JPH06327779A - 高周波治療器 - Google Patents
高周波治療器Info
- Publication number
- JPH06327779A JPH06327779A JP12438993A JP12438993A JPH06327779A JP H06327779 A JPH06327779 A JP H06327779A JP 12438993 A JP12438993 A JP 12438993A JP 12438993 A JP12438993 A JP 12438993A JP H06327779 A JPH06327779 A JP H06327779A
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- Japan
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- current
- antenna
- high frequency
- heating
- frequency
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波パルス電磁界の照射と共に加温を行
う。 【構成】 人体要部に高周波パルス電磁界を照射する高
周波治療器において、照射装置のアンテナ2に印加する
高周波電流に発熱用の電流を印加する。このことにより
人体要部に高周波パルス電磁界を照射する治療中に人体
要部を加温して温熱治療を並行しておこなうことができ
る。
う。 【構成】 人体要部に高周波パルス電磁界を照射する高
周波治療器において、照射装置のアンテナ2に印加する
高周波電流に発熱用の電流を印加する。このことにより
人体要部に高周波パルス電磁界を照射する治療中に人体
要部を加温して温熱治療を並行しておこなうことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体要部に高周波パル
ス電磁界を照射及び加温して治療するための理学療法に
使用される装置に関するものである。
ス電磁界を照射及び加温して治療するための理学療法に
使用される装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から人体要部に高周波パルス電磁界
を照射して治療する高周波治療器が知られている。高周
波治療器は図9に示すように人体1要部に1乃至100
MHzのパルス発振器4の出力をアンテナ2に接続し、
高周波パルスを照射する装置である。この高周波治療器
は、人体1にパルス波を照射するため出力が1W未満の
低電力であるため、人体を加温するまでには達しない。
を照射して治療する高周波治療器が知られている。高周
波治療器は図9に示すように人体1要部に1乃至100
MHzのパルス発振器4の出力をアンテナ2に接続し、
高周波パルスを照射する装置である。この高周波治療器
は、人体1にパルス波を照射するため出力が1W未満の
低電力であるため、人体を加温するまでには達しない。
【0003】図10には人体1要部に1GHz以上のマ
イクロ波発振器15の出力をマイクロ波アンテナ2′に
接続し、マイクロ波を照射するための装置である。人体
1はマイクロ波により誘電加熱される。図9はパルス作
用、図10は加温による血行促進などの治療効果を狙っ
ている。
イクロ波発振器15の出力をマイクロ波アンテナ2′に
接続し、マイクロ波を照射するための装置である。人体
1はマイクロ波により誘電加熱される。図9はパルス作
用、図10は加温による血行促進などの治療効果を狙っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示す高周波
治療器は単に高周波パルスを人体1要部に照射する機能
のみしか備えていなかった。一方、図10の装置は加温
機能のみしか備えていなかった。本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、高周波パルス電磁界の照射と共に加温を行
うことができる高周波治療器を提供するにある。
治療器は単に高周波パルスを人体1要部に照射する機能
のみしか備えていなかった。一方、図10の装置は加温
機能のみしか備えていなかった。本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、高周波パルス電磁界の照射と共に加温を行
うことができる高周波治療器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の高周波治
療器は、人体1要部に高周波パルス電磁界を照射する高
周波治療器において、照射装置のアンテナ2に印加する
高周波電流に発熱用の電流を印加して成ることを特徴と
するものである。
決して本発明の目的を達成するため、本発明の高周波治
療器は、人体1要部に高周波パルス電磁界を照射する高
周波治療器において、照射装置のアンテナ2に印加する
高周波電流に発熱用の電流を印加して成ることを特徴と
するものである。
【0006】上記発熱用の電流が直流又は低周波交流又
は商用低周波交流であることが好ましい。また、アンテ
ナ2を構成するコイル線が平板状であることも好まし
い。また、アンテナ2の発熱を制御する温度センサー3
を設けることも好ましい。また、アンテナ2に人体1に
接してアンテナ2との距離を一定に保つためのボス部9
を設けることも好ましい。
は商用低周波交流であることが好ましい。また、アンテ
ナ2を構成するコイル線が平板状であることも好まし
い。また、アンテナ2の発熱を制御する温度センサー3
を設けることも好ましい。また、アンテナ2に人体1に
接してアンテナ2との距離を一定に保つためのボス部9
を設けることも好ましい。
【0007】
【作用】しかして、上記の構成の本発明によれば、人体
1要部に高周波パルス電磁界を照射する高周波治療器に
おいて、照射装置のアンテナ2に印加する高周波電流に
発熱用の電流を印加することで、人体1要部に高周波パ
ルス電磁界を照射する治療中に人体1要部を加温して温
熱治療を並行しておこなうことができる。
1要部に高周波パルス電磁界を照射する高周波治療器に
おいて、照射装置のアンテナ2に印加する高周波電流に
発熱用の電流を印加することで、人体1要部に高周波パ
ルス電磁界を照射する治療中に人体1要部を加温して温
熱治療を並行しておこなうことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。本発明の第1実施例を図1に示す。図中2
は高周波用のループ状のアンテナであって高周波パルス
発振器4から直流遮断器5を介して高周波パルス電流
を、また、加熱用電源6から直接加熱電流を印加するよ
うになっている。図2には上記アンテナ2として高周波
用ヘリカルコイルを用いた例が示してある。直流遮断器
5は高域通過を目的としているのでハイパスフィルタま
たは単にコンデンサで構成する。図3に本発明の動作例
を示している。加熱電流と高周波パルス電流を混合し、
アンテナ2に電流を流す。なお、図3の高周波パルス電
流は高周波バースト波(1〜100MHz、デューティ
10〜90%)であるが、単なる高周波パルス連続波で
もよい。
て詳述する。本発明の第1実施例を図1に示す。図中2
は高周波用のループ状のアンテナであって高周波パルス
発振器4から直流遮断器5を介して高周波パルス電流
を、また、加熱用電源6から直接加熱電流を印加するよ
うになっている。図2には上記アンテナ2として高周波
用ヘリカルコイルを用いた例が示してある。直流遮断器
5は高域通過を目的としているのでハイパスフィルタま
たは単にコンデンサで構成する。図3に本発明の動作例
を示している。加熱電流と高周波パルス電流を混合し、
アンテナ2に電流を流す。なお、図3の高周波パルス電
流は高周波バースト波(1〜100MHz、デューティ
10〜90%)であるが、単なる高周波パルス連続波で
もよい。
【0009】図4には加熱用電源6の出力の例を示して
おり、図4(b)のように発熱用の電流が直流電流であ
ったり、あるいは図4(c)のように低周波交流又は商
用低周波交流とする。図5、図6には、加熱電流による
発熱を効率良く放散させ、また、高周波電流を効率良く
通すために、アンテナ2を構成するコイル線を平板状に
した例が示してある。図5はループ状であり、図6はヘ
リカル状をした例である。
おり、図4(b)のように発熱用の電流が直流電流であ
ったり、あるいは図4(c)のように低周波交流又は商
用低周波交流とする。図5、図6には、加熱電流による
発熱を効率良く放散させ、また、高周波電流を効率良く
通すために、アンテナ2を構成するコイル線を平板状に
した例が示してある。図5はループ状であり、図6はヘ
リカル状をした例である。
【0010】図7にはアンテナ2の発熱を制御する温度
センサー3を設けた例が示してある。図7に示す実施例
においては、アンテナ2の周辺に温度センサー3を配置
し、温度制御装置7により定温度を保持するように加熱
用電源6を制御するようになっている。温度センサー3
は図7のようにアンテナ2の周囲に配置するコイル線と
同程度のコイルでもよく、コイルの熱による抵抗変化を
温度制御装置7により検出して該温度制御装置7で加熱
用電源6をオン・オフ制御するといった構成を採用して
ある。
センサー3を設けた例が示してある。図7に示す実施例
においては、アンテナ2の周辺に温度センサー3を配置
し、温度制御装置7により定温度を保持するように加熱
用電源6を制御するようになっている。温度センサー3
は図7のようにアンテナ2の周囲に配置するコイル線と
同程度のコイルでもよく、コイルの熱による抵抗変化を
温度制御装置7により検出して該温度制御装置7で加熱
用電源6をオン・オフ制御するといった構成を採用して
ある。
【0011】図8には本発明の更に他の実施例が示して
ある。この実施例ではアンテナ2に人体1に接してアン
テナ2との距離を一定に保つためのボス部9を設けたも
のである。この実施例によれば、アンテナ2にボス部9
を設置してあることで、アンテナ2は人体1要部との定
距離を保ち、且つ高い加熱電流を印加できるものであ
る。
ある。この実施例ではアンテナ2に人体1に接してアン
テナ2との距離を一定に保つためのボス部9を設けたも
のである。この実施例によれば、アンテナ2にボス部9
を設置してあることで、アンテナ2は人体1要部との定
距離を保ち、且つ高い加熱電流を印加できるものであ
る。
【0012】しかして、本発明の高周波治療器は人体1
要部に高周波パルス電磁界を照射する際に、高周波電流
に発熱用の電流を印加して人体1要部の治療を行うもの
であり、人体1要部に高周波パルス電磁界を照射する治
療中に人体1要部を加温して温熱治療を並行して行っ
て、治療効果を高めるようになっている。
要部に高周波パルス電磁界を照射する際に、高周波電流
に発熱用の電流を印加して人体1要部の治療を行うもの
であり、人体1要部に高周波パルス電磁界を照射する治
療中に人体1要部を加温して温熱治療を並行して行っ
て、治療効果を高めるようになっている。
【0013】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、人体
要部に高周波パルス電磁界を照射する高周波治療器にお
いて、照射装置のアンテナに印加する高周波電流に発熱
用の電流を印加するので、高周波パルス電磁界の照射と
並行して温熱治療を行うことができて治療効果を高める
ことができる。
要部に高周波パルス電磁界を照射する高周波治療器にお
いて、照射装置のアンテナに印加する高周波電流に発熱
用の電流を印加するので、高周波パルス電磁界の照射と
並行して温熱治療を行うことができて治療効果を高める
ことができる。
【0014】また、発熱用の電流が直流又は低周波交流
又は商用低周波交流であると、マイクロ波発振器などの
複雑な構成をとることもなく、また、人体には温度上昇
のみを与えるので副作用がないものである。また、アン
テナを構成するコイル線が平板状であると、表面積が大
きくなって加熱電流による発熱を効率良く放散させ、ま
た、高周波電流を効率良く通すことができるものであ
る。
又は商用低周波交流であると、マイクロ波発振器などの
複雑な構成をとることもなく、また、人体には温度上昇
のみを与えるので副作用がないものである。また、アン
テナを構成するコイル線が平板状であると、表面積が大
きくなって加熱電流による発熱を効率良く放散させ、ま
た、高周波電流を効率良く通すことができるものであ
る。
【0015】また、アンテナの発熱を制御する温度セン
サーを設けることで、温度制御をおこなって適切な加熱
ができ、より治療効果を高めることができる。また、ア
ンテナに人体に接してアンテナとの距離を一定に保つた
めのボス部を設けることで、アンテナと人体要部との定
距離を保つことができて、高出力の加熱でも人体には間
接的な加温であり、火傷などの悪影響を及ぼさず、より
効果的な治療が安定してできるものである。
サーを設けることで、温度制御をおこなって適切な加熱
ができ、より治療効果を高めることができる。また、ア
ンテナに人体に接してアンテナとの距離を一定に保つた
めのボス部を設けることで、アンテナと人体要部との定
距離を保つことができて、高出力の加熱でも人体には間
接的な加温であり、火傷などの悪影響を及ぼさず、より
効果的な治療が安定してできるものである。
【図1】本発明の一実施例のブロック回路図である。
【図2】同上に用いるアンテナの他の実施例の説明図で
ある。
ある。
【図3】同上の加熱電流と高周波パルス電流との混合を
示すための説明図である。
示すための説明図である。
【図4】(a)は同上の加熱用電源の出力の例を示し、
(b)は発熱用の電流が直流電流の例を示し、(c)は
低周波交流の例を示している。
(b)は発熱用の電流が直流電流の例を示し、(c)は
低周波交流の例を示している。
【図5】同上に用いるアンテナが平板状にしたループ状
の例を示す平面図である。
の例を示す平面図である。
【図6】同上に用いるアンテナが平板状にしたヘリカル
状の例を示す平面図である。
状の例を示す平面図である。
【図7】同上の温度センサーを設けた例を示すブロック
回路図である。
回路図である。
【図8】同上のボス部を設けた例を示す斜視図である。
【図9】従来の高周波治療器の概略説明図である。
【図10】従来の温熱治療器の概略説明図である。
1 人体 2 アンテナ 3 温度センサー 9 ボス部
Claims (5)
- 【請求項1】 人体要部に高周波パルス電磁界を照射す
る高周波治療器において、照射装置のアンテナに印加す
る高周波電流に発熱用の電流を印加して成ることを特徴
とする高周波治療器。 - 【請求項2】 発熱用の電流が直流又は低周波交流又は
商用低周波交流であることを特徴とする請求項1記載の
高周波治療器。 - 【請求項3】 アンテナを構成するコイル線が平板状で
あることを特徴とする請求項1記載の高周波治療器。 - 【請求項4】 アンテナの発熱を制御する温度センサー
を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の高周波治
療器。 - 【請求項5】 アンテナに人体に接してアンテナとの距
離を一定に保つためのボス部を設けて成ることを特徴と
する請求項1記載の高周波治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12438993A JPH06327779A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 高周波治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12438993A JPH06327779A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 高周波治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06327779A true JPH06327779A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14884212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12438993A Withdrawn JPH06327779A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 高周波治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06327779A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10164760B4 (de) * | 2000-10-25 | 2006-05-24 | Mitsubishi Denki K.K. | Ultraschallhindernisdetektor |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12438993A patent/JPH06327779A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10164760B4 (de) * | 2000-10-25 | 2006-05-24 | Mitsubishi Denki K.K. | Ultraschallhindernisdetektor |
DE10121519B4 (de) * | 2000-10-25 | 2007-05-10 | Mitsubishi Denki K.K. | Ultraschallhindernisdetektor |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |