JP3061863U - 魚肉シ―トによる珍味加工品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚肉シートの薄板、厚板を問わず、目的とす
る味付を十分に行うと共にソフトで食べやすくした食品
を市販に供することを目的とする。 【構成】 魚肉を主原料とするシートを作成し、該シー
トの片面又は表裏面に０．１ｍｍ〜３ｍｍの切り込みを
設け、液状又はペースト状物を味付する事を特徴とする
珍味加工品。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は魚肉シートの片面又は表裏面に切り込みを設け、味付を施した珍味加 工品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

魚肉を主原料とするシート食品を作成し、このシートの上下間にチーズ等を挟 んだ嗜好品や、片面又は両面に施したものは市販に供されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

魚肉シートは主にスケソーダラのスリ身を主原料とするため、比較的淡泊な味 が特徴である。そのため、シート成型後いろいろな味付がなされているが、表面 への塗布では味が付きにくいため薄い魚肉シートが用いられている。１．５ｍｍ 以上の厚い魚肉シートでは味が付きにくいため、厚い魚肉シートにも十分味を含 んだ嗜好品を市販に供せんとするものである。

【０００４】

【考察を解決するための手段】

本考案は魚肉を主原料とするシートを作成し、このシートの片面又は表裏面に ０．１ｍｍ〜３ｍｍの切り込みを設け、その切り込み面に塗布又は瞬時の浸漬に よる味付を施す事によりシートの中まで味を浸透させる事が出来、目的とする味 を十分にシートに付着させた珍味加工品とすることが出来る。

【０００５】

【作用】

魚肉シートの表面だけへの味付では味が付きにくいものではあるが、片面又は 表裏面に切り込みを設け、味付する事により、目的とする味を十分に付加すると 共に切り込みがあるため厚板でもソフトで食べやすい珍味加工品を市場に提供す るものである。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案品の製造状態図であって、１は既存の方法で製造された魚肉を原 料にして製造された魚肉シートであり、１′−ａは裁断機により片面に切り込み を入れた魚肉シートである。１′−ｂは対向する切り込みのあるローラーにより 切り込みを入れた魚肉シートである。

【０００７】 図２は切り込みを入れた魚肉シート１′上に液状物Ｅを味付したもの及びペー スト状物Ｐを味付した状態図である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成せしめるものであって、厚板でも目的とする味を十分 付加する事が出来、しかも切り込みが入っている事によりシート状態でも好みの 大きさにちぎる事が出来、厚板でもソフトに食する事が出来るものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の製造状態図を説明するものであっ
て、魚肉シート及び切り込みの入った魚肉シートの説明
図である。

【図２】切り込みの入った魚肉シートに液状物及びペー
スト状物を味付した説明図である。

【符号の説明】

１ 魚肉シート １′−ａ 切り込みの入った魚肉シート １′−ｂ 対向する切り込みのあるローラーにより切り
込みの入ったシート Ｋ 切り込み Ｅ 液状物 Ｐ ペースト状物

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 魚肉を主原料とするシートを作成し、該
   シートの片面又は表裏面に０．１ｍｍ〜３ｍｍの切り込
   みを設け、その切り込み面に液状又はペースト状物を塗
   布する事を特徴とする魚肉シートによる珍味加工品。
2. 【請求項２】 請求項１のペースト状物中に固型物を有
   する事を特徴とする魚肉シートによる珍味加工品。