JP6602331B2 - 蛍光表示管 - Google Patents

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Description

本発明は、電子を放出するフィラメントと、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードが所定パターンで配列されたアノードパターン部と複数のリード端子とを有する表示管基板と、表示管基板に設けられリード端子を介して入力される電気信号に基づきアノードを駆動する集積回路装置とを備えた蛍光表示管に関するものである。
各種情報を表示する表示デバイスとして、VFD(Vacuum Fluorescent Display:蛍光表示管)が広く知られている。
周知のようにVFDは、電子を放出するフィラメント(直熱形カソード)と、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードが密封容器内に配置される。フィラメントに電圧を印加し加熱させることで熱電子を放出させ、熱電子をアノード上の蛍光体に衝突させることでアノードが点灯される。アノードは、所定のパターンで配列されており、点灯対象とするアノードに対して選択的に駆動電圧(直流電圧)を印加することで、該アノードの蛍光体のみがフィラメントより放出された熱電子によって励起発光され、所要の情報表示が実現される。
なお、VFDにおいては、フィラメントから放出された熱電子を加速させるグリッドがフィラメントとアノードとの間に配置される場合がある。
VFDとしては、CIG(Chip In Glass)−VFDとして知られるように、アノードの駆動を行う駆動回路がIC(Integrated Circuit:集積回路)により構成され、該ICが、アノードのパターンが形成された基板上に実装されて密封容器内に配置されたタイプのものが知られている。なお、下記特許文献1には、電源制御回路がICに実装されたタイプのCIG−VFDが開示されている。
CIG−VFDにおいては、電源電圧や表示制御のための各種電気信号を外部より入力するためのリード端子が基板上に形成され、該リード端子を介してICへの電力伝送や信号入力が行われるタイプのものもある。
以下、CIG−VFDにおけるアノードパターンとICとが配置されたVFDの基板のことを「表示管基板」と表記する。
ここで、VFDにおいて、アノードの駆動電圧は所定の入力電圧を昇圧して生成される場合がある。そして、この場合の昇圧回路としては、チャージポンプ型の昇圧回路が用いられることがある。
なお、チャージポンプ型昇圧回路については、例えば下記特許文献2を参照されたい。
従来、CIG−VFDのアノード駆動電圧を生成する電源回路としてチャージポンプ型昇圧回路を用いる場合には、該チャージポンプ型昇圧回路をCIG−VFDの外付け回路としていた。つまり、この場合のCIG−VFDにおいては、外部のチャージポンプ型昇圧回路により生成された昇圧電圧がリード端子を介してICに入力され、該昇圧電圧に基づいてICがアノードの駆動を行う。
このとき、チャージポンプ型昇圧回路におけるスイッチング素子のスイッチング動作は、CIG−VFDにおけるICにより制御される。つまり、表示管基板には該スイッチング素子の駆動制御信号を出力するためのリード端子が形成され、ICは該リード端子を通じて上記スイッチング素子のスイッチング動作を制御する。
特開2007−65074号公報 特開2005−70595号公報
ここで、上記のようにチャージポンプ型昇圧回路が外付けとされる場合、CIG−VFDを使用する顧客側では、CIG−VFDを搭載するための基板としてチャージポンプ型昇圧回路を実装した基板を用意しておくことになる。
このような顧客側におけるチャージポンプ型昇圧回路の実装負担を軽減させるべく、チャージポンプ型昇圧回路の一部をCIG−VFDのICに実装するということが考えられている。具体的には、チャージポンプ型昇圧回路のうち少なくともチャージポンプコンデンサを除いた回路部(以下「チャージポンプ回路部」)をICに内蔵するものである。
この場合、チャージポンプコンデンサは外付けとされるため、表示管基板にはチャージポンプコンデンサを接続するためのリード端子(以下「コンデンサリード端子」と表記)が新たに設けられる。また、ICには、チャージポンプ回路部と接続され、該コンデンサリード端子と接続される端子(以下「コンデンサ端子」と表記)が新たに設けられ、表示管基板上には、該コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続する配線(以下「コンデンサ配線」と表記)が形成される。
なおこの場合、チャージポンプ型昇圧回路におけるスイッチング動作の制御はIC内部で完結するため、従来必要とされていたスイッチング動作制御用のリード端子、及び該リード端子と接続されるICの端子は不要となる。
しかしながら、上記のようにチャージポンプ回路部をICに内蔵し、チャージポンプコンデンサをCIG−VFDに対して外付けとする場合には、チャージポンプ回路部とチャージポンプコンデンサとの間の配線長が比較的長くなってしまう。つまり、従来ではチャージポンプ型昇圧回路全体がCIG−VFD外部の基板に実装されていたため、チャージポンプコンデンサとチャージポンプ回路部との間の配線長は必要最小限に抑えられたが、チャージポンプコンデンサが外付けとされた場合、チャージポンプ回路部との接続にはチャージポンプコンデンサからコンデンサリード端子までの配線、及び上記したコンデンサ配線(コンデンサリード端子からICのコンデンサ端子までの配線)とが必要となり、従来からの配線長の増加が避けられない。
ここで、チャージポンプ型昇圧回路は、負荷変動に伴って出力電圧が変動する。このため、アノードの点灯率や駆動条件等が変化してチャージポンプ型昇圧回路の負荷が変動した場合には、チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧つまりアノードの駆動電圧も変動し、該変動の幅が大きいと輝度の変化が知覚され易くなって、表示品質を損なう虞がある。
上記のような負荷変動に伴う出力電圧の変動は、チャージポンプ型昇圧回路内でチャージポンプ動作を司る回路部の配線抵抗が大きいほど顕著となることが分かっている。従って、上記のようにチャージポンプコンデンサとチャージポンプ回路部との間の配線長が長くなる、つまりは配線抵抗が増加すると、表示品質の低下を招く虞がある。
また、チャージポンプ回路部をICに内蔵する場合には、上記のようにICにはコンデンサ端子を、表示管基板にはコンデンサリード端子をそれぞれ設け、さらにこれら端子間を接続するコンデンサ配線を表示管基板上に形成することになる。しかしながら、表示管基板上で配線を引き回し可能なスペースは限られており、コンデンサ端子、コンデンサリード端子の配置位置関係によっては、限られたスペース内においてコンデンサ配線の引き回しが非効率となり、基板サイズの拡大化を招いてしまう虞がある。
基板サイズの拡大化はコストアップに繋がるため、抑制が図られるべきである。
本発明は上記の事情に鑑み為されたものであり、表示品質の低下の抑制と表示管基板のサイズ拡大に伴うコストアップの抑制とを図ることを目的とする。
発明に係る蛍光表示管は、電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードが所定パターンで配列されたアノードパターン部と複数のリード端子とを有する表示管基板と、前記表示管基板に設けられ前記リード端子を介して入力される信号に基づき前記アノードを駆動する集積回路装置とを備えた蛍光表示管であって、前記集積回路装置は、前記アノードの駆動電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路のうち少なくともチャージポンプコンデンサを除いた回路部であるチャージポンプ回路部と、当該蛍光表示管の外部に設けられる各前記チャージポンプコンデンサと前記チャージポンプ回路部とを所定の前記リード端子を介して接続するための複数のコンデンサ端子とを有し、前記複数のコンデンサ端子が、前記集積回路装置の端辺のうち前記アノードパターン部と対向する端辺側に設けられたものである。
上記本発明に係る蛍光表示管によっても、上記した本発明に係る集積回路装置と同様の作用が得られる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されており、前記集積回路装置は、前記複数のコンデンサ端子と同端辺側に前記駆動電圧を前記アノードに印加するための駆動端子を有し、前記複数のコンデンサ端子が前記駆動端子よりも前記リード端子配列部側となる位置に設けられた構成とすることが可能である。
これにより、コンデンサ端子をコンデンサリード端子に対してより近接した位置に配置することが可能とされる。
また、コンデンサ配線を短くするにあたり、アノードを駆動するための駆動配線とコンデンサ配線とを表示管基板の同レイヤに形成することが許容される。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記コンデンサリード端子と前記コンデンサ端子との間を接続するコンデンサ配線のうち少なくとも前記駆動端子に最寄りの前記コンデンサ端子と接続されたコンデンサ配線が、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との間の境界スペースにおいて前記リード端子配列部側を向く方向に延在している構成とすることが可能である。
これにより、コンデンサ配線同士を交差させない前提の下で、全てのコンデンサ配線は、集積回路装置におけるアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、前記チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子を有しており、前記集積回路装置は、前記複数のコンデンサ端子と同端辺側で且つ前記複数のコンデンサ端子よりも前記リード端子配列部側となる位置に、前記入力電圧リード端子を介した前記入力電圧を入力するための入力電圧端子を有する構成とすることが可能である。
これにより、入力電圧リード端子と入力電圧端子との間を接続する入力電圧配線の配線長をコンデンサ配線よりも短くすることが可能とされる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、当該蛍光表示管の外部より表示制御のためのデジタル信号が入力されるデジタル信号リード端子を有しており、前記集積回路装置は、前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に前記デジタル信号リード端子を介した前記デジタル信号を入力するためのデジタル信号端子を有する構成とすることが可能である。
これにより、デジタル信号端子とデジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線は、コンデンサ端子とは逆側の端辺側に引き回されるため、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペース内に配設すべき配線数の削減が図られる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記コンデンサ端子と前記コンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線の幅が、前記デジタル信号端子と前記デジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線の幅よりも太い構成とすることが可能である。
このようにコンデンサ配線の幅が太くされることで、コンデンサ配線の抵抗値の低減が図られる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記入力電圧端子と前記入力電圧リード端子との間を接続する入力電圧配線の幅が、前記コンデンサ端子と前記コンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線の幅よりも太い構成とすることが可能である。
このように入力電圧配線の幅が太くされることで、入力電圧配線の抵抗値の低減が図られる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、前記フィラメントの駆動電圧が当該蛍光表示管の外部より入力されるフィラメントリード端子と、接地端子としてのグランドリード端子とを有しており、前記リード端子配列部において、前記フィラメントリード端子は、前記集積回路装置の位置を基準として前記アノードパターン部とは逆側に最も離間して位置され、前記コンデンサリード端子のうち最も前記集積回路装置に近接配置された最近接コンデンサリード端子と、最も前記集積回路装置に近接配置された前記フィラメントリード端子である最近接フィラメントリード端子との間に前記グランドリード端子が配列されている構成とすることが可能である。
これにより、フィラメントリード端子に対してコンデンサリード端子が近接することに伴うフィラメント駆動系へのノイズの影響の低減を図りつつ、最近接フィラメントリード端子と最近接コンデンサリード端子との間のスペースがリード端子の配置スペースとして有効利用される。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記リード端子配列部において、前記最近接コンデンサリード端子と前記最近接フィラメントリード端子との間に、前記グランドリード端子と、前記チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子とが配列されている構成とすることが可能である。
これにより、最近接コンデンサリード端子と最近接フィラメントリード端子との間のスペースが拡張されてフィラメント駆動系へのノイズの影響のさらなる低減が図られると共に、入力電圧リード端子を最近接コンデンサリード端子よりも集積回路装置に近接配置することが可能となることで入力電圧配線を各コンデンサ配線よりも短くすることが可能とされる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子と、前記チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子と、を備え、前記表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、前記ロジック電圧端子と接続される前記リード端子であるロジック電圧リード端子と、前記出力電圧端子と接続される前記リード端子である出力電圧リード端子とを含んでおり、前記集積回路装置においては、前記ロジック電圧端子と前記出力電圧端子とが前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、前記ロジック電圧端子と前記ロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線は、前記リード端子配列部と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間を介して配設され、前記出力電圧端子と前記出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線は、前記アノードパターン部と前記集積回路装置との間の境界スペースを介して配設されている構成とすることが可能である。
これにより、出力電圧配線とロジック電圧配線の配設位置がリード端子配列部によって隔てられる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記集積回路装置は、前記アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子と、前記チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子と、を備え、前記表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、前記ロジック電圧端子と接続される前記リード端子であるロジック電圧リード端子と、前記出力電圧端子と接続される前記リード端子である出力電圧リード端子とを含んでおり、前記ロジック電圧端子が前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、前記出力電圧端子が前記アノードパターン部と対向する端辺側に設けられた構成とすることが可能である。
これにより、ロジック電圧端子とロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線がリード端子配列部と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間のスペースに配設される一方で、出力電圧端子と出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線は、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペースを介してリード端子配列部とアノードパターン部との間に引き回すことが可能とされる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記集積回路装置は、前記複数のコンデンサ端子と同端辺側に前記駆動電圧を前記アノードに印加するための駆動端子を備え、前記出力電圧端子は、前記表示管基板の短手方向において、前記複数のコンデンサ端子と前記駆動端子との間に位置された構成とすることが可能である。
これにより、各コンデンサ端子を対応するコンデンサリード端子に対して近接させつつ、出力電圧端子を出力電圧リード端子に対して近接させることができる。
上記した本発明に係る蛍光表示管においては、前記出力電圧端子と前記出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線が、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との間の境界スペースにおいて前記リード端子配列部側を向く方向に延在している構成とすることが可能である。
これにより、出力電圧配線は、集積回路装置におけるアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
本発明によれば、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子と、フィラメントと接続されるリード端子であるフィラメントリード端子とが、表示管基板の長手方向に沿って延在する同一のリード端子列において配列される場合に対応して、表示品質の低下の抑制と表示管基板のサイズ拡大に伴うコストアップの抑制とを図ることができる。
第一の実施の形態としての蛍光表示管を備えた表示ユニットの回路構成を示した図である。 蛍光表示管の構造についての説明するための図である。 チャージポンプ回路部の内部構成を説明するための図である。 従来の表示ユニットの回路構成を示した図である。 チャージポンプコンデンサとチャージポンプ回路部との間の配線抵抗の大きさが負荷変動に伴う出力電圧の変動に与える影響についてシミュレーションを行った結果を示した図である。 集積回路装置が有する各端子と表示管基板に形成された各リード端子の配置位置、及び端子とリード端子との間の配線の例を示した蛍光表示管の概略外観図である。 アノードパターン部、集積回路装置、及びフィラメントリード端子の配置位置関係と、コンデンサリード端子とフィラメントリード端子との配置位置関係とに関する制約について説明するための図である。 コンデンサ端子の配置位置によって表示管基板のサイズ拡大化が生じ得ることの説明図である。 変形例としての蛍光表示管の概略外観図である。 第二の実施の形態における第一例としての蛍光表示管の構成を説明するための図である。 第二の実施の形態における第二例としての蛍光表示管の構成を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
<1.第一の実施の形態>
[1-1.表示ユニットの構成]
[1-2.チャージポンプ回路部について]
[1-3.チャージポンプ回路部を内蔵とする場合の留意点]
[1-4.実施の形態の配線手法]
<2.第二の実施の形態>
<3.実施の形態のまとめ>
<4.変形例>
<1.第一の実施の形態>
[1-1.表示ユニットの構成]

図1は、第一の実施の形態としての蛍光表示管1を備えた表示ユニット100の回路構成を示した図である。なお、以下の説明では蛍光表示管を「VFD」(Vacuum Fluorescent Display)と表記することもある。
表示ユニット100は、ユニット基板101と、該ユニット基板101上に実装された蛍光表示管1及びコントローラ102とを備えている。
コントローラ102は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータを備えて構成され、蛍光表示管1による表示動作を制御する。コントローラ102は、該表示動作を制御するためのn系統(nは2以上の自然数)のデジタル信号を蛍光表示管1に対して供給する。
ユニット基板101は、後述するチャージポンプ回路部20の入力電圧VINの電圧源である入力電圧源Vi、及びI/F(インタフェース)デコーダ21におけるロジック回路の電源電圧として用いられるロジック電圧VDDの電圧源であるロジック電圧源Vdを有している。なお、これら入力電圧VIN、ロジック電圧VDDは、例えば表示ユニット100が有する不図示の電源回路部により生成されるものであり、例えばVIN=12V程度、VDD=5V程度とされる。
またユニット基板101には、蛍光表示管1の外付け部品として入力コンデンサCi、チャージポンプコンデンサCc1、チャージポンプコンデンサCc2、平滑コンデンサCh、及び抵抗Roが実装されている。
蛍光表示管1は、IC(Integrated Circuit)チップとして構成された集積回路装置2と、発光による情報表示を行う表示部3とを備えると共に、複数のリード端子Tを備えている。
ここで、図2により蛍光表示管1の構造について説明しておく。なお、図2Aは蛍光表示管1の一部を透視して表した概略透視図、図2Bは図2AのA−A’断面によって切断した蛍光表示管1の概略断面図である。
蛍光表示管1は、表示管基板1aと該表示管基板1aの表面を覆うカバー部材1bとで構成された密封容器1cを備え、密封容器1c内においてフィラメント(直熱形カソード)FiとアノードAnとグリッドGrとを有する表示部3が形成されている。ここで、密閉容器1c内は真空状態とされている。
表示部3において、電子を放出するフィラメントFiは複数設けられている(図2Bの黒丸部分)。アノードAnは、フィラメントFiから放出された電子を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されて成る。アノードAnは、表示管基板1a上に例えばパターン印刷により形成され、表示すべき情報に応じた所定のパターンにより配列されている。このように複数のアノードAnが所定パターンで配列された部分のことをアノードパターン部3aと表記する。
本例の蛍光表示管1は、例えば文字や数字等の情報であれば1桁や1文字である等、情報を所定単位ごとに区分して表示させることが可能とされている。図2の例では、単一の数字やアルファベット等の表示を可能とする7セグメント分のアノードAn(7つの独立したアノードAn)によって該所定単位分の表示領域が形成されている。このような所定単位分の表示領域を以下「表示ブロック」と表記する。アノードパターン部3aにおいては、このような表示ブロックが表示管基板1a上に複数配列されている。具体的に本例では、表示ブロックは表示管基板1a上において一列に配列されている。
なお、表示ブロックについて、図2Aに示すような7セグメント分のアノードAnの配列パターンはあくまで一例であり、表示ブロックを構成するアノードAnの配列パターンは該パターンに限定されるものではない。
グリッドGrは、フィラメントFiからアノードAnに対して放出される電子を加速させるメッシュ状の電極とされ、表示ブロックごとに形成されている。
リード端子Tは、表示管基板1a上に複数形成されている。これら複数のリード端子Tには、フィラメントFiやアノードAn、及びグリッドGrの駆動に必要とされる各種の電気信号(デジタル信号や電源電圧等)を蛍光表示管1外部より入力するためのリード端子Tが含まれる。各リード端子Tには導電体によるリードが接続され、該リードを介して図1に示したユニット基板101側との電気的接続が為される。
蛍光表示管1において、カバー部材1bは例えばガラスで構成され、少なくとも表示管基板1aと対向する部分が透明とされている。つまり、該透明な部分を介してアノードAnの点灯に伴う表示情報を外部より目視することが可能とされている。
以下、このように蛍光表示管1において情報が表示される側の面(つまり上記透明部分におけるアノードAnとの対向面とは逆側の面)を「表面S1」と表記する。また、蛍光表示管1における該表面S1とは逆側の面を「裏面S2」と表記する。
蛍光表示管1において、アノードパターン部3aにおける表示ブロックのうち所望の表示ブロックに情報を表示させる際には、フィラメントFiに駆動電圧を印加した状態において、該表示ブロックに対応して設けられたグリッドGrと該表示ブロック内の所定のアノードAnとに直流電圧を印加する。これにより、該表示ブロックにおける所定のアノードAnにおける蛍光体のみがフィラメントFiより放出された熱電子によって励起発光され、情報の表示が実現される。
説明を図1に戻す。
蛍光表示管1においては、図2に示した表示部3のアノードAnやグリッドGrの駆動を行う駆動回路が集積回路装置2内に構成されている。
図2では図示を省略したが、蛍光表示管1においては、集積回路装置2が表示管基板1aに実装されて、表示部3と共に密閉空間内に位置されている。すなわち、蛍光表示管1は所謂CIG(Chip In Glass)−VFDとして構成されている。
集積回路装置2は、チャージポンプ回路部20、I/Fデコーダ21、発振器22、メモリ23、タイミング制御部24、アノードドライバ部25、グリッドドライバ部26、アノード端子部27、及びグリッド端子部28を有する。なお、アノード端子部27、グリッド端子部28は、それぞれアノードドライバ部25、グリッドドライバ部26が各アノードAn、各グリッドGrを駆動するために必要な複数の端子を包括的に表したものである。
ここで、集積回路装置2は、I/Fデコーダ21がコントローラ102からの上述したn系統のデジタル信号を入力するためのn個のデジタル信号端子tif(tif1〜tifn)と、ユニット基板101における抵抗Roを発振器22と接続するための発振器端子toscと、チャージポンプ回路部20の入力電圧VINを入力するための入力電圧端子tviと、ユニット基板101に形成されたチャージポンプコンデンサCc1、Cc2、平滑コンデンサChをそれぞれチャージポンプ回路部20と接続するためのコンデンサ端子tc(tc11、tc12、tc21、tc22)、出力電圧端子tchと、ロジック電圧VDDを入力するためのロジック電圧端子tvdと、接地端子としてのグランド端子tgndとを有している。
また、蛍光表示管1には、集積回路装置2が有する上記の各端子tに対応したリード端子Tが設けられている。具体的には、n個のデジタル信号リード端子Tif(Tif1〜Tifn)と、発振器リード端子Toscと、入力電圧リード端子Tviと、コンデンサリード端子Tc(Tc11、Tc12、Tc21、Tc22)と、出力電圧リード端子Tchと、ロジック電圧リード端子Tvdと、グランドリード端子Tgndである。
また、リード端子Tとしては、表示部3におけるフィラメントFiに駆動電圧を印加するためのフィラメントリード端子Tf(Tf1、Tf2)も設けられている。なお、フィラメントFiの駆動電圧は、表示ユニット100に設けられた対応する電源回路により生成される。本例では、フィラメントFiの駆動電圧は直流電圧とされている。
フィラメントリード端子Ti1、Ti2を除き、各リード端子Tと対応する端子tとの間は、表示管基板1aに形成された例えばアルミ等による配線により接続されている。
ここで、抵抗Ro、入力電圧源Vi、平滑コンデンサCh、ロジック電圧源Vdは、それぞれ発振器リード端子Toscとグランドとの間、入力電圧リード端子Tviとグランドとの間、出力電圧リード端子Tchとグランドとの間、ロジック電圧リード端子Tvdとグランドとの間に挿入されている。
なお図1において、端子t、リード端子Tそれぞれの配置位置は必ずしも実際の配置位置を反映したものではない。
集積回路装置2において、チャージポンプ回路部20は、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2、及び平滑コンデンサChと共にチャージポンプ型昇圧回路を構成するものであり、入力電圧VINを昇圧した出力電圧Voを得る。出力電圧Voは、アノードドライバ部25、グリッドドライバ部26にそれぞれアノードAn、グリッドGrの駆動のための電源電圧として供給される。
なお、本例におけるチャージポンプ回路部20の内部構成については後述する。
I/Fデコーダ21は、シフトレジスタ、カウンタ、AND回路、OR回路等を組み合わせたロジック回路を有しており、デジタル信号端子tif1〜tifnを介してコントローラ102から入力されるn系統のデジタル信号と、発振器22が出力する発振信号とに基づき、例えばRAMで構成されたメモリ23に対する表示データの書き込みや、タイミング制御部24の動作制御を行う。
本例では、n系統のデジタル信号として、少なくともチップセレクト信号CS、クロックCLK、及びデータ信号DATがコントローラ102より供給される。データ信号DATは、例えば8ビットを1ワードとするシリアルデータとされ、何れのアノードAnを点灯させるべきか表す表示データと、タイミング制御部24が出力するタイミング信号を調整するための制御データとを含む。I/Fデコーダ21は、チップセレクト信号CSとクロックCLKとに従って、データ信号DATの各ビット値を1ワード単位で順次取り込み、取り込んだデータ信号に基づいて表示データのメモリ23への書き込み、及びタイミング制御部24への制御データの出力を行う。
タイミング制御部24は、発振器22が出力する発振信号とI/Fデコーダ21からの制御データとに基づき、メモリ23からアノードドライバ部25への表示データの出力タイミング制御、及びアノードドライバ部25によるアノードAnの駆動電圧の出力タイミング制御、及びグリッドドライバ部26によるグリッドGrの駆動電圧の出力タイミング制御を行う。
また、タイミング制御部24は、チャージポンプ回路部20における各種スイッチのスイング動作制御も行うが、これについては後述する。
本例では、表示ブロックごとに形成された個々のグリッドGrに駆動電圧を順次印加しつつ、グリッドGrが駆動中である表示ブロックにおけるアノードAnに駆動電圧を印加して、所定の1スキャン期間において各表示ブロックを順次点灯させていくスキャン表示方式が採用されている。
このため、タイミング制御部24は、上記した制御データに基づき、1スキャン期間ごとに各グリッドGrのオン/オフタイミングを表す「スキャン信号」としてのタイミング信号を生成し、該スキャン信号をグリッドドライバ部26に出力する。グリッドドライバ部26は、該スキャン信号に従って、チャージポンプ回路部20からの出力電圧Voをグリッド端子部28を介して個々のグリッドGrに駆動電圧として順次印加していく。
また、タイミング制御部24は、グリッドGrの駆動タイミングに同期したタイミング信号をメモリ23とアノードドライバ部25に出力して、表示ブロックごとの表示データを順次メモリ23からアノードドライバ部25に出力させると共に、アノードドライバ部25にアノードAnの駆動タイミングを指示する。
アノードドライバ部25は、このようにメモリ23から順次出力される表示ブロックごとの表示データに基づき特定されるアノードAnに対して、出力電圧Voを、上記のタイミング信号に従ったタイミングでアノード端子部27を介して駆動電圧として印加する。これにより、表示部3においてコントローラ102からの指示に従った情報表示が行われる。
[1-2.チャージポンプ回路部について]

続いて、図3を参照してチャージポンプ回路部20の内部構成について説明する。
なお、図3において、図3Aでは、チャージポンプ回路部20の内部構成と共に、タイミング制御部24、及びチャージポンプコンデンサCc1、Cc2、平滑コンデンサChの各コンデンサ、及びこれらコンデンサに係るリード端子T(Tc11、Tc12、Tc21、Tc22、Tch)と端子t(tc11、tc12、tc21、tc22、tch)、及び入力電圧VINに係る入力電圧リード端子Tviと入力電圧端子tviを併せて示している。
図3Aに示すように、チャージポンプ回路部20は、例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)で構成された三つのスイッチSW(スイッチSW1、スイッチSW2、及びスイッチSW3)と、スイッチ回路20a及びスイッチ回路20bとを備えている。スイッチSW1、SW2、SW3は、入力電圧端子tviと出力電圧端子tchとの間において、入力電圧端子tvi側から同順で直列に挿入されている。スイッチSW1、SW2、SW3には、タイミング制御部24から各々スイッチ制御信号Ssが供給される。以下、スイッチSW1、SW2、SW3各々に対するスイッチ制御信号Ssの符号を末尾の数値を揃えてそれぞれ「Ss1」「Ss2」「Ss3」と表記する。
スイッチSW1とスイッチSW2の接続点はコンデンサ端子tc12に接続されている。コンデンサ端子tc12は、コンデンサリード端子Tc12を介してチャージポンプコンデンサCc1の正極側端子に接続されている。チャージポンプコンデンサCc1の負極側端子は、コンデンサリード端子Tc11を介してコンデンサ端子tc11に接続されている。
また、スイッチSW2とスイッチSW3の接続点はコンデンサ端子tc22に接続され、コンデンサ端子tc22はコンデンサリード端子Tc22を介してチャージポンプコンデンサCc2の正極側端子に接続されている。チャージポンプコンデンサCc2の負極側端子は、コンデンサリード端子Tc21を介してコンデンサ端子tc21に接続されている。
スイッチ回路20a、スイッチ回路20bには、タイミング制御部24から各々スイッチ制御信号Stが供給される。以下、スイッチ回路20a、20b各々に対するスイッチ制御信号Stの符号を末尾の数値を揃えてそれぞれ「St1」「St2」と表記する。
スイッチ回路20aは、図3Bに示すようにスイッチQ1とスイッチQ2とによるプッシュプル回路を備えており、これらスイッチQ1とスイッチQ2との接続点であるプッシュプル回路の出力点がコンデンサ端子tc11と接続されている。
スイッチQ1、Q2は、タイミング制御部24からのスイッチ信号St1によりオン/オフされる。このとき、スイッチQ1は、スイッチQ2がオフのときオン、スイッチQ2がオンのときオフするように構成されている。
スイッチQ1がオン、スイッチQ2がオフの状態では、プッシュプル回路の出力点が入力電圧VINと接続される。一方、スイッチQ1がオフ、スイッチQ2がオンの状態では、プッシュプル回路の出力点はスイッチQ2を介して接地される。
スイッチ回路20bとしても、スイッチ回路20aと同様にスイッチQ1とスイッチQ2とによるプッシュプル回路を備えている。スイッチ回路20bについては、スイッチQ1、Q2がタイミング制御部24からのスイッチ制御信号St2によりオン/オフされ、プッシュプル回路の出力点がコンデンサ端子tc21に接続される点以外はスイッチ回路20aの場合と同様の構成となることから、詳細な説明は省略する。
ここで、タイミング制御部24は、スイッチ制御信号Ss1、Ss3、St1として同一の信号を出力し、スイッチ制御信号Ss2、St2としてはこれらスイッチ制御信号Ss1、Ss3、St1の反転信号を出力する。
上記構成によるチャージポンプ回路部20において、スイッチ制御信号Ss1によりスイッチSW1がオンとされる第一フェーズでは、スイッチ制御信号Ss2によりスイッチSW2がオフとされる。また、スイッチ制御信号St1によって、スイッチ回路20aにおけるスイッチQ1はオフ、スイッチQ2はオンとされる。
このため、第一フェーズにおいてはチャージポンプコンデンサCc1に対してスイッチSW1→コンデンサ端子tc12→コンデンサリード端子Tc12を介して充電電流が流れ、チャージポンプコンデンサCc1には入力電圧VIN分の電荷が蓄積される。
次いで、スイッチ制御信号Ss1によりスイッチSW1がオフされる第二フェーズでは、スイッチ制御信号Ss2によりスイッチSW2がオンとされる。
このとき、スイッチ回路20bにおいては、スイッチ制御信号St2によりスイッチQ1がオフ、スイッチQ2がオンとされる。つまり、チャージポンプコンデンサCc2は、コンデンサリード端子Tc21→コンデンサ端子tc21→スイッチ回路20bのスイッチQ2を介して負極側端子が接地される。また、第二フェーズにおいて、スイッチ回路20a側では、スイッチ制御信号St1によりスイッチQ1がオン、スイッチQ2がオフとされるため、チャージポンプコンデンサCc1は、コンデンサリード端子Tc11→コンデンサ端子tc11→スイッチ回路20aのスイッチQ1を介して入力電圧VINと接続される。
従って、第二フェーズにおいては、スイッチ回路20aのスイッチQ1→コンデンサ端子tc11→コンデンサリード端子Tc11→チャージポンプコンデンサCc1→コンデンサリード端子Tc12→コンデンサ端子tc12→スイッチSW2→コンデンサ端子tc22→コンデンサリード端子Tc22を介してチャージポンプコンデンサCc2に充電電流が流れる。このとき、スイッチ回路20aのスイッチQ1は入力電圧VINに接続されているため、チャージポンプコンデンサCc2にはチャージポンプコンデンサCc1の充電電荷に入力電圧VINが上乗せされた分の電荷が蓄積される。すなわち、「VIN×2」として表すことのできる電荷が蓄積される。
ここで、上述のようにスイッチ制御信号Ss3はスイッチ制御信号Ss1と同一信号とされているため、第一フェーズにおいてはスイッチSW3がオンとされる。また、第一フェーズにおいては、スイッチ回路20bのスイッチQ1はオン、スイッチQ2はオフとされ、チャージポンプコンデンサCc2の負極側端子はスイッチQ1を介して入力電圧VINと接続されている。
従って、第二フェーズから再び第一フェーズに転じた場合には、スイッチ回路20bのスイッチQ1→コンデンサ端子tc21→コンデンサリード端子Tc21→チャージポンプコンデンサCc2→コンデンサリード端子Tc22→コンデンサ端子tc22→スイッチSW3→出力電圧端子tch→出力電圧リード端子Tchを介して平滑コンデンサChに充電電流が流れる。すなわち、平滑コンデンサChには、上述のように第二フェーズにてチャージポンプコンデンサCc2に蓄積された電荷にさらに入力電圧VINが上乗せされた分の電荷が蓄積される。
この結果、本例のチャージポンプ回路部20においては、平滑コンデンサChの両端子間電圧である出力電圧Voとして、入力電圧VINの略3倍の電圧値による直流電圧が得られる。
ここで、図3に示したチャージポンプ回路部20では、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2の充/放電を切り替える素子として、一般的なダイオード素子ではなくスイッチSW(SW1、SW2、SW3)を用いている。
ダイオード素子を用いる場合には、充/放電の切り替えに伴いダイオード素子において電圧ドロップが生じるが、上記のようにスイッチSWを用いることで該電圧ドロップを低減でき、出力電圧Voの高電圧化が容易となる。
[1-3.チャージポンプ回路部を内蔵とする場合の留意点]

前述したように、従来においては、例えば図4に示す表示ユニット100’のように、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2及び平滑コンデンサChを含むチャージポンプ型昇圧回路50全体を蛍光表示管1’の外付け回路としてユニット基板101’に実装していた。
この場合、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2及び平滑コンデンサChが外付けとされたことから、図中に示す集積回路装置2’のように、端子tとしては、コンデンサ端子tc11、tc12、tc21、tc22が省略される。この場合は、チャージポンプ型昇圧回路50に設けられたプッシュプル回路のスイッチを制御するためのスイッチ制御端子tswが設けられる。また、従来の蛍光表示管1’には、該スイッチ制御端子tswに対応するリード端子Tとしてスイッチ制御リード端子Tswが設けられる。
なお、図4に示すチャージポンプ型昇圧回路50は、ダイオード素子を備えた一般的な構成によるチャージポンプ型昇圧回路であり、動作については周知であることから説明は省略する。
しかしながら、上記のようにチャージポンプ型昇圧回路50全体を外付けとする場合には、蛍光表示管1’を使用する顧客側において、ユニット基板101’にチャージポンプ型昇圧回路50を実装する負担が生じる。
この点に鑑み、実施の形態の蛍光表示管1においては、チャージポンプ回路部20を集積回路装置2に内蔵することで、顧客側の負担軽減を図っている。
但し、チャージポンプ回路部20を集積回路装置2に内蔵した場合には、外付けとされたチャージポンプコンデンサCc1、Cc2とチャージポンプ回路部20との間を接続するための配線長が従来よりも長くなってしまう。
前述のように、チャージポンプ型昇圧回路は、負荷変動に伴って出力電圧Voが変動する。このため、アノードAnの点灯率や駆動条件等が変化してチャージポンプ型昇圧回路の負荷が変動した場合には、チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧VoつまりアノードAnの駆動電圧も変動し、該変動の幅が大きいと輝度の変化が知覚され易くなって、表示品質を損なう虞がある。
このような負荷変動に伴う出力電圧Voの変動は、チャージポンプ型昇圧回路内でチャージポンプ動作を司る回路部の配線抵抗が大きいほど顕著となることが分かっている。特に、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2とチャージポンプ回路部20との間の配線抵抗が大きい場合には、出力電圧Voの変動は顕著となる。
図5は、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2とチャージポンプ回路部20との間の配線抵抗の大きさが負荷変動に伴う出力電圧Voの変動に与える影響についてシミュレーションを行った結果を示している。
図中にも示されているように、◆によるプロットが配線抵抗を比較的小さくした場合における負荷電流に対する出力電圧Voの変動特性を表し、×によるプロットが配線抵抗を比較的大きくした場合における同変動特性を表している。
この図5の結果より、チャージポンプコンデンサCc1、Cc2とチャージポンプ回路部20との間の配線抵抗が大きいと、負荷電流の変動に伴う出力電圧Voの変動幅も大きくなることが確認できる。
また、チャージポンプ回路部20を集積回路装置2に内蔵する場合には、従来よりも端子数の増加を招く。具体的に、集積回路装置2には複数のコンデンサ端子tcを、表示管基板1aには複数のコンデンサリード端子Tcをそれぞれ設けることになる。さらに、これら端子間を接続するコンデンサ配線を表示管基板1a上に形成することになる。
しかしながら、表示管基板1a上で配線を引き回し可能なスペースは限られており、コンデンサ端子tc、コンデンサリード端子Tcの配置位置関係によっては、限られたスペース内においてコンデンサ配線の引き回しが非効率となり、基板サイズの拡大化を招いてしまう虞がある。
基板サイズの拡大化はコストアップに繋がるため、抑制が図られるべきである。
[1-4.実施の形態の配線手法]

そこで、実施の形態では表示品質の低下の抑制と表示管基板1aのサイズ拡大に伴うコストアップの抑制とを図るべく、以下のような配線手法を提案する。
図6は、蛍光表示管1の概略外観図であり、集積回路装置2が有する各端子tと表示管基板1aに形成された各リード端子Tの配置位置、及び端子tとリード端子Tとの間の配線の例を示している。
なお、図6では、蛍光表示管1を裏面S2側から見た様子を示している。
先ず、前述のように、アノードパターン部3aは複数の表示ブロックが一列に配列されて成ることから、横長の領域とされている。このようにアノードパターン部3aが横長とされたことから、該アノードパターン部3aが形成された表示管基板1aとしても横長の形状とされている。
なお以下、表示管基板1aの長手方向、短手方向をそれぞれ「基板長手方向」「基板短手方向」と表記する。
実施の形態の蛍光表示管1においては、基板長手方向に沿って複数のリード端子Tが配列されたリード端子配列部40が形成されている。リード端子配列部40は、表示管基板1a上において、集積回路装置2とアノードパターン部3aとの配列部分と表示管基板1aの長手方向辺のうち一方の辺(長手方向に延びる二つの端辺のうち一方の端辺)との間に位置されている。
本例では、リード端子Tは一列のみ設けられている。これにより、表示管基板1aの複数の端辺にそれぞれ沿ってリード端子Tを配列させる場合と比較して、表示管基板1aのサイズ縮小化が図られている。
図6に示すように、実施の形態の集積回路装置2においては、コンデンサ端子tcが、集積回路装置2の端辺のうち、アノードパターン部3aと対向する端辺側に設けられている。本例では、集積回路装置2は四角形状による板状に形成されており、四つの端辺のうちアノードパターン部3aと対向する端辺側に各コンデンサ端子tcが設けられている。
これにより、コンデンサリード端子Tcがフィラメントリード端子Tfと共に同一のリード端子配列部40に配列される場合に対応して、コンデンサ端子tcとコンデンサリード端子Tcとの間を接続するコンデンサ配線Wcの配線長を短くすることが可能とされる。
ここで、VFDにおいては、アノードパターン部3a、集積回路装置2、及びフィラメントリード端子Tfの配置位置関係について、以下のような制約がある。

[制約1]
集積回路装置2は、基板長手方向において、アノードパターン部3aとフィラメントリード端子Tfとの間に配置される。
また、コンデンサリード端子Tcがフィラメントリード端子Tfと共に同一のリード端子配列部40に配列される場合、換言すれば、コンデンサリード端子Tcとフィラメントリード端子Tfとが基板長手方向に沿って延在する同一のリード端子列において配列される場合においては、これらコンデンサリード端子Tcとフィラメントリード端子Tfとの配置位置関係に以下のような制約がある。

[制約2]
全てのコンデンサリード端子Tcは、フィラメントリード端子Tfよりも基板長手方向における内側に配置される。さらに、コンデンサリード端子Tcのうち、基板長手方向における最も外側に位置するコンデンサリード端子Tc(図6ではTc11)を除いたコンデンサリード端子Tcは、集積回路装置2よりも基板長手方向における内側に配置される。このとき、上記最も外側に位置するコンデンサリード端子Tcは、少なくとも一部が集積回路装置2よりも基板長手方向における内側に位置するように配置される。
つまり、基板長手方向に配列されたコンデンサリード端子Tcの群(図6ではTc11、Tc12、Tc21、Tc22)をコンデンサリード端子群としたき、該コンデンサリード端子群の基板長手方向における位置は、上記最も外側に位置するコンデンサリード端子Tc全体が集積回路装置2と基板短手方向に重なる位置よりも内側となるように設定される。
図7を参照し、上記の[制約1][制約2]について説明する。
先ず、図7A〜図7Cにより、[制約1]について説明する。
VFDにおいて、フィラメントFiは、端部から中央部に向けての温度傾斜があり、端部近傍においては電子の放出量が低下する傾向にある。このため、フィラメントFiの端部がアノードパターン部3aに対して近接していると、アノードパターン部3aの端部近傍が暗くなる等、表示品質の低下を招く虞がある。
この点より、VFDにおいては、図7Aに示されるようにアノードパターン部3aとフィラメントリード端子Tfとを、基板長手方向において或る程度離間させて配置することになる。
但しこの際、図7Bに示すように集積回路装置2を基板長手方向においてフィラメントリード端子Tfよりも外側に配置してしまうと、表示管基板1aのサイズ拡大化を招いてしまう。
そのため、図7Cに示すように、集積回路装置2は、基板長手方向においてフィラメントリード端子Tfとアノードパターン部3aとの間に配置する。
また、[制約2]については、表示管基板1aの基板長手方向サイズの拡大化抑制と、フィラメント駆動系へのノイズの影響低減の観点による。
すなわち、図7Dに示すように、コンデンサリード端子Tcをフィラメントリード端子Tfよりも基板長手方向の外側に配置した場合には、表示管基板1aの基板長手方向サイズの拡大化を招いてしまう。このため、コンデンサリード端子Tcは、例えば図7Eに示すようにフィラメントリード端子Tfよりも基板長手方向における内側に配置されることになる。
このとき、フィラメントリード端子Tfは、リード端子配列部40において最も基板長手方向の外側に位置される。
ここで、コンデンサリード端子Tcがフィラメントリード端子Tfに対して近接していると、上述したチャージポンプ動作に伴うスイッチングノイズがフィラメント駆動系に悪影響を与える虞があるため、図7Eの両矢印で表すように、フィラメントリード端子Tfとコンデンサ端子Tcとは或る程度離間して配置させることを要する。
このような事情から、基板長手方向の最も外側に位置するコンデンサリード端子Tcの基板長手方向における位置に制約が課される。具体的には、実際のリード端子Tのサイズや集積回路装置2のサイズ(基板長手方向における長さ)を考慮すると、先の[制約2]と記載したように、コンデンサリード端子群の基板長手方向における位置は、最も外側に位置するコンデンサリード端子Tc全体が集積回路装置2と基板短手方向に重なる位置よりも内側となるように設定される。
なお、集積回路装置2は、表示管基板1aの長手方向サイズの縮小化のため、基板長手方向の長さが基板短手方向の長さよりも短い形状に形成されている。
上記のような制約1、2より、上述した集積回路装置2に対するコンデンサ端子tcの配置手法、具体的には集積回路装置2の端辺のうちアノードパターン部3aと対向する端辺側にコンデンサ端子tcを配置する手法を採ることで、コンデンサリード端子Tcとフィラメントリード端子Tfとが基板長手方向に沿って延在する同一のリード端子列において配列される場合に対応して、コンデンサ配線Wcの配線長を短くすることが可能とされる。
例えば、図6においてコンデンサ端子tcが設けられた端辺とは逆側の端辺、或いはリード端子配列部40と対向する端辺とは逆側の端辺の側にコンデンサ端子tcを設けた場合には、集積回路装置2の周囲を迂回させるようにコンデンサ配線Wcを引き回すこととなる。そのような場合と比較して、コンデンサ配線Wcの配線長を短くすることができる。
ここで、コンデンサ配線Wcの配線長を短くするにあたっては、例えば図8に例示するように、コンデンサ端子tcを集積回路装置2における端辺のうちリード端子配列部40と対向する端辺側に設けることが考えられる。しかしながら、このようにコンデンサ端子tcを設けた場合は、図8中「X」と示すように、表示管基板1aの短手方向において、集積回路装置2とリード端子配列部40との間にコンデンサ配線Wcを配置するスペースを確保する必要がある。この結果、表示管基板1aの短手方向におけるサイズ拡大化を招いてしまう。
これに対し、上記した実施の形態としてのコンデンサ端子tcの配置によれば、そのような基板短手方向における基板サイズの拡大化を抑制できる。すなわち、コンデンサ配線Wcの配線長を短くしつつ、表示管基板1aのサイズ拡大化の抑制を図ることができる。
配線長を短くできることで、コンデンサ配線Wcを比較的低抵抗とすることができ、上述した出力電圧Voの変動を抑えることができる。すなわち、表示品質の低下抑制を図ることができる。
このように、上記した実施の形態としてのコンデンサ端子tcの配置によれば、表示品質の低下の抑制と表示管基板1aのサイズ拡大に伴うコストアップの抑制とを図ることができる。
説明を図6に戻す。
集積回路装置2においては、アノード端子部27とグリッド端子部28が、複数のコンデンサ端子tc(tc11、tc12、tc21、tc22)と同端辺側に設けられている。そして、集積回路装置2においては、複数のコンデンサ端子tcがこれらアノード端子部27とグリッド端子部28よりもリード端子配列部40側となる位置に設けられている。
これにより、コンデンサ端子tcをコンデンサリード端子Tcに対してより近接した位置に配置することが可能とされる。従って、コンデンサ配線Wcの長さをより短くすることができる。
また、コンデンサ配線を短くするにあたり、アノードを駆動するための駆動配線とコンデンサ配線Wcとを表示管基板1aの同レイヤに形成することが許容される。従って、コンデンサ配線Wcと駆動配線とをプリント配線で施すことが可能となり、配線形成を容易化できる。
また、集積回路装置2においては、複数のコンデンサ端子tcと同端辺側で且つ複数のコンデンサ端子tcよりもリード端子配列部40側となる位置に、入力電圧端子tviが配置されている。
これにより、入力電圧リード端子Tviと入力電圧端子tviとの間を接続する入力電圧配線Wviの配線長をコンデンサ配線Wcよりも短くすることが可能とされる。
ここで、入力電圧配線Wviの電気抵抗は、コンデンサ配線Wcの電気抵抗と比較してチャージポンプ昇圧回路の負荷変動に対する出力電圧変動特性に与える影響が大きい。従って、上記のように入力電圧配線Wviを短くできることで、表示品質のさらなる向上を図ることができる。
さらに、集積回路装置2においては、デジタル信号端子tifが、アノードパターン部3と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられている。なお、図6では、デジタル信号端子tifのうちデジタル信号端子tif1、tif2が同端辺側に設けられていることが示されている。
これにより、デジタル信号端子tifとデジタル信号リード端子Tifとの間を接続するデジタル信号配線は、コンデンサ端子tcとは逆側の端辺側に引き回されるため、集積回路装置2とアノードパターン部3aとの間の境界スペース内に配設すべき配線数の削減が図られる。
従って、コンデンサ配線Wcの幅を太くし易くなる、換言すればコンデンサ配線Wcをより低抵抗とし易くなり、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
また、蛍光表示管1においては、コンデンサ配線Wcのうち少なくともアノード端子部27に最寄りのコンデンサ端子tcと接続されたコンデンサ配線Wc(図6の例ではコンデンサ配線Wc22)が、集積回路装置2とアノードパターン部3aとの間の境界スペースにおいてリード端子配列部40側を向く方向に延在している。
これにより、コンデンサ配線Wc同士を交差させない(コンデンサ配線Wcを全て表示管基板1aの同レイヤに形成する)前提の下で、全てのコンデンサ配線Wcは、集積回路装置2におけるアノードパターン部3aと対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
従って、コンデンサ配線Wcの配線長を比較的短くでき、表示品質の低下抑制を図ることができる。
さらに、蛍光表示管1においては、各コンデンサ配線Wcの幅が、デジタル信号端子tifとデジタル信号リード端子Tifとの間を接続するデジタル信号配線の幅よりも太くされている。
このようにコンデンサ配線Wcの幅が太くされることで、コンデンサ配線Wcの抵抗値の低減が図られる。
従って、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
なお、デジタル信号リード端子Tifを介して入力されるデジタル信号については、Hレベル/Lレベルの識別が可能であればよく、デジタル信号配線の配線抵抗を低減する必要性は比較的低いものである。
さらにまた、蛍光表示管1においては、入力電圧配線Wviの幅が、各コンデンサ配線Wcの幅よりも太くされている。
このように入力電圧配線Wviの幅が太くされることで、入力電圧配線の抵抗値の低減が図られる。従って、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
また、蛍光表示管1においては、リード端子配列部40において、フィラメントリード端子Tfは集積回路装置2の位置を基準としてアノードパターン部3aとは逆側に最も離間して位置され、コンデンサリード端子Tcのうち最も集積回路装置2に近接配置された最近接コンデンサリード端子と、最も集積回路装置2に近接配置されたフィラメントリード端子Tfである最近接フィラメントリード端子(本例ではフィラメントリード端子Tf2)との間にグランドリード端子Tgndが配列されている。
なお、本例におけるグランドリード端子Tgndは、全体が集積回路装置2と基板短手方向において重なるように位置されている。
これにより、フィラメントリード端子Tfに対してコンデンサリード端子Tcが近接することに伴うフィラメント駆動系へのノイズの影響の低減を図りつつ、最近接フィラメントリード端子と最近接コンデンサリード端子との間のスペースがリード端子Tの配置スペースとして有効利用される。
従って、表示品質の低下抑制と表示管基板1a上のスペース有効利用との両立を図ることができる。
さらに、蛍光表示管1においては、リード端子配列部40において、最近接コンデンサリード端子と最近接フィラメントリード端子との間に、グランドリード端子Tgndと入力電圧リード端子Tviとが配列されている。
これにより、最近接コンデンサリード端子と最近接フィラメントリード端子との間のスペースが拡張されてフィラメント駆動系へのノイズの影響のさらなる低減が図られると共に、入力電圧リード端子Tviを最近接コンデンサリード端子よりも集積回路装置2に近接配置することが可能となることで入力電圧配線Wviを各コンデンサ配線Wcよりも短くすることが可能とされる。
すなわち、フィラメント駆動系へのノイズのさらなる低減を図りつつ、表示品質の低下抑制効果をさらに高めることができる。
また、蛍光表示管1においては、集積回路装置2のコンデンサ端子tcは、リード端子配列部40に近い側からコンデンサ端子tc11、tc12、tc21、tc22の順で配列され、コンデンサリード端子Tcは、集積回路装置2に近い側から順にコンデンサリード端子Tc11、Tc12、Tc21、Tc22の順で配列されている。
これにより、コンデンサ配線Wcを交差させることなく短くすることができる。
蛍光表示管1におけるリード端子配列部40について、各リード端子Tの配列態様を述べておく。以下では、表示管基板1の長手方向の端部について、フィラメントリード端子Tfが位置する側の端部を「一端」、その逆側の端部を「他端」と表記する。
上記説明からも理解されるように、リード端子配列部40においては、一端側から他端側にかけてフィラメントリード端子Tf1、Tf2、グランドリード端子Tgnd、入力電圧リード端子Tviが順に配列された上で、さらにコンデンサリード端子群としてコンデンサリード端子Tc11、Tc12、Tc21、Tc22が配列されている。コンデンサリード端子群のさらに他端側には、一端側から順に出力電圧リード端子Tch、ロジック電圧リード端子Tvd、発振器リード端子Tosc、デジタル信号リード端子Tif1、Tif2が配列されている。
本例では、集積回路装置2における出力電圧端子tch、ロジック電圧端子tvd、発振器端子tosc、デジタル信号端子tif1、tif2は、共に集積回路装置2における基板長手方向の両端辺のうち、アノードパターン部3と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられている。そして、これに伴い、出力電圧端子tchと出力電圧リード端子Tchとを接続する出力電圧配線、ロジック電圧端子tvdとロジック電圧端子Tvdと接続するロジック電圧配線、発振器端子toscと発振器リード端子Toscとを接続する発振器配線、及びデジタル信号端子tif1、tif2とデジタル信号リード端子Tif1、Tif2とをそれぞれ接続するデジタル信号配線は、集積回路装置2を迂回して配設されている。具体的に、これらの配線は、表示管基板1aの長手方向辺(基板長手方向に延びる二辺)のうちリード端子配列部40が形成された側の辺(紙面下側の辺)とリード端子配列部40との間のスペースを介して配設されている。
ここで、図9の概略外観図を参照して、変形例としての蛍光表示管1Aについて説明する。なお、先の図6と同様、図9では、蛍光表示管1Aを裏面S2側から見た様子を示している。
蛍光表示管1Aは、蛍光表示管1と比較して、表示管基板1aに代えて表示管基板1aAが設けられた点が異なる。表示管基板1aAにおいては、集積回路装置2に代えて集積回路装置2Aが設けられ、リード端子配列部40に代えてリード端子配列部40Aが設けられた点が表示管基板1aと異なる。
集積回路装置2に対する集積回路装置2Aの主な差異点は、入力電圧端子tviがコンデンサ端子tcと同端辺側に設けられず、逆端辺側に設けられた点である。
また、リード端子配列部40に対するリード端子配列部40Aの主な差異点は、コンデンサリード端子Tc11(最近接コンデンサリード端子)とグランドリード端子Tgndとの間に位置されていた入力電圧リード端子Tviが、コンデンサリード端子Tc22、つまり集積回路装置2Aから最も離間して位置されたコンデンサリード端子Tcよりもさらに基板長手方向の内側に配置された点である。具体的に、本例における入力電圧リード端子Tviは、コンデンサリード端子Tc22に対して基板長手方向の内側に隣接して(つまり他のリード端子Tが介在せずに)配置されている。なおこの場合、入力電圧リード端子Tviのさらに内側には、出力電圧リード端子Tchが隣接配置されている。
表示管基板1aAにおいては、上記のような入力電圧端子tviと入力電圧リード端子Tviとの配置関係より、入力電圧配線Wviが迂回配設され、図6の場合よりも入力電圧配線Wviの配線長が長くされている。
また、リード端子配列部40Aにおいては、コンデンサリード端子群が基板長手方向において集積回路装置2Aに対してより近接した位置に配置されている。具体的に、この場合のコンデンサリード端子群は、コンデンサリード端子Tc11の一部が基板短手方向において集積回路装置2Aと重なるまで集積回路装置2Aに対して近接配置されている。
この場合、コンデンサ配線Wc1は、コンデンサ端子tc11からリード端子配列部40A側に向けて直進する態様で配設され、コンデンサリード端子Tc11に接続されている。
図9に示した変形例としての蛍光表示管1Aによれば、入力電圧端子tviがコンデンサ端子tcとは逆端辺側に設けられたことで入力電圧配線Wviが迂回配設され、このように入力電圧配線Wviが迂回配設されたことで生じるスペースを利用してアノードパターン部3aにおけるアノードパターン設計自由度の向上を図ることができる。
なお、図9の変形例では入力電圧配線Wviが図6の場合よりも長くなるが、入力電圧リード端子Tviの位置変更によりコンデンサリード端子群を基板長手方向において集積回路装置2Aにより近づけることができるため、各コンデンサ配線Wcの配線長は短くできる。すなわち、入力電圧配線Wviの配線長増加に伴う配線抵抗増加は各コンデンサ配線Wcの配線長が短くなることによる配線抵抗の低減によって相殺可能なものであり、図6の場合よりも表示品質が低下する事態は回避可能となる。換言すれば、表示品質は図6の場合と同程度とすることが可能なものである。
なお、図9では、アノードパターン部3aにおけるアノードAnの配列パターンが図6の場合とは異なる例を示したが、蛍光表示管1Aにおいても、アノードパターン部3aのアノード配列パターンとして図6に示したパターンを採用することもできる。また逆に、蛍光表示管1において、図9に示すアノードパターン部3aのアノード配列パターンを採用することもできる。
アノードパターン部3aのアノード配列パターンは、先の図2Aや図6、図9に例示したものに限定されず、他のパターンを採り得るものである。
<2.第二の実施の形態>

先の図6を参照して分かるように、第一の実施の形態では、出力電圧端子tch、ロジック電圧端子tvdが共に集積回路装置2における基板長手方向の両端辺のうちアノードパターン部3と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、これに伴い、出力電圧端子tchと出力電圧リード端子Tchとを接続する出力電圧配線と、ロジック電圧端子tvdとロジック電圧端子Tvdとを接続するロジック電圧配線とが、集積回路装置2を迂回して配設されていた。具体的に、これらの配線は、表示管基板1aの長手方向辺のうちリード端子配列部40が形成された側の辺とリード端子配列部40との間のスペースを介して配設されており、配線間の間隔が近接している。図6の例では、出力電圧リード端子Tchとロジック電圧リード端子Tvdとが隣接配置され、これに伴い、出力電圧配線とロジック電圧配線としても隣接して配設されている。
なお以下、出力電圧配線、ロジック電圧配線についてはそれぞれ「出力電圧配線Wch」「ロジック電圧配線Wvd」と表記する。
上記のように出力電圧配線Wchとロジック電圧配線Wvdとが近接している場合には、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因してロジック電圧VDDが低下し、集積回路装置2が誤動作する可能性がある。具体的に、電源投入時においては、出力電圧配線Wchに瞬間的に大電流が流れることがあり、該大電流に起因した電磁誘導によりロジック電圧VDDが瞬間的に低下する虞がある。このようなロジック電圧VDDの低下に伴い、集積回路装置2が不必要にリセットされてしまうという誤動作を引き起こす虞がある。
また、図6の例では、デジタル信号端子tifとデジタル信号リード端子Tifとを接続するデジタル信号配線も出力電圧配線Wchと近接して配設されているが、この場合には、電源投入時にデジタル信号の電圧値に瞬間的な低下が生じ、該電圧値の低下に起因して誤動作が生じる虞もある。
そこで、第二の実施の形態では、図10に示す第一例としての構成、或いは図11に示す第二例としての構成により集積回路装置の誤動作の防止を図る。
なお以下の説明において、既にこれまでで説明済みとなった部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
図10により、第一例としての蛍光表示管1Bの構成について説明する。
蛍光表示管1Bは、表示管基板1aに代えて表示管基板1aBが設けられた点が蛍光表示管1と異なる。表示管基板1aBは、出力電圧配線Wchが、集積回路装置2とアノードパターン部3aとの間の境界スペースを介して配設されている点が表示管基板1aと異なる。
ここで、蛍光表示管1Bにおいては、アノード端子部27における各端子と各アノードAnとの接続、及びグリッド端子部28における各端子と各グリッドGrとの接続は、印刷配線ではなくワイヤボンディングによる配線(不図示)を介して行われている。この場合の出力電圧配線Wchは、アノード端子部27及びグリッド端子部28とアノードパターン部3aとの間の境界スペースを介して、出力電圧リード端子Tchへと配設されている。具体的に、この場合の出力電圧配線Wchは、当該境界スペースを介した後、コンデンサ配線Wc22とアノードパターン部3aとの間のスペースを介して出力電圧リード端子Tchへと配設されている。本例では、出力電圧配線Wchの幅は、デジタル信号配線よりも太くされている。
上記のように出力電圧配線Wchが、集積回路装置2とアノードパターン部3aとの間の境界スペースを介して配設されることで、出力電圧配線Wchとロジック電圧配線Wvdの配設位置がリード端子配列部40によって隔てられる。
従って、出力電圧配線Wchとロジック電圧配線Wvdとが離隔して配設され、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因したロジック電圧VDDの低下防止が図られ、集積回路装置2の誤動作防止を図ることができる。
また、図10に示す蛍光表示管1Bにおいては、出力電圧配線Wchとデジタル信号配線の配設位置もリード端子配列部40によって隔てられる。
従って、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因したデジタル信号の電圧低下の防止も図られ、この点でも集積回路装置2の誤動作防止を図ることができる。
続いて、第二例としての蛍光表示管1Cについて図11を参照して説明する。
蛍光表示管1Cは、表示管基板1aに代えて表示管基板1aCが、集積回路装置2に代えて集積回路装置2Cが設けられた点が蛍光表示管1と異なる。
集積回路装置2Cは、出力電圧端子tchがアノードパターン部3aと対向する端辺側に設けられた点が集積回路装置2と異なる。すなわち、この場合の出力電圧端子tchは、各コンデンサ端子tcやアノード端子部27と同端辺側に設けられている。本例における出力電圧端子tchは、表示管基板1aCの短手方向において、各コンデンサ端子tcとアノード端子部27との間に位置されている。
表示管基板1aCは、出力電圧配線Wchの配設態様が表示管基板1aの場合と異なる。
この場合の出力電圧配線Wchは、上記のように出力電圧端子tchが各コンデンサ端子tcやアノード端子部27と同端辺側に設けられたことに伴い、集積回路装置2Cとアノードパターン部3aとの間の境界スペースにおいてリード端子配列部40側を向く方向に延在し、出力電圧リード端子Tchへと配設されている。具体的に、この場合の出力電圧配線Wchは、コンデンサ配線Wc22とアノードパターン部3aとの間のスペースを介して出力電圧リード端子Tchへと配設されている。
上記のように集積回路装置2Cにおいては、ロジック電圧端子tvdがアノードパターン部3aと対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、出力電圧端子tchがアノードパターン部3aと対向する端辺側に設けられている。
これにより、ロジック電圧配線Wvdがリード端子配列部40と表示管基板1aCの長手方向辺のうち一方の辺との間のスペースに配設される一方で、出力電圧配線Wchは集積回路装置2Cとアノードパターン部3aとの間の境界スペースを介してリード端子配列部40とアノードパターン部3aとの間に引き回すことが可能とされる。
従って、出力電圧配線Wchをロジック電圧配線Wvdと近接して配設する必要がなくなり、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因したロジック電圧VDDの低下防止が図られ、集積回路装置2Cの誤動作防止を図ることができる。
また、蛍光表示管1Cにおいても、出力電圧配線Wchとデジタル信号配線の配設位置はリード端子配列部40によって隔てられる。
従って、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因したデジタル信号の電圧低下の防止も図られ、この点でも集積回路装置2Cの誤動作防止を図ることができる。
また、蛍光表示管1Cにおいては、出力電圧端子tchは、表示管基板1aCの短手方向において、複数のコンデンサ端子tcとアノード端子部27との間に位置されている。
これにより、各コンデンサ端子tcを対応するコンデンサリード端子Tcに対して近接させつつ、出力電圧端子tchを出力電圧リード端子Tchに対して近接させることができる。
従って、コンデンサ配線Wcを短くできることによる表示品質の抑制効果を奏しつつ、出力電圧配線Wchを短くできることによる出力電圧(アノードの駆動電圧)のロス防止を図ることができる。
さらに、蛍光表示管1Cにおいては、出力電圧配線Wchが、集積回路装置2Cとアノードパターン部3aとの間の境界スペースにおいてリード端子配列部40側を向く方向に延在している。
これにより、出力電圧配線Wchは、集積回路装置2Cにおけるアノードパターン部3aと対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
従って、出力電圧配線Wchをロジック電圧配線Wvdと隣接して配設する必要がなくなり、出力電圧配線Wchに流れる電流に起因したロジック電圧VDDの低下防止が図られ、集積回路装置2Cの誤動作防止を図ることができる。
<3.実施の形態のまとめ>

上記のように実施の形態の集積回路装置(2又は2A又は2C)は、電子を放出するフィラメント(Fi)と、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノード(An)が所定パターンで配列されたアノードパターン部(3a)と複数のリード端子(T)とを有する表示管基板(1a又は1aA又は1aB又は1aC)と、表示管基板に設けられリード端子を介して入力される電気信号に基づきアノードを駆動する集積回路装置とを備えた蛍光表示管における集積回路装置であって、アノードの駆動電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路のうち少なくともチャージポンプコンデンサ(Cc)を除いた回路部であるチャージポンプ回路部(20)と、蛍光表示管の外部に設けられる各チャージポンプコンデンサとチャージポンプ回路部とを所定のリード端子を介して接続するための複数のコンデンサ端子(tc)とを備えている。
そして、複数のコンデンサ端子が、当該集積回路装置の端辺のうちアノードパターン部と対向する端辺側に設けられたものである。
前述したように、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子と、フィラメントと接続されるリード端子であるフィラメントリード端子とが、表示管基板の長手方向に沿って延在する同一のリード端子列において配列される場合には、集積回路装置は、上記長手方向においてアノードパターン部とフィラメントリード端子との間に配置される。また、同場合において、コンデンサリード端子群の上記長手方向における位置は、上記長手方向において最も外側に位置するコンデンサリード端子全体が集積回路装置と表示管基板短手方向に重なる位置よりも内側となるように設定される。
このとき、コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続するコンデンサ配線の配線長を短くするにあたっては、コンデンサ端子を、集積回路装置における端辺のうち、表示管基板におけるコンデンサリード端子が配列された側の辺と対向する端辺側に配置することが考えられる。しかし、このようにコンデンサ端子を配置した場合には、表示管基板の短手方向において、集積回路装置とリード端子の配列部との間にコンデンサ配線を配置するスペースを確保する必要があり、表示管基板の短手方向におけるサイズ拡大化を招いてしまう。
上記のようにコンデンサ端子を集積回路装置におけるアノードパターン部と対向する端辺側に設けることで、そのような短手方向における基板サイズ拡大化の防止を図りつつ、コンデンサ配線を迂回配設させる必要がなくなり配線長を比較的短くすることが可能となる。コンデンサ配線を短くできることで、チャージポンプ型昇圧回路の負荷変動に対する出力電圧変動幅を小さくすることができ、輝度変化の抑制が図られる。
これらの点より、本実施の形態によれば、コンデンサリード端子とフィラメントリード端子とが基板長手方向に沿って延在する同一のリード端子列において配列される場合に対応して、表示品質の低下の抑制と表示管基板のサイズ拡大に伴うコストアップの抑制とを図ることができる。
また、実施の形態の集積回路装置においては、蛍光表示管において、表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されている。
そして、複数のコンデンサ端子と同端辺側に駆動電圧をアノードに印加するための駆動端子(アノード端子部27)を備え、複数のコンデンサ端子が駆動端子よりもリード端子配列部側となる位置に設けられている。
これにより、コンデンサ端子をコンデンサリード端子に対してより近接した位置に配置することが可能とされる。従って、コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続するコンデンサ配線の長さをより短くすることができる。
また、コンデンサ配線を短くするにあたり、アノードを駆動するための駆動配線とコンデンサ配線とを表示管基板の同レイヤに形成することが許容される。従って、コンデンサ配線と駆動配線とをプリント配線で施すことが可能となり、配線形成を容易化できる。
さらに、実施の形態の集積回路装置(2又は2C)においては、蛍光表示管(1又は1B又は1C)において、表示管基板(1a又は1aB又は1aC)は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部(40)が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、チャージポンプ回路部への入力電圧を蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子(Tvi)を有している。
そして、複数のコンデンサ端子と同端辺側で且つ複数のコンデンサ端子よりもリード端子配列部側となる位置に、入力電圧リード端子を介した入力電圧を入力するための入力電圧端子(tvi)が配置されている。
これにより、入力電圧リード端子と入力電圧端子との間を接続する入力電圧配線の配線長をコンデンサ配線よりも短くすることが可能とされる。
ここで、入力電圧配線の電気抵抗は、コンデンサ配線の電気抵抗と比較して、チャージポンプ昇圧回路の負荷変動に対する出力電圧変動特性に与える影響が大きい。従って、上記のように入力電圧配線を短くできることで、表示品質のさらなる向上を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の集積回路装置(2又は2A又は2C)においては、蛍光表示管(1a又は1aB又は1aC)において、表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、蛍光表示管の外部より表示制御のためのデジタル信号が入力されるデジタル信号リード端子を有している。
そして、アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側にデジタル信号リード端子を介したデジタル信号を入力するためのデジタル信号端子を備えている。
これにより、デジタル信号端子とデジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線は、コンデンサ端子とは逆側の端辺側に引き回されるため、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペース内に配設すべき配線数の削減が図られる。
従って、コンデンサ配線の幅を太くし易くなり、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
また、実施の形態の集積回路装置(2C)においては、アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子(tvd)と、チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子(tch)と、を備え、蛍光表示管(1C)において、表示管基板(1aC)は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、ロジック電圧端子と接続されるリード端子であるロジック電圧リード端子(Tvd)と、出力電圧端子と接続されるリード端子である出力電圧リード端子(Tch)とを含んでおり、ロジック電圧端子がアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、出力電圧端子がアノードパターン部と対向する端辺側に設けられている(第二の実施の形態における第二例参照)。
これにより、ロジック電圧端子とロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線がリード端子配列部と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間のスペースに配設される一方で、出力電圧端子と出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線は、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペースを介してリード端子配列部とアノードパターン部との間に引き回すことが可能とされる。
従って、出力電圧配線をロジック電圧配線と近接して配設する必要がなくなり、出力電圧配線に流れる電流に起因したロジック電圧の低下防止が図られ、集積回路装置の誤動作防止を図ることができる。
さらに、実施の形態の集積回路装置(2C)においては、複数のコンデンサ端子と同端辺側に駆動電圧をアノードに印加するための駆動端子(アノード端子部27)を備え、出力電圧端子は、表示管基板(1aC)の短手方向において、複数のコンデンサ端子と駆動端子との間に位置されている。
これにより、各コンデンサ端子を対応するコンデンサリード端子に対して近接させつつ、出力電圧端子を出力電圧リード端子に対して近接させることができる。
従って、コンデンサ配線を短くできることによる表示品質の抑制効果を奏しつつ、出力電圧配線を短くできることによる出力電圧(アノードの駆動電圧)のロス防止を図ることができる。
また、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A又は1B又は1C)は、電子を放出するフィラメント(Fi)と、電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノード(An)が所定パターンで配列されたアノードパターン部(3a)と複数のリード端子(T)とを有する表示管基板(1a又は1aA又は1aB又は1aC)と、表示管基板に設けられリード端子を介して入力される信号に基づきアノードを駆動する集積回路装置(2又は2A又は2C)とを備えた蛍光表示管であって、集積回路装置は、アノードの駆動電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路のうち少なくともチャージポンプコンデンサ(Cc)を除いた回路部であるチャージポンプ回路部(20)と、当該蛍光表示管の外部に設けられる各チャージポンプコンデンサとチャージポンプ回路部とを所定のリード端子を介して接続するための複数のコンデンサ端子(tc)とを有し、複数のコンデンサ端子が、集積回路装置の端辺のうちアノードパターン部と対向する端辺側に設けられたものである。
このような実施の形態の蛍光表示管によっても、上記した実施の形態の集積回路装置と同様の作用及び効果が得られる。
また、実施の形態の蛍光表示管は、表示管基板の縦横の長さが異なり、集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子(Tc)がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されている。
そして、集積回路装置は、複数のコンデンサ端子と同端辺側に駆動電圧をアノードに印加するための駆動端子(アノード端子部27)を有し、複数のコンデンサ端子が駆動端子よりもリード端子配列部側となる位置に設けられている。
これにより、コンデンサ端子をコンデンサリード端子に対してより近接した位置に配置することが可能とされる。従って、コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続するコンデンサ配線の長さをより短くすることができる。
また、コンデンサ配線を短くするにあたり、アノードを駆動するための駆動配線とコンデンサ配線とを表示管基板の同レイヤに形成することが許容される。従って、コンデンサ配線と駆動配線とをプリント配線で施すことが可能となり、配線形成を容易化できる。
さらに、実施の形態の蛍光表示管においては、コンデンサリード端子とコンデンサ端子との間を接続するコンデンサ配線(Wc)のうち少なくとも駆動端子に最寄りのコンデンサ端子と接続されたコンデンサ配線が、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペースにおいてリード端子配列部側を向く方向に延在している。
これにより、コンデンサ配線同士を交差させない前提の下で、全てのコンデンサ配線は、集積回路装置におけるアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
従って、コンデンサ配線の配線長を比較的短くでき、表示品質の低下抑制を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の蛍光表示管(1又は1B又は1C)においては、表示管基板(1a又は1aB又は1aC)の縦横の長さが異なり、集積回路装置(2又は2C)とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部(40)が形成され、該リード端子配列部は、集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子(Tvi)を有している。
そして、集積回路装置は、複数のコンデンサ端子と同端辺側で且つ複数のコンデンサ端子よりもリード端子配列部側となる位置に、入力電圧リード端子を介した入力電圧(VIN)を入力するための入力電圧端子(tvi)を有している。
これにより、入力電圧リード端子と入力電圧端子との間を接続する入力電圧配線の配線長をコンデンサ配線よりも短くすることが可能とされる。
従って、表示品質のさらなる向上を図ることができる。
また、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A又は1B又は1C)においては、表示管基板の縦横の長さが異なり、集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、当該蛍光表示管の外部より表示制御のためのデジタル信号が入力されるデジタル信号リード端子(Tif)を有している。
そして、集積回路装置は、アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側にデジタル信号リード端子を介したデジタル信号を入力するためのデジタル信号端子(tif)を有している。
これにより、デジタル信号端子とデジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線は、コンデンサ端子とは逆側の端辺側に引き回されるため、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペース内に配設すべき配線数の削減が図られる。
従って、コンデンサ配線の幅を太くし易くなり、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
さらに、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A又は1B又は1C)においては、コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線(Wc)の幅が、デジタル信号端子とデジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線の幅よりも太くされている。
このようにコンデンサ配線の幅が太くされることで、コンデンサ配線の抵抗値の低減が図られる。
従って、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A又は1B又は1C)においては、入力電圧端子と入力電圧リード端子との間を接続する入力電圧配線(Wvi)の幅が、コンデンサ端子とコンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線の幅よりも太くされている。
このように入力電圧配線の幅が太くされることで、入力電圧配線の抵抗値の低減が図られる。
従って、表示品質の低下のさらなる抑制を図ることができる。
また、実施の形態の蛍光表示管(1又は1A又は1B又は1C)においては、表示管基板の縦横の長さが異なり、集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、フィラメントの駆動電圧が当該蛍光表示管の外部より入力されるフィラメントリード端子(Tfi)と、接地端子としてのグランドリード端子(Tgnd)とを有している。
そして、リード端子配列部において、フィラメントリード端子は、集積回路装置の位置を基準としてアノードパターン部とは逆側に最も離間して位置され、コンデンサリード端子のうち最も集積回路装置に近接配置された最近接コンデンサリード端子と、最も集積回路装置に近接配置されたフィラメントリード端子である最近接フィラメントリード端子との間にグランドリード端子が配列されている。
これにより、フィラメントリード端子に対してコンデンサリード端子が近接することに伴うフィラメント駆動系へのノイズの影響の低減を図りつつ、最近接フィラメントリード端子と最近接コンデンサリード端子との間のスペースがリード端子の配置スペースとして有効利用される。
従って、表示品質の低下抑制と表示管基板上のスペース有効利用との両立を図ることができる。
さらに、実施の形態の蛍光表示管(1又は1B又は1C)においては、リード端子配列部(40)において、最近接コンデンサリード端子と最近接フィラメントリード端子との間に、グランドリード端子と、チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子とが配列されている。
これにより、最近接コンデンサリード端子と最近接フィラメントリード端子との間のスペースが拡張されてフィラメント駆動系へのノイズの影響のさらなる低減が図られると共に、入力電圧リード端子を最近接コンデンサリード端子よりも集積回路装置に近接配置することが可能となることで入力電圧配線を各コンデンサ配線よりも短くすることが可能とされる。
すなわち、フィラメント駆動系へのノイズのさらなる低減を図りつつ、表示品質の低下抑制効果をさらに高めることができる。
さらにまた、実施の形態の蛍光表示管(1B)においては、集積回路装置(2)は、アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子(tvd)と、チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子(tch)と、を備え、表示管基板(1aB)は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、ロジック電圧端子と接続されるリード端子であるロジック電圧リード端子(Tvd)と、出力電圧端子と接続されるリード端子である出力電圧リード端子(Tch)とを含んでおり、集積回路装置においては、ロジック電圧端子と出力電圧端子とがアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、ロジック電圧端子とロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線(Wvd)は、リード端子配列部と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間を介して配設され、出力電圧端子と出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線(Wch)は、アノードパターン部と集積回路装置との間の境界スペースを介して配設されている(第二の実施の形態における第一例参照)。
これにより、出力電圧配線とロジック電圧配線の配設位置がリード端子配列部によって隔てられる。
従って、出力電圧配線とロジック電圧配線とが離隔して配設され、出力電圧配線に流れる電流に起因したロジック電圧の低下防止が図られ、集積回路装置の誤動作防止を図ることができる。
また、実施の形態の蛍光表示管(1C)においては、集積回路装置(2C)は、アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子と、チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子と、を備え、表示管基板(1aC)は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置とアノードパターン部とが表示管基板の長手方向に配列されており、表示管基板には、チャージポンプコンデンサと接続されるリード端子であるコンデンサリード端子がチャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、コンデンサリード端子が他のリード端子と共に長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置とアノードパターン部との配列部分と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、ロジック電圧端子と接続されるリード端子であるロジック電圧リード端子と、出力電圧端子と接続されるリード端子である出力電圧リード端子とを含んでおり、ロジック電圧端子がアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、出力電圧端子がアノードパターン部と対向する端辺側に設けられている(第二の実施の形態における第二例参照)。
これにより、ロジック電圧端子とロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線がリード端子配列部と表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間のスペースに配設される一方で、出力電圧端子と出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線は、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペースを介してリード端子配列部とアノードパターン部との間に引き回すことが可能とされる。
従って、出力電圧配線をロジック電圧配線と近接して配設する必要がなくなり、出力電圧配線に流れる電流に起因したロジック電圧の低下防止が図られ、集積回路装置の誤動作防止を図ることができる。
さらに、実施の形態の蛍光表示管(1C)においては、集積回路装置は、複数のコンデンサ端子と同端辺側に駆動電圧をアノードに印加するための駆動端子を備え、出力電圧端子は、表示管基板の短手方向において、複数のコンデンサ端子と駆動端子との間に位置されている。
これにより、各コンデンサ端子を対応するコンデンサリード端子に対して近接させつつ、出力電圧端子を出力電圧リード端子に対して近接させることができる。
従って、コンデンサ配線を短くできることによる表示品質の抑制効果を奏しつつ、出力電圧配線を短くできることによる出力電圧(アノードの駆動電圧)のロス防止を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の蛍光表示管(1C)においては、出力電圧端子と出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線が、集積回路装置とアノードパターン部との間の境界スペースにおいてリード端子配列部側を向く方向に延在している。
これにより、出力電圧配線は、集積回路装置におけるアノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に迂回されることなく配設される。
従って、出力電圧配線をロジック電圧配線と隣接して配設する必要がなくなり、出力電圧配線に流れる電流に起因したロジック電圧の低下防止が図られ、集積回路装置の誤動作防止を図ることができる。
<4.変形例>

以上、本発明の各実施の形態について説明してきたが、本発明はこれまでで説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、上記では、フィラメントFiから放出される電子を加速させるためのグリッドGrが形成された蛍光表示管に本発明が適用される場合を例示したが、本発明は、グリッドGrが省略されたいわゆる2極管構造が採られた蛍光表示管にも好適に適用することができる。
また、上記では、チャージポンプコンデンサを二つ設ける(つまり略3倍の昇圧を行う)場合に本発明を適用する例を挙げたが、本発明はチャージポンプコンデンサが一つとされる場合、或いは3以上とされる場合にも好適に適用することができる。
1、1A、1B、1C 蛍光表示管、1a、1aA、1aB、1aC 表示管基板、An アノード、Fi フィラメント、2、2A、2C 集積回路装置、20 チャージポンプ回路部、27 アノード端子部、Cc1、Cc2 チャージポンプコンデンサ、Ch 平滑コンデンサ、Vi 入力電圧源、Vd ロジック電圧源、SW1〜SW3 スイッチ、20a、20b スイッチ回路、40、40A リード端子配列部、Tc11、Tc12、Tc21、Tc22 コンデンサリード端子、Tvi 入力電圧リード端子、Tif1、Tif2、…、Tifn デジタル信号リード端子、Tgnd グランドリード端子、Tf1、Tf2 フィラメントリード端子、tc11、tc12、tc21、tc22 コンデンサ端子、tvi 入力電圧端子、tif1、tif2、…、tifn デジタル信号端子、tgnd グランド端子、Wc コンデンサ配線、Wvi 入力電圧配線、Wch 出力電圧配線、Wvd ロジック電圧配線

Claims (13)

  1. 電子を放出するフィラメントと、前記電子の移動を制御するアノード電極上に蛍光体が形成されたアノードが所定パターンで配列されたアノードパターン部と複数のリード端子とを有する表示管基板と、前記表示管基板に設けられ前記リード端子を介して入力される信号に基づき前記アノードを駆動する集積回路装置とを備えた蛍光表示管であって、
    前記集積回路装置は、
    前記アノードの駆動電圧を生成するチャージポンプ型昇圧回路のうち少なくともチャージポンプコンデンサを除いた回路部であるチャージポンプ回路部と、当該蛍光表示管の外部に設けられる各前記チャージポンプコンデンサと前記チャージポンプ回路部とを所定の前記リード端子を介して接続するための複数のコンデンサ端子とを有し、
    前記複数のコンデンサ端子が、前記集積回路装置の端辺のうち前記アノードパターン部と対向する端辺側に設けられた
    蛍光表示管。
  2. 前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されており、
    前記集積回路装置は、前記複数のコンデンサ端子と同端辺側に前記駆動電圧を前記アノードに印加するための駆動端子を有し、
    前記複数のコンデンサ端子が前記駆動端子よりも前記リード端子配列部側となる位置に設けられた
    請求項に記載の蛍光表示管。
  3. 前記コンデンサリード端子と前記コンデンサ端子との間を接続するコンデンサ配線のうち少なくとも前記駆動端子に最寄りの前記コンデンサ端子と接続されたコンデンサ配線が、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との間の境界スペースにおいて前記リード端子配列部側を向く方向に延在している
    請求項に記載の蛍光表示管。
  4. 前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、前記チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子を有しており、
    前記集積回路装置は、前記複数のコンデンサ端子と同端辺側で且つ前記複数のコンデンサ端子よりも前記リード端子配列部側となる位置に、前記入力電圧リード端子を介した前記入力電圧を入力するための入力電圧端子を有する
    請求項乃至請求項の何れかに記載の蛍光表示管。
  5. 前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、当該蛍光表示管の外部より表示制御のためのデジタル信号が入力されるデジタル信号リード端子を有しており、
    前記集積回路装置は、前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に前記デジタル信号リード端子を介した前記デジタル信号を入力するためのデジタル信号端子を有する
    請求項乃至請求項の何れかに記載の蛍光表示管。
  6. 前記コンデンサ端子と前記コンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線の幅が、前記デジタル信号端子と前記デジタル信号リード端子との間を接続するデジタル信号配線の幅よりも太い
    請求項に記載の蛍光表示管。
  7. 前記入力電圧端子と前記入力電圧リード端子との間を接続する入力電圧配線の幅が、前記コンデンサ端子と前記コンデンサリード端子との間を接続する各コンデンサ配線の幅よりも太い
    請求項に記載の蛍光表示管。
  8. 前記表示管基板の縦横の長さが異なり、前記集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置され、前記フィラメントの駆動電圧が当該蛍光表示管の外部より入力されるフィラメントリード端子と、接地端子としてのグランドリード端子とを有しており、
    前記リード端子配列部において、
    前記フィラメントリード端子は、前記集積回路装置の位置を基準として前記アノードパターン部とは逆側に最も離間して位置され、前記コンデンサリード端子のうち最も前記集積回路装置に近接配置された最近接コンデンサリード端子と、最も前記集積回路装置に近接配置された前記フィラメントリード端子である最近接フィラメントリード端子との間に前記グランドリード端子が配列されている
    請求項乃至請求項の何れかに記載の蛍光表示管。
  9. 前記リード端子配列部において、
    前記最近接コンデンサリード端子と前記最近接フィラメントリード端子との間に、前記グランドリード端子と、前記チャージポンプ回路部への入力電圧を当該蛍光表示管の外部より入力するための入力電圧リード端子とが配列されている
    請求項に記載の蛍光表示管。
  10. 前記集積回路装置は、
    前記アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子と、
    前記チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子と、を備え、
    前記表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、前記ロジック電圧端子と接続される前記リード端子であるロジック電圧リード端子と、前記出力電圧端子と接続される前記リード端子である出力電圧リード端子とを含んでおり、
    前記集積回路装置においては、前記ロジック電圧端子と前記出力電圧端子とが前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、
    前記ロジック電圧端子と前記ロジック電圧リード端子とを接続するロジック電圧配線は、前記リード端子配列部と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間を介して配設され、
    前記出力電圧端子と前記出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線は、前記アノードパターン部と前記集積回路装置との間の境界スペースを介して配設されている
    請求項乃至請求項の何れかに記載の蛍光表示管。
  11. 前記集積回路装置は、
    前記アノードパターン部の表示制御を行うロジック回路の電源電圧であるロジック電圧が入力されるロジック電圧端子と、
    前記チャージポンプ型昇圧回路の出力電圧が供給される出力電圧端子と、を備え、
    前記表示管基板は縦横の長さが異なり、当該集積回路装置と前記アノードパターン部とが前記表示管基板の長手方向に配列されており、
    前記表示管基板には、前記チャージポンプコンデンサと接続される前記リード端子であるコンデンサリード端子が前記チャージポンプコンデンサごとに設けられると共に、前記コンデンサリード端子が他の前記リード端子と共に前記長手方向に沿って配列されたリード端子配列部が形成され、該リード端子配列部は、当該集積回路装置と前記アノードパターン部との配列部分と前記表示管基板の長手方向辺のうち一方の辺との間に位置されていると共に、前記ロジック電圧端子と接続される前記リード端子であるロジック電圧リード端子と、前記出力電圧端子と接続される前記リード端子である出力電圧リード端子とを含んでおり、
    前記ロジック電圧端子が前記アノードパターン部と対向する端辺とは逆側の端辺側に設けられ、前記出力電圧端子が前記アノードパターン部と対向する端辺側に設けられた
    請求項乃至請求項の何れかに記載の蛍光表示管。
  12. 前記集積回路装置は、
    前記複数のコンデンサ端子と同端辺側に前記駆動電圧を前記アノードに印加するための駆動端子を備え、
    前記出力電圧端子は、
    前記表示管基板の短手方向において、前記複数のコンデンサ端子と前記駆動端子との間に位置された
    請求項11に記載の蛍光表示管。
  13. 前記出力電圧端子と前記出力電圧リード端子とを接続する出力電圧配線が、前記集積回路装置と前記アノードパターン部との間の境界スペースにおいて前記リード端子配列部側を向く方向に延在している
    請求項11又は請求項12に記載の蛍光表示管。
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