JP3062294U - 温熱機能付き超短波治療器 - Google Patents
温熱機能付き超短波治療器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒータによる温熱機能を加えることによって
超短波出力が断となるときでもヒータによる加温効果に
よって相乗的に治療効果を上げることができる温熱機能
付き超短波治療器を提供する。 【解決手段】 治療のための超短波を発振して出力する
1つの超短波発振回路と、ヒータによる加温を行うため
の加温回路と、前記超短波発振回路の発振強度および発
振出力切換の制御、前記加温回路の制御および治療時間
の制御等を行う制御回路と、該制御回路からの切換指示
によって前記発振出力の切換を行う出力切換回路と、前
記加温回路を経由して供給された電力によるヒータの赤
外線による温熱機能を有するとともに前記出力切換回路
を経由して供給された前記発振出力が該発振出力に同調
する同調回路を介して人体に照射される複数の治療導子
とを具備することを特徴とする。
超短波出力が断となるときでもヒータによる加温効果に
よって相乗的に治療効果を上げることができる温熱機能
付き超短波治療器を提供する。 【解決手段】 治療のための超短波を発振して出力する
1つの超短波発振回路と、ヒータによる加温を行うため
の加温回路と、前記超短波発振回路の発振強度および発
振出力切換の制御、前記加温回路の制御および治療時間
の制御等を行う制御回路と、該制御回路からの切換指示
によって前記発振出力の切換を行う出力切換回路と、前
記加温回路を経由して供給された電力によるヒータの赤
外線による温熱機能を有するとともに前記出力切換回路
を経由して供給された前記発振出力が該発振出力に同調
する同調回路を介して人体に照射される複数の治療導子
とを具備することを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、超短波出力の照射による加温機能および温熱出力による温熱機能 を有する治療導子を複数個設けた温熱機能付き超短波治療器に関する。
【0002】
従来より家庭用等の小型の超短波治療器として、1つの超短波発振回路の出力 を切り換えて複数の治療導子に印加して使用するものが実用化されている。
【0003】
ところが上述の方法には、切換によって治療導子に印加される超短波出力が断 となったとき、直ぐに加熱効果がなくなるため複数の治療導子を用いても期待し たほど治療効果が上がらないという課題があった。
【0004】 本考案はこのような背景の下になされたもので、温熱出力による温熱機能を加 えることによって超短波出力が断となるタイミングでも、加温による温熱効果に よって相乗的に治療効果を上げることができる温熱機能付き超短波治療器を提供 することを目的とする。
【0005】
請求項1に記載の考案は、治療のための超短波を発振して出力する1つの超短 波発振回路と、ヒータによる加温を行うための加温回路と、前記超短波発振回路 の発振強度および発振出力切換の制御、前記加温回路の制御および治療時間の制 御等を行う制御回路と、該制御回路からの切換指示によって前記発振出力の切換 を行う出力切換回路と、前記加温回路を経由して供給された電力によるヒータの 赤外線による温熱機能を有するとともに前記出力切換回路を経由して供給された 前記発振出力が該発振出力に同調する同調回路を介して人体に照射される複数の 治療導子とを具備することを特徴とする温熱機能付き超短波治療器を提供する。
【0006】 請求項2に記載の考案は、前記出力切換回路が、前記複数の治療導子のそれぞ れに対し、所定の時間だけ前記発振出力を順次供給する切換を行うことを特徴と する請求項1記載の温熱機能付き超短波治療器を提供する。
【0007】 また請求項3に記載の考案は、前記加温回路が、前記複数の治療導子のヒータ に印加する電力をそれぞれ個別に調節可能としたことを特徴とする請求項1また は2記載の温熱機能付き超短波治療器を提供する。
【0008】
以下、この考案の一実施形態について図を参照しながら説明する。 図1は、この考案の一実施形態による温熱機能付き超短波治療器の構成を示す ブロック図である。 この図において、符号1は超短波治療器本体であり、治療導子2が2つ接続さ れている。入力電源(AC100V、50/60Hz)は、電源ヒューズ3、電 源スイッチ4およびフィルタ回路5を経て電源回路6および加温回路7に供給さ れる。
【0009】 フィルタ回路5は、治療器内部で発生した高周波電圧が入力電源ラインに漏洩 しないようにカットするためのフィルタである。 電源回路6は、電源トランスによって絶縁、降圧した電圧を整流、平滑して各 部で使用される直流電源として供給する。ここで使われる電源トランスは温度ヒ ューズを内蔵しており、過電流等によって以上加熱したときに出力をカットする 機能を持っている。
【0010】 加温回路7は、2つの治療導子2のヒータに供給する温熱出力を制御回路8の 指示により位相制御して治療導子2が予め設定された温度になるように制御する 。 制御回路8は、超短波発振の発振強度および発振出力切換の制御、治療時間並 びに各治療導子毎に加温回路7の温度コントロール等を行う。 また、制御回路8は、電源の切り忘れに等に対処するため、最大20分を限度 として自動的に電源を遮断し、安全を確保する手段を持ち、治療導子の接続状態 を検知し、接続されていなかったときブザーによって警告する機能も持っている 。
【0011】 操作・表示回路11は、各治療導子毎の治療部位によるモード選択、治療の開 始/停止を設定することができる。 また、治療中は治療開始/停止以外の操作は受け付けない誤操作防止回路を備 えている。 超短波発振回路9は27.12MHzのISMバンドの周波数を発振・増幅し 、出力切換回路10を通して治療導子2に供給する。 出力切換回路10は超短波発振回路9の出力を制御回路8から指示されたタイ ミングで切り換えて2つの治療導子2に交互に出力する。
【0012】 図2は、治療導子2の内部構成を示す回路図である。 この図において、治療導子2は、内部に超短波発振回路9から供給された27 .12MHzの超短波出力に同調して人体に照射する同調回路を形成するコンデ ンサC1およびコイルL1と、加温回路7から与えられた電力によって発熱する ヒータHが設けられている。 また、コンデンサC1およびコイルL1による出力同調回路には電流阻止用コ ンデンサC2が直列に接続され、ヒータHには高周波をブロックするコイルL2 が直列に接続されている。 さらにヒータHの近傍には、温度を検出して制御回路8にフィードバックし、 加温回路7を制御してヒータHを所定温度に保つためのサーミスタTHと、この ヒータHが制限温度を超えたときに動作するサーモスイッチSTHが設けられて いる。
【0013】 次に図3は、図1に示した治療器本体1の外観図である。 図3の前部には、電源スイッチ4と、治療導子2を接続するコネクタが2つ設 けられており、上面にこれら2つの治療導子に対応する操作・表示パネルが設け られている。 図4は、前記操作・表示パネルを示し、右端に電源ランプと治療開始/停止ス イッチ21および表示ランプが配置され、その左側に2つの治療導子の設定を行 うスイッチおよび表示ランプがそれぞれ個別に配置されている。
【0014】 治療部位選択スイッチ22は、第1の治療導子の設定を行い、このスイッチを 押すたびに首部、肩部、背中・腰、腹部および手・足の表示ランプが順次点灯し 、それぞれの治療部位に適した治療モードに切り換わる。 同様に、出力モード選択スイッチ23は症状に適した出力を選択するスイッチ であり、このスイッチを押すたびに痛み、疲れ・こり、血行のランプが順次点灯 し、それぞれ適した出力モードを選択することができる。 スイッチ24およびスイッチ25は、第2の治療導子用のスイッチであり、そ の機能は上述の第1の治療導子のスイッチ22およびスイッチ23と同一である 。
【0015】 図5は、図2に示した治療導子2の外観図である。 この図に示した形状の中に、図2に示した各エレメントが導子基板に実装され 、保温材、緩衝材等とともに収容され、ケーブルとコネクタを介して治療器本体 1に接続される。
【0016】 図6は、出力切換回路を経由した超短波出力と、加温回路を経由した温熱出力 が、2つの治療導子に加えられるタイミングの例を示す図である。 この図にみられるように、超短波出力は第1の治療導子と第2の治療導子に対 して交互に切り換えて加えられるのに対し、温熱出力は連続、または設定時間毎 の断続で交互に切り換えて加えられる。 また、各出力の大きさ、または切換タイミングの長短は、治療部位、および出 力モードの選択によって予め設定された値になる。
【0017】 上述した治療器の使用方法は、2つの治療導子を互いに離れた治療部位に固定 して使用してもよいが、例えば、治療部位の両面から1カ所に対して超短波出力 の照射および温熱出力による加温を行い、治療効果を高めるようにしてもよい。
【0018】 以上、本考案の一実施形態の動作を図面を参照して詳述してきたが、本考案は この実施形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変 更等があっても本考案に含まれる。 例えば、治療導子の数は2つに限られるものではなく、3つ以上であってもよ い。
【0019】
これまでに説明したように、この考案によれば、1個の超短波発振器から複数 の治療導子に超短波を交互に切り換えて出力し、加えて温熱出力による加温も行 うようにしたので、以下に説明する効果が得られる。 複数の治療導子を使い、治療部位に対して複数面から超短波出力の照射を行う ことにより、治療効果を高めることができる。 複数の治療部位の同時治療が可能となり、治療時間の短縮を図ることができる 。 発振器を1個にすることにより、小型化、省電力化を図ることができる。 超短波出力および温熱出力は、それぞれ単独または同時に出力させることが可 能で、その大きさも可変であり、多様な治療を行うことができる。 超短波を切り換えて出力するので、治療部位への照射密度を小さくすることが でき、安全性を確保することができる。 超短波出力による照射と温熱出力による温熱を同時に行うことができ、相乗効 果が得られる。 治療部位および出力モードの選択により、予め設定された超短波出力の照射強 度/照射時間および温熱出力による加温温度が選択でき、高度な治療プログラム の組み込みが可能である。
【図1】 本考案の一実施形態による温熱機能付き超短
波治療器本体の回路構成を示すブロック図。
波治療器本体の回路構成を示すブロック図。
【図2】 治療導子の回路構成を示す図。
【図3】 治療器本体の外観図。
【図4】 治療器本体の操作パネルを示す図。
【図5】 治療導子の外観図。
【図6】 各治療導子への温熱出力および超短波出力の
印加されるタイミングを示す図。
印加されるタイミングを示す図。
1…治療器本体 2…治療導子 3…電源ヒューズ 4…電源スイッチ 5…フィルタ回路 6…電源回路 7…加温回路 8…出力制御回路 9…超短波発振回路 10…出力切換回路 11…操作・表示回路 21…治療開始/停止スイッチ 22…治療部位選択スイッチ 23…出力モード選択スイッチ 24…治療部位選択スイッチ 25…出力モード選択スイッチ C1…コンデンサ C2…コンデンサ Fu…ヒューズ H…ヒータ L1…コイル L2…コイル STH…サーモスイッチ TH…サーミスタ
Claims (3)
- 【請求項1】 治療のための超短波を発振して出力する
1つの超短波発振回路と、 ヒータによる加温を行うための加温回路と、 前記超短波発振回路の発振強度および発振出力切換の制
御、前記加温回路の制御および治療時間の制御等を行う
制御回路と、 該制御回路からの切換指示によって前記発振出力の切換
を行う出力切換回路と、 前記加温回路を経由して供給された電力によるヒータの
赤外線による温熱機能を有するとともに前記出力切換回
路を経由して供給された前記発振出力が該発振出力に同
調する同調回路を介して人体に照射される複数の治療導
子とを具備することを特徴とする温熱機能付き超短波治
療器。 - 【請求項2】 前記出力切換回路は、前記複数の治療導
子のそれぞれに対し、所定の時間だけ前記発振出力を順
次供給する切換を行うことを特徴とする請求項1記載の
温熱機能付き超短波治療器。 - 【請求項3】 前記加温回路は、前記複数の治療導子の
ヒータに印加する電力をそれぞれ個別に調節可能とした
ことを特徴とする請求項1または2記載の温熱機能付き
超短波治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001660U JP3062294U (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 温熱機能付き超短波治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999001660U JP3062294U (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 温熱機能付き超短波治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062294U true JP3062294U (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=43196042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999001660U Expired - Lifetime JP3062294U (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 温熱機能付き超短波治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062294U (ja) |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP1999001660U patent/JP3062294U/ja not_active Expired - Lifetime
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