止画情報、SRID、PRMの対応を示す。図10
(a)に示すように、静止画1〜静止画8の8種類の静
止画が記録されており、そのうち静止画2,静止画5,
静止画6をプリンタ主力したい場合を示す。そのときに
記録されるSRIDを図10(b)に、PRMを同図
(c)に示す。各画像データに対してSRIDがセット
記録される区間(L1,150フレーム)とリセット記
録される区間(L2,30フレーム)がある。この例に
おいては、プリンタ出力したい画像データのSRIDセ
ット記録区間(SRIDアクティブ区間)の前の所定区
間(L3,15フレーム)にPRMはセット記録され
る。
【0061】このようにPRMを記録するならば、図7
で示した構成で図8に示した順序の動作をさせることに
より、所望の画像のみを連続的にプリンタ出力できるこ
とは前述の実施例の場合と同様である。また、このよう
にPRMを記録するならば、記録済みテープにおいて所
望の画像をプリント出力するためにPRMを書き換える
編集を行っても、他のサブコードの内容は保存すること
ができる。
【0062】次にその編集動作について図11,12を
用いて説明する。図11において29は編集点切り換え
スイッチ、30はトラッキングエラー検出器、31は位
置決め情報信号検出器、32は編集タイミング生成器、
33は編集指示器、34はセグメント番号検出器、35
はIDデータ1検出器、37はサブデータ1検出器、3
8はサブデータ2検出器である。図12は編集時の動作
順序を説明するための図である。ここでは、図12
(a)に示すように画像データが記録されていて、静止
画2をプリント出力するようなPRMを記録する場合を
説明する。
【0063】まず、動作の概略について説明する。 (1)テープ再生 テープをトラッキング制御を行いながら走行させる。
【0064】(2)プリントマーク指令 静止画2が記録された区間を走行中にポイントP1にお
いて、静止画2をプリント出力するような指令(プリン
トマーク指令)が編集指示器に入力されたとする。
【0065】(3)巻き戻し プリントマーク指令が編集指示器に入力されたならば、
テープを巻き戻す。このときの巻き戻し量は以下のよう
な条件を満たすように決定される。
【0066】1.巻き戻し終了ポイントP2は、ポイン
トP3(P3はSRIDリセット記録開始ポイントであ
り詳細は後述する)よりもテープ上の位置が手前であ
り、巻き戻し終了ポイントP2からポイントP3までを
走行する間にトラッキング引き込みは完了するのに十分
な量であること。
【0067】2.巻き戻し量が大きすぎると編集動作に
要する時間が長くなってしまうため、可能な限り小さい
値であること。
【0068】(4)テープ再生 テープを再生し、SRIDを書き換えるときに必要なサ
ブコード領域のデータを検出する。
【0069】(5)PRMセット記録 ポイントP4から始まる区間L3にPRMをセット記録
する。なお、区間L3は15フレーム相当の長さであ
り、すなわち、ポイントP4はポイントP5(静止画2
の記録開始ポイント)よりも15フレーム分だけ手前で
ある。
【0070】(6)テープ再生 すなわち(1)の動作と同じである。
【0071】以上の動作は、本記録再生装置の操作者
が、テープの再生画をディスプレイでモニタしており、
任意の静止画(ここでは、静止画2)を再生中にキー操
作によりその静止画をプリント出力するような設定にす
る場合を想定している。
【0072】次に、上述した(2)〜(5)の動作につ
いて詳細に説明する。 (1)テープ再生 まず、装置全体の動作について説明する。再生中におい
ては、編集指示器33は、編集点切り替えスイッチ29
を端子29bに接続することを指示する。クロック生成
器9では150Hzの信号がつくられ、回転ヘッド制御
器23は、クロック生成器9のクロック出力に同期する
ように回転ヘッド2a,2bが搭載されているシリンダ
3の回転速度を制御する。編集点切り換えスイッチ29
は端子29bに接続されているので、再生信号が回転ヘ
ッド2aから出力される。また、この出力信号によりト
ラッキング制御が行われる。なお、キャプスタン制御回
路6は編集指示器33によりトラッキング制御を行うこ
とを指示されている。トラッキング制御の方法について
はすでに説明したとおりである。
【0073】(2)プリントマーク指令 前述したような位置でプリントマーク指令を編集指示器
33が受け取ったとする。
【0074】(3)巻き戻し 編集指示器33は、キャプスタン制御回路6にテープの
巻き戻し動作をすることを指示する。一般的には記録時
または再生時のテープ速度よりも大きい速度で巻き戻せ
ばよい。当然のことながらこの場合トラッキングは行わ
ない。ここでは、記録時の3倍の速度で巻き戻す(−3
倍速)ものとする。そして、巻き戻しながらテープ上に
記録されたサブコード領域の情報を再生し、IDデータ
1検出器35によりSRIDを検出する。そして、ポイ
ントP3(巻き戻し中にSRIDがリセットからセット
に切り替わるポイント)を検出してから所定距離走行後
(ポイントP2)に停止させる。この所定距離はここで
は約10フレーム相当とする。この距離はテープ速度と
走行時間を管理することにより決定しても問題はない。
巻き戻しながらサブデータ1検出器によりテープ上サブ
コード領域に記録された絶対位置情報を検出することに
より、走行距離を管理してもよい。
【0075】(4)テープ再生 (1)の動作の時と同様の方法でトラッキングを行い、
テープを再生状態で走行させる。回転ヘッド2aからの
再生信号はIDデータ1検出器35とサブデータ1検出
器37に入力される。そして、IDデータ1検出器35
によりSRIDがセットからリセットに切り替わるポイ
ント(ポイントP3)から15フレーム走行させたポイ
ント(ポイントP4)まで再生する。なお、この場合の
走行距離は、サブデータ1検出器37で検出される絶対
位置情報により管理される。
【0076】(5)PRMセット記録 テープを再生状態で走行させポイントP4に到達したな
らば、編集指示器33からの指示によりPRMをセット
記録する。すなわちIDデータ1を書き換えていく。書
き換えは区間L3にわたって行う。
【0077】IDデータ1を書き換えていく場合、後述
する方法で決定されるタイミングで、記録器22で作成
される記録信号を記録するモードと回転ヘッド2a,2
bからの信号を再生するモードとが編集点切り換えスイ
ッチ29により切り換えられる。すなわち、トラックの
サブコード領域を走査するときは、記録信号を記録する
モードであり、その他の領域を走査するときは回転ヘッ
ド2a,2bからの信号を再生するモードとなる。
【0078】まず、サブコードの生成について説明す
る。IDデータ1生成器13では、編集指示器33から
の指示信号により、新たなIDデータ1を作成する。S
B番号は、所定のSB番号が作成されるものとする。ま
た、ブロック識別コードについては、そのトラックに記
録するサブデータ(サブデータ1またはサブデータ2)
に応じたコードが作成される。SRIDはリセット信号
が作成され、PRMは言うまでもなくセット信号が作成
される。また、INIDはリセット信号が作成される。
なお、区間L3においてSRID、INIDについては
セット記録されることはない。APID,PN0につい
ては(4)のテープ再生中にIDデータ1検出器におい
て検出できた情報と同一の内容を記録するようにする。
これらは、そのようにして作成しても以前に記録されて
いた情報を完全に保存できる。そして、作成されたID
データ1は合成器20に入力される。
【0079】サブコード領域の各シンクブロックのID
部のIDデータ1を書き換える場合、同一シンクブロッ
クのデータ部に記録されているサブデータ1(絶対位置
情報)とサブデータ2(ユーザー情報)も同時に書き換
える必要がある。ただし、サブデータ1とサブデータ2
は以前に記録されていたデータが保持されなければなら
ない。新たなサブデータ1は、上述した(4)のテープ
再生中にサブデータ1検出器37で検出されたサブデー
タ1(絶対位置情報)をポイントP4を検出した瞬間か
らサブデータ1生成器15でインクリメントしていくこ
とにより作成する。同様にしてサブデータ2は、サブデ
ータ2検出器38とサブデータ2生成器16とにより作
成する。作成されたサブデータ1とサブデータ2は合成
器20に入力される。
【0080】合成器20は、セグメント番号検出器34
により検出されたセグメント番号に応じて、シンクとI
Dデータ1とサブデータ1または2を合成する。ここ
で、セグメント番号検出器34は回転ヘッド2a,2b
からの再生信号を復調することによってビデオ信号領域
25のビデオ信号に含まれているセグメント番号(1フ
レーム内のトラック番号)を検出する。例えば、図11
においてトラック24_10のセグメント番号は0であ
る。また、検出されるセグメント番号は、1走査前のセ
グメント番号であり、また2ch同時記録を行っている
ので、同一ヘッドが現在走査中のトラックと1走査前の
トラックとではセグメント番号は2だけ違っている。そ
して、セグメント番号検出器34で検出された1走査前
のセグメント番号から判断して、現在走査中のトラック
のセグメント番号が0〜4ならば、合成器20はシンク
とIDデータ1とサブデータ1を合成して出力する。同
様にして現在走査中のトラックのセグメント番号が5〜
9ならば、シンクとIDデータ1とサブデータ2を合成
して出力する。
【0081】合成器20より出力された信号は記録器2
2に入力される。記録器22は、回転ヘッド2a,2b
の制御基準となっているクロック生成器9のクロック出
力に応じて、サブコードがサブコード領域に記録される
ような記録信号を編集点切り換えスイッチ29に出力す
る。このような動作により記録電流が作成される。
【0082】この後の動作については図13,図14を
用いて説明する。図13は編集タイミング生成器の構成
図であり、また図14はインサート編集時の各信号のタ
イムチャートである。
【0083】編集指示器33は、区間L3(ポイントP
4からポイントP5までの15フレーム)にわたってサ
ブコード領域を書き換えることを指示する信号を編集タ
イミング生成器32に入力する。
【0084】編集点切り換えスイッチ29が端子29b
に接続されている間は、回転ヘッド2aからの信号は別
に位置決め情報信号検出器31に入力される。そして位
置決め情報信号検出器31は、トラック上のトラッキン
グ信号領域の一部の位置決め情報信号領域27に記録さ
れている位置決め情報信号を検出し、図14(b)に示
すように位置決め信号の位置を表すパルス信号を発生す
る。このパルス信号は編集タイミング生成器32に入力
される。
【0085】セグメント番号検出器34は再生信号を復
調することによりビデオ信号領域25のビデオ信号に含
まれているセグメント番号(1フレーム内のトラック番
号)を検出する。この検出されたセグメント番号は編集
タイミング生成器32に入力される。
【0086】さて、1フレーム内の特定のトラックのサ
ブコード領域を書き直すには、書き直すトラック(セグ
メント)番号とトラック上の開始位置と終了位置を指定
しなければならない。編集タイミング生成器32は、編
集指示器33の出力信号と位置決め情報信号検出器31
の出力パルス信号とセグメント番号検出器34の出力セ
グメント番号とにより、編集点切り換えスイッチ29の
接続を端子29aと29bとを切り換えるタイミング信
号を作成する。次に編集タイミング生成器32の動作に
ついて詳細に説明する。
【0087】編集指示器33の出力信号とセグメント番
号検出器34の出力信号は、編集タイミング生成器32
の比較演算器32aに入力される。そして、比較演算器
32aではセグメント番号検出器34の出力により、次
回のヘッド走査でトラッキングされるトラック番号が検
出される。そのトラック番号が、編集指示器33から入
力されているトラック番号と一致するならば、比較演算
器32aはその出力TrsをTrs=”H”に、一致し
ないならばTrs=”L”にセットする。なお、本実施
例においては1フレーム内の全トラックのサブコード領
域を書き換えるので、区間L3においては常にTrs
=”H”となる。ここで、セグメント番号検出器34で
はビデオ信号領域25に記録されているビデオ信号に含
まれているセグメント番号を検出するので、回転ヘッド
2aがサブコード領域26、または、トラッキング信号
領域28を走査しているときに保持されているセグメン
ト番号は1回前の走査時のセグメント番号である。
【0088】位置決め情報信号検出器31の出力パルス
信号は第1の遅延回路32bと第2の遅延回路32cに
入力される。各遅延回路では図14(a)に示す記録再
生装置のもつ内部クロックのカウントを始め、規定遅延
時間t1,t2に相当するだけ内部クロックをカウント
することにより各遅延回路の遅延信号を作り出す。そし
て、それらの信号をR−S FF(Flip Flo
p)32dに図13に示すように入力することで図14
(c)に示すようなサブコード編集タイミング信号を生
成する。このサブコード編集タイミング信号は、比較演
算器32aの出力TrsとともにAND回路32eに入
力されその演算結果がIDデータ1編集タイミング信号
として編集点切り換えスイッチ29に入力される。
【0089】以上のようにして作成されたIDデータ1
編集タイミング信号が”H”のときのみ、編集点切り換
えスイッチ29は端子29bから端子29aに切り換え
られ、新たな記録信号が回転ヘッド2aに加えられ、サ
ブコード領域が書き換えられる。
【0090】(6)テープ再生 編集指示器33からの指示により、PRMのセット記録
が終了した後は、編集点切り換えスイッチ29は端子2
9bに接続され、テープは再生状態となる。これで、編
集動作は終了である。
【0091】以上説明した方法で記録電流が作成され、
書き直しのタイミングが決定されることにより、本発明
の実施例においてはIDデータ2,サブデータ1,サブ
データ2とPRM以外のIDデータ1を保存しながらP
RMをセット記録するインサート編集を行うことができ
る。そして、テープ上には図12(c)に示すようなP
RMが結果として記録される。特に、SRIDのノンア
クティブ部分(リセット記録区間)にPRMをセット記
録しているので、SRIDとPN0はPRMをセット記
録しても影響を与えることがない。SRIDとPN0は
高速サーチ時に読みとる必要があり、すなわちアクティ
ブ部分(セット記録区間)が書き換えられてしまうと、
サーチ性能の劣化につながる場合がある。よって、PR
Mの書き換えによって。SRIDのアクティブ部分に影
響を与えないことは非常に有効である。プリントマーク
(PRM)は、記録済みテープにインサート編集により
セット記録されることが多いので、上記したように記録
できることは大きなメリットとなる。
【0092】なお、本実施例においては、異なる静止画
が連続して記録されている場合においてそのうちの1枚
の静止画に対してPRMをセット記録する場合を示した
が、動画が記録されている途中の静止画記録部分にSR
IDのアクティブ部分があり、テープ走行方向からみ
て、SRIDのアクティブ部分の前の所定範囲内にPR
Mをセット記録するような場合も本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0093】また、PRMの書き換え動作についても、
上述した例に限定されるものではなく、SRIDのセッ
ト記録区間(アクティブ部分)の前の所定区間にPRM
がセット記録されればよい。
【0094】図15に、テープ上のトラックに記録され
る静止画情報、SRID、PRMの対応の他の例を示
す。図15(a)に示すように、静止画1〜静止画8の
8種類の静止画が記録されており、そのうち静止画2,
静止画5,静止画6をプリンタ出力したい場合を示す。
そのときに記録されるSRIDを図15(b)に、PR
Mを同図(c)に示す。各画像データに対してSRID
がセット記録される区間(L1,150フレーム)とリ
セット記録される区間(L2,30フレーム)がある。
この例においては、プリンタ出力したい画像データのS
RIDセット記録区間(SRIDアクティブ部分)の後
の所定区間(L3,15フレーム)にPRMはセット記
録される。
【0095】このようにPRMを記録した場合において
も、図7で示した構成で、所望の画像を連続的にプリン
タ出力できることは前述の実施例の場合と同様である。
動作順序についても、原理的には図8に示した場合と同
様である。また、SRIDのノンアクティブ部分にPR
Mをセット記録しているので、SRIDのアクティブ部
分には影響を与えずに、記録済みテープにPRMを新た
にセット記録ことができることも前述の実施例の場合と
同様である。
【0096】なお、上述した実施例においては、SRI
D(頭出しID)に付随するPRM(プリントマーク)
を記録し、SRIDをサーチしながら所望の画像をプリ
ント出力する例を示したが、それには限定されない。例
えば、SRIDに付随するデータ転送指令を記録してお
くことにより、SRIDをサーチし、所望の画像を他の
記録媒体に記録するために転送するようにしてもよい。
すなわち、頭出し用情報に付随した指令をサブコードに
記録するようにした場合すべてが本発明に含まれる。
【0097】なお、上述した実施例においては2ch同
時記録の場合の例を示したが、回転ヘッドの組み合わ
せ、配置は本実施例に限定されず他の場合においても同
様に応用できる。
【0098】さらに、トラッキング信号領域とビデオ信
号領域の間にサブコード領域を設ける例を示したが、サ
ブコード領域を設けるトラック上の位置には限定されな
い。例えば、ヘッド走査方向にみてビデオ信号領域の後
のトラック後半部分に設けてもよく、本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0099】また、上述した実施例においては、毎秒3
0フレームのビデオ信号が作成される場合を示したが、
このフレーム数には限定されない。また、1フレームの
ビデオ信号を10セグメントに分割して10トラックに
記録する場合を示したが、この分割するセグメント数に
も限定されない。
【0100】さらに、ディジタルビデオ信号を記録する
装置の場合を示したがオーディオ信号も含めて記録する
ようにした場合も本発明に含まれることは言うまでもな
い。また、トラッキング用パイロット信号は2種類の場
合を示したが、8mmVTRで用いられているような4
種類の周波数のパイロット信号を用いてもよく、さらに
はDATのようにパイロット信号の記録場所を換えて種
類のパイロット信号を記録する方式でもかまわず、パイ
ロット信号の入れ方には限定されない。
【0101】また、トラックの先頭のトラッキング信号
領域に周波数多重したパイロット信号を用いてトラッキ
ング制御を行う場合を示したが、トラッキング信号領域
には編集時の位置決め情報信号のみを記録し、トラッキ
ング制御に関しては従来のVHS方式のVTRで行われ
ているようなテープ端部のリニアトラックに記録したコ
ントロール信号を用いた制御を行ってもよい。
【0102】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、頭出し用情報がアクティブ記録されたディジ
タル画像をサーチすることができるとともに、テープ上
に記録された付随指令情報を読み取ることにより、これ
により指定された動作(例えばプリンタ出力)をさせる
ことが可能となる。また、付随指令情報は頭出し用情報
を保存しながら新たに追加して記録することも可能であ
る。したがって、本発明の記録再生方法をVTRに適用
するならば、他の装置(例えばビデオプリンタ)と接続
して用いることが多くなる高画質VTRの機能を格段に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録再生方法を適用しうる記録再生装
置の記録時の動作を表す図
【図2】図1に示したシリンダ上に配置される回転ヘッ
ドの配置図
【図3】本発明の一実施例におけるサブコード領域の構
成図
【図4】本発明の一実施例におけるサブコードのID部
とデータ部の内容と配置を示す図
【図5】本発明の一実施例におけるサブコードのデータ
部に記録するサブデータの詳細な内容と配置を示す図
【図6】本発明の一実施例におけるテープ上のトラック
に記録される静止画情報、SRID(頭出しID)、P
RM(プリントマーク)の対応を示す図
【図7】本発明の記録再生方法を適用しうる記録再生装
置の、テープ上に記録された画像をプリンタ出力するた
めの構成を示した図
【図8】本発明の一実施例におけるプリンタ出力時の動
作の順序を示す図
【図9】本発明の一実施例におけるサブコードのID部
とデータ部の内容と配置の他の例を示す図
【図10】本発明の一実施例におけるテープ上のトラッ
クに記録される静止画情報、SRID(頭出しID)、
PRM(プリントマーク)の対応の他の例を示す図
【図11】本発明の記録再生方法を適用しうる記録再生
装置の一実施例におけるインサート編集時の動作を表す
【図12】本発明の一実施例におけるインサート編集時
の動作フローとトラック位置の対応を示す図
【図13】図11に示した編集タイミング生成器の構成
【図14】本発明の一実施例におけるインサート編集時
の各信号のタイムチャート
【図15】本発明の一実施例におけるテープ上のトラッ
クに記録される静止画情報、SRID(頭出しID)、
PRM(プリントマーク)の対応の他の例を示す図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2a,2b 回転ヘッド 3 シリンダ 4 キャプスタンモータ 5 ピンチローラー 6 キャプスタン制御回路 7 テープ走行器 8 ディジタルビデオ信号生成器 9 クロック生成器 10 セグメント化回路 11 フレーム同期信号生成器 12 トラッキング信号生成器 13 IDデータ1生成器 14 IDデータ2生成器 15 サブデータ1生成器 16 サブデータ2生成器 17 シンク生成器 20 合成器 21 サブコード生成器 22 記録器 23 回転ヘッド制御器 24_0〜24_9 トラック 25 ビデオ信号領域 26 サブコード領域 27 位置決め情報信号領域 28 トラッキング信号領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ上の傾斜トラック内に頭出し用情報
    を含むサブコードとディジタル映像信号とを記録する記
    録再生方法であって、前記頭出し用情報のアクティブ部
    分に付随する付随指令情報を前記サブコード内に記録す
    ることを特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】テープ走行方向からみて、頭出し用情報の
    アクティブ部分の前の所定範囲内に付随指令情報を記録
    することを特徴とする請求項1記載の記録再生方法。
  3. 【請求項3】テープ走行方向からみて、頭出し用情報の
    アクティブ部分の後の所定範囲内に付随指令情報を記録
    することを特徴とする記録再生方法。
JP5171419A 1993-07-12 1993-07-12 記録再生方法 Pending JPH0729242A (ja)

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