JP2003085411A - 画像入出力装置 - Google Patents

画像入出力装置

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JP2003085411A
JP2003085411A JP2001274999A JP2001274999A JP2003085411A JP 2003085411 A JP2003085411 A JP 2003085411A JP 2001274999 A JP2001274999 A JP 2001274999A JP 2001274999 A JP2001274999 A JP 2001274999A JP 2003085411 A JP2003085411 A JP 2003085411A
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clothes
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clothing
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JP2001274999A
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English (en)
Inventor
Masaaki Takama
正彰 高間
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Koji Fujiwara
浩次 藤原
Masami Asano
雅己 浅野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服の購入希望者等が、衣服を着用すること
なく、容易にコーディネイトイメージを認識することの
できる画像入出力装置を提供すること。 【解決手段】 予め衣服の撮影等を行うことによって、
衣服に関する第1の衣服画像データを画像メモリ9に記
憶しておく。ユーザが衣服の販売店等において購入した
と思う衣服があった場合等にその衣服を撮影することに
よって第2の衣服画像データを生成する。データ処理部
20においては、第1の衣服画像データの人体における
着用部位と、第2の衣服画像データの人体における着用
部位とに応じて、第1の衣服画像データと第2衣服画像
データとの合成処理を行ってフィッティング画像データ
が生成されて、その合成処理の結果が表示部4に表示さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影して得られ
る画像を、他の画像と合成して表示する画像入出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服等の販売店等に設置される装
置として、仮想的に衣服のフィッティングイメージを表
示する装置、すなわち衣服の購入希望者が自分の体型に
関する情報を入力して、その体型に応じた人体モデルを
生成し、その人体モデルに衣服の画像を合成して表示す
ることによって、購入希望者が購入を希望する衣服を着
用した状態を視認することができる装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は、購入を希望する衣服が購入希望者の体型にフィ
ットするか否かを示すことを目的とする装置であり、購
入希望者自身が保有している他の衣服と着用した場合
に、どのような着用イメージになるのかということは表
示することができない。
【0004】一般に、衣服の購入希望者が店舗で販売さ
れる衣服を購入する場合、その人が現在保有している他
の衣服に合うかどうか、すなわち自身の感覚に適したコ
ーディネイトを行うことができるか否か等を考えて購入
する場合が多い。そのため、入店時に購入希望者がコー
ディネイトの対象とする衣服を着用していない場合に
は、コーディネイト対象となる衣服に対して購入対象と
なる衣服を実際に合わせてみることができず、適したコ
ーディネイトを行うことができるか否かは曖昧な状態と
なる。
【0005】したがって、衣服を購入した場合、購入希
望者が想像したコーディネイトイメージと実際のコーデ
ィネイトイメージとが異なり、購入したことを後悔する
ことがある。また、衣服を購入しなかった場合にも帰宅
後にコーディネイト対象の衣服を確認して、店舗内で想
像したコーディネイトイメージが適切であったことを知
り、購入しなかったことを後悔することもある。
【0006】また、上述した従来の装置は、購入希望者
が店舗側の装置に自身の体型に関する情報を入力する必
要があるが、購入希望者が管理できない装置に対して自
身の体型に関する情報を入力することに抵抗感を感じる
人は少なくない。
【0007】そこで、この発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであって、衣服の購入希望者等が容易にコー
ディネイトイメージを認識することのできる画像入出力
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、画像入出力装置であっ
て、衣服に関する第1の衣服画像データを記憶する記憶
手段と、衣服を撮影することによって第2の衣服画像デ
ータを生成する撮影手段と、前記第1の衣服画像データ
の人体における着用部位と、前記第2の衣服画像データ
の人体における着用部位とに応じて、前記第1の衣服画
像データと前記第2衣服画像データとの合成処理を行っ
てフィッティング画像データを生成する合成処理手段
と、前記フィッティング画像データに基づいて前記合成
処理の結果を表示する表示手段と、を備えている。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像入出力装置において、人体各部の計測データを入
力し、前記計測データに基づいて人体モデルを生成する
モデル生成手段をさらに備え、前記合成処理手段が、前
記人体モデルに対して前記第1の衣服画像データと前記
第2の衣服画像データとをフィッティングさせることで
前記合成処理を行うことを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像入出力装置において、前記合成処理手段が、前記
撮影手段によって撮影された顔画像データが存在する場
合、前記人体モデルに対して前記顔画像データをフィッ
ティングさせることを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の画像入出力装置において、前記撮影
手段によって衣服と同時に大きさの既知な基準物体を撮
影した際に、前記撮影手段から得られる画像データにお
ける前記基準物体の画像成分に基づいて、前記第2の衣
服画像データにおける衣服のサイズを検出するサイズ検
出手段をさらに備え、前記合成処理手段が、前記サイズ
に応じて前記第2の衣服画像データの拡大又は縮小処理
を行って、前記合成処理を行うことを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の画像入出力装置において、前記第1
の衣服画像データ及び前記第2の衣服画像データが、そ
れぞれの衣服についての3次元データであり、前記合成
処理手段によって得られる前記フィッティング画像デー
タも3次元データとして生成され、前記表示手段が、前
記フィッティング画像データに基づいて前記合成処理の
結果を表示することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、以下の
実施の形態では、この発明にかかる画像入出力装置が主
としてデジタルカメラで構成される例について説明す
る。
【0014】<1.第1の実施の形態>図1及び図2
は、第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1を示す
図である。まず、図1に示すようにデジタルカメラ1の
上面側にはユーザが撮影指示を入力するレリーズボタン
2が設けられ、また正面側には被写体像をカメラ内部に
導くための撮影レンズ3が設けられている。また、図2
に示すようにデジタルカメラ1の背面側には、ユーザに
対して画像等の情報を表示するための表示部4と、ユー
ザがデジタルカメラ1に対してデータ入力を行ったり、
動作モードの切り換え等を行うためのデータ入力ボタン
5とが設けられている。
【0015】次に、図3は第1の実施の形態におけるデ
ジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。図
3に示すようにデジタルカメラ1の内部機構として、C
CD撮像素子11、バッファメモリ12、標準人体モデ
ルデータ記憶部13、データ処理部20、及び、画像メ
モリ9を備えている。
【0016】CCD撮像素子11は撮影レンズ3を介し
て入射する被写体像を光電変換して画像データを生成す
るものであり、CCD撮像素子11で生成された画像デ
ータはバッファメモリ12に出力されて一時的に保持さ
れる。
【0017】データ処理部20はCPUが所定のプログ
ラムを実行することによって実現される処理部であり、
バッファメモリ12に格納されている画像データを入力
し、その画像データから衣服に関する画像成分を抽出し
て衣服画像データを生成する衣服成分抽出部41、その
衣服画像データに対してカラー調整を行うカラー調整部
42、衣服画像データにおける衣服のサイズを特定して
衣服に関する衣服属性データを生成するサイズ特定部4
3、衣服画像データと衣服属性データとを対応づけて画
像メモリ9に記録する記録処理部50、デジタルカメラ
1のユーザに適合した人体モデルデータを生成して画像
メモリ9に保存する人体モデル生成部30、バッファメ
モリ12に格納されている画像データからユーザ自身等
の顔画像成分を抽出する顔画像抽出部31、人体モデル
データの顔部分に対して顔画像を合成する顔画像合成部
32、及び、画像メモリ9に格納されている衣服画像デ
ータと、サイズ特定部43から入力する衣服画像データ
とを人体モデルデータに合成する合成処理部60として
の機能を実現する。
【0018】このデジタルカメラ1は、デジタルカメラ
1のユーザが在宅時等に自身の保有する衣服を撮影する
ことによってユーザの保有する衣服画像データを予め登
録しておくことができるように構成されるとともに、ユ
ーザの体型に関する計測データをユーザがデータ入力ボ
タン5より入力することによってユーザの体型に合致し
た人体モデルデータを予め生成しておくように構成され
る。そして、ユーザが衣服の販売店に立ち寄った際に、
デジタルカメラ1を用いて購入希望の衣服を撮影すれ
ば、ユーザ自身が保有している衣服画像と、購入希望の
衣服画像とがユーザの体型に適合した人体モデルにフィ
ッティング(合成)され、その結果生成されるフィッテ
ィング画像が表示部4に表示されるように構成される。
【0019】このためデジタルカメラ1における動作モ
ードとしては、通常の被写体を撮影して画像メモリ9に
記録する一般的な通常撮影モードの他に、ユーザの保有
する衣服画像データを登録する登録モードと、ユーザの
体型に適合した人体モデルを生成する人体モデル生成モ
ードと、衣服等の販売店において衣服を撮影した際にユ
ーザ自身が保有する衣服画像とのフィッティング画像を
生成する仮想フィッティングモードとが存在する。
【0020】まず、登録モードについて説明する。登録
モード時には、データ処理部20において衣服成分抽出
部41とカラー調整部42とサイズ特定部43と記録処
理部50とが機能する。そして、ユーザ自身が保有して
いる衣服を撮影した場合に、その撮影画像のうちから衣
服画像が抽出されて衣服画像データが生成されるととも
に、その衣服に関する衣服属性データが生成され、それ
らが対応づけられて画像メモリ9に記録される。
【0021】衣服画像の抽出としては、例えば特定色を
有する背景の前に衣服を設置して撮影を行い、その撮影
画像から特定色の背景部分を除去することによって行う
ことができるが、他の画像処理によって衣服画像を抽出
するようにしてもよい。
【0022】また、ユーザは衣服を撮影する際の環境光
の条件(例えば、太陽光下での撮影、蛍光灯下での撮
影、又は白熱灯下での撮影等)を選択入力し、その入力
された条件に応じてカラー調整部42が衣服画像のカラ
ー調整を行うように構成される。このカラー調整部42
の処理により、衣服画像を登録する際の環境光の影響に
よって衣服画像の色の調子が実際の色調子と異なる状態
に登録されることを防止することができる。
【0023】サイズ特定部43が衣服属性データを生成
する際には、例えばユーザがその衣服に関する情報をデ
ータ入力ボタン5より入力するように構成してもよい
し、またユーザが衣服を撮影する際にその衣服の近くに
予めサイズの既知な基準物体を設置して衣服と同時に基
準物体を撮影し、サイズ特定部43が撮影画像中におけ
る基準物体像のサイズを判別することによって衣服画像
における衣服のサイズを検出するように構成してもよ
い。ユーザが衣服に関する情報を手入力する場合には、
サイズ特定部43において複雑な処理を行う必要がない
のでデータ処理部20の構成を簡単に構成することが可
能になるというメリットがある一方、サイズ特定部43
が基準物体像に基づいて自動で衣服のサイズを検出する
場合には、ユーザの走査負担を軽減することができると
いうメリットがある。
【0024】ここで、登録モード時における処理手順の
詳細について説明する。図4は登録モード時における処
理手順(衣服画像データの登録処理)を示すフローチャ
ートである。
【0025】図4に示すように登録モード時には、ユー
ザが自身で保有する衣服を所定の状態に設置し(ステッ
プS101)、その衣服をデジタルカメラ1を用いて撮
影する(ステップS102)。1着の衣服の撮影が終了
すると、データ処理部20において衣服成分抽出部41
が機能し、衣服成分の抽出処理が行われる(ステップS
103)。
【0026】その後、表示部4において、光源の種類、
すなわちユーザが衣服を撮影した際の環境光の条件につ
いての入力をユーザに促すための画面表示が行われ、ユ
ーザは表示部4における画面表示に従って光源の種類を
選択して入力する(ステップS104)。ユーザによっ
て光源の種類の入力が行われると、データ処理部20に
おいてはカラー調整部42が機能し、入力された光源の
種類に応じて衣服画像データに対する色の調整処理が行
われる(ステップS105)。
【0027】その後、表示部4において、ステップS1
02において撮影した衣服の種類(例えば、「ズボン」
や「シャツ」等)及びサイズについての入力をユーザに
促すための表示が行われ、ユーザは表示部4における画
面表示に従って、衣服の種類及びサイズを選択して入力
する(ステップS106,S107)。サイズ特定部4
3はこれらの情報に基づいて衣服属性データを生成する
(ステップS108)。なお、衣服のサイズについては
サイズ特定部43が撮影された画像データから自動認識
するように構成される場合は、ステップS107におい
てサイズ特定処理が行われることになる。
【0028】そして、データ処理部20においては衣服
画像データと衣服属性データとを対応づける処理が行わ
れる(ステップS109)。図5は衣服画像データCD
と衣服属性データIDとの関係を示す図である。衣服属
性データIDは、着用部位情報ID1とサイズ情報ID
2とを有するデータである。着用部位情報ID1とは、
人体における衣服の着用部位を示す情報であり、ステッ
プS106で入力される衣服の種類に基づいて特定され
る。例えば、衣服の種類がズボンである場合には、着用
部位は下半身ということなる一方、衣服の種類がシャツ
である場合には、着用部位は上半身ということになる。
また、サイズ情報ID2は、ステップS107において
入力された衣服のサイズに関する情報、又は自動認識さ
れたサイズ情報である。
【0029】そしてステップS103で生成される衣服
画像データCDに対して、ステップS108で生成され
る衣服属性データを対応づけることにより、衣服画像デ
ータCDが示す衣服画像が人体モデルのどのような部位
に着用され、かつ、どのようなサイズであるかを特定す
ることが可能になるのである。
【0030】その後、データ処理部20において記録処
理部50が機能し、図5に示す衣服画像データCDと、
それに対応付けられた衣服属性データとを画像メモリ9
に記憶させる記憶処理が行われる(ステップS11
0)。この処理によってユーザが自身で保有している衣
服の衣服画像データがデジタルカメラ1に登録されるこ
とになる。
【0031】そして次に撮影する衣服がある場合には、
ステップS101からの手順を繰り返すことにより(ス
テップS111)、複数枚の衣服について登録処理を行
うことになる。一方、次に撮影する衣服がない場合に
は、登録モード時における処理を終了する。したがっ
て、ユーザが複数の衣服を保有している場合には、撮影
動作は複数回行われ、各衣服ごとに衣服画像データが生
成されて、衣服属性データとともに画像メモリ9に記録
されることになる。
【0032】次に、人体モデル生成モードについて説明
する。人体モデル生成モード時には、データ処理部20
において人体モデル生成部30と顔画像抽出部31と顔
画像合成部32とが機能する(図3参照)。そしてユー
ザが自信の体型に関する情報をデータ入力ボタン5より
入力すると、人体モデル生成部30は標準人体モデルデ
ータ記憶部13から標準的な体型に設定された標準人体
モデルデータを読み出し、この標準人体モデルデータの
各部の値をユーザが入力した情報に基づいて変換するこ
とにより、ユーザの体型に適合した人体モデルデータを
生成する。
【0033】また、人体モデル生成モード時には、ユー
ザはデジタルカメラ1によって自身の顔を撮影し、顔画
像抽出部31がその撮影画像から顔画像を抽出する。そ
して顔画像合成部32が機能して、ユーザ自身の顔画像
を人体モデルにおける顔部分に合成する。この結果、顔
部分にユーザの顔画像が張り付けられた人体モデルデー
タが生成されることになり、その人体モデルデータは画
像メモリ9に格納保存される。
【0034】なお、ユーザの顔画像を人体モデルに合成
するか否かは任意的な処理であり、ユーザが人体モデル
データに対して自身の顔画像を張り付けることを希望し
ない場合であって、ユーザが自分の顔を撮影しなかった
場合には、顔画像の合成処理は行われず、人体モデル生
成部30において生成された人体モデルデータがそのま
ま画像メモリ9に格納保存されるように構成される。
【0035】ここで、人体モデル生成モード時における
処理手順の詳細について説明する。図6は人体モデル生
成モード時における処理手順(人体モデルの生成処理)
を示すフローチャートである。
【0036】図6に示すように人体モデル生成モード時
には、まず、データ処理部20において人体モデル生成
部30が機能し、標準人体モデルデータ記憶部13に格
納されている標準人体モデルデータが読み出される(ス
テップS201)。そして表示部4において、ユーザ自
身の人体各部計測データの入力を、ユーザに促すための
表示が行われる。ユーザは表示部4における画面表示に
従って自身の各部についての計測データを入力する(ス
テップS202)。ユーザによって計測データの入力が
行われると、人体モデル生成部30は、計測データに基
づいて標準人体モデルデータの変換処理を行う(ステッ
プS203)。
【0037】次に、ユーザによる顔画像の撮影が行われ
る(ステップS204)。ユーザの顔画像が撮影される
と、その撮影画像のうちから顔画像が抽出され、計測デ
ータに基づいて変換された人体モデルの顔部分に顔画像
が合成処理される(ステップS205)。そして最終的
に生成される人体モデルデータが画像メモリ9に記録さ
れることにより(ステップS206)、人体モデル生成
モード時における処理を終了する。
【0038】なお、顔画像の合成処理を行わない場合に
は、ステップS204及びS205の処理は行われな
い。
【0039】次に、仮想フィッティングモードについて
説明する。仮想フィッティングモード時には、データ処
理部20において衣服成分抽出部41とカラー調整部4
2とサイズ特定部43と合成処理部60とが機能する。
ユーザが衣服の店舗等に立ち寄った際に購入を希望する
衣服が自身の保有する衣服に合うかどうかを確認したく
なった場合に、デジタルカメラ1の動作モードを仮想フ
ィッティングモードに設定する。そして、購入を希望す
る衣服を撮影する。撮影された画像データはバッファメ
モリ12に格納され、衣服成分抽出部41がその画像デ
ータを取得して撮影画像のうちから衣服画像を抽出す
る。また、購入を希望する衣服に関する衣服属性データ
が生成され、それらが対応づけられて合成処理部60に
出力される。
【0040】仮想フィッティングモード時における衣服
画像の抽出についても、登録モード時と同様に、例えば
特定色を有する背景の前に衣服を設置して撮影を行い、
その撮影画像から特定色の背景部分を除去することによ
って行うことができる。ただし、特定色の背景部分を除
去することによって衣服画像を抽出する場合には、店舗
内等に特定色の背景板等が用意されていることが好まし
い。なお、他の画像処理によって衣服画像を抽出するよ
うにしてもよい。
【0041】また、ユーザは店舗内の環境光の条件を選
択入力し、その入力された条件に応じてカラー調整部4
2が衣服成分抽出部41で生成される衣服画像データの
カラー調整を行うように構成される。仮想フィッティン
グモード時におけるカラー調整部42の処理により、店
舗内で衣服を撮影した際の環境光の影響によって衣服画
像の色の調子が実際の色調子と異なる状態になることを
防止することができる。
【0042】サイズ特定部43が衣服属性データを生成
する際には、例えばユーザがその衣服に関する情報をデ
ータ入力ボタン5より入力するように構成してもよい
し、またユーザが衣服を撮影する際にその衣服の近くに
予めサイズの既知な基準物体(例えばマネキン人形等)
を設置して衣服と同時に基準物体を撮影し、サイズ特定
部43が撮影画像中における基準物体像のサイズを判別
することによって衣服画像における衣服のサイズを検出
するように構成してもよい。ユーザが衣服に関する情報
を手入力する場合には、サイズ特定部43において複雑
な処理を行う必要がないのでデータ処理部20の構成を
簡単に構成することが可能になるというメリットがある
一方、サイズ特定部43が基準物体像に基づいて自動で
衣服のサイズを検出する場合には、ユーザの走査負担を
軽減することができるというメリットがある。
【0043】そして、合成処理部60が機能すると、ま
ず、表示部4に対して画像メモリ9に登録されている衣
服画像データの一覧表示を行い、ユーザに対して登録さ
れた衣服画像データのうちからフィッティング対象とな
る衣服画像データの選択を促す。これに伴い、ユーザは
画像メモリ9に登録された複数の衣服画像のうちから仮
想フィッティング処理を希望する衣服画像の選択し、デ
ータ入力ボタン5よりその衣服画像を指定するための入
力操作を行う。
【0044】合成処理部60は、ユーザによって指定さ
れた衣服画像データと人体モデルデータとを画像メモリ
9から読み出し、人体モデルデータに対して指定された
衣服画像データと購入対象の衣服画像データとを合成す
る。このとき、合成処理部60は各衣服画像データに対
応づけられる衣服属性データに基づいて、各衣服画像が
人体モデルに対してどのような部位に着用されるかを判
定し、その判定された部位に各衣服画像を合成する。
【0045】また、合成処理部60は各衣服画像に対応
づけられた衣服属性データを取得し、その衣服属性デー
タに基づいて各衣服画像のサイズに応じた衣服画像の拡
大処理又は縮小処理を行う。そして人体モデルにおける
サイズの基準に適合したサイズに各衣服画像を調整した
上で、各衣服画像を人体モデルに合成する処理を行い、
各衣服画像が人体モデルにフィッティングされたフィッ
ティング画像を生成する。
【0046】合成処理部60は衣服画像を人体モデルに
合成させて得られるフィッティング画像データを表示部
4に与え、ユーザに対してフィッティング画像を表示す
る。この結果、ユーザは、自身が保有する衣服であって
コーディネイト対象とする衣服をその時点で着用してい
ない場合でも、購入対象の衣服を着用した場合にどのよ
うな姿態になるかを容易に把握することが可能になる。
【0047】ここで、仮想フィッティングモード時にお
ける処理手順の詳細について説明する。図7及び図8は
仮想フィッティングモード時における処理手順(店舗内
での仮想フィッティング処理)を示すフローチャートで
ある。ただし、図7のフローチャートにおいてはサイズ
特定部43が衣服のサイズを自動検知する場合を例示し
ている。
【0048】図7に示すように仮想フィッティングモー
ド時には、基準物体とともに購入対象の衣服を設置し
(ステップS301)、その衣服をデジタルカメラ1を
用いて撮影する(ステップS302)。1着の衣服の撮
影が終了すると、データ処理部20において衣服成分抽
出部41が機能し、基準物体の画像成分と衣服の画像成
分との抽出処理が行われる(ステップS303)。基準
物体の画像成分はサイズ特定部43に与えられ、基準物
体の画像成分に基づいて衣服画像データにおける衣服の
サイズが検出される(ステップS304)。
【0049】その後、表示部4において、光源の種類に
ついての入力をユーザに促すための画面表示が行われ、
ユーザは表示部4における画面表示に従って光源の種類
を選択して入力する(ステップS305)。ユーザによ
って光源の種類の入力が行われると、データ処理部20
においてはカラー調整部42が機能し、入力された光源
の種類に応じて購入対象の衣服画像データに対する色の
調整処理が行われる(ステップS306)。これによ
り、例えば店舗内の特殊な照明効果によって衣服の色の
調子が実際のものと異なって見えている場合でも、衣服
画像データにおける色の状態を実際の色調子に適合させ
ることが可能になる。
【0050】その後、表示部4において、衣服の種類に
ついての入力をユーザに促すための画面表示が行われ、
ユーザは表示部4における画面表示に従って、衣服の種
類を選択して入力する(ステップS307)。サイズ特
定部43は、入力された衣服の種類、及び、ステップS
304で検出した衣服のサイズ、に関する情報に基づい
て衣服属性データを生成する(ステップS308)。
【0051】そして合成処理部60が機能し、撮影され
た購入対象の衣服画像と、予め登録されていた衣服画像
とをユーザに適合した人体モデルに合成するフィッティ
ング処理が行われる(ステップS309)。
【0052】図8はフィッティング処理(ステップS3
09)における処理手順の詳細を示すフローチャートで
ある。
【0053】合成処理部60は、表示部4に対して画像
メモリ9に登録されている衣服画像データの一覧表示を
行い、ユーザに対して登録された衣服画像データのうち
からフィッティング対象となる衣服画像データの選択を
促す。これにより、ユーザは画像メモリ9に登録された
複数の衣服画像のうちから仮想フィッティング処理を希
望する衣服画像の選択・入力を行う(ステップS32
1)。すると、合成処理部60は、画像メモリ9から選
択された衣服画像データとそれに関連づけられた衣服属
性データを読み出すとともに、人体モデルデータを読み
出す(ステップS322)。
【0054】そして、合成処理部60は、選択された衣
服画像データと、店舗内での撮影によって得られた購入
対象の衣服に関する衣服画像データとを、衣服属性デー
タに基づいて人体モデルデータにフィッティングさせる
(ステップS323)。このとき、各衣服のサイズに応
じて衣服画像データは拡大又は縮小処理される。そして
フィッティング処理によってフィッティング画像データ
が生成される。
【0055】図9は合成処理の概念を示す図である。図
9に示すように合成処理部60は、予め登録されていた
衣服画像データCD1と、店舗内で撮影された購入対象
の衣服に関する衣服画像データCD2と、ユーザの体型
に適合したモデルである人体モデルデータMDとを取得
すると、衣服属性データに基づいて合成処理を行い、フ
ィッティング画像データFDを生成する。
【0056】そして合成処理部60は、合成処理によっ
て生成されるフィッティング画像データを表示部4に与
えることにより、フィッティング画像を表示する(ステ
ップS324)。これにより、ユーザは店舗内の衣服を
試着することなく、自宅に保存してある衣服と同時着用
した状態を視認することが可能である。
【0057】そして図7のフローチャートに戻り、ユー
ザが他に購入を希望する衣服がある場合には、ステップ
S301からの手順を繰り返し行う(ステップS31
0)。一方、他に購入を希望する衣服がない場合には、
仮想フィッティングモードにおける処理を終了する。
【0058】以上説明したように、この実施の形態のデ
ジタルカメラ1においては、ユーザが自ら保有する衣服
に関する衣服画像データを予め第1の衣服画像データと
して登録しておき、店舗内等において購入を希望する衣
服を撮影することによって第2の衣服画像データを生成
し、第1の衣服画像データの人体における着用部位と、
第2の衣服画像データの人体における着用部位とに応じ
て、第1の衣服画像データと第2衣服画像データとの合
成処理を行ってフィッティング画像を生成して表示する
ように構成されているため、衣服の購入希望者等が衣服
の試着を行うことなく、容易にコーディネイトイメージ
を把握することが可能になる。
【0059】また、デジタルカメラ1においては、ユー
ザ自身の人体各部の計測データを入力し、その計測デー
タに基づいて人体モデルを生成するように構成される。
そして合成処理の際には、その人体モデルに対して、予
め登録されている第1の衣服画像データと、ユーザが購
入を希望する衣服についての第2の衣服画像データとを
フィッティングさせる処理が行われるので、ユーザは単
に自身が保有している衣服と店舗で販売されている衣服
との色調が合うかどうかだけでなく、ユーザ自身の体型
に適合するか否かについても確認することが可能であ
る。
【0060】さらに、ユーザの顔画像を人体モデルに合
成してフィッティング画像を表示することにより、ユー
ザの体型だけでなく、顔を含めたユーザの全姿態に適合
するか否かを確認することが可能である。
【0061】<2.第2の実施の形態>次に、第2の実
施の形態について説明する。図10は第2の実施の形態
におけるデジタルカメラ1aの内部構成を示すブロック
図である。ただし、図10において上述した構成部材と
同様の構成部材については同一符号を付しているため、
ここではそれらの詳細な説明は省略する。
【0062】この実施の形態におけるデジタルカメラ1
aが、第1の実施の形態に示したデジタルカメラ1と異
なる点は、標準人体モデルデータ記憶部13a、3次元
人体モデル生成部30a、及び、3次元化処理部45で
ある。すなわち、この実施の形態のデジタルカメラ1a
では、衣服画像データと人体モデルデータとが3次元デ
ータ(3次元画像データ)で管理され、合成処理によっ
て生成されるフィッティング画像データも3次元データ
として生成されるように構成される。
【0063】デジタルカメラ1aにおける登録モード時
には、データ処理部20において衣服成分抽出部41と
3次元化処理部45とカラー調整部42とサイズ特定部
43と記録処理部50とが機能する。そして、ユーザ自
身が保有している衣服を撮影する際に、その衣服を形状
が既知のマネキン人形に着用させる。そのマネキン人形
には、撮影時のデジタルカメラ1aの視線方向(撮影方
向)を特定することができるマーキングが付される。そ
して、ユーザはマネキン人形に衣服を着用させた状態
で、マーキングが視野範囲に入るようにして衣服の撮影
を行う。また、ユーザはマネキン人形の周囲を移動して
複数の方向から複数回衣服を撮影する。この結果、形状
既知のマネキン人形が着用している衣服をマーキングと
ともに撮影した撮影画像が複数枚得られる。
【0064】衣服成分抽出部41は各撮影方向について
得られた撮影画像から衣服画像を抽出する。そして、3
次元化処理部45は、撮影画像に含まれるマーキング画
像から撮影時のデジタルカメラ1aの位置及び姿勢を特
定し、その撮影画像に含まれる衣服画像の3次元マッピ
ングを行う。この3次元マッピングの処理を各撮影画像
について行い、撮影対象となった衣服(ユーザが保有す
る衣服)についての3次元データを生成する。
【0065】衣服についての3次元データは3次元形状
だけでなく、表面のカラー情報をも含むデータである。
そして、カラー調整部42は、ユーザが入力する環境光
の条件に応じてカラー情報を調整し、衣服画像を登録す
る際の環境光の影響によって衣服画像の色の調子が実際
の色調子と異なる状態に登録されることを防止する。
【0066】次に、サイズ特定部43が機能し、マネキ
ン人形の像のサイズから衣服のサイズを特定するととも
に、マネキン人形に対して着用された部位を解析して撮
影された衣服の着用部位を特定する。そして衣服属性デ
ータを生成する。
【0067】そして記録処理部50が機能して、撮影さ
れた衣服について得られる3次元データを衣服画像デー
タとして画像メモリ9に記録する。このとき、記録処理
部50は、衣服画像データと衣服属性データとを対応づ
けた状態にして画像メモリ9に記録する。
【0068】次に、人体モデル生成モード時には、デー
タ処理部20において3次元人体モデル生成部30aと
顔画像抽出部31と顔画像合成部32とが機能する。そ
してユーザが自信の体型に関する情報をデータ入力ボタ
ン5より入力すると、3次元人体モデル生成部30aは
標準人体モデルデータ記憶部13aに記録されている標
準的な体型に設定された3次元データである、標準人体
モデルデータを読み出し、この標準人体モデルデータの
各部の値(3次元形状)をユーザが入力した情報に基づ
いて変換することにより、ユーザの体型に適合した人体
モデルデータを生成する。このとき生成される人体モデ
ルデータは3次元データである。
【0069】また、人体モデル生成モード時には、ユー
ザはデジタルカメラ1によって自身の顔を撮影し、顔画
像抽出部31がその撮影画像から顔画像を抽出する。そ
して顔画像合成部32が機能して、ユーザ自身の顔画像
を人体モデルにおける顔部分に合成する。
【0070】なお、顔画像については平面的な2次元デ
ータであっても構わない。また、第1の実施の形態と同
様に、ユーザの顔画像を人体モデルに合成するか否かは
任意的な処理であり、必須のものではない。
【0071】そして人体モデル生成モードにおいても、
3次元データとして生成される人体モデルデータが画像
メモリ9に格納保存されることになる。
【0072】次に、仮想フィッティングモード時には、
データ処理部20において衣服成分抽出部41と、3次
元化処理部45と、カラー調整部42と、サイズ特定部
43と、合成処理部60とが機能する。ユーザが衣服の
店舗等に立ち寄った際に購入を希望する衣服が自身の保
有する衣服に合うかどうかを確認したくなった場合に、
デジタルカメラ1の動作モードを仮想フィッティングモ
ードに設定する。
【0073】そして、ユーザが購入を希望する衣服を撮
影する際に、その衣服を形状が既知のマネキン人形に着
用させる。そのマネキン人形には、撮影時のデジタルカ
メラ1aの視線方向(撮影方向)を特定することができ
るマーキングが付される。なお、このようなマネキン人
形は店舗側に常備されることになる。
【0074】そして、ユーザはマネキン人形に衣服を着
用させた状態で、マーキングが視野範囲に入るようにし
て衣服の撮影を行う。また、ユーザはマネキン人形の周
囲を移動して複数の方向から複数回衣服を撮影する。こ
の結果、形状既知のマネキン人形が着用している衣服を
マーキングとともに撮影した撮影画像が複数枚得られ
る。
【0075】衣服成分抽出部41は各撮影方向について
得られた撮影画像から衣服画像を抽出する。そして、3
次元化処理部45は、撮影画像に含まれるマーキング画
像から撮影時のデジタルカメラ1aの位置及び姿勢を特
定し、その撮影画像に含まれる衣服画像の3次元マッピ
ングを行う。この3次元マッピングの処理を各撮影画像
について行い、撮影対象となった衣服(購入を希望する
衣服)についての3次元データを生成する。
【0076】そして登録時と同様にカラー調整処理及び
サイズ特定処理等が行われ、3次元化された衣服画像デ
ータとともに、衣服属性データが合成処理部60に与え
られる。
【0077】合成処理部60は、ユーザが選択した衣服
(ユーザが保有する衣服)についての衣服画像データ
と、人体モデルデータとを画像メモリ9から読み出し、
人体モデルデータに対して、選択された衣服画像データ
と、店舗内等で撮影された衣服画像データとの合成処理
を行い、フィッティング画像データを生成する。ただ
し、合成処理部60に入力する合成対象のデータ(衣服
画像データ及び人体モデルデータ)は全て3次元データ
であるため、生成されるフィッティング画像データも3
次元データである。そして、合成処理部60はその3次
元化されたフィッティング画像データに基づいて一の視
点から見た場合の表示画像を生成して、表示部4に与え
ることにより、フィッティング結果を表示する。
【0078】ユーザは表示部4に表示される画面を視認
することにより、仮想的なフィッティング状態を視認す
ることができる。また、ユーザが別の視線方向から見た
フィッティング状態を確認したい場合には、データ入力
ボタン5から視線方向を切り換えるための入力を行うこ
とにより、合成処理部60が他の視点から見た表示画像
を生成し、表示部4に表示させる。
【0079】このように衣服画像データ及び人体モデル
データを3次元データとして管理することにより、多視
点からフィッティング状態を確認することが可能にな
り、ユーザは容易かつ完全にコーディネイトイメージを
把握することが可能になる。
【0080】<3.変形例>以上、この発明の実施の形
態について説明したが、この発明は上記説明した内容の
ものに限定されるものではない。
【0081】例えば上記説明においては、デジタルカメ
ラ1,1aを画像入出力装置の一例に挙げて説明した
が、これに限定されるものではなく、撮像手段の設けら
れた携帯電話器等にも本発明を適用することは可能であ
る。
【0082】また、ユーザが自宅においてインターネッ
トを介した通信販売等で衣服等を購入しようとする場合
の自宅設置型コンピュータにも適用することが可能であ
る。
【0083】また、上記説明においては説明を簡単にす
るために、2つの衣服画像をフィッティングする場合に
ついて説明したが、これに限定されるものでもなく、3
以上の衣服画像を合成してそのフィッティング画像を表
示するように構成してもよい。
【0084】また、上記説明においては、予め登録され
た衣服画像と、店舗等で撮影された衣服画像とを人体モ
デルに対してフィッティングさせる例について説明した
が、ユーザが双方の衣服の色調が自分の趣味感に適合す
るかどうかだけを知りたい場合には、特に人体モデルに
対して衣服画像をフィッティングさせる必要はない。
【0085】図11は合成処理の変形例を示す図であ
る。図11に示すように合成処理部60は、予め登録さ
れた衣服画像データCD1と、店舗等で撮影された衣服
画像データCD2とをそれぞれの着用部位に基づいて合
成して、単に複数の衣服を合わせただけのフィッティン
グ画像データFD2を生成して表示するようにしてもよ
い。このように構成すれば、画像入出力装置における処
理負担が軽減されるため、効率的な処理が可能になる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、衣服に関する第1の衣服画像データを記
憶しておき、衣服を撮影することによって第2の衣服画
像データを生成するように構成される。そして、第1の
衣服画像データの人体における着用部位と、第2の衣服
画像データの人体における着用部位とに応じて、第1の
衣服画像データと第2衣服画像データとの合成処理を行
ってフィッティング画像データが生成されて、合成処理
の結果が表示されるため、ユーザが衣服の試着を行うこ
となく、容易にコーディネイトイメージを把握すること
が可能になる。
【0087】請求項2に記載の発明によれば、計測デー
タに基づいて人体モデルを生成し、その人体モデルに対
して第1の衣服画像データと第2の衣服画像データとを
フィッティングさせることで合成処理を行うように構成
されるため、ユーザの体型に適合するか否かについても
確認することが可能である。
【0088】請求項3に記載の発明によれば、顔画像デ
ータが存在する場合、人体モデルに対して顔画像データ
をフィッティングさせるように構成されるため、顔を含
めたユーザの全姿態に適合するか否かを確認することが
可能である。
【0089】請求項4に記載の発明によれば、基準物体
の画像成分に基づいて検出された第2の衣服画像データ
の衣服サイズに応じて、第2の衣服画像データの拡大又
は縮小処理を行って、合成処理を行うように構成されて
いるため、適切な合成処理を行うことが可能である。
【0090】請求項5に記載の発明によれば、第1の衣
服画像データ及び第2の衣服画像データはそれぞれの衣
服についての3次元データであり、フィッティング画像
データも3次元データとして生成されるため、ユーザが
任意の視点からのコーディネイトイメージを把握するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの正
面を含む斜視図である。
【図2】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの背
面を含む斜視図である。
【図3】第1の実施の形態におけるデジタルカメラの内
部構成を示すブロック図である。
【図4】登録モード時における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】衣服画像データと衣服属性データとの関係を示
す図である。
【図6】人体モデル生成モード時における処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】仮想フィッティングモード時における処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】フィッティング処理の詳細を示すフローチャー
トである。
【図9】合成処理の概念を示す図である。
【図10】第2の実施の形態におけるデジタルカメラの
内部構成を示すブロック図である。
【図11】合成処理の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1,1a デジタルカメラ(画像入出力装置) 4 表示部(表示手段) 9 画像メモリ(記憶手段) 11 CCD撮像素子(撮影手段) 13,13a 標準人体モデルデータ記憶部 20 データ処理部 30 人体モデル生成部(モデル生成手段) 30a 3次元人体モデル生成部(モデル生成手段) 31 顔画像抽出部 32 顔画像合成部 41 衣服成分抽出部 42 カラー調整部 43 サイズ特定部(サイズ検出手段) 45 3次元化処理部 50 記録処理部 60 合成処理部(合成処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 浩次 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 浅野 雅己 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA18 BA01 BA02 BA23 CA01 CA08 CA12 CA13 CA16 CB01 CB08 CB12 CB13 CB16 CD05 CE08 CE09 CE16 CH11 CH20 DA16 DA17 DC02 5C062 AA01 AA05 AB17 AB23 AC02 AC05 AC24 AC67 AE01 AF11 BD00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服に関する第1の衣服画像データを記
    憶する記憶手段と、 衣服を撮影することによって第2の衣服画像データを生
    成する撮影手段と、 前記第1の衣服画像データの人体における着用部位と、
    前記第2の衣服画像データの人体における着用部位とに
    応じて、前記第1の衣服画像データと前記第2衣服画像
    データとの合成処理を行ってフィッティング画像データ
    を生成する合成処理手段と、 前記フィッティング画像データに基づいて前記合成処理
    の結果を表示する表示手段と、を備える画像入出力装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像入出力装置におい
    て、 人体各部の計測データを入力し、前記計測データに基づ
    いて人体モデルを生成するモデル生成手段をさらに備
    え、 前記合成処理手段は、前記人体モデルに対して前記第1
    の衣服画像データと前記第2の衣服画像データとをフィ
    ッティングさせることで前記合成処理を行うことを特徴
    とする画像入出力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像入出力装置におい
    て、 前記合成処理手段は、前記撮影手段によって撮影された
    顔画像データが存在する場合、前記人体モデルに対して
    前記顔画像データをフィッティングさせることを特徴と
    する画像入出力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像
    入出力装置において、 前記撮影手段によって衣服と同時に大きさの既知な基準
    物体を撮影した際に、前記撮影手段から得られる画像デ
    ータにおける前記基準物体の画像成分に基づいて、前記
    第2の衣服画像データにおける衣服のサイズを検出する
    サイズ検出手段をさらに備え、 前記合成処理手段は、前記サイズに応じて前記第2の衣
    服画像データの拡大又は縮小処理を行って、前記合成処
    理を行うことを特徴とする画像入出力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
    入出力装置において、 前記第1の衣服画像データ及び前記第2の衣服画像デー
    タは、それぞれの衣服についての3次元データであり、
    前記合成処理手段によって得られる前記フィッティング
    画像データも3次元データとして生成され、 前記表示手段は、前記フィッティング画像データに基づ
    いて前記合成処理の結果を表示することを特徴とする画
    像入出力装置。
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