JP3061959B2 - 駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル - Google Patents

駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル

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JP3061959B2
JP3061959B2 JP4270068A JP27006892A JP3061959B2 JP 3061959 B2 JP3061959 B2 JP 3061959B2 JP 4270068 A JP4270068 A JP 4270068A JP 27006892 A JP27006892 A JP 27006892A JP 3061959 B2 JP3061959 B2 JP 3061959B2
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driving semiconductor
semiconductor element
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真路 横野
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鹿児島日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動用半導体素子を真
空外囲器内に内蔵する蛍光表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示
パネルでは、駆動用半導体素子単体ではもちろんのこ
と、駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネルとして製品
化されたものについても、自社内及び顧客先での長期間
に亘る検討試作・評価を経て、その信頼性が充分に確認
・確保された駆動用半導体素子のみを用いて、駆動用半
導体素子内蔵型蛍光表示パネルの新規開発を実施してい
る。
【0003】まず、図4(a),(b)に示すようにガ
ラスからなる陽極基板1の表面上にアルミニウム薄膜か
らなり所定の電極と接続されることとなる配線層3を形
成する。次に絶縁物からなる絶縁層4を厚膜印刷技術で
形成する。この際、駆動用半導体素子5搭載部近傍には
所望の形状の絶縁層開口部6も形成する。絶縁層開口部
6内には配線層3の一端であるボンディングパッド7が
集中して配置されている。ワイヤボンディングマシンに
よるワイヤボンディングのボンディング性向上及び駆動
用半導体素子の入出力部とボンディングパッドは1対1
対応している等の観点から、ボンディングパッド7は一
般に等ピッチで配置される。
【0004】次に、導電性物質からなる陽極2を厚膜印
刷技術で形成する。陽極2と配線層3の間にはスルーホ
ール8が形成されており、電気的導通を確保している。
次に陽極2上に所望の形状の蛍光体層9を厚膜印刷で形
成する。その後、所定の位置に駆動用半導体素子5をダ
イボンド剤11で固定し、駆動用半導体素子5上の出力
部12と絶縁層開口部6内のボンディングパッド7とを
ワイヤボンディングマシンを用いてボンディングワイヤ
13で接続している。この際にボンディングパッド7と
出力部12と1対1対応で接続していた。この後、組立
・封入・排気・枯化等の諸工程を経て、駆動用半導体素
子内蔵型蛍光表示パネルとして完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近は顧客からの強い
要望もあり蛍光表示パネルの表示パターンの高密度化・
複雑化が進んでおり、これに伴ない殊にスタティック駆
動の蛍光表示パネルにおいては、その表示パターンを発
光させるための外部引き出し端子も劇的に増加してい
る。しかし、顧客の要求する蛍光表示パネルのパッケー
ジサイズによっては外部引き出し端子数が制限されるた
め、表示パターンの再検討や蛍光表示パネルの駆動方式
や駆動条件の変更を余儀なくされ顧客要求を満足できな
いケースが増加している。このため、一般の蛍光表示パ
ネルから駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネルへの置
き換えや新規開発が急増している。
【0006】しかし、上述したように表示パターンの高
密度化・複雑化の進行により1つの駆動用半導体素子内
蔵型蛍光表示パネルにおいて、表示パターンを構成する
要素である表示セグメントの面積延いては陽極の面積が
最大のものと最小のものとで極端に異なるケースが出て
きた。また、駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示の1種で
あり、駆動用半導体素子内蔵という特徴を活かした外部
素子を駆動するための出力端子付駆動用半導体素子内蔵
型蛍光表示パネルにおいても、出力端子付駆動用半導体
素子内蔵型蛍光表示パネルの陽極での消費電流(陽極で
の消費電流は陽極面積に比例)と外部素子の消費電流と
極端に異なるケースが出てきた。
【0007】上述した駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示
パネルを動作させた場合、駆動用半導体素子の各出力部
からは対応する陽極面積に応じた電流、または外部素子
の特徴に応じた電流が引き出され、駆動用半導体素子か
らボンディングワイヤを経て陽極ないし外部素子に到る
配線の配線抵抗等の存在により、結果として電圧降下が
生ずる。このため陽極面積の大きいもの程電圧降下が大
きく、結果的に陽極面積の大きい表示セグメントの輝度
が低下する等の表示品位の低下を招き、歩留を低下させ
る要因の1つとなる。特に出力端子付駆動用半導体素子
内蔵型蛍光表示パネルを駆動する場合は、一旦その外部
引き出し端子で出力端子付駆動用半導体素子内蔵型蛍光
表示パネル外に取り出した出力を外部配線を経由して他
の蛍光表示パネルの外部引き出し端子から印加してい
る。このような回路構成をとっているため、配線抵抗も
増加する上、陽極基板上の配線層と外部引き出し端子と
の接触抵抗も最低2ヵ所分増加し、電圧降下がより顕著
なものとなり、歩留が低迷していた。
【0008】また、駆動用半導体素子で1出力あたりの
出力電流に能力に余裕のあるものを選択すればよいのだ
が、そのためには特に駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示
パネルとして製品化された場合には高温処理を受けるの
で長期間に亘る試作・評価を完了し、その信頼性が充分
に確認・確保されたものでなければならない。このため
該当する駆動用半導体素子を容易に見つけられることは
なく、駆動用半導体素子の新規開発をせざる得ないこと
になるが、これは顧客からの強い要望である新製品開発
期間の短縮に逆行することやコスト増になるという問題
も抱えている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本発明は、駆動用半導
体素子を真空容器内に内蔵し、前記駆動用半導体素子の
出力部と陽極基板上の陽極とを配線層を介して接続する
蛍光表示パネルにおいて、最小陽極面積との面積比が2
倍以上である陽極に接続される配線層について選択的に
前記駆動用半導体素子の出力部と前記配線層とをパラレ
ル接続したことを特徴とする。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)は本発明の第1の実施例の断面図、図1
(b)は本発明の第1の実施例の平面図である。まず、
ガラスからなる陽極基板1の表面上にアルミニウム薄膜
からなり所定の電極と接続されることとなる配線層3を
形成する。製品設計時点で、陽極2に接続される配線層
3について特にその面積から判断し、駆動用半導体素子
5上の複数の出力部12とパラレル接続すべきと判断さ
れる配線層3及びその一端であるボンディングパッド7
については、その配線幅を広く形成している。本実施例
では、3出力部を用いて1陽極を駆動する例を取り上げ
ているので、特にパラレル接続する大ボンディングパッ
ド14は、ボンディングパッド7の配線ピッチ(配線ピ
ッチ=配線幅+配線間ギャップ)の2倍に更に配線幅を
加えた幅を確保している。
【0011】次に絶縁物からなる絶縁層4を形成する。
この際、駆動用半導体素子5内にはボンディングパッド
7及び大ボンディングパッド14が集中して配置される
設計がなされている。次に導電性物質からなる陽極2を
形成する。陽極2と配線層3との間には任意の位置にス
ルーホール8が形成されており、電気的導通を確保して
いる。次に陽極2上に所望の形状の蛍光体層9を形成す
る。その後、所定の位置に駆動用半導体素子5をダイボ
ンド剤11で固定し、駆動用半導体素子5上の出力部1
2と絶縁層開口部6内のボンディングパッド7及び大ボ
ンディングパッド14とをワイヤボンディングマシンを
用いてボンディングワイヤ13で接続する。当然のこと
ながら、パラレル接続すべき出力部12と大ボンディン
グパッド14について通常のワイヤボンディングで接続
している。この後、組立・封入・排気・枯化等の諸工程
を経て駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネルとして完
成する。
【0012】図2(a)は本発明の第2の実施例の断面
図、図2(b)は本発明の第2の実施例の平面図、図3
は本発明の第2の実施例の外部素子も含めた駆動モデル
図の一例である。まず、ガラスからなる陽極基板1の表
面上にアルミニウム薄膜からなり所定の電極と接続され
ることとなる配線層3を形成する。製品設計時点で出力
端子15を経由して外部素子と接続されることとなる配
線層3について、特に外部素子の特性から判断し、駆動
用半導体素子5上の複数の出力部12とパラレル接続す
べきと判断される配線層3及びその一端であるボンディ
ングパッド7については、その配線幅を広く形成してい
る。本実施例では、3出力部を用いて1外部素子を駆動
する例を取り上げているので、特にパラレル接続する大
ボンディングパッド14は、ボンディングパッド7の配
線ピッチ(配線ピッチ=配線幅+配線間ギャップ)の2
倍に更に配線幅を加えた幅を確保している。
【0013】次に絶縁物からなる絶縁層4を形成する。
この際、駆動用半導体素子5搭載部近傍には所望の形状
の絶縁層開口部6が、また出力端子15と配線層3の接
触部にも所望の形状の絶縁層開口部61が形成される。
絶縁層開口部6内にはボンディングパッド7及び大ボン
ディングパッド14が集中して配置される設計がなされ
ている。次に導電性物質からなる陽極2を形成する。陽
極2と配線層3との間には任意の位置にスルーホール8
が形成されており、電気的導通を確保している。次に陽
極2上に所望の形状の蛍光体層9を形成する。その後、
所定の位置に駆動用半導体素子5をダイボンド剤11で
固定し、駆動用半導体素子5上の出力部12と絶縁層開
口部6内のボンディングパッド7と大ボンディングパッ
ド14とをワイヤボンディングマシンを用いてボンディ
ングワイヤ13で接続する。当然のことながら、パラレ
ル接続すべき出力部と大ボンディングパッド14につい
ても通常のワイヤボンディングで接続している。
【0014】この後、組立・封入・排気・枯化等の諸工
程を経て、図3に示すように出力端子付半導体素子内蔵
型蛍光表示パネル20として完成する。この出力端子付
駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル20と外部素子
21を外部配線22にて接続して使用する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は駆動用半
導体素子の出力部と真空外囲器内に形成された配線層と
を接続するのに、駆動用半導体素子の出力部と任意の配
線層とを選択的にパラレル接続しているので、信頼性が
充分に確認・確保された既存の開発・評価済の駆動用半
導体素子を用いた多様な表示方式及び表示パターンの駆
動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネルの新規開発が可能
で、新製品開発期間の延長やコスト増、歩留の低迷とい
った問題を解決することが可能であるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ本発明の第1の実施
例の断面図と平面図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ本発明の第2の実施
例の断面図と平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の駆動モデル図である。
【図4】(a)、(b)はそれぞれ従来の駆動用半導体
素子内蔵型蛍光表示パネルの断面図と平面図である。
【符号の説明】
1 陽極基板 2 陽極 3 配線層 4 絶縁層 5 駆動用半導体素子 6 絶縁層開口部 7 ボンディングパッド 8 スルーホール 9 蛍光体層 11 ダイボンド剤 12 出力部 13 ボンディングワイヤ 14 大ボンディングパッド 15 出力端子 20 駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル 21 外部素子 22 外部配線 61 絶縁層開口部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動用半導体素子を真空容器内に内蔵
    し、前記駆動用半導体素子の出力部と陽極基板上の陽極
    とを配線層を介して接続する蛍光表示パネルにおいて、
    最小陽極面積との面積比が2倍以上である陽極に接続さ
    れる配線層について選択的に前記駆動用半導体素子の出
    力部と前記配線層とをパラレル接続したことを特徴とす
    る駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル。
  2. 【請求項2】 外部素子駆動用の出力端子を具備してい
    ることを特徴とする請求項1記載の駆動用半導体素子内
    蔵型蛍光表示パネル。
  3. 【請求項3】 駆動用半導体素子の出力部がオープンド
    レイン構造であることを特徴とする請求項1記載の駆動
    用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル。
  4. 【請求項4】 駆動用半導体素子の出力部と配線層との
    パラレル接続がボンディングワイヤにてなされてるこ
    とを特徴とする請求項1記載の駆動用半導体素子内蔵型
    蛍光表示パネル。
JP4270068A 1992-10-08 1992-10-08 駆動用半導体素子内蔵型蛍光表示パネル Expired - Lifetime JP3061959B2 (ja)

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