JP3480691B2 - 自動写真撮影装置 - Google Patents

自動写真撮影装置

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JP3480691B2
JP3480691B2 JP36860998A JP36860998A JP3480691B2 JP 3480691 B2 JP3480691 B2 JP 3480691B2 JP 36860998 A JP36860998 A JP 36860998A JP 36860998 A JP36860998 A JP 36860998A JP 3480691 B2 JP3480691 B2 JP 3480691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人物等の被写体の
画像と各種の背景画像との合成画像をシールやフロッピ
ィディスク等の出力媒体に出力する自動写真撮影装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動写真撮影装置において、被写
体自らが撮影画像を確認する技術として、例えば、特表
平4−506264号公報に記載のものが知られてい
る。特表平4−506264号公報に記載のものは、カ
メラから得られる被写体の画像を使用者に表示する手段
として、可視的ディスプレイ装置を設け、それを写真撮
影帯域から見られるように設置し、カメラ方向からの被
写体撮影画像を表示、確認できるようにしたものであ
る。
【0003】また、登録実用新案公報第3043783
号記載のものでは、正面モニタの近傍域に、被写体の側
面側に移動可能な補助モニタを設け、横姿勢からの撮影
画像を確認可能としたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特表平
4−506264号公報に記載のものは、被写体が装置
前方で旋回し、カメラに対し自由な角度のポーズを取ろ
うとした場合、特に背面方向からの撮影を所望した場
合、頭部もしくは視線を不自然に旋回させて画像を確認
する必要があるため、被写体が本来所望するポーズや表
情を取得しづらいという問題がある。
【0005】また、登録実用新案公報第3043783
号に記載のものも、横姿勢までの確認は容易にできて
も、やはり背面方向からの撮影画像の確認は、前記と同
様の問題がある。
【0006】さらに、確認用のディスプレイ、あるいは
モニタなどの表示装置を被写体正面に固定し、カメラを
被写体背面に移動させて撮影する、または、表示装置と
同時に被写体を旋回させる方法では、後方からの撮影時
にそれらの画像が被写体画像に映り込んでしまうという
問題があり、被写体のみを抜き出して背景画像と合成画
像を作成する装置、特にクロマキー処理を実施して被写
体のみを抜き出し、その被写体に所望の背景画像等を合
成して出力する装置には適さないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、人物等の被写体の多種多
様な撮影要求(特に後方、背面からの撮影要求)に容易
に対処することができ、かつ撮影画像を容易に確認し易
いように表示することができ、また撮影時に被写体以外
の余分な映り込みを防止できる自動写真撮影装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前記カメラから見た被写体の撮影面が被
写体の周面に沿って変化するように被写体を旋回させる
旋回手段と、旋回の開始および停止を指示する指示手段
と、「被写体の旋回状態または停止状態において前記カ
メラで連続撮影または所定時間間隔で間欠撮影した被写
体画像」と前記選択済み画像とを前記処理装置で合成し
合成画像を被写体の視野範囲内に投影表示し、かつ被
写体の旋回に連動して旋回する投影手段と、被写体から
直接または間接的に指示されたシャッタタイミングにお
いて前記処理装置で作成された前記合成画像の出力媒体
を前記出力装置から出力させる制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0009】また、前記制御手段は、前記指示手段によ
被写体の旋回停止が指示されたタイミングの所定時間
経過後のタイミングを間接的に指示されたシャッタタイ
ミングとして認識し、該タイミングにおける前記合成画
像を前記出力装置から出力させることを特徴とする。
【0010】また、前記制御手段は、被写体によって操
作されるシャッタタイミング指示手段からの指示タイミ
ングを認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前
記出力装置から出力させることを特徴とする。
【0011】また、前記制御手段は、シャッタタイミン
グの前に前記投影表示を消去することを特徴とする。さ
らに、前記カメラを上下方向の任意の位置に移動させる
移動手段をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の一
形態を図面を参照して具体的に説明する。図1は、自動
写真撮影装置の一実施例を示す全体斜視図、図2はその
縦断面図である。本実施形態の自動写真撮影装置は、図
1及び図2に示すように、出入り口12から入室し被写
体(利用者)10を収容するのに充分な大きさの内部空
間を有すると共に、各種装置を収納するハウジング1を
備え、このハウジング1内には、出入り口12から入室
した被写体(利用者)10を撮影するためのカメラ(ま
たはこれに代わる装置)2と、被写体(利用者)10が
各種の操作、例えば事前登録された好みの背景画像を選
択したり、撮影開始を指示するなどの操作を行う操作兼
画像表示パネル3と、被写体10自身が選択した所望の
背景画像と被写体10の撮影画像とを合成すると共に、
装置全体の制御を行う制御兼画像処理装置4と、合成画
像をシールなどの出力媒体に印刷して出力するプリンタ
装置5と、カメラ2から見た被写体10の撮影面が被写
体10の周面に沿って変化するように被写体10をモー
タ等で構成された旋回駆動装置6Aからの回転駆動力を
用いて旋廻させる回転床6と、旋回駆動装置6Aの旋回
動作に同期する旋回駆動装置7Aによってハウジング1
の天井付近で旋廻し、被写体10の旋回状態または停止
状態においてカメラ2で連続撮影または所定時間間隔で
間欠撮影した被写体画像と選択済み背景画像との合成画
像9を被写体10の視野範囲内のハウジング内壁面に投
影表示する投影装置7と、被写体10がポーズをとりな
がら操作可能な回転床6の旋回制御のためのスイッチ8
とを備えている。
【0013】カメラ2は、被写体10の頭部から足部ま
での全身を含む画像を撮影可能な視野を持っているが、
この実施形態のカメラ2は操作兼画像表示パネル3から
の指示操作に応じて移動枠2Aの中で上下方向の所望の
位置に移動可能に構成され、頭部方向から見下ろした被
写体画像あるいは頭部方向を見上げた被写体画像を撮影
可能に構成されている。
【0014】制御兼画像処理装置4は、例えば汎用のコ
ンピュータで構成されるものであり、その内部のメモリ
あるいは外部記憶装置には、風景、動物、人物などから
成る複数の背景画像が予め格納されている。この制御兼
画像処理装置4は、カメラ2で撮影した被写体画像を連
続または所定時間間隔で間欠的に取込んでいるが、被写
体10から直接または間接的にシャッタタイミングが指
示されるまでの間は、カメラ2から取込んだ被写体画像
と被写体10が事前に選択しておいた背景画像との合成
画像を投影装置7に送り、被写体10の前方視野位置の
ハウジング内壁面に合成画像9として投影表示させる。
被写体10の撮影ポーズが決まり、被写体10から直接
または間接的にシャッタタイミングが指示されると、ハ
ウジング内壁面に表示させていた投影合成画像を消去
し、そのシャッタタイミングの被写体画像を切り出し、
その被写体画像と被写体10自身が事前に選択しておい
た背景画像とを合成し、プリンタ装置5からシールに印
刷して出力させる。
【0015】ここで、シャッタタイミングの指示の仕方
としては、(1)被写体10の足によって操作されるス
イッチ8により被写体10の旋回停止が指示されたタイ
ミングの所定時間経過後のタイミングを間接的に指示さ
れたシャッタタイミングとして制御兼画像処理装置4に
認識させ、該タイミングにおける合成画像をプリンタ装
置5から出力させる方法と、(2)スイッチ8(または
これに代わる手動操作スイッチ)が操作されたタイミン
グを認識し、該タイミングを直接的に指示されたシャッ
タタイミングとして制御兼画像処理装置4に認識させ、
該タイミングにおける合成画像をプリンタ装置5から出
力させる方法がある。この実施形態では、スイッチ8を
操作してから被写体10自身が撮影ポーズを決めるまで
の時間的余裕を与えるために前者の方法を採用してい
る。
【0016】投影装置7が投影する被写体10の合成画
像9の初期投影方向は、操作兼画像表示パネル3が設置
されているハウジング1の正面内壁方向の被写体10の
視線とほぼ同じ高さになっており、被写体(利用者)1
0は自分の正面方向からの撮影映像を立ったままの状態
で確認できるようになっている。いま、被写体(利用
者)10が自らの正面方向以外から、例えば、横向き、
斜め後ろ、真後ろからの映像を希望した場合、被写体
(利用者)10は操作兼画像表示パネル3を操作し、回
転床6を図1の矢印方向に旋回させ、望みの撮影方向と
なるまで自らを旋回させる。この時、天井面に取り付け
られた投影装置7も回転床6のその旋回に連動して旋回
するため、投影合成映像9は被写体の視線方向に常に投
影される。このことにより、被写体(利用者)10は、
頭または視線を不自然に動かすことなく、自らの撮影映
像を直視したまま確認することができる。
【0017】投影装置7は、カメラ2による撮影視野領
域内に含まれないように、ハウジング1の天井面に旋回
駆動装置7Aの下部に吊るされて設置されているため、
被写体撮影画像に投影装置7の映り込みがないようにな
っている。さらに、投影装置7は被写体(利用者)10
が回転床6の足元付近に設置されたスイッチ8を操作
し、回転床6の旋回を終了し、撮影角度を固定してから
数秒の後、制御兼画像処理装置4からの信号により、確
認用に投影表示していた合成画像9の投影表示を停止す
る。制御兼画像処理装置4は、その所定時間後をシャッ
タタイミングとして、該タイミングにおいてカメラ2か
ら取り込んでいる被写体画像を確定画像(撮影ポーズが
決定した画像)として画像処理する。従って、投影合成
画像9がどのような旋回位置にあっても、例えばカメラ
2の正面方向の内壁面に表示されていたとしても、その
投影合成画像9はシャッタタイミングの直前に消去され
ていることになるため、撮影ポーズが決定した確定映像
に投影合成画像9が映り込んでしまうことはなく、背景
との合成画像作成のための被写体抽出処理、特にクロマ
キー処理において、より確実に被写体画像の切り出し処
理ができるようになっている。
【0018】本装置では、カメラ2、被写体10、背景
面11の関係が、被写体に対するどのような撮影角度に
おいても常に一直線の関係にあるため、撮影のための背
景面を限定でき、被写体全周囲に背景面を考慮する必要
がなく、装置の構成の自由度を高めることができる。す
なわち、被写体が旋回せずにカメラが被写体の全周囲を
旋回するようにした構成では、背景面11以外の面が被
写体と一緒に写ってしまう。このため、背景面11以外
の面、すなわち被写体の正面と左右2つの側面に各種機
器を配置して背景面11以外が被写体の背面になった場
合、クロマキー処理での被写体の切り出し処理が困難と
なる。このため、背景面11以外の面に各種機器を配置
する構成上の自由度が制限される。
【0019】これに対して、本実施形態のように構成す
ることにより背景面11以外の面はカメラにより写し込
まれないためクロマキー処理での被写体の切り出し処理
が容易である。したがって、背景面11以外の面にも各
種機器を配置することができ、構成上の自由度が高ま
る。例えば、正面に各種機器を配置しているが、これを
入り口とは反対側の側面にこれら機器を配置することも
できる。
【0020】また、撮影のための背景面11はハウジン
グ1と一体となっていなくても良く、たとえば天井部か
ら釣り下げられたスクリーンまたはこれに類するもので
よく、装置をより単純な構成にすることも可能である。
【0021】図3は、本発明の自動写真撮影装置の他の
実施形態を示す斜視図である。図1の実施形態では、操
作兼画像表示パネル3を被写体10の初期位置正面に配
置しているため、カメラ2の上下方向の移動距離が短く
なっていたが、確認画像表示位置と操作兼画像表示パネ
ルが分離可能である本発明では、操作兼画像表示パネル
3が被写体10の正面に配置しなくとも、なんら支障が
ないため、図3に示す実施形態では、操作兼画像表示パ
ネル3を正面左側または右側に配置し、カメラ2の上下
方向の空間を開放し、カメラ2の上下移動距離を長く確
保することができるようにしたものである。
【0022】このことにより、本実施形態では、物理的
な表示装置を直接見て確認する方式に比べカメラ2の上
下方向を開放することが可能となるため、特にカメラ2
を下方向に移動して撮影する、いわゆる「あおり撮影」
にも対応することが可能となり、より被写体(利用者)
10の要求を満たす映像の撮影が可能となる。
【0023】図4は、被写体10を撮影するカメラ2を
被写体10の周囲に旋回させるようにした実施形態を示
す斜視図であり、図5はその縦断面図である。本実施形
態の自動写真撮影装置は、図4及び図5に示すように、
各種装置を収納するハウジング1、被写体(利用者)1
0を撮影するためのカメラ2(またはこれにかわる装
置)、カメラ2を保持し、かつ上下移動を可能とする支
持棒2A、図1の実施形態と同様の画像処理機能および
制御機能を有する制御兼画像処理装置4、合成画像をシ
ールなどに印刷を行うプリンタ装置5、合成画像や操作
案内をハウジング1内のスクリーン13の背面(外周
面)から投影する投影装置7、被写体10がポーズをと
りながら操作可能な旋回制御のためのスイッチ8、被写
体(利用者)10が立つ床の周囲を旋回する旋回リング
14、旋回リング14を駆動する駆動装置14A、被写
体(利用者)10の周囲に吊り下げられたスクリーン1
3を備えている。
【0024】なお、投影装置7は、投影装置7‘で示す
ようにハウジング1内の天井面から吊り下げる形で固定
し、スクリーン13の内周面に投影像を表示するように
することが可能である。
【0025】投影装置7は、ハウジング1内に固定され
ており、その投影合成画像9の表示位置は被写体10の
視線高さとほぼ同じ高さになっており、ハウジング1内
に入室した被写体10の正面方向のスクリーン13に表
示される。カメラ2の初期位置は、投影合成画像9の直
下に位置しており、被写体(利用者)10は自分の正面
方向からの撮影映像を立ったままの状態で確認できるよ
うになっている。
【0026】いま被写体(利用者)10が自らの正面方
向以外から、例えば横向き、斜め後ろ、真後ろからの映
像を希望した場合、被写体(利用者)10は投影表示さ
れる案内にしたがって、スイッチ8を操作し、回転リン
グ14を旋回させる。回転リング14には支持棒2Aが
固定されており、支持棒2Aには上下に稼動可能なカメ
ラ2が取り付けられているため、回転リング14の回転
により、被写体(利用者)10の周囲をカメラ2が旋回
する。望みの撮影方向となるまで、被写体(利用者)1
0は正面の投影合成画像9で自らの撮影状態を確認しな
がらカメラ2を旋回させる。その時、投影合成画像9は
被写体10の視線方向に常に投影されるようになってい
るため、被写体(利用者)10は、頭または視線を不自
然に動かすことなく、自らの撮影映像を直視したまま確
認することができる。
【0027】投影装置7は、ハウジング1内のスクリー
ン13の裏側、または回転リング14の旋回中心上部天
井面のカメラ2による撮影視野領域外に吊るされて設置
されているため、被写体10の撮影画像に投影装置7が
映り込んでしまうことはない。
【0028】投影装置7あるいは7‘は、被写体(利用
者)10がカメラ2の旋回を足元付近に設置されたスイ
ッチ8を操作し、旋回を終了し、撮影角度を固定してか
ら数秒の後、制御兼画像処理装置4からの信号により、
確認のために投影表示している投影合成画像9の投影表
示を停止する。制御兼画像処理装置4は、その所定時間
後をシャッタタイミングとして、該タイミングにおいて
カメラ2から取り込んでいる被写体画像を確定画像(撮
影ポーズが決定した画像)として画像処理する。従っ
て、投影合成画像9がどのような旋回位置にあっても、
例えばカメラ2の正面方向に表示されていたとしても、
その投影合成画像9はシャッタタイミングの直前に消去
されていることになるため、撮影ポーズが決定した確定
映像に投影合成画像9が映り込んでしまうことはなく、
背景との合成画像作成のための被写体抽出処理におい
て、より確実に被写体画像の切り出し処理ができる。
【0029】前述の如く構成された本発明の実施の形態
において、その利用形態を図6のフローチャートを用い
て説明する。図6において、いま、撮影者である被写体
10が出入口12より装置の中に入り(ステップ61
1)、装置の内部にある硬貨または代貨の投入口(図示
せず)より硬貨を投入すると(ステップ612)、その
硬貨または代貨の投入により装置が作動し、まず操作兼
表示パネル3に背景画像の候補が表示され、選択を促す
案内が表示される(ステップ613)。そこで、その案
内にしたがい操作兼表示パネル3を操作し、背景画像の
候補を選択する(ステップ614)。選択の後、被写体
正面壁に、選択された背景画像と合成処理された被写体
10の現在の画像が投影表示される(ステップ61
5)。
【0030】次にカメラ2を上下に移動するか否かの案
内が表示され(ステップ616)、「いいえ」を選択した
場合には、次に、旋回するか否かの案内が表示される
(ステップ620)。カメラ2を上下に移動するか否か
の案内に対し、「はい」を選択した場合は、移動方向を
操作兼画像表示パネル3のタッチパネル操作で指定する
(ステップ617)。すると、カメラ2が指定の方向に
移動する(ステップ618)。所望に位置に達したなら
ば、操作兼画像表示パネル3のタッチパネル操作でカメ
ラ2の移動を停止させる。(ステップ619)。なお、カ
メラ2の上下移動動作は、操作兼画像表示パネル3のタ
ッチパネル操作で指定する代わりに、スイッチ8と同様
の床面スイッチを設け、これを足で操作することによっ
て上下動させるように構成してもよい。
【0031】次に、旋回するか否かの案内が表示され
(ステップ620)、「いいえ」を選択すれば、その数
秒後に撮影する旨の案内が表示され、撮影者はポーズを
作る。数秒後のシャッタタイミングの直前に投影合成画
像9が消去され、シャッタが切れる。すなわち、シャッ
タタイミングになった時点で被写体10の撮影映像が確
定される(ステップ624)。
【0032】一方、旋回するかの案内に対し、「はい」
を選択した場合は、旋回方向を操作兼画像表示パネル3
のタッチパネル操作で指定する(ステップ621)。す
ると、指定された旋回方向に回転床6が旋回を始め、そ
の旋回動作に合わせ投影合成画像9も直視した位置で旋
回するため、被写体10は立ったままの状態で好みの角
度を確認できる(ステップ622)。なお、図4の実施
形態ではカメラ2が旋回する。
【0033】被写体10は、自らの撮影画像が好みのも
のになったならば、床のスイッチ8を踏みこんで操作
し、旋回を停止させる(ステップ623)。すると、ス
イッチ8を操作してから数秒後に撮影する旨の案内が表
示パネル3に表示され、撮影者である被写体10は最終
のポーズを作る。そして、数秒後のシャッタタイミング
の直前になったならば、シャッタタイミングに達した時
点でシャッタが切れる。すなわち、シャッタタイミング
になった時点で被写体10の撮影映像が確定される(ス
テップ624)。
【0034】撮影完了後、回転床6と投影装置7は被写
体10を乗せたまま初期の位置に戻る(ステップ62
5)。最後に、プリンタ装置5のシール出力口より、背
景画像と被写体画像とが合成された写真が印刷され出力
される(ステップ626)、被写体10は装置の出入口
12から退出する(ステップ627)。
【0035】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、実施に際しては細部を適宜に変更して実
施することができる。例えば、上記実施形態において、
背景画像は制御兼画像処理装置4の内部メモリまたは外
部記憶装置に予め格納してあるものとしたが、通信回線
によって外部のサーバコンピュータ等から取り寄せる構
成にすることも可能である。また、出力媒体としてシー
ルを用いているが、フロッピィディスクやICカードな
どのディジタルデータの記録媒体に記録して出力する構
成にすることも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被写体を旋回させることによって、被写体全周方向から
の撮影を可能とし、また投影装置により、常に被写体自
らが撮影画像を無理な姿勢を取らず直視の形で容易に確
認できると共に、背景画像とポーズのバランスも容易に
確認することができる。
【0037】さらに、確定撮影時に投影画像を消すこと
により、被写体の抽出処理が容易にでき、例えば斜め後
ろからの撮影映像を背景画像中の道路上に合成し、走り
去って行く姿や、風景の中にあってそれを見ている姿な
ど、いままでにない合成画像がその場で容易に作成で
き、利用者の興味をさらに拡大することができる。
【0038】また、自分自身では日ごろ見ることのでき
ない、背面方向からの画像もその場で容易に確認、合成
できることから、単にアミューズメントの域にとどまら
ず、例えば結婚式場の衣装あわせの場面で、式場を背景
とした参列者からの映りとその衣装の確認の場面や、着
物や帯の試着におけるその見栄えの確認の場面、さらに
は洋服などの試着室における寸法の確認の場面などで、
利用者自らの目で確認が可能なため、装置の利用分野を
大幅に拡大することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動写真撮影装置の一実施の形を示す
斜視図である。
【図2】図1の斜視図で示す装置の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図4】カメラを旋回させる実施形態を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の斜視図で示す装置の縦断面図である。
【図6】本発明の自動写真撮影装置の利用手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…カメラ、2A…移動枠、3…操作
兼画像表示パネル、4…制御兼画像処理装置、5…プリ
ンタ装置、6…回転床、6A…旋回駆動装置、7…投影
装置、7A…旋回駆動装置、8…スイッチ、9…確認用
の投影合成画像、10…被写体(利用者)、11…背景
面、12…出入口、13…スクリーン、14…回転リン
グ、14A…旋回駆動装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−298123(JP,A) 特開 昭57−155531(JP,A) 特開 平11−160785(JP,A) 特開 平6−8941(JP,A) 特開 平8−116555(JP,A) 特開 平2−93527(JP,A) 特開 平11−223851(JP,A) 特開 昭59−189331(JP,A) 特表 平4−506264(JP,A) 登録実用新案3044258(JP,U) 登録実用新案3043783(JP,U) 特許129946(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/00 - 15/036 G03B 15/06 - 15/16 G03B 17/48 - 17/55 H04V 5/222 - 5/257

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影するカメラと、複数の登録済
    み背景画像のうち任意に選択された選択済み背景画像と
    前記カメラで撮影した被写体画像との合成画像を作成す
    る処理装置と、合成画像を表示する表示装置と、合成画
    像をシール等の出力媒体に出力する出力装置とを備えた
    自動写真撮影装置において、 前記カメラから見た被写体の撮影面が被写体の周面に沿
    って変化するように被写体を旋回させる旋回手段と、旋
    回の開始および停止を指示する指示手段と、「被写体の
    旋回状態または停止状態において前記カメラで連続撮影
    または所定時間間隔で間欠撮影した被写体画像」と前記
    選択済み画像とを前記処理装置で合成した合成画像を被
    写体の視野範囲内に投影表示し、かつ被写体の旋回に連
    動して旋回する投影手段と、被写体から直接または間接
    的に指示されたシャッタタイミングにおいて前記処理装
    置で作成された前記合成画像の出力媒体を前記出力装置
    から出力させる制御手段とを備えることを特徴とする自
    動写真撮影装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記指示手段により被写
    体の旋回停止が指示されたタイミングの所定時間経過後
    のタイミングを間接的に指示されたシャッタタイミング
    として認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前
    記出力装置から出力させることを特徴とする請求項1記
    載の自動写真撮影装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、被写体によって操作され
    るシャッタタイミング指示手段からの指示タイミングを
    認識し、該タイミングにおける前記合成画像を前記出力
    装置から出力させることを特徴とする請求項1記載の自
    動写真撮影装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、シャッタタイミングの前
    に前記投影表示を消去することを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の自動写真撮影装置。
  5. 【請求項5】前記カメラを上下方向の任意の位置に移動
    させる移動手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1〜4記載のいずれかの自動写真撮影装置。
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