JP2738265B2 - データ記録方法およびデータ記録装置 - Google Patents

データ記録方法およびデータ記録装置

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JP2738265B2
JP2738265B2 JP5147348A JP14734893A JP2738265B2 JP 2738265 B2 JP2738265 B2 JP 2738265B2 JP 5147348 A JP5147348 A JP 5147348A JP 14734893 A JP14734893 A JP 14734893A JP 2738265 B2 JP2738265 B2 JP 2738265B2
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誠 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像、音声、データな
どの情報をサブコードとともにテープに記録し、その記
録情報を再生する記録再生方法に関し、特に編集可能な
サブコードを記録するデータ記録方法および記録装置に
関するものである。ここで編集とは、所定の記録領域の
書き換え、所定の記録領域の消去、所定の記録領域以降
への連続追加記録などを含む記録内容の変更機能であ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置が
実用化され普及している。また、より一層の高密度記録
による装置の小型化、ディジタル化の開発が行われてい
る。
【0003】通常、テープ上に情報信号を記録する場合
はサブコードを含めて記録する。ここでサブコードと
は、データの記録開始位置を示す頭出しID、テープ上
での絶対位置を示す絶対タイムコード、ユーザーが決定
するユーザータイムコードなど、情報信号に付帯するコ
ードである。このようなサブコードを記録する例として
はDAT(Digital Audio Tape r
ecorder)、8mmVTRなどが挙げられる。D
ATや8mmVTRの規格においては、記録されたビデ
オ信号またはオーディオ信号は保存したままでサブコー
ドのみを再記録するような編集が可能であることは周知
の通りである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
らあるサブコード、特に頭出し用情報の書き換え時の記
録方法においては、以下に述べるような不都合があっ
た。
【0005】例えば、テープ上のある箇所に9秒間頭出
しIDが記録されていたとする。そして、その頭出しI
D記録区間の途中(例えば頭出しID記録開始から4秒
経過後の位置)に新たに頭出しをする必要性が生じた情
報が記録されていたとして、その箇所から新たな頭出し
IDを9秒間記録する編集動作を考える。この場合、従
来の方法では、4秒に加えてさらに9秒間記録すること
により合計13秒間連続した頭出しIDが記録されてし
まい、これにより、新たに記録した頭出しIDの正確な
記録開始位置が判別できないという問題があった。この
問題は、頭出しIDの記録開始位置が重要な意味をもつ
場合(例えば、シーンの切り替わりなどを示している場
合など)に、そのIDの位置に応じて編集を行う場合に
不都合が生じる。
【0006】本発明の目的は、頭出し用情報が記録され
るサブコード領域を設けた記録において、以前に記録さ
れていた状態に関わらず、頭出し用情報のセット書き換
え後にそのセット記録開始位置を識別できるように工夫
したデータ記録方法および記録装置を提供することであ
る。
【0007】上記課題を解決するために本発明のデータ
記録方法は、磁気ヘッドによって形成されるテープ上の
傾斜トラック内の一部の領域にサブコード領域を設け、
さらに前記サブコード領域内に頭出し用情報の記録され
る頭出し用情報記録場所を設けてデータを記録するデー
タ記録方法であって、前記頭出し用情報のセット書き換
え時には、まず第1の所定期間に前記磁気ヘッドが走査
する複数の前記傾斜トラックの前記頭出し用情報記録場
所の各々に頭出しリセットの信号を記録し、その後引き
続き第2の所定期間に前記磁気ヘッドが走査する複数の
前記傾斜トラックの前記頭出し用情報記録場所の各々に
頭出しセットの信号を記録するものである。また、本発
明のデータ記録装置は、磁気ヘッドによって形成される
テープ上の傾斜トラック内の一部の領域にサブコード領
域を設け、さらに前記サブコード領域内に頭出し用情報
の記録される頭出し用情報記録場所を設けてデータを記
録する記録手段を有するデータ記録装置であって、前記
頭出し用情報のセット書き換え時には、まず第1の所定
期間に前記磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜トラッ
クの前記頭出し用情報記録場所の各々に頭出しリセット
の信号を記録し、その後引き続き第2の所定期間に前記
磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜トラックの前記頭
出し用情報記録場所の各々に頭出しセットの信号を記録
するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、頭出し情報のセット書き換え
時には所定の区間にわたってリセット信号を記録した後
にセット信号の記録を行っているので、以前に頭出し情
報のセット信号が記録されていた箇所に新たに頭出し情
報のセット信号を記録した場合においても、その記録開
始位置を判別することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明のデータ記録方法を適用した
磁気記録再生装置の記録時の動作を説明するためのブロ
ック図である。
【0011】図1において、1は磁気テープ、2a,2
bはシリンダ(図示せず)に取り付けられた回転ヘッド
であり、24−0〜24−9はそれぞれ磁気テープ1上
に形成されたトラックである。7はテープ走行器であ
り、キャプスタンモータ4、ピンチローラー5、キャプ
スタン制御回路6により構成されている。8はビデオ信
号生成器、9はクロック生成器、10はセグメント化回
路、11はフレーム同期信号生成器、12はトラッキン
グ信号生成器である。21はサブコード生成器であり、
IDデータ1生成器13、IDデータ2生成器14、サ
ブデータ1生成器15、サブデータ2生成器16、シン
ク生成器17、合成器20により構成される。さらに、
22は記録器、23は回転ヘッド制御器である。この構
成は、回転ヘッド2a,2bによって2本のトラックを
磁気テープ1上にほぼ同時に記録再生する例である。図
2は本実施例におけるシリンダ上の回転ヘッドの配置を
示す図であり、3はシリンダである。
【0012】図1に示した磁気テープ上の各トラックに
おいては、トラック先頭に形成されたトラッキング信号
領域28の一部に位置決め信号領域27が設けられ位置
決め信号が記録される。この位置決め信号は隣のトラッ
クの影響を受けにくい比較的高い周波数が選ばれる。ま
た、トラッキング信号領域28にはトラッキング用のパ
イロット信号が周波数多重されて記録される。このパイ
ロット信号は1トラックおきに異なる2種類の周波数f
1,f2で交互に記録されている。この2種類のパイロ
ット信号の周波数は、回転ヘッド2a,2bのアジマス
ロスの影響を受けにくい比較的低い周波数が選ばれる。
また、ビデオ信号領域25にはビデオ信号が、サブコー
ド領域26にはサブコードが記録される。
【0013】次に、図1における記録の動作について説
明する。記録時において磁気テープ1は、キャプスタン
制御回路6により回転速度を制御されるキャプスタンモ
ータ4とピンチローラー5とにより走行する。
【0014】ビデオ信号生成器8では、毎秒30フレー
ム相当(1フレームはテレビの1画面)の信号が作成さ
れる。セグメント化回路10では1フレームの信号を1
0セグメントに分割する。最終的には1フレームのビデ
オ信号が10トラックに分割されて記録されることにな
る。セグメント化されたビデオ信号(セグメント化ビデ
オ信号)はセグメント番号を含んで記録器22に入力さ
れる。
【0015】クロック生成器9では入力されたビデオ信
号に同期したクロックを作り出す。ここでは、毎秒30
フレームのビデオ信号が入力され、ビデオ信号に同期し
た150Hzのクロックが作り出される。
【0016】トラッキング信号生成器12は、クロック
生成器9のクロックに応じて異なる2種類の周波数f
1,f2のパイロット信号と位置決め情報信号とを含む
トラッキング信号が生成される。このトラッキング信号
は記録器22に入力される。
【0017】フレーム同期信号生成器11では、入力さ
れたビデオ信号のフレームに同期した30Hzのフレー
ム同期信号を生成する。
【0018】IDデータ1生成器13では、ブロック識
別コードと頭出しID(以後、SRIDと略す)とプロ
グラム番号を含んだIDデータ1が生成される。詳細な
内容については後述する。IDデータ1は合成器20に
入力される。
【0019】IDデータ2生成器14では、ブロック識
別コードとアプリケーションID(以後、APIDと略
す)とコントロールID(以後、COIDと略す)を含
んだIDデータ2が生成される。詳細な内容については
後述する。IDデータ2は合成器20に入力される。
【0020】サブデータ1生成器15では、絶対位置情
報(テープカウンタや絶対タイムコードなど)を含んだ
サブデータ1が生成される。詳細な内容については後述
する。サブデータ1は合成器20に入力される。
【0021】サブデータ2生成器16では、ユーザ情報
(記録年月日や記録時分秒など)を含んだサブデータ2
が生成される。詳細な内容については後述する。サブデ
ータ2は合成器20に入力される。
【0022】シンク生成器17では、シンク信号が生成
される。詳細については後述するが、1トラック内のサ
ブコード領域において、サブコードは、複数、例えば1
2個の小領域に分けて記録される。なお、以後この小領
域をシンクブロック(SB)と呼ぶ。さて、シンク信号
とはシンクブロックの記録開始位置を示す信号である。
シンク信号は合成器20に入力される。
【0023】合成器20では、まず、クロック生成器9
のクロックとフレーム同期信号生成器11のフレーム同
期信号とにより、記録器22に入力されているセグメン
ト化ビデオ信号の1フレーム内でのセグメント番号(0
〜9)を認識する。そして、セグメント番号に応じて記
録器22に入力するIDデータとサブデータの組み合わ
せを切り換える。具体的には、セグメント番号が0,
1,2のときはシンク信号とIDデータ1とサブデータ
1を合成したサブコードを、セグメント番号が3,4の
ときはシンク信号とIDデータ2とサブデータ1を合成
したサブコードを、セグメント番号が5,6のときはシ
ンク信号とIDデータ2とサブデータ2を合成したサブ
コードを、セグメント番号が7,8,9のときはシンク
信号とIDデータ1とサブデータ2を合成したサブコー
ドを記録器22に入力する。
【0024】IDデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,7,8,9のときに記録器22に入力される
が、セグメント番号にかかわらず1フレーム内において
は同一内容のIDデータである。
【0025】IDデータ2はセグメント番号が、3,
4,5,6のときに記録器22に入力されるが、セグメ
ント番号にかかわらず1フレーム内においては同一内容
のIDデータである。
【0026】サブデータ1はセグメント番号が、0,
1,2,3,4のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0027】サブデータ2はセグメント番号が、5,
6,7,8,9のときに記録器22に入力されるが、セ
グメント番号にかかわらず1フレーム内においては同一
内容のサブデータである。
【0028】よって、本実施例においては、IDデータ
1,IDデータ2,サブデータ1,サブデータ2はそれ
ぞれ連続する複数(4以上)のセグメント番号において
サブコードに含まれるようになる。
【0029】記録器22はクロック生成器9のクロック
出力に応じて、セグメント化ビデオ信号とサブコードと
トラッキング信号がそれぞれ領域を分け記録するような
記録信号を回転ヘッド2a,2bに出力する。
【0030】回転ヘッド制御器23は、クロック生成器
9のクロック出力に同期するように回転ヘッド2a,2
bが搭載されているシリンダ3の回転速度を制御する。
【0031】以上の動作の結果、図1に示すようなトラ
ックが磁気テープ1上に形成される。ここで、1トラッ
ク内におけるサブコード領域26の詳細な構成を図3
(a)に、サブコードの1SBの詳細な構成を図3
(b)に示す。
【0032】まず、図3(a)に示すように1トラック
内のサブコード領域は、12SBからなっている(SB
0〜SB11)。図3(b)に示すように、1SBはシ
ンク部100とID部110とデータ部120からなっ
ている。シンク部100には前述したように、SBの記
録開始位置を示す信号が2バイト記録される。ID部1
10は、IDデータ111が2バイト(ID0とID1
がそれぞれ1バイト)、IDP112が1バイト記録さ
れる。すなわち、ID部110は3バイト記録される。
IDデータ111についての詳細は、後ほど図4を用い
て説明する。
【0033】IDP112にはパリティ信号が記録され
る。このIDP112は、SBにおいてシンク部100
からID部110までの信号の読み取り誤りを検出(さ
らには訂正)するための信号である。1SBにおいてこ
の位置にIDP112を記録することにより、シンク部
100からID部110までを読めればID0,ID1
として記録されたIDデータ111を読み取ることがで
きる。このとき、1SB全体(シンク部100からデー
タ部120まで)を読み取る必要はない。このことは、
高速サーチ時など回転ヘッドの走査軌跡がテープ上のト
ラックを斜めに横切るときのデータ再生に有利に働く。
【0034】さて、データ部120には、サブデータ1
21が5バイト、DP(DATA_PARITY)12
2が2バイト記録される。サブデータ121についての
詳細は、後ほど図4を用いて説明する。DP122には
パリティ信号が記録される。このDP122はSBにお
いて、シンク部100からデータ部120までの信号の
読み取り誤りを検出(さらには訂正)するための信号で
ある。シンク部100からデータ部120までの信号が
読み取れたときに、データ部120のサブデータを読み
取ることができる。
【0035】図4にサブコードのIDデータ111とサ
ブデータ121の内容と配置を示す。図4におけるトラ
ック番号はセグメント番号と同一であり、すなわち記録
されたトラックにおいては、トラック番号に応じてID
データ111の内容がIDデータ1とIDデータ2を切
り換えて記録され、さらにサブデータ121の内容がサ
ブデータ1とサブデータ2が切り換えて記録される。
【0036】トラック番号0,1,2,7,8,9には
IDデータとしてIDデータ1が記録される。1フレー
ム内では分割されているが、隣接フレームも含めて考え
れば6トラック連続してサブコード領域のID部にはI
Dデータ1が記録される。ここで、この同一IDデータ
が記録される隣接するトラックのID部をIDブロック
と呼ぶ。同様にして、同一サブデータが記録される隣接
トラックのデータ部をサブデータブロックと呼ぶ。
【0037】さて、IDデータ1が記録される(IDブ
ロック1)のID部110をヘッド走査される順に説明
すると、まずSB番号113が4ビット記録される。こ
れは、1トラック内のサブコード領域26でのSB0〜
SB11のいずれかを識別するためのものである。次
に、ブロック識別コード114が2ビット記録される。
図4からも明らかなように、1フレーム内においてID
データ1,2とサブデータ1,2の組み合わせてできる
ブロックは4通りある。そのブロックを識別するための
ものである。そして、SRID115が1ビット記録さ
れる。さらに、プログラム番号PN2〜PN0(11
6)が合計9ビットで記録される。1フレーム内におい
ては、SRID115とプログラム番号PN2〜PN0
(116)は同一のものが記録される。
【0038】また、トラック番号0,1,2のブロック
識別コード114はb’00’であり、トラック番号
7,8,9のブロック識別コード114はb’11’で
ある。また、SB番号113は0〜11が記録される。
【0039】トラック番号3,4,5,6のID部11
0にはIDデータ111としてIDデータ2が記録され
る(IDブロック2)。ヘッド走査される順に説明する
と、まず、IDデータ1のときと同様の意味を持つSB
番号113が4ビット記録される。次に、同じくIDデ
ータ1のときと同様の意味を持つブロック識別コード1
14が2ビット記録される。そして、次の2ビット11
7はb’00’を記録しておく。そして、APID11
8を2ビット記録し、COID119を6ビット記録す
る。APID118はID部110やデータ部120の
記載内容を指示するID情報である。この信号を記録す
ることにより、例えば、ユーザーテープの場合とソフト
テープの場合とでID部またはデータ部に記録する内容
を変えることができる。また、COIDとしてはスキッ
プ操作に関するIDや、TOCIDなどが記録される。
ここで、TOCとはテープ上に記録されたビデオ信号の
プログラムメニューであり、TOC IDはTOCが記
録されている区間か否かを示す。なお、このTOCは通
常ビデオ信号とともに記録する。
【0040】さて、1フレーム内においてはAPID1
18とCOID119は同一のものが記録される。ま
た、トラック番号3,4のブロック識別信号114は
b’01’であり、トラック番号5,6のブロック識別
コード114はb’10’である。また、SB番号11
3は0〜11が記録される。
【0041】次に、データ部120のサブデータ121
について説明する。トラック番号0〜4のデータ部12
0には、サブデータとして絶対位置情報(サブデータ
1)が記録される(サブデータブロック1)。また、ト
ラック番号5〜9のデータ部120には、サブデータと
してユーザー情報(サブデータ2)が記録される(サブ
データブロック2)。
【0042】図5にサブデータ121の配置と内容を示
す。図5においては、サブコード領域26の各SBにお
いて記録するデータ部120のサブデータ121のみを
示している。トラック番号0〜4には絶対位置情報とし
て絶対タイムコード(ATC123)とテープカウンタ
値(TC124)を1SBごとに交互に記録する。ま
た、トラック番号5〜9には記録年月日(T1(12
5))と記録時分秒(T2(126))を同じく1SB
ごとに交互に記録する。ただし、ATC123,TC1
24,T1(125),T2(126)は必要に応じて
ITEM識別ヘッダーと一緒に記録され、再生時に識別
ヘッダーにより内容を識別できるようにする。
【0043】以上のように、ビデオ信号にサブコードを
付帯させて同時に記録するようにするならば、編集時や
サーチ時に有効に利用できる。
【0044】また、本実施例に示すように、1トラック
内のサブコード領域26は、複数(本実施例においては
12個)のシンクブロック(SB)に分割され、全トラ
ックのサブコード領域のID部110のIDデータ11
1にブロック識別コード114が含まれて記録されてい
る。このブロック識別信号114を全てのシンクブロッ
クに記録することにより、トラックを横切ってサブコー
ドのシンクブロックが再生検出されるサーチ時におい
て、シンクブロック内のデータの内容を判読することが
できる。したがって、サブコードの高速サーチが可能と
なる。
【0045】また、IDデータブロック2にはAPID
118を記録しているが、このIDを記録することによ
りサーチ中に読んで、サブコードの情報配置を判読する
ことができる。これは、APIDに応じてユーザ情報の
内容や配置を変えた場合、APIDに応じてコントロー
ルID(COID)の意味づけを変えた場合に有効であ
る。
【0046】なお、ブロック識別コード114とAPI
D118はともにシンクブロック内のID部110に記
録されている。ID部110に記録されたものはデータ
部120に記録されたものより高速サーチ時の検出確率
が高くなる。前述したようにID110部に記録したも
のは、データ部120に記録したデータより、読み取る
ための再生区間が短くてもよい。したがって、トラック
を横切って再生する高速サーチ時の検出確率が高くな
る。
【0047】さらに、上述してきたようなトラックの構
成にするならば、IDデータ1,IDデータ2,サブデ
ータ1,サブデータ2をそれぞれ個別に編集できるよう
になる。ここで、個別に編集できるとは、例えばIDデ
ータ1を書き換えるような編集を行う場合に、IDデー
タ2,サブデータ1,サブデータ2はそのまま保存でき
るということである。もちろん他の項目(IDデータ2
またはサブデータ1またはサブデータ2)を書き換える
場合も同様である。VTRにこのような機能が備わって
いるならば、非常に使い勝手のよいものとなる。IDデ
ータ1としては頭出しIDとプログラム番号を記録して
いるが、この頭出しコードは記録後に任意の箇所に挿入
することができるならば、見たい場面をサーチする場合
に非常に有効である。しかしながら、この場合、他のサ
ブコード情報(APID,COID,絶対位置情報,ユ
ーザー情報)は保存しておく必要がある。すなわち、サ
ブコードの個別編集が可能であることは非常に有効な機
能である。
【0048】次に、その編集動作について図6を用いて
説明する。図6において、29は編集点切り換えスイッ
チ、30はトラッキングエラー検出器、31は位置決め
情報信号検出器、32は編集タイミング生成器、33は
編集領域指示器、34はセグメント番号検出器、35は
IDデータ1検出器、36はIDデータ2検出器、37
はサブデータ1検出器、38はサブデータ2検出器であ
る。
【0049】ここでは、頭出しID(SRID)をテー
プ上に5秒間(150フレーム)セット書き換えする場
合を説明する。一般的に、SRIDセット記録区間にお
いてプログラム番号が変化するようなことはありえない
ので、ここではSRIDを書き換える区間のプログラム
番号が分かっていれば、SRIDとプログラム番号を同
時に書き換えても問題はない。実際に記録するSRID
については図7に示す。
【0050】ここでは図7(a)に示すように、以前に
ポイントP1から始まる区間L1にSRIDがセット記
録されていて、その途中のポイントP3に新たに頭出し
を行いたいという要望が発生し、そのポイントP3を頭
出しするためのID(図7(c)に示す)を記録する場
合について説明する。すなわち、この場合、ポイントP
3から始まる区間L3にセット記録することになる。こ
こで、区間L1とL3は150フレームに相当する。そ
して本実施例における編集動作においては、新たにSR
IDをセット記録開始する前に、ポイントP2から始ま
る区間L2にリセット記録を行うようにする。ここで
は、区間L2は10フレームに相当するものとする。つ
まり、ポイントP3から始まる区間L3に頭出しIDを
セット書き換えする場合には、まず、ポイントP2から
始まる区間L2にリセット記録した後、区間L3にセッ
ト記録するようにする。このとき作成される(記録す
る)SRIDを図7(c)に示し、また、書き換え区間
を図7(b)に示す。ただし、図7(b)においてON
区間は新たな信号に書き換える区間に対応し、OFF区
間は書き換えを行わない区間に対応する。さて、書き換
えを行った後のテープ上に記録されているSRIDは、
図7(d)に示すようになる。以上のように、SRID
は(150+10)フレームにわたって書き換えること
になる。すなわち、IDデータ1を(150+10)フ
レームにわたって書き換えることになる。
【0051】さて、記録済みの磁気テープにおいてID
データ1を書き換える場合、磁気テープを再生状態で走
行させているモードから、あるタイミングからIDデー
タ1が記録されているトラックのサブコード領域のSB
を書き換えていくモードに変化することになる。この変
化タイミングは図7(b)におけるOFF→ONの切り
替わりタイミングと同一である。
【0052】まず、2つのモードにおいて共通の動作に
ついて説明する。クロック生成器9では150Hzの信
号が生成され、回転ヘッド制御器23は、クロック生成
器9のクロック出力に同期するように回転ヘッド2a,
2bが搭載されているシリンダ3の回転速度を制御す
る。また後述するように、回転ヘッド2a,2bがトラ
ックのトラッキング信号領域28を走査するときは、編
集点切り換えスイッチ29は端子29bに接続され、再
生信号が回転ヘッド2aから出力される再生状態にされ
る。この出力信号によりトラッキング制御が行われる。
【0053】ここで、トラッキングの方法について説明
する。前述の方法で記録されたトラックのトラッキング
信号領域28には、1トラックおきに異なる2種類の周
波数f1,f2のパイロット信号が周波数多重されて記
録されている。いまここでは、トラック24−0から順
にf0トラック,f1トラック,f0トラック,f2ト
ラック,f0トラック,f1トラック,・・・と記録さ
れているものとする。ここで、f0トラックにはパイロ
ット信号が記録されていない。f1トラックには周波数
f1のパイロット信号が周波数多重されて記録されてい
る。f2トラックには周波数f2のパイロット信号が周
波数多重されて記録されている。また、トラッキングは
回転ヘッド2aが常にf0トラックを走査するように制
御される。例えば図7においては、トラック24−10
を走査するようにトラッキングが行われる。
【0054】今、回転ヘッド2aがトラック24−10
のトラッキング信号領域28を走査したときに、その両
隣接トラック24−9,24−11に記録されている異
なるパイロット信号成分f1,f2のもれ成分が含まれ
て検出される。この信号からトラッキングエラー検出器
30によりトラッキングエラー情報が検出され、キャプ
スタン制御回路6では入力されたトラッキングエラー情
報によりキャプスタンモータを制御する。ここで、トラ
ッキングエラー検出器30にはf1成分の大きさとf2
成分の大きさを比較してその差に比例したトラッキング
エラー情報を出力する周知の検出器が利用される。ここ
で、トラッキングエラー情報は常に先行トラックに含ま
れているパイロット成分から後方トラックに含まれてい
るパイロット成分の差を出力するようになっている。例
えば、回転ヘッド2aがトラック24−10を走査して
いるときは、トラック24−11のトラッキング信号領
域に含まれているパイロット成分からトラック24−9
のトラッキング信号領域に含まれているパイロット成分
の差に比例した値が出力される。回転ヘッド2bは回転
ヘッド2aとごく近傍に配置され正確に回転ヘッド2a
との相対位置関係を確保できるため、回転ヘッド2aと
トラック24−10とのトラッキングを行うことによ
り、回転ヘッド2bとトラック24−11とのトラッキ
ングも同時に達成することができる。
【0055】さて、IDデータ1の書き換えを開始する
前の再生状態の間の動作について説明する。上述のよう
な方法でトラッキングを行い、回転ヘッド2aからの再
生信号はIDデータ1検出器35に入力される。IDデ
ータ1生成器13ではIDデータ1検出器35で検出さ
れたプログラム番号と同一のプログラム番号を作成して
いる。
【0056】さて今、この時点から編集領域指示器33
からの指示信号により、IDデータ1を書き換えていく
ものとする(図7(b)におけるOFF→ONの切り替
わりタイミングの相当する)。この場合、後述する方法
で決定されるタイミングで、記録器22で作成される記
録信号を記録するモードと回転ヘッド2a,2bからの
信号を再生するモードとが編集点切り換えスイッチ29
により切り換えられる。すなわち、IDデータ1が記録
されていたトラックのサブコード領域を走査するとき
は、記録信号を記録するモードであり、その他の領域を
走査するときは回転ヘッド2a,2bからの信号を再生
するモードとなる。
【0057】まず、IDデータ1生成器13では、編集
領域指示器33からの指示信号により、新たなIDデー
タ1を作成する。ただし、プログラム番号に関しては、
書き換え開始前にIDデータ1検出器35で検出された
プログラム番号と同一のプログラム番号を保持してい
る。また、ブロック識別コードについては、所定のブロ
ック識別コードが作成されるものとする。言うまでもな
く、SRIDは図7(c)に示したものが作成される。
そして、作成されたIDデータ1は合成器19に入力さ
れる。
【0058】さて、IDデータ1を書き換えるときは、
トラック番号が0,1,2,7,8,9のトラックのサ
ブコード領域をヘッドが走査するときだけ信号が新たに
記録される。このタイミングの決定方法については後述
する。したがって、トラック番号3〜6のトラックのサ
ブコード領域をヘッドが走査するときは、再生状態であ
るので、トラック上のデータを読むことができる。トラ
ック0,1,2に記録されたサブコード領域の各シンク
ブロックのID部のIDデータ1を書き換える場合、同
一シンクブロックのデータ部に記録されているサブデー
タ1(絶対位置情報)も同時に書き換える必要がある。
ただし、サブデータ1は以前に記録されていたデータが
保持されなければならない。ここで同一のサブデータ1
は、トラック0,1,2に加えてトラック3,4にも記
録されている。従って、トラック0,1,2に記録する
サブデータ1は、1フレーム前のトラック3,4を再生
して得られるサブデータ1から1フレーム相当分だけ換
算することにより作成することができる。
【0059】また、トラック7,8,9に記録されたI
Dデータ1を書き換える場合には、同一シンクブロック
内のデータ部に記録されているサブデータ2(ユーザー
情報)も同時に書き換える必要がある。ただし、サブデ
ータ2は以前に記録されていたデータが保持されなけれ
ばならない。ここで、同一のサブデータ2は、トラック
7,8,9に加えてトラック5,6にも記録されてい
る。従って、トラック7,8,9に記録するサブデータ
2は、同一フレーム内のトラック5,6を再生して得ら
れるサブデータ2と同一であり、作成することは容易で
ある。
【0060】ここで、新たなサブデータ1はサブデータ
1検出器37とサブデータ1生成器によって作成され
る。また、新たなサブデータ2はサブデータ2検出器と
サブデータ2生成器によって作成される。作成されたサ
ブデータ1とサブデータ2は合成器19に入力される。
【0061】なお、ここではIDデータ2は書き換えを
行わないので、IDデータ2(APID,COID)の
作成について詳細なことは言及しない。
【0062】合成器20は、セグメント番号検出器34
により検出されたセグメント番号に応じて、シンクとI
Dデータ1または2とサブデータ1または2を合成す
る。ここで、セグメント番号検出器34は回転ヘッド2
a,2bからの再生信号を復調することによってビデオ
信号領域25のビデオ信号に含まれているセグメント番
号(1フレーム内のトラック番号)を検出する。例え
ば、図7においてトラック24_10のセグメント番号
は0である。また、検出されるセグメント番号は、1走
査前のセグメント番号であり、また2ch同時記録を行
っているので、同一ヘッドが現在走査中のトラックと1
走査前のトラックとではセグメント番号は2だけ違って
いる。そして、セグメント番号検出器34で検出された
1走査前のセグメント番号から判断して、現在走査中の
トラックのセグメント番号が0,1,2ならば、合成器
20はシンクとIDデータ1とサブデータ1を合成して
出力する。同様にして現在走査中のトラックのセグメン
ト番号が3,4ならば、シンクとIDデータ2とサブデ
ータ1を合成して出力する。現在走査中のトラックのセ
グメント番号が5,6ならばシンクとIDデータ2とサ
ブデータ2を合成して出力する。現在走査中のトラック
のセグメント番号が7,8,9ならば、シンクとIDデ
ータ1とサブデータ2を合成して出力する。
【0063】合成器20より出力された信号は記録器2
2に入力される。記録器22は、回転ヘッド2a,2b
の制御基準となっているクロック生成器9のクロック出
力に応じて、サブコードがサブコード領域に記録される
ような記録信号を編集点切り換えスイッチ29に出力す
る。このような動作により記録電流が作成される。
【0064】この後の動作については図8,図9を用い
て説明する。編集領域指示器33は、IDデータ1を書
き換えることを指示する信号を出力する。すなわち、セ
グメント番号が0,1,2,7,8,9の場合にサブコ
ード領域を書き換えることを指示する信号を編集タイミ
ング生成器32に入力する。なお、この指示信号は図7
(b)に示したように(150+10)フレーム相当の
区間出力される。
【0065】編集点切り換えスイッチ29が端子29b
に接続されている間は、回転ヘッド2aからの信号は別
に位置決め情報信号検出器31に入力される。そして位
置決め情報信号検出器31は、トラック上のトラッキン
グ信号領域の一部の位置決め情報信号領域27に記録さ
れている位置決め情報信号を検出し、図9(b)に示す
ように位置決め信号の位置を表すパルス信号を発生す
る。このパルス信号は編集タイミング生成器32に入力
される。
【0066】セグメント番号検出器34は、再生信号を
復調することによりビデオ信号領域25のビデオ信号に
含まれているセグメント番号(1フレーム内のトラック
番号)を検出する。この検出されたセグメント番号は編
集タイミング生成器32に入力される。
【0067】さて、1フレーム内の特定のトラックのサ
ブコード領域を書き直すには、書き直すトラック(セグ
メント)番号とトラック上の開始位置と終了位置を指定
しなければならない。編集タイミング生成器32は、編
集領域指示器33の出力信号と位置決め情報信号検出器
31の出力パルス信号とセグメント番号検出器34の出
力セグメント番号とにより、編集点切り換えスイッチ2
9の接続を端子29aと29bとを切り換えるタイミン
グ信号を作成する。
【0068】次に、編集タイミング生成器32の動作に
ついて詳細に説明する。編集領域指示器33の出力信号
とセグメント番号検出器34の出力信号は、編集タイミ
ング生成器32の比較演算器32aに入力される。そし
て、比較演算器32aではセグメント番号検出器34の
出力により、次回のヘッド走査でトラッキングされるト
ラック番号が検出される。そのトラック番号が、編集領
域指示器33から入力されているトラック番号と一致す
るならば、比較演算器32aはその出力TrsをTrs
=”H”に、一致しないならばTrs=”L”にセット
する。ここで、セグメント番号検出器34ではビデオ信
号領域25に記録されているビデオ信号に含まれている
セグメント番号を検出するので、回転ヘッド2aがサブ
コード領域26、または、トラッキング信号領域28を
走査しているときに保持されているセグメント番号は1
回前の走査時のセグメント番号である。
【0069】位置決め情報信号検出器31の出力パルス
信号は第1の遅延回路32bと第2の遅延回路32cに
入力される。各遅延回路では図9(a)に示す本磁気記
録再生装置のもつ内部クロックのカウントを始め、規定
遅延時間t1,t2に相当するだけ内部クロックをカウ
ントすることにより各遅延回路の遅延信号を作り出す。
そして、それらの信号をR−S FF(Flip Fl
op)32dに図8に示すように入力することで、図9
(c)に示すようなサブコード編集タイミング信号を生
成する。このサブコード編集タイミング信号は、比較演
算器32aの出力TrsとともにAND回路32eに入
力されその演算結果がIDデータ1編集タイミング信号
として編集点切り換えスイッチ29に入力される。
【0070】以上のようにして作成された頭出しコード
編集タイミング信号が”H”のときのみ、編集点切り換
えスイッチ29は端子29bから端子29aに切り換え
られ、新たな記録信号が回転ヘッド2aに加えられ、I
Dデータ1が記録されているトラックのサブコード領域
に新規のIDデータ1が書かれる。
【0071】以上説明した方法で記録電流が作成され、
書き直しのタイミングが決定されることにより、本発明
の実施例においてはIDデータ2,サブデータ1,サブ
データ2を保存しながらIDデータ1を書き直すインサ
ート編集を行うことができる。そして、テープ上には図
7(d)に示すような頭出しID(SRID)が結果と
して記録される。このようにSRIDが記録されるなら
ば、新たに記録したSRIDの記録開始位置は必ず検出
または識別することが可能となる。すなわち、セット書
き換え後のSRIDの記録開始位置においては必ずSR
IDがリセットからセットに切り替わることになるの
で、そのようなポイントを検索することにより、書き換
え後のSRIDのセット記録開始位置を検索することが
できる。これは、これは書き換え後のSRIDのセット
記録開始位置を正確に判別する必要がある場合には非常
に有効な方法となる。
【0072】図10にサブコードのIDデータ111と
サブデータ121の内容と配置の他の例を示す。この場
合、1フレーム内のすべてのトラックにおいて同一内容
のIDデータが記録されている。サブデータの記録につ
いては図4に示した場合と同一であるので説明は省略す
る。
【0073】次に、本実施例におけるIDデータについ
て説明する。IDデータ111をヘッド走査される順に
説明する。
【0074】まず、SB番号113が4ビット記録され
る。これは図4に示した実施例の場合と同じである。次
にブロック識別コード114が4ビットで記録される。
この場合にはIDデータブロックは1つしかなく、また
サブデータブロックは2つあるので、IDデータブロッ
クとサブデータブロックの組み合わせは2通りである。
すなわち、ブロック識別コードは114は、サブデータ
1が記録されているブロック(サブデータブロック1)
とサブデータ2が記録されているブロック(サブデータ
ブロック2)が識別できればよい。そこで、ここではサ
ブデータ1が記録されるトラック0〜4にはブロック識
別コードとしてb’00’を記録する。また、サブデー
タ2が記録されるトラック5〜9にはブロック識別コー
ドとしてb’10’を記録する。そして、SRID11
5を1ビット、PHID131を1ビット記録する。
【0075】SRID115は前述の実施例の場合と同
じく頭出しIDである。また、PHID131は所望の
画像が記録されている区間をサーチするためのIDであ
る。ここでは、SRIDは記録したプログラムの開始位
置に記録し、また、PHIDはプログラムの途中に存在
するサーチする必要がある所望の画像(動画または静止
画)が記録されている区間にセット記録する。さらに、
前述のAPID118を4ビット、さらにPN0(13
2)を4ビット記録する。
【0076】今、SRIDとPHIDは同時にセット記
録されることはないものとする。そのとき、PN0(1
32)として、SRIDがセット記録される区間におい
てはプログラム番号を記録し、PHIDがセット記録さ
れる区間においては、その区間に記録されている画像デ
ータに対応する番号を記録するようにすることが可能で
ある。そのようにするならば、サーチ機能に優れたVT
Rを実現することができる。すなわち、プログラム番号
を確認しながらSRIDをサーチしたり、または画像デ
ータ番号を確認しながらPHIDをサーチすることがで
きる。もちろん、この場合、プログラム番号と、画像デ
ータ番号を別々に領域を設けて記録する場合よりもサブ
コード領域を効率よく使うことができることは言うまで
もない。
【0077】次に、図10に示したようにIDデータを
記録した場合のSRIDまたはPHIDの書き換え動作
について説明する。ここではPHIDを書き換える場合
について説明する。本実施例においてPHID(または
SRID)を書き換える場合には、その区間のすべての
トラックのサブコード領域を書き換えることになる。し
かしながら、PHID以外の項目の内容については、以
前に記録されていた内容が保存される必要がある。ここ
で、前述の実施例の場合とは、全体の動作タイミング等
は同じである。すなわち、記録済みテープにPHIDを
新たにセット記録する場合には、所定区間リセット記録
した後に、所望のポイントからセット記録を所定の区間
にわたって行う。しかしながら、新たなサブデータ1,
サブデータ2,そしてIDデータに含まれるSRID,
APID,PN0の作成の方法が前述の場合とは異な
る。
【0078】前述の実施例(図4に示した場合)におい
ても説明したように、インサート編集動作においては、
テープを再生状態で走行させている状態が、あるタイミ
ングから、サブコード領域を書き換えていくモードに変
化することになる。本実施例においては新たなサブデー
タ1は、再生状態で走行中にサブデータ1検出器37で
検出されたサブデータ1(絶対位置情報)を書き換えモ
ードに替わった瞬間(すなわち、サブデータ1検出器3
7からサブデータが入力されなくなった瞬間)からサブ
データ1生成器15でインクリメントしていくことによ
り作成する。同様にしてサブデータ2(ユーザー情報)
は、サブデータ2検出器38とサブデータ2生成器16
とにより作成する。
【0079】また、SRIDについては再生状態で走行
中にIDデータ1検出器35において検出できた情報と
同一の内容を記録するようにする。もし、SRIDがセ
ット記録されていた場合、所定の記録区間よりも長い区
間にわたって記録されてしまうことになるが、実用上の
問題は全くない。
【0080】APIDについても再生状態で走行中にI
Dデータ1検出器において検出できた情報と同一の内容
を記録するようにする。APIDに関してはその性質
上、このようにして作成しても以前に記録されていた情
報を完全に保存できる。
【0081】PN0に関しては新たにセット記録するP
HIDに応じた番号を記録する。ここでは、所望の番号
がIDデータ1生成器13において作成されるものとす
る。
【0082】さらに、ブロック識別コードについては、
そのトラックに記録するサブデータ(サブデータ1また
はサブデータ2)に応じた番号が作成される。
【0083】以上のようにして、PHID書き換え区間
(リセット記録する区間とセット記録する区間の両方)
においてのPHID以外の情報を作成する。
【0084】なお、SRIDを書き換える場合について
もその動作は原理的には同一である。新たなPHIDに
ついては再生状態で走行中にIDデータ1検出器におい
て検出できた情報と同一の内容を記録するようにする。
【0085】書き換えを行うPHIDまたはSRID以
外の情報に関しては以上に示したような方法により、新
たに作成するならば、書き換え区間においても以前に記
録されていた内容を保存することができる。もちろん、
PHIDまたはSRIDは、前述の実施例の場合に図7
を用いて説明したように記録される。従って、記録済み
テープに新たにPHIDまたはSRIDをセット記録し
た場合においても、その記録開始位置を検出することは
常に可能であることは前述の実施例の場合と同様であ
る。
【0086】なお、本実施例においては2ch同時記録
の場合の例を示したが、回転ヘッドの組み合わせ、配置
は本実施例に限定されず他の場合においても同様に応用
できる。
【0087】さらに、本実施例においてはトラッキング
信号領域とビデオ信号領域の間にサブコード領域を設け
る例を示したが、サブコード領域を設けるトラック上の
位置には限定されない。例えば、ヘッド走査方向にみて
ビデオ信号領域の後のトラック後半部分に設けてもよ
く、これらが本発明に含まれることは言うまでもない。
【0088】また、本実施例においては、毎秒30フレ
ームのビデオ信号が作成される場合を示したが、このフ
レーム数には限定されない。また、1フレームのビデオ
信号を10セグメントに分割して10トラックに記録す
る場合を示したが、この分割するセグメント数にも限定
されない。
【0089】さらに、本実施例においてはビデオ信号を
記録する装置の場合を示したが、オーディオ信号も含め
て記録するようにした場合も本発明に含まれることは言
うまでもない。
【0090】また、本実施例においてはトラッキング用
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmVT
Rで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはDATのようにパイロッ
ト信号の記録場所を換えて種類のパイロット信号を記録
する方式でもかまわず、パイロット信号の入れ方には限
定されない。
【0091】また、本実施例ではトラックの先頭のトラ
ッキング信号領域に周波数多重したパイロット信号を用
いてトラッキング制御を行う場合を示したが、トラッキ
ング信号領域には編集時の位置決め情報信号のみを記録
し、トラッキング制御に関しては従来のVHS方式のV
TRで行われているようなテープ端部のリニアトラック
に記録したコントロール信号を用いた制御を行ってもよ
い。
【0092】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、頭出し情報のセット書き換え時には、頭出し
情報記録場所に第1の所定期間にわたって頭出しリセッ
トの信号を記録し、その後引き続き第2の所定期間にわ
たって頭出しセットの信号を記録するようにしているの
で、以前に頭出し情報がセット記録されていた区間の途
中からセット書き換えを行う場合においても、そのセッ
ト書き換え開始位置を識別することが可能となる。よっ
て、本発明の記録方法をVTR、磁気記録媒体などに適
用するならば、頭出し情報の書き換え編集機能が優れた
VTR、磁気記録媒体を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記録方法を適用した磁気記録再
生装置の記録時の動作を説明するためのブロック図
【図2】図1に示した磁気記録再生装置に係るシリンダ
上に設けられた回転ヘッドの配置図
【図3】本発明の実施例におけるサブコード領域の構成
【図4】本発明の実施例におけるサブコードのID部と
データ部の内容と配置を示す図
【図5】本発明の実施例におけるサブコードのデータ部
に記録するサブデータの詳細な内容と配置を示す図
【図6】本発明のデータ記録方法を適用した磁気記録再
生装置のインサート編集時の動作を説明するためのブロ
ック図
【図7】本発明の実施例におけるインサート編集時に記
録される頭出しIDを表す図
【図8】図6に示した編集タイミング生成器の一例を示
す構成図
【図9】本発明の実施例におけるインサート編集時の各
信号のタイムチャート
【図10】本発明の実施例におけるサブコードのID部
とデータ部の内容と配置の他の例を示す図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2a,2b 回転ヘッド 3 シリンダ 4 キャプスタンモータ 5 ピンチローラー 6 キャプスタン制御回路 7 テープ走行器 8 ビデオ信号生成器 9 クロック生成器 10 セグメント化回路 11 フレーム同期信号生成器 12 トラッキング信号生成器 13 IDデータ1生成器 14 IDデータ2生成器 15 サブデータ1生成器 16 サブデータ2生成器 17 シンク生成器 20 合成器 21 インデックス生成器 22 記録器 23 回転ヘッド制御器 24−0〜24−9 トラック 25 ビデオ信号領域 26 サブコード領域 27 位置決め情報信号領域 28 トラッキング信号領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドによって形成されるテープ上
    の傾斜トラック内の一部の領域にサブコード領域を設
    け、さらに前記サブコード領域内に頭出し用情報の記録
    される頭出し用情報記録場所を設けてデータを記録する
    データ記録方法であって、 前記頭出し用情報のセット書き換え時には、まず第1の
    所定期間に前記磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜ト
    ラックの前記頭出し用情報記録場所の各々に頭出しリセ
    ットの信号を記録し、その後引き続き第2の所定期間に
    前記磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜トラックの前
    記頭出し用情報記録場所の各々に頭出しセットの信号を
    記録することを特徴とするデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッドによって形成されるテープ上
    の傾斜トラック内の一部の領域にサブコード領域を設
    け、さらに前記サブコード領域内に頭出し用情報の記録
    される頭出し用情報記録場所を設けてデータを記録する
    記録手段を有するデータ記録装置であって、 前記頭出し用情報のセット書き換え時には、まず第1の
    所定期間に前記磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜ト
    ラックの前記頭出し用情報記録場所の各々に頭出しリセ
    ットの信号を記録し、その後引き続き第2の所定期間に
    前記磁気ヘッドが走査する複数の前記傾斜トラックの前
    記頭出し用情報記録場所の各々に頭出しセットの信号を
    記録することを特徴とするデータ記録装置。
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