JP3061412B2 - コーティング組成物 - Google Patents

コーティング組成物

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JP3061412B2 JP2509417A JP50941790A JP3061412B2 JP 3061412 B2 JP3061412 B2 JP 3061412B2 JP 2509417 A JP2509417 A JP 2509417A JP 50941790 A JP50941790 A JP 50941790A JP 3061412 B2 JP3061412 B2 JP 3061412B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、殊にチッピング及び腐食を防ぐための自動
車の下塗り用の組成物及びその使用に関する。
自動車下塗りは典型的には金属、通常リン酸塩処理
(phosphorised)金属上の若干の層からなる。初めにリ
ン酸塩処理金属が塗装され、次に一般に分散系として適
用されるポリ塩化ビニルプラスチゾルの層を塗布され、
それが融合されてチッピング耐性にしたコーティングを
与える。しばしばプラスチゾルは実質量の充填剤、典型
的には炭酸カルシウムを充填される。ポリ塩化ビニル層
が適用されると、それ自体をポリ塩化ビニルの分散、従
って腐食を抑制するためにワックスの層でコートするこ
とができる。またチキソトロピー性カルシウムスルホナ
ートを含むことができる耐食材料を混合することができ
るが、しかし該スルホナートは、プラスチゾルの可塑剤
と通常カルシウムスルホナート材料中に存在する多量の
油との不相容性のために、ポリ塩化ビニル中へ混合する
ことができない。
これらのコーティング系は複合体であり、さらに燃焼
による車の処分中の毒物問題を避けるためにポリ塩化ビ
ニルを置換する要望が存在する。コーティングの適用及
び融合に必要な粘度及び耐摩耗性を得るためにポリ塩化
ビニルを充填する必要はまた比較的厚く、重い層の使用
を必要とする。厚い層の費用のほかに、これは、好まし
くない車重量を減らす一般的要望を課せられる。
ポリ塩化ビニル層はさらに、非常に限定された耐食性
を与え、変動する温度及びストレス条件下のそのたわみ
性が不十分であることができる。
種々の代替コーティング組成物が試みられたが、しか
しそれらが1つ又はそれ以上の要件、殊に金属に対する
十分な接着力をもち、たるまず、まだ十分な温度及びス
トレス耐久性をもつコーティングを与えることができる
溶液又は分散系として適用される能力を満たさないので
満足であると証明されなかった。室温における好ましい
吹付技術により高固体レベルで適用でき、従って使用さ
れる溶剤の量を減らし、その除去を容易にするコーティ
ングをもつこともまた望ましい。さらに車の下部に耐食
及び耐チップ性の両方を与える単処理をもつことが非常
に望ましいであろう。
多くのコーティング組成物が提案され、その多くはさ
び又は腐食に敏感な鉄又は非鉄金属のコーティングとし
てそのようなさび又は腐食の防止又は抑制のために商業
的に使用された。長い間知られているように、さび又は
腐食は環境条件例えば金属表面と水及び酸素との接触に
より;空気、殊に湿り空気により;また金属表面に接触
する種々の薬品又は他の物質により起こされる。
多くの場合に鉄金属例えば鉄及びスチールがさび及び
腐食問題に殊に遭遇する領域を代表するけれども、種々
の非鉄金属例えばアルミニウムもまた腐食される。
チキソトロープ性あるいはグリース状又はゲル状チキ
ソトロピー性のアルカリ土類金属炭酸塩とは複合された
アルカリ土類金属有機スルホナートを、ポリマー、樹脂
又はろうとの混合物で又はそれなく、不揮発性又は揮発
性(あるいは不揮発性と揮発性の混合物)炭化水素及び
(又は)他の液体溶剤の担体又は希釈剤中に含む腐食抑
制コーティング組成物の使用が米国特許第3,453,124
号;第3,492,231号;第3,565,672号;第3,565,843号;
第3,661,662号;第3,746,643号;及び第3,816,310号;
並びに英国特許第1,249,144号、並びにそのような特許
の明細書中に引用された種々の特許中に開示されてい
る。種々のそのような腐食抑制組成物が、自動車及びト
ラック車体下塗り、及び他の環境中で使用されるものを
含めて、種々の目的のために提案されている。
典型的な吹付け可能な組成物は約50%固形分をもち、
溶剤は通常軽質炭化水素である。環境理由のために溶剤
含量を減らすことが望ましく、高固形分をもつ溶液とし
て得ることができ、しかし現在使用される装置から吹付
けることができる腐食抑制組成物に対する要求が残って
いる。組成物は適用される金属に対し満足な接着力、水
及び薬品耐性でたるみ又は高温におけるドリッピングな
く適当な腐食保護を与える仕上りコーティングを生ずる
能力を保持すべきである。さらに組成物は硬いペイント
状コーティング、エラストマーコーティング、又はソフ
トコーティング例えば自動車の内部表面に適用される含
ろうコーティングとして配合できなければならない。
本発明はコロイド過塩基化無定形アルカリ土類金属ス
ルホナート及び適当なポリマーを含む組成物を、例えば
高固形分で吹付けにより適用できることを認めたことに
基づく。
本発明は従って、 (a) 最大で100Åの粒径をもつアルカリ土類金属又
はマグネシウムのコロイド過塩基化無定形スルホナー
ト、 (b) 溶剤又は可塑剤、及び (c) 該溶剤中に溶性、又は該可塑剤と相溶性のポリ
マー物質、 を含む組成物を提供する。
組成物は有利には少くとも70重量%の固形分をもつ、
好ましくは85重量%までの固形分をもつ。固形分中のコ
ロイドスルホナートは有利には75〜99.9%に相当し、ポ
リマー及び存在する可塑剤は0.1〜25%に相当し;好ま
しくは割合は80〜99.8%及び0.2〜20%である。
本発明はまた、適用された組成物をもつ、又は適用さ
れ、溶剤が除去された組成物をもつ金属表面を提供す
る。本発明はさらに、金属又は腐食にさらされる他の表
面に対するコーティング組成物としての組成物の使用を
提供する。
アルカリ土類金属は有利にはカルシウムであり、記載
を簡単にするために、成分(a)の製造及び性質がカル
シウム塩に関して記載されるが、しかし過塩基化マグネ
シウムスルホナートもまた単独で又はカルシウム塩との
混合物で使用できる。マグネシウム基組成物は処理され
た表面が酸性雰囲気にさらされる場合に殊に有用性を有
するが、しかしマグネシウムのみを基にした組成物は耐
摩耗性が重要である場合にそれほど適当でない。亜鉛塩
もまたカルシウム及び(又は)マグネシウムとの混合物
で使用できる。「過塩基化」という語は酸分散剤、この
場合スルホン酸、の中和に化学量論的に必要であるより
過剰の金属を含む組成物を示す。
カルシウム塩の分散系を製造する方法の多くは有機溶
剤中のカルシウム酸化物、水酸化物又はアルコキシドの
スルホン酸又は他の分散剤の存在下の炭酸塩化を含み、
炭酸が生成物中の主アニオンであるけれども、もとのア
ニオンが残留することができる。炭酸カルシウムは種々
の形態で存在し、組成物に所望の性質をもたせるために
成分(a)は赤外分析により(カルサイト884cm-1;バテ
ライト879cm-1)測定して実質的にカルサイト及びバテ
ライトを含まず。860cm-1(無定形)に強い吸光度を示
すべきである。
過塩基化カルシウムスルホナートの粒径は上記のよう
に最大で100Åであり、有利には25〜75Å、好ましくは
約50Åであり、その値はコア及び周囲のスルホナート層
を含む。適当な性質及び粒径の物質の製造法は我々の同
時係属英国特許出願89.14674.0中、及びこの出願と同時
に提出した我々の出願ケースNo.89MET002(出願番号
)中に記載され、それら両方の開示が参照され、
好ましい方法は後記実施例A中により詳細に記載され
る。
好ましい方法にはスルホン酸及び(又は)アルカリ土
類金属スルホナート、炭化水素溶剤、1〜5個の炭素原
子をもつアルコル及び酸に関して過剰の水酸化カルシウ
ム又は酸化カルシウム、並びに水の実質的に鉱油を含ま
ない混合物を形成し、混合物を最高で60℃、有利に最高
で35℃の温度で炭酸塩化し、残留アルコールを除去し、
場合により塩基性カルシウムスルホナートを得るために
望ましい媒質、油以外、を加え、炭化水素溶剤を除き、
場合により存在する水を除くことが含まれる。
用いた「スルホン酸又はスルホナート」とう語は一般
に分子の炭化水素部分が約300〜約1,200の範囲内に分子
量をもつスルホナートを示す。好ましくは1つの分子が
スルホナート基をもつカルシウムスルホナートに対し、
この分子量は約900〜約1,100の範囲内である。これらの
スルホン酸又はスルホナートは合成スルホナートあるい
はいわゆるマホガニー又は天然スルホナートであること
ができる。「合成スルホナート」という語は合成的に製
造される原料のスルホン化から得られるスルホナートを
示す。合成スルホナートにはアルキルスルホナート及び
アルカリールスルホナートが含まれる。アルカリール基
はベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン異性
体又はナフタレンから誘導することができる。好ましく
はアルキル基は枝分れ鎖である。直鎖アルキル基をもつ
アルカリール炭化水素及び枝分れ鎖アルキル基をもつア
ルカリール炭化水素から誘導されるスルホナートの混合
物が殊に有用である。
コロイド分散系の製造に殊に有用である他の合成アル
カリールスルホナートの例は「NABボトム」として知ら
れる原料のスルホン化から誘導されるスルホナートであ
る。NABボトムは主に、アルキル基が8〜18個の炭素原
子をもつジ−n−アルキルである。それらは主にそれら
が直鎖であり、多量の二置換物質を含む点で前記スルホ
ン化原料と区別される。
使用できる他のスルホナートには、例えばモノ−及び
ポリ−ワックス置換ナフタレンスルホナート、ジノニル
ナフタレンスルホナート、ナフタレンジスルフィドスル
ホナート、ジセチルチアントレンスルホナート、ジラウ
リルβ−ナフトールスルホナート、不飽和パラフィンワ
ックススルホナート、ヒドロキシ置換パラフィンワック
ススルホナート、シクロ脂肪族スルホナート例えばラウ
リルシクロヘキシルスルホナート、並びにモノ−及びポ
リ−ワックス置換シクロヘキシルスルホナートが含まれ
る。
スルホナートの炭酸化は一般に水酸化カルシウムをす
べて炭酸塩に転化するために必要な化学量論量のCO2
少くとも約80%、有利には最大で約90%、好ましくは85
〜90%の吸収まで行なわれ、この制御により無定形コア
が得られる。炭酸塩の無定形性質は分散系の低温におけ
る流動性に、またポリマー含有組成物の金属コーティン
グに対する接着力に寄与する。
成分(b)が溶剤であれば、有利には炭化水素溶剤、
殊に芳香族物質を含まない溶剤が使用される。好ましく
は溶剤は脂肪族である。
好ましい溶剤としてヘキサン、ヘプタン、5〜15個の
炭素原子をもつ直鎖アルカンの混合物、枝分れ鎖アルカ
ン例えばイソヘキサン、及び水素化ナフタレン類、並び
にEXXSOL D40を挙げることができる。現在それほど好ま
しくない芳香族炭化水素溶剤の中でトルエン、キシレン
及びソルベッソ(Solvesso)100を挙げることができ
る。
成分(b)が可塑剤であれば、それは例えばジオクチ
ルフタレート、ジノニルフタレート並びに相当するアジ
ペート及びピロメリテートであることができる。
溶剤の割合は組成物の粘度が選ばれる方法による適用
に適することを保証する見地で選ばれる。例えば、微粒
化又はエアレススプレーには23℃で10〜1000、有利には
15〜500、好ましくは20〜400Paの範囲内の粘度が適当で
ある。
温吹付けが溶剤の引火点の数度下に考慮されるなら
ば、適切な温度における類似の粘度範囲が適当であろ
う。
ポリマー物質として、殊に塗膜形成ポリマー、より殊
にコーティング組成物又はペイント中に結合剤として使
用されるものを挙げることができる。好ましくはポリマ
ーは成分(b)中に溶性であり、最も好ましくは一般に
脂肪族溶剤中に溶性である。好ましいポリマーは低度の
結晶化度及び3000〜1000000の範囲内の分子量をもつ。
成分(b)と(c)の適当な組合せはポリマー並びに可
塑剤又は溶剤あるいは可塑剤及び溶剤を含み、組成物が
処理される表面を濡らす塗膜形成系である。そのような
ポリマーの中でポリエステル殊にロジンエステル、アク
リル樹脂、熱可塑性ポリアミド及びエチレン基コポリマ
ー例えばエチレンと不飽和酸例えばアクリル酸及びメタ
クリル酸との、又はエチレンと不飽和エステル例えば酢
酸ビニルとのコポリマー、殊にエチレン/不飽和カルボ
ン酸/追加モノマー(好ましくはカルボン酸の不飽和エ
ステル)ターポリマーが好ましい。ダイマー化ロジンエ
ステルの例として、オーラタク(Oulatac Carp)から商
標OULATAC 105で市販される105〜140℃の融点をもつペ
ンタエリトリトールロジンエステルを挙げることができ
る。適当なアクリル樹脂は50,000〜150,000の範囲内の
分子量及び10〜55℃のガラス転移温度をもち、例えばIC
Iから商標ネオクリル(Neocryl)B731で市販される。
ポリアミドとして、ダイマー酸とジアミンとの固体熱
可塑性反応生成物、及び商標ゲナミド(Genamid)2000
で市販される約600のアミン価(mgKOH/g)をもつ低粘度
(23℃で〜2000cS)液体を挙げることができる。
混合が組成物に多少の弾性を与えるターポリマーとし
て、好ましくはエチレン50〜99重量%、不飽和カルボン
酸好ましくはアクリル酸、メタクリル酸又はマレイン酸
1〜20重量%、及びエステルコモノマー1〜30重量%を
含むコポリマーが使用される。
有利には該コポリマーは190℃で100〜10000mPaのブル
ックフィールド粘度及び100〜10000の数平均分子量をも
つ。好ましいコポリマーは190℃で300〜3000mPaのブル
ックフィールド粘度、4000〜8000の数平均分子量、5〜
15重量%の不飽和カルボン酸含有及び10〜20重量%エス
テルコモナマー含量をもつ。
好ましい不飽和カルボン酸はアクリル酸であり、好ま
しいエステルは酢酸ビニルである。最も好ましいターポ
リマーはアクリル酸7%及び酢酸ビニル17%(重量)、
並びに190℃で2700mPaの粘度をもつものである。
望むならば酸部分は例えば、低分子量アミン例えばポ
リエチレンポリアミン、又は一価金属イオンにより中和
することができる。
本発明の組成物は70重量%以上の固体、典型的には70
〜85重量%の固体を含む溶液の状態であることができ、
これらの溶液は常法により適用して金属に対し有効な耐
食性及びチップ保護を与えることができ、そのような使
用は組成物でコートされた金属であるので本発明の一部
である。殊に、100μm程度の厚さ又はそれ以下でも有
効なコーティングを生ずることができることが認められ
る。
本発明の組成物の粘度及びたわみ性、その金属に対す
る接着力、並びにその硬さ従って耐チッピング性は他の
成分例えば石油及びテルペン樹脂、酸化パラフィンワッ
クスの塩であることができるせっけん、並びにアルケニ
ルコハク酸無水物及びそのエステルの組成物中の包含に
より制御できる。組成物の性質はまた化学的手段例えば
過酸化物、アミン又は酸無水物による架橋により制御す
ることができる。
アルケニルコハク酸は有利には9〜20個の炭素原子の
鎖長をもつものである。その存在は140℃以上の温度で
組成物の硬化時間及び後の硬さ及び接着力の促進に寄与
する。
前記随意成分に加えて、組成物はまた充填剤又は顔
料、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタン又はカーボン
ブラック、を含むことができる。
殊に有用な組成物は低pHのフラフ状補強用カーボンブ
ラックを、例えば塩基性スルホナート100部当り40重量
部までのレベルで、例えば長時間ボールミルにかけるこ
とにより組成物中へ混合することにより形成できる。こ
の方法で、ニュートン挙動を妨害する構造を組成物中へ
導入することなく高濃度の補強充填剤を混合することが
できる。例としてキャボット・モグル(Cabot Mogul)
L補強ブラック、粒径270A、pH3、が一夜ボールミルに
かけることにより100スルホナート当り35部のレベルで
導入された。
本発明の小粒径の過塩基化スルホナートのために、生
成物は透明色をもち、それがペイントを配合する場合に
低い顔料をもつことを可能にする。
本発明の組成物は自動車工業において耐食コーティン
グ例えば下部又は内部車体コーティングとして、並びに
その工業外例えば工業及び船舶用ペイントに有用性を有
する。本発明の組成物は亜鉛コート表面及び、例えばエ
ポキシ、ポリエステル、ポリウレタン又はそのような物
質2つ以上のブレンドの電着コーティングをもつ表面を
含めて鉄及びスチール表面に対して良好な接着力をも
つ。
本発明を例示する以下の数字付与実施例中に記載され
る組成物中に、充填剤、顔料又は該部門において普通の
他の添加剤を含ませず、従って基礎組成物自体の性質を
研究できる。実施例Aは塩基性カルシウムスルホナート
の好ましい製法を示す。
実施例A トルエン585g中の酸化カルシウム276gのかくはん混合
物にアルキル(アルキル鎖−C24枝分れ約75%及びC18
状アルキル基25%の混合物)ベンゼンスルホン酸494gを
室温で0.5時間にわたり加える。この混合物にメタノー
ル585g及び水17.5gを加える。次いで混合物に二酸化炭
素126gを28℃に近い温度で4時間吹込む。次いで混合物
を2.5時間にわたり68℃に加熱して反応を終らせ、メタ
ノールを除き、EXXSOL D40(脂肪族炭化水素溶剤)200g
を加える。生じた混合物を140〜150℃に1時間加熱して
トルエン及び水を除き、濾過する。
生じた生成物はEXXSOL D40中の塩基性カルシウムスル
ホナートの溶液であり、その溶液は不揮発性物質80%、
カルシウム14.5%を含み、23℃で400mPaの粘度をもち、
この粘度はブルックフィールド粘度計により測定して異
なるずり速度下で±10%に一定であり、生成物のニュー
トン挙動を実証する。生成物は8のASTM D1500色をも
ち、トルエン中の25重量%溶液は10のガードナー等級を
もつ。
赤外分光は、この生成物中に分散した炭酸カルシウム
が無定形であることを示す。光散乱法はコロイド粒径が
約50Åであることを示す。
この生成物はそれ自体金属表面上に連続保護膜を形成
でき、その粒子の小粒径が表面の微小凹凸をすべて覆う
ことを可能にし、フィルムは180℃まで熱的に安定であ
る。ポリマーの添加は所要機械的性質を与える。
実施例1〜3 次の組成物を配合し、パーカライズド軟鋼試験パネル
上に200及び500μmに適用し、室温で3日間風乾した。
これらのコーティングはフィルム硬さ及び抗たるみ性
能に対して満足であるが、しかし−20℃でもろかった。
従って、それらは金属コーティングとして適するけれど
も、それらは自動車下部使用には変性を必要とする。
実施例4〜9 次の組成物を前記のものと同様に適用する。
これらのコーティングはすべて抗たるみ性能及び腐食
保護に対して満足であった。すべて(実施例9を除き)
−40℃でたわみ性であった。
実施例10〜12 次の組成物を前記のものと同様に適用した。
これらのコーティングはすべて満足な抗たるみ及び腐
食保護性能を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09D 123/08 C09D 123/08 133/06 133/06 201/00 201/00 (72)発明者 マシュー エデュアール マニュエル フランス エフ―76130 モン サン エーニャン リュー ド ラ マレ サ ン エーニャン 10 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 C09D 1/00 - 201/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 最大で100Åの粒径の、アルカリ
    土類金属のコロイド無定形過塩基化スルホナートを、溶
    剤以外の(a)、(b)及び(c)の全重量を基準にし
    て75〜99.9重量%、 (b) 溶剤又は可塑剤、及び (c) 該溶剤に溶解するポリマー物質又は該可塑剤と
    相溶性のポリマー物質を含む組成物。
  2. 【請求項2】成分(a)が過塩基化カルシウムスルホネ
    ートであるか又はそれを含む、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】少なくとも70重量%の固形分をもつ、請求
    項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】85重量%までの固形分をもつ、請求項3記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】スルホナートが溶剤以外の(a)、(b)
    及び(c)の全重量を基準にして80〜99.8重量%である
    請求項1又は2記載の組成物。
  6. 【請求項6】溶剤を含み、溶剤が脂肪族溶剤である請求
    項1又は2記載の組成物。
  7. 【請求項7】ポリマー物質がアクリル樹脂である請求項
    1又は2記載の組成物。
  8. 【請求項8】アクリル樹脂が50,000〜150,000の範囲内
    の分子量及び10〜55℃範囲内にガラス転移温度をもつ、
    請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】ポリマー物質が105〜140℃の範囲内の融点
    をもつペンタエリトリトールの重合したロジンエステル
    である請求項1又は2記載の組成物。
  10. 【請求項10】ポリマー物質がエチレン/酢酸ビニル、
    又はエチレン/アクリル酸コポリマーである請求項1又
    は2記載の組成物。
  11. 【請求項11】ポリマー物質がエチレン/アクリル酸/
    酢酸ビニルターポリマーである請求項1又は2記載の組
    成物。
  12. 【請求項12】請求項1又は2記載の組成物を塗布した
    金属表面、又は、請求項1又は2記載の組成物を塗布し
    た後に溶剤を除去した金属表面を有する物品。
  13. 【請求項13】請求項1又は2記載の組成物を含有する
    ことを特徴とする、金属表面を有する物品の金属表面を
    腐食から保護するためのコーティング用組成物。
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