JP3062192U - 自動写真撮影装置 - Google Patents

自動写真撮影装置

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JP3062192U
JP3062192U JP1999001558U JP155899U JP3062192U JP 3062192 U JP3062192 U JP 3062192U JP 1999001558 U JP1999001558 U JP 1999001558U JP 155899 U JP155899 U JP 155899U JP 3062192 U JP3062192 U JP 3062192U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体(利用者)の多種多様な撮影要求(特
に後方、背面からの撮影要求)に容易に対処することが
でき、かつ撮影画像を容易に確認し易いように表示する
ことができ、また撮影時に被写体以外の余分な映り込み
を防止できる自動写真撮影装置を提供すること。 【解決手段】 被写体を旋回させ、被写体の可視範囲の
旋回と同期して、被写体と背景の合成画像を投影、移動
し、旋回の開始・停止を指示させるとともに、確定撮影
時に表示画像を消し、撮影を行う。また、被写体を撮影
するカメラを被写体の周囲に旋回させ、被写体正面に合
成画像を投影し、カメラ旋回の開始・停止を指示させる
とともに、確定撮影時に表示画像を消し、撮影を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、人物等の被写体の画像と各種の背景画像との合成画像をシールやフ ロッピィディスク等の出力媒体に出力する自動写真撮影装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動写真撮影装置において、被写体自らが撮影画像を確認する技術とし て、例えば、特表平4−506264号公報に記載のものが知られている。 特表平4−506264号公報に記載のものは、カメラから得られる被写体の 画像を使用者に表示する手段として、可視的ディスプレイ装置を設け、それを写 真撮影帯域から見られるように設置し、カメラ方向からの被写体撮影画像を表示 、確認できるようにしたものである。
【0003】 また、登録実用新案公報第3043783号記載のものでは、正面モニタの近 傍域に、被写体の側面側に移動可能な補助モニタを設け、横姿勢からの撮影画像 を確認可能としたものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、特表平4−506264号公報に記載のものは、被写体が装置 前方で旋回し、カメラに対し自由な角度のポーズを取ろうとした場合、特に背面 方向からの撮影を所望した場合、頭部もしくは視線を不自然に旋回させて画像を 確認する必要があるため、被写体が本来所望するポーズや表情を取得しづらいと いう問題がある。
【0005】 また、登録実用新案公報第3043783号に記載のものも、横姿勢までの確 認は容易にできても、やはり背面方向からの撮影画像の確認は、前記と同様の問 題がある。
【0006】 さらに、確認用のディスプレイ、あるいはモニタなどの表示装置を被写体正面 に固定し、カメラを被写体背面に移動させて撮影する、または、表示装置と同時 に被写体を旋回させる方法では、後方からの撮影時にそれらの画像が被写体画像 に映り込んでしまうという問題があり、被写体のみを抜き出して背景画像と合成 画像を作成する装置、特にクロマキー処理を実施して被写体のみを抜き出し、そ の被写体に所望の背景画像等を合成して出力する装置には適さないという問題が ある。
【0007】 本考案の目的は、人物等の被写体の多種多様な撮影要求(特に後方、背面から の撮影要求)に容易に対処することができ、かつ撮影画像を容易に確認し易いよ うに表示することができ、また撮影時に被写体以外の余分な映り込みを防止でき る自動写真撮影装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、カメラから見た被写体の撮影面が被写 体の周面に沿って変化するように被写体または前記カメラを旋回させる旋回手段 と、旋回の開始および停止を指示する指示手段と、被写体またはカメラの旋回状 態または停止状態において処理装置で作成される前記カメラで連続撮影または所 定時間間隔で間欠撮影した被写体画像と選択済み画像との合成画像を被写体の視 野範囲内に投影表示する投影手段と、被写体から直接または間接的に指示された シャッタタイミングにおいて前記処理装置で作成された前記合成画像の出力媒体 を出力装置から出力させる制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】 また、前記制御手段は、前記指示手段により被写体またはカメラの旋回停止が 指示されたタイミングの所定時間経過後のタイミングを間接的に指示されたシャ ッタタイミングとして認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前記出力装 置から出力させることを特徴とする。
【0010】 また、前記制御手段は、被写体によって操作されるシャッタタイミング指示手 段からの指示タイミングを認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前記出 力装置から出力させることを特徴とする。
【0011】 また、前記制御手段は、シャッタタイミングの前に前記投影表示を消去するこ とを特徴とする。 さらに、前記カメラを上下方向の任意の位置に移動させる移動手段をさらに備 えることを特徴とする。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施する場合の一形態を図面を参照して具体的に説明する。 図1は、自動写真撮影装置の一実施例を示す全体斜視図、図2はその縦断面図 である。本実施形態の自動写真撮影装置は、図1及び図2に示すように、出入り 口12から入室し被写体(利用者)10を収容するのに充分な大きさの内部空間 を有すると共に、各種装置を収納するハウジング1を備え、このハウジング1内 には、出入り口12から入室した被写体(利用者)10を撮影するためのカメラ (またはこれに代わる装置)2と、被写体(利用者)10が各種の操作、例えば 事前登録された好みの背景画像を選択したり、撮影開始を指示するなどの操作を 行う操作兼画像表示パネル3と、被写体10自身が選択した所望の背景画像と被 写体10の撮影画像とを合成すると共に、装置全体の制御を行う制御兼画像処理 装置4と、合成画像をシールなどの出力媒体に印刷して出力するプリンタ装置5 と、カメラ2から見た被写体10の撮影面が被写体10の周面に沿って変化する ように被写体10をモータ等で構成された旋回駆動装置6Aからの回転駆動力を 用いて旋廻させる回転床6と、旋回駆動装置6Aの旋回動作に同期する旋回駆動 装置7Aによってハウジング1の天井付近で旋廻し、被写体10の旋回状態また は停止状態においてカメラ2で連続撮影または所定時間間隔で間欠撮影した被写 体画像と選択済み背景画像との合成画像9を被写体10の視野範囲内のハウジン グ内壁面に投影表示する投影装置7と、被写体10がポーズをとりながら操作可 能な回転床6の旋回制御のためのスイッチ8とを備えている。
【0013】 カメラ2は、被写体10の頭部から足部までの全身を含む画像を撮影可能な視 野を持っているが、この実施形態のカメラ2は操作兼画像表示パネル3からの指 示操作に応じて移動枠2Aの中で上下方向の所望の位置に移動可能に構成され、 頭部方向から見下ろした被写体画像あるいは頭部方向を見上げた被写体画像を撮 影可能に構成されている。
【0014】 制御兼画像処理装置4は、例えば汎用のコンピュータで構成されるものであり 、その内部のメモリあるいは外部記憶装置には、風景、動物、人物などから成る 複数の背景画像が予め格納されている。この制御兼画像処理装置4は、カメラ2 で撮影した被写体画像を連続または所定時間間隔で間欠的に取込んでいるが、被 写体10から直接または間接的にシャッタタイミングが指示されるまでの間は、 カメラ2から取込んだ被写体画像と被写体10が事前に選択しておいた背景画像 との合成画像を投影装置7に送り、被写体10の前方視野位置のハウジング内壁 面に合成画像9として投影表示させる。被写体10の撮影ポーズが決まり、被写 体10から直接または間接的にシャッタタイミングが指示されると、ハウジング 内壁面に表示させていた投影合成画像を消去し、そのシャッタタイミングの被写 体画像を切り出し、その被写体画像と被写体10自身が事前に選択しておいた背 景画像とを合成し、プリンタ装置5からシールに印刷して出力させる。
【0015】 ここで、シャッタタイミングの指示の仕方としては、(1)被写体10の足に よって操作されるスイッチ8により被写体10の旋回停止が指示されたタイミン グの所定時間経過後のタイミングを間接的に指示されたシャッタタイミングとし て制御兼画像処理装置4に認識させ、該タイミングにおける合成画像をプリンタ 装置5から出力させる方法と、(2)スイッチ8(またはこれに代わる手動操作 スイッチ)が操作されたタイミングを認識し、該タイミングを直接的に指示され たシャッタタイミングとして制御兼画像処理装置4に認識させ、該タイミングに おける合成画像をプリンタ装置5から出力させる方法がある。この実施形態では 、スイッチ8を操作してから被写体10自身が撮影ポーズを決めるまでの時間的 余裕を与えるために前者の方法を採用している。
【0016】 投影装置7が投影する被写体10の合成画像9の初期投影方向は、操作兼画像 表示パネル3が設置されているハウジング1の正面内壁方向の被写体10の視線 とほぼ同じ高さになっており、被写体(利用者)10は自分の正面方向からの撮 影映像を立ったままの状態で確認できるようになっている。いま、被写体(利用 者)10が自らの正面方向以外から、例えば、横向き、斜め後ろ、真後ろからの 映像を希望した場合、被写体(利用者)10は操作兼画像表示パネル3を操作し 、回転床6を図1の矢印方向に旋回させ、望みの撮影方向となるまで自らを旋回 させる。この時、天井面に取り付けられた投影装置7も回転床6のその旋回に連 動して旋回するため、投影合成映像9は被写体の視線方向に常に投影される。こ のことにより、被写体(利用者)10は、頭または視線を不自然に動かすことな く、自らの撮影映像を直視したまま確認することができる。
【0017】 投影装置7は、カメラ2による撮影視野領域内に含まれないように、ハウジン グ1の天井面に旋回駆動装置7Aの下部に吊るされて設置されているため、被写 体撮影画像に投影装置7の映り込みがないようになっている。 さらに、投影装置7は被写体(利用者)10が回転床6の足元付近に設置され たスイッチ8を操作し、回転床6の旋回を終了し、撮影角度を固定してから数秒 の後、制御兼画像処理装置4からの信号により、確認用に投影表示していた合成 画像9の投影表示を停止する。制御兼画像処理装置4は、その所定時間後をシャ ッタタイミングとして、該タイミングにおいてカメラ2から取り込んでいる被写 体画像を確定画像(撮影ポーズが決定した画像)として画像処理する。従って、 投影合成画像9がどのような旋回位置にあっても、例えばカメラ2の正面方向の 内壁面に表示されていたとしても、その投影合成画像9はシャッタタイミングの 直前に消去されていることになるため、撮影ポーズが決定した確定映像に投影合 成画像9が映り込んでしまうことはなく、背景との合成画像作成のための被写体 抽出処理、特にクロマキー処理において、より確実に被写体画像の切り出し処理 ができるようになっている。
【0018】 本装置では、カメラ2、被写体10、背景面11の関係が、被写体に対するど のような撮影角度においても常に一直線の関係にあるため、撮影のための背景面 を限定でき、被写体全周囲に背景面を考慮する必要がなく、装置の構成の自由度 を高めることができる。すなわち、被写体が旋回せずにカメラが被写体の全周囲 を旋回するようにした構成では、背景面11以外の面が被写体と一緒に写ってし まう。このため、背景面11以外の面、すなわち被写体の正面と左右2つの側面 に各種機器を配置して背景面11以外が被写体の背面になった場合、クロマキー 処理での被写体の切り出し処理が困難となる。このため、背景面11以外の面に 各種機器を配置する構成上の自由度が制限される。
【0019】 これに対して、本実施形態のように構成することにより背景面11以外の面は カメラにより写し込まれないためクロマキー処理での被写体の切り出し処理が容 易である。したがって、背景面11以外の面にも各種機器を配置することができ 、構成上の自由度が高まる。例えば、正面に各種機器を配置しているが、これを 入り口とは反対側の側面にこれら機器を配置することもできる。
【0020】 また、撮影のための背景面11はハウジング1と一体となっていなくても良く 、たとえば天井部から釣り下げられたスクリーンまたはこれに類するものでよく 、装置をより単純な構成にすることも可能である。
【0021】 図3は、本考案の自動写真撮影装置の他の実施形態を示す斜視図である。図1 の実施形態では、操作兼画像表示パネル3を被写体10の初期位置正面に配置し ているため、カメラ2の上下方向の移動距離が短くなっていたが、確認画像表示 位置と操作兼画像表示パネルが分離可能である本考案では、操作兼画像表示パネ ル3が被写体10の正面に配置しなくとも、なんら支障がないため、図3に示す 実施形態では、操作兼画像表示パネル3を正面左側または右側に配置し、カメラ 2の上下方向の空間を開放し、カメラ2の上下移動距離を長く確保することがで きるようにしたものである。
【0022】 このことにより、本実施形態では、物理的な表示装置を直接見て確認する方式 に比べカメラ2の上下方向を開放することが可能となるため、特にカメラ2を下 方向に移動して撮影する、いわゆる「あおり撮影」にも対応することが可能とな り、より被写体(利用者)10の要求を満たす映像の撮影が可能となる。
【0023】 図4は、被写体10を撮影するカメラ2を被写体10の周囲に旋回させるよう にした実施形態を示す斜視図であり、図5はその縦断面図である。 本実施形態の自動写真撮影装置は、図4及び図5に示すように、各種装置を収 納するハウジング1、被写体(利用者)10を撮影するためのカメラ2(または これにかわる装置)、カメラ2を保持し、かつ上下移動を可能とする支持棒2A 、図1の実施形態と同様の画像処理機能および制御機能を有する制御兼画像処理 装置4、合成画像をシールなどに印刷を行うプリンタ装置5、合成画像や操作案 内をハウジング1内のスクリーン13の背面(外周面)から投影する投影装置7 、被写体10がポーズをとりながら操作可能な旋回制御のためのスイッチ8、被 写体(利用者)10が立つ床の周囲を旋回する旋回リング14、旋回リング14 を駆動する駆動装置14A、被写体(利用者)10の周囲に吊り下げられたスク リーン13を備えている。
【0024】 なお、投影装置7は、投影装置7‘で示すようにハウジング1内の天井面から 吊り下げる形で固定し、スクリーン13の内周面に投影像を表示するようにする ことが可能である。
【0025】 投影装置7は、ハウジング1内に固定されており、その投影合成画像9の表示 位置は被写体10の視線高さとほぼ同じ高さになっており、ハウジング1内に入 室した被写体10の正面方向のスクリーン13に表示される。カメラ2の初期位 置は、投影合成画像9の直下に位置しており、被写体(利用者)10は自分の正 面方向からの撮影映像を立ったままの状態で確認できるようになっている。
【0026】 いま被写体(利用者)10が自らの正面方向以外から、例えば横向き、斜め後 ろ、真後ろからの映像を希望した場合、被写体(利用者)10は投影表示される 案内にしたがって、スイッチ8を操作し、回転リング14を旋回させる。回転リ ング14には支持棒2Aが固定されており、支持棒2Aには上下に稼動可能なカ メラ2が取り付けられているため、回転リング14の回転により、被写体(利用 者)10の周囲をカメラ2が旋回する。望みの撮影方向となるまで、被写体(利 用者)10は正面の投影合成画像9で自らの撮影状態を確認しながらカメラ2を 旋回させる。その時、投影合成画像9は被写体10の視線方向に常に投影される ようになっているため、被写体(利用者)10は、頭または視線を不自然に動か すことなく、自らの撮影映像を直視したまま確認することができる。
【0027】 投影装置7は、ハウジング1内のスクリーン13の裏側、または回転リング1 4の旋回中心上部天井面のカメラ2による撮影視野領域外に吊るされて設置され ているため、被写体10の撮影画像に投影装置7が映り込んでしまうことはない 。
【0028】 投影装置7あるいは7‘は、被写体(利用者)10がカメラ2の旋回を足元付 近に設置されたスイッチ8を操作し、旋回を終了し、撮影角度を固定してから数 秒の後、制御兼画像処理装置4からの信号により、確認のために投影表示してい る投影合成画像9の投影表示を停止する。制御兼画像処理装置4は、その所定時 間後をシャッタタイミングとして、該タイミングにおいてカメラ2から取り込ん でいる被写体画像を確定画像(撮影ポーズが決定した画像)として画像処理する 。従って、投影合成画像9がどのような旋回位置にあっても、例えばカメラ2の 正面方向に表示されていたとしても、その投影合成画像9はシャッタタイミング の直前に消去されていることになるため、撮影ポーズが決定した確定映像に投影 合成画像9が映り込んでしまうことはなく、背景との合成画像作成のための被写 体抽出処理において、より確実に被写体画像の切り出し処理ができる。
【0029】 前述の如く構成された本考案の実施の形態において、その利用形態を図6のフ ローチャートを用いて説明する。 図6において、いま、撮影者である被写体10が出入口12より装置の中に入 り(ステップ611)、装置の内部にある硬貨または代貨の投入口(図示せず) より硬貨を投入すると(ステップ612)、その硬貨または代貨の投入により装 置が作動し、まず操作兼表示パネル3に背景画像の候補が表示され、選択を促す 案内が表示される(ステップ613)。そこで、その案内にしたがい操作兼表示 パネル3を操作し、背景画像の候補を選択する(ステップ614)。選択の後、 被写体正面壁に、選択された背景画像と合成処理された被写体10の現在の画像 が投影表示される(ステップ615)。
【0030】 次にカメラ2を上下に移動するか否かの案内が表示され(ステップ616)、「 いいえ」を選択した場合には、次に、旋回するか否かの案内が表示される(ステ ップ620)。カメラ2を上下に移動するか否かの案内に対し、「はい」を選択 した場合は、移動方向を操作兼画像表示パネル3のタッチパネル操作で指定する (ステップ617)。すると、カメラ2が指定の方向に移動する(ステップ61 8)。所望に位置に達したならば、操作兼画像表示パネル3のタッチパネル操作 でカメラ2の移動を停止させる。(ステップ619)。なお、カメラ2の上下移動 動作は、操作兼画像表示パネル3のタッチパネル操作で指定する代わりに、スイ ッチ8と同様の床面スイッチを設け、これを足で操作することによって上下動さ せるように構成してもよい。
【0031】 次に、旋回するか否かの案内が表示され(ステップ620)、「いいえ」を選 択すれば、その数秒後に撮影する旨の案内が表示され、撮影者はポーズを作る。 数秒後のシャッタタイミングの直前に投影合成画像9が消去され、シャッタが切 れる。すなわち、シャッタタイミングになった時点で被写体10の撮影映像が確 定される(ステップ624)。
【0032】 一方、旋回するかの案内に対し、「はい」を選択した場合は、旋回方向を操作 兼画像表示パネル3のタッチパネル操作で指定する(ステップ621)。すると 、指定された旋回方向に回転床6が旋回を始め、その旋回動作に合わせ投影合成 画像9も直視した位置で旋回するため、被写体10は立ったままの状態で好みの 角度を確認できる(ステップ622)。なお、図4の実施形態ではカメラ2が旋 回する。
【0033】 被写体10は、自らの撮影画像が好みのものになったならば、床のスイッチ8 を踏みこんで操作し、旋回を停止させる(ステップ623)。すると、スイッチ 8を操作してから数秒後に撮影する旨の案内が表示パネル3に表示され、撮影者 である被写体10は最終のポーズを作る。そして、数秒後のシャッタタイミング の直前になったならば、シャッタタイミングに達した時点でシャッタが切れる。 すなわち、シャッタタイミングになった時点で被写体10の撮影映像が確定され る(ステップ624)。
【0034】 撮影完了後、回転床6と投影装置7は被写体10を乗せたまま初期の位置に戻 る(ステップ625)。最後に、プリンタ装置5のシール出力口より、背景画像 と被写体画像とが合成された写真が印刷され出力される(ステップ626)、被 写体10は装置の出入口12から退出する(ステップ627)。
【0035】 なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、実施に際しては細部 を適宜に変更して実施することができる。例えば、上記実施形態において、背景 画像は制御兼画像処理装置4の内部メモリまたは外部記憶装置に予め格納してあ るものとしたが、通信回線によって外部のサーバコンピュータ等から取り寄せる 構成にすることも可能である。 また、出力媒体としてシールを用いているが、フロッピィディスクやICカー ドなどのディジタルデータの記録媒体に記録して出力する構成にすることも可能 である。
【0036】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、被写体を旋回する、または被写体周囲 を旋回するカメラによって、被写体全周方向からの撮影を可能とし、また投影装 置により、常に被写体自らが撮影画像を無理な姿勢を取らず直視の形で容易に確 認できると共に、背景画像とポーズのバランスも容易に確認することができる。
【0037】 さらに、確定撮影時に投影画像を消すことにより、被写体の抽出処理が容易に でき、例えば斜め後ろからの撮影映像を背景画像中の道路上に合成し、走り去っ て行く姿や、風景の中にあってそれを見ている姿など、いままでにない合成画像 がその場で容易に作成でき、利用者の興味をさらに拡大することができる。
【0038】 また、自分自身では日ごろ見ることのできない、背面方向からの画像もその場 で容易に確認、合成できることから、単にアミューズメントの域にとどまらず、 例えば結婚式場の衣装あわせの場面で、式場を背景とした参列者からの映りとそ の衣装の確認の場面や、着物や帯の試着におけるその見栄えの確認の場面、さら には洋服などの試着室における寸法の確認の場面などで、利用者自らの目で確認 が可能なため、装置の利用分野を大幅に拡大することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動写真撮影装置の一実施の形を示す
斜視図である。
【図2】図1の斜視図で示す装置の縦断面図である。
【図3】本考案の他の実施形態を示す斜視図である。
【図4】カメラを旋回させる実施形態を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の斜視図で示す装置の縦断面図である。
【図6】本考案の自動写真撮影装置の利用手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…カメラ、2A…移動枠、3…操作
兼画像表示パネル、4…制御兼画像処理装置、5…プリ
ンタ装置、6…回転床、6A…旋回駆動装置、7…投影
装置、7A…旋回駆動装置、8…スイッチ、9…確認用
の投影合成画像、10…被写体(利用者)、11…背景
面、12…出入口、13…スクリーン、14…回転リン
グ、14A…旋回駆動装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 27/52 G03B 27/52 A H04N 5/225 H04N 5/225 B 5/265 5/265 9/79 9/79 H

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影するカメラと、複数の登録
    済み背景画像のうち任意に選択された選択済み背景画像
    と前記カメラで撮影した被写体画像との合成画像を作成
    する処理装置と、合成画像を表示する表示装置と、合成
    画像をシール等の出力媒体に出力する出力装置とを備え
    た自動写真撮影装置において、 前記カメラから見た被写体の撮影面が被写体の周面に沿
    って変化するように被写体または前記カメラを旋回させ
    る旋回手段と、 旋回の開始および停止を指示する指示手段と、 被写体またはカメラの旋回状態または停止状態において
    前記処理装置で作成される前記カメラで連続撮影または
    所定時間間隔で間欠撮影した被写体画像と前記選択済み
    画像との合成画像を被写体の視野範囲内に投影表示する
    投影手段と、 被写体から直接または間接的に指示されたシャッタタイ
    ミングにおいて前記処理装置で作成された前記合成画像
    の出力媒体を前記出力装置から出力させる制御手段とを
    備えることを特徴とする自動写真撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記指示手段により被
    写体またはカメラの旋回停止が指示されたタイミングの
    所定時間経過後のタイミングを間接的に指示されたシャ
    ッタタイミングとして認識し、該タイミングにおける前
    記合成画像を前記出力装置から出力させることを特徴と
    する請求項1記載の自動写真撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、被写体によって操作さ
    れるシャッタタイミング指示手段からの指示タイミング
    を認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前記出
    力装置から出力させることを特徴とする請求項1記載の
    自動写真撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、シャッタタイミングの
    前に前記投影表示を消去することを特徴とする請求項2
    または3記載の自動写真撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記カメラを上下方向の任意の位置に移
    動させる移動手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1〜4記載のいずれかの自動写真撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002311495A (ja) * 2001-12-18 2002-10-23 Atlus Co Ltd 自動写真撮影装置
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